JPH01128192A - 紙幣の識別方法及び装置 - Google Patents

紙幣の識別方法及び装置

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JPH01128192A
JPH01128192A JP62286770A JP28677087A JPH01128192A JP H01128192 A JPH01128192 A JP H01128192A JP 62286770 A JP62286770 A JP 62286770A JP 28677087 A JP28677087 A JP 28677087A JP H01128192 A JPH01128192 A JP H01128192A
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JP
Japan
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sensor
signal pattern
banknote
reading position
banknotes
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JP62286770A
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Fujio Sakamaki
坂巻 冨士雄
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Universal KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙幣の真贋あるいはその種類を識別するための
方法及び装置に関するものである。
〔従来の技術〕
両替機あるいはゲーム用メダルの貸し出し器には、挿入
された紙幣の真贋あるいは種類を識別するための紙幣識
別装置が内蔵されている。紙幣識別装置は、挿入された
紙幣を一定速度で搬送する搬送部と、紙幣の搬送路に近
接して設置された磁気ヘッドあるいは光学ヘッド等のセ
ンサとからなる。前記センサは、紙幣の少なくとも一方
の印刷面から磁気信号あるいは光学信号を検出し、紙幣
の搬送とともに変化するシーケンシャルな電気信号を出
力する。
こうして得られたシーケンシャルな電気信号パターンは
、選別すべき紙幣に対応して予め登録された基準信号パ
ターンと比較され、両者が合致していればその紙幣を取
込み、不一致であるときには搬送部を逆方向に駆動して
挿入された紙幣を再び挿入口に戻すように動作する。
特公昭51−7076号公報で知られる紙幣識別装置は
、複数種類の紙幣を確実に識別するために、挿入された
紙幣の種類に応じて磁気ヘッドの位置を変更し、紙幣の
種類ごとに異なった位置で前述のシーケンシャルな電気
信号パターンを得るようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、磁気ヘッドや光学ヘッド等のセンサが一
定位置に固定されたものはもとより、上記公報に記載さ
れた紙幣識別装置においても、特定種類の紙幣について
は、センサは常に一定の位置で読み取りを行う構成とな
っている。したがって、センサの読み取り位置が一旦発
覚してしまうと、この読み取り位置にだけ留意すれば、
比較的簡単に紙幣を偽造することができるようになって
しまう。そして、従来の紙幣識別装置では、このように
して偽造された紙幣に関しては全く識別機能を発揮し得
ず、このような場合にはセンサの位置が異なる別の紙幣
識別装置に交換しなくてはならないものであった。
〔発明の目的] =4− 本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、例えセンサの位置が知られたとし
ても、これによって偽造された紙幣についても、その識
別機能を簡単に復元させることができるようにした紙幣
識別方法及び装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の紙幣識別方法は、上記目的を達成するために、
紙幣の搬送によって紙幣の印刷面を走査して、シーケン
シャルな検出信号パターンを出力するセンサの読み取り
位置を、紙幣の搬送方向に対して横にずらすことができ
るようにしておき、同種の紙幣に対してもその走査部位
を簡単に変更することができるようにしたものである。
そして、センサの読み取り位置をずらしたときには、そ
の読み取り位置について予め登録された基準信号パター
ンを取り出して、この基準信号パターンをセンサから出
力される検出信号パターンと比較するようにしたもので
ある。
また、本発明装置は上述した本発明方法を効率的に遂行
するために、紙幣を一定速度で搬送する搬送手段と、こ
れにより搬送される紙幣に近接し、紙幣の移送により紙
幣の所定部位を走査してシーケンシャルな検出信号パタ
ーンを出力するセンサと、このセンサの読み取り位置を
任意に設定する読み取り位置設定手段と、設定された読
み取り位置及び紙幣の種類に応じて決定される基準信号
パターンを格納する記憶手段と、センサの読み取り位置
に対応した基準信号パターンを前記記憶手段から呼び出
す手段と、センサからの検出信号パターンと記憶手段か
ら呼び出された基準信号パターンとを比較する比較手段
とから構成されるものである。
〔作用〕
読み取り位置設定手段によって読み取り位置が設定され
たセンサは、一定の速度で搬送されてくる紙幣について
読み取り位置に対応した部位を走査することになり、セ
ンサからはシーケンシャルな検出信号パターンが出力さ
れる。センサの読み取り位置と識別対象となる紙幣の種
類によって決められる基準信号パターンは、書き込みモ
ード時におけるセンサ出力に基づいて学習式に得られ、
予めRAM等の記憶手段に格納されている。紙幣の識別
を行うときには、センサの読み取り位置に対応した基準
信号パターンが記憶手段から読み出され、センサからの
検出信号パターンと比較されることになる。
センサのセット位置を変えるとセンサの走査部位が変更
され、同じ種類の紙幣でもセンサで読み取られる検出信
号パターンは、以前のセット位置のものとは異なってく
る。センサのセット位置を変えることによって、記憶手
段から呼び出される基準信号パターンもそのセット位置
に対応したものになり、これにより新たな基準信号パタ
ーンによる紙幣の識別機能が復元される。
以下、図面にしたがって本発明の実施例について説明す
る。
〔実施例〕
本発明を用いた紙幣識別装置の要部を示す第1図におい
て、紙幣の挿入口2の後方には一対の搬送ローラー3.
4が設けられている。紙幣5が挿入口2を通って受は板
6に載置され、その先端がフォトセンサ等の先端センサ
7で検出されるとステッピングモータ9.10が起動し
、さらに紙幣5を挿入すると搬送ローラー9.10に挟
まれて紙幣5が引き込まれる。なお、挿入された紙幣5
は、周知のガイド手段(図示省略)によって横方向での
位置決めが行われる。
搬送ローラー3,4で移送された紙幣5は案内板12.
13の間を通って、搬送ローラー15と押さえローラー
16との間に送られる。前方の搬送ローラー3,4と、
後方の搬送ローラー15及び押さえローラー16との間
隔は、紙幣5の長さよりも短く設定され、しかも搬送ロ
ーラー15はステッピングモータ17によって搬送ロー
ラー3゜4の移送速度と等しくなるように駆動されるか
ら、挿入口2から挿入された紙幣5は、搬送ローラー1
5から送り出されるまで一定速度で搬送されるようにな
る。なお、紙幣5を一定速度で搬送するには、上述の搬
送ローラー3,4.15等を用いる代わりに、周知の搬
送ベルトを用いることもできる。
上側の案内板12には、紙幣5の移送方向に直交する方
向に延びたセンサ移動ガイド20が固定されている。こ
のセンサ移動ガイド20にはセンサブロック22が横方
向に移動自在になるように保持されている。第2図にも
示したように、センサブロック22の先端部下面には、
投光ユニット23aと受光ユニット23bとからなる反
射型のフォトセンサ23が設けられている。フォトセン
サ23は、案内板12に形成された横長の開口12aを
通り、案内板12.13によって画定された移送路を通
過してくる紙幣5の上面の反射光濃度を光電検出する。
センサブロック22にはループにされたワイヤ24の一
部が固着され、ワイヤ24は両側でプーリー25a、2
5bにかけられている。一方のプーリー25aにはステ
ッピングモータ26が連結されており、ステッピングモ
ータ26を駆動することによってセンサブロック22を
横方向に移動させることができる。なお、センサブロッ
ク22の突起22aがセンサ移動ガイド20の凹部20
aに係合されるとともに、センサブロック20に固着さ
れた板バネ20bがセンサ移動ガイド20の前面を押圧
することによって、センサブロック22はセンサ移動ガ
イド20に沿って平行にスライドされる。
センサ移動ガイド20の上面には、一定ピツチで明暗の
縞模様が施されたコード板2日が固着されている。この
コード板28を光学的に読み取るために、センサブロッ
ク22には前述したフォトセンサ23と同様に、投光ユ
ニットと受光ユニットとからなる位置センサ29が設け
られ、位置センサ29からの信号を加減算計数すること
によって、センサブロック22の移動位置を検出するこ
とができるようになっている。
上記各センサからの出力を処理するための回路構成を示
す第3図において、フォトセンサ23は紙幣5の搬送に
伴って紙幣5の上面を搬送方向に走査することになり、
シーケンシャルなアナログ信号を出力する。フォトセン
サ23には2値化回路30が接続され、フォトセンサ2
3からのアナログ信号は一定のスレッシュホールドレベ
ルを境にして2値化される。各ステッピングモータ9゜
10.17を駆動するために搬送ドライバ31が設けら
れ、その作動は先端センサ7及び制御部33からの信号
により制御される。また、センサブロック22を移動さ
せるためのステッピングモータ26を駆動するために検
出部移動ドライバ34が設けられ、この検出部移動ドラ
イバ34には位置センサ29からの信号がフィードバッ
クされるようになっている。
前記制御部33にはモード設定部35の他、データ判定
部36.データ選択・R/Wモード切換切換子37憶部
38.LEDドライバ39が接続されている。モード設
定部35には、r#1」。
142、+、’#3Jのいずれかの端子を選択するデー
タチャンネル切換接片41と、Sl、S2のいずれかを
選択してデータ書き込みモードとデータ読み出しモード
のいずれかを選択するモード切換接片42と、モード設
定及びデータチャンネル設定の完了時にオンされる設定
完了スイッチSW1とが設けられている。そして、モー
ド設定部35からのモード信号やデータチャンネル選択
信号は、制御部33に入力されるようになっている。
データ判定部36は、制御部33からの信号を受けてデ
ータ読み出しモード時に作動し、データ選択・R/Wモ
ード切換切換子37られてきたデータと、2値化回路3
0からのデータとを比較し、その比較結果を制御部33
に出力する。データ選択・R/Wモード切換切換子37
制御部33からデータ書き込みモード信号を受けている
ときには、2値化回路30から出力され、制御部33を
経由して送られてきたデータを記憶部38に書き込む。
こうして書き込まれたデータは、後述するように紙幣5
の識別を行うときの基準信号パターンとして用いられる
。2値化回路30からのデータを記憶部38に書き込む
に際しては、モード設定部35におけるデータチャンネ
ル切換接片41が「#IJ、’#2J、r#3」のどの
データチャンネルに接続されているかによって、互いに
アドレス領域が異なるRAMI、RAM2.RAM3の
うちのいずれかが選択される。
また、データ選択・R/−モード切換部37に対し、制
御部33からチャンネルデータ信号とともにデータ読み
出しモード信号が入力されているときには、選択された
データチャンネルに対応したアドレス領域のデータ、す
なわちRAMI〜RAM3の中のいずれかに格納された
データだけがデータ判定部36に転送される、。また、
LEDドライバ39は、制御部33からの信号を受けて
、記憶部38にデータの書き込みが行われている間、L
ED (発光ダイオード)45を点灯させる。なお、同
図中の破線Mで囲んだ部分は、マイクロコンピュータで
構成されている。
以上のように構成された紙幣識別装置の作用について、
第4図に示したタイムチャートにしたがって説明する。
モード切換接片42が端子S1に接続され、データチャ
ンネル切換接片41が「#1」に接続されると、これら
の端子はローレベルになり、データチャンネル「#1」
でのデータ書き込みモードが設定される。そして、これ
らの設定操作を終えて設定完了スイッチSWIをオンす
ると、書き込みモードを表すデータと、データチャンネ
ルが「#1」に設定されていることを表すデータとから
なる信号S3が制御部33に入力される。
設定完了スイッチSWIがオンされると検出部移動ドラ
イバ34が作動し、第1図及び第2図に示したセンサブ
ロック22をセンサ移動ガイド20に沿って移動させる
。このとき検出部移動ドライバ34は、制御部33から
入力されてくるチャンネルデータS4及び位置センサ2
9からの信号を参照し、センサブロック22をデータチ
ャンネル「#1」に対応した位置に移動させる。
センサブロック22の移動完了を表す信号S6が検出部
移動ドライバ34から制御部33に供給されると、制御
部33から搬送ドライバ31に搬送駆動信号S8が出力
され、ステッピングモータ9.10.17が駆動を開始
する。そして、紙幣5が挿入口2から挿入され、案内板
12.13の間を移送されてゆく過程で、フォトセンサ
23は紙幣5の所定の横方向位置、すなわちデータチャ
ンネル「#1」の位置において紙幣5の搬送方向に走査
を行い、紙幣5上面の反射濃度を光電検出する。
フォトセンサ23からのシーケンシャルなアナログ信号
は、2値化回路30によってシーケンシャルな2値化信
号に変換され、検出データS9としてデータ判定部36
及び制御部33に供給される。そして、モード設定部3
5がデータ書き込みモードに設定されているときには、
前記データ判定部36は作動されずに、検出データS9
は制御部33を介してデータ選択・R/−モード切換部
37に供給される。
データ選択・R/Wモード切換切換子37制御部33か
ら入力されたR/Wモードデータ及びチャンネル切換信
号S7により、データチャンネル「#1」に対応したア
ドレス領域のRAMIに検出データS9を送出する。そ
して、制御部33からの書き込み許可信号SIOの期間
中に得られたサンプリングデータSllがRAMIに書
き込まれる。
こうして書き込まれたデータは、紙幣50チヤンネル「
#1」における基準信号パターンとして用いられる。な
お、書き込み許可信号SIOは、フォトセンサ23がデ
ータ検出を開始した時点、すなわち紙幣5の先端を検出
した時点を基準にして決められるから、紙幣5の送り方
向における検出データのサンプリング位置は常に一定に
保たれる。
同様に、モード設定部35のデータチャンネル切換接片
41を「#2」あるいは「#3」に接続したときには、
センサブロック22は紙幣の横方向で異なった位置に移
動され、その位置においてフォトセンサ23から得られ
たデータのうち、書き込み許可期間中にサンプリングさ
れたものがそれぞれRAM2.RAM3に書き込まれ、
各々のデータチャンネルにおける基準信号パターンとし
て用いられる。すなわち、紙幣識別時の基準となる基準
信号パターンは、各々のデータチャンネルごとに学習式
に得られ、それぞれ異なったアドレ−16= 大領域に登録されることになる。なお、データの書き込
みの開始から終了までの間はLED45が点灯するから
、その消灯によ−ってデータ書き込みの終了を確認する
ことができる。
なお、基準信号パターンを学習式に登録する過程におい
ては、同じデータチャンネルで紙幣から複数回のデータ
読み込みを行い、こうして得られた複数データを統計処
理した後に、紙幣の識別時に参照される基準信号パター
ンを得るようにするのがよい。この処理を行うことによ
って、平均的な許容幅をもった基準信号パターンが得ら
れるようになり、紙幣の新旧に依存した反射濃度の相違
や、搬送されてくる紙幣のわずかな位置ずれ等に起因す
る副次的な偽信号に左右されない良好な識別作用を得る
ことができるようになる。
こうして記憶部38の各々のアドレス領域に、各データ
チャンネル’#IJ、’#2J、’#3」ごとの基準信
号パターンを格納した後には、紙幣の識別を行うことが
できるようになる。それには、まずモード設定部35の
モード切換接片42を端子S2には接続するとともに、
データチャンネル切換接片41を例えば「#1」に接続
する。
しかる後に、設定完了スイッチSWIをオンさせること
によって、第3図に示した回路は、データチャンネル「
#1」での読み出しモードに設定される。
設定完了スイッチSW1がオンされ、制御部33に読み
出しモードを表す信号が供給されると、データ書き込み
モード時と同様に検出部移動ドライバ34が作動し、制
御部33からのチャンネルデータS4と位置センサ29
からの信号に基づいてセンサブロック22の位置決めが
行われる。また、制御部33は搬送ドライバ31に駆動
許容信号を出力するが、この読み出しモード時において
は、さらに先端センサ7から紙幣5の先端を検出した信
号が搬送ドライバ31に入力されないとステッピングモ
ータ9,10.17は駆動されず、そのまま待機状態と
なっている。
挿入口2から紙幣5が挿入され先端センサ7から検出信
号が発生されると、搬送ドライバ31によってステッピ
ングモータ9,10.17が起動され、挿入された紙幣
5は搬送ローラー3.4により引き込まれる。そして制
御部33は、フォトセンサ23が紙幣5の先端を検出し
た時点を基準にして、前述の書き込みモード時における
書き込み許可信号と全く同じタイミングで判定信号S1
2をデータ判定部36に出力する。
データ選択・R/Wモード切換切換子37データ読み出
しモードを表す信号と「#1」を表すチャンネルデータ
を受け、このチャンネルデータに対応したアドレス領域
の基準信号パターンを記憶部38から呼び出し、この基
準信号パターンを判定部36に転送する。そして、判定
部36は2値化回路30を通して得られる検出信号パタ
ーンを、判定信号312が出力されている間、基準信号
パターンと比較する。この比較の結果、両者の信号パタ
ーンが一致している場合には、判定部36から制御部3
3に一致信号が出力され、挿入された紙幣5はそのまま
搬送されて紙幣受は部(図示省略)に回収される。また
、両者の信号パターンが= 19− 不一致であることを表す信号が制御部33に入力された
場合には、制御部33は搬送ドライバ31に逆転信号を
出力する。この結果、ステッピングモータ9,10.1
7は逆転されるようになり、挿入された紙幣5は再び挿
入口2へ戻される。
ところで、上述したデータチャンネル「#1」における
紙幣の識別機能が発覚し、データチャンネル「#1」に
ついて紙幣の偽造が行われた場合には、モード設定部3
5で読み出しモードに設定する段階で、データチャンネ
ル切換接片41を他のデータチャンネル「#2」もしく
は「#3」に接続すればよい。このようにしてデータチ
ャンネルを変更すれば、検出位置移動ドライバ・34は
新たに設定されたデータチャンネルに対応した位置にセ
ンサブロック22を移動させ、また記憶部38からは、
選択し直したデータチャンネルに対応した基準信号パタ
ーンが判定部36に転送される。
この結果、データチャンネル「#1」とは異なった走査
位置で、紙幣5上面の濃度変化信号を検出し、これに基
づいた紙幣の真贋識別ができるようになる。
また、データチャンネル’#IJ、r#2」。
「#3」の選択を随時切り換えながら使用することも可
能であり、このような使用を行うことによって紙幣5の
偽造は極めて困難なものになり、偽造紙幣の使用を防ぐ
上で非常に効果的である。なお、記憶部38を1個のR
AMで構成し、データチャンネルを切り換えるごとに、
そこに新たなチャンネルでの基準信号パターンを学習式
に書き換えてゆくこともできる。この場合には、データ
チャンネルを切り換える度に、記憶部38に格納してお
く基準信号パターンの更新が必要となるが、メモリを少
なくしてコストを節約できるという利点がある。
さらに、このようにデータチャンネルの変更にかかわら
ず、共通の記憶部38から基準信号パターンを読み出す
ようにすれば、センサブロック22の位置を検出する必
要がなくなる。すなわち、センサブロック22を全く任
意の位置に移動して固定した後に、その位置で学習式に
基準信号パタ−ンを登録し、基準信号パターンの登録の
後には、センサブロック22をその位置に固定したまま
で識別作用を行わせることができる。そして、センサブ
ロック22の位置を再び任意の位置に変更するときには
、同じ手順を繰り返せばよい。
第5図は、ステッピングモータ47によってレバー48
を回動させ、これによりレバー48の先端に取り付けら
れたフォトセンサ23の走査部位を変更する実施例を示
している。このため、案内板12には円弧状の開口12
bが形成されている。
この実施例では、前述した実施例で使用されている位置
センサ29が設けられていない。しかしながらフォトセ
ンサ23の位置は、ステッピングモータ470回転角に
対応しているから、前記モード設定部35で選択された
データチャンネルに対応してステッピングモータ47の
回転角を制御することによって、フォトセンサ23の位
置をデータチャンネルに対応した位置に位置決めするこ
とができる。この実施例では、データチャンネルの切換
によって、フォトセンサ23の位置が紙幣5の搬送方向
に関しても移動することになるが、書き込み許可信号あ
るいは判定信号が発生されるタイミングをデータチャン
ネルを表す信号ごとに変更することによって、同様な識
別作用を得ることができる。なお、前述の実施例におい
てもステッピングモータ26の回転角によってセンサブ
ロック22の位置決めを行えば、位置センサ29を省略
することも可能である。
第6図に示した実施例は、多数のフォトセンサ50aか
らなるセンサ群50を紙幣5の搬送方向に対して直交す
るように配置した例を示す。この実施例においては、セ
ンサ群50中の、いずれかのフォトセンサ50aを電気
的に選択するもので、前述した実施例のようにフォトセ
ンサ23を機械的に移動させる必要がなく、データチャ
ンネルの位置精度を高める上でも有利である。なお、2
値化回路30については、各々のフォトセンサ50aご
とに設ける他、選択されたフォトセンサ50aからのア
ナログ信号を共通の2値化回路を用いて2値化信号に変
換することも可能である。
さらにこの実施例においては、紙幣5の搬送方向と直交
するライン上の複数個所から、同時に紙幣5からデータ
検出することが容易であるとともに、そのデータ検出個
所の個数や位置を適宜変更し、あるいは組み合わせるこ
ともでき、紙幣の識別機能をさらに高めることも可能と
なる。また、このようなセンサ群50としては、CCD
を用いることができる。
以上、図示した実施例にしたがって本発明について説明
してきたが、紙幣5からデータ検出を行うためのセンサ
には、透過型のフォトセンサを用いることもできる他、
紙幣5の印刷面上における磁性体の分布パターンを検出
できるような磁気センサーを用いることもできる。また
、紙幣の同一面上の複数個所でデータ検出したり、ある
いは祇  4幣5の裏面側からも同時にデータ検出する
ような変形も可能である。なお、本発明は単に紙幣だけ
でな(、一般の印刷物に対しても識別機能を発揮できる
ことはもちろんである。
〔発明の効果〕
=25− 以上に説明したように、本発明によれば、紙幣のの所定
部位を走査して検出信号パターンを出力するセンサ手段
の位置を、同種紙幣の識別を行う場合でも任意に変更す
ることができるようにしている。したがって、紙幣の走
査部位が一定位置に決められたものと異なり、適宜走査
部位を変更しなから使用することによって、偽造紙幣の
排除機能を維持する上で非常に効果的である。また、例
え特定の走査部位が第三者に知れた場合でも、センサ手
段の位置を即座に変更し、新たな走査部位に基づいて紙
幣を識別することができるから、これまでのように紙幣
識別装置を入れ換える必要もなくなり、コスト的な負担
を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いた紙幣識別装置の要部斜視図であ
る。 第2図は第1図に示した装置のセンサブロック及びセン
サ移動ガイドの概略を示す斜視図である。    −第
3図は第1図の紙幣識別装置に用いられる回路構成の一
例を示すブロック図である。 第4図は第3図に示した回路構成の作用を説明するため
のタイムチャートである。 第5図はセンサの読み取り位置を可変するための他の実
施例を示す要部斜視図である。 第6図はセンサの読み取り位置を可変するためのさらに
他の実施例を示す要部斜視図である。 2・・・挿入口 3.4.15・・搬送ローラー 5・・・紙幣 20・・センサ移動ガイド 22・・センサブロック 24・・ワイヤ 28・・コード板 29・・位置センサ 48・ ・レバー 50・・センサ群。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)挿入された紙幣を走査することによって得られた
    検出信号パターンを基準信号パターンと比較し、これら
    の信号パターンの異同により紙幣の真贋を識別する方法
    において、前記検出信号パターンを得るためのセンサ手
    段の読み取り位置を可変できるようにしておき、同種の
    紙幣に対しても異なった走査部位からそれぞれ検出信号
    パターンを検出できるようにした紙幣の識別方法。
  2. (2)前記基準信号パターンは、読み取り位置を変更す
    るごとに前記センサ手段から得られる検出信号パターン
    をもとにして学習式に記憶手段に登録されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の紙幣の識別方法。
  3. (3)センサ手段からの検出信号パターンにより学習式
    に登録される基準信号パターンをセンサ手段の読み取り
    位置ごとに異なった記憶領域に格納しておき、紙幣の識
    別を行うときには、センサ手段の読み取り位置の選択に
    対応した記憶領域に登録されている基準信号パターンを
    読み出すようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の紙幣の識別方法。
  4. (4)紙幣を搬送する搬送手段と、搬送手段によって移
    送される紙幣に近接し、紙幣の移送により紙幣の所定部
    位を走査してシーケンシャルな検出信号パターンを出力
    するセンサと、このセンサによる紙幣の読み取り位置を
    任意に設定する読み取り位置設定手段と、センサの読み
    取り位置及び識別対象となる紙幣によって決められる基
    準信号パターンを格納する記憶手段と、前記読み取り位
    置設定手段によって設定された読み取り位置に対応した
    基準信号パターンを前記記憶手段から読み出す手段と、
    センサからの検出信号パターンと記憶手段から呼び出さ
    れた基準信号パターンとを比較する比較手段とから構成
    されたことを特徴とする紙幣の識別装置。
  5. (5)前記読み取り位置設定手段は、センサを紙幣の搬
    送方向と交差する方向に移動自在に支持する支持部材と
    、この支持部材とセンサとの間に設けられセンサの移動
    位置を検出するセンサ位置検出器とからなることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の紙幣の識別装置。
  6. (6)前記読み取り位置設定手段は、センサを紙幣の搬
    送方向と交差する方向に移動自在に支持する支持部材と
    、センサの読み取り位置指令信号に対応した位置にセン
    サを移動させるステッピングモータとからなることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の紙幣の識別装置。
  7. (7)前記センサは紙幣の搬送方向と交差する方向に多
    数配列された複数のセンサ素子からなるとともに、前記
    読み取り位置設定手段は複数のセンサ素子の中から特定
    のセンサ素子を選択する手段であることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項記載の紙幣の識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5489696A (en) * 1977-12-27 1979-07-16 Toshiba Corp Detector of printing paper leaves

Patent Citations (1)

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JPS5489696A (en) * 1977-12-27 1979-07-16 Toshiba Corp Detector of printing paper leaves

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