JPH08249512A - 紙幣識別方法及び装置 - Google Patents

紙幣識別方法及び装置

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JPH08249512A
JPH08249512A JP7077286A JP7728695A JPH08249512A JP H08249512 A JPH08249512 A JP H08249512A JP 7077286 A JP7077286 A JP 7077286A JP 7728695 A JP7728695 A JP 7728695A JP H08249512 A JPH08249512 A JP H08249512A
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JP
Japan
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detection
bill
detection head
head
pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP7077286A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Misawa
年之 三沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Denki Reiki KK
Original Assignee
Fuji Denki Reiki KK
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Publication date
Application filed by Fuji Denki Reiki KK filed Critical Fuji Denki Reiki KK
Priority to JP7077286A priority Critical patent/JPH08249512A/ja
Publication of JPH08249512A publication Critical patent/JPH08249512A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出ヘッドを増やすことなく、簡単な構成で
偽札の使用を不可能にする。 【構成】 紙幣を搬送用モータ8により移送せしめ、検
出ヘッド5を紙幣の移送方向に交差するように移動せし
め、検出ヘッド5と紙幣との間の相対運動により形成さ
れる検出パターンを所定数記憶器10に記憶させてお
き、使用すべき検出パターンを中央処理装置7の選択プ
ログラム11によりランダムに選択させ、タイマー12
により設定された時間又は計数器13により設定された
検出回数の間保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣の真偽を鑑別する
ための紙幣識別方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機等の無人で物品を販売する装
置においては、通貨として硬貨及び紙幣が使用される
が、紙幣は高額のため偽札を使用されると被害が大きい
ので、紙幣の識別には高度の正確さが要求される。従来
の紙幣の識別は、挿入された紙幣を検知センサにより検
知し、搬送用モータを正転駆動させて紙幣を取り込み、
紙幣の搬送方向に対し紙幣の両側端及び中央部上に固定
した検出ヘッドで紙幣を識別し、紙幣が検出ヘッドを通
過する間に得られた信号をマイクロコンピュータで処理
し、偽札と判断した場合は搬送用モータを逆転駆動させ
て紙幣を返却し、真札と判断した場合は内部に取り込む
ような方法により行われている。この方法によれば、紙
幣の識別に与る領域は、紙幣の上辺、中央及び下辺に沿
うそれぞれ狭い帯状の領域に限られているから、この部
分のみ真札と同じ性質を持たせた偽札を作りさえすれば
真札と識別されてしまい、偽造は容易である。これは従
来の検出ヘッドによる検出パターンが紙幣の一定領域に
限定されているため、その検出パターンさえ看破ってし
まえば真札と識別され得る偽造が可能となる点に原因が
ある。これを防ぐため検出ヘッドの数を増やし密接して
配置すれば、紙幣の検出領域はほぼ全面に亘ることにな
り、偽札の作製は殆ど不可能となるが、識別機は大型と
なり、検出信号の処理も複雑となり、従ってコストも高
くなって実用化は困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、検出
ヘッドを特に増やすことなく、簡単な構成で偽札の使用
を不可能にする紙幣識別方法及び装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の識別方法においては、紙幣を搬送機構によ
り移送せしめ、検出ヘッドを紙幣の移送方向に交差する
ように移動せしめ、検出ヘッドと紙幣との間の相対運動
により形成される検出パターンを予め所定の複数定めて
おき、この複数の検出パターンから選択プログラムによ
り使用すべき検出パターンを選択し、選択プログラムは
所定の時間又は所定の検出回数毎に選択モードに切り換
り、予め定めた乱数により任意の検出パターンを選択す
るようになっている。
【0005】また本発明の識別装置においては、紙幣の
搬送機構と、紙幣の移送方向に交差する方向に移動可能
な検出ヘッドと、検出ヘッドの駆動機構と、検出ヘッド
の出力信号を処理する中央処理装置と、検出ヘッドと紙
幣との間の相対運動により形成される所定数の検出パタ
ーンを予め記憶させる記憶器と、記憶された複数の検出
パターンから任意の一つの検出パターンを選択するため
中央処理装置内に含まれる選択プログラムとを備える。
【0006】
【作用】本発明においては、紙幣の搬送速度と検出ヘッ
ドの移動速度との比を変えることにより複数の異なる検
出パターンが予め形成され、ある時間領域、例えばある
1日においては、これらの検出パターンから選択プログ
ラムの乱数により選択された任意の一つの検出パターン
により紙幣の識別が行われ、次の時間領域、例えば次の
1日においては、更めてこれらの検出パターンから選択
プログラムの乱数により選択された任意の一つの検出パ
ターンにより紙幣の識別が行われるようにして、時間領
域毎に検出パターンがランダムに選択されるか、又はあ
る予め定められた検出回数、例えば50回の検出期間に
おいては選択プログラムの乱数により選択された任意の
一つの検出パターンにより紙幣の識別が行われ、次の5
0回の検出期間においては、更めて選択プログラムの乱
数により選択された任意の一つの検出パターンにより紙
幣の識別が行われるようにして、所定の検出回数毎に検
出パターンがランダムに選択されるものであり、予め定
められた固定の検出パターンに基づいて識別が行われる
ものではなく、使用されている検出パターンを第三者が
看破ることは不可能である。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。図1は本発明の装置の構成配置図であり、1は紙幣
の上辺近傍に対応する位置に固定配置された検出ヘッ
ド、2はその出力信号を増幅する増幅器、3は紙幣の下
辺近傍に対応する位置に固定配置された検出ヘッド、4
はその出力信号を増幅する増幅器、5は紙幣の上辺と下
辺との間を紙幣の移送方向と交差する方向、例えば紙幣
の移送方向と直角方向に可動の検出ヘッド、6はその出
力信号を増幅する増幅器である。検出ヘッド1、3、5
としては例えば磁気式の検出ヘッドで紙幣の印刷インク
中に含有させた磁気粒子を検出し得る機能を有するもの
が使用される。7は中央処理装置で、増幅器2、4、6
の出力端が接続され、各検出ヘッド1、3、5の出力信
号が内部で処理される。8は紙幣の搬送用モータで、そ
の制御端は中央処理装置7に接続されている。9は可動
検出ヘッド5の駆動用モータで、その制御端は中央処理
装置7に接続されている。10は記憶器で、可動検出ヘ
ッド5が紙幣上に描く互いに異なる検出パターンの所定
の複数を予め記憶させたものである。11は中央処理装
置7内に含まれる選択プログラムで予め定めた乱数を含
んでいる。12はタイマー、13は検出回数を数える計
数器である。14は紙幣の識別動作のタイミングをとる
ため紙幣の位置を検出するためのセンサ、例えば光セン
サで、通常複数個設けられる。
【0008】図2は本発明による検出ヘッドの配置図
で、図1と同等部分には同符号が付してある。検出ヘッ
ド1は一点鎖線で示す紙幣21の上辺付近に固定され、
検出ヘッド3は紙幣21の下辺付近に配置され、可動検
出ヘッド5は両固定検出ヘッド1、3間にあって上下に
可動である。従って紙幣を矢印方向に移送しながら可動
検出ヘッド5を適当な速度で上下方向に動かすことによ
り可動検出ヘッド5は紙幣に対し任意の曲線の軌跡を描
く。それ故、固定検出ヘッド1、3の検出領域はそれぞ
れ紙幣21の上辺領域22、下辺領域23の常に一定し
た帯状の領域であるのに対し、可動検出ヘッド5の検出
領域は曲線領域24となる。そしてこの曲線領域は紙幣
の搬送速度に対し可動検出ヘッド5の移動速度を種々変
えることによって無限に異なるものを得ることができ
る。
【0009】図3は、紙幣の搬送速度を一定とし、可動
検出ヘッド5の移動速度を変えることにより得られる検
出パターンの例であり、301〜310の10のパター
ンからなっている。この場合紙幣の搬送速度も可変とし
てもよい。なお検出パターンの数は図を見易くするため
10個としたが、数は多い方が好ましく、実用上は例え
ば20個とされる。
【0010】次に本発明の動作について説明する。紙幣
が挿入されるとセンサ14がその先端を検知し、搬送用
モータ8が正転制御され紙幣は内部へ送り込まれる。今
中央処理装置7内の選択プログラム11が選択モードと
なり乱数の1つが選択され、その乱数に対応する検出パ
ターンが307とすると、記憶器10から検出パターン
307が読み出され、この検出パターン307に従って
可動検出ヘッド5は駆動用モータ9により移動し、紙幣
上の対応する領域の検出を行い、検出信号は増幅器6に
より増幅されて中央処理装置7に加えられる。一方固定
検出ヘッド1、3は紙幣の上辺、下辺に沿う領域の検出
を行い、検出信号はそれぞれ増幅器2、4により増幅さ
れ、中央処理装置7に加えられる。中央処理装置7はこ
れらの検出信号を検出された領域に対応する真札の基準
値と比較し、真偽を判別する。
【0011】前述の検出パターン307はタイマー12
により設定された時間内はそのまま保持され、従ってこ
の時間内は検出パターン307に従って紙幣の識別を行
う。しかしながらこの時間が経過すると読み出された検
出パターンは消去され、選択プログラム11は再び選択
モードとなり、更めて乱数の1つが選択され、この乱数
に対応する検出パターンが次の設定時間内の検出パター
ンとして中央処理装置7に読み出される。ここで例えば
図3の検出パターン302が選択されると、次の設定時
間内はこの検出パターン302に従って可動検出ヘッド
5は検出を実行する。この検出パターンの設定時間毎の
選択は選択プログラムの乱数によりランダムに行われる
ものであり、規則性はないから、これを外部から看破る
ことは不可能である。タイマーの設定時間は任意である
が、通常24時間程度で十分目的を達することができ
る。検出パターンを検出回数に応じて変える場合は計数
器13により検出回数を数え、所定の回数に達したら選
択プログラム11により次の検出パターンを選択する。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、可動の検出ヘッドを設
け、この検出ヘッドによる検出パターンを予め所定の複
数定めておき、しかもその検出パターンを設定時間毎又
は検出回数毎にランダムに選択して変化せしめるもので
あるから、たとえある一つの検出パターンが看破られ、
それに対応する偽造が行われたとしても、偽札を行使す
る時点では既に検出パターンは変わっており、さらにあ
る数の検出パターンが明らかになったとしても、次に変
化する検出パターンを予測することは不可能であるか
ら、偽札の行使に対し二重に保護するものであり、偽札
の使用を完全に防止することができ、しかも検出ヘッド
の一つを可動とするだけであるから構造的にも大型とな
らず、コストも特に大幅に上昇することなく、容易に実
用化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成配置図である。
【図2】本発明の検出ヘッドの配置図である。
【図3】本発明の検出パターンの一例図である。
【符号の説明】
1、3 固定検出ヘッド 5 可動検出ヘッド 2、4、6 増幅器 7 中央処理装置 8 紙幣搬送用モータ 9 可動検出ヘッド駆動用モータ 10 検出パターン記憶器 11 選択プログラム 12 タイマー 13 計数器 301〜320 検出パターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣を搬送機構により移送せしめ、検出
    ヘッドを紙幣の移送方向に交差するように移動せしめ、
    検出ヘッドと紙幣との間の相対運動により形成される検
    出パターンを予め所定の複数定めておき、この複数の検
    出パターンから選択プログラムにより使用すべき検出パ
    ターンを選択し、選択プログラムは所定の時間又は所定
    の検出回数毎に選択モードに切り換り、予め定めた乱数
    により任意の検出パターンを選択するようになっている
    ことを特徴とする紙幣識別方法。
  2. 【請求項2】 紙幣の搬送機構と、紙幣の移送方向に交
    差する方向に移動可能な検出ヘッドと、検出ヘッドの駆
    動機構と、検出ヘッドの出力信号を処理する中央処理装
    置と、検出ヘッドと紙幣との間の相対運動により形成さ
    れる複数の検出パターンを予め記憶させる記憶器と、記
    憶された複数の検出パターンから任意の一つの検出パタ
    ーンを選択するため中央処理装置内に含まれる選択プロ
    グラムとを備えたことを特徴とする紙幣識別装置。
JP7077286A 1995-03-08 1995-03-08 紙幣識別方法及び装置 Pending JPH08249512A (ja)

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Effective date: 20041227

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