JPH08255040A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH08255040A
JPH08255040A JP7059128A JP5912895A JPH08255040A JP H08255040 A JPH08255040 A JP H08255040A JP 7059128 A JP7059128 A JP 7059128A JP 5912895 A JP5912895 A JP 5912895A JP H08255040 A JPH08255040 A JP H08255040A
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JP
Japan
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self
diagnosis
level
printing apparatus
job
Prior art date
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Application number
JP7059128A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kitani
秀之 木谷
Kunio Okada
邦男 岡田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷装置本体をスリープモードへ移行させる
タイミングを最適化することができる。 【構成】 タイマTM1およびイマTM2により並行し
て同時に計時されるぞれぞれのタイマ計時終了状態を監
視して、CPU208がスリープモード処理開始タイミ
ングまたはジョブタイムアウト処理開始タイミングを決
定する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機構部への電力の
供給を遮断、あるいは低く抑えることによる節電機能を
有する印刷装置に係り、所定の診断項目に従って内部状
態を自己診断する機能を備えた印刷装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷装置では、印刷装置
内にデータがなくなってからタイマをスタートし、一定
時間データを受信しなければスリープモードへ移行して
いた。つまり、印刷装置内にデータがあれば、まず、最
初にデータの処理を終了し排紙するためのタイマをスタ
ートし、一定時間データを受信しなければジョブタイム
アウト処理を行ない、その後、改めてスリープモードへ
移行するためのタイマをスタートしており、合わせて2
度タイマをスタートしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、スリープモー
ドへ移行するまでに必要以上に時間を要し、無駄に電力
を消費していた。
【0004】ここで、スリープモードへの移行をタイマ
で制御するのは、一旦スリープモードへ移行し、印刷機
構部への電力の供給を遮断すると、再度電力の供給を開
始しても印刷可能な状態に復帰するまでの一定の時間を
要し、次のデータを受信した時のレスポンスが悪くなる
ためである。
【0005】しかしながら、電力の供給を受けてから印
刷可能な状態に復帰するまでの時間がゼロに近い印刷機
構においては、スリープモードへの移行をタイマで制御
する必要がない。
【0006】また、自己診断処理については電源投入時
にフルチェックを1回だけ行なっていた。従って、電源
投入時の自己診断処理(正常印刷可能かどうかをチェッ
クする複数の処理、例えばRAMの診断等)のため印刷
が可能な状態になるまで時間を要していた。また、電源
投入後に発生した異常については、これを検出すること
はできなかった。
【0007】また、RAMの診断にはRAMへの書き込
みが伴うため、RAMの診断は電源投入時しか行なえな
い等の幾多の問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第12の発
明の目的は、ジョブタイムアウト後に行うスリープモー
ドへの移行タイミングを決定するタイマの起動タイミン
グを制御することにより、印刷装置本体をスリープモー
ドへ移行させるタイミングを最適化することができると
ともに、自己診断項目がそれぞれ異なる自己診断レベル
に基づいて自己診断を行うことにより、必要な自己診断
項目のみの診断を最適なタイミングで短時間に診断でき
る印刷装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、ホストからの印刷情報待機時には印刷機構部への電
力供給状態を遮断状態あるいは低減状態に遷移させるス
リープモード処理を行う第1の制御手段と、所定の印刷
ジョブの実行中に一定時間データを受信しない場合に前
記印刷ジョブを終了して自動的に排紙させるジョブタイ
ムアウト処理を行う第2の制御手段とを備える印刷装置
において、所望の待機時間を計時する第1のタイマ手段
と、所望のジョブタイムアウト時間を計時する第2のタ
イマ手段と、前記第1のタイマ手段および前記第2のタ
イマ手段により並行して同時に計時されるぞれぞれのタ
イマ計時終了状態を監視して前記第1の制御手段による
前記スリープモード処理開始タイミングまたは前記第2
の制御手段による前記ジョブタイムアウト処理開始タイ
ミングを決定するタイミング制御手段とを設けたもので
ある。
【0010】本発明に係る第2の発明は、ホストからの
印刷情報待機時には印刷機構部への電力供給状態を遮断
状態あるいは低減状態に遷移させるスリープモード処理
を行う第1の制御手段と、所定の印刷ジョブの実行中に
一定時間データを受信しない場合に前記印刷ジョブを終
了して自動的に排紙させるジョブタイムアウト処理を行
う第2の制御手段とを備える印刷装置において、所望の
ジョブタイムアウト時間を計時する第1のタイマ手段
と、前記第1のタイマ手段による前記所望のジョブタイ
ムアウト時間の計時状態に基づいて前記第2の制御手段
が開始した前記ジョブタイムアウト処理終了後、前記第
1の制御手段による前記スリープモード処理を開始させ
るタイミング制御手段とを設けたものである。
【0011】本発明に係る第3の発明は、ホストからの
印刷情報待機時には印刷機構部への電力供給状態を遮断
状態あるいは低減状態に遷移させるスリープモード処理
を行う第1の制御手段と、所定の印刷ジョブの実行中に
一定時間データを受信しない場合に前記印刷ジョブを終
了して自動的に排紙させるジョブタイムアウト処理を行
う第2の制御手段とを備える印刷装置において、所望の
ジョブタイムアウト時間を計時する第1のタイマ手段
と、前記第1のタイマ手段による前記所望のジョブタイ
ムアウト時間の計時前に、前記印刷ジョブの終了状態を
判定する判定手段と、この判定手段が前記印刷ジョブが
終了していると判定した場合に、前記第1の制御手段に
よる前記スリープモード処理を開始させるタイミング制
御手段とを設けたものである。
【0012】本発明に係る第4の発明は、ホストからの
印刷情報待機時には印刷機構部への電力供給状態を遮断
状態あるいは低減状態に遷移させるスリープモード処理
を行う第1の制御手段と、所定の印刷ジョブの実行中に
一定時間データを受信しない場合に前記印刷ジョブを終
了して自動的に排紙させるジョブタイムアウト処理を行
う第2の制御手段と、複数の自己診断項目の状態が正常
状態かどうかを診断する自己診断手段とを有する印刷装
置において、印刷装置本体の状態に応じて前記自己診断
手段が実行すべき自己診断のレベルを決定するレベル決
定手段と、このレベル決定手段により決定された前記レ
ベルに基づいて前記自己診断手段が自己診断するタイミ
ングを決定する自己診断タイミング決定手段とを設けた
ものである。
【0013】本発明に係る第5の発明は、印刷装置本体
で印刷された総印刷枚数を記憶する不揮発性記憶手段と
を設け、電源投入時に、前記不揮発性記憶手段に記憶さ
れた前記総印刷枚数に基づいて診断レベル決定手段が自
己診断レベルを決定するものである。
【0014】本発明に係る第6の発明は、電源投入時に
押下される所定のキー情報を解析して診断レベル決定手
段が自己診断レベルを決定するものである。
【0015】本発明に係る第7の発明は、自己診断手段
は、印刷装置本体各部の部品交換状態に基づいて前記部
品に対応した自己診断項目を自動診断するものである。
【0016】本発明に係る第8の発明は、自己診断タイ
ミング決定手段が決定した電源投入タイミング時と印刷
装置本体が待機タイミング時とスリープモードに移行す
るタイミング時とで、診断レベル決定手段が異なる自己
診断レベルに基づいて前記印刷装置本体の状態に応じて
自己診断手段により複数回自己診断させるものである。
【0017】本発明に係る第9の発明は、自己診断手段
が電源投入時に実行すべき所望の自己診断レベルを選択
する第1の選択手段と、この第1の選択手段により選択
された自己診断レベルを記憶する第1の記憶手段とを設
け、自己診断手段が電源投入時に、前記第1の記憶手段
に記憶された自己診断レベルに基づいて自己診断項目を
自動診断するものである。
【0018】本発明に係る第10の発明は、自己診断手
段が印刷装置本体が待機時に実行すべき所望の自己診断
レベルを選択する第2の選択手段と、この第2の選択手
段により選択された自己診断レベルを記憶する第2の記
憶手段とを設け、自己診断手段が電源投入時に、前記第
2の記憶手段に記憶された自己診断レベルに基づいて自
己診断項目を自動診断するものである。
【0019】本発明に係る第11の発明は、自己診断手
段がスリープモードに移行する直前に実行すべき所望の
自己診断レベルを選択する第3の選択手段と、この第3
の選択手段により選択された自己診断レベルを記憶する
第3の記憶手段とを設け、自己診断手段が電源投入時
に、前記第3の記憶手段に記憶された自己診断レベルに
基づいて自己診断項目を自動診断するものである。
【0020】本発明に係る第12の発明は、自己診断項
目中の1つは、少なくとも揮発性記憶媒体に記憶された
内容を保証しながら診断するメモリチェックであるもの
である。
【0021】
【作用】第1の発明においては、第1のタイマ手段およ
び前記第2のタイマ手段により並行して同時に計時され
るぞれぞれのタイマ計時終了状態を監視してタイミング
制御手段が前記第1の制御手段による前記スリープモー
ド処理開始タイミングまたは前記第2の制御手段による
前記ジョブタイムアウト処理開始タイミングを決定し
て、第1の制御手段によるスリープモード処理開始タイ
ミングを決定するまでに要する時間を短縮して、電力消
費を抑えることを可能とする。
【0022】第2の発明においては、第1のタイマ手段
による前記所望のジョブタイムアウト時間の計時状態に
基づいて前記第2の制御手段が開始した前記ジョブタイ
ムアウト処理終了後、タイミング制御手段が前記第1の
制御手段による前記スリープモード処理を開始させ、ジ
ョブタイムアウト処理に引き続き、第1の制御手段によ
るスリープモード処理を開始して、電力消費を抑えるこ
とを可能とする。
【0023】第3の発明においては、第1のタイマ手段
による前記所望のジョブタイムアウト時間の計時前に、
判定手段が前記印刷ジョブが終了していると判定した場
合に、タイミング制御手段が第1の制御手段による前記
スリープモード処理を開始させ、印刷ジョブが終了と同
時にスリープ状態に移行して電力消費を抑えることを可
能とする。
【0024】第4の発明においては、レベル決定手段に
より決定された前記レベルに基づいて自己診断タイミン
グ決定手段が前記自己診断手段が自己診断するタイミン
グを決定して、印刷状態に応じて決定される各レベルに
応じた自己診断項目のみを短時間に診断することを可能
とする。
【0025】第5の発明において、電源投入時に、前記
不揮発性記憶手段に記憶された前記総印刷枚数に基づい
て診断レベル決定手段が自己診断レベルを決定して、印
刷装置本体の印刷使用頻度に応じて電源投入時に必要な
自己診断項目のみを短時間に診断することを可能とす
る。
【0026】第6の発明において、電源投入時に押下さ
れる所定のキー情報を解析して診断レベル決定手段が自
己診断レベルを決定して、ユーザが電源投入時に必要で
あると意図する自己診断項目のみを短時間に診断するこ
とを可能とする。
【0027】第7の発明において、自己診断手段は、印
刷装置本体各部の部品交換状態に基づいて前記部品に対
応した自己診断項目を自動診断して、交換された部品に
伴って必要な自己診断を自動的に行うことを可能とす
る。
【0028】第8の発明において、自己診断タイミング
決定手段が決定した電源投入タイミング時と印刷装置本
体が待機タイミング時とスリープモードに移行するタイ
ミング時とで、診断レベル決定手段が異なる自己診断レ
ベルに基づいて前記印刷装置本体の状態に応じて自己診
断手段により複数回自己診断させ、印刷装置本体の状態
に応じた適切なタイミングで必要な自己診断項目のみを
印刷処理に支障を与えることなく効率よく診断可能とす
る。
【0029】第9の発明において、電源投入時に、前記
第1の記憶手段に記憶された自己診断レベルに基づいて
自己診断手段がが自己診断項目を自動診断して、電源投
入時における自己診断レベルをユーザが任意に選択する
ことを可能とする。
【0030】第10の発明において、印刷装置本体が待
機時に、前記第2の記憶手段に記憶された自己診断レベ
ルに基づいて自己診断手段がが自己診断項目を自動診断
して、印刷装置本体が待機時における自己診断レベルを
ユーザが任意に選択することを可能とする。
【0031】第11の発明において、スリープモードに
移行する直前に、前記第3の記憶手段に記憶された自己
診断レベルに基づいて自己診断手段がが自己診断項目を
自動診断して、スリープモードに移行する直前における
自己診断レベルをユーザが任意に選択することを可能と
する。
【0032】第12の発明において、自己診断項目中の
1つは、少なくとも揮発性記憶媒体に記憶された内容を
保証しながら診断するメモリチェックとし、電源投入時
以外のタイミングで揮発性記憶媒体の自己診断を可能と
する。
【0033】
【実施例】以下、本発明をレーザビームプリンタ(以
下、LBPと略す)に適用し、図面を用いて更に詳細に
説明する。
【0034】本実施例の構成を説明する前に、本実施例
を適用するLBPの構成を図1を参照して説明する。
【0035】図1は、本発明に適用可能な印刷装置の内
部構造を示す断面図であり、例えばレーザビームプリン
タ(LBP)に対応し、該LBPはデータ源となる外部
に接続されているホストコンピュータ(図2の201)
から文字パターンの登録やフォームデータ(定型書式)
等の登録が行なえるように構成されている。
【0036】図において、100はLBP本体であり、
外部に接続されているホストコンピュータ(図2の20
1)から供給される文字情報(文字コード)やフォーム
情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するととも
に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォ
ームパターン等を作成し、記憶媒体である記録用紙上に
像を形成する。
【0037】113は操作のためのスイッチおよびプリ
ンタの状態を表示するLED表示器やLCD表示器等が
配されている操作パネル、101はLBP100全体の
制御およびホストコンピュータから供給される文字情報
等を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリン
タ制御ユニット101は主に文字情報を対応する文字パ
ターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ102に
出力する。
【0038】レーザドライバ102は半導体レーザ10
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光1
04をオン・オフ切替する。レーザ光104は回転多面
鏡105で左右方向に振られて静電ドラム106上を走
査する。これにより、静電ドラム106上には文字パタ
ーンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム1
06周囲の現像ユニット(トナーカートリッジ)107
によって現像された後、記録用紙に転写される。この記
録用紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙は
LBPに装着した用紙カセット108に収納され、給紙
ローラ109および搬送ローラ110と111とにより
装着内に取り込まれて、静電ドラム106に供給され
る。
【0039】112は定着器であり、記録用紙に転写さ
れたトナー(粉末インク)を熱と圧力により記録用紙に
固定する。
【0040】図2は、図1に示したプリンタ制御ユニッ
ト101の概略構成を示すブロック図である。
【0041】この図に示すように、プリンタ制御ユニッ
ト101を含むLBPの制御系は、印刷情報の発生源で
ある、ホストコンピュータ201より送られてきた文字
コードや、外字フォントあるいはフォーム情報またはマ
クロ登録情報等からなるデータ213とを入力し、ペー
ジ単位で文書情報等を印刷するようにしている。
【0042】図において、202はホストコンピュータ
201と各種情報をやり取りする入出力インタフェース
部、203は入出力インタフェース部202を介して入
力された各種情報を一時記憶する入力バッファメモリ
(入力バッファ)である。204は文字パターン発生器
で、文字の幅や高さ等の属性や実際の文字パターンのア
ドレスが格納されているフォント情報部217、文字パ
ターン自身が格納されている文字パターン部218、お
よびその読み出し制御プログラムからなる。読み出し制
御プログラムはROM214に含まれ、文字コードを入
力するとそのコードに対応する文字パターンのアドレス
を算出するコードコンバート機能をも有している。
【0043】205はRAMで、文字パターン発生器2
04より出力された文字パターンを記憶するフォントキ
ャッシュ領域207、ホストコンピュータ201より送
られてきた外字フォントやフォーム情報および現在の印
字環境等を記憶する記憶領域206を含んでいる。この
ように、一旦文字パターンに展開したパターン情報をフ
ォントキャッシュとしてフォントキャッシュ領域207
に記憶しておくことにより、同じ文字を印刷する時に再
度同じ文字を復号してパターン展開する必要がなくなる
ため、文字パターンへの展開が速くなる。
【0044】208はプリンタの制御系全体を制御する
ためのCPUで、ROM214に記憶されたCPU20
8の制御プログラムにより装置全体の制御を行なってい
る。209は入力データ213を元に生成される内部的
なデータ群である中間バッファである。1ページ分のデ
ータの受信が完了し、それらがよりシンプルな内部デー
タに変換されて中間バッファに蓄えられた後、印刷イメ
ージとして記憶するのがフレームバッファ210であ
り、少なくともフルペイントの場合は1ページ分、パー
シャルペイントの場合は2バンド分の印字イメージを記
憶することができる。
【0045】211は出力インタフェース部で、フレー
ムバッファ210よりのパターン情報に対応したビデオ
信号を発生し、ページプリンタ印字部212との間でイ
ンタフェース制御を実行している。212はページプリ
ンタ印刷部で、出力インタフェース部211よりのビデ
オ信号を入力し、このビデオ信号に基づいた画像情報を
印刷するページプリンタの印刷機構部分である。215
は一般のEEPROM等で構成するNVRAMである。
216はLBPからホストコンピュータ201に送信さ
れるデータである。次に本実施例のLBPにおいて、C
PU208によるスリープモードへの移行の制御手順を
フローチャート、図3を参照して説明する。
【0046】図3は本発明に係る印刷装置の第1のプリ
ンタ制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(17)は各ステップを示す。
【0047】先ず、後述する自己診断ルーチンを実行し
(1)、次いで、入力バッファ203にデータがあるか
否かを判断し(2)、データがあればステップ(3)で
1命令を取り込む。さらにステップ(4)でそれが排紙
命令であるか否かを判断し、排紙命令でない場合にはス
テップ(5)でそのデータを中間バッファ209に書き
込みステップ(2)に戻る。
【0048】一方、ステップ(4)で排紙命令であると
判断された場合は、ステップ(6)で排紙処理を行な
い、ステップ(2)に戻る。
【0049】なお、ここで行なう排紙処理とは中間バッ
ファ209のデータをフレームバッファ210に書き込
み、それを用紙に印刷し、中間バッファ209とフレー
ムバッファ210をクリアすることである。
【0050】一方、ステップ(2)で入力バッファ20
3にデータがないと判断された場合にはステップ(7)
でジョブタイムアウトタイマtimer-1 を、さらに、ステ
ップ(8)でスリープタイマtimer-2 を各々スタートす
る。次に、ステップ(9)で入力バッファ203にデー
タがあるか否かを判断し、データがあればステップ
(2)に戻る。
【0051】一方、ステップ(9)で入力バッファ20
3にデータがなければステップ(10)に進み、ジョブ
タイムアウトタイマtimer-1 をチェックし、所定の時間
が経過したか否かを判断し、所定の時間が経過していな
ければステップ(9)に戻り、入力バッファ203をチ
ェックする。なお、本実施例における所定の時間とは操
作パネル113より指定された時間であり、5秒,15
秒,30秒,60秒,180秒の中から選択することが
できる。
【0052】一方、ステップ(10)で所定の時間が経
過したと判断された場合にはステップ(11)に進み、
中間バッファ209にデータがあるか否かを判断し、も
しデータがあればステップ(12)でステップ(6)と
同様の排紙処理を行なった後ステップ(13)に進み、
データがなければ直接ステップ(13)に進む。
【0053】ステップ(13)では入力バッファ203
にデータがあるか否かを判断し、データがあればステッ
プ(2)に戻る。
【0054】一方、ステップ(13)で入力バッファ2
03にデータがなければステップ(14)に進み、スリ
ープタイマtimer-2 をチェックし、所定の時間が経過し
たか否かを判断し、所定の時間が経過していなければス
テップ(13)に戻り、入力バッファ203をチェック
する。なお、本実施例における所定の時間とはジョブタ
イムアウトタイマと同様に操作パネル113より指定さ
れた時間であり、5秒,15秒,30秒,60秒,18
0秒の中から選択することができる。
【0055】一方、ステップ(14)で所定の時間が経
過したと判断された場合にはステップ(15)に進み、
スリープモードへの移行処理を行なう。なお、本実施例
ではプリンタの印刷機構部212への電力の供給停止、
および操作パネル113上のLED/LCD表示器の消
灯を行なう。
【0056】そして、スリープモード移行後はステップ
(16)で絶えず入力バッファ203のチェックを行な
う。データが受信されると直ちにステップ(17)に進
み、スリープモードからの復帰処理を行なう。ここで
は、印刷機構部212への電力の供給再開、および操作
パネル113上のLED/LCD表示器の再点灯を行な
う。
【0057】図4は、図3に示した自己診断処理ルーチ
ンの詳細手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0058】電源が投入されると、まず、プログラムR
OM214のチエックサムのチエックをし(1)、次い
で、フォントROM情報部217のチェックサムのチェ
ックをし(2)、さらに、フォントROMパターン部2
18のチェックサムのチェックをする(3)。
【0059】次いで、入力バッファメモリ203、記憶
領域206、フォントキャッシュ領域207、中間バッ
ファ209、およびフレームバッファ210となるRA
MのWrite/Readをチエックし(4)、入出力
インタフェース部202のチェックをし(5)、操作パ
ネル113のチェックを行い(6)、印刷機構部212
のチェックを行う(7)。そして、自己診断処理を終え
るとホストコンピュータ201から送信されるデータの
処理を開始する。 〔第2実施例〕上記実施例(第1実施例)ではジョブタ
イムアウトタイマとスリープタイマとが独立していた
が、本実施例(第2実施例)では、共通のタイマを用い
ジョブタイムアウトが起これば自動的にスリープモード
へ移行することを特徴としている。
【0060】以下、本実施例における制御手順を図5に
示すフローチャートを参照して説明するが、第1実施例
の場合とほぼ同じであるため、処理が異なるステップの
みを説明する。
【0061】図5は本発明に係る印刷装置の第2のプリ
ンタ制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(14)は各ステップを示す。
【0062】第1実施例では、ステップ(7)でジョブ
タイムアウトタイマを、ステップ(8)でスリープタイ
マを各々スタートしていたが、本実施例ではステップ
(7)で共通タイマとしてのタイマtimer-1 のみをスタ
ートし、timer-2 は使用しない。
【0063】また、第1実施例のステップ(11),
(12)に対応するジョブタイムアウト処理はステップ
(10),(11)であるが、このジョブタイムアウト
処理が終了するとステップ(12)に進み、第1実施例
と同様のスリープモードへの移行処理を行なう。
【0064】以上説明したように、第2実施例の印刷装
置によれば、印刷ジョブが終了すると直ちにスリープモ
ードへ移行でき、第1実施例の印刷装置よりも電力消費
量を抑えることができる。 〔第3実施例〕上記第2実施例では印刷データが無くな
ってもジョブタイムアウトが発生するまではスリープモ
ードへ移行しなかったが、第3実施例では印刷データが
無くなると直ちにスリープモードへ移行することを特徴
とする。
【0065】以下、第3実施例における制御手順を図6
に示すフローチャートを参照して説明するが、上記第2
実施例の場合とほぼ同じであるため、処理が異なるステ
ップのみを説明する。
【0066】図6は本発明に係る印刷装置の第3のプリ
ンタ制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(14)は各ステップを示す。
【0067】ステップ(2)で入力バッファ203にデ
ータが無いと判断されると、ステップ(7)に進み、中
間バッファ209に印刷データがあるか否かを調べ、中
間バッファ209に印刷データが無い場合は、ステップ
(12)に進み、直ちにスリープモードへの移行を開始
する。
【0068】一方、ステップ(7)で中間バッファ20
9に印刷データが有ると判断された場合は、ステップ
(8)に進み、第2実施例の場合と同様にタイマtimrー1
をスタートする。
【0069】なお、本実施例では第2実施例のステップ
(10)で行なっていた中間バッファ209のチェック
に対応する処理は不要となるため、これは行なわない。
【0070】以上説明したように、第3実施例の印刷装
置によれば、印刷データが無くなると直ちにスリープモ
ードへ移行でき、第2実施例の印刷装置よりも更に電力
消費量を抑えることができる。
【0071】これは電力の供給を受けてから印刷可能な
状態に復帰するまでの時間がゼロに近い印刷機構におい
て特に効果的である。 〔第4実施例〕上記第1〜第3実施例の自己診断処理
は、電源投入時に装置全体について1回だけ行なってい
た。
【0072】本実施例では電源投入時だけでなく、スリ
ープモード移行時、およびスリープモード中にも自己診
断を行ない、その診断内容を操作パネル113により指
定することができることを特徴とする。
【0073】以下、本実施例における制御手順を図7に
示すフローチャートを参照して説明するが、上記第2実
施例の場合とほぼ同じであるため、処理が異なるステッ
プのみを説明する。
【0074】図7は本発明に係る印刷装置の第4のプリ
ンタ制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(17)は各ステップを示す。
【0075】上記第2実施例ではステップ(1)で装置
全体の自己診断処理を行なっていたが、本実施例ではス
テップ(1)で行なう自己診断処理について、診断する
内容を操作パネル113等により自己診断処理レベルを
指定することができる。なお、本実施例において、指定
可能な処理レベルは以下の5つである。
【0076】第1レベル(レベル1)の自己診断処理、
第2レベル(レベル2)の自己診断処理(後述する図8
の処理に対応する)、第3レベル(レベル3)の自己診
断処理(後述する図9の処理に対応する)、第4レベル
(レベル4)の自己診断処理(後述する図10の処理に
対応する)、第5レベル(レベル5)自己診断処理は行
なわないの計5つである。
【0077】図8〜図10は本発明に係る印刷装置のレ
ベル別自己診断処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、図4と同一のステップには同一の符号を付
してある。また、処理内容は図4と同様であるので詳細
な説明は省略する。
【0078】なお、本実施例において、第1レベルの自
己診断処理は図4に示す内容であり、第1実施例及び第
2実施例で電源投入時に行なう自己診断処理と同じであ
る。また、第2レベルの自己診断処理は、図8に示すよ
うに入出力インタフェース部のチェックを行なわないこ
と以外はレベル1と同じである。さらに、第3のレベル
の自己診断処理は、図9に示すように操作パネルおよび
印刷機構部のチェックを行なわないこと以外はレベル2
と同じである。また、第4レベルの自己診断処理は、図
10に示すようにフォントROMパターン部のチェック
を行なわないこと以外はレベル3と同じである。また、
本実施例ではスリープモードへ移行する直前にも自己診
断処理を行なう。
【0079】また、ステップ(11)でジョブタイムア
ウトに伴う排紙処理を行なった後、ステップ(12)に
進み自己診断処理を行なう。ステップ(12)で行なう
自己診断の内容も操作パネル113により指定すること
ができるが、指定可能な処理レベルは、レベル2〜5の
計4つの自己診断処理である。なお、レベル1の自己診
断ができないのは、常に入出力インタフェース部を動作
させておく必要があるためである。
【0080】なお、ステップ(12)における自己診断
中は、常に入力バッファのチェックを行ない、データの
受信を検知すると直ちに自己診断処理を中止する。次
に、ステップ(13)で、ステップ(12)の自己診断
がデータの受信により中止されたか否かを判断し、デー
タを受信した場合はステップ(2)に戻る。
【0081】一方、ステップ(13)でデータを受信せ
ず、自己診断が通常に終了した場合は、ステップ(1
4)のスリープモードへの移行処理に移る。
【0082】更に本実施例では、スリープモード中にも
自己診断処理を行なうことができる。第1実施例や第2
実施例ではスリープモード中は入力バッファ203のチ
ェックのみを行なっていたが、本実施例ではスリープモ
ード中絶えず自己診断処理を行なう。
【0083】ステップ(14)でスリープモードへの移
行処理を行ない、スリープモードへ移行すると、ステッ
プ(15)で自己診断処理を行なう。ステップ(15)
で行なう自己診断の内容も操作パネル113により指定
することができる指定可能な処理レベルは、レベル3〜
レベル5の3つである。ここで、レベル2の自己診断が
できないのはスリープモード中は印刷機構部212への
電力の供給が停止されており、印刷機構部212の診断
が行なえないためである。
【0084】次いで、ステップ(15)における自己診
断中は、常に入力バッファのチェックを行ない、データ
の受信を検知すると直ちに自己診断処理を中止する。
【0085】次に、ステップ(16)でステップ(1
5)の自己診断がデータの受信により中止されたか否か
を判断する。データを受信せず、自己診断が通常に終了
した場合はステップ(15)に戻り、自己診断処理を繰
り返す。
【0086】一方、ステップ(16)で、自己診断処理
中にデータを受信した場合はステップ(17)に進み、
スリープモードからの復帰処理を行ないステップ(2)
に戻る。
【0087】なお、本実施例において操作パネル113
より選択された自己診断の処理レベルはすべてNVRA
M215に書き込まれる。また、本実施例におけるRA
Mのチェックは、その値を保存したままチェックする必
要があるため、通常電源投入時に行なわれるような書き
込み/読み出しチェックとは異なる。
【0088】以下、本発明に係る印刷装置の自己診断処
理におけるRAMチェックの手順について図11に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0089】図11は本発明に係る印刷装置の第5のプ
リンタ制御方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0090】まず、ステップ(1)でRAMの先頭アド
レスをレジスタにセットする。(このレジスタをアドレ
スポインタと呼ぶ。) 次に、ステップ(2)でアドレスポインタに格納されて
いるアドレスがRAM領域内にあるか否かを調べ、RA
M領域の末尾まで達していたらRAMのチェックを終了
する(正常終了)。
【0091】一方、ステップ(2)でRAM領域の末尾
まで達していないと判定された場合は、ステップ(3)
に進みアドレスポインタが示すアドレスの値(1ワー
ド)を読み出す。(読み出し先のレジスタを退避レジス
タと呼ぶ。) 次に、ステップ(4)で退避レジスタをビット反転し、
更にアドレスレスポインタが示すアドレスのワードもビ
ット反転する(5)。次に、ステップ(6)で退避レジ
スタとアドレスポインタが示すアドレスのワードを比較
し、異なる場合はRAMのチェックを終了する(異常終
了)。
【0092】一方、ステップ(6)で一致すると判定し
た場合はステップ(7)に進み、アドレスポインタが示
すアドレスのワードをビット反転し(元に戻る)、ステ
ップ(8)でアドレスポインタを1ワード分進める。な
お、本実施例における1ワードのサイズは4バイトであ
る。
【0093】次に、ステップ(9)で入力バッファ20
3のチェックを行ない、データがあればRAMチェック
を終了する(中断終了)。
【0094】一方、ステップ(9)で入力バッファ20
3にデータがないと判定された場合はステップ(2)に
戻りRAMチェックを続ける。
【0095】以上説明したように本実施例の印刷装置に
よれば、自己診断のレベルを自由に設定できるので過度
の自己診断は行なわず、印刷可能な状態になるまでの時
間を短縮できる。 〔第5実施例〕本実施例では、電源投入時の操作パネル
113のキーの押下状態、およびNVRAM205に記
憶されている総印刷枚数の値に応じて電源投入時の自己
診断処理のレベルを決定することを特徴としている。な
お、総印刷枚数は工場から出荷された直後は「0」であ
り、以後1ページ印刷する毎に1ずつカウントアップさ
れる。
【0096】本実施例において選択され得る自己診断処
理の処理レベルは以下の2つである。
【0097】第1レベル(レベル1)の自己診断処理、
第4レベル(レベル4)の自己診断処理(後述する図1
0の処理に対応する)の計2つである。
【0098】次に、本実施例の電源投入時における自己
診断処理のレベルを確定するための制御手順を図12に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0099】図12は本発明に係る印刷装置の第6のプ
リンタ制御方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0100】まず、ステップ(1)でNVRAM215
に記憶されている総印刷枚数を読み出す。次に、ステッ
プ(2)で電源が投入される際操作パネル113のキー
が押下されていたか否かを調べる。キーが押下されなが
ら電源が投入された場合はステップ(7)に進みレベル
1の自己診断処理を行なった後、ステップ(8)で総印
刷枚数の値を「最後にフルチェックを行なった際の総印
刷枚数」としてNVRAM215に記憶し、自己診断処
理を終了する。
【0101】一方、ステップ(2)でキーの押下を検知
しなかった、すなわち通常通り(キーの押下を伴わず
に)電源が投入されたと判定した場合は、ステップ
(3)に進み、総印刷枚数がある値より小さいか否かを
判断する。本実施例では「5」より小さいか否かを判断
し、小さい場合はステップ(7)に進み、レベル1の自
己診断処理を行なう。これにより、工場出荷直後はフル
チェックが行なわれることになる。
【0102】なお、本実施例において総印刷枚数と比較
する値を「0」ではなく5としたのは、工場出荷時に1
〜2枚程度テストとして印刷されることがあるからであ
る。
【0103】次いで、ステップ(3)で総印刷枚数が5
以上であると判断された場合はステップ(4)に進み前
回レベル1の自己診断処理(フルチェック)を行なった
直後に記憶しておいた総印刷枚数を読み出し、ステップ
(5)で現在の総印刷枚数とこの値をと比較する。その
差が1000より大きい場合は、ステップ(7)に進
み、レベル1の自己診断処理を行ない、1000以下の
場合はステップ(6)に進みレベル2の自己診断処理を
行ない、全体としての自己診断処理を終了する。
【0104】以上説明したように、本実施例の印刷装置
では印刷装置の状態に応じて最適なレベルの自己診断を
行なうので自己診断の確からしさが向上する。 〔第6実施例〕第5実施例のキーの押下による明示的な
フルチェックの指定はオプションのRAMやHD等を装
着した直後の電源投入時に利用するものであるが、本実
施例(実施例6)では電源投入中にトナーカートリッジ
107の交換を検知すると自動的に第5実施例のレベル
1の自己診断処理を行なう。
【0105】本実施例では自己診断処理引き続き、更に
クリーニングペーパーを排紙する。クリーニングペーパ
ーとは定着器112をクリーニングするための用紙で、
図13で示すように大きな黒ベタの部分を持つ。
【0106】そして、排紙したクリーニングペーパーを
裏返しにして用紙カセット108にセットし、その用紙
を後述する操作に従って排紙すると黒ベタの部分が定着
器内の定着ローラに接触し、定着ローラに付着している
残留トナーや、ホコリ等が除去されることは以前から知
られている。
【0107】このようにして、クリーニングペーパーが
排紙されると、その用紙の用紙カセット108へのセッ
トおよび操作パネル113上の「排紙キー」(不図示)
の押下を促すメッセージが操作パネル113上のLCD
に表示され、「排紙キー」が押下されると、その用紙を
排紙し、静電ドラム106のクリーニングが完了する。
【0108】なお、本実施例のLBPには両面ユニット
(不図示)を装着することができる。この場合クリーニ
ングペーパーは一旦両面ユニットに排紙され、その後、
自動的に用紙カセット108に戻され、更にその用紙は
通常の用紙搬送経路を通り排紙される。従って、ユーザ
は何もしなくてよい。
【0109】上記各実施例によれば、ジョブタイムアウ
トタイマとスリープタイマを独立に設け、これらのタイ
マは印字データの受信、あるいはユーザによるパネル操
作等によりセットされ、これらのイベントが一定時間無
いとタイムアップし、ジョブタイムアウトによる排紙処
理またはスリープモードへの移行を行なう。なお、ジョ
ブタイムアウトタイマとスリープタイマを1つにする場
合はジョブタイムアウトによる排紙処理に引き続き自動
的にスリープモードへの移行を行なう。
【0110】これにより、電力の供給をうけてから印刷
可能な状態に復帰するまでの時間がゼロに近い印刷機構
の印刷装置において有効となる。
【0111】以上のようにタイマを制御することによ
り、スリープモードへ移行する時期が不必要に遅くなる
ことを防ぐことができる。
【0112】また、電源投入時の自己診断処理の処理時
間の短縮、および自己診断処理の向上については、電源
投入時の自己診断処理のレベルを指定可能にし、不揮発
生メモリに格納する。そして、電源投入時には格納され
ているレベルに従って自己診断処理を行なうので、最低
限の自己診断のみを行なうように設定することが可能に
なり、印刷が可能な状態になるのに要する時間を短縮で
きる。
【0113】あるいは、不揮発生メモリに記憶されてい
る総印刷枚数の値に応じて自己診断処理のレベルを決定
する。これにより、工場出荷直後は本格的な自己診断処
理を行ない、それ以後は最低限の自己診断処理のみを行
なうようにしたり、あるいは本格点な自己診断処理は数
千枚おきに限定したりすることが可能となり、自己診断
処理の質を低下させることなく電源投入時の自己診断処
理の処理時間を短縮できる。
【0114】さらに、操作パネルのあるキーを押下しな
がら電源を投入した場合は本格的な自己診断処理を行な
うようにする。これにより、部品の交換(現像ユニット
等)やオプション類を装着(RAM,ROM,HD,両
面ユニット等)した直後等、本格的な自己診断処理の必
要性が高い場合は明示的に本格的な自己診断処理を指定
できる。なお、現像ユニット交換等、電源を投入した状
態で行なうことが可能であり、且つそれを検知できるも
のに関しては部品の交換や、オプション類の装着を検知
したと同時に自動的に必要な自己診断処理や定着器のク
リーニングを行なう。
【0115】さらに、従来電源投入時に行なっていた本
格的な自己診断処理についてはスリープモードへ移行す
る直前に行なうことで、印刷への影響をなくすことがで
きる。さらに、スリープモード中でも行なえる自己診断
に関してはスリープモード中に絶えず、あるいは定期的
に行なう。
【0116】なお、本発明ではRAMの診断に伴う書き
込みの前に、RAMの値をレジスタに退避することでR
AMの値を保持する。
【0117】これらの自己診断処理によって、電源投入
後に発生したトラブルをも検知することが可能となり、
自己診断処理そのものが向上する。
【0118】以下、各実施例と第1〜第12の発明の各
手段との対応及びその作用について図2等を参照して説
明する。
【0119】第1の発明は、ホストコンピュータ201
からの印刷情報待機時には印刷機構部への電力供給状態
を遮断状態あるいは低減状態に遷移させるスリープモー
ド処理を行う第1の制御手段(CPU208がROM2
14に記憶されたスリープモード処理を実行する手段)
と、所定の印刷ジョブの実行中に一定時間データを受信
しない場合に前記印刷ジョブを終了して自動的に排紙さ
せるジョブタイムアウト処理を行う第2の制御手段(C
PU208がROM214に記憶されたジョブタイムア
ウト処理を実行する手段)とを備える印刷装置におい
て、所望の待機時間を計時する第1のタイマ手段(タイ
マTM1)と、所望のジョブタイムアウト時間を計時す
る第2のタイマ手段(タイマTM2)と、前記第1のタ
イマ手段および前記第2のタイマ手段により並行して同
時に計時されるぞれぞれのタイマ計時終了状態を監視し
て前記第1の制御手段による前記スリープモード処理開
始タイミングまたは前記第2の制御手段による前記ジョ
ブタイムアウト処理開始タイミングを決定するタイミン
グ制御手段(CPU208がROM214に記憶された
プログラムを実行する手段)とを設け、タイマTM1お
よびイマTM2により並行して同時に計時されるぞれぞ
れのタイマ計時終了状態を監視して、スリープモード処
理開始タイミングまたはジョブタイムアウト処理開始タ
イミングを決定して、スリープモード処理開始タイミン
グを決定するまでに要する時間を短縮して、電力消費を
抑えることを可能とする。
【0120】第2の発明は、ホストからの印刷情報待機
時には印刷機構部への電力供給状態を遮断状態あるいは
低減状態に遷移させるスリープモード処理を行う第1の
制御手段(CPU208がROM214に記憶されたス
リープモード処理を実行する手段)と、所定の印刷ジョ
ブの実行中に一定時間データを受信しない場合に前記印
刷ジョブを終了して自動的に排紙させるジョブタイムア
ウト処理を行う第2の制御手段(CPU208がROM
214に記憶されたジョブタイムアウト処理を実行する
手段)とを備える印刷装置において、所望のジョブタイ
ムアウト時間を計時する第1のタイマ手段と、前記第1
のタイマ手段(タイマTM1)による前記所望のジョブ
タイムアウト時間の計時状態に基づいて前記第2の制御
手段が開始した前記ジョブタイムアウト処理終了後、前
記第1の制御手段による前記スリープモード処理を開始
させるタイミング制御手段(CPU208がROM21
4に記憶されたプログラムを実行する手段)とを設け、
タイマTM1による前記所望のジョブタイムアウト時間
の計時状態に基づいて開始した前記ジョブタイムアウト
処理終了後、CPU208が前記スリープモード処理を
開始させ、ジョブタイムアウト処理に引き続き、スリー
プモード処理を開始して、電力消費を抑えることを可能
とする。
【0121】第3の発明は、ホストからの印刷情報待機
時には印刷機構部への電力供給状態を遮断状態あるいは
低減状態に遷移させるスリープモード処理を行う第1の
制御手段(CPU208がROM214に記憶されたス
リープモード処理を実行する手段)と、所定の印刷ジョ
ブの実行中に一定時間データを受信しない場合に前記印
刷ジョブを終了して自動的に排紙させるジョブタイムア
ウト処理を行う第2の制御手段(CPU208がROM
214に記憶されたジョブタイムアウト処理を実行する
手段)とを備える印刷装置において、所望のジョブタイ
ムアウト時間を計時する第1のタイマ手段と、前記第1
のタイマ手段による前記所望のジョブタイムアウト時間
の計時前に、前記印刷ジョブの終了状態を判定する判定
手段(CPU208がROM214に記憶されたプログ
ラムを実行する手段)と、この判定手段が前記印刷ジョ
ブが終了していると判定した場合に、前記第1の制御手
段による前記スリープモード処理を開始させるタイミン
グ制御手段(CPU208がROM214に記憶された
プログラムを実行する手段)とを設け、第1のタイマ手
段による前記所望のジョブタイムアウト時間の計時前
に、CPU208が前記印刷ジョブが終了していると判
定した場合に、スリープモード処理を開始させ、印刷ジ
ョブが終了と同時にスリープ状態に移行して電力消費を
抑えることを可能とする。
【0122】第4の発明は、ホストからの印刷情報待機
時には印刷機構部への電力供給状態を遮断状態あるいは
低減状態に遷移させるスリープモード処理を行う第1の
制御手段(CPU208がROM214に記憶されたス
リープモード処理を実行する手段)と、所定の印刷ジョ
ブの実行中に一定時間データを受信しない場合に前記印
刷ジョブを終了して自動的に排紙させるジョブタイムア
ウト処理を行う第2の制御手段(CPU208がROM
214に記憶されたジョブタイムアウト処理を実行する
手段)と、複数の自己診断項目の状態が正常状態かどう
かを診断する自己診断手段(CPU208がROM21
4に記憶されたプログラムを実行する手段)とを有する
印刷装置において、印刷装置本体の状態に応じて前記自
己診断手段が実行すべき自己診断のレベルを決定するレ
ベル決定手段(CPU208がROM214に記憶され
たプログラムを実行する手段)と、このレベル決定手段
により決定された前記レベルに基づいて前記自己診断手
段が自己診断するタイミングを決定する自己診断タイミ
ング決定手段(CPU208がROM214に記憶され
たプログラムを実行する手段)とを設け、レベル決定手
段により決定された前記レベルに基づいて自己診断タイ
ミング決定手段(CPU208による)が前記自己診断
手段が自己診断するタイミングを決定して、印刷状態に
応じて決定される各レベルに応じた自己診断項目のみを
短時間に診断することを可能とする。
【0123】第5の発明は、印刷装置本体で印刷された
総印刷枚数を記憶する不揮発性記憶手段とを設け、電源
投入時に、前記不揮発性記憶手段(NVRAM215)
に記憶された前記総印刷枚数に基づいて診断レベル決定
手段(CPU208による)が自己診断レベルを決定し
て、印刷装置本体の印刷使用頻度に応じて電源投入時に
必要な自己診断項目のみを短時間に診断することを可能
とする。
【0124】第6の発明は、電源投入時に押下される所
定のキー情報を解析して診断レベル決定手段(CPU2
08による)が自己診断レベルを決定して、ユーザが電
源投入時に必要であると意図する自己診断項目のみを短
時間に診断することを可能とする。
【0125】第7の発明は、自己診断手段(CPU20
8による)は、印刷装置本体各部の部品交換状態に基づ
いて前記部品に対応した自己診断項目を自動診断して、
交換された部品に伴って必要な自己診断を自動的に行う
ことを可能とする。
【0126】第8の発明は、自己診断タイミング決定手
段(CPU208による)が決定した電源投入タイミン
グ時と印刷装置本体が待機タイミング時とスリープモー
ドに移行するタイミング時とで、診断レベル決定手段が
異なる自己診断レベルに基づいて前記印刷装置本体の状
態に応じて自己診断手段により複数回自己診断させ、印
刷装置本体の状態に応じた適切なタイミングで必要な自
己診断項目のみを印刷処理に支障を与えることなく効率
よく診断可能とする。
【0127】第9の発明は、自己診断手段(CPU20
8による)が電源投入時に実行すべき所望の自己診断レ
ベルを選択する第1の選択手段(図示しない操作部)
と、この第1の選択手段により選択された自己診断レベ
ルを記憶する第1の記憶手段(RAM205)とを設
け、電源投入時に、CPU208がRAM205に記憶
された自己診断レベルに基づいて自己診断項目を自動診
断して、電源投入時における自己診断レベルをユーザが
任意に選択することを可能とする。
【0128】第10の発明は、自己診断手段(CPU2
08による)が印刷装置本体が待機時に実行すべき所望
の自己診断レベルを選択する第2の選択手段(図示しな
い操作部)と、この第2の選択手段により選択された自
己診断レベルを記憶する第2の記憶手段(RAM20
5)とを設け、電源投入時に、CPU208がRAM2
05に記憶された自己診断レベルに基づいて自己診断項
目を自動診断して、印刷装置本体が待機時における自己
診断レベルをユーザが任意に選択することを可能とす
る。
【0129】第11の発明は、自己診断手段(CPU2
08による)がスリープモードに移行する直前に実行す
べき所望の自己診断レベルを選択する第3の選択手段
(図示しない操作部)と、この第3の選択手段により選
択された自己診断レベルを記憶する第3の記憶手段(R
AM205)とを設け、電源投入時に、CPU208が
RAM205に記憶された自己診断レベルに基づいて自
己診断項目を自動診断して、スリープモードに移行する
直前に、スリープモードに移行する直前における自己診
断レベルをユーザが任意に選択することを可能とする。
【0130】第12の発明は、自己診断項目中の1つ
は、少なくとも揮発性記憶媒体に記憶された内容を保証
しながら診断するメモリチェックとして、自己診断項目
中の1つは、少なくとも揮発性記憶媒体に記憶された内
容を保証しながら診断するメモリチェックとし、電源投
入時以外のタイミングで揮発性記憶媒体の自己診断を可
能とする。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、第1のタイマ手段および前記第2のタ
イマ手段により並行して同時に計時されるぞれぞれのタ
イマ計時終了状態を監視してタイミング制御手段が前記
第1の制御手段による前記スリープモード処理開始タイ
ミングまたは前記第2の制御手段による前記ジョブタイ
ムアウト処理開始タイミングを決定するので、第1の制
御手段によるスリープモード処理開始タイミングを決定
するまでに要する時間を短縮して、電力消費を抑えるこ
とができる。
【0132】第2の発明によれば、第1のタイマ手段に
よる前記所望のジョブタイムアウト時間の計時状態に基
づいて前記第2の制御手段が開始した前記ジョブタイム
アウト処理終了後、タイミング制御手段が前記第1の制
御手段による前記スリープモード処理を開始させるの
で、ジョブタイムアウト処理に引き続き、第1の制御手
段によるスリープモード処理を開始して、電力消費を抑
えることができる。
【0133】第3の発明によれば、第1のタイマ手段に
よる前記所望のジョブタイムアウト時間の計時前に、判
定手段が前記印刷ジョブが終了していると判定した場合
に、タイミング制御手段が第1の制御手段による前記ス
リープモード処理を開始させるので、印刷ジョブが終了
と同時にスリープ状態に移行して電力消費を抑えること
ができる。
【0134】第4の発明によれば、レベル決定手段によ
り決定された前記レベルに基づいて自己診断タイミング
決定手段が前記自己診断手段が自己診断するタイミング
を決定するので、印刷状態に応じて決定される各レベル
に応じた自己診断項目のみを短時間に診断することがで
きる。
【0135】第5の発明によれば、電源投入時に、前記
不揮発性記憶手段に記憶された前記総印刷枚数に基づい
て診断レベル決定手段が自己診断レベルを決定するの
で、印刷装置本体の印刷使用頻度に応じて電源投入時に
必要な自己診断項目のみを短時間に診断することができ
る。
【0136】第6の発明によれば、電源投入時に押下さ
れる所定のキー情報を解析して診断レベル決定手段が自
己診断レベルを決定するので、ユーザが電源投入時に必
要であると意図する自己診断項目のみを短時間に診断す
ることができる。
【0137】第7の発明によれば、自己診断手段は、印
刷装置本体各部の部品交換状態に基づいて前記部品に対
応した自己診断項目を自動診断するので、交換された部
品に伴って必要な自己診断を自動的に行うことができ
る。
【0138】第8の発明によれば、自己診断タイミング
決定手段が決定した電源投入タイミング時と印刷装置本
体が待機タイミング時とスリープモードに移行するタイ
ミング時とで、診断レベル決定手段が異なる自己診断レ
ベルに基づいて前記印刷装置本体の状態に応じて自己診
断手段により複数回自己診断させるので、印刷装置本体
の状態に応じた適切なタイミングで必要な自己診断項目
のみを印刷処理に支障を与えることなく効率よく診断す
ることができる。
【0139】第9の発明によれば、電源投入時に、前記
第1の記憶手段に記憶された自己診断レベルに基づいて
自己診断手段がが自己診断項目を自動診断するので、電
源投入時における自己診断レベルをユーザが任意に選択
することができる。
【0140】第10の発明によれば、印刷装置本体が待
機時に、前記第2の記憶手段に記憶された自己診断レベ
ルに基づいて自己診断手段がが自己診断項目を自動診断
するので、印刷装置本体が待機時における自己診断レベ
ルをユーザが任意に選択することができる。
【0141】第11の発明によれば、スリープモードに
移行する直前に、前記第3の記憶手段に記憶された自己
診断レベルに基づいて自己診断手段が自己診断項目を自
動診断するので、スリープモードに移行する直前におけ
る自己診断レベルをユーザが任意に選択することができ
る。
【0142】第12の発明によれば、自己診断項目中の
1つは、少なくとも揮発性記憶媒体に記憶された内容を
保証しながらメモリチェックするので、電源投入時以外
のタイミングで揮発性記憶媒体の自己診断を行うことが
できる。
【0143】従って、印刷装置本体をスリープモードへ
移行させるタイミングを最適化することができるととも
に、必要な自己診断項目のみの診断を最適なタイミング
で短時間に診断できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用可能な印刷装置の内部構造を示す
断面図である。
【図2】図1に示したプリンタ制御ユニットの概略構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る印刷装置の第1のプリンタ制御方
法の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】図3に示した自己診断処理ルーチンの詳細手順
の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る印刷装置の第2のプリンタ制御方
法の一実施例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る印刷装置の第3のプリンタ制御方
法の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る印刷装置の第4のプリンタ制御方
法の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷装置のレベル別自己診断処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷装置のレベル別自己診断処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る印刷装置のレベル別自己診断処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る印刷装置の第5のプリンタ制御
方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る印刷装置の第6のプリンタ制御
方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る印刷装置により出力されるクリ
ーニングペーパーの一例を示す図である。
【符号の説明】
201 ホストコンピュータ 202 入出力インタフェース部 203 入力バッファメモリ 205 RAM 208 CPU 214 ROM 212 ページプリンタ印刷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 G06F 1/00 334H

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストからの印刷情報待機時には印刷機
    構部への電力供給状態を遮断状態あるいは低減状態に遷
    移させるスリープモード処理を行う第1の制御手段と、
    所定の印刷ジョブの実行中に一定時間データを受信しな
    い場合に前記印刷ジョブを終了して自動的に排紙させる
    ジョブタイムアウト処理を行う第2の制御手段とを備え
    る印刷装置において、所望の待機時間を計時する第1の
    タイマ手段と、所望のジョブタイムアウト時間を計時す
    る第2のタイマ手段と、前記第1のタイマ手段および前
    記第2のタイマ手段により並行して同時に計時されるぞ
    れぞれのタイマ計時終了状態を監視して前記第1の制御
    手段による前記スリープモード処理開始タイミングまた
    は前記第2の制御手段による前記ジョブタイムアウト処
    理開始タイミングを決定するタイミング制御手段とを具
    備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 ホストからの印刷情報待機時には印刷機
    構部への電力供給状態を遮断状態あるいは低減状態に遷
    移させるスリープモード処理を行う第1の制御手段と、
    所定の印刷ジョブの実行中に一定時間データを受信しな
    い場合に前記印刷ジョブを終了して自動的に排紙させる
    ジョブタイムアウト処理を行う第2の制御手段とを備え
    る印刷装置において、所望のジョブタイムアウト時間を
    計時する第1のタイマ手段と、前記第1のタイマ手段に
    よる前記所望のジョブタイムアウト時間の計時状態に基
    づいて前記第2の制御手段が開始した前記ジョブタイム
    アウト処理終了後、前記第1の制御手段による前記スリ
    ープモード処理を開始させるタイミング制御手段とを具
    備したことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 ホストからの印刷情報待機時には印刷機
    構部への電力供給状態を遮断状態あるいは低減状態に遷
    移させるスリープモード処理を行う第1の制御手段と、
    所定の印刷ジョブの実行中に一定時間データを受信しな
    い場合に前記印刷ジョブを終了して自動的に排紙させる
    ジョブタイムアウト処理を行う第2の制御手段とを備え
    る印刷装置において、所望のジョブタイムアウト時間を
    計時する第1のタイマ手段と、前記第1のタイマ手段に
    よる前記所望のジョブタイムアウト時間の計時前に、前
    記印刷ジョブの終了状態を判定する判定手段と、この判
    定手段が前記印刷ジョブが終了していると判定した場合
    に、前記第1の制御手段による前記スリープモード処理
    を開始させるタイミング制御手段とを具備したことを特
    徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 ホストからの印刷情報待機時には印刷機
    構部への電力供給状態を遮断状態あるいは低減状態に遷
    移させるスリープモード処理を行う第1の制御手段と、
    所定の印刷ジョブの実行中に一定時間データを受信しな
    い場合に前記印刷ジョブを終了して自動的に排紙させる
    ジョブタイムアウト処理を行う第2の制御手段と、複数
    の自己診断項目の状態が正常状態かどうかを診断する自
    己診断手段とを有する印刷装置において、印刷装置本体
    の状態に応じて前記自己診断手段が実行すべき自己診断
    のレベルを決定するレベル決定手段と、このレベル決定
    手段により決定された前記レベルに基づいて前記自己診
    断手段が自己診断するタイミングを決定する自己診断タ
    イミング決定手段とを具備したことを特徴とする印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 印刷装置本体で印刷された総印刷枚数を
    記憶する不揮発性記憶手段とを設け、電源投入時に、前
    記不揮発性記憶手段に記憶された前記総印刷枚数に基づ
    いて診断レベル決定手段が自己診断レベルを決定するこ
    とを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 電源投入時に押下される所定のキー情報
    を解析して診断レベル決定手段が自己診断レベルを決定
    することを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 自己診断手段は、印刷装置本体各部の部
    品交換状態に基づいて前記部品に対応した自己診断項目
    を自動診断することを特徴とする請求項4記載の印刷装
    置。
  8. 【請求項8】 自己診断タイミング決定手段が決定した
    電源投入タイミング時と印刷装置本体が待機タイミング
    時とスリープモードに移行するタイミング時とで、診断
    レベル決定手段が異なる自己診断レベルに基づいて前記
    印刷装置本体の状態に応じて自己診断手段により複数回
    自己診断させることを特徴とする請求項4記載の印刷装
    置。
  9. 【請求項9】 自己診断手段が電源投入時に実行すべき
    所望の自己診断レベルを選択する第1の選択手段と、こ
    の第1の選択手段により選択された自己診断レベルを記
    憶する第1の記憶手段とを設け、自己診断手段が電源投
    入時に、前記第1の記憶手段に記憶された自己診断レベ
    ルに基づいて自己診断項目を自動診断することを特徴と
    する請求項4記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 自己診断手段が印刷装置本体が待機時
    に実行すべき所望の自己診断レベルを選択する第2の選
    択手段と、この第2の選択手段により選択された自己診
    断レベルを記憶する第2の記憶手段とを設け、自己診断
    手段が電源投入時に、前記第2の記憶手段に記憶された
    自己診断レベルに基づいて自己診断項目を自動診断する
    ことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 自己診断手段がスリープモードに移行
    する直前に実行すべき所望の自己診断レベルを選択する
    第3の選択手段と、この第3の選択手段により選択され
    た自己診断レベルを記憶する第3の記憶手段とを設け、
    自己診断手段が電源投入時に、前記第3の記憶手段に記
    憶された自己診断レベルに基づいて自己診断項目を自動
    診断することを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 自己診断項目中の1つは、少なくとも
    揮発性記憶媒体に記憶された内容を保証しながら診断す
    るメモリチェックであることを特徴とする請求項4記載
    の印刷装置。
JP7059128A 1995-03-17 1995-03-17 印刷装置 Pending JPH08255040A (ja)

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