JPH08251096A - スロット割り当て方式 - Google Patents
スロット割り当て方式Info
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- JPH08251096A JPH08251096A JP7079648A JP7964895A JPH08251096A JP H08251096 A JPH08251096 A JP H08251096A JP 7079648 A JP7079648 A JP 7079648A JP 7964895 A JP7964895 A JP 7964895A JP H08251096 A JPH08251096 A JP H08251096A
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- Japan
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- station
- peripheral
- information
- transmission
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/204—Multiple access
- H04B7/212—Time-division multiple access [TDMA]
- H04B7/2121—Channels assignment to the different stations
- H04B7/2123—Variable assignment, e.g. demand assignment
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周辺局に対して固定的に割り当てられている
スロット（ＰＡスロット）をデータリンクを切断するこ
となく変更可能とし、かつ空いているスロット（ＤＡス
ロット）の有効利用を図る。 【構成】 中心局は各周辺局のＰＡスロット情報を記憶
しておき、次のフレームにおいて変更するスロット割り
当て情報を多重して送信する。周辺局はこのスロット割
り当て情報を受信し、自局に割り当てられたスロットを
用いて次のフレームを送信する。また、中心局はＤＡス
ロットを架空の割り当て情報として送信し、周辺局はＤ
Ａスロットを認識し、かつこのＤＡスロットを利用する
予約を自局に割り当てられたスロットを用いて送信し、
中心局はこのＤＡスロットの予約要求のあった周辺局に
スロット割り当てした次のフレームを送信する。
スロット（ＰＡスロット）をデータリンクを切断するこ
となく変更可能とし、かつ空いているスロット（ＤＡス
ロット）の有効利用を図る。 【構成】 中心局は各周辺局のＰＡスロット情報を記憶
しておき、次のフレームにおいて変更するスロット割り
当て情報を多重して送信する。周辺局はこのスロット割
り当て情報を受信し、自局に割り当てられたスロットを
用いて次のフレームを送信する。また、中心局はＤＡス
ロットを架空の割り当て情報として送信し、周辺局はＤ
Ａスロットを認識し、かつこのＤＡスロットを利用する
予約を自局に割り当てられたスロットを用いて送信し、
中心局はこのＤＡスロットの予約要求のあった周辺局に
スロット割り当てした次のフレームを送信する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は中心局と複数の周辺局か
ら構成されるスター型衛星通信ネットワークにおいて回
線を複数のスロットに時分割して個々の周辺局に割り当
てるスロット割り当て方式に関し、特に各周辺局が固定
的に使用可能なスロット（ＰＡスロット）を割り当てる
スロット割り当て方式に関する。
ら構成されるスター型衛星通信ネットワークにおいて回
線を複数のスロットに時分割して個々の周辺局に割り当
てるスロット割り当て方式に関し、特に各周辺局が固定
的に使用可能なスロット（ＰＡスロット）を割り当てる
スロット割り当て方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に中心局と複数の周辺局から構成さ
れる衛星通信ネットワークにおけるスロット割り当て
は、複数の周辺局により１つの回線を共有して回線効率
を高めるために用いられる。この場合、各周辺局に対し
て固定的に決められたＰＡスロットを割り当てる方式で
は、周辺局が自由に送信できるランダムアクセス方式と
は異なり、送信の衝突によるデータの損失がないため、
単位時間当たりの送信量は大きくなる。このような固定
割り当て方式の一例として特開平２−１０９２６号公報
に記載されているものがある。
れる衛星通信ネットワークにおけるスロット割り当て
は、複数の周辺局により１つの回線を共有して回線効率
を高めるために用いられる。この場合、各周辺局に対し
て固定的に決められたＰＡスロットを割り当てる方式で
は、周辺局が自由に送信できるランダムアクセス方式と
は異なり、送信の衝突によるデータの損失がないため、
単位時間当たりの送信量は大きくなる。このような固定
割り当て方式の一例として特開平２−１０９２６号公報
に記載されているものがある。
【０００３】図６はその通信手順を示す図である。中心
局から周辺局への送信信号（ＯＵＴＢＯＵＮＤ信号）Ｏ
１１〜Ｏ１５がフレームと呼ばれる一定の間隔で送信さ
れている。フレーム及びスロットは番号付けがなされて
いて、フレーム番号は０〜ｎ、スロット番号は０〜ｍ
（ｎ，ｍは自然数）の間をサイクリックに番号付けされ
ている。各周辺局ＸはＯＵＴＢＯＵＮＤ信号の周期を基
にスロットの同期を行う。
局から周辺局への送信信号（ＯＵＴＢＯＵＮＤ信号）Ｏ
１１〜Ｏ１５がフレームと呼ばれる一定の間隔で送信さ
れている。フレーム及びスロットは番号付けがなされて
いて、フレーム番号は０〜ｎ、スロット番号は０〜ｍ
（ｎ，ｍは自然数）の間をサイクリックに番号付けされ
ている。各周辺局ＸはＯＵＴＢＯＵＮＤ信号の周期を基
にスロットの同期を行う。
【０００４】今、時刻Ｔ１０において中心局Ｃの固定割
り当て情報が変更されると、ＯＵＴＢＯＵＮＤ信号Ｏ１
２でそれまでのデータリンクを一度切断する要求を送り
データリンクは切断され、その後のＯＵＴＢＯＵＮＤ信
号Ｏ１３で変更された固定割り当て情報（ＰＡ情報）と
データリンク確立要求を送る。このＰＡ情報は各周辺局
に記憶され、自局が割り当てられているタイミングで送
信Ｉ１０１，Ｉ２０１を行う。
り当て情報が変更されると、ＯＵＴＢＯＵＮＤ信号Ｏ１
２でそれまでのデータリンクを一度切断する要求を送り
データリンクは切断され、その後のＯＵＴＢＯＵＮＤ信
号Ｏ１３で変更された固定割り当て情報（ＰＡ情報）と
データリンク確立要求を送る。このＰＡ情報は各周辺局
に記憶され、自局が割り当てられているタイミングで送
信Ｉ１０１，Ｉ２０１を行う。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の固定
割り当てスロット（ＰＡスロット）の割り当て方式で
は、ＰＡ情報を変更する際には必ずデータリンクが切断
されるという問題がある。すなわち、割り当て変更情報
を送信してから、周辺局が固定割り当て変更情報を受け
取って変更が完了するまでに時間差があり、また各周辺
局によってその時間差は異なるので、変更中に周辺局が
送信することはデータの衝突を起こす可能性があるため
である。
割り当てスロット（ＰＡスロット）の割り当て方式で
は、ＰＡ情報を変更する際には必ずデータリンクが切断
されるという問題がある。すなわち、割り当て変更情報
を送信してから、周辺局が固定割り当て変更情報を受け
取って変更が完了するまでに時間差があり、また各周辺
局によってその時間差は異なるので、変更中に周辺局が
送信することはデータの衝突を起こす可能性があるため
である。
【０００６】また、周辺局が多くのデータを送出するよ
うな場合には、送信遅延時間が大きくなるという問題も
ある。すなわち周辺局はＰＡスロットにしか送出できな
いために大きくのデータを送出したいときにはＰＡスロ
ットを待つ時間が支配的になり、にもかかわらず、予約
要求を出して一時的にその周辺局に割り当てられるスロ
ットを増加することができないためである。
うな場合には、送信遅延時間が大きくなるという問題も
ある。すなわち周辺局はＰＡスロットにしか送出できな
いために大きくのデータを送出したいときにはＰＡスロ
ットを待つ時間が支配的になり、にもかかわらず、予約
要求を出して一時的にその周辺局に割り当てられるスロ
ットを増加することができないためである。
【０００７】
【発明の目的】本発明の目的は、データリンクを切断す
ることなくＰＡ情報を変更することを可能にしたスロッ
ト割り当て方式を提供することにある。また、送信遅延
時間を短縮する等してスロット効率を高めたスロット割
り当て方式を提供することにある。
ることなくＰＡ情報を変更することを可能にしたスロッ
ト割り当て方式を提供することにある。また、送信遅延
時間を短縮する等してスロット効率を高めたスロット割
り当て方式を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のスロット割り当
て方式は、中心局は各周辺局のＰＡ情報を記憶してお
き、次のフレームにおいて変更するスロット割り当て情
報を多重して送信し、周辺局はこのスロット割り当て情
報を受信し、自局に割り当てられたスロットを用いて次
のフレームを送信する方式とする。
て方式は、中心局は各周辺局のＰＡ情報を記憶してお
き、次のフレームにおいて変更するスロット割り当て情
報を多重して送信し、周辺局はこのスロット割り当て情
報を受信し、自局に割り当てられたスロットを用いて次
のフレームを送信する方式とする。
【０００９】また、本発明は、中心局は固定割り当てさ
れていない空きのスロット（ＤＡスロット）を架空の割
り当て情報として送信し、周辺局はこのＤＡスロットを
認識し、かつこのＤＡスロットを利用する予約を自局に
割り当てられたスロットを用いて送信し、中心局はこの
ＤＡスロットの予約要求のあった周辺局にスロット割り
当てした次のフレームを送信する方式とする。
れていない空きのスロット（ＤＡスロット）を架空の割
り当て情報として送信し、周辺局はこのＤＡスロットを
認識し、かつこのＤＡスロットを利用する予約を自局に
割り当てられたスロットを用いて送信し、中心局はこの
ＤＡスロットの予約要求のあった周辺局にスロット割り
当てした次のフレームを送信する方式とする。
【００１０】ここで、例えば、周辺局がＰＡスロットと
ＤＡスロットの両方を併用して送信を行うように構成さ
れている場合、ＰＡスロットを利用してＤＡスロットの
予約要求を送信する。また、例えば、周辺局がＤＡスロ
ットのみを用いて送信を行うように構成されている場
合、ＤＡスロットを認識したときにはこのＤＡスロット
を用いる予約要求を送信する。
ＤＡスロットの両方を併用して送信を行うように構成さ
れている場合、ＰＡスロットを利用してＤＡスロットの
予約要求を送信する。また、例えば、周辺局がＤＡスロ
ットのみを用いて送信を行うように構成されている場
合、ＤＡスロットを認識したときにはこのＤＡスロット
を用いる予約要求を送信する。
【００１１】
【作用】中心局はフレーム毎に次のフレームのスロット
割り当て情報を周辺局に対して送信するため、周辺局は
自局のＰＡスロットを記憶しなくとも受信したスロット
割り当て情報により自局のＰＡスロットの位置を認識
し、次の送信を行うことが可能となる。
割り当て情報を周辺局に対して送信するため、周辺局は
自局のＰＡスロットを記憶しなくとも受信したスロット
割り当て情報により自局のＰＡスロットの位置を認識
し、次の送信を行うことが可能となる。
【００１２】また、中心局からＤＡスロットの割り当て
情報を周辺局に対して送信するため、各周辺局はＤＡス
ロットの予約要求を行い、このＤＡスロットを利用する
ことが可能となる。
情報を周辺局に対して送信するため、各周辺局はＤＡス
ロットの予約要求を行い、このＤＡスロットを利用する
ことが可能となる。
【００１３】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明が適用される衛星通信方式のシステ
ム構成図であり、中心局Ｃと、複数の周辺局Ｘ（ｉ）
（ｉは１，２，３，…，Ｎ：Ｎは正の整数）とで構成さ
れ、人工衛星Ｓを介した共通のチャンネルを用いて周辺
局Ｘが中心局Ｃにアクセスし、スロット分割による時分
割多元接続を行うように構成される。
する。図１は本発明が適用される衛星通信方式のシステ
ム構成図であり、中心局Ｃと、複数の周辺局Ｘ（ｉ）
（ｉは１，２，３，…，Ｎ：Ｎは正の整数）とで構成さ
れ、人工衛星Ｓを介した共通のチャンネルを用いて周辺
局Ｘが中心局Ｃにアクセスし、スロット分割による時分
割多元接続を行うように構成される。
【００１４】図２は前記中心局Ｃの構成を示すブロック
図であり、送受信装置１０１は人工衛星Ｓとの電波の授
受を行う。タイミング信号生成部１０２は送信タイミン
グや受信タイミングにおける一定数のスロット、すなわ
ちフレームの区切りを示すタイミング信号を生成する。
受信部１０３は前記送受信装置１０１を介して入力され
た人工衛星Ｓ、即ち周辺局Ｘの送信データの受信処理を
行う。受信データバッファ１０４は前記受信部１０３の
出力を受け、これを受信データとして利用するためのバ
ッファリングに用いる。
図であり、送受信装置１０１は人工衛星Ｓとの電波の授
受を行う。タイミング信号生成部１０２は送信タイミン
グや受信タイミングにおける一定数のスロット、すなわ
ちフレームの区切りを示すタイミング信号を生成する。
受信部１０３は前記送受信装置１０１を介して入力され
た人工衛星Ｓ、即ち周辺局Ｘの送信データの受信処理を
行う。受信データバッファ１０４は前記受信部１０３の
出力を受け、これを受信データとして利用するためのバ
ッファリングに用いる。
【００１５】また、スロット割り当て記憶装置１０５は
スロット割り当て情報を記憶する装置である。端末装置
１０６はこの記憶装置１０５に記憶したスロット割り当
て情報を変更する際に用いる装置である。制御信号生成
部１０７は前記スロット割り当て記憶装置１０５のスロ
ット割り当て情報に基づいてスロット割り当て情報を出
力する。このとき、制御信号生成部１０７は、予約によ
る割り当てを併用するならば受信部１０３の出力を受
け、周辺局Ｘからの予約要求に対して必要な数のスロッ
トの割り当てを行い、その情報を多重部１０９に送る。
スロット割り当て情報を記憶する装置である。端末装置
１０６はこの記憶装置１０５に記憶したスロット割り当
て情報を変更する際に用いる装置である。制御信号生成
部１０７は前記スロット割り当て記憶装置１０５のスロ
ット割り当て情報に基づいてスロット割り当て情報を出
力する。このとき、制御信号生成部１０７は、予約によ
る割り当てを併用するならば受信部１０３の出力を受
け、周辺局Ｘからの予約要求に対して必要な数のスロッ
トの割り当てを行い、その情報を多重部１０９に送る。
【００１６】さらに、送信データバッファ１０８は送信
データのバッファリングを行う。多重部１０９はタイミ
ング信号生成部１０２、制御信号生成部１０７、及び送
信データバッファ１０８のそれぞれの出力を受けてこれ
らを時分割多重する。送信部１１０は多重部１０９の出
力を受けて送受信装置１０１に送り、各周辺局Ｘに対し
て人工衛星Ｓに向けて送信するものである。
データのバッファリングを行う。多重部１０９はタイミ
ング信号生成部１０２、制御信号生成部１０７、及び送
信データバッファ１０８のそれぞれの出力を受けてこれ
らを時分割多重する。送信部１１０は多重部１０９の出
力を受けて送受信装置１０１に送り、各周辺局Ｘに対し
て人工衛星Ｓに向けて送信するものである。
【００１７】図３は前記周辺局Ｘの構成を示すブロック
図であり、送受信装置２０１は人工衛星Ｓと電波の授受
を行う。フレーム同期部２０２は前記送受信装置２０１
により人工衛星Ｓを経由して中心局Ｃから送信されてく
る送信データからタイミング信号を抽出して得たタイミ
ング信号に同期してスロットのタイミングを算出してス
ロットタイミング信号を発生する。受信部２０３は人工
衛星Ｓ、すなわち中心局Ｃからの受信信号をスロット割
り当て情報と受信データ部に分離を行う。受信データバ
ッファ２０４は受信部２０３によって分離される受信デ
ータをバッファリングする。
図であり、送受信装置２０１は人工衛星Ｓと電波の授受
を行う。フレーム同期部２０２は前記送受信装置２０１
により人工衛星Ｓを経由して中心局Ｃから送信されてく
る送信データからタイミング信号を抽出して得たタイミ
ング信号に同期してスロットのタイミングを算出してス
ロットタイミング信号を発生する。受信部２０３は人工
衛星Ｓ、すなわち中心局Ｃからの受信信号をスロット割
り当て情報と受信データ部に分離を行う。受信データバ
ッファ２０４は受信部２０３によって分離される受信デ
ータをバッファリングする。
【００１８】送信スロット管理部２０５はフレーム同期
部２０５の出力を受けて受信部２０３によって分離され
るスロット割り当て情報に基づいて割り当てられたスロ
ットを示すスロット指定信号を発生する。また、この信
号には割り当てられたスロットがＰＡスロットまたはＤ
Ａスロットのいずれかであるかという情報も含まれる。
ＰＡデータバッファ２０６はＰＡスロットで送信するデ
ータのバッファリングを行うためのものであり、ＤＡデ
ータバッファ２０７はＰＡスロット以外のスロットで送
信するデータのバッファリングを行うためのものであ
る。データ選択部２０８は送信スロット管理部２０５が
生成したスロット指定信号を基にＰＡスロットのスロッ
トタイミングではＰＡデータバッファ２０６からデータ
をスロットに挿入する。ただし、ＰＡデータバッファが
空きであればＤＡデータバッファ２０７からデータをス
ロットに挿入する。送信部２０９はデータ選択部２０８
の出力を受けてデータ送信を行う。
部２０５の出力を受けて受信部２０３によって分離され
るスロット割り当て情報に基づいて割り当てられたスロ
ットを示すスロット指定信号を発生する。また、この信
号には割り当てられたスロットがＰＡスロットまたはＤ
Ａスロットのいずれかであるかという情報も含まれる。
ＰＡデータバッファ２０６はＰＡスロットで送信するデ
ータのバッファリングを行うためのものであり、ＤＡデ
ータバッファ２０７はＰＡスロット以外のスロットで送
信するデータのバッファリングを行うためのものであ
る。データ選択部２０８は送信スロット管理部２０５が
生成したスロット指定信号を基にＰＡスロットのスロッ
トタイミングではＰＡデータバッファ２０６からデータ
をスロットに挿入する。ただし、ＰＡデータバッファが
空きであればＤＡデータバッファ２０７からデータをス
ロットに挿入する。送信部２０９はデータ選択部２０８
の出力を受けてデータ送信を行う。
【００１９】また、パケット分割部２１０は送信したい
データを１つのスロットに収まる長さのパケットに分割
を行う。また、複数のパケットに分割された場合には、
先頭のパケットに分割数に応じて予約要求数の情報を加
える。送信モード選択部２１１はパケット分割部２１０
の出力を受け、その周辺局がＰＡスロットのみを用いて
送信する場合やＰＡスロットとＤＡスロットの両方を併
用する場合にはＰＡデータバッファ２０６に入れ、ＤＡ
スロットのみを用いて送信を行う場合にはＤＡデータバ
ッファ２０７に出力する。
データを１つのスロットに収まる長さのパケットに分割
を行う。また、複数のパケットに分割された場合には、
先頭のパケットに分割数に応じて予約要求数の情報を加
える。送信モード選択部２１１はパケット分割部２１０
の出力を受け、その周辺局がＰＡスロットのみを用いて
送信する場合やＰＡスロットとＤＡスロットの両方を併
用する場合にはＰＡデータバッファ２０６に入れ、ＤＡ
スロットのみを用いて送信を行う場合にはＤＡデータバ
ッファ２０７に出力する。
【００２０】図４はＯＵＴＢＯＵＮＤ信号、及び周辺局
から中心局への送信信号（ＩＮＢＯＵＮＤ信号）の各フ
ォーマット図である。同図（ａ）に示すＯＵＴＢＯＵＮ
Ｄ信号は、制御信号部とデータ信号部とで構成される。
１フレーム中のスロットの数を（ｍ＋１）とすると、デ
ータ信号部はデータ０〜データｍで構成される。制御信
号部はフレームパターンＣ１とスロット割り当て情報Ｃ
２で構成されている。スロット割り当て情報は１フレー
ム中に含まれるスロット数の割り当てられた周辺局のア
ドレスＡＤｊ（ｊ＝０，１，２，…，ｍ）の対が書き込
まれている。各周辺局Ｘはアドレス２４ｊに自分のアド
レスがあるかどうかを調べ、もし存在するならばスロッ
ト割り当て情報中の位置よりスロット位置を算出する。
から中心局への送信信号（ＩＮＢＯＵＮＤ信号）の各フ
ォーマット図である。同図（ａ）に示すＯＵＴＢＯＵＮ
Ｄ信号は、制御信号部とデータ信号部とで構成される。
１フレーム中のスロットの数を（ｍ＋１）とすると、デ
ータ信号部はデータ０〜データｍで構成される。制御信
号部はフレームパターンＣ１とスロット割り当て情報Ｃ
２で構成されている。スロット割り当て情報は１フレー
ム中に含まれるスロット数の割り当てられた周辺局のア
ドレスＡＤｊ（ｊ＝０，１，２，…，ｍ）の対が書き込
まれている。各周辺局Ｘはアドレス２４ｊに自分のアド
レスがあるかどうかを調べ、もし存在するならばスロッ
ト割り当て情報中の位置よりスロット位置を算出する。
【００２１】図４（ｂ）に示すＩＮＢＯＵＮＤ信号は、
スロットＳＴｋ（ｋ＝０，１，…，ｍ）のように、（ｍ
＋１）個のスロットに分割されている。
スロットＳＴｋ（ｋ＝０，１，…，ｍ）のように、（ｍ
＋１）個のスロットに分割されている。
【００２２】図５は以上の構成の衛星通信システムにお
けるスロット割り当て方式の手順を示す図である。ここ
で、図１に示した周辺局Ｘ（２）はＰＡスロットのみを
用いて送信を行う局であり、周辺局Ｘ（１）はＰＡスロ
ットとＤＡスロットの両方を併用して送信を行う、ある
いはＤＡスロットのみを用いて送信を行う局であるとす
る。そして、中心局から周辺局へのＯＵＴＢＯＵＮＤ信
号Ｏ１〜Ｏ６がフレーム間隔で送信されており、各周辺
局ＸはこのＯＵＴＢＯＵＮＤ信号の周期を基にスロット
の同期を行う。
けるスロット割り当て方式の手順を示す図である。ここ
で、図１に示した周辺局Ｘ（２）はＰＡスロットのみを
用いて送信を行う局であり、周辺局Ｘ（１）はＰＡスロ
ットとＤＡスロットの両方を併用して送信を行う、ある
いはＤＡスロットのみを用いて送信を行う局であるとす
る。そして、中心局から周辺局へのＯＵＴＢＯＵＮＤ信
号Ｏ１〜Ｏ６がフレーム間隔で送信されており、各周辺
局ＸはこのＯＵＴＢＯＵＮＤ信号の周期を基にスロット
の同期を行う。
【００２３】中心局Ｃはスロット割り当て記憶装置５に
周辺局ＸのＰＡ情報を記憶しておき、ＯＵＴＢＯＵＮＤ
信号に次のフレームのスロット割り当て情報を書き込む
部分を設けて送信する。スロット割り当て情報は割り当
てられる周辺局のアドレスをスロット番号順に書き込ん
であることは前記した通りである。この場合、いずれの
周辺局にも割り当てられていないスロットを指す部分に
は、実際は存在しない周辺局のアドレスを書き込んでお
く。
周辺局ＸのＰＡ情報を記憶しておき、ＯＵＴＢＯＵＮＤ
信号に次のフレームのスロット割り当て情報を書き込む
部分を設けて送信する。スロット割り当て情報は割り当
てられる周辺局のアドレスをスロット番号順に書き込ん
であることは前記した通りである。この場合、いずれの
周辺局にも割り当てられていないスロットを指す部分に
は、実際は存在しない周辺局のアドレスを書き込んでお
く。
【００２４】時刻Ｔ１は中心局ＣでＰＡスロット情報が
書き換えられた時刻を指す。時刻Ｔ１以前に中心局Ｃか
ら周辺局Ｘに送信されたＯ１のスロット割り当て情報は
変更以前のＰＡ情報を基にして書き込まれている。周辺
局はその情報を基に送信を行うのであるから周辺局Ｘか
ら中心局ＣへのＩＮＢＯＵＮＤ信号は変更以前のＰＡ情
報に基づいてなされたものである。この場合、全ての周
辺局Ｘは変更以前の状態であるため、周辺局Ｘ（２）の
送信Ｉ２０についても以前と同様に中心局Ｃとの通信は
可能とされる。
書き換えられた時刻を指す。時刻Ｔ１以前に中心局Ｃか
ら周辺局Ｘに送信されたＯ１のスロット割り当て情報は
変更以前のＰＡ情報を基にして書き込まれている。周辺
局はその情報を基に送信を行うのであるから周辺局Ｘか
ら中心局ＣへのＩＮＢＯＵＮＤ信号は変更以前のＰＡ情
報に基づいてなされたものである。この場合、全ての周
辺局Ｘは変更以前の状態であるため、周辺局Ｘ（２）の
送信Ｉ２０についても以前と同様に中心局Ｃとの通信は
可能とされる。
【００２５】そして、時刻Ｔ１以後はＰＡ情報は変更さ
れ、Ｏ２のスロット割り当て情報には変更後のＰＡ情報
に基づいたものが書き込まれており、周辺局Ｘ（２）は
その情報を基に送信Ｉ２１を行う。この場合、各周辺局
ＸはＯ２のスロット割り当て情報をみて、自分のアドレ
スが存在すれば、その書き込まれた場所によりスロット
番号を算出して次のフレームの該当するスロットが自局
に割り当てられているスロットであると判断し、このス
ロットにより送信を行う。このときも全ての周辺局Ｘは
変更されたスロット割り当てによる送信とされるため、
ＰＡ情報を変更しても送信は連続的に行われデータリン
クの切断は生じない。また、再びＰＡ情報を変更する際
も、全く同様にデータリンクの切断は生じない。
れ、Ｏ２のスロット割り当て情報には変更後のＰＡ情報
に基づいたものが書き込まれており、周辺局Ｘ（２）は
その情報を基に送信Ｉ２１を行う。この場合、各周辺局
ＸはＯ２のスロット割り当て情報をみて、自分のアドレ
スが存在すれば、その書き込まれた場所によりスロット
番号を算出して次のフレームの該当するスロットが自局
に割り当てられているスロットであると判断し、このス
ロットにより送信を行う。このときも全ての周辺局Ｘは
変更されたスロット割り当てによる送信とされるため、
ＰＡ情報を変更しても送信は連続的に行われデータリン
クの切断は生じない。また、再びＰＡ情報を変更する際
も、全く同様にデータリンクの切断は生じない。
【００２６】周辺局Ｘ（１）がＰＡスロットとＤＡスロ
ットの両方を併用して送信を行う局である場合は、周辺
局Ｘ（１）の送信データは送信モード選択部２１１によ
り全てＰＡデータバッファ２０６にのみ挿入される。周
辺局Ｘ（１）はＯ２により自局に割り当てられているＰ
Ａスロットが次のフレームにあることを通知され、その
スロットを用いて送信を行う。
ットの両方を併用して送信を行う局である場合は、周辺
局Ｘ（１）の送信データは送信モード選択部２１１によ
り全てＰＡデータバッファ２０６にのみ挿入される。周
辺局Ｘ（１）はＯ２により自局に割り当てられているＰ
Ａスロットが次のフレームにあることを通知され、その
スロットを用いて送信を行う。
【００２７】また、多くのデータを送信する際には、ス
ロット番号からＤＡスロットを検出したときには、自局
に割り当てられているスロットでスロット割り当ての予
約要求を乗せて送信Ｉ１１を行う。中心局ＣはそのＩＮ
ＢＯＵＮＤ信号Ｉ１１の予約要求に基づいてＤＡスロッ
トに対してスロット割り当てを行い、Ｏ５でＰＡ情報に
基づくスロット割り当て、及び予約による割り当ての情
報を周辺局Ｘに通知する。周辺局Ｘ（１）はその情報を
基にしてＤＡスロットを利用して送信Ｉ１２及びＩ１３
を行う。
ロット番号からＤＡスロットを検出したときには、自局
に割り当てられているスロットでスロット割り当ての予
約要求を乗せて送信Ｉ１１を行う。中心局ＣはそのＩＮ
ＢＯＵＮＤ信号Ｉ１１の予約要求に基づいてＤＡスロッ
トに対してスロット割り当てを行い、Ｏ５でＰＡ情報に
基づくスロット割り当て、及び予約による割り当ての情
報を周辺局Ｘに通知する。周辺局Ｘ（１）はその情報を
基にしてＤＡスロットを利用して送信Ｉ１２及びＩ１３
を行う。
【００２８】周辺局Ｘ（１）がＤＡスロットのみを用い
て送信を行う局である場合は、周辺局Ｘ（１）の送信デ
ータは送信モード選択部２１により全てＤＡデータバッ
ファ１７にのみ挿入される。送信はＤＡスロットのみを
用いて行われる。Ｉ１１のように予約要求を送信すれば
予約割り当てスロットがＯ５で伝えられる。周辺局Ｘ
（１）のＰＡデータバッファ２０６は空きであるので、
予約による送信もＤＡデータバッァ２０７から送出さ
れ、送信Ｉ１２及びＩ１３を行う。
て送信を行う局である場合は、周辺局Ｘ（１）の送信デ
ータは送信モード選択部２１により全てＤＡデータバッ
ファ１７にのみ挿入される。送信はＤＡスロットのみを
用いて行われる。Ｉ１１のように予約要求を送信すれば
予約割り当てスロットがＯ５で伝えられる。周辺局Ｘ
（１）のＰＡデータバッファ２０６は空きであるので、
予約による送信もＤＡデータバッァ２０７から送出さ
れ、送信Ｉ１２及びＩ１３を行う。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、中心局が
各フレーム毎にＰＡ情報に基づいたスロット割り当て情
報を周辺局に送信し、周辺局ではその情報を基に自局の
ＰＡスロットを認識して送信を行うのでスロット割り当
て情報は中心局で集中制御され、変更の際に中心局から
周辺局に情報を通知する必要がなく、中心局と周辺局と
のデータリンクを切断することなくスロット割り当て情
報を変更することができる。
各フレーム毎にＰＡ情報に基づいたスロット割り当て情
報を周辺局に送信し、周辺局ではその情報を基に自局の
ＰＡスロットを認識して送信を行うのでスロット割り当
て情報は中心局で集中制御され、変更の際に中心局から
周辺局に情報を通知する必要がなく、中心局と周辺局と
のデータリンクを切断することなくスロット割り当て情
報を変更することができる。
【００３０】また、本発明は、中心局がＤＡ情報を送信
し、周辺局はこのＤＡ情報に基づいて予約要求を行な
い、次のフレームで中心局がＤＡスロットを割り当てて
送信するので、ＤＡスロットを有効に利用でき、トラフ
ィックに対して柔軟な割り当てができ、スロット効率を
高めることができるとともに、周辺局における送信遅延
時間を短縮することも可能となる。
し、周辺局はこのＤＡ情報に基づいて予約要求を行な
い、次のフレームで中心局がＤＡスロットを割り当てて
送信するので、ＤＡスロットを有効に利用でき、トラフ
ィックに対して柔軟な割り当てができ、スロット効率を
高めることができるとともに、周辺局における送信遅延
時間を短縮することも可能となる。
【図１】本発明が適用される衛星通信システムの概念図
である。
である。
【図２】中心局の構成を示すブロック図である。
【図３】周辺局の構成を示すブロック図である。
【図４】ＯＵＴＢＯＵＮＤ信号及びＩＮＢＯＵＮＤ信号
のフォーマット図である。
のフォーマット図である。
【図５】本発明の通信手順を示すタイミング図である。
【図６】従来の固定割り当て方式の通信手順を示すタイ
ミング図である。
ミング図である。
１０１ 送受信装置 １０２ タイミング信号生成部 １０３ 受信部 １０４ 受信データバッファ １０５ スロット割り当て記憶装置 １０６ 端末装置 １０７ 制御信号生成部 １０８ 送信データバッファ １０９ 多重部 １１０ 送信部 ２０１ 送受信部 ２０２ フレーム同期部 ２０３ 受信部 ２０４ 受信データバッファ ２０５ 送信スロット管理部 ２０６ ＰＡデータバッファ ２０７ ＤＡデータバッファ ２０８ データ選択部 ２０９ 送信部 ２１０ パケット分割部 ２１１ 送信モード選択部
Claims (5)
- 【請求項１】 中心局と複数の周辺局から構成され、人
工衛星を介して中心局から周辺局へは放送型で通信を行
い、周辺局から中心局へは回線をスロット時分割しチャ
ンネルを共有して通信を行ない、各周辺局にはそれぞれ
固定的にスロットが割り当てられてなる通信方式におい
て、中心局は各周辺局の固定割り当て情報を記憶してお
き、次のフレームにおいて変更するスロット割り当て情
報を多重して送信し、周辺局はこのスロット割り当て情
報を受信し、自局に割り当てられたスロットを用いて次
のフレームを送信することを特徴とするスロット割り当
て方式。 - 【請求項２】 中心局は固定割り当てされていない空き
のスロットを架空の割り当て情報として送信し、周辺局
は前記空きのスロットを認識し、かつこの空きスロット
を利用する予約を自局に割り当てられたスロットを用い
て送信し、中心局はこの空きのスロットの予約要求のあ
った周辺局にスロット割り当てした次のフレームを送信
する請求項１のスロット割り当て方式。 - 【請求項３】 周辺局は、固定割り当てスロットと空き
スロットの両方を併用して送信を行うように構成され、
固定割り当てスロットを利用して空きスロットの予約要
求を送信する請求項２のスロット割り当て方式。 - 【請求項４】 周辺局は、空きスロットのみを用いて送
信を行うように構成され、空きスロットを認識したとき
にはこの空きスロットを用いる予約要求を送信する請求
項２のスロット割り当て方式。 - 【請求項５】中心局は、各周辺局に割り当てられたスロ
ットに関する情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段
から１フレーム単位の割り当て情報を１フレーム毎に読
み出して周辺局に対する固定割り当て情報を生成する制
御信号生成手段と、前記割り当て情報を含む制御信号を
送信データに時分割多重する多重手段と、多重した信号
を周辺局に対して送信する手段とを備え、周辺局は、受
信した信号に基づいて同期を行ってスロットタイミング
信号を生成するフレーム同期手段と、受信した信号から
スロット割り当て情報を抽出して自局の割り当てスロッ
トを検出し、かつ前記スロットタイミング信号にあわせ
て送信スロットタイミングを生成する送信スロット管理
手段と、前記送信スロットタイミング毎に送信を行う送
信手段とを備える請求項１のスロット割り当て方式。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7079648A JPH08251096A (ja) | 1995-03-11 | 1995-03-11 | スロット割り当て方式 |
| CA002171029A CA2171029C (en) | 1995-03-11 | 1996-03-05 | Slot assign system with each peripheral station pre-assigned |
| US08/612,002 US5818823A (en) | 1995-03-11 | 1996-03-05 | Slot assign system with each peripheral station pre-assigned |
| EP96301660A EP0732815A3 (en) | 1995-03-11 | 1996-03-11 | Slot assign system for a communication network |
| CN96101789A CN1077360C (zh) | 1995-03-11 | 1996-03-11 | 具有预分配的外围站的时隙分配系统 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7079648A JPH08251096A (ja) | 1995-03-11 | 1995-03-11 | スロット割り当て方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08251096A true JPH08251096A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=13695947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7079648A Pending JPH08251096A (ja) | 1995-03-11 | 1995-03-11 | スロット割り当て方式 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5818823A (ja) |
| EP (1) | EP0732815A3 (ja) |
| JP (1) | JPH08251096A (ja) |
| CN (1) | CN1077360C (ja) |
| CA (1) | CA2171029C (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8135027B2 (en) | 2006-04-03 | 2012-03-13 | Panasonic Corporation | Communication apparatus enabling temporal coexistence of systems |
| JP2012195850A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Canon Inc | 通信システム及びその制御方法 |
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| JP3450196B2 (ja) * | 1998-09-09 | 2003-09-22 | 三菱電機株式会社 | Ｔｄｍａ無線通信方式 |
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| US7085284B1 (en) | 1999-11-04 | 2006-08-01 | Proxim, Inc. | Prioritization scheme for CSMA/CA |
| JP2001168873A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-22 | Sony Corp | 無線通信システムおよびその方法と無線通信装置 |
| US7167913B2 (en) * | 2002-06-05 | 2007-01-23 | Universal Electronics Inc. | System and method for managing communication links |
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| CN100373830C (zh) * | 2003-11-20 | 2008-03-05 | 北京华安天诚科技有限公司 | 实现飞机飞参数据灵活高效传输的时分组网通信方法 |
| CN1941687A (zh) * | 2005-09-29 | 2007-04-04 | 华为技术有限公司 | 广播业务信道与非广播业务信道的复用方法 |
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| CN101951286B (zh) * | 2010-08-10 | 2013-05-15 | 北京大学 | 一种基于位置分区的时分双工卫星通信上行信号对齐方法 |
| CN103037543B (zh) * | 2012-11-30 | 2016-06-29 | 北京中讯四方科技股份有限公司 | 远程多点无线宽带数据通信设备及系统 |
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- 1995-03-11 JP JP7079648A patent/JPH08251096A/ja active Pending
-
1996
- 1996-03-05 CA CA002171029A patent/CA2171029C/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-05 US US08/612,002 patent/US5818823A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-11 CN CN96101789A patent/CN1077360C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-11 EP EP96301660A patent/EP0732815A3/en not_active Withdrawn
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| EP0732815A2 (en) | 1996-09-18 |
| EP0732815A3 (en) | 2000-11-29 |
| CA2171029A1 (en) | 1996-09-12 |
| CN1136737A (zh) | 1996-11-27 |
| CN1077360C (zh) | 2002-01-02 |
| CA2171029C (en) | 2000-02-15 |
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