JPH08254802A - 経時した写真発色現像液からの錫の除去方法 - Google Patents
経時した写真発色現像液からの錫の除去方法Info
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- JPH08254802A JPH08254802A JP8032345A JP3234596A JPH08254802A JP H08254802 A JPH08254802 A JP H08254802A JP 8032345 A JP8032345 A JP 8032345A JP 3234596 A JP3234596 A JP 3234596A JP H08254802 A JPH08254802 A JP H08254802A
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- JP
- Japan
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- tin
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- resin
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- photographic
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J45/00—Ion-exchange in which a complex or a chelate is formed; Use of material as complex or chelate forming ion-exchangers; Treatment of material for improving the complex or chelate forming ion-exchange properties
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
- G03C7/44—Regeneration; Replenishers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 経時した写真発色現像液からの錫を除去する
方法を提供する。 【解決手段】 (a)錫を含有する経時したした写真発
色現像液を集めること、(b)集めた現像液を、ジホス
ホン酸、アミドキシム及びチオールから成る群より選ば
れるキレート化基を有する樹脂で処理し、それによって
発色現像液から錫を除去すること、の工程を含んで成
る、第一錫(II)イオンもしくは錫酸塩錯体イオンとして
錫を含有する経時した写真発色現像液からの錫の除去方
法。
方法を提供する。 【解決手段】 (a)錫を含有する経時したした写真発
色現像液を集めること、(b)集めた現像液を、ジホス
ホン酸、アミドキシム及びチオールから成る群より選ば
れるキレート化基を有する樹脂で処理し、それによって
発色現像液から錫を除去すること、の工程を含んで成
る、第一錫(II)イオンもしくは錫酸塩錯体イオンとして
錫を含有する経時した写真発色現像液からの錫の除去方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真現像液、特
に、経時した(seasoned)カラー写真現像液の処理に関
する。
に、経時した(seasoned)カラー写真現像液の処理に関
する。
【0002】
【従来の技術】露光したハロゲン化銀フィルムの写真処
理は、いくつかの工程を含んで成る。最も簡単な処理
(白黒フィルムに用いられる)は、現像浴、定着浴、洗
浄浴、及び必要に応じて停止浴を必要とする。通常のカ
ラーフィルムを処理するのに用いるプロセスは、現像、
漂白、定着(もしくは、一緒にして漂白−定着)、及び
安定化−洗浄を必要とする。
理は、いくつかの工程を含んで成る。最も簡単な処理
(白黒フィルムに用いられる)は、現像浴、定着浴、洗
浄浴、及び必要に応じて停止浴を必要とする。通常のカ
ラーフィルムを処理するのに用いるプロセスは、現像、
漂白、定着(もしくは、一緒にして漂白−定着)、及び
安定化−洗浄を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】E−6リバーサルプロ
セス(その種々の変法を含む)では、写真リバーサルフ
ィルムを白黒現像液、続いて洗浄、錫(II)イオンを含有
する反転浴、発色現像、前漂白、必要な場合の洗浄、定
着、及び最終洗浄もしくはリンスに曝す。商業的な操作
では、現像液を連続的に用いて写真フィルムの複数のロ
ールを現像する。さらに、環境に関する法律によって発
色現像液の再利用及び再生が促されている。これらの環
境、錫の濃度が高まる可能性がある。約200mg/l
を越える濃度は、現像される写真フィルムに望ましくな
いセンシトメトリー効果を有する。さらに高い濃度で
は、錫の錫酸塩の形態も望ましくない効果を与える可能
性がある。
セス(その種々の変法を含む)では、写真リバーサルフ
ィルムを白黒現像液、続いて洗浄、錫(II)イオンを含有
する反転浴、発色現像、前漂白、必要な場合の洗浄、定
着、及び最終洗浄もしくはリンスに曝す。商業的な操作
では、現像液を連続的に用いて写真フィルムの複数のロ
ールを現像する。さらに、環境に関する法律によって発
色現像液の再利用及び再生が促されている。これらの環
境、錫の濃度が高まる可能性がある。約200mg/l
を越える濃度は、現像される写真フィルムに望ましくな
いセンシトメトリー効果を有する。さらに高い濃度で
は、錫の錫酸塩の形態も望ましくない効果を与える可能
性がある。
【0004】本願明細書に従う経時した写真発色現像液
とは、その中の錫の濃度が相対的に高いためにフィルム
のセンシトメトリーに悪い影響を与える現像液である。
とは、その中の錫の濃度が相対的に高いためにフィルム
のセンシトメトリーに悪い影響を与える現像液である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)錫を含
有する経時した写真発色現像液を集めること、(b)集
めた現像液を、ジホスホン酸、アミドキシム及びチオー
ルから成る群より選ばれるキレート化基を有する樹脂で
処理し、それによって発色現像液から錫を除去するこ
と、の工程を含んで成る、第一錫(II)イオンもしくは錫
酸塩錯体イオンとして錫を含有する経時した写真発色現
像液から錫を除去する方法を提供する。
有する経時した写真発色現像液を集めること、(b)集
めた現像液を、ジホスホン酸、アミドキシム及びチオー
ルから成る群より選ばれるキレート化基を有する樹脂で
処理し、それによって発色現像液から錫を除去するこ
と、の工程を含んで成る、第一錫(II)イオンもしくは錫
酸塩錯体イオンとして錫を含有する経時した写真発色現
像液から錫を除去する方法を提供する。
【0006】本発明の方法は、錫が除去されていない経
時した現像液と比較して、より高い比率で経時した現像
液の再利用が可能となる。本発明の目的において、錫に
は第一錫(II)イオン及び錫酸塩イオンを含む。環境への
発色現像液の排出が少なくなる。本発明に用いられる選
択されたキレート樹脂は、実際問題として、本発明を限
定するのに試験される多くのキレート樹脂もしくはイオ
ン交換樹脂よりも、非常に低い濃度まで錫の濃度を減少
する。予想しなかったが、本発明の樹脂は何回も再生す
ることができるので経済的な再使用が可能である。
時した現像液と比較して、より高い比率で経時した現像
液の再利用が可能となる。本発明の目的において、錫に
は第一錫(II)イオン及び錫酸塩イオンを含む。環境への
発色現像液の排出が少なくなる。本発明に用いられる選
択されたキレート樹脂は、実際問題として、本発明を限
定するのに試験される多くのキレート樹脂もしくはイオ
ン交換樹脂よりも、非常に低い濃度まで錫の濃度を減少
する。予想しなかったが、本発明の樹脂は何回も再生す
ることができるので経済的な再使用が可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】有用なキレート樹脂は、ジホスホ
ン酸、アミドキシムもしくはチオール等の活性基を有す
る。これらの基がキレート化によって錫を除去すると思
われる。10 4 より大きい錫の生成定数を有するいずれ
の基も本発明の方法に有用である。これらの基をポリマ
ー樹脂に結合させる。適合するポリマー樹脂には、スチ
レン及びジビニルベンゼンのコポリマー、並びにアクリ
レート及びジビニルベンゼンのコポリマーが含まれる。
これらの活性基を有する市販されているいくつかの樹脂
の例は、EiChroM Industries, Inc.製のDiphonix(ジホ
スホン酸)、Rohm and Haas 製のDuolite CS-346(アミ
ドキシム)及びDuolite GT-73 (チオール)である。何
回も再生され再使用できるので、ジホスホン酸キレート
樹脂が特に有用である。
ン酸、アミドキシムもしくはチオール等の活性基を有す
る。これらの基がキレート化によって錫を除去すると思
われる。10 4 より大きい錫の生成定数を有するいずれ
の基も本発明の方法に有用である。これらの基をポリマ
ー樹脂に結合させる。適合するポリマー樹脂には、スチ
レン及びジビニルベンゼンのコポリマー、並びにアクリ
レート及びジビニルベンゼンのコポリマーが含まれる。
これらの活性基を有する市販されているいくつかの樹脂
の例は、EiChroM Industries, Inc.製のDiphonix(ジホ
スホン酸)、Rohm and Haas 製のDuolite CS-346(アミ
ドキシム)及びDuolite GT-73 (チオール)である。何
回も再生され再使用できるので、ジホスホン酸キレート
樹脂が特に有用である。
【0008】上記の樹脂が、他の活性現像成分の濃度を
著しく減じることなく、所望する濃度まで錫を除去する
ことができる。錫のいずれの濃度低下も望ましい。目標
は、現像液のセンシトメトリー品質に悪い影響を与えな
い錫の濃度を常に維持することである。また環境目的の
場合は、錫濃度を最小限にすることが望ましい。我々
は、いくつかの経時した発色現像液において、錫濃度1
8mg/lまで低下させることができた。
著しく減じることなく、所望する濃度まで錫を除去する
ことができる。錫のいずれの濃度低下も望ましい。目標
は、現像液のセンシトメトリー品質に悪い影響を与えな
い錫の濃度を常に維持することである。また環境目的の
場合は、錫濃度を最小限にすることが望ましい。我々
は、いくつかの経時した発色現像液において、錫濃度1
8mg/lまで低下させることができた。
【0009】本発明の方法を単独で実施でき、また経時
した現像液から他の試薬を除くことを予定する他の方法
と組み合わせて実施することができる。例えば、臭化物
イオン等のハロゲン化物の除去プロセスと組み合わせて
実施してもよい。本発明の方法は、錫を含有する経時し
た写真発色現像液のいずれにも適用することができる。
第一錫(II)イオンは、潜像現像後の残留ハロゲン化銀を
活性化するリバーサルプロセスに含まれる。典型的なリ
バーサル調合物は、米国特許第2,252,718号、
同2,950,970号及び同3,547,650号明
細書に記載されている。リバーサル調合物は、コダック
E−4及びE−6プロセス、並びにリバーサル調合物を
記載するBritish Journal of Photography Annual,197
7, 194-197頁、及びBritish Journal of Photography A
nnual, 1977 年8 月2 日, 668-669 頁に記載のアグファ
プロセスにおいて用いられる。
した現像液から他の試薬を除くことを予定する他の方法
と組み合わせて実施することができる。例えば、臭化物
イオン等のハロゲン化物の除去プロセスと組み合わせて
実施してもよい。本発明の方法は、錫を含有する経時し
た写真発色現像液のいずれにも適用することができる。
第一錫(II)イオンは、潜像現像後の残留ハロゲン化銀を
活性化するリバーサルプロセスに含まれる。典型的なリ
バーサル調合物は、米国特許第2,252,718号、
同2,950,970号及び同3,547,650号明
細書に記載されている。リバーサル調合物は、コダック
E−4及びE−6プロセス、並びにリバーサル調合物を
記載するBritish Journal of Photography Annual,197
7, 194-197頁、及びBritish Journal of Photography A
nnual, 1977 年8 月2 日, 668-669 頁に記載のアグファ
プロセスにおいて用いられる。
【0010】経時した写真発色現像液を、処理時、現像
液の自動補給時、もしくは処理及び補給の両方のときに
処理機の現像タンクからの現像液オーバーフローから集
めることができる。前記樹脂で処理するために十分な品
質が得られるまで、経時した現像液の捕集をオフライン
タンクで実施することができる。樹脂で処理する前は、
経時した写真発色現像液の特定量を決して集められな
い。しかし、バッチプロセスでは、十分量を集めて単一
の操作で樹脂の錫キレート化能力を使いきることが実行
可能である。単一サイクルは、経時した現像液を一回の
パスで最大25層容量の樹脂を通すことができる。「層
容量」は、以下の実施例で規定する量でる。
液の自動補給時、もしくは処理及び補給の両方のときに
処理機の現像タンクからの現像液オーバーフローから集
めることができる。前記樹脂で処理するために十分な品
質が得られるまで、経時した現像液の捕集をオフライン
タンクで実施することができる。樹脂で処理する前は、
経時した写真発色現像液の特定量を決して集められな
い。しかし、バッチプロセスでは、十分量を集めて単一
の操作で樹脂の錫キレート化能力を使いきることが実行
可能である。単一サイクルは、経時した現像液を一回の
パスで最大25層容量の樹脂を通すことができる。「層
容量」は、以下の実施例で規定する量でる。
【0011】臭化物等のハロゲン化物を、公知の技法を
用いて錫を除去する前もしくは後で、経時した写真発色
現像液から除くことができる。そのような技法は、米国
特許第3,253,920号明細書に記載されている。
一つの有用な態様では、経時した写真発色現像液を上述
の官能基を有する樹脂を含んだカラムに通す。一般的に
カラムを通す現像液の容量は、カラム中の樹脂の容量に
よって決定されるであろう。200mlの樹脂で、4,
400〜18,000mlの現像液を十分に処理するこ
とができる。
用いて錫を除去する前もしくは後で、経時した写真発色
現像液から除くことができる。そのような技法は、米国
特許第3,253,920号明細書に記載されている。
一つの有用な態様では、経時した写真発色現像液を上述
の官能基を有する樹脂を含んだカラムに通す。一般的に
カラムを通す現像液の容量は、カラム中の樹脂の容量に
よって決定されるであろう。200mlの樹脂で、4,
400〜18,000mlの現像液を十分に処理するこ
とができる。
【0012】適合するカラムは、28.3〜566L
(1〜20ft3 )の範囲の層容量を有することができ
る。処理される溶液の容量に従って他のカラムサイズを
用いてもよい。カラムは、ガラス、ファイバーグラスも
しくはプラスチック被覆スチールから作ることができ、
1:2.5〜1:8の直径/高さ比を有することができ
る。
(1〜20ft3 )の範囲の層容量を有することができ
る。処理される溶液の容量に従って他のカラムサイズを
用いてもよい。カラムは、ガラス、ファイバーグラスも
しくはプラスチック被覆スチールから作ることができ、
1:2.5〜1:8の直径/高さ比を有することができ
る。
【0013】本発明の方法は、カラム構成もしくはバッ
チプロセスに限定されない。「インライン」方法を用い
て連続的に実施することができる。インライン方法は、
現像液オーバーフローを、現像タンクから樹脂を含んだ
インラインカラムに直接通すことによって実施すること
ができる。錫、必要に応じてハロゲン化物イオンを除去
した後、得られた現像液をリバーサル写真現像処理で再
利用するために再構成する。必要な試薬を追加して当該
技術分野で公知の技法によって有用な写真発色現像組成
物を作成して現像液を再構成する。そのような方法は、
米国特許第3,253,920号明細書に記載されてい
る。
チプロセスに限定されない。「インライン」方法を用い
て連続的に実施することができる。インライン方法は、
現像液オーバーフローを、現像タンクから樹脂を含んだ
インラインカラムに直接通すことによって実施すること
ができる。錫、必要に応じてハロゲン化物イオンを除去
した後、得られた現像液をリバーサル写真現像処理で再
利用するために再構成する。必要な試薬を追加して当該
技術分野で公知の技法によって有用な写真発色現像組成
物を作成して現像液を再構成する。そのような方法は、
米国特許第3,253,920号明細書に記載されてい
る。
【0014】錫を除去するのに用いられる樹脂を再生す
ることができる。(1)1〜5の層容量の水、(2)1
0層容量以上の2MのHCl、(3)4〜10層容量の
水、(4)少なくとも20層容量の0.8MのNaOH
/L、及び(5)4〜10層容量の水をカラムに通し
て、再生を行うことができる。ハロゲン化物イオン(臭
化物)を除去するのに用いた樹脂を同様にして再生する
ことができる。ジホスホン酸樹脂は約22回再生するこ
とができ、それでもなおの錫キレート化能力を持ち続け
ることができる。
ることができる。(1)1〜5の層容量の水、(2)1
0層容量以上の2MのHCl、(3)4〜10層容量の
水、(4)少なくとも20層容量の0.8MのNaOH
/L、及び(5)4〜10層容量の水をカラムに通し
て、再生を行うことができる。ハロゲン化物イオン(臭
化物)を除去するのに用いた樹脂を同様にして再生する
ことができる。ジホスホン酸樹脂は約22回再生するこ
とができ、それでもなおの錫キレート化能力を持ち続け
ることができる。
【0015】
【実施例】例1 次の例により本発明の有用性を立証する。ジホスホン酸
機能化樹脂200mlを、長さ72.4cm(28.5
インチ)、直径2.54cm(1インチ)のガラスカラ
ムに充填した。同じ大きさで、Amberlite IRA-440C(第
四級アミン機能化スチレンジビニルベンゼンコポリマ
ー)を入れる第二のカラムを直列に繋いだ。このカラム
に200mlの樹脂を充填した。Amberlite IRA-440C
は、E−6発色現像液を処理する写真処理業において臭
化物を除去するために用いられる樹脂である。経時した
LORR E−6発色現像溶液を、0.1層容量(B
V)/分で24サイクル、ポンプで通した。
機能化樹脂200mlを、長さ72.4cm(28.5
インチ)、直径2.54cm(1インチ)のガラスカラ
ムに充填した。同じ大きさで、Amberlite IRA-440C(第
四級アミン機能化スチレンジビニルベンゼンコポリマ
ー)を入れる第二のカラムを直列に繋いだ。このカラム
に200mlの樹脂を充填した。Amberlite IRA-440C
は、E−6発色現像液を処理する写真処理業において臭
化物を除去するために用いられる樹脂である。経時した
LORR E−6発色現像溶液を、0.1層容量(B
V)/分で24サイクル、ポンプで通した。
【0016】1サイクルは二つの部分からなる。第一部
分は、樹脂を用いる22BVの経時した発色現像液の処
理を含む。「層容量」は、カラム中の樹脂の容積であ
る。これはサイクルの使用部分もしくは有効部分とも呼
ばれる。錫を樹脂から除去し、サイクルの次の有効部分
を通じて錫を除去する新しい部分を作成するために、こ
の後サイクルの再生部分が続く。
分は、樹脂を用いる22BVの経時した発色現像液の処
理を含む。「層容量」は、カラム中の樹脂の容積であ
る。これはサイクルの使用部分もしくは有効部分とも呼
ばれる。錫を樹脂から除去し、サイクルの次の有効部分
を通じて錫を除去する新しい部分を作成するために、こ
の後サイクルの再生部分が続く。
【0017】LoRR E−6は、標準のE−6処理の
補充比率と比較した低補充比率(Lower Replenishment
Rate)のE−6発色現像液のことである。各サイクル毎
に通常22BVを処理する。表1は、6種類のLoRR
E−6発色現像液成分から錫及び臭化物を除去する場
合の、両方の樹脂(ジホスホン酸機能化樹脂及びAmberl
ite IRA-440C)の単独の効果及び一緒にした効果を示
す。
補充比率と比較した低補充比率(Lower Replenishment
Rate)のE−6発色現像液のことである。各サイクル毎
に通常22BVを処理する。表1は、6種類のLoRR
E−6発色現像液成分から錫及び臭化物を除去する場
合の、両方の樹脂(ジホスホン酸機能化樹脂及びAmberl
ite IRA-440C)の単独の効果及び一緒にした効果を示
す。
【0018】 表I E−6発色現像液再生ロス Diphonix IRA-440C Diphonix+IRA-440C での除去% での除去% での除去% CD-3 6 15.0 19.0 NaBr 2 99.3 99.8 Na2SO3 7 7.0 8.0 CZA 5 92.0 93.0 KI 4 88.0 94.0 Sn 82 4.0 78.0
【0019】Duolite GT-73 を例1に記載したのと同じ
方法で評価した。それを5回再生し、E−6 LoRR
発色現像液を用いるとその錫能力を維持していた。Duol
ite CS-346を例1に記載したのと同じ方法で評価した。
それを2回再生し、E−6 LoRR発色現像液を用い
るとその錫能力を維持していた。
方法で評価した。それを5回再生し、E−6 LoRR
発色現像液を用いるとその錫能力を維持していた。Duol
ite CS-346を例1に記載したのと同じ方法で評価した。
それを2回再生し、E−6 LoRR発色現像液を用い
るとその錫能力を維持していた。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)錫を含有する経時した写真発色現
像液を集めること、 (b)集めた現像液を、ジホスホン酸、アミドキシム及
びチオールから成る群より選ばれるキレート化基を有す
る樹脂で処理し、それによって発色現像液から錫を除去
すること、の工程を含んで成る、第一錫(II)イオンもし
くは錫酸塩錯体イオンとして錫を含有する経時した写真
発色現像液からの錫の除去方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/391,737 US5491048A (en) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | Removal of tin from seasoned photographic color developers |
US391737 | 1995-02-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08254802A true JPH08254802A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=23547733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032345A Pending JPH08254802A (ja) | 1995-02-21 | 1996-02-20 | 経時した写真発色現像液からの錫の除去方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5491048A (ja) |
EP (1) | EP0729066B1 (ja) |
JP (1) | JPH08254802A (ja) |
DE (1) | DE69606204T2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2752627B1 (fr) * | 1996-08-21 | 2003-07-25 | Kodak Pathe | Procede de traitement d'un revelateur saisonne a l'acide ascorbique |
FR2754360A1 (fr) * | 1996-10-08 | 1998-04-10 | Eastman Kodak Co | Procede de renouvellement d'un revelateur a l'acide ascorbique |
US7910024B2 (en) * | 2007-09-07 | 2011-03-22 | A.S. Inc. | Corrosion inhibition compositions and methods for using the same |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE548550A (ja) * | 1955-06-14 | |||
DE2717674C2 (de) * | 1977-04-21 | 1982-05-06 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Auffrischung von gebrauchten fotografischen Farbentwicklern |
JPS561048A (en) * | 1979-06-15 | 1981-01-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | Regenerating method for waste photographic processing solution |
US5281631A (en) * | 1991-12-20 | 1994-01-25 | Arch Development Corp. | Phosphonic acid based ion exchange resins |
GB9301857D0 (en) * | 1993-01-30 | 1993-03-17 | Kodak Ltd | Method of processing photographic silver halide material |
-
1995
- 1995-02-21 US US08/391,737 patent/US5491048A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8032345A patent/JPH08254802A/ja active Pending
- 1996-02-21 EP EP96200445A patent/EP0729066B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-21 DE DE69606204T patent/DE69606204T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5491048A (en) | 1996-02-13 |
EP0729066A1 (en) | 1996-08-28 |
DE69606204D1 (de) | 2000-02-24 |
DE69606204T2 (de) | 2000-08-03 |
EP0729066B1 (en) | 2000-01-19 |
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JPH0147781B2 (ja) | ||
US4680123A (en) | Regeneration of spent developers | |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040420 |