JP2000149086A - 紙幣の計数・識別装置 - Google Patents

紙幣の計数・識別装置

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JP2000149086A
JP2000149086A JP10313686A JP31368698A JP2000149086A JP 2000149086 A JP2000149086 A JP 2000149086A JP 10313686 A JP10313686 A JP 10313686A JP 31368698 A JP31368698 A JP 31368698A JP 2000149086 A JP2000149086 A JP 2000149086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種機能を選択設定するための操作や、使用
中における操作性を改善した紙幣の計数・識別装置を提
供することにあり、具体的には、電源投入時にインスト
レーションモードにより設定、設定の変更を行うモー
ド、アイテムとして、頻繁に設定変更を必要としない
(半固定の)大半のモード、アイテムを選定し、残りの
比較的少数のアイテムをセットモードによって設定する
ことにより、モード、機能の設定に伴うキー操作手数を
大幅に低減して操作性を向上した計数・識別装置を提供
する。 【解決手段】 複数のモード、機能を備えた紙幣の計数
・識別装置において、電源投入時に複数のモード、機能
のうちから半固定的に使用するモード、機能を設定する
インストレーションモードを備え、インストレーション
モードにおいて複数のモード、機能のうちから半固定的
に使用するモード、機能を選択した場合、通常モード下
においては、インストレーションモードにおいて選択し
たモード、機能のみが選択可能となることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣の計数・識別装
置に関し、特に各種機能を選択設定するための操作性
や、使用中における操作性を改善した紙幣の計数・識別
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣を計数して金額、枚数等を表示する
と共に紙幣の金種、真贋等を識別する機能を備えた計数
・識別装置は従来から知られているが、多様な機能を備
えたこの種の装置においては、装置の使用開始前におけ
る各種機能の設定、取捨選択に要する労力が多大なもの
となっており、設定のための操作の簡略化が従来から望
まれている。従来の計数・識別装置においては、一種類
の紙幣のみを計数するモードや、異金種が混在した紙幣
束を計数する際に金種別の金額、枚数を表示するモード
等々、多数の機能が装備されており、これらのモード、
機能は、ユーザのニーズに応じて取捨選択して設定する
必要がある。しかし、この設定作業はユーザにとっては
極めて煩雑な作業であり、しかも従来の計数・識別装置
においては、装置の電源を投入して立ち上げる度に、モ
ード、機能を設定する画面を表示した上で、モード、機
能を選択設定するための操作を実施する必要があった。
図23は従来の計数・識別装置の外観図であり、この計
数・識別装置1の筐体2の上部には紙幣束をセットする
ホッパ3が設けられており、ホッパ3にはセットされた
紙幣の長手方向両端縁に沿ってガイドするために矢印方
向へ進退可能に支持された紙幣ガイド4と、ホッパ3内
に配置された図示しない分離ローラ対のニップ部の間隔
を微調整するための厚さ調整ダイヤル5と、ホッパ内に
配置されて紙幣束から一枚づつ紙幣を分離給送する図示
しない分離ローラ対と、分離ローラ対によって分離給送
された一枚の紙幣を受け取り積層収容するスタッカ10
と、スタッカ10内に回転自在に配置されて給送されて
きた紙幣をスタッカ10に搬送する羽根車11と、ホッ
パ3とスタッカ10との間の紙幣搬送経路上に沿って配
置された図示しない紙幣識別部、及び制御部と、筐体2
の正面上部に配置された操作パネル12等を有する。選
択可能な計数モードの種類としては、FREEモード、
SDCモード、MDCモード、BSSモードがある。
【0003】まず、FREEモードは、金種とは無関係
にホッパ3にセットされた全紙幣を計数する基本モード
であり、このモードを選択した状態で紙幣束をホッパ3
にセットし、START/STOPキー32をONする
ことにより、駆動モータ、各種センサが作動して紙幣の
分離給送とカウントを開始する。SDC(Single Denom
ination Count)モードは、一つの金種だけを計数するモ
ードである。MDC(Mixed Denomination Count ) モー
ドは、複数の金種が混在した紙幣束の枚数を金種別に計
数すると共に、金種別の或は全紙幣の合計金額を算出す
るモードである。BSS(Bill Strap Stop) モードは、
計数対象となる一つの紙幣束中に複数の金種が混在して
おり、しかも金種毎に仕分けされた状態で積層されてい
る場合に、一つの金種の紙幣群についての計数を完了し
た時点で一旦計数を中断した上で当該金種が変化したこ
とを知らせる「CHANGED」という文字をLCDデ
ィスプレイ30上に表示し、その後、スタッカから紙幣
を取り出すと自動的に次の金種の紙幣群についての計数
を開始し、上記と同様の処理を順次施すモードである。
各モード間の切替は、操作パネル上のモードボタンを必
要回数ONすることにより行われる。LCDディスプレ
イ30上には、小計、小計と合計が切替表示される。ま
た、枚数表示と金額表示を切り替えることもできる。ま
た、上記以外の多様な機能を選択することができるが、
これらの設定は、全てインストレーションモードにて実
施される。また、上記の基本機能の設定に加えて、真贋
判定の為の磁気センサとUVセンサが紙幣搬送路上に配
置されており、必要に応じて真贋判定を行うこともでき
る。いずれのセンサを使用するかの選択、或はセンサの
感度調整についてはインストレーションモードにて設定
できる。ここでインストレーションモードとは、電源投
入直後に行われる初期設定の為のモードのことである。
【0004】上記のように従来の計数・識別装置にあっ
ては、基本機能のみならず、他の多様な機能についても
インストレーションモードにて設定する必要があった。
つまり、設定を変更する頻度、必要の高い機能も、半固
定的に変更を必要としない機能も全てインストレーショ
ンモードによらない限り設定、変更ができず、不便であ
った。インストレーションモード時にディスプレイに表
示されるアイテムが多数あるため、一つの設定を変更す
る際にも、アップキー、ダウンキーを何回も押す必要が
あり、極めて煩雑な作業であった。これは、ユーザサイ
ドにおいて使用頻度が高い為に一度選択設定したアイテ
ムについては、その後変更することが少ないにも関わら
ず、そのアイテムは常にインストレーションメニュー中
に表示される為、アップキー、ダウンキーを押す頻度が
多くなるからである。また、一つの機能について設定、
設定変更を行いたい場合には、その度にわざわざ電源を
OFFにしてから所定の操作によりインストレーション
モードに移行させてから、設定、設定変更を実施する必
要があり、大変不便であった。例えば、装置を使用中に
真贋判定の機能を実施する必要が発生した場合には、わ
ざわざ電源を一旦OFFした上で、所定の操作によりイ
ンストレーションモードに移行し、真贋判定を表示した
画面中から同機能を選択する必要があった。このような
不具合に対する対策としては、操作パネル上に常設の専
用スイッチを設けて変更する頻度の高い所望の機能の設
定、変更を行い得るように構成することも考えられる
が、パネルが大型化するという不具合がある。また、4
つの計数モードの切替設定を行う為に、モードボタンを
何回も押す必要がある為、作業が煩雑であり、この点の
改善が求められていた。また、LCDディスプレイの表
示内容を切り替える為に、操作パネル上に専用の常設ス
イッチを設けることもあったが、パネル上のスイッチ数
が増大して大型化するという不具合があった。また、従
来の装置にあっては、部外者が容易に機械を操作するこ
とができるため、セキュリティー上の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、各種機能を選択設定するための操作や、使
用中における操作性を改善した紙幣の計数・識別装置を
提供することにあり、具体的には、電源投入時にインス
トレーションモードにより設定、設定の変更を行うモー
ド、アイテムとして、頻繁に設定変更を必要としない
(半固定の)大半のモード、アイテムを選定し、残りの
比較的少数のアイテムをセットモードによって設定する
ことにより、モード、機能の設定に伴うキー操作手数を
大幅に低減して操作性を向上した計数・識別装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、複数のモード、機能を備えた紙
幣の計数・識別装置において、電源投入時に複数のモー
ド、機能のうちから半固定的に使用するモード、機能を
設定するインストレーションモードを備え、インストレ
ーションモードにおいて複数のモード、機能のうちから
半固定的に使用するモード、機能を選択した場合、通常
モード下においては、インストレーションモードにおい
て選択したモード、機能のみが選択可能となることを特
徴とする。。請求項2の発明は、複数のモード、機能を
備えた紙幣の計数・識別装置において、電源投入時に複
数のモード、機能のうちから半固定的に使用するモー
ド、機能を選定するインストレーションモードを備える
と共に、各種モード、機能を選択するためのファンクシ
ョンキーを備え、上記ファンクションキーの役割の設定
は、上記インストレーションモード下で行うことを特徴
とする。請求項3の発明は、上記計数・識別装置の電源
を投入する際に、その表示画面にパスワード入力画面が
表示され、登録されたパスワードをキー入力することに
よって初めて当該装置の使用が可能となることを特徴と
する。請求項4の発明は、各種モード、機能を設定する
ためのモードを、インストレーションモードと、セット
モードとの2つのモードに分け、使用中に変更する可能
性の高いモード、機能のみをセットモードにて設定する
ように構成したことを特徴とする。請求項5の発明は、
特定のキーをONしながら電源を立ち上げることによ
り、扱う通貨の国籍を切り換えるための国籍設定モード
に移行することを特徴とする。請求項6の発明は、電源
立ち上げ後の使用中に、セットモードに移行することに
よって、扱う通貨の国籍を切り換えるための国籍設定モ
ードに移行することを特徴とする。請求項7の発明は、
計数対象となる一つの紙幣束中に複数の金種が混在して
おり、しかも金種毎に仕分けされた状態で積層されてい
る場合に、一つの金種の紙幣群についての計数を完了し
た時点で一旦計数を中断した上で、計数対象と成る紙幣
の金種が変化したことを知らせる表示と共に、計数した
枚数、合計金額を表示するBSSモードを備えたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例に従って詳細に説明する。図1(a) 及び(b) は本発明
の紙幣の計数・識別装置の一例の正面斜視図、及び背面
斜視図であり、この計数・識別装置1の筐体2の上部に
は紙幣束をセットするホッパ3が設けられており、ホッ
パ3にはセットされた紙幣の長手方向両端縁に沿ってガ
イドするために矢印方向へ進退可能に支持された紙幣ガ
イド4と、ホッパ3内に配置された図示しない分離ロー
ラ対のニップ部の間隔を微調整するための厚さ調整ダイ
ヤル5と、ホッパ内に配置されて紙幣束から一枚づつ紙
幣を分離給送する図示しない分離ローラ対と、分離ロー
ラ対によって分離給送された紙幣を一枚づつ受け取り積
層収容するスタッカ10と、スタッカ10内に回転自在
に配置されて給送されてきた紙幣をスタッカ10に搬送
する羽根車11と、ホッパ3とスタッカ10との間の紙
幣搬送経路上に沿って配置された図示しない紙幣識別
部、及び制御部と、筐体2の正面上部に配置された操作
パネル12等を有する。紙幣識別部には、例えば紙幣の
全幅をカバーするように配置された光学的なラインセン
サと、光透過センサ(カウント用、重送検知用)と、U
Vセンサと、磁気センサ等を設ける。ラインセンサは、
光学的に紙幣の全面の像を取込み、この像データに基づ
いて図示しない制御部が紙幣の金種を識別する。光透過
センサの出力に基づきCPUは、金種別の通過枚数やそ
の合計金額等を計数、計算する。制御部は、例えば、予
め設定されたプログラムに従って各種処理を実行するC
PU(中央処理装置)、制御プログラム等を格納した読
み出し専用の記憶手段であるROM、処理結果やデータ
を記憶する手段としてのRAM、入・出力回路であるI
/O等を備えており、ROM等に予め格納された真贋判
定の為の基準とする真正紙幣の画像情報とラインセンサ
から得られた画像情報とを比較することにより、金種、
真贋等の判定作業を実施する。
【0008】UVセンサは、紙幣を印刷するインクに含
まれている蛍光物質を読み取る手段であり、磁気センサ
は紙幣に埋め込まれた磁気データを読み取る手段であ
る。制御部は各センサからの検出信号と、ROM等の記
憶した基準データとを比較することにより、当該紙幣の
真贋を判定する。筐体2の背面には、電源スイッチ2
0、パワーコネクタ21、ヒューズボックス22、プリ
ンタ接続用のシリアルインタフェースコネクタ23、P
C接続用のシリアルインタフェースコネクタ24等が配
置されている。操作パネル12は、図2にも示すよう
に、大面積のLCDディスプレイ30と、キーボード3
1とを有する。キーボード31は、START/STO
Pキー32、FNCキー33、アップキー34、MOD
Eキー35、DENOMIキー36、SETキー37、
ダウンキー38、BATCHキー39、CLRキー4
0、OPTIONキー41、MODE表示部45、BA
TCH表示部46等を有する。 [各種キーの機能についての説明]まず、START/
STOPキー32は、装置本体の電源20がONされて
立ち上がった状態で他のキーを用いてモードを設定した
後で、ホッパ3に紙幣束をセットした状態でONされる
ことにより、図示しない駆動モータを駆動させて分離ロ
ーラ対を作動させ、紙幣の分離、給送が開始される。ラ
インセンサ等のセンサ群は当該モードに応じて作動し、
各センサからのデータを受けた制御部は必要な情報をL
CDディスプレイ30に表示する。また、スタッカ10
においては羽根車11が排出されてきた紙幣を一枚づつ
捌いてからスタッカ上に揃えて積層収納する。上記計数
・識別動作の途中で作業を中止したい場合には、STA
RT/STOPキー32をONすることにより、作業が
中断される。また、後述するように、LCDディスプレ
イにパスワード画面が表示されている状態においては、
このキー32はパスワードを決定する為のキーとして利
用される。
【0009】FNC(ファンクション)キー33の機能
は、LCDディスプレイに後述するインストレーション
画面が表示されている時に決定される。このキーには、
(1)累計(cumulative totals)の表示、(2) 計数結果と
しての金額表示と枚数表示との切り換え、(3) 詳細な計
数(detail count)の結果としての小計表示、合計(tot
als)表示、総合計(grand-total)表示の切り換え、とい
う3つの機能が備わっている。更に、このキー33は、
金額加算画面上においてレスキューのための操作と金額
加算を行うために用いられる。また、パスワード画面上
において番号1を入力するためのキーとして用いられ
る。なお、レスキューとは、後述するが、簡単に説明す
れば、ある計数モードにて計数している紙幣束の中に、
当該モードに適合しない金種が混在していたり、金種等
を判別できない(no read )紙葉類等が混在している場
合に、羽根車11を停止させて当該紙幣、或は紙葉類に
対する処置方法を選択する必要があるが、このような事
態から救済する操作をレスキューと称するものである。
アップキー34は、カウントされる数をセットしたり、
インストレーション画面上や、セット画面上においてカ
ーソルを移動する為に用いられる。更に、金額加算画面
(value add screen)上や詳細情報画面(detail scree
n) 上においてレスキューと金額加算を行い、パスワー
ド画面上において番号2を入力する為のキーとして用い
られる。MODEキー35は、計数モード(SDC、M
DC、BSS、FREE)の選択と、金額加算画面上に
おけるレスキュー及び金額加算と、パスワード画面上に
おいて番号3を入力する為のキーとして用いられる。こ
のキー35により選択されたいずれかの計数モードはM
ODE表示部45に設けたいずれかのLED表示部(S
DC、MDC、BSS、FREE)に点灯表示される。
【0010】DENOMIキー36は、後述するSDC
モードにおいて計数される紙幣の種類をセットしたり、
後述するBSS BATCH 或は詳細情報画面上にお
いて紙幣を選択したり、金額加算画面上においてレスキ
ューや金額加算を行ったり、更にはパスワード画面上に
おいて番号4を入力するキーである。SETキー37
は、ディスプレイ表示を種々のセッティング画面に移動
したり、直前の画面に戻すための操作や、金額加算画面
上においてレスキューや金額加算を行ったり、更にはパ
スワード画面上において番号5を入力するキーである。
ダウンキー38は、カウントされる数をセットしたり、
インストレーション画面上や、セット画面上においてカ
ーソルを移動する為に用いられる。更に、金額加算画面
(value add screen)上や詳細情報画面(detail scree
n) 上においてレスキューと金額加算を行い、パスワー
ド画面上において番号6を入力する為のキーとして用い
られる。BATCHキー39は、カウントされる数をセ
ットしたり、金額加算画面(value add screen)上にお
いてレスキューと金額加算を行ったり、パスワード画面
上において番号7を入力する為のキーとして用いられ
る。このキー39によりセットされたカウント数は、B
ATCH表示部46上のいずれかのLED表示部(5、
10・・・OTHERS)に点灯表示される。CLRキ
ー40は、計数結果や金額(value number) をリセット
してゼロにしたり、アラームディスプレイをクリアーし
たり、金額加算画面(value add screen)上においてレ
スキューと金額加算を行ったり、パスワード画面上にお
いて番号8を入力する為のキーとして用いられる。OP
TIONキー41は、贋札の検出措置を実施、解除した
り、オプションのプリンタによって小計、合計、総合計
をプリントしたり、パスワード画面上においてパスワー
ドをリセットするためのキーである。 [計数モード(オペレーションモード)]
【0011】次に、上記MODEキー35をONするこ
とにより順次切り換えられる計数モードには、FRE
E、SDC、MDC、BSSの4種類があるが、これら
について個別に詳述する。 (FREEモード)まず、FREEモードは、金種とは
無関係にホッパ3にセットされた全紙幣を計数する基本
モードであり、このモードを選択した状態で紙幣束をホ
ッパ3にセットし、START/STOPキー32をO
Nすることにより、駆動モータ、各種センサが作動して
紙幣の分離給送とカウントを開始する。この時、LCD
ディスプレイ30上には、その時々の枚数がリアルタイ
ムで表示され、この動作を全枚数カウントアップされる
まで行う。カウントアップ後は、最終結果としての合計
枚数表示、合計金額表示等を行う。このモードにおいて
は、次のサイズの範囲の紙幣を計数することができる。 長さ:57〜94mm(2.24〜3.70inche
s) 幅 :97〜192mm(3.82〜7.56inch
es) 肉厚:0.08〜0.15mm(0.03〜0.06i
nches) FREEモードを設定する場合には、装置本体の電源ス
イッチ20をONしてから、パスワード番号が設定され
ていれば、該当するキー33〜40を用いて所定のパス
ワード番号を入力する。そして、MODEキー35をO
NすることによりFREEモードのLEDを点灯させ
る。FREEモードにおいて計数する枚数の設定は、ま
ずBATCHキーをONすることにより、図3(a) 左図
に示すようにBATCH表示部46を構成するLED表
示部のいずれかを点灯させる。点灯したLEDによって
示される数字がプリセットバッチナンバー(プリセット
バッチ枚数)である。アップキー34とダウンキー38
を用いることにより、プリセットバッチナンバーを1枚
単位で増減することができ、1〜999枚の範囲の枚
数、或はセット無しを設定できる。なお、アップキー3
4、ダウンキー38がONされる場合には、LCDディ
スプレイ30の表示内容は、BATCH ADJUSTMENT SCREEN
(図3(b) )に変わる。セッティング完了後にSETキ
ーをONすることにより図3(c) に示したメイン画面に
変わる。プリセットナンバー以外のバッチナンバーが設
定される場合には、「OTHERS」のLEDが点灯す
る。なお、バッチナンバーは、累計計数において999
までが上限である。FREEモードによる計数を開始す
る場合には、まず、ホッパ3に紙幣束をセットする。続
いて、START/STOPキー32をONし、計数を
中断する場合には同じキー32をONし、計数を再開す
る場合にも同じキー32をONすればよい。仮に自動ス
タートの状態にある場合には、計数はホッパ3内に紙幣
束をセットしたことを検出すると開始される。計数結果
をゼロにリセットしたい場合にはCLRキー40をON
する。小計結果をゼロにリセットしたい場合には、スタ
ッカ10から紙幣を除去すると、小計結果が自動的にリ
セットされる。なお、ホッパ上に紙幣がなくなった時点
で計数がバッチナンバーに満たない場合には、スタッカ
上の紙幣を取り除かない状態で、ホッパーに紙幣束を追
加補給してから計数を再開する。
【0012】(SDCモード)次に、SDC(Single D
enomination Count)モードは、一つの金種だけを計数す
るモードである。例えば、目的とする紙幣として1ドル
紙幣を選定した場合に、紙幣束中から1ドル紙幣のみを
カウントして枚数、金額を表示するモードである。計数
中に1ドル紙幣以外の紙幣が検出された場合には、スタ
ッカ10にスタックされる前に羽根車11を止めて当該
紙幣を羽根車上に露出させると共に、LCDディスプレ
イ30上にその旨を表示する。この表示を見たオペレー
タは、羽根車上に残った異金種紙幣を取り出し、その
後、START/STOPキー32をONすることによ
って計数作業を再開することができる。なお、このSD
Cモードにおいて、計数対象とする金種を選定する際に
は、上記DENOMIキー36を用いる。また、計数作
業を所定の枚数毎に一時停止させたい場合、例えば10
0枚毎に止めてスタッカ10から取り出して束にしたい
場合には、BATCHキー39を用いて、当該枚数を予
め設定しておくことができる。この際、BATCH表示
部46上に予め表示された枚数を示す数字以外の枚数を
設定したい場合には、アップキー34或はダウンキー3
8を用いて一枚単位の増減設定を行う。図4(a) はこの
SDCモードにおける操作手順を説明する為のキーボー
ド図であり、装置本体の電源スイッチ20をONしてか
ら、パスワード番号が設定されていれば、該当するキー
33〜40を用いて所定のパスワード番号を入力する。
そして、MODEキー35をONすることによりSDC
モードのLEDを点灯させる。図4(b) はLCDディス
プレイの表示状態を示す図であり、DENOMIキー3
6を用いて任意の金種を選定すると、図のように希望し
た金種が表示される。また、予めAUTO DENOM
INATIONが選択されている場合には上記操作によ
るセッティングは不要である。仮に、累積加算モード(c
umulate mode)が選択されている場合には、これまでに
計数された全紙幣のカウント枚数の表示が行われる。ま
た、仮にディスプレイモードにおいて図11(e) に示し
たvalueが選択された場合には、画面上に「$」が
表示される。なお、同図中において「300」は、現在
まで計数された紙幣の小計枚数であり、「99900」
は累積して計数された紙幣についての合計金額である。
また、MGは磁気センサ、UVは紫外線センサを使用し
ている旨の表示である。
【0013】SDCモードにおいて、前述の如く計数作
業を所定の枚数(プリセットバッチナンバー)毎に一時
停止させたい場合、例えば100枚毎に止めてスタッカ
10から取り出して束にしたい場合には、BATCHキ
ー39を用いて、当該枚数を予め設定しておくことがで
きる。このようなプリセットバッチナンバーのセッティ
ングにおいては、BATCHキー39をONする度にプ
リセットバッチナンバーが変更する(図4(c) 左図)。
現在セットされているバッチナンバーはBATCH表示
部46に所属するいずれかのLED表示部の点灯によっ
て示されている。設定されたバッチナンバーを1単位で
増減する場合は、アップキー34とダウンキー38を操
作すれば良い。この操作方法によれば、1〜999枚、
或はバッチナンバー無しをセットできる。なお、アップ
キー或はダウンキーが押された場合、LCDディスプレ
イ30は「BATCH ADJUSTMENT SCREEN」(図4(d) )に変
更し、この画面を用いてバッチナンバーを表示しつつ設
定が行われる。セッティング完了後、SETキー37を
ONすることにより図4(b) に示した如きメイン画面に
切り替わる。なお、プリセットナンバー以外のバッチナ
ンバーがセットされた場合には、BATCH表示部46
中の「OTHERS」LED36が点灯する。また、バ
ッチナンバーは累積計数においては200枚までであ
る。SDCモードにおいて計数を開始する場合には、S
TART/STOPキー32をONし、計数を中断する
場合には同じキー32をONし、計数を再開する場合に
も同じキー32をONすればよい。仮に自動スタートの
状態にある場合には、計数はホッパ3内に紙幣束をセッ
トすると同時に開始される。計数結果をゼロにリセット
したい場合にはCLRキー40をONする。なお、計数
された枚数の値が予めセットされていたバッチナンバー
に満たない場合には計数は継続して行われる。次に、S
DCモード下の計数作業中に指定された金種以外の金種
の紙幣が検出された場合には、計数動作は停止し、図4
(e) に示した如き内容(WRONG)がLCDディスプ
レイ30上に表示される。オペレータは表示に従って羽
根車11上の異金種紙幣を除去したあとで、START
/STOPキー32をONすることにより計数が再開さ
れる。
【0014】(MDCモード)次に、MDC(Mixed Den
omination Count ) モードは、複数の金種が混在した紙
幣束の枚数を金種別に計数すると共に、金種別の或は全
紙幣の合計金額を算出するモードである。MDCモード
を設定する場合は、装置本体の電源スイッチ20をON
し、パスワードナンバーが設定されている場合には該当
するキーをONしてパスワードナンバーを入力する。そ
の後、MODEキー35をONすることにより、MOD
E表示部45内のMDCモードLEDを点灯させる。M
DCモードにおいて計数を開始する場合には、STAR
T/STOPキー32をONし、計数を中断する場合に
は同じキー32をONし、計数を再開する場合にも同じ
キー32をONすればよい。仮に自動スタートの状態に
ある場合には、計数はホッパ3内に紙幣束をセットする
と同時に開始される。計数結果をゼロにリセットしたい
場合にはCLRキー40をONする。紙幣束をスタッカ
から除去すると、自動的に小計の結果がゼロにリセット
される。その後、継続して計数するためにはスタッカか
ら紙幣束を取り出さないで、ホッパに新たに紙幣束を補
給する。 (BSSモード)次に、BSS(Bill Strap Stop) モー
ドは、計数対象となる一つの紙幣束中に複数の金種が混
在しており、しかも金種毎に仕分けされた状態で積層さ
れている場合に、一つの金種の紙幣群についての計数を
完了した時点で一旦計数を中断した上で、当該金種が変
化したことを知らせる表示である「CHANGED」と
いう文字と共に、これまで計数した枚数と合計金額をL
CDディスプレイ30上に表示する。その後、所定のキ
ー操作等によって次の金種の紙幣群についての計数を開
始し、上記と同様の処理を順次施す。なお、ある金種だ
けが含まれる筈の紙幣群中に異金種が一枚混入している
場合には、羽根車11を停止させて当該異金種紙幣だけ
を保持し、除去し易くする動作が行われ、除去後には当
該紙幣群についての計数が再開される。換言すれば、B
SSモードは、同一金種の紙幣を複数枚積層した紙幣群
と、他の金種の紙幣群とを積層して一つの束にしたもの
を計数対象とするモードであり、当該一つの紙幣束には
金種毎に仕分けされた状態の紙幣群が複数組含まれてい
る。そして、紙幣束全体の合計枚数及び合計金額、金種
毎の合計枚数及び金額等を計数表示すると共に、金種が
変わるごとに計数を中断したり、予め指定されたバッチ
ナンバー毎に計数を中断する等の作業を行う。
【0015】図6(a) はこのBSSモードにおける操作
手順を説明する為のキーボード図であり、装置本体の電
源スイッチ20をONしてから、パスワード番号が設定
されていれば、該当するキー33〜40を用いて所定の
パスワード番号を入力する。そして、MODEキー35
をONすることによりBSSモードのLEDを点灯させ
る。図6(b) はLCDディスプレイの表示状態を示す図
であり、BATCHキー39をONすることにより図6
(b) に示した如きバッチセット画面がLCDディスプレ
イ30上に表示される。DENOMIキー36をONす
ることによってバッチナンバーをセットするために紙幣
の金種を選定する。ブリセットバッチナンバーは、BA
TCHキー39をONする度に、図6(b) 左図の如く切
り替わる。設定されたバッチナンバーを1単位で増減す
る場合は、アップキー34とダウンキー38を操作すれ
ば良い。この操作方法によれば、1〜999枚、或はバ
ッチナンバー無しをセットできる。また、バッチナンバ
ーの上限は、累積計数においては200枚までである。
バッチナンバーをクリアするためには、CLRキー40
をONする。また、仮にディスプレイモードにおいて図
11(e) に示したvalueが選択された場合には、図
6(c) 中のVAL表示される。NUMBERが選択され
た場合には、図6(b) 中のNUMが表示される。次の金
種について設定する場合にはDENOMIキー36をO
Nする。セッティング終了後に、セットキー37をON
し、メイン画面を表示させる。計数を行っている時、セ
ットバッチナンバーLEDか「OTHERS」のLED
を点灯して、現在計数している金種だけを表示する。現
在計数中でない金種については表示されない。
【0016】BSSモードによる計数を開始する場合に
は、まず、図6(d) のように同種の紙幣から成る紙幣群
と、他の金種の紙幣から成る紙幣束とを一緒にした束を
ホッパ3にセットする。続いて、START/STOP
キー32をONし、計数を中断する場合には同じキー3
2をONし、計数を再開する場合にも同じキー32をO
Nすればよい。仮に自動スタートの状態にある場合に
は、計数はホッパ3内に紙幣束をセットすると同時に開
始される。計数結果をゼロにリセットしたい場合にはC
LRキー40をONする。仮に、バッチナンバーがいず
れの金種についても設定されていない場合、紙幣束をス
タッカ10から除去し、その後小計結果をゼロとして次
の計数を開始する。また、仮にバッチナンバーがいずれ
かの金種について設定されている場合には、計数をバッ
チナンバーに達するまで行い、そして小計結果をゼロと
して次の計数を開始する。 [インストレーションモード]インストレーションモー
ドとは、電源投入直後に行われる初期設定のためのモー
ドのことである。図22に示した画面構造図から明らか
なように、SETキーを押しながら電源スイッチをON
することにより、インストール画面(インストレーショ
ン画面)が表示され、各項目(アイテム)の設定が行わ
れる。また、インストレーションモードによる初期設定
が完了して電源をOFFした状態にある装置について、
電源を投入した場合にはセットモードによる項目設定が
行われる。インストレーションモードでは、装置が有す
る種々の機能のうち、使用する機能と使用しない機能を
予め選択設定して設定内容を記憶部に記憶することがで
きるので、電源投入による立ち上げの度に、或は使用中
に、機能の取捨選択を行う操作を行わずに済むこととな
り、操作性を大幅に高めることができる。インストレー
ションモードに入る為には、まず、図2に示したキーボ
ード31上のSETキー37をONしながら電源スイッ
チ20をONすることにより、LCDディスプレイ30
上に図7に示したインストレーション画面を表示させ
る。インストレーション画面には、同図に示すように、
メイン画面(図3(c) の画面を参照)アイテム、上記4
つのモードのアイテムの他に、種々の機能のアイテムが
表示されており、アップ・ダウンキー34、38を用い
てカーソルを所望のアイテムに移動させた上で、SET
キー37をONすることにより、個々のアイテムに対応
する画面を表示させることができる。次のA)〜I)ま
での各項目にて説明するように、表示された個々のアイ
テム画面上でインストレーションを行うことができる。
インストレーションが完了した場合には、アップキー3
4を用いてカーソルをメイン画面(main screen )アイ
テムに移動した上で、SETキーをONすることにより
図3(c) に示したメイン画面に切り換わる。 A)SDC、MDC、BSS、FREEモードの選択の
ための操作。
【0017】これらのモードのいずれかを選択するため
の操作は、上記の様にインストレーション画面中の該当
アイテムを選択することにより該当画面を表示すること
により開始される。図8(a) はSDCモードを設定する
か否かを選択している状態を示しており、SDCモード
画面には、「1 ON、2 OFF」が表示されてお
り、アップ・ダウンキー34、38を用いていずれかを
選択し、選択後にSETキー37をONすると、図7の
インストレーション画面に切り換わる。上記全てのモー
ドについてOFFを選択することはできない。また、メ
イン画面を表示した状態でMODEキー35をONする
度に、インストレーション画面上でONに設定されてい
るモードのアイテム(図7では、SDC、MDCモー
ド)に順次切り替わる。つまり、OFFに設定されてい
る他のモードであるBSS、FREEについてはMOD
Eキー35をONしても切り替わることがない。 B)ファンクションキー(FNCキー)33の選択。 これはFNCキー33に対する機能の割当てを設定する
操作である。ここでは、「1 ADD KEY、2 D
SP KEY、3 DETAIL KEY、4 OF
F」の4つの項目が表示されている。 (1) ADD KEYを選択した場合には、FNCキー3
3をONしたときに、それまで計数してきた紙幣の小計
のみ、又は合計と小計の両方のいずれかを選択する。合
計は、装置の電源投入からの合計、或はゼロクリアをし
てからの合計金額、合計枚数を表示する。小計は、紙幣
の束毎の小計金額、枚数を表示する。ADD KEYと
しての機能を予めFNCキーに割り振っておくことによ
り、FNCキーをONしたときに上記の内容を表示する
ことができる。 (2) DSP KEYを選択した場合には、FNCキー3
3をONする度に、それまでに計数した枚数表示と金額
表示が相互に切り換え表示される。 (3) DETAIL KEYを選択した場合には、FNC
キーをONしたときに、全金種夫々の枚数、金額表示
と、累積トータル、或は今日一日の総合計の表示がサイ
クリックに切り換わる。つまり、図15(a) に示すよう
に、FNCキーを一回ONする度に切り換わる。また、
今現在計数している一種類の金種だけについての枚数、
金額を表示するためには、セットボタンを押せば良い。 C)自動スタート機能
【0018】これは、図8(c) の画面表示において、ア
ップ・ダウンキー34、38を用いてON、或はOFF
のいずれかを選択してからSETキー37により確定す
ることにより、ホッパ3に紙幣束をセットするだけで自
動的に計数が開始されるか否かの選択を行うことができ
るように設定される。SETキーのONによりインスト
レーション画面が表示される。 D)自動デノミ機能(AOUTOMATIC DENOMINATION SETTIN
G) 自動デノミ機能は上記SDCモードの一種であり、通常
のSDCモードが予め決めておいた一種類の金種のみを
計数するモードであるのに対して、この機能は予め金種
を確定せずに計数を開始し、最初に計数された一枚目の
紙幣の金種について計数を継続する機能である。従っ
て、ホッパ3にセットした紙幣束の内の最初の一枚が1
ドル紙幣である場合には、そのまま1ドル紙幣について
の計数を継続し、1ドル紙幣以外の紙幣が識別された場
合には羽根車を停止する等の措置を採る。この機能を設
定する場合には、図8(d) の画面を表示し、アップ・ダ
ウンキー34、38によりONを選択した上でSETキ
ー37にて確定する。確定と同時にインストレーション
画面が表示される。 E)COM1機能(Communication port 1 setting) この機能は、図1(b) に示したPC用のコネクタ24に
対してパーソナルコンピュータを接続した場合の機能で
あり、PCへのデータの出力スピードを設定する。設定
の操作においては、図9(a) の画面を表示し、アップ・
ダウンキーを用いていずれかのスピードを選択した上で
SETキー37により確定する。選択された出力スピー
ドに基づいて接続されたコンピュータとのデータのやり
取りを行う。なお、OFFはコネクタ24が使用されて
いないことを意味する。 F)COM2機能(Communication port 2 setting) この機能は、図1(b) に示したプリンタ用のコネクタ2
3に対してプリンタを接続した場合の機能であり、プリ
ンタへのデータの出力スピードを、AUTOとMANU
ALについて個別に設定する。AUTOとは、ホッパ3
が空になりかつスタッカ10から紙幣が除去された後
で、小計データを自動的にプリンタに出力する機能であ
り、MANUALとは、プリントを実行するためのマニ
ュアル操作を経ることにより初めてプリンタに出力する
機能である。この機能を設定する場合には、図9(b) の
画面を表示し、アップ・ダウンキーを用いていずれかの
スピードを選択した上でSETキー37により確定す
る。選択された出力スピードに基づいて接続されたプリ
ンタへデータが出力される。なお、OFFはコネクタ2
3が使用されていないことを意味する。 G)OPTION1 の設定(図9(c) ) 磁気センサの設定を意味するMGか、OFFをアップ・
ダウンキー34、38を用いて選択する。設定後、SE
Tキー37により確定すると、インストレーション画面
が表示される。MGが選択された場合には、贋札等を磁
気的に検出することが可能となる。OFFが選択された
場合には、磁気センサは作動しない。 H)OPTION2 の設定(図9(d) ) 紫外線(UV)センサの設定を意味するUVか、OFF
をアップ・ダウンキー34、38を用いて選択する。設
定後、SETキー37により確定すると、インストレー
ション画面が表示される。UVが選択された場合には、
贋札等を蛍光物質に基づいて検出することが可能とな
る。OFFが選択された場合には、UVセンサは作動し
ない。 I)パスワードの設定(図9(e) ) パスワードを入力しない限り、装置を使用することがで
きなくなるように設定するために、パスワードを設定す
る。パスワードが設定されていない場合にはパスワード
を入力しなくとも装置の使用が可能である。
【0019】パスワード設定画面に示されたキー配置を
参照しつつ、キー33〜40を用いてパスワードを入力
する。入力後、START/STOPキー32をONす
ることにより確定する。なお、FNCキー33は
「1」、アップキー34は「2」、MODEキー35は
「3」、DENOMIキー36は「4」、SETキー3
7は「5」、ダウンキー38は「6」、BATCHキー
39は「7」、CLRキー40は「8」に対応してい
る。なお、OPTIONキー41がONされた場合に
は、パスワード番号はクリアされる。 [セットモード]次に、セットモードによる各種機能の
取捨選択作業は、上記インストレーションモードによる
取捨選択作業と異なって、電源投入によって装置が立ち
上がった後の操作中に適宜行われる作業であり、電源を
OFFしてから電源を再投入すると、設定内容が電源O
FF直前の内容となっている。インストレーションモー
ドにより設定される機能は、主として頻繁に設定変更を
行う必要のない機能(半固定的な機能)であるのに対し
て、セットモードにより設定される機能は、使用中の必
要に応じて頻繁に設定変更を行う必要のある機能であ
る。従来の紙幣の計数・識別装置にあっては、全ての機
能の設定、変更をインストレーションモードで行ってい
た為、インストレーションモード画面には多数の項目が
表示され、電源を立ち上げる度に、全ての項目について
設定の有無を選択する操作を行う必要があった為、キー
操作が極めて煩雑であったが、本発明では、大半の半固
定的な機能設定をインストレーションモードにて実行
し、使用頻度の高い残りの僅かな機能だけをセットモー
ドにて設定するようにしたので、操作性が大幅に向上す
る。
【0020】図10はセットモードにおける設定手順を
示すためのセット画面の一例であり、まずSETキー3
7をONすることによりセット画面を表示し、アップキ
ー34或はダウンキー38を用いてカーソルを所望のア
イテムに移動させる。カーソル位置を決定してからSE
TキーをONすることにより当該アイテムの画面が表示
される。アイテムの種類としては、メイン画面の他に後
述するA)〜J)を例示することができ、選択表示され
たアイテムのセット画面に基づいてチェック作業或は設
定作業が行われる。チェック作業或は設定作業が全て終
了したときに、アップキー34を用いて「MAIN SCREEN
」というアイテムにカーソルを移動し、更にSETキ
ーを用いてメイン画面(図3(c) 参照)を表示させる。
或は、START/STOPキーをONすることによ
り、メイン画面を表示してもよい。次に、上記セット画
面に表示された各アイテムについて説明する。 A)金種別小計(Sub Detail)画面 図11(a) に示すように、このアイテム画面には細分化
された金種別の小計が表示される。SETキー37をO
Nすることにより図10に示したセット画面が表示され
る。 B)金種別合計(Total Detail)画面 図11(b) に示すように、このアイテム画面には、モー
ド切り換え後の細分化された金種別の合計が表示され
る。SETキー37をONすることによりセット画面が
表示される。 C)金種別総合計(Grand Detail)画面 図11(c) に示すように、このアイテム画面には、モー
ドに関係なく電源投入後の細分化された金種別の総合計
が表示される。SETキー37をONすることによりセ
ット画面が表示される。 D)累積モード(Cumulate Mode)選択 このアイテムは、通常表示モードにおける小計のみの表
示か、或は小計と合計を含んだ表示を選ぶ機能である。
【0021】図11(d) に示した累積モード画面では、
ON、或はOFFをアップキー34或はダウンキー38
を用いて選択する。選択終了後、SETキー37をON
することによりセット画面が表示される。なお、ONを
選択した場合には累積合計が表示される。 E)表示モード(Display Mode)選択 このアイテムは計数結果の表示内容として枚数と、金額
のいずれかを選択可能とする機能である。図11(e) に
示した表示モード画面では、NUMBER(枚数)、或
はVALUE(金額)をアップキー34或はダウンキー
38を用いて選択する。選択終了後、SETキー37を
ONすることによりセット画面が表示される。 F)センサの感度セットモード(Density) このアイテムは、ラインセンサの感度の閾値レベルを設
定するための機能であり、ラインセンサの感度を適正に
設定することにより紙幣の重送状態を確実に検知できる
ようにすることを目的とする。例えば、感度が適正でな
い結果として一枚の紙幣を重送紙幣と誤認したり、或は
紙幣の汚れに起因して誤検知することもあるが、このよ
うな不具合をなくするために感度調整が必要となる。図
11(f) に示した感度セットモード画面では、光透過セ
ンサの感度のレベルをアップキー34或はダウンキー3
8を用いて選択する。工場出荷時(デフォルト時)のセ
ットレベルは、例えば5である。紙幣の状態によって、
精度(ACCURACY)を10レベルのなかから適宜
選択して設定する。重送は、紙幣の汚れに起因して発生
することが多いので、重送発生時にはレベルを減少させ
る。選択終了後、SETキー37をONすることにより
セット画面が表示される。 G)フリー計数速度(FREE SPEED)の設定 フリー計数速度は、計測速度を複数のレベルから選択可
能としたものである。
【0022】図12(a) に示した計数速度設定画面で
は、速度のレベルが1〜5まで表示されており、アップ
キー34又はダウンキー38を用いていずれかのレベル
にカーソルを移動して選択し、選択後にSETキーをO
Nすることによりセット画面に切り替わる。計数速度は
レベル1(600bills/minute) 〜レベル5(1,60
0bills/minute) まで変更可能である。計測速度は、レ
ベル4までは200bills/minuteきざみで増大する。 H)リコグニション計数速度(RECOGNITION
SPEED) リコグニション計数速度は、SDCモードと、MDCモ
ード時に設定可能な計数速度であり、計測速度を複数の
レベルから選択可能としたものである。図12(b) に示
した計数速度設定画面では、速度のレベルが1〜5まで
表示されているが、1又は4が選択可能となっており、
アップキー34又はダウンキー38を用いていずれかの
レベルにカーソルを移動して選択し、選択後にSETキ
ーをONすることによりセット画面に切り替わる。計数
速度はレベル1(600bills/minute) とレベル4
(1,200bills/minute) のいずれかに変更可能であ
る。 I)MGレベル 図12(c) は磁気センサの感度調節のためのアイテム画
面であり、磁気センサの感度のレベルをレベル1〜10
の内からアップキー34或はダウンキー38を用いて選
択する。工場出荷時(デフォルト時)のセットレベル
は、例えば5である。感度は10段階に調整可能であ
り、1は低感度、10は高感度である。選択後にSET
キーをONすることによりセット画面に切り替わる。な
お、画面上ではレベル2、4、6、8、10のみが表示
されており、これらの数字の直下位置に各レベル1、
3、5、7、9が位置しており、カーソルによって指示
される。 J)UVレベル
【0023】図12(d) はUVセンサの感度調節のため
のアイテム画面であり、UVセンサの感度のレベルをレ
ベル1〜10の内からアップキー34或はダウンキー3
8を用いて選択する。工場出荷時(デフォルト時)のセ
ットレベルは、例えば5である。感度は10段階に調整
可能であり、1は低感度、10は高感度である。選択後
にSETキーをONすることによりセット画面に切り替
わる。 K)コントラスト 図12(e) はLCDディスプレイのコントラスト感度を
調整するためのアイテム画面であり、LCDディスプレ
イの感度のレベルをレベル1〜10の内からアップキー
34或はダウンキー38を用いて選択する。工場出荷時
(デフォルト時)のセットレベルは、例えば5である。
LCDディスプレイ画面上のコントラストは、1(暗)
〜10(明)まで調整可能である。選択後にSETキー
をONすることによりセット画面に切り替わる。 [サポート機能]次に、サポート機能について説明す
る。 A)累積合計 この機能は、全てのモードにおいて使用可能である。こ
の機能を実施する場合、2通りの操作方法を使用するこ
とができる。 1.FNCキーによる操作方法。 まず、インストレーションモードにより、予めFNCキ
ーに対して加算(ADD)機能を設定する。通常の使用
場面においてFNCキーをONする。すると、小計と共
に累積合計が表示され、計数を繰り返して行くと、例え
ば図13(a) に示したメイン画面の例の如く、小計(3
00)の下に累積合計(99900)が表示される。 2.SETキーによる操作方法。 SETキーをONすることにより図10に示したセット
画面を表示し、「CUMULATION MODE」(累積モード)をア
ップキー34或はダウンキー38を用いて選択してか
ら、SETキーをONして図13(b) に示したセッティ
ング画面を表示する。続いて、アップキー34或はダウ
ンキー38を用いてONを選択し、SETキーをONす
ることによりセット画面に戻る。セット画面上におい
て、メイン画面(Main Screen )をアップキー34によ
り選択し、SETキーをONしてメイン画面に切り換え
る(或は、START/STOPキー32をONするこ
とによりメイン画面に切り換える)。上記の操作により
累積合計が画面表示される。最上列は小計金額を、最下
列は合計金額を示している。
【0024】カウントモードが変更したとしても(FR
EEモードを除く)、合計金額の表示は保持され、残さ
れる。カウントモードが変更した場合、小計表示はクリ
アされる。CLRキーをONすることにより、小計と合
計をゼロにリセットすることができる。 B)ディスプレイ上の枚数と金額表示を変更するための
操作方法。 この機能は、FREEモードを除いた全てのモードにお
いて使用可能である。この機能を使用するための操作方
法には2種類ある。 1.FNCキーによる操作方法。 まず、インストレーションモードにおいて、FNCキー
にDSP機能を付与するためのセッティングを行い、セ
ット後、枚数表示と金額表示とを切り換える為にFNC
キーをONする。全てのモードにおけるデノミネイショ
ンの詳細表示(デノミネイションブレイクダウン)と、
BSSモードにおけるバッチセットディスプレイは、枚
数表示と金額表示との間で相互に切り換え可能である
(図13(a) 参照)。 2.セットキーによる操作方法(図14)。 SETキーをONすることにより図10に示したセット
画面を表示し、「DISPLAY MODE」 (ディスプレイモー
ド)をアップキー34或はダウンキー38を用いて選択
してから、SETキーをONして図13(b) に示したセ
ッティング画面を表示する。続いて、アップキー34或
はダウンキー38を用いて枚数(NUMBER)、或は
金額(VALUE)を選択し、SETキーをONするこ
とによりセット画面に戻る。セット画面上において、メ
イン画面(Main Screen )をアップキー34により選択
し、SETキーをONしてメイン画面に切り換える(或
は、START/STOPキー32をONすることによ
りメイン画面に切り換える)。上記の操作により枚数、
又は金額が表示される。 C)各金種についての枚数チェック。 この機能は、FREEモードを除いた全てのモードにお
いて使用可能である。この機能を使用するための操作方
法には2種類ある。
【0025】1.FNCキーによる操作方法。 インストレーションモードにおいて、FNCキーに対し
て、DETAIL機能を付与する為のセッティングを行
う。この状態でFNCキーをONする。小計、合計、或
は総合計のためのデノミネイションの詳細表示が表示さ
れる。仮に、(AUTO)或は(MANUAL)がCO
M2において設定されており、そして適合するプリンタ
が接続されている場合には、デノミネイションの詳細表
示はOPTIONキーによりプリントされる。次に、F
NCキーをONすると、小計、合計、及び総合計が順次
切り替わる。SETキーを押すと、メイン画面に切り替
わる(図15(a) )。 2.SETキーによる操作方法。 SETキーをONすることにより図15(b) に示したセ
ット画面を表示し、「Sub Detail Screen」、「Total Det
ail Screen」,「Grand Detail Screen」 をアップキー34
或はダウンキー38を用いて選択する。小計、合計、或
は総合計のためのデノミネイションの詳細が表示され
る。仮に、(AUTO)或は(MANUAL)がCOM
2において設定されており、そして適合するプリンタが
接続されている場合には、デノミネイションブレイクダ
ウンはOPTIONキーによりプリントされる。SET
キーを押すと、メイン画面に切り替わる。 D)贋札等の発見(図16) この機能は、全てのモードにおいて使用することができ
る。仮に、「MG」がOPTION1について設定さ
れ、或は「UV」がオプション2について設定された場
合、この機能はメイン画面上において、OPTIONキ
ーをONすることにより使用可能である。仮に、「M
G」と「UV」が共にセットされている場合には、OP
TIONキーをONすることにより、磁気的な検知と、
蛍光物質を利用した検知のいずれかを切り換えたり、双
方を用いたり、或は双方を使用しないことができる。こ
の機能を使用している場合、「MG」、「UV」が共に
表示される。 E)紙幣給紙時の厚さ調整
【0026】ホッパから紙幣がスムーズに給紙されない
場合には、厚さ調整ダイヤル5を操作することにより、
紙幣の厚さに応じた給紙ローラ対のニップ量を調整す
る。仮に、チェーン給紙「CHAIN 」や重送「DOUBLE」が表
示された場合には、ローラ対の間隔を狭くすべく時計廻
り方向にダイヤル5を回す。また、ジャムが発生した場
合には、ローラ対の間隔を広くすべく反時計廻り方向に
ダイヤルを回す。 [計数が停止した時]次に、計数動作が停止した場合の
処置について、ケースごとに説明する。 A)計数停止の原因と、処置。 (1) 紙幣がホッパ3内に無い。この場合は、ホッパ3内
に紙幣を補充して計数を継続する。 (2) スタッカ10が満杯状態。この場合には、スタッカ
上の紙幣を取り除けばよい。 (3) 小計金額(枚数)が所定金額(枚数)に達した時
(図17(a) )には、図のようにバッチ枚数を示すLE
Dが点滅する。処置としては、紙幣をスタッカ10から
除去し、次の計数を再開すると同時にカウント値をゼロ
にリセットする。加算モードでは、小計だけがゼロに変
わる。 (4) 2枚の紙幣が同時に重送された場合には、図17
(b) のように「DOUBLE」の表示がなされる。この場合に
は、厚さ調整ダイヤル5を調整する。 (5) 紙幣がチェーン状に連続して給紙された場合には図
17(c) のように「CHAIN」 の表示がなされる。この場合
は、厚さ調整ダイヤル5を調整する。 (6) 紙幣がジャムした場合には図17(c) のように「JA
M」 の表示がなされる。この場合は、厚さ調整ダイヤル
5を調整する。
【0027】(7) 紙幣の識別が困難な場合(FREEモ
ードを除く)には、図17(e) のように「NO READ」 が表
示される。例えば、紙幣の金種、給紙の有無等が不明な
場合に、この表示がなされる。ディスプレイ30上の金
種を示す表示1、2、5、10、20、50、100
は、操作パネル31上のモードキーとの対応関係を示し
ている。仮に、SDCモードにおいて、5ドル紙幣を計
数中にある紙幣が読取り不良となって装置が停止した時
に、当該5ドル紙幣を計数に加えたい場合、ディスプレ
イに表示された金種を示す表示に対応するモードキー
(アップキー34)をONすることにより、当該5ドル
紙幣をカウントした上で計数が再開される。当該読取り
不良の紙幣が白紙等の異常紙である場合には、当該紙を
除去してスタートボタンをONすることにより計数が再
開される。この場合の操作は、後述する[紙幣が羽根車
上で停止した場合]にて説明する。 (8) スキューによって紙幣の読取りが不良となった場合
(FREEモードを除く)には、図17(f) に示したよ
うに「SKEW」が表示される。この場合は、図17(e) の場
合と同様な処置が取られる。仮に、停止が頻発する場合
には、紙幣ガイド4間に紙幣束をセットする際に注意深
くセットする。この場合の操作は、後述する[紙幣が羽
根車上で停止した場合]にて説明する。 (9) 破損、或は折れ癖のある紙幣の場合は、図18(a)
の如き「BROKEN」の表示がなされる。この場合の操作は、
後述する[紙幣が羽根車上で停止した場合]にて説明す
る。 (10) 贋札等の異常紙幣が発見された場合には、図18
(b) の如き「COUNTERFEIT」 の表示がなされる。この場合
には、検出された紙幣を羽根車から除去し、START
/STOPキーをONする。 (11) SDCモードにおいて、所定の紙幣以外のものが
検出された場合には、図18(c) のように「WRONG」 の表
示がなされる。この場合には、検出された紙幣を羽根車
から除去し、START/STOPキーをONする。 (12) BSSモードにおいて、計数する紙幣が変更した
場合には、図18(d)のように「CHANGED」 の表示がなさ
れる。この場合には、それまでにスタッカ上に排出され
た紙幣束を除去する。なお、この際、自動スタートが行
われるので、羽根車には手を触れない。 B)紙幣が羽根車上で停止し、NO READ、SKEW、 或は、BR
OKENが表示された場合(図19(a) (b) )。
【0028】(1) 停止した紙幣を計数から除去する場合
には、最終紙幣を羽根車から除去し、START/ST
OPキーをONして計数を再開する。この場合、羽根車
上の紙幣は計数されていない。 (2) 停止した紙幣の金額を計数に加える場合(FREE
モード以外の全てのモード)には、図20に示すように
ディスプレイ30上の金額表示と、夫々対応する各モー
ドキー33〜40をONする。つまり、表示に従って、
停止した紙幣の金種に相当する金額を意味するモードキ
ーをONすることにより、計数は自動的に継続する。S
DCモードによる計数途中にNO READのために計
数が停止した場合、計数中の金種の紙幣を意味するキー
(例えば、1ドルならFNCキー33)のみが有効とな
り、当該特定の金額を意味するキー以外のキーは有効で
はない。仮に、計数を開始した時の一枚目の紙幣がNO
READとなって計数が停止した場合、装置の制御部
はどの紙幣についてのSDCモードであるのか不明な状
態である為、全てのバリューキー33〜39を有効と
し、当該札束を構成する特定の金種を指定する為の入力
を可能としている。 (3) 金額のインクリメントとデクリメントを行う場合
(FREEモード以外の全てのモード)には、まずデノ
ミネイション詳細表示を行い、DENOMIキー36を
ONし、アップキー34にて金額を増加、若しくは、ダ
ウンキー38にて金額を減少させて金額を調整する。メ
イン画面を表示し、START/STOPキー32をO
Nして計数を再開する。この操作が必要とされる場面
は、例えば、札束をホッパにセットする前に、札束中に
明らかな折れ癖紙幣があることに気づいた場合に、この
紙幣を除去した状態で残りの紙幣をホッパにセットして
計数する。計数の結果が出た時点で、上記バリューキー
33〜39を用いて事前に除去されていた紙幣の金額を
手操作により入力することにより、全紙幣の計数が終了
することとなる。 C)給紙不良の結果、エラーメッセージが表示された場
合。
【0029】(1) 重送、或はチェーン給紙のエラーメッ
セージの場合。 スタッカ3から紙幣を除去し、CLRキー40をONし
て内部のトラブル紙幣を除去する。この際、計数はホッ
パ3上の紙幣束を計数する前のオリジナルの金額にリセ
ットされる。スタッカ10上から取り除いた紙幣束はホ
ッパ3内に残っている紙幣に混ざるように戻し、STA
RT/STOPキー32をONして計数を再開する。他
のエラーメッセージ(例えば−−−NG)が表示されて
いる場合には、ホッパ3から全ての紙幣束を取り除き、
CLRキーをONしてセンサ類をリセットする。次い
で、紙幣束をホッパに戻し、START/STOPキー
32をONして計数を再開する。 (2) ジャム発生の場合。 ジャムが発生した場合には、ホッパ3とスタッカ10か
ら共に紙幣束を除去し、CLRキー40をONして内部
に残った紙幣を除去する。この際、計数はホッパ上の紙
幣を計数する前のオリジナルの金額にリセットされる。
続いて、紙幣をホッパ3にセットし、START/ST
OPキー32をONして計数を再開する。 (3) ジャム紙幣がCLRキー操作によっても除去できな
い場合は次の操作を行う。この場合、図1(b) に示した
ように、後カバー51を固定するための爪50を押し下
げて後カバー51を開放して内部の給紙路を開放し、給
紙路内に残った紙幣を引き出して除去する。後カバーを
閉止したあとで、CLRキーをONし、紙幣束をホッパ
内にセットしてから、START/STOPキー32を
ONして計数を再開する。なお、ホッパ3に対する紙幣
束のセッティングに際しては、計数上のトラブル発生を
防止する為に、折れたり、痛んだり、湿ったり、破れた
り、粘着テープが付着したり、汚れている紙幣を取り除
いておく必要がある。また新札のように互いにくっつい
た札をさばいておく。その後、紙幣を束にしてホッパに
セットすればよい。 [国籍設定モード]
【0030】これは取扱う紙幣の国籍を特定の国の国籍
に設定するためのモードであり、特定のキーをONしな
がら電源を立ち上げることにより、特定の他国の紙幣の
取扱が可能となる。本発明の計数・識別装置が使用され
る時に計数対象となる紙幣は一つの国の紙幣に限り、他
国の紙幣は識別不能として計数が停止するようになって
いる。しかし、初期設定において所望の国籍の紙幣に変
更することが可能であり、そのためのモードが国籍設定
モードである。従来の計数・識別装置の記憶部には、数
か国分の紙幣を取り扱うことができるように、数か国分
の紙幣についての識別データが格納されており、出荷時
に出荷先の国のデータのみを読み出すように工場にて設
定していたが、本発明では操作パネル上の特定キーをO
Nしながら電源を投入して、国籍設定モードに移行する
ことにより、任意の国籍を選定することが可能となる。
例えば、DENOMIキーをONしながら電源を投入す
ることにより米国紙幣の取扱が可能となり、またCLR
キーをONしながら電源を投入することによりフランス
国の紙幣の取扱が可能となる。なお、国籍設定モードの
設定は、例えばセットモードにおいて行うことができる
ように構成してもよい。つまり、セットモード画面中の
アイテムの一つとして、国籍設定モードを設け、このモ
ードを選択できるように構成してもよい。このように構
成することにより、同じ計数装置によって異国籍金種を
計数する必要が発生した場合に、迅速に計数対象となる
紙幣の国籍を変更することができる。
【0031】
【発明の効果】このように本発明によれば、各種機能を
選択設定するための操作や、使用中における操作性を改
善した紙幣の計数・識別装置を提供することができる。
具体的には、従来は電源投入時に切り換え可能なインス
トレーションセットモードだけにより種々の機能の設
定、設定の変更を行っていた為、操作が煩雑となってい
たが、本発明では、種々の機能のうち、頻繁に設定変更
を必要とする限られたアイテムだけを格別のセットモー
ドにて選定するように構成する一方で、残りの大半のア
イテムをインストレーションモードによって設定して記
憶させておくことにより、モード、機能の設定、変更に
伴うキー操作手数を大幅に低減して操作性を向上するこ
とができる。即ち、請求項1の発明は、複数のモード、
機能を備えた紙幣の計数・識別装置において、電源投入
時に複数のモード、機能のうちから取捨選択するモー
ド、機能を選定するインストレーションモードを備え、
インストレーションモードにおいて複数のモード、機能
のうちから使用するモード、機能を選択した場合、通常
モード下においては、インストレーションモードにおい
て選択したモード、機能のみが使用可能となるようにし
たので、電源を投入して装置を使用開始する度にモー
ド、機能を新たに設定し直す必要がなくなり、操作性を
向上することができる。請求項2の発明は、各種機能を
選択するためのファンクションキーを備え、ファンクシ
ョンキーの役割の設定は、上記インストレーションモー
ド下で行うようにしたので、操作性を向上することがで
きる。
【0032】請求項3の発明は、上記計数・識別装置の
電源を投入する際に、その表示画面にパスワード入力画
面が表示され、登録されたパスワードをキー入力するこ
とによって初めて当該装置の使用が可能となるので、セ
キュリティー上の問題を解消することができる。請求項
4の発明は、各種モード、機能を設定するためのモード
をインストレーションモードと、セットモードとの2つ
のモードに分け、使用中に変更する可能性の高いモー
ド、機能のみをセットモードにて設定するように構成し
たので、半固定的に使用するモード、機能と、比較的頻
繁に変更して使用するモード、機能との区分けが明確と
なり、操作性を向上することができる。請求項5の発明
は、特定のキーをONしながら電源を立ち上げることに
より、扱う通貨の国籍を切り換えるための国籍設定モー
ドに移行することができるので、ユーザサイドにおい
て、計数しようとする紙幣の国籍を任意に選定し、使用
することができる。請求項6の発明は、セットモードに
おいて国籍設定モードに切り換えできるように構成した
ので、必要に応じて迅速に異国籍の紙幣の計数を行うこ
とが可能となる。請求項7の発明は、BSSモードにお
いて計数中に紙幣の金種が変更した場合、その旨を示す
表示のみならず、それまでの計数枚数と、合計金額を表
示するようにしたので、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明の計数・識別装置の一例
の正面斜視図、及び背面斜視図。
【図2】本発明装置の操作パネルの一例の構成図。
【図3】(a) (b) 及び(c) はFREEモードにおけるキ
ーボードとディスプレイの状態説明図。
【図4】(a) 乃至(e) はSDCモードにおけるキーボー
ドとディスプレイの状態説明図。
【図5】MDCモードにおけるキーボードの状態説明
図。
【図6】(a) 乃至(d) はBSSモードにおけるキーボー
ドとディスプレイの状態説明図及び装置の使用方法説明
図。
【図7】インストレーションモードへの移行方法を説明
する図。
【図8】(a) 乃至(d) はインストレーションモードにお
ける各アイテムの設定方法を説明する画面図。
【図9】(a) 乃至(e) はインストレーションモードにお
ける各アイテムの設定方法を説明する画面図。
【図10】セットモードへの移行方法を説明する図。
【図11】(a) 乃至(f) はセットモードにおける各アイ
テムの設定方法を説明する画面図。
【図12】(a) 乃至(e) はセットモードにおける各アイ
テムの設定方法を説明する画面図。
【図13】(a) はサポート機能におけるファンクション
キーを用いた累計操作方法の説明図、(b) はセットキー
を用いた累計操作方法の説明図。
【図14】サポート機能に於けるセットキーを用いたデ
ィスプレイ表示の切り換え方法の説明図。
【図15】サポート機能における金種別枚数のチェック
方法を説明する図であり、(a) はファンクションキーを
用いた方法、(b) はセットキーを用いた方法を示す。
【図16】サポート機能における真贋判定機能を設定す
る方法を説明する図。
【図17】(a) 乃至(f) は装置が計数を停止した場合の
原因と措置を説明する図。
【図18】(a) 乃至(d) は装置が計数を停止した場合の
原因と措置を説明する図。
【図19】(a) 及び(b) は羽根車上で紙幣が停止した場
合の操作方法説明図。
【図20】停止した紙幣の金額を加算する方法を説明す
る図。
【図21】小計枚数表示中にキー操作によって枚数を増
減させる操作方法の説明図。
【図22】本発明の全体的な画面構造を説明する図。
【図23】従来の装置構造の説明図。
【符号の説明】
1 計数・識別装置、2 筐体、3 ホッパ、4 紙幣
ガイド、5 厚さ調整ダイヤル、10 スタッカ、11
羽根車、12 操作パネル、20 電源スイッチ、2
1 パワーコネクタ、22 ヒューズボックス、23プ
リンタ接続用のシリアルインタフェースコネクタ、24
PC接続用のシリアルインタフェースコネクタ、30
LCDディスプレイ、31 キーボード、32 ST
ART/STOPキー、33 FNCキー、34 アッ
プキー、35 MODEキー、36 DENOMIキ
ー、37 SETキー、38 ダウンキー、39 BA
TCHキー、40 CLRキー、41 OPTIONキ
ー、45 MODE表示部、46 BATCH表示部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモード、機能を備えた紙幣の計数
    ・識別装置において、 電源投入時に複数のモード、機能のうちから半固定的に
    使用するモード、機能を設定するインストレーションモ
    ードを備え、 インストレーションモードにおいて複数のモード、機能
    のうちから半固定的に使用するモード、機能を選択した
    場合、通常モード下においては、インストレーションモ
    ードにおいて選択したモード、機能のみが選択可能とな
    ることを特徴とする紙幣の計数・識別装置。
  2. 【請求項2】 複数のモード、機能を備えた紙幣の計数
    ・識別装置において、 電源投入時に複数のモード、機能のうちから半固定的に
    使用するモード、機能を選定するインストレーションモ
    ードを備えると共に、各種モード、機能を選択するため
    のファンクションキーを備え、 上記ファンクションキーの役割の設定は、上記インスト
    レーションモード下で行うことを特徴とする紙幣の計数
    ・識別装置。
  3. 【請求項3】 上記計数・識別装置の電源を投入する際
    に、その表示画面にパスワード入力画面が表示され、登
    録されたパスワードをキー入力することによって初めて
    当該装置の使用が可能となることを特徴とする請求項1
    又は2記載の紙幣の計数・識別装置。
  4. 【請求項4】 各種モード、機能を設定するためのモー
    ドを、インストレーションモードと、セットモードとの
    2つのモードに分け、使用中に変更する可能性の高いモ
    ード、機能のみをセットモードにて設定するように構成
    したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の紙幣の
    計数・識別装置。
  5. 【請求項5】 特定のキーをONしながら電源を立ち上
    げることにより、扱う通貨の国籍を切り換えるための国
    籍設定モードに移行することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の紙幣の計数・識別装置。
  6. 【請求項6】 電源立ち上げ後の使用中に、セットモー
    ドに移行することによって、扱う通貨の国籍を切り換え
    るための国籍設定モードに移行することを特徴とする請
    求項1、2、3、4又は5記載の紙幣の計数・識別装
    置。
  7. 【請求項7】 計数対象となる一つの紙幣束中に複数の
    金種が混在しており、しかも金種毎に仕分けされた状態
    で積層されている場合に、一つの金種の紙幣群について
    の計数を完了した時点で一旦計数を中断した上で、計数
    対象と成る紙幣の金種が変化したことを知らせる表示と
    共に、計数した枚数、合計金額を表示するBSSモード
    を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は6記載の紙幣の計数・識別装置。
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