JP2675942B2 - 紙葉類計数機 - Google Patents

紙葉類計数機

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JP2675942B2
JP2675942B2 JP3358915A JP35891591A JP2675942B2 JP 2675942 B2 JP2675942 B2 JP 2675942B2 JP 3358915 A JP3358915 A JP 3358915A JP 35891591 A JP35891591 A JP 35891591A JP 2675942 B2 JP2675942 B2 JP 2675942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同種の紙葉類を、異種
の紙葉類の混入の有無を検査しながら自動的に計数する
紙葉類計数機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同種の紙葉類(以下正券と称す)
を、異種の紙葉類(以下異種券と称す)の混入の有無を
検査しながら自動的に計数する紙葉類計数機は、ホルダ
に装填された紙葉類を吸引しつつ自転しながら公転する
吸引軸を有し、該吸引軸により紙葉類を一枚ずつめくり
取りながら計数するものであって、吸引軸により吸引さ
れめくり取られる前の状態の紙葉類の吸引面側の模様を
検知した吸引面側画像データを吸引面側基準データと比
較判定し、これが異種券であると判定した場合に、紙葉
類計数機の計数処理を停止させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の紙葉類計数機では、紙葉類の吸引面側しか検知を行
わないため、精巧なコピー券等が混入している場合等
に、異種券の判別が不確実となる。
【0004】したがって、本発明の目的は、異種券の判
別を確実におこなうことができる紙葉類計数機を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙葉類計数機は、ホルダに装填された紙葉
類を吸引しつつ自転しながら公転する吸引軸を有し、該
吸引軸により紙葉類を一枚ずつめくり取りながら計数す
るものであって、前記吸引軸により吸引されめくり取ら
れる直前の状態の紙葉類の吸引面側の模様を検知し吸引
面側画像データとして出力する吸引面側画像データ出力
手段と、前記吸引面側画像データを、あらかじめ記憶さ
れている吸引面側基準データと比較し判定して、前記吸
引面側画像データと前記吸引面側基準データとが一致し
ない場合に計数処理を停止させるとともに、前記吸引面
側画像データと前記吸引面側基準データとが一致した場
合に吸引面側判定データを出力する吸引面側比較判定手
段と、前記吸引軸により吸引されめくり取られた状態の
前記紙葉類の反吸引面側の模様を、次の吸引軸により次
の紙葉類が吸引されめくり取られる直前の状態で検知し
反吸引面側画像データとして出力する反吸引面側画像デ
ータ出力手段と、前記反吸引面側画像データを、あらか
じめ記憶されている反吸引面側基準データの、前記吸引
面側判定データに対応する対応反吸引面側基準データと
比較し判定して、前記反吸引面側画像データと前記対応
反吸引面側基準データとが一致しない場合に計数処理を
停止させるとともに、前記反吸引面側画像データと前記
対応反吸引面側基準データとが一致した場合に計数処理
を持続させる反吸引面側比較判定手段とを有することを
特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の紙葉類計数機によれば、吸引面側画像
データ出力手段によって検知し出力された、吸引軸によ
り吸引されめくり取られる直前の状態の紙葉類の吸引面
側の模様の吸引面側画像データを、吸引面側比較判定手
段が、あらかじめ記憶されている吸引面側基準データと
比較し判定してこれらが一致しない場合に計数処理を停
止させ、これらが一致した場合に吸引面側判定データを
出力する。そして、反吸引面側画像データ出力手段によ
って検知し出力された、吸引軸により吸引されめくり取
られた状態の紙葉類の反吸引面側の模様の反吸引面側画
像データを、反吸引面側比較判定手段が、あらかじめ記
憶されている反吸引面側基準データのうちの、前記吸引
面側判定データと対応する対応反吸引面側基準データと
比較し判定して、これらが一致しない場合に計数処理を
停止させることになる。よって、吸引面側および反吸引
面がともに適正であると判定された場合以外は、該紙葉
類計数機の計数処理を停止させることになる。したがっ
て、精巧なコピー券等であっても反吸引面側および吸引
面側をともにしかもこれらの位置関係まで完全に精巧に
作製することは非常に困難であるため、吸引面および反
吸引面側をともに判別することによって、異種券の判別
が不確実にならない。しかも、反吸引面側画像データ出
力手段が、吸引軸により吸引されめくり取られた状態の
紙葉類の反吸引面側の模様を、次の吸引軸により次の紙
葉類が吸引されめくり取られる直前の状態で検知するた
め、一の紙葉類について、次の紙葉類がめくり取られる
前の段階すなわち該次の紙葉類の吸引面側の判定が行わ
れる前の段階で、吸引面側および反吸引面側を判定する
ことが可能となる。よって、該一の紙葉類の両面の判定
後すなわち該一の紙葉類の確定後、次の紙葉類の判定を
行うことができるため、連続的に判定を行うことができ
る。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例による紙葉類計数機につい
て、図面を参照して以下に説明する。なお、本実施例に
おいては判別する対称が紙幣である場合を例にとり説明
するが、紙幣に限られることなく種々の紙葉類に適用す
ることができるのは勿論である。
【0008】図において、符号1で示すものは集積され
た紙幣Sが長辺側を下にして立てた状態で装填されるホ
ルダであり、このホルダ1には、立設状態にある紙幣S
の平面部を支える台板2が設けられている。また、上記
台板2の反対側に位置するホルダ1の近傍には、該ホル
ダ1に装填された紙幣Sを真空圧により一枚ずつめくり
取るための吸引軸3が複数設けられている(図示例はそ
のうちの2つを示している)。これら吸引軸3は図示せ
ぬ回転筒の上部に突出するように等間隔に設けられたも
のであって、回転筒を図1における反時計回り方向に回
転させつつ、回転筒上の吸引軸3をそれぞれ図1におけ
る時計回り方向に回転させることにより、各吸引軸3は
自転しつつ公転することになって、各吸引軸3の吸引口
4に紙幣Sの吸引面側が吸着されて一枚ずつめくり取ら
れるようになっている。
【0009】なお、上述したように回転筒と吸引軸3と
がそれぞれ回転することにより、紙幣Sが一枚ずつ吸着
されてめくり取られるようになっているが、このときめ
くり取られた紙幣Sは、回転筒に設けられ、該回転筒が
一定量回転する毎に信号を出力する図示せぬ回転筒位置
センサからの前記出力信号に基づいて計数されることに
なる。ここで、これら回転筒および吸引軸3による紙幣
Sのめくり取りおよび計数については、すでに公知であ
る。
【0010】次に、吸引軸3により吸引されめくり取ら
れる前の状態の紙幣Saの吸引面側の模様を検知し吸引
面側画像データ6A(図2参照)として出力する吸引面
側画像データ出力手段6および吸引軸3により吸引され
めくり取られた状態の紙幣Sbの反吸引面側の模様を検
知し反吸引面側画像データ8A(図2参照)として出力
する反吸引面側画像データ出力手段8について説明す
る。
【0011】まず、吸引面側画像データ出力手段6は、
ホルダ1に装填された紙幣Sのうちの吸引軸3によりめ
くり取られる直前の紙幣Saの吸引面側に光を照射する
光源9と、この光源9により照射された紙幣Saの吸引
面側の反射光を読み取り、この読み取った紙幣Saの吸
引面側のパターンを吸引面側画像データ6Aとして出力
するイメージセンサ10と、紙幣Saに対して光が照射
される位置とイメージセンサ10との間に配置されて、
該紙幣Saの反射光を読むイメージセンサ10に対して
反射光を集光させる凸状のレンズ11とを有している。
【0012】また、反吸引面側画像データ出力手段8
は、上記とほぼ同様の構成であり、ホルダ1に装填され
た紙幣Sのうちの吸引軸3によりめくり取られた所定状
態(吸引軸3の位置により決定される)の紙幣Sbの反
吸引面側に光を照射する光源12と、この光源12によ
り照射された紙幣Sbの反吸引面側の反射光を読み取
り、この読み取った紙幣Sbの反吸引面側のパターンを
反吸引面側画像データ8Aとして出力するイメージセン
サ13と、紙幣Sbに対して光が照射される位置とイメ
ージセンサ13との間に配置されて、該紙幣Sbの反射
光を読むイメージセンサ13に対して反射光を集光させ
る凸状のレンズ14とを有している。
【0013】上記吸引面側画像データ出力手段6および
反吸引面側画像データ出力手段8が接続されるととも
に、これらからそれぞれ出力される吸引面側画像データ
6Aおよび反吸引面側画像データ8Aが入力される判別
装置15は、図2に示すように、吸引面側の基準データ
があらかじめ記憶されている吸引面側基準パターン記憶
部16、および吸引面側画像データ出力手段6から出力
される吸引面側画像データ6Aと吸引面側基準パターン
記憶部16から読み出した吸引面側基準データ16Aと
を比較判定等する吸引面側比較判定部17からなる吸引
面側比較判定手段18と、反吸引面側の基準データがあ
らかじめ記憶されている反吸引面側基準パターン記憶部
19、および上記反吸引面側画像データ出力手段8から
の反吸引面側画像データ8Aと反吸引面側基準パターン
記憶部19から読み出した、反吸引面側基準データの所
定の対応反吸引面基準データ19Aとを比較判定等する
反吸引面側比較判定部20からなる反吸引面側比較判定
手段21と、反吸引面側比較判定部20から出力され
る、計数処理される1枚目の紙幣の判定結果データ20
Aを記憶する一枚目判定結果記憶手段22とから主に構
成されている。
【0014】そして、上記判別装置15等の作用を計数
処理の順序等とともに以下に説明する。
【0015】まず、ホルダ1に紙幣Sが装填されて、例
えば図示せぬ手動スイッチが押されると、まず、最初の
吸引軸3が一枚目の紙幣Sを吸着することになる。ここ
で、吸引面側画像データ出力手段6が、例えば上記吸着
の瞬間に、装填された一枚目の紙幣Sの吸引面の所定の
検知部分の模様を検知し吸引面側画像データ6Aとして
判別装置15の吸引面側比較判定手段18の吸引面側比
較判定部17に出力する。
【0016】すると、吸引面側比較判定部17では、上
記一枚目の吸引面側画像データ6Aを例えば格子状の複
数の領域に分割して各領域の明暗をコード化等する。そ
の一方で、同様に吸引面側比較判定手段18を構成する
吸引面側基準パターン記憶部16から吸引面側基準デー
タ16Aを読み出すことになる。ここで、吸引面側基準
パターン記憶部16の吸引面側基準データ16Aは、例
えば千円券、五千円券および万券等の金種毎のそれぞれ
の装填方向(左右)別の表裏の検知部分の画像データ
が、例えば該画像データを格子状の複数の領域に分割し
て各領域の明暗をコード化等した状態であらかじめ記憶
されているものである。そして、吸引面側基準データ1
6Aを例えば金種別に多く存在するものから順次読み出
し、これを順次、吸引面側画像データ出力手段6から出
力された上記一枚目の吸引面側画像データ6Aと照し合
せて比較する。
【0017】そして、この一枚目の紙幣Sの吸引面側画
像データ6Aがいずれの吸引面側基準データ16Aに一
致するか、すなわちいずれの紙幣の金種、吸引面の表裏
および左右に一致するかを判定し、一致したものの金種
・表裏・左右の各データを一枚目の吸引面側判定データ
17Aとして反吸引面側比較判定手段21の反吸引面側
比較判定部20に出力する。ここで、この場合の一致・
不一致の判定は、例えば吸引面側画像データ6Aおよび
各吸引面側基準データ16Aの一致する明暗のドット数
が所定値以上であれば一致と判定し所定値より少なけれ
ば不一致と判定する(以下同)。
【0018】なお、仮に、この一枚目の紙幣Sの吸引面
側画像データ6Aが複数の吸引面側基準データ16Aに
一致すると判定された場合(例えば一致する明暗のドッ
ト数が所定値以上であるものが複数あって、明確には判
別できない場合)には、これらに応じた複数の吸引面側
判定データ17Aを反吸引面比較判定部20に出力す
る。
【0019】そして、最初の吸引軸3が一枚目の紙幣S
を所定の位置までめくり取り、図1に示すように、次の
吸引軸3が次の紙幣Sを吸引しめくり取る直前の状態
、反吸引面側画像データ出力手段8が、一枚目の反吸
引面の所定の検知部分の模様を検知し反吸引面側画像デ
ータ8Aとして反吸引面側比較判定手段21の反吸引面
側比較判定部20に出力する。
【0020】すると、反吸引面側比較判定部20では、
上記一枚目の反吸引面側画像データ8Aを上述と同様例
えば格子状の複数の領域に分割して各領域の明暗をコー
ド化等する。ここで、反吸引面側基準パターン記憶部1
9にも上述と同様に、反吸引面側の基準データ、すなわ
ち例えば千円券、五千円券および万券等の金種毎のそれ
ぞれの装填方向別の表裏の画像データが、例えば格子状
の複数の領域に分割して各領域の明暗をコード化等した
状態で記憶されている。そして、該反吸引面側比較判定
部20では、反吸引面側基準パターン記憶部19の反吸
引面側基準データのうちの、上記一枚目の吸引面側判定
データ17Aに対応する(同金種で表裏および左右が反
転)対応反吸引面側基準データ19Aを読み出し、これ
を、反吸引面側画像データ出力手段8から出力される上
記一枚目の反吸引面側画像データ8Aと照し合せて比較
して判定する。
【0021】ここで、該反吸引面側比較判定部20で
は、上記一枚目の吸引面側判定データ17Aに応じた対
応反吸引面側基準データ19Aと一枚目の反吸引面側画
像データ8Aとが一致した場合には、対応反吸引面側基
準データ19Aのもとになった一枚目の吸引面側判定デ
ータ17Aの金種・表裏・左右の各データを判定結果デ
ータ20Aとして一枚目判定結果記憶手段22に出力す
るとともに計数を継続させる。また、一枚目の吸引面側
判定データ17Aに応じた対応反吸引面側基準データ1
9Aと一枚目の反吸引面側画像データ8Aとが一致しな
い場合には計数処理を停止させることになる。これらが
一致した場合は、計数処理を持続させる。さらに、仮に
一枚目の吸引面側判定データ17Aが複数ある場合に
は、このうちのいずれか一つに対応する対応反吸引面側
基準データ19Aと一枚目の反吸引面側画像データ8A
とがいずれも一致しなければ計数処理を停止させること
になる。この場合も、いずれかが一致した場合は、計数
処理を持続させる。
【0022】そして、一枚目判定結果記憶手段22で
は、反吸引面側比較判定部20から出力された一枚目の
金種・表裏・左右の判定結果データ20Aを記憶する。
【0023】一方、吸引軸3が二枚目の紙幣を吸着する
と、吸引面側画像処理データ出力手段6が、装填された
紙幣の二枚目の所定の検知部分の模様を検知し吸引面側
画像データ6Aとして吸引面側比較判定部17に出力す
る。
【0024】吸引面側比較判定部17では、一枚目判定
結果記憶手段22に記憶されていた金種・表裏・左右の
各データである判定結果データ22Aを読み出して、こ
の判定結果データ22Aに応じた(すなわち同金種、同
表裏および同左右の)吸引面側基準データ16Aを吸引
面側基準パターン記憶部16から読み出し、これと二枚
目の吸引面側画像データ6Aとを比較判定する。そし
て、この二枚目の紙幣の吸引面側画像データ6Aが判定
結果データ22Aに応じた吸引面側基準データ16Aと
一致した場合には、判定結果データ22Aと同様の金種
・表裏・左右の各データを吸引面側判定データ17Aと
して反吸引面側比較判定部20に出力する。また、この
二枚目の紙幣の吸引面側画像データ6Aが判定結果デー
タ22Aに応じた吸引面側基準データ16Aと一致しな
かった場合には、計数処理を停止させることになる。な
お、吸引面側比較判定部17では、二枚目の紙幣の吸引
面側画像データ6Aと判定結果データ22Aに応じた吸
引面側基準データ16Aとの一致を、金種、表裏および
左右の完全な一致ではなく、金種のみの一致、金種と表
裏あるいは左右のいずれか一方との一致にすることも可
能であり、例えば異種券の判別に条件を限れば金種のみ
一致していればよい。ここで、例えば、異種券の判別の
みを行なう場合には、判定結果データ22Aの金種デー
タ(判定結果データ22Aとしては金種データのみを記
憶していればよい)に応じた吸引面側基準データ16A
(金種が一致したものの、表裏・左右がそれぞれ異なる
全データ)を順次読み出して、この二枚目の紙幣の吸引
面側画像データ6Aとそれぞれ比較判定する。仮に金種
が一致していなければ計数処理を停止させ、金種が一致
していれば、このときの金種・表裏・左右の各データを
吸引面側判定データ17Aとして反吸引面比較判定部2
0に出力する。
【0025】そして、吸引軸3が二枚目の紙幣を上述と
同様、所定の位置までめくり取った時点で、反吸引面側
画像データ出力手段8が、二枚目の紙幣の反吸引面の所
定の検知部分の模様を検知し反吸引面側画像データ8A
として反吸引面側比較判定部20に出力する。
【0026】反吸引面側比較判定部20では、上記吸引
面側判定データ17Aに対応する対応反吸引面側基準デ
ータ19A(同金種に表裏および左右が反転したもの)
を反吸引面側基準パターン記憶部19から読み出し、こ
れを、反吸引面側画像データ出力手段8から出力された
反吸引面側画像データ8Aと照し合せて比較し判定す
る。
【0027】そして、該反吸引面側比較判定部20で
は、上記吸引面側判定データ17Aに応じた対応反吸引
面側基準データ19Aと反吸引面側画像データ8Aとが
一致した場合には、計数処理を継続させ、これらが一致
しない場合には計数処理を停止させることになる。
【0028】そして、三枚目以降の計数処理は上記二枚
目の計数処理時と同様である。
【0029】なお、上記した計数処理の停止は、上記し
た所定位置まで紙幣をめくり取った状態で回転筒を急停
止させ(図1において紙幣Scの状態)、回転筒を逆回
転させて吸引軸3間の紙幣を未計測側まで戻して分離す
ることになる。
【0030】<変形実施例>本実施例においては、吸引
面側の基準データをあらかじめ記憶する吸引面側基準パ
ターン記憶部16と、反吸引面側の基準データをあらか
じめ記憶する反吸引面側基準パターン記憶部19とを別
々に設けた構成として説明しているが、これに限らず、
吸引軸3により吸引されめくり取られる前の状態の紙幣
Saと吸引面側の模様を検知し吸引面側画像データ6A
を出力する吸引面側画像データ出力手段6との位置関
係、および吸引軸3により吸引されめくり取られた状態
の紙幣Sbと反吸引面側の模様を検知し反吸引面側画像
データ8Aを出力する反吸引面側画像データ出力手段8
との位置関係とが同一で、同じ基準データにより比較判
別が可能である場合には、いずれか一方の基準データ記
憶部を共用するように構成することも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の紙葉類計数機によれば、吸引面
側画像データ出力手段によって検知し出力された、吸引
軸により吸引されめくり取られる直前の状態の紙葉類の
吸引面側の模様の吸引面側画像データを、吸引面側比較
判定手段が、あらかじめ記憶されている吸引面側基準デ
ータと比較し判定してこれらが一致しない場合に計数処
理を停止させ、これらが一致した場合に吸引面側判定デ
ータを出力する。そして、反吸引面側画像データ出力手
段によって検知し出力された、吸引軸により吸引されめ
くり取られた状態の紙葉類の反吸引面側の模様の反吸引
面側画像データを、反吸引面側比較判定手段が、あらか
じめ記憶されている反吸引面側基準データのうちの、前
記吸引面側判定データと対応する対応反吸引面側基準デ
ータと比較し判定して、これらが一致しない場合に計数
処理を停止させることになる。よって、吸引面側および
反吸引面がともに適正であると判定された場合以外は、
該紙葉類計数機の計数処理を停止させることになる。し
たがって、精巧なコピー券等であっても反吸引面側およ
び吸引面側をともにしかもこれらの位置関係まで完全に
精巧に作製することは非常に困難であるため、吸引面側
および反吸引面側をともに判別することによって、異種
券の判別を確実におこなうことができる。しかも、反吸
引面側画像データ出力手段が、吸引軸により吸引されめ
くり取られた状態の紙葉類の反吸引面側の模様を、次の
吸引軸により次の紙葉類が吸引されめくり取られる直前
の状態で検知するため、一の紙葉類について、次の紙葉
類がめくり取られる前の段階すなわち該次の紙葉類の吸
引面側の判定が行われる前の段階で、吸引面側および反
吸引面側を判定することが可能となる。よって、該一の
紙葉類の両面の判定後すなわち該一の紙葉類の確定後、
次の紙葉類の判定を行うことができるため、連続的に判
定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による紙葉類計数機の要部を
示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例による紙葉類計数機の要部構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 3 吸引軸 6 吸引面側画像データ出力手段 6A 吸引面側画像データ 8 反吸引面側画像データ出力手段 8A 反吸引面側画像データ 16A 吸引面側基準データ 17A 吸引面側判定データ 18 吸引面側比較判定手段 19A 対応反吸引面側基準データ 21 反吸引面側比較判定手段 S 紙幣(紙葉類) Sa めくり取られる直前の状態の紙幣(紙葉類) Sb めくり取られた状態の紙幣(紙葉類)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダに装填された紙葉類を吸引しつつ
    自転しながら公転する吸引軸を有し、該吸引軸により紙
    葉類を一枚ずつめくり取りながら計数する紙葉類計数機
    において、 前記吸引軸により吸引されめくり取られる直前の状態の
    紙葉類の吸引面側の模様を検知し吸引面側画像データと
    して出力する吸引面側画像データ出力手段と、前記吸引
    面側画像データを、あらかじめ記憶されている吸引面側
    基準データと比較し判定して、前記吸引面側画像データ
    と前記吸引面側基準データとが一致しない場合に計数処
    理を停止させるとともに、前記吸引面側画像データと前
    記吸引面側基準データとが一致した場合に吸引面側判定
    データを出力する吸引面側比較判定手段と、 前記吸引軸により吸引されめくり取られた状態の前記紙
    葉類の反吸引面側の模様を、次の吸引軸により次の紙葉
    類が吸引されめくり取られる直前の状態で検知し反吸引
    面側画像データとして出力する反吸引面側画像データ出
    力手段と、 前記反吸引面側画像データを、あらかじめ記憶されてい
    る反吸引面側基準データの、前記吸引面側判定データに
    対応する対応反吸引面側基準データと比較し判定して、
    前記反吸引面側画像データと前記対応反吸引面側基準デ
    ータとが一致しない場合に計数処理を停止させるととも
    に、前記反吸引面側画像データと前記対応反吸引面側基
    準データとが一致した場合に計数処理を持続させる反吸
    引面側比較判定手段とを有することを特徴とする紙葉類
    計数機。
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