JPH08254778A - 感輻射線乳剤 - Google Patents

感輻射線乳剤

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JPH08254778A
JPH08254778A JP8038089A JP3808996A JPH08254778A JP H08254778 A JPH08254778 A JP H08254778A JP 8038089 A JP8038089 A JP 8038089A JP 3808996 A JP3808996 A JP 3808996A JP H08254778 A JPH08254778 A JP H08254778A
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emulsion
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Joe E Maskasky
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能特性の高い平板状粒子乳剤を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 分散媒体およびハロゲン化銀粒子を含
み;総粒子投影面積の少なくとも50%が、50モル%
より多くの臭化物を含み、且つ平行な{111}主面と
少なくとも5の平均アスペクト比を有する、面心立方結
晶格子構造の平板状粒子により占められており;前記平
板状粒子がヨウ化物濃度が異なる領域を含む感輻射線乳
剤において;前記領域の一つは、7モル%より多くのヨ
ウ化物を含有する中心領域であり;第二の領域は、前記
中心領域のヨウ化物濃度の半分未満を含有する環状バン
ドであり;そして前記の中心領域と環状バンドの各々
は、{111}主面の一部の間に拡がり、且つ{11
1}主面の一部を形成し;前記の中心領域と環状バンド
の各々は、各{111}主面の少なくとも5%を形成す
ることを特徴とする感輻射線乳剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真に有用な感輻
射線写真乳剤に関する。
【0002】
【従来の技術】1980年代には、スピード−粒状度関
係の向上、絶対基準で且つバインダ−硬化機能としての
被覆力の増加、さらに迅速な現像性、熱安定性の向上、
本来的な増感および分光増感により付与された画像形成
スピードの解像の向上、並びに単一乳剤層と多乳剤層方
式の両者における画像鮮鋭性の向上等の広範囲の写真上
の利点が、ある一定の高(>50モル%)臭化物平板状
粒子集団の、写真乳剤における比率を増加させることに
より実現可能であるという知見に基づいて、ハロゲン化
銀写真の分野に目ざましい進歩が起こった。
【0003】平板状粒子乳剤のこれらの利点は、平板状
粒子、すなわち、平行な{111}主面を有する粒子で
あって、その厚さ(t)に比較して比較的大きい等価円
直径(ECD)を有するものの比率が高いことに起因す
る。平板状粒子を占める総粒子投影面積%の増加、平板
状粒子のアスペクト比(ECD÷t)の増加、および粒
子厚さの低減により、平板状粒子の幾何学的構造により
付与される利点を増大させることができる。
【0004】極めて初期の段階から、{111}主面を
有する平板状粒子は、臭化銀粒子の面心立方結晶格子構
造中に平行な双晶面を導入することにより調製できるこ
とが判明していた。臭化銀での溶解度限界までの範囲の
少量のヨウ化物を包含せしめた場合、十分に注意すれば
所望の平板状粒子特性を維持できることが、その後に判
明した。Kofron等の米国特許第4,439,52
0号は、化学増感および分光増感された臭化銀およびヨ
ウ臭化銀の高アスペクト比(ECD/t>8)平板状粒
子乳剤が高レベルの写真性能を示すことを報告した最初
である。
【0005】コア−シェルのヨウ臭化銀写真乳剤の概念
は、KleinおよびMoisarの米国特許第1,0
27,146号(1966)に開示されているように、
少なくとも28年前には知られていた。これらのヨウ臭
化銀粒子は、”二重構造”粒子と称される場合もあり、
比較的高いヨウ化物のコアと比較的低いヨウ化物のシェ
ルを有する。これらは、当該技術分野において認められ
ている多くの利点を有する。Bando等の”Phot
ographic Silver Halide Em
ulsion Containing Double
Structure Grains”、J.of Im
aging Science、Vol.29、No.
5、9月/10月、1985年、193〜195頁に二
重構造の八面体粒子が青色吸収を高め、良好な現像活性
を示すことを実証している。さらに、コアに発生した光
電子は、シェルに発生した光電子と同様の効率で表面潛
像の形成に関与できる。最終的には、これらの粒子は、
ヨウ化物の総量が同じだが、均一に分散している粒子と
比較して、色素減感を低減する。研究の結果によれば、
色素減感は比較的高いヨウ化物コア中のポジティブな孔
の捕獲に起因することが示唆された。
【0006】Kofron等(先に引用)は、コア−シ
ェル構造の高臭化物平板状粒子の調製を示唆している。
Evans等の米国特許第4,504,570号は、主
として内部潛像を形成するように内部改質されたコア−
シェル構造を有する平板状粒子を示唆している。Sai
touの米国特許第4,945,037号は、(I)シ
ェル中の限られたヨウ化物濃度または(II)シェル中
の少なくとも6モル%のヨウ化物のいずれかを有するコ
ア−シェル平板状粒子構造であって、各構造が異なる効
果を与えるものを開示している。Sitou等は、前記
シェルの厚さは少なくとも0.01μmであると考えて
いる。
【0007】高臭化物平板状粒子乳剤のシェル形成には
根本的な課題がある。これらの課題の一つを図1〜3を
参照して具体的に示す。図1および2に、高臭化物平板
状粒子100を示す。平板状粒子の上部主面102はそ
の厚さtと比較して大きい。この粒子形状の利点は、露
光照射線を捕獲するのに利用できるこの大きな上部主面
と、限られた平板状粒子厚さによりもたらされる。
【0008】従来のシェル形成を行えば、図3に示した
粒子構造が得られる。シェルSは、粒子100の外面上
のすべてに均一厚さの層を形成するが、シェル形成のた
めに沈殿する追加のハロゲン化銀は元の平板状粒子の主
面上に主に位置する。追加の付着ハロゲン化銀のうち極
めて低比率のハロゲン化銀のみが、平板状粒子100の
縁端上に位置するに過ぎない。これは平板状粒子100
の縁端表面積が、主面の表面積と比較して小さいからで
ある。このシェルは、露光輻射線を捕獲するのに利用で
きる平板状粒子の投影面積をほんの僅かしか増加させな
い。このことは、図1において、シェル化粒子の周辺縁
端204の位置を、平板状粒子100のものと比較する
ことにより分かる。しかしながら、シェル化平板状粒子
の厚さt 1 は、平板状粒子100の厚さtと比較する
と、増加%が高い。
【0009】換言すれば、従来のシェル形成操作は望ま
しい平板状粒子特性を損なうものである。平板状粒子投
影面積は殆ど増加せず、一方、平板状粒子アスペクト比
は有意に減少し且つ平板状粒子厚さも有意に増加する。
コア−シェル構造の別の欠点は、平板状粒子の外表面が
必ずシェルの組成のものでなければならないことであ
る。シェルの厚さは変動してよいが、それでもシェルは
コアを取り囲み、平板状粒子表面全体に単一組成物を付
与する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様におい
て、分散媒体およびハロゲン化銀粒子を含み;総粒子投
影面積の少なくとも50%が、50モル%より多くの臭
化物を含み、且つ平行な{111}主面および少なくと
も5の平均アスペクト比を有する、面心立方結晶格子構
造の平板状粒子により占められており;前記平板状粒子
が、ヨウ化物濃度が異なる領域を含む感輻射線乳剤にお
いて;前記領域の一方は、7モル%より多くヨウ化物を
含有する中心領域であり;第二の領域は、前記中心領域
のヨウ化物濃度の半分未満を含有する環状バンドであ
り;そして前記の中心領域と環状バンドの各々は、{1
11}主面の一部の間に拡がり、且つ{111}主面の
一部を形成し;前記の中心領域と環状バンドの各々は、
各{111}主面の少なくとも5%を形成することを特
徴とする感輻射線乳剤に向けられている。
【0011】本発明は、当該技術分野において従来認識
されていなかった利点を併有する。異なるヨウ化物濃度
の領域が、両者とも平板状粒子主面に存在するので、比
較的高い表面ヨウ化物濃度の利点と同時に、比較的低い
表面ヨウ化物濃度の利点を同一粒子構造中に実現させる
ことができる。対照的に、従来のコア−シェル構造で
は、粒子表面での高ヨウ化物濃度か、または低ヨウ化物
濃度のいずれかの選択を必要とした。
【0012】低ヨウ化物バンドを有する平板状粒子の主
面の部分を形成する利点は、光孔が環状バンドから移動
し、それによりバンド表面での潛像形成を高めることで
ある。同時に、現像は表面潛像部位で開始するので、環
状バンド内の比較的低いヨウ化物濃度は現像性を高める
のに寄与する。潛像は、通常平板状粒子の周辺に形成す
る傾向があるので、潛像形成および現像にとって、最も
導電性の組成の環状バンドを有する平板状粒子の形成
は、特に有利である。
【0013】比較的高いヨウ化物濃度を有する平板状粒
子の主面の一部を形成する利点は、高表面ヨウ化物が吸
着分光増感色素の増感効率を向上させ、同時に他の有用
な写真添加物、例えば、カブリ防止剤および安定剤の吸
収を向上させることである。本発明の別の利点は、粒子
中のヨウ化物濃度の差異を実現し、その一方で、平板状
粒子厚さを同時に増加させることなく、平板状粒子の投
影面積を増加させることにより、平板状粒子の幾何学的
構造に起因する性能特性を同時に高めることである。実
際、平板状粒子投影面積の有意の増加が、平板状粒子厚
さを測定可能な程の増加なしに達成された。
【0014】図4に、本発明乳剤の特異な特徴を具体的
に表す平板状粒子400を示す。中心領域CRは、平板
状粒子の{111}主面405および407の一部の間
に拡がり且つ{111}主面405および407の一部
を形成する。中心領域から外側に拡がり、そしてまた平
板状粒子の{111}主面の一部を形成するのが、環状
バンドBである。
【0015】従来のコア−シェル粒子構造と比較して、
本発明の平板状粒子400のもたらす利点は、図3のシ
ェル化粒子と比較することにより明らかであり、図3で
は、同量のハロゲン化銀がシェルSと環状バンドBに含
まれる。t1 で示されるように、コア−シェル粒子構造
は粒子厚さを増加させ、、一方、環状バンドは平板状粒
子の中心領域の元の厚さtを保持しながら、横方向に成
長するのが示されている。粒子100へのシェルSの添
加は、平板状粒子の投影面積を僅かしか増加させず、こ
れは周辺端縁204の位置により図1に良く示されてい
る。一方、粒子の外側端縁でのバンドの好ましい位置
が、図1の周辺端縁409の位置により示されるよう
に、平板状投影面積の比較的大きな増加に寄与してい
る。
【0016】平板状粒子の{111}主面での比較的高
い表面ヨウ化物濃度と低い表面ヨウ化物濃度による性能
上の利点を実現するためには、{111}主面の少なく
とも5%が、中心領域および環状バンドの各々により形
成される必要がある。例えば、中心領域は{111}主
面の最小5%(好ましくは、少なくとも20%)を占
め、環状バンドは前記主面の残り、最大95%(好まし
くは、80%まで)を占めることができる。
【0017】実際、中心領域は{111}主面のできる
だけ多くを占めることが好ましい。したがって、中心領
域は、好ましくは{111}主面の少なくとも80%
(最も好ましくは、95%)を占め、環状バンドが前記
主面の残りを占める。環状バンドは{111}主面の僅
か5%を占める場合でさえも、実質的にすべての潛像画
像のための形成部位を容易に提供することができる。環
状バンドは好ましくは{111}主面の20%以下を形
成する。中心領域により形成される{111}主面の面
積を増加させることにより、吸着分光増感色素と粒子表
面間の効率的な相互作用のための面積が増加し、一方、
環状バンドにおける潛像形成のための十分な面積をなお
提供する。
【0018】中心領域は、少なくとも7モル%のヨウ化
物を含有し、粒子の面心立方結晶格子構造中のヨウ化物
の溶解度限界、すなわち、粒子成長のために選択された
正確な条件次第で、通常、約40モル%までのヨウ化物
濃度を含有することができる。広範囲の従来の沈澱技法
については、約30モル%までのヨウ化物濃度が容易に
実現し、したがって、この濃度が好ましい。ヨウ化物濃
度の増加による直接の機能として、本来の青色吸収が増
加する。しかしながら、色素吸着および/または増感効
率に関する利点は、独立して青色増感の向上について求
められる場合(すなわち、スペクトルの緑色領域および
/または赤色領域への増感が意図されている乳剤であっ
て、マイナスブルーとも称される)、十分な高揚が、2
0モル%未満のヨウ化物濃度で実現できる。
【0019】環状バンドは、中心領域のヨウ化物濃度の
半分未満を含有するように選ぶ。環状バンド中のヨウ化
物を低レベルにすることのみが、潛像形成効率を向上さ
せるのに必要とされる。したがって、環状バンドが2モ
ル%未満のヨウ化物を含有することが好ましい。ヨウ化
物の存在の利点を実現させるためには、環状バンドは、
少なくとも0.1モル%のヨウ化物、好ましくは、少な
くとも0.5モル%のヨウ化物を含有する。
【0020】本発明の感輻射線乳剤は、粒子400につ
いて述べたようなタイプの構造特性を有し、総粒子投影
面積の少なくとも50%を占める平板状粒子を含む。好
ましくは、これらの平板状粒子は総粒子投影面積の少な
くとも70%を占め、最適には総粒子投影面積の少なく
とも90%を占める。これらの平板状粒子の平均アスペ
クト比は少なくとも5、好ましくは>8である。これら
の平板状粒子を、本発明の教示によりシェル化すること
によりアスペクト比が実際に増加するので、本発明の平
板状粒子は、高臭化物平板状粒子乳剤について報告され
ている最高の平均アスペクト比と等しいかまたはそれを
超える平均アスペクト比を有することができる。
【0021】先に検討したヨウ化物添加の要件を条件と
して、本発明の平板状粒子の中心領域は、従来の高臭化
物平板状粒子と等しいものであることができ、従来の高
臭化物平板状粒子は本発明の平板状粒子乳剤調製のため
の好ましい出発材料を提供する。本発明粒子の中心領域
を得るために使用できる従来の高臭化物平板状粒子乳剤
は以下に具体的に説明されている:Wilgus等の米
国特許第4,434,226号;Kofron等の米国
特許第4,439,520号;Daubendiek等
の米国特許第4,414,310号;Solberg等
の米国特許第4,433,048号;Yamada等の
米国特許第4,647,528号;Sugimoto等
の米国特許第4,665,012号;Daubendi
ek等の米国特許第4,672,027号;Yamad
a等の米国特許第4,679,745号;Dauben
diek等の米国特許第4,693,964号;Mas
kasky等の米国特許第4,713,320号;No
ttorfの米国特許第4,722,886号;Sug
imotoの米国特許第4,755,456号;God
aの米国特許第4,775,617号;Ellisの米
国特許第4,801,522号;Ikeda等の米国特
許第4,806,461号;Ohashi等の米国特許
第4,835,095号;Makino等の米国特許第
4,835,322号;Daubendiek等の米国
特許第4,914,014号;Aida等の米国特許第
4,962,015号;Ikeda等の米国特許第4,
985,350号;Tsaur等の米国特許第5,14
7,771号;Tsaur等の米国特許第5,147,
772号;Tsaur等の米国特許第5,147,77
3号;Tsaur等の米国特許第5,171,659
号;Black等の米国特許第5,334,495号;
Chaffee等の米国特許第5,358,840号;
およびDeltonの米国特許第5,372,927
号。
【0022】本発明の平板状粒子の中心領域を形成する
ために用いる高臭化物平板状粒子乳剤は、総銀量に基づ
いて少なくとも50モル%の、好ましくは少なくとも7
0モル%の臭化物を含有する。これらの乳剤は、ヨウ臭
化銀乳剤であることができ、そしてこれらの平板状粒子
は、前記のヨウ化物および臭化物の濃度範囲と両立する
少量の塩化物を含有することができる。
【0023】本発明の平板状粒子の中心領域を得るため
に用いる高臭化物平板状粒子は、最終乳剤において少な
くとも5の平均アスペクト比を達成することができる任
意の平均アスペクト比を有することができる。不均一に
(disproportionally)添加されてい
るバンド構造は、平板状粒子厚さと比較して平板状粒子
のECDを増加させるので、出発乳剤は5より幾分低い
平均アスペクト比を有することができるが、好ましくは
アスペクト比は少なくとも5である。出発乳剤は、任意
の従来の好ましい高平均アスペクト比、例えば、先に引
用した特許に報告されている任意の平均アスペクト比を
有することができる。
【0024】中心領域を形成するために用いられる高臭
化物平板状粒子の平均厚さは、少なくとも5の必要とさ
れる最終平均アスペクト比の達成と両立する任意の値を
とることができる。中心領域を形成する粒子の厚さは、
0.3μ未満であることが一般に好ましい。薄い平板状
粒子乳剤、すなわち、0.2μm未満の平均厚さを有す
るものが好ましい。極薄平板状粒子乳剤、すなわち、<
0.07μmの平均平板状粒子厚さを有するものを、出
発材料として用いることが特に意図されている。高臭化
物平板状粒子は、従来の高臭化物平板状粒子を示すため
の先述の特許に開示された乳剤に含まれており、そして
以下の特許によりさらに具体的に説明されている:Zo
laおよびBryantのヨ−ロッパ特許第0 362
699号;Antoniades等の米国特許第5,
250,403号;およびSutton等の米国特許第
5,334、469号。
【0025】限定された粒子分散性を示すように、ホス
トの高臭化物平板状粒子乳剤を選択することがさらに好
ましい。すなわち、出発乳剤と、本発明の要件を満足す
る完成乳剤の両者が単分散であるように、高臭化物平板
状粒子乳剤を選択することが好ましい。そうすれば、こ
れらの乳剤では、粒子ECDの変動係数(COV)が3
0%未満(COVは粒子ECDの標準偏差を平均粒子E
CDで割った値の100倍として定義する)を示す。一
般に、単分散性の利点は、COVが30%以下に減少す
るにつれて高められる。本発明乳剤のシェル化粒子の中
心領域を形成するのに有用な高臭化物平板状粒子乳剤は
15%未満のCOV値を示すことが当該技術分野におい
て知られており、そして分散性を限定するように特に注
意をした乳剤においては、10%未満である。低COV
高臭化物平板状粒子は、従来の高臭化物平板状粒子を説
明するために先に引用した特許の乳剤に関する開示に含
まれており、さらに以下に具体的に説明されている:S
aito等の米国特許第4,797,354号;Tsa
ur等の米国特許第5,210,013号;Kim等の
米国特許第5,272,048号;およびSutton
等の米国特許第5,334,469号。本発明によれ
ば、低COVホスト平板状粒子乳剤を、低い粒子サイズ
分散性を維持しながら、バンド化することができる。
【0026】出発材料として用いる高臭化物平板状粒子
は、最終乳剤の平板状粒子が総粒子投影面積の少なくと
も50%を占めるのに十分な平板状粒子投影面積を有す
る。好ましい出発材料は、好ましくは少なくとも70%
の、最適には少なくとも90%の平板状粒子投影面積を
有するものである。一般に、適宜達成可能な程度まで非
平板状粒子を排除することが好ましい。
【0027】シェルを形成することなく、予め存在する
高臭化物平板状粒子集団上に環状バンド構造を形成する
ために、多くの既知の高塩化物平板状粒子形成用粒子成
長改質剤のうちのいくつかを使用できるとの知見を得た
が、これは全く予期せざることであった。すなわち、バ
ンドが形成されるにつれ、ハロゲン化銀はホスト高臭化
物平板状粒子の周辺端縁上に優先的に付着し、高臭化物
平板状粒子の主面上への沈澱は起こらないか、あるい
は、あまりに限定されるので{111}主面で本発明に
より必要とされるレベル以下にヨウ化物濃度を低減しな
い。事実、本発明の実施態様においては、予め存在する
平板状粒子の主面上への沈澱は、その存在が検出できな
い程であった。
【0028】以下の従来の粒子成長改質剤は、本発明要
件を満たすシェルバンドを達成するのに有効であるとは
認められなかった:アデニン、キサンチンおよび4−ア
ミノピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン。これらのタイ
プの粒子成長改質剤は、Maskaskyの米国特許第
4,400,463号、第4,713,323号および
第5,183,732号、MaskaskyおよびCh
angの米国特許第5,178,998号,Tufan
o等の米国特許第4,804,621号並びにHoul
e等の米国特許第5,035,992号に開示されてい
る。
【0029】4,5,6−トリアミノピリミジンタイプ
の粒子成長改質剤が、平板状バンドを高塩化物平板状粒
子乳剤上に成長させるのに有用であることが認められて
いる。これらの粒子成長改質剤は以下の式を満たす:
【0030】
【化1】
【0031】(式中、Ri は各々独立して水素または先
述のタイプの炭素数1〜7の一価の炭化水素基、好まし
くは炭素数1〜6のアルキルである)。以下は、本発明
範囲内の各種4,6−ジ(ヒドロアミノ)−5−アミノ
ピリミジン化合物の具体例である:
【0032】
【化2】
【0033】前記タイプの従来の高臭化物平板状粒子乳
剤から始めて、全量に基づいて少なくとも0.1重量%
の銀を、出発乳剤により供給される粒子の状態で含有す
る水性分散体を調製する。分散媒体中の銀の重量は、全
量に基づいて20重量%までの範囲を変動することがで
きるが、しかし、好ましくは、分散体の全量に基づいて
0.5〜10重量%までの範囲である。
【0034】この水性分散体もまた、出発乳剤中に高臭
化物平板状粒子と共に存在する水および解膠剤を受容す
る。解膠剤は、典型的に水性分散体の全量に基づいて1
〜6重量%を構成する。本発明の最も単純な態様では、
高臭化物平板状粒子乳剤の沈澱完了後直ちに本発明の平
板状バンドの成長方法を行い、平板状バンド成長方法の
水性分散体要件を満たす出発乳剤の分散媒体において必
要とされる最低限の調整のみを行う。中間工程、例え
ば、平板状バンド成長工程開始に先立つ洗浄は排除され
ない。
【0035】平板状バンド成長工程において用いる水性
分散体のpHは、4.6〜 9.0、好ましくは5.0
〜8.0の範囲内である。pH調整は、必要に応じて、
強い鉱塩基、例えば、水酸化アルカリ、または強鉱酸、
例えば、硝酸もしくは硫酸を用いて行うことができる。
pHを中性より塩基性側に調整する場合には、水酸化ア
ンモニウムの使用は避けるべきである。これはアルカリ
条件で、アンモニウムイオンは熟成剤として作用して粒
子厚さを増加させるからである。
【0036】調製乳剤の最小濃度が増加する危険性を最
小にするためには、化学量論的に僅かに過剰の臭化物イ
オンを存在させながら写真乳剤を調製することは通常行
うことである。平衡状態では以下の関係が存在する: (I)−logKSP=pBr + pAg (式中、KSPは臭化銀の溶解度積定数であり;pBrは
臭化物イオン活性の負の対数であり;pAgは銀イオン
活性の負の対数である)。0〜100℃の温度範囲にお
ける臭化銀乳剤の溶解度積定数は、MeesおよびJa
mesのThe Theory of the Pho
tographicProcess、第三版、Macm
illan、New York、1966、第6頁に刊
行されている。当量点、pBr=pAg=−logKSP
÷2(水性分散体中に化学量論的に過剰な臭化物イオン
が存在しない点)は溶解度積定数から判明する。参照電
極および検出電極、例えば、銀イオンもしくは臭化物イ
オン検出電極またはその両者を用いることにより、水性
分散体の電圧測定からその臭化物イオン含有量(pB
r)を測定できる。Lin等の米国特許第5,317,
521号は電極の選定およびpBrをモニターするため
の技法を示している。水性分散体中の不必要に高度の臭
化物イオン濃度(そして不必要な材料浪費)を回避する
ために、水性分散体のpBrを少なくとも1.5、好ま
しくは少なくとも2.0、最適には2.6より高い値に
調整する。溶解性臭化物塩(例えば、アルカリ臭化物)
を添加してpBrを低減し、一方溶解性銀塩(例えば、
硝酸銀)を添加してpBrを増加させることができる。
【0037】トリアミノピリミジン粒子成長改質剤は、
前記のpBr調整およびpH調整の前、その間またはそ
の後に水性分散体に添加する。驚くべき発見のひとつ
は、高塩化物{111}平板状粒子乳剤の調製に用いた
場合には本発明のトリアミノピリミジンと同様に機能す
る粒子成長改質剤を、平板状バンド成長工程において本
発明の粒子成長改質剤の代わりに用いても有効でないと
いうことである。
【0038】平板状バンドを形成するための粒子成長改
質剤の効力は、{111}結晶面へのその優先的吸収能
そしてこれらの面上への追加のハロゲン化銀付着を防止
する能力に起因すると信じられている。しかしながら、
この説明は、同一の機能を発揮することもまた信じられ
ている他の粒子成長改質剤の不良を説明するものではな
い。実際の観察によれば、水性分散体に存在する各種粒
子表面と粒子成長改質剤間の相互作用は、事実複雑であ
ることが分かる。何故あるタイプの粒子成長改質剤が平
板状バンドを調製するのに有用であるのに、他のタイプ
のものはそうではないのかについては説明されていな
い。
【0039】平板状バンド成長工程に使用するための粒
子成長改質剤の濃度は銀1モル当たり0.1〜500ミ
リモルが意図されている。好ましい粒子成長改質剤濃度
は銀1モル当たり0.4〜200ミリモル、最適の粒子
成長改質剤濃度は銀1モル当たり4〜100ミリモルで
ある。粒子成長改質剤を水性分散体に導入して、シェル
を形成するのに必要な銀イオンおよび塩化物イオンを加
え且つ粒子熟成と共存可能であることが知られている任
意の適切な温度に水性分散体を保持することにより、平
板状バンドを高臭化物平板状粒子上に成長させる。この
温度は、ほぼ室温(例えば、15℃)からハロゲン化銀
乳剤調製に好ましく用いられる最高温度、典型的に約9
0℃までの範囲で変動することができる。好ましい保持
温度は、約20〜80℃、最適には35から70℃の範
囲内である。
【0040】保持時間は、出発粒子集団、保持温度およ
び得ようとしている目的のものに依存して広く変動す
る。例えば、高臭化物平板状粒子乳剤から出発して、最
低0.1μmだけ平均ECDを増加させる目的で出発粒
子集団を提供するためには、30〜60℃の温度範囲で
は、数分以下の保持時間が必要であり、保持温度を上げ
ればさらに短い保持時間が可能であろう。一方、出発粒
子が、最終粒子構造の最少比率を形成することが意図さ
れている場合には、保持時間は、最高の保持温度での数
分から周囲温度での一晩(16〜24時間)まで変動す
ることができる。保持時間は一般に、使用温度が同じな
らば、ダブルジェット沈澱技法により高臭化物平板状粒
子を調製するのに用いる操作時間に匹敵する。保持時間
は、薄い(0.2μm未満の平均粒子厚さ)平板状粒子
乳剤を得るのと共存しうることが判明しているタイプの
熟成剤、例えば、チオエーテル熟成剤を水性分散体に導
入することにより短縮できる。
【0041】ヨード−8−ヒドロキシキノリンタイプの
粒子成長改質剤もまた、高臭化物平板状粒子乳剤じょう
に平板上ンバンドを成長させるのに有用であることが認
められている。必要とされるヨード置換基は、適宜8−
ヒドロキシキノリンの任意の合成環位置を占めることが
できる。8−ヒドロキシキノリン環がその他に置換され
ていなければ、単一のヨード置換基の導入についての最
活性の部位は5および7環位であり、7ー環位が好まし
い置換部位である。したがって、8−ヒドロキシキノリ
ンが2個のヨード置換基を含むならば、それらは典型的
に5および7環位に配置される。5および7環位が既に
置換されているならば、ヨード置換基は他の環位に位置
することができる。
【0042】更なる環置換を必要とはしないが、残りの
環位のいずれも置換されていてもよい。強電子吸引置換
基、例えば、他のハロゲン化物、偽ハロゲン化物(例え
ば、シアノ、チオシアノ、イソシアネート等)、カルボ
キシ(遊離酸、その塩またはエステルを含む)、スルホ
(遊離酸、その塩またはエステルを含む)、α−ハロア
ルキル等;並びに穏やかな電子吸引性または電子供与性
置換基、例えば、アルキル、アルコキシ、アリール等
が、8−ヒドロキシキノリンの両縮合環上の各種の環位
に存在するのが普通である。
【0043】極性置換基、例えば、カルボキシ基および
スルホ基は、乳剤沈澱に用いられる水性分散媒体へのヨ
ード置換8−ヒドロキシキノリンの溶解性を高める好ま
しい機能を発揮することができる。特に好ましい一態様
において、前記のヨード8−ヒドロキシキノリンは以下
の式を満足する:
【0044】
【化3】
【0045】(式中、R1 およびR2 は、水素、極性置
換基、特にカルボキシおよびスルホ置換基、並びに強電
子吸引置換基、特にハロ、偽ハロ置換基から選ばれる
が、少なくともR1 およびR2 の一方はヨードであるこ
とを条件とする)。以下は、本発明の実施において用い
られることが意図されているヨード置換8−ヒドロキシ
キノリン粒子成長改質剤の具体例である: IHQ−1 5−クロロ−8−ヒドロキシ−7−ヨー
ドキノリン、 IHQ−2 8−ヒドロキシ−7−ヨード−2−メチ
ルキノリン、 IHQ−3 4−エチル−8−ヒドロキシ−7−ヨー
ドキノリン、 IHQ−4 5−ブロモ−8−ヒドロキシ−7−ヨー
ドキノリン、 IHQ−5 5,7ージヨード−8−ヒドロキシキノ
リン、 IHQ−6 8−ヒドロキシ−7−ヨード−5−キノ
リンスルホン酸、 IHQ−7 8−ヒドロキシ−7−ヨード−5−キノ
リンカルボン酸、 IHQ−8 8−ヒドロキシ−7−ヨード−5−ヨー
ドメチルキノリン、 IHQ−9 8−ヒドロキシ−7−ヨード−5−トリ
クロロメチルキノリン、 IHQ−10 α−(8−ヒドロキシ−7−ヨードキノ
リン)酢酸、 IHQ−11 7−シアノ−8−ヒドロキシ−5−ヨー
ドキノリン、 IHQ−12 8−ヒドロキシ−7−ヨード−5−イソ
シアネ−トキノリン。
【0046】さらに、ポリヨードフェノールタイプの粒
子成長改質剤も高臭化物平板状粒子乳剤上に平板上バン
ドを成長させるのに有用であると認められている。ポリ
ヨードフェノールは、2個またはそれ以上のヨード置換
基を含有するアリールヒドロキシドである。ある簡単な
態様において、前記フェノールは少なくとも2個のヨー
ド置換基を含有するヒドロキシベンゼンであることがで
きる。2、4および6環位の少なくとも2個にヨウ化物
置換基を配置するのが、合成上、最も都合がよい。ベン
ゼン環がただ1個のヒドロキシ基およびヨード部分で置
換されている場合、すべての可能な組み合わせが、本発
明の実施における粒子成長改質剤として有用である。
【0047】2個以上のヨード置換基を有するヒドロキ
シベンゼンは、追加の置換基が加わった場合、追加の置
換基のいずれもその化合物を還元剤に転換しない限り、
依然として有用な粒子成長改質剤のままである。具体的
には、本発明の実施において有用であるためには、2個
以上のヨード置換基を有するフェノールは、沈澱条件下
で、塩化銀を還元できないものでなければならない。塩
化銀は、写真ハロゲン化銀のうちで最も容易に還元さ
れ、したがって、ある化合物が塩化銀を還元しないなら
ば、いずれの写真用ハロゲン化銀をも還元しない。塩化
銀の還元剤であるフェノールを排除する理由は、沈澱の
際、塩化銀が還元されると、処理の際写真カブリを生じ
させるAg0 を発生させるからである。幸いなことに、
塩化銀を還元できるフェノールは、当該技術において周
知であり、現像剤としての使用については広く研究され
ている。例えば、ハイドロキノン類およびカテコール類
は、p−アミノフェノール類と同様に良く知られた現像
剤である。したがって、当業者は何年にもわたって現像
剤について鋭意研究を行った結果、どのフェノールが塩
化銀を還元できるかできないかは、既に判明している。
JamesのThe Theory of the P
hotographic Process,第4版、M
acmillan、New York、1977年、第
11章、D.Classical Organic D
eveloping Agents、1.RELATI
ON BETWEEN DEVELOPING ACT
ION AND CHEMICAL STRUCTUR
によれば、以下の構造を満足する化合物は、現像剤で
ある:
【0048】
【化4】
【0049】(式中、フェノールの場合には、はヒド
ロキシであり、’はヒドロキシまたはアミノ(第一、
第二または第三アミノを含む)であり、そしてn=1、
2または4である。) 前記より、必要とされるヒドロキシおよびヨード置換基
に加えて、フェノールの置換基のうち圧倒的に多数のも
のは、そのフェノールを塩化銀の還元剤にすることは不
可能である。このような追加の置換基(以下、写真不活
性置換基と称する)としては、以下の通常のフェノール
用の置換基群が挙げられるが、これらに限定されない:
アルキル、シクロアルキル、アルケニル(例えば、アリ
ル)、アルコキシ、アミノアルキル、アリ−ル、アリ−
ルオキシ、アシル、ハロ(すなわち、F、ClまたはB
r)、ニトロ(NO2 )およびカルボキシまたはスルホ
(遊離酸、塩またはエステルを含む)。前記置換基のす
べての脂肪族部分は好ましくは1〜6個の炭素原子を含
み、一方、すべてのアリール部分は好ましくは6〜10
個の炭素原子を含む。フェノールが、2個のヨード置換
基および追加の写真不活性置換基を含む場合、後者は、
好ましくはベンゼン環上のヒドロキシ基に対してパラ位
に配置される。
【0050】2個または3個のヨード置換基を含有する
フェノールは、粒子成長改質剤として極めて有効である
が、しかし、単一のヨード置換基を含有するフェノール
は、効果がないことが実証されている。このことは、予
想されなかったことであり、事実、全く予期せざること
である。当然のことであるが、本発明の実施における粒
子成長改質剤として選択することができる、当該技術分
野において知られている多くの各種フェノールがある。
以下は、本発明の実施に用いることが意図される、ポリ
ヨードフェノール粒子成長改質剤の具体例である:
【0051】
【化5】
【0052】
【化6】
【0053】
【化7】
【0054】
【化8】
【0055】ヨード−8−ヒドロキシキノリンとポリヨ
−ドフェノ−ル粒子成長改質剤の使用操作方法は、以下
の違い以外は4,5,6−トリアミノピリミジン粒子成
長改質剤の使用について詳細に記載されているものと同
様である:ヨード−8−ヒドロキシキノリン粒子成長改
質剤を用いる場合は、分散媒体のpHは、2〜8、好ま
しくは3〜7の範囲であることができる。ポリヨードフ
ェノール粒子成長改質剤を用いる場合は、分散媒体のp
Hは、1.5〜10、好ましくは2〜7の範囲であるこ
とができる。ヨード−8−ヒドロキシキノリンまたはポ
リヨードフェノール粒子成長改質剤を用いる場合は、熟
成温度は好ましくは少なくとも40℃である。
【0056】従来法により平板状粒子の中心部を形成す
る代わりに、前記タイプの選ばれた粒子成長改質剤の存
在下で沈澱により平板状粒子構造全体を形成することも
可能である。この調製方法を採用するためには、粒子の
中心領域を沈澱する際の比較的高いレベルから、バンド
を沈澱する際の比較的低いレベルまで、ヨウ化物レベル
を変動させることのみが必要とされる。
【0057】具体的に開示してきた特徴以外は、本発明
の乳剤、その調製およびこれらの乳剤を含有する写真要
素は、任意の好ましい従来形を取ることができる。従来
の特徴は、Research Disclosure、
Vol.365、1994年9月、Item 3654
4に具体的に説明されている。
【0058】
【実施例】本発明は、以下の具体的実施例を参考にする
ことにより、より良好に理解することができる。乳剤A ホスト粒子として用いるAgIBr(25
モル%のI)極薄平板状粒子乳剤 50gの酸化ゼラチンおよび2Lの蒸留水を含む強攪拌
反応容器に、25℃で、ポンプ2個および12孔環流出
口を用いて、2MのAgNO3 溶液300mLを300
mL/分の速度で添加した。ポンプ2個および12孔環
流出口を用いて、1.5MのNaBr溶液、0.5Mの
KI溶液を、pBr3.82を維持するのに必要な速度
で同時に添加した。銀およびハロゲン化物の導入環流出
口は回転攪拌ヘッドの上下にそれぞれ取り付けた。得ら
れた乳剤90gに、25℃で、銀1モル当たり全体で1
6ミリモルの4,5,6−トリアミノピリミジンを含有
する水溶液4mLを添加した。温度を40℃まで上昇さ
せ、次いでpHを7.0に調整し、pBrを3.38に
調整した。この混合物を60℃まで加熱し、次いでpH
を7.0、pBrを3.08に調整した。この乳剤を
1.5時間60℃で加熱し、平板状粒子乳剤を得た。
【0059】電子顕微鏡で2124個の粒子を測定する
ことにより、粒子の平均ECDは0.29μmであると
測定された。平均平板状粒子厚さは、原子力顕微鏡(A
FM)を用いて、1159個の平板状粒子を走査し、次
いで80個のゼラチンシェルを走査することにより測定
して、平均吸着ゼラチン層厚さを得た。0.0049μ
mの測定ゼラチン厚さを、この粒子厚さ全体から差し引
いた。補正後の平均厚さは0.0261μmであった。
平均アスペクト比は11であった。平板状粒子集団は、
乳剤粒子の総投影面積の85%であった。
【0060】個々の粒子のルミネセンスを、低温ルミネ
センス鏡検法を用いて77゜Kで、紫外から530nm
のフィルターを介して測定した(J.Maskask
y、J.Imaging Sci.32:15(198
8))。この平板状粒子は7777゜Kでルミネセンス
を示さなかった。77゜Kで観測可能なルミネセンスの
欠落は、それらの極めて高いそして均一のヨウ化物濃度
に起因する。乳剤B AgBr微粒子乳剤 50gの酸化ゼラチンおよび2Lの蒸留水を含む強攪拌
反応容器に、25℃で、ポンプ2個および12孔環流出
口を用いて、2MのAgNO3 溶液300mLを300
mL/分の速度で添加した。ポンプ2個および12孔環
流出口を用いて、2.0MのNaBr溶液を、pBr
3.82を維持するのに必要な速度で同時に添加した。
銀およびハロゲン化物の導入環流出口は回転攪拌ヘッド
の上下にそれぞれ取り付けた。乳剤C AgIBr(6モル%のI)極薄平板状種
粒子乳剤 0.38%の酸化ゼラチンおよび0.15ミリモルのN
aBrの溶液2Lを含む強攪拌反応容器に、25℃で、
ポンプ2個および12孔環流出口を用いて、2MのAg
NO3 溶液75mLを300mL/分の速度で添加し
た。ポンプ2個および12孔環流出口を用いて、1.8
8MのNaBr溶液、0.12MのKI溶液を同様の速
度で添加した。銀およびハロゲン化物の導入環流出口は
回転攪拌ヘッドの上下にそれぞれ取り付けた。最終pB
rは2.78であった。40℃でpHを6.0に調整
し、pBrを2.6に調整し、次いで温度を60℃まで
5℃/3分の速度で上昇させ、その後にpHを6.0
に、pBrを2.38に維持した。60℃で90分加熱
後、この乳剤を25℃まで冷却し、pBrを3.82
に、pHを7.0に調整した。
【0061】得られた乳剤は、ECDが略0.1μmの
極薄平板状粒子からなり、乳剤粒子の総投影面積の95
%より多くを形成していた。乳剤D ホスト粒子として用いるAgIBr(25
モル%のI)極薄平板状粒子種乳剤 50gの酸化ゼラチンおよび2Lの蒸留水を含む強攪拌
反応容器に、25℃で、ポンプ2個および12孔環流出
口を用いて、2MのAgNO3 溶液300mLを300
mL/分の速度で添加した。ポンプ2個および12孔環
流出口を用いて、1.5MのNaBr溶液、0.5Mの
KI溶液を、pBr3.82を維持するのに必要な速度
で同時に添加した。銀およびハロゲン化物の導入環流出
口は回転攪拌ヘッドの上下にそれぞれ取り付けた。得ら
れた乳剤に、25℃およびpH7.0で、pH7.0に
調整した、13.5ミリモルの4,5,6−トリアミノ
ピリミジンおよび0.075モルの乳剤Cを含有する水
溶液200mLを添加した。温度を60℃まで上昇さ
せ、pHおよびpBr調整を行わずに90分間この温度
に保持した。
【0062】電子顕微鏡で2420個の粒子を測定する
ことにより、粒子の平均ECDは0.21μmであると
測定された。平均平板状粒子厚さは、原子力顕微鏡(A
FM)を用いて、1509個の平板状粒子を走査するこ
とにより測定した。吸着ゼラチン層厚さ(0.0049
μm)について補正後の平均厚さは0.032μmであ
った。平板状粒子集団は、乳剤粒子の総投影面積の95
%を占めていた。
【0063】得られた乳剤のCuKB 照射を用いるX線
粉末回折データによれば、異なる二つのハロゲン化銀相
が存在した。第一の相は、100(cent)当たり
6.3モルの平均ヨウ化物含有量を有し、総銀量の9%
を占め、他方は、100当たり24.1モルの平均ヨウ
化物含有量を有し、総銀量の91%を占めた。実施例1 ヨウ化物富化(〜25モル%のI)ホス
ト、低ヨウ化物(1モル% のI)環状バン
ド化極薄(5モル%の全I)平板状粒子乳剤 5.2ミリモルの乳剤Aに、40℃で攪拌しながら、2
0.8ミリモルの乳剤Bおよび水4mLに溶解した0.
33ミリモルの4,5,6−トリアミノピリミジンを添
加した。この混合物のpHを7.0、pBrを3.38
に調整した。この混合物を60℃まで加熱し、pHを
7.0、pBrを3.08に調整した。60℃で1.5
時間加熱後、得られた乳剤を冷却した。
【0064】平均平板状粒子寸法は、原子力顕微鏡(A
FM)を用いて、1084個の平板状粒子を走査して、
平板状粒子全体の平均厚さおよび直径を得、、次いで8
0個のゼラチンシェルを走査することにより、平均吸着
ゼラチン層厚さを得た。0.0049μmの測定ゼラチ
ン厚さを、この粒子厚さ全体から差し引いた。補正後の
平均厚さは0.0261μmであり(ホストの平板状粒
子のものと同一であった)、平均粒子ECDは0.63
0μmであった。平均アスペクト比は24であった。平
板状粒子集団は、乳剤粒子の総投影面積の85%を占め
た。
【0065】得られた乳剤のCuKB 照射を用いるX線
粉末回折データによれば、異なる二つのハロゲン化銀相
が存在した。第一の相は、22.1モル%の平均ヨウ化
物含有量を有し、他方は、0.9モル%の平均ヨウ化物
含有量を有した。粉末回折図を図5に示す。実施例2 種ヨウ化物富化(〜25モル%のI)ホス
ト、低ヨウ化物(1モル% のI)環状バン
ド化極薄平板状粒子乳剤 0.6ミリモルの乳剤Bに、40℃で攪拌しながら、
0.15ミリモルの乳剤Dおよび水150mLに溶解し
た9.6ミリモルの4,5,6−トリアミノピリミジン
を添加した。この混合物のpHを7.0,pBrを3.
38に調整した。この混合物を60℃まで加熱し、pH
を7.0,pBrを3.08に調整した。60℃で1.
5時間加熱後、得られた乳剤を冷却した。
【0066】次に、水20mLに溶解した硝酸カルシウ
ム2.1ミリモルおよびメタノール35mLに溶解した
1.72ミリモルの色素Aを添加した(色素Aは、アン
ヒドロ−5−クロロ−9−エチル−5’−フェニル−
3’−(3−スルホブチル)−3−(3−スルホプロピ
ル)−オキサカルボシアニンヒドロキシド、トリエチル
アミン塩である。)。この混合物を15分間40℃で攪
拌し、次いでこの乳剤を、YutzyおよびRusse
llの米国特許第2,614,929号の凝集法により
洗浄した。
【0067】平均平板状粒子寸法は、原子力顕微鏡(A
FM)を用いて、786個の平板状粒子を走査して、平
板状粒子全体の平均厚さおよび直径を得た。0.007
μmの測定ゼラチンシェル厚さを、この粒子厚さ全体か
ら差し引いた。補正後の平均厚さは0.034μmであ
り、平均粒子ECDは0.50μmであった。平板状粒
子厚さは、僅かに(隣接する各主面で0.001μm)
増加したが、ホスト平板状粒子の主面に相当する{11
1}主面の部分でのヨウ化物濃度は、検出されるほど低
下していなかった。平均アスペクト比は15であった。
平板状粒子集団は、乳剤粒子の総投影面積の95%を占
めた。
【0068】得られた乳剤のCuKB 照射を用いるX線
粉末回折データによれば、二つの主なハロゲン化銀相が
存在した。主な相は、0.8モル%の平均ヨウ化物含有
量を有し、他の主な相は、23モル%の平均ヨウ化物含
有量を有した。個々の粒子のルミネセンスを、低温ルミ
ネセンス鏡検法を用いて77゜Kで、紫外から530n
mのフィルターを介して測定した(J.Maskask
y、J.Imaging Sci.32:15(198
8))。約90%の平板状粒子集団が、緑色ルミネセン
ス環状バンド、非ルミネセンスのコアおよび緑色ルミネ
センス小セントラルドットを示した。低ヨウ化物含有相
(〜1モル%のIの環状バンドおよび6モル%のIの種
粒子)は、強ルミネセンス相であった。 <追加の実施態様> <態様1> 総粒子投影面積の少なくとも50%を占め
る平板状粒子が0.2μm未満の平均厚さを有すること
をさらに特徴とする請求項1記載の感輻射線乳剤。
【0069】<態様2> 総粒子投影面積の少なくとも
50%を占める平板状粒子が0.07μm未満の平均厚
さを有することをさらに特徴とする態様1記載の感輻射
線乳剤。 <態様3> 前記中心領域が{111}主面の少なくと
も80%を形成することをさらに特徴とする請求項1並
びに態様1および2のいずれか1項記載の感輻射線乳
剤。
【0070】<態様4> 前記中心領域が{111}主
面の95%までを形成し、前記環状バンドが{111}
主面の残りを形成することをさらに特徴とする請求項1
並びに態様1〜3のいずれか1項記載の感輻射線乳剤。 <態様5> 前記環状バンドが、環状バンドを形成する
総銀量に基づいて2モル%未満のヨウ化物を含有するこ
とをさらに特徴とする請求項1並びに態様1〜4のいず
れか1項記載の感輻射線乳剤。
【0071】<態様6> 前記環状バンドが、環状バン
ドを形成する総銀量に基づいて少なくとも0.1モル%
のヨウ化物を含有することをさらに特徴とする請求項1
並びに態様1〜5のいずれか1項記載の感輻射線乳剤。 <態様7> 前記乳剤が、4,5,6−トリアミノピリ
ミジン、ポリヨードフェノールまたはヨード−8−ヒド
ロキシキノリン粒子成長改質剤を含有することをさらに
特徴とする請求項1並びに態様1〜6のいずれか1項記
載の感輻射線乳剤。
【図面の簡単な説明】
【図1】平板状粒子の平面図であって、2種類の成長パ
ターンを示すために点線を加えてある。
【図2】図1の平板状粒子の断面図である。
【図3】図1および図2の平板状粒子の断面図であっ
て、従来法によりシェル形成がなされている。
【図4】本発明要件を満たす平板状粒子の断面図であ
る。
【図5】CuKB 照射を用いる、本発明乳剤のX線粉末
回折図である。
【符号の説明】
100…平板状粒子 102…主面 204,409…周辺端縁 400…本発明の平板状粒子 CR…中心領域 405,407…主{111}結晶面 S…従来のシェル B…バンド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散媒体およびハロゲン化銀粒子を含
    み;総粒子投影面積の少なくとも50%が、50モル%
    より多くの臭化物を含み、且つ平行な{111}主面お
    よび少なくとも5の平均アスペクト比を有する、面心立
    方結晶格子構造の平板状粒子により占められており;前
    記平板状粒子が、ヨウ化物濃度が異なる領域を含む感輻
    射線乳剤において;前記領域の一方は、7モル%より多
    くのヨウ化物を含有する中心領域であり;第二の領域
    は、前記中心領域のヨウ化物濃度の半分未満を含有する
    環状バンドであり;そして前記の中心領域と環状バンド
    の各々は、{111}主面の一部の間に拡がり且つ{1
    11}主面の一部を形成し;前記の中心領域と環状バン
    ドの各々は、各{111}主面の少なくとも5%を形成
    することを特徴とする感輻射線乳剤。
JP8038089A 1995-02-27 1996-02-26 感輻射線乳剤 Pending JPH08254778A (ja)

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US08/394,988 US5492801A (en) 1995-02-27 1995-02-27 Emulsions with tabular grain major faces formed by regions of differing iodide concentrations
US394988 1995-02-27

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EP (1) EP0731378B1 (ja)
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US5492801A (en) 1996-02-20
EP0731378A1 (en) 1996-09-11
DE69603038T2 (de) 1999-11-11
DE69603038D1 (de) 1999-08-05
EP0731378B1 (en) 1999-06-30

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