JPH08256514A - トラクタの昇降操作装置 - Google Patents

トラクタの昇降操作装置

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JPH08256514A
JPH08256514A JP6906595A JP6906595A JPH08256514A JP H08256514 A JPH08256514 A JP H08256514A JP 6906595 A JP6906595 A JP 6906595A JP 6906595 A JP6906595 A JP 6906595A JP H08256514 A JPH08256514 A JP H08256514A
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angle
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Koji Koyama
浩二 小山
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操縦者のワンタッチ操作によってリフトアーム
3を上げ、下げするフィンガップレバー7を有するトラ
クタにおいて、不意のリフトアーム3の下降を防止して
安全を図る。 【構成】手動によるレバー操作で上げ信号又は下げ信号
を出してリフトアーム3を上動又は下動させるフィンガ
ップレバー7を有し、該リフトアーム3のリフト角を検
出するリフト角センサ25が、一定以上の角度を検出す
ることにより、該フィンガップレバー7の出力をカット
することを特徴とするトラクタの昇降操作装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタに三点リン
ク機構等を介して連結されるロータリ耕耘装置の作業機
をリフトアームによって昇降させるための昇降操作装置
に関し、手動によるワンタッチレバー操作で、リフアー
ムを上昇、又は下降させようとするものである。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】手
動によるワンタッチ操作でリフトアームを上昇、又は下
降するためのフィンガップレバーは、作業装置の昇降操
作性を高めるためには便利であるが、作業中や路上走行
中に操縦者が不用意に触れると、不意に下降して危険な
ことが多い。フィンガップレバー操作では、他の操作具
であるダイヤルやポジションレバー等によって上限と下
限とが設定されている間を、リフトアームが上昇、又は
下降させることが多く、このポジションレバーで下降位
置を選択していても、自動制御によって自動的にリフト
アームが上昇位置にあると、このフィンガップレバーの
操作で急に下降することがある。リフトアームが自動上
昇される場合としては、例えば、操向旋回時にステアリ
ングハンドルの操向角によって自動的にリフトアームを
上昇させて作業装置を非作業姿勢とするオートリフト制
御や、変速操作をバックにすることにより自動的にリフ
トアームを上昇させるバックアップ制御等を備えたトラ
クタに多い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、手動による
レバー操作で上げ信号又は下げ信号を出してリフトアー
ム3を上動又は下動させるフィンガップレバー7を有
し、該リフトアーム3のリフト角を検出するリフト角セ
ンサ25が、一定以上の角度を検出することにより、該
フィンガップレバー7の出力をカットすることを特徴と
するトラクタの昇降操作装置の構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】フィンガップレバー7を操作
すれば、リフトアーム3が上昇位置にあるときは下降さ
れ、下降位置にあるときは上昇される。このリフトアー
ム3が上昇位置にあるときは、リフト角センサ25の検
出によって、フィンガップレバー7の出力がカットされ
る。
【0005】このように、フィンガップレバー7は、操
縦者のワンタッチ操作によって、リフトアーム3の昇降
が行われるが、このリフトアーム3が上昇位置にあると
きは、このフィンガップレバー7が単に操作されただけ
ではリフトアーム3の下降は行われないため、該操作等
で不意に作業装置が下降されることがなく、安全なトラ
クタ作業を行うことができる。
【0006】
【実施例】トラクタ車体2は、前部のボンネット下にエ
ンジンEを有し、このエンジンEから後方へクラッチハ
ウジング8、及びミッションケース9等を連接して一体
構成とし、ミッションケース9の左右両側部にはリヤア
クスルハウジング10を設けて、後輪デフ装置11、デ
フ軸12、及び後車軸13等の伝動機構を内装し、後車
軸22から外側の後車輪4を駆動する構成としている。
【0007】操向ブレーキ5は、左右のアクスルハウジ
ング10の外側でデフ軸12端部に設けられ、摩擦ディ
スク形態とし、ブレーキアーム13を回動操作すること
により、プレッシャプレート14をカム15に案内させ
て回動させることによって、摩擦ディスクを圧接させて
制動する構成としている。16はデフロックメタル17
を操作するデフロックアームである。18はフェンダ、
19は運転席、20はリフトアーム3を回動する油圧シ
リンダや昇降制御弁35等を有する油圧ケースである。
21は前車輪で、ステアリングハンドル1によって操向
連動する。
【0008】ステアリングハンドル1の操向角は、ポテ
ンショメータからなる操向角センサ23によって検出
し、この検出値をマイコンを有するコントローラCPU
へ入力できる。又、前記ポジションレバー6の操作角
は、ポテンショメータからなるレバー角センサ24によ
って検出し、この検出値をコントローラCPUへ入力で
きる。又、前記リフトアーム3は、車体2後部に連結の
三点リンク機構等を連結して昇降するものであるが、こ
のリフトアーム3の上下回動位置は、ポテンショメータ
等からなるリフト角センサ25によって検出して、コン
トローラCPUへ入力する。又、この三点リンク機構に
連結されるロータリ耕耘装置の耕耘深さを設定する耕深
設定ダイヤル26を、前記ポジションレバー6と近くの
フェンダー18部に設け、この耕深設定値をコントロー
ラCPUへ入力する構成としている。34は車速センサ
で、前記ステアリングハンドル1による切り角は、この
車速に対する比率として演算される。
【0009】前記操向ブレーキ5のブレーキアーム13
には、ブレーキペタル27との間をロッド28で連結さ
れ、左右いずれかのブレーキペタル27を踏むことによ
って、この踏込側の操向ブレーキ5を制動しうる構成と
なっている。左右の各ブレーキペタル27には油圧で伸
縮されるブレーキシリンダ29が連結されて、前記コン
トローラCPUからのソレノイド32出力により油圧回
路31の切替弁30が切替えられて、自動的に操向ブレ
ーキ5が制動される構成となっている。
【0010】なお、前記油圧回路31は、油圧ポンプP
1から減圧弁36を介して、切替弁30、及び左右のブ
レーキシリンダ29L,29Rに連絡している。前記リ
フトアーム3を上下回動するための油圧シリンダ37
は、昇降制御弁35の上げソレノイドバルブ35U、下
げソレノイドバルブ35D等によって伸縮される。38
は分流弁である。39はステアリングハンドル1の操向
操作で前車輪21を操向駆動するオービットロール等か
らなるパワステであり、油圧ポンプP2からの油圧供給
を受ける。Tはタンクポートである。
【0011】圃場Aにおいて、トラクタによる耕耘装置
の耕耘作業Bにあっては、オートリフト制御AL、及び
オートブレーキ制御ABモードを指定しておけば、往作
業行程Fの終端部では、ステアリングハンドルの操作が
操向角センサ23で検出されているから、この切り角が
一定以上の旋回角になると、オートリフトアップALU
が制御されるもので、コントローラCPUからの出力
で、上げソレノイドバルブ35Uが出力されて、リフト
アーム3が上昇され、耕耘装置が非耕耘位置へ上げられ
る。これとほぼ同時に左操向であれば、ソレノイドバル
ブ29Lが出力されて、左操向ブレーキ5が制動され
て、左旋回を正確に行う。
【0012】フィンガップレバー7は、ステアリングハ
ンドル1の下部におけるステアリングポスト部に配置さ
れて、上方へ引くことによりフィンガップスイッチ44
がONして、コントローラCPUから前記上げソレノイ
ドバルブ35U又は下げソレノイドバルブ35Dを出力
しうる。又、前記ポジションレバー6近のフェンダ18
部には、耕深調節する耕深設定ダイヤル40と共に、リ
フトアーム3の上昇位置(上限位置)を設定する上限設
定ダイヤル41を設ける。
【0013】フィンガップレバー7の操作でフィンガッ
プスイッチ44をONすることによって、前記コントロ
ーラCPUを介して上げソレノイドバルブ35U、又は
下げソレノイドバルブ35Dを出力して、リフトアーム
3を上限設定ダイヤル41で設定された上限位置まで、
又はポジションレバー6で設定された下限位置まで連続
して作動させる。
【0014】フィンガップレバー7の操作によるリフト
アーム3の上,下動の作動方向の基準位置である「一定
以上の角度θ」は、前記上限位置設定ダイヤル41によ
る設定角度であってもよく、又、これ以外に非作業位置
として特別に設定された角度であってもよい。リフトア
ーム3がこれら一定以上の角度θに達したかどうかは、
リフトアーム25の基部におけるリフト角センサ25に
よって常時検出されていて、フィードバックされる。
【0015】トラクタ作業時の操向旋回は、オートリフ
トブレーキ制御ALBによってもよく、又、フィンガッ
プレバー7を用いてもよい。オートリフトブレーキ制御
ALBによるときは、前記のようにステアリングハンド
ル1の操向によって、操向角センサ23が一定切り角を
検出することによって、作業位置の耕耘装置が自動的に
上昇されると共に、操向側の操向ブレーキ5が制動され
て、旋回される。又、フィンガップレバー7を操作する
ときは、圃場Aの往行程Fの終端でステアリングハンド
ル1を操向すると共に、フィンガップレバー7を操作B
すると、作業位置のリフトアーム3のリフト角センサ2
5は前記一定角θよりも下位、乃至下限位置にあるか
ら、リフトアーム3は上昇されて上限位置に達して旋回
Sし易くなる。又、旋回Sが終った位置Cでこのフィン
ガップレバー7を操作すると、耕耘装置を上限位置に上
昇させているリフトアーム3は下降されて、ポジション
レバー6で決められた作業位置まで下り、復行程Rの作
業に移る。このように、旋回操作は、ステアリングハン
ドル1とフィンガップレバー7とによる簡単な操作で迅
速、的確に行いうる。
【0016】トラクタ作業において、前記オートリフト
ブレーキ制御ALBによる操向旋回時には、リフトアー
ム3が上限位置にあって、リフト角センサ25によって
一定以上の角度θが検出されているから、フィンガップ
レバー7によるフィンガップスイッチ44はONされて
も無効となって出力されず、このためリフトアームの下
降は行われない。又、リフト角センサ25による検出が
一定以上の角度θに達しないときは、フィンガップスイ
ッチ44のONによって上昇される。
【0017】前記のようにオートリフトアップ制御AL
Uや、バックアップ制御にあっては、ポジションレバー
6が下げ位置にあって、耕耘装置33が所定耕耘作業深
さの位置にあっても、非作業位置、上限位置、又はθ角
度位置にまで上昇されて維持されることがある。このよ
うなとき何らかの誤りでフィンガップレバー7によって
フィンガップスイッチ44がONされることとなって
も、リフトアーム3の下降は行われない。
【0018】図6において、上例と異なる点は、前記リ
フトアーム3の角度を検出するリフト角センサ25、又
は、ポジションレバー6操作角を検出するポジションセ
ンサ42の一定角θの検出によって、フィンガップレバ
ー7によるフィンガップスイッチ44の有効、無効を決
定する。しかも、この有効、無効の決定は旋回後の経過
時間により行われる。従って、路上走行時では、通常ポ
ジションレバー6が上げ位置にあるため、フィンガップ
スイッチ44はONされても無効となり、リフトアーム
3は下降されない。
【0019】図7において、上例と異なる点は、走行伝
動の変速位置が路上走行時のように、低速域の一速,二
速の如き作業速に対して高速域の三速,四速の路上走行
速に変速されたときは、前記フィンガップスイッチ44
によるリフトアーム3の下動を牽制する。43は電子的
に変速シフトする変速位置を検出する検出器である。
又、動力取出軸の伝動の入り切りを検出するセフティス
イッチ45と連動して、動力取出軸のクラッチが入りの
とき、フィンガップレバー44の操作を有効とし、動力
取出軸のクラッチ切りのときフィンガップレバーの操作
を無効として、動力取出クラッチと走行変速位置とでフ
ィンガップレバー7を牽制することにより、安全を確保
する。
【0020】図8において、上例と異なる点は、4WD
モード切替スイッチ46が走行位置にあるときは、フィ
ンガップスイッチ44のONを無効とする構成とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図、その一部のフローチャート。
作業行程図。
【図2】トラクタの側面図。
【図3】その一部平面図。
【図4】そのミッションケース部の背面図。
【図5】油圧回路図。
【図6】一部別実施例を示すブロック図、そのフローチ
ャート。
【図7】一部別実施例を示すブロック図、そのフローチ
ャート。
【図8】一部別実施例を示すブロック図、そのフローチ
ャート。
【符号の説明】
3 リフトアーム 7 フィンガップレバー 25 リフト角センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動によるレバー操作で上げ信号又は下
    げ信号を出してリフトアーム3を上動又は下動させるフ
    ィンガップレバー7を有し、該リフトアーム3のリフト
    角を検出するリフト角センサ25が、一定以上の角度を
    検出することにより、該フィンガップレバー7の出力を
    カットすることを特徴とするトラクタの昇降操作装置。
JP06906595A 1995-03-28 1995-03-28 トラクタの昇降操作装置 Expired - Fee Related JP3601100B2 (ja)

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