JP2662004B2 - 紙幣計数機 - Google Patents
紙幣計数機Info
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紙幣やカード等の紙葉類(以下単に紙幣と
いう)を1枚ずつめくりながらその紙幣の金種を識別し
て計数する紙幣計数機に関する。
いう)を1枚ずつめくりながらその紙幣の金種を識別し
て計数する紙幣計数機に関する。
ホルダに保持された紙幣束を吸引ヘッドにより1枚ず
つめくり取りながら計数する際、紙幣の金種を識別し、
異種の金種の紙幣が混入された場合これを検知できるよ
うにした紙幣計数機が知られている。この種の紙幣計数
機として例えば、特公昭57−16718号公報に記載された
計数機では、基準パターンと比較することにより予め定
められた金種以外の紙幣が混入していた場合にはこれを
検知するようにしている。
つめくり取りながら計数する際、紙幣の金種を識別し、
異種の金種の紙幣が混入された場合これを検知できるよ
うにした紙幣計数機が知られている。この種の紙幣計数
機として例えば、特公昭57−16718号公報に記載された
計数機では、基準パターンと比較することにより予め定
められた金種以外の紙幣が混入していた場合にはこれを
検知するようにしている。
また実開昭60−104979号公報に記載された紙幣計数機
では、1枚目の紙幣の金種を判断して記憶し、2枚目以
降の紙幣はこの1枚目の紙幣の金種と一致するか否かを
判断し、異なる金種の紙幣が検出された場合には計数を
停止させている。
では、1枚目の紙幣の金種を判断して記憶し、2枚目以
降の紙幣はこの1枚目の紙幣の金種と一致するか否かを
判断し、異なる金種の紙幣が検出された場合には計数を
停止させている。
しかし前者の公報に記載された紙幣計数機では、基準
となる紙幣金種は予め特定されており、この特定された
金種の紙幣に対してのみ異金種の紙幣を検知することが
できる。すなわち基準となる金種を自由に設定すること
ができず、しかも基準金種は予め固定的に設定された1
金種のみとなる。このような計数機では、予め特定され
た金種の紙幣束に混入した異金種の紙幣のみしか検知で
きないことになり不便である。そのため複数金種の紙幣
束を対象として、この紙幣束中に異なる金種の紙幣が有
る場合についてこれを計数しようとする場合には、各金
種ごとに別々の紙幣計数機を用意しなければならないと
いう問題がある。
となる紙幣金種は予め特定されており、この特定された
金種の紙幣に対してのみ異金種の紙幣を検知することが
できる。すなわち基準となる金種を自由に設定すること
ができず、しかも基準金種は予め固定的に設定された1
金種のみとなる。このような計数機では、予め特定され
た金種の紙幣束に混入した異金種の紙幣のみしか検知で
きないことになり不便である。そのため複数金種の紙幣
束を対象として、この紙幣束中に異なる金種の紙幣が有
る場合についてこれを計数しようとする場合には、各金
種ごとに別々の紙幣計数機を用意しなければならないと
いう問題がある。
このような欠点を避けるために、ひとつの計数機に対
し基準となる複数の金種を手動で設定できるようにする
ことも考えられるが、紙幣束の金種にあわせてその都度
設定動作を行なわなければならないため不便である。
し基準となる複数の金種を手動で設定できるようにする
ことも考えられるが、紙幣束の金種にあわせてその都度
設定動作を行なわなければならないため不便である。
また後者の公報に記載された計数機では予め金種を特
定することなく、1枚目の金種識別結果に基づいてこの
金種を紙幣束全体の設定金種として登録し、この設定金
種と2枚目以降の紙幣とを比較するようにしている。し
かしこのようにした場合でも、吸引ヘッドを用いるタイ
プの紙幣計数機では、紙幣束の1枚目の紙幣がずれてい
ることが多く、また吸引ヘッドで吸着する際の吸引ずれ
も起りやすいことから紙幣の反射光から得られる紙幣の
種類に応じたパターン信号が安定せず、検出出力にバラ
ツキが生じ、金種識別が不安定になるという問題があっ
た。そしてこのような場合には1枚目の紙幣で計数が停
止してしまうことが多く、機械の信頼性の低下を招いて
いた。
定することなく、1枚目の金種識別結果に基づいてこの
金種を紙幣束全体の設定金種として登録し、この設定金
種と2枚目以降の紙幣とを比較するようにしている。し
かしこのようにした場合でも、吸引ヘッドを用いるタイ
プの紙幣計数機では、紙幣束の1枚目の紙幣がずれてい
ることが多く、また吸引ヘッドで吸着する際の吸引ずれ
も起りやすいことから紙幣の反射光から得られる紙幣の
種類に応じたパターン信号が安定せず、検出出力にバラ
ツキが生じ、金種識別が不安定になるという問題があっ
た。そしてこのような場合には1枚目の紙幣で計数が停
止してしまうことが多く、機械の信頼性の低下を招いて
いた。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、
1枚目の紙幣検出結果からはその紙幣束の金種が特定し
得ない場合であっても、異金種の混入を確実に検知でき
るようにした紙幣計数機を提供することを目的とする。
1枚目の紙幣検出結果からはその紙幣束の金種が特定し
得ない場合であっても、異金種の混入を確実に検知でき
るようにした紙幣計数機を提供することを目的とする。
本発明は、ホルダに保持された紙幣束を1枚ずつめく
り取る紙幣めくり手段と、めくり取られる各紙幣の表面
に投光し、反射光から紙幣の種類に応じたパターン信号
を得るパターン信号出力手段と、予め定めた基準パター
ン信号を記憶した基準パターン信号記憶手段と、この基
準パターン信号記憶手段から取出された基準パターン信
号とパターン信号とを比較し金種を識別する金種識別手
段とを具備して成る紙幣計数機において、金種識別手段
が1枚目の紙幣の金種を複数の金種に合致すると認識し
た時はこの複数金種を記憶する1枚目紙幣金種記憶手段
と、2枚目の紙幣の金種が1つの金種に特定されかつそ
の特定された金種が1枚目紙幣金種記憶手段に記憶され
た複数の金種の1つに合致する時この合致した金種を紙
幣束の金種と決定し記憶する決定金種記憶手段と、この
決定金種記憶手段に記憶した金種と3枚目以降の紙幣の
金種とを金種識別手段により比較し、不一致の場合には
計数を停止する計数制御手段とを設けたことを特徴とし
ている。
り取る紙幣めくり手段と、めくり取られる各紙幣の表面
に投光し、反射光から紙幣の種類に応じたパターン信号
を得るパターン信号出力手段と、予め定めた基準パター
ン信号を記憶した基準パターン信号記憶手段と、この基
準パターン信号記憶手段から取出された基準パターン信
号とパターン信号とを比較し金種を識別する金種識別手
段とを具備して成る紙幣計数機において、金種識別手段
が1枚目の紙幣の金種を複数の金種に合致すると認識し
た時はこの複数金種を記憶する1枚目紙幣金種記憶手段
と、2枚目の紙幣の金種が1つの金種に特定されかつそ
の特定された金種が1枚目紙幣金種記憶手段に記憶され
た複数の金種の1つに合致する時この合致した金種を紙
幣束の金種と決定し記憶する決定金種記憶手段と、この
決定金種記憶手段に記憶した金種と3枚目以降の紙幣の
金種とを金種識別手段により比較し、不一致の場合には
計数を停止する計数制御手段とを設けたことを特徴とし
ている。
基準パターン信号記憶手段は1枚目に対する特殊判定
パターンと2枚目以降に対する通常判定パターンとを共
に記憶するものであるとよい。
パターンと2枚目以降に対する通常判定パターンとを共
に記憶するものであるとよい。
金種識別手段が1枚目の紙幣の金種に応じたパターン
信号を受け取ると、予め登録されていた複数の各金種に
相当する基準パターン信号と比較して、1枚目の紙幣の
金種を特定する。この場合金種の判定に当たってゆる目
の判定式を用いたり2枚目以降の金種の判定基準と異な
る判定式を用いるようにした特殊な判定を行う。これは
前述したように1枚目の判定動作が紙幣のズレや吸引ヘ
ッドの動作の不安定性に起因するバラツキを吸収するた
めである。
信号を受け取ると、予め登録されていた複数の各金種に
相当する基準パターン信号と比較して、1枚目の紙幣の
金種を特定する。この場合金種の判定に当たってゆる目
の判定式を用いたり2枚目以降の金種の判定基準と異な
る判定式を用いるようにした特殊な判定を行う。これは
前述したように1枚目の判定動作が紙幣のズレや吸引ヘ
ッドの動作の不安定性に起因するバラツキを吸収するた
めである。
したがって、1枚目の紙幣の金種判定に当たっては、
このバラツキのためと特殊な判定条件を用いているため
複数の金種が認識されることがある。このような場合、
この複数の金種を1枚目紙幣金種記憶手段に記憶する。
ついで2枚目の紙幣の金種を判定し、この2枚目の紙幣
の金種が1つの金種に特定された場合、この特定された
金種が1枚目紙幣金種記憶手段中に記憶された複数の金
種の1つに合致するかどうかを照合し、合致した場合に
はこの金種を紙幣束の金種であると決定し、決定金種記
憶手段に記憶する。
このバラツキのためと特殊な判定条件を用いているため
複数の金種が認識されることがある。このような場合、
この複数の金種を1枚目紙幣金種記憶手段に記憶する。
ついで2枚目の紙幣の金種を判定し、この2枚目の紙幣
の金種が1つの金種に特定された場合、この特定された
金種が1枚目紙幣金種記憶手段中に記憶された複数の金
種の1つに合致するかどうかを照合し、合致した場合に
はこの金種を紙幣束の金種であると決定し、決定金種記
憶手段に記憶する。
このように2枚目の紙幣の識別結果を加味して、紙幣
束の金種を決定するようにし、以降の計数動作をこのよ
うにして決定された金種と比較しながら行なうことによ
り、安定に計数動作を行うことができ、異金種の混入を
検出することが出来る。
束の金種を決定するようにし、以降の計数動作をこのよ
うにして決定された金種と比較しながら行なうことによ
り、安定に計数動作を行うことができ、異金種の混入を
検出することが出来る。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図は、本発明の基本構成を示すブロック図であ
る。ホルダに保持された紙幣束を1枚ずつめくり取る紙
幣めくり手段30によって紙幣は順次めくり取られ、その
各紙幣の表面から紙幣の種類に応じたパターン信号が反
射光として得られる。
る。ホルダに保持された紙幣束を1枚ずつめくり取る紙
幣めくり手段30によって紙幣は順次めくり取られ、その
各紙幣の表面から紙幣の種類に応じたパターン信号が反
射光として得られる。
第2図は、このような紙幣めくり手段をなす機構部の
状態を示す平面図である。紙幣装填位置にあるホルダ1
に紙幣束Pを装填し、スタート釦(図示せず)を押す
と、真空ポンプが回転を始めると共にホルダはガイド6
にそって回転を始め、計数開始位置まで回動して停止す
る。このとき紙幣の最前部の一部分が吸引軸7に接触す
るようにばね等で付勢される。なお第2図中、4は紙幣
束Pを1枚ずつめくり取るのを容易にするための紙押さ
え棒である。ついで紙幣Pが吸引軸7の吸引口に接触し
て吸引口を塞ぎ、吸引軸7の内部の吸引圧がある規定値
以上になると真空スイッチが動作して出力信号を発し、
それにつれてモータが回転することにより吸引軸7は自
転しつつ公転しながら紙幣を1枚ずつ吸着してめくり取
る。また、紙幣Pが吸引軸7の吸引口に接触して吸引口
を塞いだ時、できるだけ紙幣Pの近傍に設けられた光源
10から照射光線12が紙幣面の指定領域QRに照射され、そ
こからの反射光線が受光器11によって受光される。
状態を示す平面図である。紙幣装填位置にあるホルダ1
に紙幣束Pを装填し、スタート釦(図示せず)を押す
と、真空ポンプが回転を始めると共にホルダはガイド6
にそって回転を始め、計数開始位置まで回動して停止す
る。このとき紙幣の最前部の一部分が吸引軸7に接触す
るようにばね等で付勢される。なお第2図中、4は紙幣
束Pを1枚ずつめくり取るのを容易にするための紙押さ
え棒である。ついで紙幣Pが吸引軸7の吸引口に接触し
て吸引口を塞ぎ、吸引軸7の内部の吸引圧がある規定値
以上になると真空スイッチが動作して出力信号を発し、
それにつれてモータが回転することにより吸引軸7は自
転しつつ公転しながら紙幣を1枚ずつ吸着してめくり取
る。また、紙幣Pが吸引軸7の吸引口に接触して吸引口
を塞いだ時、できるだけ紙幣Pの近傍に設けられた光源
10から照射光線12が紙幣面の指定領域QRに照射され、そ
こからの反射光線が受光器11によって受光される。
第3図は紙幣の金種を特定するための識別範囲として
の指定領域QRを示したもので、前述したように照射光線
12がこの指定領域を少なくとも照射し、この指定領域か
らの反射光線を受光器11の各素子により受光し、各素子
からの出力を走査して所定の基準値と比較して明か暗か
で符号化して二値化し、更にこの指定領域を複数の区画
に分けて、各区画毎に前記二値化された信号を計数して
パターン信号を得る。このように発光器10と受光器11は
パターン信号出力手段40をなす。
の指定領域QRを示したもので、前述したように照射光線
12がこの指定領域を少なくとも照射し、この指定領域か
らの反射光線を受光器11の各素子により受光し、各素子
からの出力を走査して所定の基準値と比較して明か暗か
で符号化して二値化し、更にこの指定領域を複数の区画
に分けて、各区画毎に前記二値化された信号を計数して
パターン信号を得る。このように発光器10と受光器11は
パターン信号出力手段40をなす。
なお、パターン信号を得るために使用する受光器とし
ては一次元イメージセンサも用いることができるが、通
常は二次元イメージセンサが用いられる。そしてこのパ
ターン信号は、パターン信号出力手段40から金種識別手
段60へ送出される。
ては一次元イメージセンサも用いることができるが、通
常は二次元イメージセンサが用いられる。そしてこのパ
ターン信号は、パターン信号出力手段40から金種識別手
段60へ送出される。
金種識別手段60はこのパターン信号と基準パターン信
号記憶手段50に金種ごとに予め設定されたパターン(基
準パターン)とを比較して金種の決定を行う。
号記憶手段50に金種ごとに予め設定されたパターン(基
準パターン)とを比較して金種の決定を行う。
なお、この実施例では、1枚目の金種の識別に用いる
基準パターンは前述したように2枚目以降の金種の判定
に用いる通常の基準パターンとは異なる特殊な基準パタ
ーンを用いるため、基準パターン信号記憶手段50は、通
常基準パターン記憶領域50aと特殊基準パターン記憶領
域50bとを備えている。この特殊基準パターンは通常の
基準パターンよりもゆるめの判定条件を設定しているた
め、1枚目の紙幣のパターン信号と照合した際、複数の
金種が一致候補として出力される。このようにして複数
の金種が1枚目の紙幣として抽出された場合、その複数
の金種情報は1枚目紙幣金種記憶手段70へ記憶される。
基準パターンは前述したように2枚目以降の金種の判定
に用いる通常の基準パターンとは異なる特殊な基準パタ
ーンを用いるため、基準パターン信号記憶手段50は、通
常基準パターン記憶領域50aと特殊基準パターン記憶領
域50bとを備えている。この特殊基準パターンは通常の
基準パターンよりもゆるめの判定条件を設定しているた
め、1枚目の紙幣のパターン信号と照合した際、複数の
金種が一致候補として出力される。このようにして複数
の金種が1枚目の紙幣として抽出された場合、その複数
の金種情報は1枚目紙幣金種記憶手段70へ記憶される。
2枚目の紙幣に対しては1枚目と異なり、基準パター
ン信号記憶手段50の記憶領域50aから通常の基準パター
ンを取出して金種識別を行う。したがって、2枚目の金
種は通常1種類に特定される。このようにして特定され
た金種が、前述した1枚目紙幣金種記憶手段70中に登録
された金種のいずれかに合致するか否かを再度金種識別
手段60により判定し、存在すればこれを紙幣束の金種で
あると決定し、決定された金種情報は決定金種記憶手段
80中に格納される。3枚目以降の金種識別は、この決定
金種記憶手段80中に格納された金種に対応する基準パタ
ーン信号記憶手段50の基準パターンと比較しながら行わ
れ、金種が異なるためパターン信号が一致しない場合に
は、計数制御手段20に紙幣の計数を停止させるための指
令を出し、計数制御手段20は紙幣めくり手段20に対して
停止指令を与え異種紙幣の計数動作を停止する。このと
き図示しないストッパがソレノイド等により動作して吸
引軸7によってめくりとられる寸前の紙幣を押さえてめ
くりとられるのを防止する。
ン信号記憶手段50の記憶領域50aから通常の基準パター
ンを取出して金種識別を行う。したがって、2枚目の金
種は通常1種類に特定される。このようにして特定され
た金種が、前述した1枚目紙幣金種記憶手段70中に登録
された金種のいずれかに合致するか否かを再度金種識別
手段60により判定し、存在すればこれを紙幣束の金種で
あると決定し、決定された金種情報は決定金種記憶手段
80中に格納される。3枚目以降の金種識別は、この決定
金種記憶手段80中に格納された金種に対応する基準パタ
ーン信号記憶手段50の基準パターンと比較しながら行わ
れ、金種が異なるためパターン信号が一致しない場合に
は、計数制御手段20に紙幣の計数を停止させるための指
令を出し、計数制御手段20は紙幣めくり手段20に対して
停止指令を与え異種紙幣の計数動作を停止する。このと
き図示しないストッパがソレノイド等により動作して吸
引軸7によってめくりとられる寸前の紙幣を押さえてめ
くりとられるのを防止する。
なお計数動作は、回転盤9の周囲に設けられた計数接
点2がこの回転盤9の近傍に設けられた計数用近接スイ
ッチ3の近傍を通過する時に行なわれる。なお異金種の
紙幣を検知した時は計数制御手段20からの停止信号が近
接スイッチ3に伝達され、異金種の計数は停止される。
したがって正しい金種の紙幣のみが計数されることとな
る。
点2がこの回転盤9の近傍に設けられた計数用近接スイ
ッチ3の近傍を通過する時に行なわれる。なお異金種の
紙幣を検知した時は計数制御手段20からの停止信号が近
接スイッチ3に伝達され、異金種の計数は停止される。
したがって正しい金種の紙幣のみが計数されることとな
る。
第4図は本発明による紙幣計数機の計数動作を説明す
るためのフローチャートである。まず1枚目の紙幣の金
種の判定を行う(ステップS41)。この金種判定にあた
っては前述したように、判定パターンとして通常の基準
パターンと異なる特殊な基準パターンを用意しておき、
通常の基準パターンに合わないときのみこの特殊な基準
パターンを用いるようにすると良い。この特殊な基準パ
ターンとしては通常の基準パターンより基準のゆるやか
なものやラフな判定となるような判定式を用いるもの
等、種々選択することができる。
るためのフローチャートである。まず1枚目の紙幣の金
種の判定を行う(ステップS41)。この金種判定にあた
っては前述したように、判定パターンとして通常の基準
パターンと異なる特殊な基準パターンを用意しておき、
通常の基準パターンに合わないときのみこの特殊な基準
パターンを用いるようにすると良い。この特殊な基準パ
ターンとしては通常の基準パターンより基準のゆるやか
なものやラフな判定となるような判定式を用いるもの
等、種々選択することができる。
本実施例の場合は、当初は通常の基準パターンを用い
て金種判定を行い(ステップS41)、この結果金種判定
ができなかった時には(ステップS42)、特殊判定に移
るようにしている(ステップS43)。この特殊判定が可
能で(ステップS44)、それによって1枚目の紙幣の金
種が複数指定されたときには(ステップS45)、それら
の複数の金種をフラグオンする(ステップS46)。なお
ステップS42、S44およびS45の判定の結果、1枚目の紙
幣の金種が1種類に定まった場合には、この金種を紙幣
束の金種と決定し、ステップS51に進む。
て金種判定を行い(ステップS41)、この結果金種判定
ができなかった時には(ステップS42)、特殊判定に移
るようにしている(ステップS43)。この特殊判定が可
能で(ステップS44)、それによって1枚目の紙幣の金
種が複数指定されたときには(ステップS45)、それら
の複数の金種をフラグオンする(ステップS46)。なお
ステップS42、S44およびS45の判定の結果、1枚目の紙
幣の金種が1種類に定まった場合には、この金種を紙幣
束の金種と決定し、ステップS51に進む。
次に2枚目の紙幣の判定動作を行う(ステップS4
7)。2枚目以降の紙幣の判定は通常の基準パターンを
用いた判定で行い、金種判定ができかつそれが一金種の
みであれば(ステップS48、S49)その金種について1枚
目の紙幣の金種フラグがオンしているか否かを判定する
(ステップS50)。すなわち1枚目の紙幣の候補として
複数の金種フラグが立っているため、2枚目の紙幣の金
種がこのフラグオンされた金種のいずれかに当たるか否
かを判定する。
7)。2枚目以降の紙幣の判定は通常の基準パターンを
用いた判定で行い、金種判定ができかつそれが一金種の
みであれば(ステップS48、S49)その金種について1枚
目の紙幣の金種フラグがオンしているか否かを判定する
(ステップS50)。すなわち1枚目の紙幣の候補として
複数の金種フラグが立っているため、2枚目の紙幣の金
種がこのフラグオンされた金種のいずれかに当たるか否
かを判定する。
以上のステップS48〜S50において判定結果が否の場合
は計数動作を中止する(ステップS60)。
は計数動作を中止する(ステップS60)。
このようにして紙幣束の金種が決定されると(ステッ
プS51)、この金種が決定金種記憶手段80に記憶され、
3枚目以降の紙幣の判定動作を行う。3枚目以降の紙幣
の判定動作は1枚目の紙幣の金種と2枚目の紙幣の金種
とが一致するとして決定金種記憶手段80に記憶された金
種の基準パターンを基準パターン信号記憶手段50から読
み出して比較しながら行われる(ステップS52)。そし
て金種判定ができ(ステップS53)、その判定結果によ
る金種が2種類以上でない場合には(ステップS57)そ
の判定金種が決定金種記憶手段80中に格納された金種と
一致するか否かを判定し(ステップS58)、紙幣の計数
が終了するまで順次計数動作を行う(ステップS59)。
プS51)、この金種が決定金種記憶手段80に記憶され、
3枚目以降の紙幣の判定動作を行う。3枚目以降の紙幣
の判定動作は1枚目の紙幣の金種と2枚目の紙幣の金種
とが一致するとして決定金種記憶手段80に記憶された金
種の基準パターンを基準パターン信号記憶手段50から読
み出して比較しながら行われる(ステップS52)。そし
て金種判定ができ(ステップS53)、その判定結果によ
る金種が2種類以上でない場合には(ステップS57)そ
の判定金種が決定金種記憶手段80中に格納された金種と
一致するか否かを判定し(ステップS58)、紙幣の計数
が終了するまで順次計数動作を行う(ステップS59)。
なお、前述したように、通常の紙幣束は100枚単位で
構成されており、計数動作が終了に近づき99枚目当たり
になると1枚目の紙幣の判定と同様に紙幣のズレ等によ
り金種判定動作が不安定になりやすい。このためステッ
プS53において金種判定ができなかった場合、ステップS
54において99枚目以降の紙幣か否かをチェックし、それ
が99枚目以降の紙幣であった場合には判定条件を通常の
基準パターンによる判定から特殊基準パターンによる判
定へ変更する(ステップS55)。そしてこの特殊基準パ
ターンによる判定の結果、金種判定ができた場合(ステ
ップS56)にはステップS57において判定結果が2金種以
上と判定されないかぎり、正常な判定と判断し、ステッ
プS58による判定に移る。
構成されており、計数動作が終了に近づき99枚目当たり
になると1枚目の紙幣の判定と同様に紙幣のズレ等によ
り金種判定動作が不安定になりやすい。このためステッ
プS53において金種判定ができなかった場合、ステップS
54において99枚目以降の紙幣か否かをチェックし、それ
が99枚目以降の紙幣であった場合には判定条件を通常の
基準パターンによる判定から特殊基準パターンによる判
定へ変更する(ステップS55)。そしてこの特殊基準パ
ターンによる判定の結果、金種判定ができた場合(ステ
ップS56)にはステップS57において判定結果が2金種以
上と判定されないかぎり、正常な判定と判断し、ステッ
プS58による判定に移る。
なおステップS57により判定が2金種以上となった場
合には、1枚目の紙幣の判定と異なり、それ以上の判定
は行わず、計数動作を停止する(ステップS60)。すな
わち紙幣めくり手段の動作を停止する。
合には、1枚目の紙幣の判定と異なり、それ以上の判定
は行わず、計数動作を停止する(ステップS60)。すな
わち紙幣めくり手段の動作を停止する。
なお、第4図のフローチャートは1枚目の判定パター
ンとして当初は通常の基準パターンを用い、この通常の
基準パターンに合わないときのみ特殊の基準パターンを
用いて判定を行うようにしているが、最初から特殊な基
準パターンを用意し、これのみで1枚目の紙幣の判定を
行うようにしても良い。また、決定金種記憶手段80に
は、決定された金種のみを記憶したが、金種のみならず
その金種の基準パターン信号をも記憶するようにしても
よい。
ンとして当初は通常の基準パターンを用い、この通常の
基準パターンに合わないときのみ特殊の基準パターンを
用いて判定を行うようにしているが、最初から特殊な基
準パターンを用意し、これのみで1枚目の紙幣の判定を
行うようにしても良い。また、決定金種記憶手段80に
は、決定された金種のみを記憶したが、金種のみならず
その金種の基準パターン信号をも記憶するようにしても
よい。
以上実施例に基づいて詳細に説明したように本発明に
よれば、1枚目の紙幣で金種が1種類に特定し得ない場
合であっても、そのまま継続して2枚目の紙幣の金種を
識別し、2枚目の識別結果と1枚目識別結果の両者が一
致した金種を紙幣束の金種と決定し、3枚目以降の紙幣
の識別に当たってはこの決定された金種に基づく基準パ
ターンを用いて計数動作を行うようにしているため、基
準となる金種を予め固定的に設定する必要もなく、また
基準となる金種を1枚目の紙幣のみからは定める必要が
ないため、1枚目の紙幣がずれたり吸引ヘッドが1枚目
で安定して動作しない場合でも金種の識別を安定して行
うことができる。
よれば、1枚目の紙幣で金種が1種類に特定し得ない場
合であっても、そのまま継続して2枚目の紙幣の金種を
識別し、2枚目の識別結果と1枚目識別結果の両者が一
致した金種を紙幣束の金種と決定し、3枚目以降の紙幣
の識別に当たってはこの決定された金種に基づく基準パ
ターンを用いて計数動作を行うようにしているため、基
準となる金種を予め固定的に設定する必要もなく、また
基準となる金種を1枚目の紙幣のみからは定める必要が
ないため、1枚目の紙幣がずれたり吸引ヘッドが1枚目
で安定して動作しない場合でも金種の識別を安定して行
うことができる。
また、1枚目に対しては2枚目以降に対する通常判定
パターンとは異なる特殊判定パターンを記憶しておくこ
とにより、動作の安定性をさらに向上させることができ
る。
パターンとは異なる特殊判定パターンを記憶しておくこ
とにより、動作の安定性をさらに向上させることができ
る。
第1図は、本発明装置の主要部の基本構成を示すブロッ
ク図、第2図は、本発明に用いられる紙幣計数機の機構
部の構造を示す平面図、第3図は紙幣識別に用いる紙幣
の指定領域を示す図、第4図は、本発明の一実施例の動
作を説明するためのフローチャートである。 10……発光器、11……受光器、20……計数制御手段、30
……紙幣めくり手段、40……パターン信号出力手段、50
……基準パターン信号記憶手段、60……金種識別手段、
70……1枚目紙幣金種記憶手段、80……決定金種記憶手
段。
ク図、第2図は、本発明に用いられる紙幣計数機の機構
部の構造を示す平面図、第3図は紙幣識別に用いる紙幣
の指定領域を示す図、第4図は、本発明の一実施例の動
作を説明するためのフローチャートである。 10……発光器、11……受光器、20……計数制御手段、30
……紙幣めくり手段、40……パターン信号出力手段、50
……基準パターン信号記憶手段、60……金種識別手段、
70……1枚目紙幣金種記憶手段、80……決定金種記憶手
段。
Claims (2)
- 【請求項1】ホルダに保持された紙幣束を1枚ずつめく
り取る紙幣めくり手段と、めくり取られる各紙幣の表面
に投光し、反射光から前記紙幣の種類に応じたパターン
信号を得るパターン信号出力手段と、予め定めた基準パ
ターン信号を記憶した基準パターン信号記憶手段と、こ
の基準パターン信号記憶手段から取出された基準パター
ン信号と前記パターン信号とを比較し金種を識別する金
種識別手段とを具備して成る紙幣計数機において、前記
金種識別手段が1枚目の紙幣の金種を複数の金種に合致
すると認識した時はこの複数金種を記憶する1枚目紙幣
金種記憶手段と、2枚目の紙幣の金種が1つの金種に特
定されかつその特定された金種が前記1枚目紙幣金種記
憶手段に記憶された複数の金種の1つに合致する時この
合致した金種を前記紙幣束の金種と決定し記憶する決定
金種記憶手段と、この決定金種記憶手段に記憶した金種
と3枚目以降の紙幣の金種とを前記金種識別手段により
比較し、不一致の場合には計数を停止する計数制御手段
とを設けたことを特徴とする紙幣計数機。 - 【請求項2】基準パターン信号記憶手段が1枚目に対す
る特殊判定パターンと2枚目以降に対する通常判定パタ
ーンを共に記憶するものであることを特徴とする請求項
1記載の紙幣計数機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63334639A JP2662004B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 紙幣計数機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63334639A JP2662004B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 紙幣計数機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02178792A JPH02178792A (ja) | 1990-07-11 |
JP2662004B2 true JP2662004B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=18279622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63334639A Expired - Fee Related JP2662004B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 紙幣計数機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662004B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2669744B2 (ja) * | 1991-12-27 | 1997-10-29 | ローレルバンクマシン株式会社 | 紙葉類計数機 |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP63334639A patent/JP2662004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02178792A (ja) | 1990-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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