JPH0635005B2 - 条鋼圧延における噛み遅れ制御方法 - Google Patents

条鋼圧延における噛み遅れ制御方法

Info

Publication number
JPH0635005B2
JPH0635005B2 JP61076237A JP7623786A JPH0635005B2 JP H0635005 B2 JPH0635005 B2 JP H0635005B2 JP 61076237 A JP61076237 A JP 61076237A JP 7623786 A JP7623786 A JP 7623786A JP H0635005 B2 JPH0635005 B2 JP H0635005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
rolling
biting
stand
delay control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61076237A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62230408A (ja
Inventor
巨三 石間伏
豊 市田
謙弌 鈴東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP61076237A priority Critical patent/JPH0635005B2/ja
Publication of JPS62230408A publication Critical patent/JPS62230408A/ja
Publication of JPH0635005B2 publication Critical patent/JPH0635005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/46Roll speed or drive motor control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は条鋼圧延に関し、特に、条鋼圧延においてロ
ール組替またはカリバー替したときのミスロールの発生
を防止するための圧延速度の制御方法に関する。
(従来の技術とその問題点) 条鋼圧延工場において粗列圧延機をロール組替またはカ
リバー替し、新しいカリバーで圧延する時は、圧延材が
スリップしやすいため、ミスロールの発生頻度が高い。
このため従来から、ロールにナーリングする、圧延
材の先端がロールに噛み込む瞬間に圧延材とロールの間
隙に摩擦剤(砂など)を投入する、などの手段がとられ
ていた。しかし上記については、圧延材表面に疵をつ
けることになり、条鋼製品の表面品質に悪影響を及ぼす
ので好ましくない。またについては今日、条鋼圧延工
場で一般的に実施されているが、摩擦剤投入者の不安全
行動を伴うことになり、安全作業確保のうえで大きな障
害となっている。
(発明の目的) この発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、条
鋼圧延においてロール組替またはカリバー替したときの
圧延材のスリップによるミスロールの発生を、作業者の
不安全行動を伴うことなく自動的に、かつ条鋼製品の表
面品質に悪影響を及ぼすことなく、確実に防止すること
ができる制御方法を提供することである。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、この発明による噛み遅れ制御
方法では、条鋼圧延において圧延材の先端が圧延スタン
ドのロールに噛み込まれるときの噛み込み速度を通常圧
延速度よりも低速に設定しておき、噛み込み後、通常圧
延速度にまで昇速するようにしている。
すなわち、条鋼圧延において圧延材の噛み込み速度がス
リップに関係する(圧延材の噛み込み速度が遅いほどス
リップしにくくなる)という圧延理論に着目し、圧延材
の先端がロールに噛み込まれる瞬間の圧延速度をできる
だけ低速にすることによってスリップ現象を消滅し、噛
み込み後に通常圧延速度にまで昇速しようとするもので
ある。
(実施例) 第1図は、この発明による噛み遅れ制御方法を適用した
条鋼圧延機の一構成例を示すブロック図である。図にお
いては粗列#1圧延スタンドおよび#2圧延スタンド2
のみを図示しており、これらの圧延スタンド1,2のロ
ール駆動モータ3,4は、モータドライバとして作用す
る速度調節器5を介して、図示しない圧延ライン制御用
のプロセスコンピュータから与えられる速度指令に応じ
て、例えば張力制御などの目的のため速度制御されてい
る。#1スタンド1および#2スタンド2には、圧延材
の噛み込み(以下メタルインという)を検知するための
ロードセルなどのメタルイン検出器6,7がそれぞれ配
設されている。メタルイン検出器6,7の検出信号は噛
み遅れ制御装置8に取込まれ、そこでは圧延材の先端が
ロールに噛み込まれるときの噛み込み速度を通常圧延速
度よりも低速に維持するための速度変化指令が作成され
る。なお図示の粗列は例えばロール組替直後であるもの
とし、この発明による噛み遅れ制御を行なっている間は
張力制御は行なわない(すなわち全スタンドに対し通常
速度指令が与えられる)ものとする。
第2図は、噛み遅れ制御装置8を詳細に示すブロック図
である。同図(a) の速度設定部9,10にはそれぞれ、
圧延材の先端が#1スタンド1および#2スタンド2に
メタルインするときの噛み込み速度の所望値が、通常圧
延速度に対する%値としてオペレータによりプリセット
される。また速度設定部11には常時、通常圧延速度を
意味する100%の値がプリセットされている。これら
のプリセット値はそれぞれ、スイッチ12〜14を介し
て次段に取込まれる。
第2図(b)は、上記スイッチ12〜14をON/OFF
制御するための構成例を示すブロック図である。この構
成によればまず、圧延開始を示すスタート信号の付与に
応答してスイッチ12がONされ、このとき他のスイッ
チ13,14はOFF状態にある。次にメタルイン検出
器6の検出信号(すなわち圧延材の先端が#1スタンド
1に噛み込んだことを示す信号)に応答してスイッチ1
2がOFFされるとともに、スイッチ13がONされ
る。そしてメタルイン検出器7の検出信号(すなわち圧
延材の先端が#2スタンド2に噛み込んだことを示す信
号)に応答してスイッチ13がOFFされるとともに、
スイッチ14がONされる。
以下、速度設定部9にプリセットされた#1スタンド1
の噛み込み速度の%値がa%であり、速度設定部10に
プリセットされた#2スタンド2の噛み込み速度の%値
がb%であるものとして、第3図を参照しつつ説明を行
なう。まず圧延が開始されてスイッチ12がONされる
と、速度割合R(通常速度に対する%値)を演算するた
めの速度割合演算部15には、速度設定部9にプリセッ
トされたa%が初期値として設定される。すなわち圧延
の開始においてはR=a%が速度割合演算部15から出
力され、この値は例えば図示しないプロセスコンピュー
タからの速度指令に乗算される。この速度指令は上述し
たように、噛み遅れ制御中においては全スタンドに対し
通常速度を指令しており、したがって圧延の開始時には
各スタンド1,2…は通常速度のa%の圧延速度にて駆
動される。
次に圧延材の先端が#1スタンド1に噛み込んでスイッ
チ13ONされると(第3図の時刻t1)、加減速調節
器16において加減速調節機能が働き始める。すなわち
現在の速度割合R(%)と速度設定部10にプリセット
された値b(%)との偏差ΔTが求められ、このΔTが
と比較される。ここでKは所定の加速率(%/se
c )である。そして、|ΔT|>|K|のときK=K
,|ΔT|≦|K|のときK=ΔTが速度割合演算
部15に与えられる。速度割合演算部15は与えられた
KによりR+Kを演算して、その演算結果を新たなRと
して出力する。この動作が繰り返されることにより速度
割合Rは時刻t1以後、加速率K(%/sec )で徐々
に増加して行き、R=b(%)となった時点(時刻t
2)で偏差ΔT=0となって、以後R=b(%)が維持
される。
そして時刻t3で圧延材の先端が#2スタンド2に噛み
込んでスイッチ14がONされると、速度設定部11に
プリセットされた値100(%)と現在の速度割合R
(%)との偏差ΔTに基づいて加減速調節器16が作動
を始め、速度割合Rは再び加速率K(%/sec )で増
加して行く。そしてR=100(%)となった時点(時
刻t4)で偏差ΔT=0となり、以後R=100(%)
が維持される。
以上のように変化しながら速度割合演算部15から出力
される速度割合Rは時々刻々に速度指令に乗算され、こ
れにより各スタンド1,2…の圧延速度は第3図のグラ
フに従って変化していく。このようにして、圧延材の先
端が#1,#2スタンド1,2にメタルインするときの
噛み込み速度は通常圧延速度よりも低速に保たれ、これ
により噛み込み時のスリップが防止されるとともに、#
2スタンド2へのメタルイン後に圧延速度は通常圧延速
度にまで昇速される。上記a,b,Kの値はスタンド
間距離や圧延材である条鋼の寸法,材質などにより異な
ってくるが、一例としてaを50%以下の値、bを70
〜90%の値、Kを3%/sec とすることができる。
なお、a,b,c,Kの値は、スタンド間距離や圧延
材である条鋼の寸法,材質などにより過去の経験に照ら
して経験的に求めることができる。なおこのような噛み
遅れ制御は一般的に圧延開始時の1本目に対してのみ適
用すればよく、1本目が通るとロール肌も荒れるので、
2本目以降は通常圧延速度であってもスリップしにくく
なる。
上述した噛み遅れ制御装置8はマイクロコンピュータを
用いても実現することができ、第4図はそのときの処理
手順を示すフローチャートである。圧延の開始によりま
ずステップS1で速度割合Rとして、プリセットしてあ
ったa(%)を出力し、ステップS2で#1スタンド1
へのメタルインを待機する。#1スタンドへのメタルイ
ンによりステップS3へと進み、目標速度割合Rとし
て、プリセットしてあったb(%)を登録する。
ステップS4ではRと現在のRとの偏差ΔTを求め、
続くステップS5で|ΔT|>|K|かどうかを判別
する。そしてステップS5における判断がYesのときス
テップS6へと進んでK=K、No のときステップS
7へと進んでK=ΔTとして、次のステップS8でR+
Kを演算する。この演算結果は新たなRとして出力され
る。この処理が#2スタンド2へのメタルインまで繰り
返えされ、速度割合Rは第3図の期間t1〜t3に示す
ように変化する。
#2スタンド2へのメタルインによりステップS9から
ステップS10へと進み、Rが100%に達したかどう
かが判別される。いまRは100%ではないのでステッ
プS11へと進み、R=100%であるかどうかが判
別される。いまR=b%であるのでステップS12へ
と進み、目標速度割合Rとして100%の値が登録さ
れる。そして上記ステップS4〜S8の処理が、ステッ
プS10における判断がYesになるまで(すなわちRが
100%に達するまで)繰り返され、R=100%とな
った時点で噛み遅れ制御は終了する。
なお、上述の実施例において、、制御対象スタンドを#
1スタンド1と#2スタンド2の2つのスタンドとした
が、制御対象スタンドの数およびいずれのスタンドを制
御対象スタンドとするかは任意である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、条鋼圧延にお
いてロール組替またはカリバー替したときの圧延材のス
リップによるミスロールの発生を、作業者の不安全行動
を伴うことなく自動的に、かつ条鋼製品の表面品質に悪
影響を及ぼすことなく、確実に防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、第2図は噛み遅
れ制御装置の構成例を示す図、第3図は速度割合の変化
を示す図、第4図はこの発明による処理手順を示すフロ
ーチャートである。 1,2……圧延スタンド 3,4……ロール駆動モータ 5……速度調節器 6,7……メタルイン検出器 8……噛み遅れ制御装置 9,10,11……速度設定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】条鋼圧延において圧延材の先端が圧延スタ
    ンドのロールに噛み込まれるときの噛み込み速度を通常
    圧延速度よりも低速に設定しておき、噛み込み後、通常
    圧延速度にまで昇速することを特徴とする、条鋼圧延に
    おける噛み遅れ制御方法。
  2. 【請求項2】制御対象スタンドを複数個選択してその各
    スタンドごとに、後段のスタンドに行くほど大きくなる
    ような噛み込み速度を予め設定しておく、特許請求の範
    囲第1項記載の条鋼圧延における噛み遅れ制御方法。
JP61076237A 1986-04-01 1986-04-01 条鋼圧延における噛み遅れ制御方法 Expired - Lifetime JPH0635005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61076237A JPH0635005B2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 条鋼圧延における噛み遅れ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61076237A JPH0635005B2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 条鋼圧延における噛み遅れ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62230408A JPS62230408A (ja) 1987-10-09
JPH0635005B2 true JPH0635005B2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=13599564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61076237A Expired - Lifetime JPH0635005B2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 条鋼圧延における噛み遅れ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0635005B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016214715A1 (de) * 2015-10-15 2017-04-20 Sms Group Gmbh Verfahren zum Walzen eines Walzgutes und Walzwerk
CN105710138A (zh) * 2016-04-14 2016-06-29 燕山大学 一种基于滞后补偿的冷轧板形闭环控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62230408A (ja) 1987-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4998427A (en) Method for rolling on-gauge head and tail ends of a workpiece
JP2501490B2 (ja) タンデム圧延機の板厚制御装置
JPS6016850B2 (ja) コ−ルドタンデムミルの圧延速度揃速方法
JPH0635005B2 (ja) 条鋼圧延における噛み遅れ制御方法
JPH0833911A (ja) 圧延機の速度制御装置
JP3743253B2 (ja) 調質圧延機の伸び率制御方法
JP2001150013A (ja) 連続圧延設備のインパクトドロップ補償方法
JPH0636932B2 (ja) タンデム圧延における間ピツチ制御方法
JPS5514136A (en) Control unit for rolling of steel bar product
JP3079913B2 (ja) 冷間タンデム圧延機の圧延制御方法
KR970000374B1 (ko) 선재압연설비에 있어서 선재분할방법
US4284937A (en) Load current detecting apparatus of direct current motors
JP2541311B2 (ja) 絞り圧延機の管端制御開始点学習方法
JPH08257831A (ja) クロップシャーの制御方法
JP2919998B2 (ja) 熱間圧延機の制御装置
JP2763490B2 (ja) 圧延機のスタンド間張力制御方法
JPH04344815A (ja) 張力制御装置
JP2553845B2 (ja) 熱延ミルにおけるストリツプの巻取制御方法
JPH02126B2 (ja)
JPH05293520A (ja) 圧延制御装置
JPH02125B2 (ja)
JPH0459113A (ja) 冷間圧延機のスリップ抑制方法
SU854477A1 (ru) Устройство дл формировани динамического момента в электроприводе моталки прокатного стана
JPH0237245B2 (ja)
JPH0573484B2 (ja)