JPH0557639B2 - - Google Patents

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JPH0557639B2
JPH0557639B2 JP58076660A JP7666083A JPH0557639B2 JP H0557639 B2 JPH0557639 B2 JP H0557639B2 JP 58076660 A JP58076660 A JP 58076660A JP 7666083 A JP7666083 A JP 7666083A JP H0557639 B2 JPH0557639 B2 JP H0557639B2
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JP
Japan
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section
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denomination
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JP58076660A
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English (en)
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Inventor
Sumyoshi Takesako
Susumu Hashimoto
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野] 本発明は数量指定手段にて設定された数量の対
象物を集積部に区分集積する区分集積装置に関す
るものである。 [発明の技術的背景とその問題点] この種の区分集積装置としては例えば複数金種
が混合している紙幣を数量指定手段にて設定され
た枚数づつ金種毎に集積部に区分集積する装置を
挙げることができる。このような装置においては
設定された集積枚数に達したものだけを集積部か
ら抜き取つて次の工程例えば把束工程へ送らなけ
れば現金の処理に関するトラブルを生ずることに
なる。 しかしながら従来装置にあつては、設定された
集積枚数に達していない場合に集積部から紙幣が
抜き取られてもそれに対して何らの考慮も払われ
ていなかつたために現金の処理に関するトラブル
を生じ易いという問題があつた。また上記のよう
な紙幣の抜き取りに対しては考慮が払われていて
もその後抜き取り紙幣が戻された場合にはそのま
ま処理を継続するような装置は提供されていた
が、紙幣の抜き取りと戻しとにはオペレータの操
作が介在しているため、抜き取り紙幣が確実に戻
されない場合もあり、紙幣の過不足に起因する現
金の処理に関するトラブルを未然に防止するには
至つていなかつた。 また、物品を一時集積する一時集積部と、この
一時集積部に集積した物品群を収納庫に受け入れ
て収納する収納庫と、一時集積部の内容と収納庫
の内容とを比較することにより、収納庫の収納容
量以上か否かを判定する判定手段と、この判定結
果に応じて収納前に収納庫の収納容量以上である
ことを報知する報知手段とを具備した物品処理装
置が知られている(例えば、実開昭57−175257号
公報)。 しかしながら、物品を一時集積部に一時集積し
ている最中に、装置のトラブル等により集積され
た物品群が抜き取られるような異常操作に対して
何ら考慮がされていないので、判定手段の判定に
誤りが生じる場合があり、報知手段が正しく動作
しないという問題があつた。また、異常操作がさ
れるまで計数していた計数値に対しても何ら考慮
がされていないので、その後の処理における計数
値に誤りが生ずる場合もあり信頼性に欠けるとい
う問題があつた。 [発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、集積部に集積され
ている対象物の抜き取りに起因する対象物の過不
足を未然に防止することができ、ひいては対象物
の区分集積処理の信頼性を向上することのできる
区分集積装置を提供することである。 [発明の概要] 本発明は上記目的を達成するために、集積すべ
き対象物の数量を設定する数量指定手段と、対象
物が区分集積される集積部と、この集積部に集積
される対象物の数量を計数する計数手段と、この
計数手段が計数した数量を順次記憶する計数用記
憶手段と、この計数用記憶手段の記憶値を退避さ
せるための配置用記憶手段と、前記集積部内の対
象物の有無を検知する対象物有無検知手段と、前
記集積部における集積異常を報ずる警報手段と、
前記数量指定手段による設定値に前記計数用記憶
手段の記憶値が満たないにもかかわらず前記対象
物有無検知手段が前記集積部内に対象物が無いこ
とを検知した場合は対象物の区分集積処理中に対
象物が集積部から抜き取られたと判別して前記警
報手段を作動し、前記対象物有無検出手段が前記
集積部内に対象物が無いことを検知した場合は前
記計数用記憶手段の記憶値を前記退避用記憶手段
に退避し、その後前記対象物有無検知手段が前記
集積部内に対象物が有ることを検知した場合は対
象物が集積部から抜き取られた後に再び集積部に
戻されたと判別して前記警報手段を作動する制御
部とによつて区分集積装置を構成したものであ
る。 このように構成された区分集積装置によれば、
区分集積処理中に対象物が集積部から抜き取られ
る異常操作があつても、制御手段は数量指定手段
による設定値、計数用記憶手段の記憶値及び対象
物有無検知手段の出力に基づいて、その異常操作
を検知して警報手段を作動し、警報手段は集積異
常を報ずる。 また、区分集積処理中に対象物が集積部から抜
き取られた後再び集積部に戻される異常操作があ
つても、制御手段は計数用記憶手段の記憶値及び
対象物有無検知手段の出力に基づいて、その異常
操作を検知して警報手段を作動し、警報手段は集
積異常を報ずる。 一方、区分集積処理中に前記各異常操作があつ
ても異常操作が行われる直前の計数値は、制御手
段により対象物有無検知手段の集積部内に対象物
が無いことの検知に基づき、計数用記憶手段から
配置用記憶手段に配置される。 これにより、警報手段が報ずる集積異常に基づ
き、異常操作後の区分集積処理に配退避せた計数
値を利用でき、異常操作に起因する対象物の過不
足の未然防止が可能となる。 [発明の実施例] 以下本発明の一実施例装置を図面を参照しなが
ら説明する。 第1図は、本発明の一実施例装置を示す外観
図、第2図は同装置の内部機構を示す概略説明
図、第3図は同装置の表示部と操作部を示す詳細
説明図、第4図は同装置の構成ブロツク図であ
る。本実施例においては、対象物として例えば紙
幣を所定の区分動作モードに従つて区分集積する
装置を一例として説明する。 第1図に示すように本装置の外観構成は、動作
モードの指定などを行なう操作部1と指定された
動作モードに基づいて処理された内容などの表示
を行なう表示部2がフレーム3の上部に設けら
れ、これら操作部1と表示部2の側部には処理す
べき紙幣をストツクしてこれを順次一枚づつ取出
す紙幣取出部4が設けられている。そしてこの紙
幣取出部4から取出されて処理された(処理の内
容は後述する)紙幣を集積する第1の集積部5、
第2の集積部6、第3の集積部(リジエクトすべ
き紙幣が集積される)7が前記フレーム3の正面
に順次上から配置されている。なお前記各集積部
5,6,7に集積された紙幣は装置の正面から取
出せるようになつている。また本装置で区分集積
した紙幣の枚数及び装置の異常状態コードなどの
集積処理の結果を印字する印字部として例えばプ
リンタ8が接続されている。 このような外観構成を有する本装置の内部機構
は第2図に示すようになつている。すなわち、バ
ツクアツプ板4Aに押圧されて前記紙幣取出部4
から順次取出された紙幣を前記第1の集積部5、
第2の集積部6、第3の集積部7へ搬送する搬送
部10が設けられている。なお、図中この搬送部
10は、紙幣の搬送経路で示してあるが、例えば
図示しない搬送ベルトにて紙幣を挾持しながら搬
送する構造になつている。そして前記紙幣取出部
4から取出されて搬送されてくる紙幣の種類(金
種、正損、表裏など)及び真偽などを検知する検
知部11が紙幣の搬送経路を挾んで対向配置され
ている。そしてこの検知部11を通過した紙幣を
前記第3の集積部7の方向又はその他の集積部
(第1の集積部5、第2の集積部6)の方向に切
換える第1のゲート部12と、この第1のゲート
部12を通過して搬送されてくる紙幣を第1の集
積部5の方向又は第2の集積部6の方向へ切換え
る第2のゲート部13が紙幣の搬送経路上に設け
られている。なお両ゲート部12,13は、内蔵
されている駆動部(図示せず)にてフラツパ12
A,13Aを回動させて紙幣の搬送方向を切換え
るものである。また前記紙幣取出部4には、紙幣
がストツクされているか否かを検出するストツク
検出器A0が設けられているとともに、紙幣取出
部4から取出された紙幣の枚数を計数するために
紙幣の通過を検出する第1の通過検出器C1が設
けられている。また前記第1の集積部5の手前に
は、この第1の集積部5に搬送されてくる紙幣の
枚数を計数するために紙幣の通過を検出する第2
の通過検出器C2が設けられているとともに、第
1の集積部5に紙幣が集積されているか否かを検
出する対象物有無検出手段例えば第1の集積検出
器A1が設けられている。また前記第2の集積部
6の手前には、この第2の集積部6に搬送されて
くる紙幣の枚数を計数するために紙幣の通過を検
出する第3の通過検出器C3が設けられていると
ともに、第2の集積部6に紙幣が集積されている
か否かを検出する対象物有無検知手段例えば第2
の集積検出器A2が設けられている。さらに前記
第3の集積部7の手前には、この第3の集積部7
へ搬送されてくる紙幣の枚数を計数するために紙
幣の通過を検出する第4の通過検出器C4が設け
られているとともに、第3の集積部7に紙幣が集
積されているか否かを検出するリジエクト検出器
A3が設けられている。 なお、前記紙幣取出部4にあつては、例えば紙
幣の短手部分の一方の辺部を図示しないガイドに
当接させて紙幣をストツクするようになつてい
る。このため、たとえサイズの異なる数種類の紙
幣がストツクされてもそれらの端部は位置決め整
位されるので、そこから順次取出される紙幣は、
ほぼ一定のタイミングで順次前記検知部11に達
することになる。この結果、検知部11における
金種判別や正損判別等の際に当該紙幣から読取る
べきデータの位置がほぼ一定する(又は読取り位
置の誤差が少なくなる)ので、予め装置に記憶さ
せておくべき基準データの数を減少させることが
できるとともに、種々の判別処理の効率化を図る
ことが可能になる。 次に前記操作部1と表示部の詳細を第3図に基
づいて説明する。操作部には紙幣の区分集積に対
して指示を与える種々の操作部材が配置されてい
て、例えば後述する動作モードの指定に使用する
動作モード指定手段として計数釦15、表裏釦1
6、正券釦17及び正損釦18が横1列に配置さ
れ、この下方には対象物(例えば紙幣)の種類
(例えば金種)及び数量(例えば枚数)双方の意
味ずけがなされている種類/数量指定手段として
例えばテンキー21が配置され、さらに装置の動
作開始と停止を指示する開始/停止釦(装置の動
作開始を指示する開始指示手段の1例である)2
2、再開始釦(装置の動作開始を指示する再開始
指示手段の一例である)23、照合/(プリン
ト)釦(照合操作手段の一例である。)24、リ
セツト釦25及び取引番号や口座番号を入力する
ときに使用するブランク釦19、シヤープ釦20
が配置されている。特に上記操作部材のうち、動
作モード指定手段15,16,17,18とテン
キー21と開始/停止釦22の再開始釦23とは
本装置の操作手順(詳細は後述する)に従がつて
上から順に一方向に配置されているので操作性を
向上させることができる。 なお、上記テンキー21は集積すべき対象物
(例えば紙幣)の種類(例えば金種)を指定する
種類指定手段と集積すべき対象物(例えば紙幣)
の数量(例えば枚数)を指定する集積数量指定手
段の一例であり、集積枚数の設定に際しては押下
したキーに対応する数字の枚数が入力され、金種
指定に際してはテンキーの1、2、3、4に記載
されている金種(万、五千、千、五百)のキーを
押下することによつて所望の金種が指定されるこ
とになる(具体的な操作については後に詳述す
る)。このようにテンキー21は集積金種指定、
集積枚数指定、前記ブランク釦19、シヤープ釦
20による取引番号、口座番号入力用として使用
されるので、操作部1の小型化が達成される。 前記表示部2は、第3図に示すように5段の表
示スペース2A〜2Eからなり、第1段から第4
段までの表示スペース2A〜2Dには後述する動
作モードによつて区分集積された紙幣の数量(枚
数又は金額)を表示し、第5段目の表示スペース
2Eには第1段から第4段までの表示スペース2
A〜2Dに表示されたものの合計数量(枚数又は
金額)を表示するようになつている。合計表示を
しないときには表示スペース2Eの左側の3桁に
は装置の状態を示す状態コードを表示するととも
に、前記テンキー21からの入力内容を右側の桁
から順次シフトして左方向へ表示するようになつ
ている。そして前記第1段から第4段までの各々
の表示スペース2A〜2Dは、後述する動作モー
ドに応じてその表示内容が切換わるようになつて
いる。すなわち、第1段の表示スペース2Aには
正券又は一万円券の数量表示を行ない、第2段の
表示スペース2Bには損券又は五千円券の数量表
示を行ない、第3段の表示スペース2Cには表券
又は千円券の数量表示を行ない、第4段の表示ス
ペース2Dには裏券又は五百円券の数量表示を行
なう。このように上記表示スペース2A,2B,
2C,2D,2Eはその表示内容に複数の意味づ
けがなされている。また各表示スペース2A〜2
Dにいかなる内容が表示されているかをオペレー
タに正確に認識させるため、表示スペース2A〜
2Dの表示内容を示す文字の左側には内容表示ラ
ンプLP4〜LP11が設けられていて、該当する
ものが点灯表示されるようになつている。しかも
一つの表示スペースに対応する二つの意味づけの
うちいずれか一方が表示されていることを示す前
記内容表示ランプの対LP4,LP5,LP6,LP
7,LP8,LP9,LP10,LP11は、一方が
青色で他方が赤色で点灯するように異なつた色表
示可能になつている。さらに集積処理された数量
表示を主に紙幣の金額又は枚数のいずれかで表示
スペース2A〜2Eに表示するかを切換える金
額/枚数切換手段(以下単に金額/枚数切換スイ
ツチとも称する)26が表示スペースの上方に設
けられている。このように各表示スペース2A〜
2Eに表示される内容は動作モードに応じて切換
えられるので、表示部2は小型化されている。な
お、前記第1段の表示スペース2Aの第3図示左
側から3桁(第3図において枚数区分と記載され
ているエリア)までには前記テンキー21にて設
定された枚数が表示されるようになつている。こ
の結果、前記紙幣取出部4にストツクした紙幣枚
数が足りないために区分処理された紙幣枚数が設
定枚数に満たない場合や、区分処理の途中で装置
が停止した場合などにオペレータの設定枚数誤認
識による後処理ミスを防止することが可能にな
る。また装置の状態をオペレータに認識させるた
めに、電源投入表示ランプLP3、操作確認表示
ランプLP12、装置内部確認表示ランプLP1
3、上段に設けられている第1の集積部5が満杯
であることを表示する上段集積満杯表示ランプ
LP14、下段に設けられている第2の集積部6
が満杯であることを表示する下段集積満杯表示ラ
ンプLP15、リジエクト用として最下段に設け
られている第3の集積部7が満杯であることを表
示するリジエクト満杯表示ランプLP16が設け
られているとともに、本装置の主要部がパターン
印刷されていて紙幣づまり等の異常状態で装置が
停止したときその異常位置に対応して点灯する異
常位置表示ランプLP17A,LP17B,LP1
7C,LP17D,LP17Eが配置されている。
なお、前記動作モードを指定するための4つの釦
15〜18には押下されたときに点灯する動作モ
ード表示ランプLP18A,LP18B,LP18
C,LP18Dが設けられている。そして本装置
には第4図に示すように種々の機能実現手段とし
ての制御手段(以下単に制御部ともいう)30が
設けられている。この制御部30は、前記操作部
1、検知部11、ストツク検出機A0、第1の集
積検出機A1、第2の集積検出機A2、リジエク
ト検出機A3、各通過検出機(第1〜第4の通過
検出機C1,C2,C3,C4)からの出力信号
を入力するとともに、前記表示部2での表示と、
プリンタ8による印字と、機構制御部31を介す
ることによる前記紙幣取出部4、各集積部(第1
〜第3の集積部5,6,7)、搬送部10などの
動作と、出力制御部32を介することによる前記
表示ランプ(LP3〜LP16,LP17A〜LP1
7E、LP18A〜LP18D)の点燈を制御する
ようになつて後述する種々の機能実現手段として
の役割を果たすものである。そしてこの制御部3
0は、種々のプログラムが記憶されているプログ
ラムアツプメモリ33と種々のデータを記憶する
データメモリ34とバツクアツプを必要とするデ
ータを記憶するバツクアツプメモリ(電源OFF
時にも記憶内容を維持するためにバツテリ35A
が設けられている)に接続され前記操作部1にて
指示された内容に応じたプログラムをプログラム
メモリ33から読出して装置の各部を制御するも
のである。なお制御部30には警報手段例えば警
報ブザーや警報ランプ(以下単に警報装置ともい
う)9が接続されている。 上記データメモリ34とバツクアツプメモリ3
5とは種々のデータを記憶する記憶手段の一例で
あり、その詳細を第5図のA,B,C,D,E,
F,Gのメモリマツプに示す。まず記憶エリアを
大別すると、集積部に集積されている対象物(例
えば紙幣)の数量(例えば枚数及び金額)を順次
記憶していくカレントエリアCCTR(第5図A参
照)、集積部から取出された対象物の数量を記憶
するバツクアツプエリアBCTR(第5図B参照)、
集積処理された対象物の数量を表示用に記憶する
デイスプレイエリアDCTR(第5図C参照)、集
積処理された対象物の数量を累計して記憶するア
キユムレイトエリアACTR(第5図D参照)、集
積数量指定手段にて指定された数量(例えば枚
数)を記憶する数量指定エリアNCTR(第5図E
参照)、前記カレントエリアCCTRとは別に集積
部等に集積された対象物の数量(枚数)を順次記
憶する集積数量エリアPCTR(第5図F参照)及
びその他操作部1にて操作された内容等を記憶す
るアナザエリアOCTR(第5図G参照)から構成
されている。前記カレントエリアCCTRは、第1
の集積部用カレントエリアCACTRと第2の集積
部用カレントエリアCBCTRとから成り、各々に
は上から順に万円枚数CTR、五千円枚数CTR、
千円枚数CTR、五百円枚数CTR、合計CTR、正
券枚数CTR、損券枚数CTR、表券枚数CTR、裏
券枚数CTR、合計枚数CTRの最小単位のエリア
が形成されている。なお、この最小単位のエリア
への記憶は第2の通過検出器C2からの出力信号
に基づいて順次行われるようになつている。前記
バツクアツプエリアBCTRも同様に第1の集積
部用バツクアツプエリアBACTRと第2の集積部
用バツクアツプエリアBBCTRとから成り、各々
には上から順に万円枚数CTR〜合計CTRまでの
最小単位のエリアが形成されている。なおこの最
小単位のエリアは前記カレントエリアCCTRの最
小単位のエリアに対応している。前記デイスプレ
イエリアDCTRは、万円枚数CTR、五千円枚数
CTR、千円枚数CTR、五百円枚数CTR及び合計
CTRを最小単位のエリアとして有する第1のデ
イスプレイエリアD1CTRと、万円金額CTR、
五千円金額CTR、千円金額CTR、五百円金額
CTR及び合計CTRを最小単位のエリアとして有
する第2のデイスプレイエリアD2CTRと、正
券枚数CTR、損券枚数CTR、表券枚数CTR、裏
券枚数CTR及び合計CTRを最小単位のエリアと
して有する第3のデイスプレイエリアD3CTR
とから形成されている。なおこのデイスプレイエ
リアDCTRの最小単位のエリアには、通常前記
バツクアツプエリアBCTRの最小単位のエリア
の記憶内容に前記カレントエリアCCTRの最小単
位のエリアの記憶内容を加算した内容が記憶され
る(DCTR←CCTR+BCTR)。前記アキユムレ
イトエリアACTRは、万円枚数CTR、五千円枚
数CTR、千円枚数CTR、五百円枚数CTR及び合
計CTRを最小単位のエリアとして有する第1の
アキユムレイトエリアA1CTRと、万円金額
CTR、五千円金額CTR、千円金額CTR、五百円
金額CTR及び合計CTRを最小単位のエリアとし
て有する第2のアキユムレイトエリアA2CTR
とから形成されている。なおこのアキユムレイト
エリアACTRの最小単位のエリアには通常は集
積部5,6から紙幣が抜取られるときにカレント
エリアCCTRに記憶されている内容が順次累計記
憶されることになる(ACTR←ACTR+
CCTR)。前記数量指定エリアNCTRは、動作モ
ードの各々に対応した最小単位の記憶エリアを備
え、計数枚数CTR、表裏枚数CTR、正券枚数
CTR及び正損枚数CTRから構成されている。前
記集積数量エリアPCTR、取出部からの取込枚数
P0CTR、第1の集積部集積枚数P1CTR、第
2の集積部集積枚数P2CTR及び第3の集積部
集積枚数P3CTRを最小単位の記憶エリアとし
て形成されている。前記アナザエリアOCTRは、
照合CTR、数字FLAG、数字BUFF、モード
FLAG、金種BUFF、開始FLAG、モード
FLAG、取引番号BUFF及び手入力BUFFを最小
単位の記憶エリアとして形成されている。なお図
示はしないが前記カレントエリアCCTR及びバツ
クアツプエリアBCTRには各最小単位のエリア
に対応してバツフアストアが設けられている。 ここで前記制御部30及びプログラムメモリ3
3は以下に示す(イ)〜(ル)に記載された機能を実現
すべく構成されている。 (イ) 計数モードで集積処理された紙幣の数量(金
種別枚数、金種別金額)を累計加算し、整理モ
ードの場合には累計加算を行わない。 (ロ) 金額/枚数切換スイツチにて金額の表示が選
別されたときには指定された一金種で区分集積
された紙幣の合計金額を表示部に表示し、枚数
の表示が選択されたときには指定された一金種
で区分集積された紙幣の枚数(表裏又は正損毎
の枚数)を表示部に表示する。 (ハ) 照合/(プリント)釦の1回の押圧によりデ
イスプレイエリアの記憶内容を前記印字部にて
印字し、照合/(プリント)釦の2度目の押圧
によりアキユムレイトエリアの記憶内容を前記
印字部にて印字するとともに、この印字後にア
キユムレイトエリアの記憶内容をクリアする。 (ニ) テンキーにて指定された集積枚数を検知部に
よる紙幣の検知開始前までの間で表示部に表示
する。 (ホ) 動作モードの指定前におけるテンキーからの
入力を集積枚数指定とし、装置の動作開始指示
前におけるテンキーからの入力を金種指定とす
る。 (ヘ) 金額/枚数切換手段にて金額表示又は枚数表
示のいずれかが選択されても金種別に集積処理
された紙幣の合計表示は合計金額で行なう。 (ト) 区分集積すべき紙幣の金額が1種類指定され
たときには、当該指定金種以外の紙幣とリジエ
クトすべきものとを異なつた集積部に集積す
る。 (チ) 障害発生時に前記バツクアツプエリアに記憶
されている数量を前記デイスプレイエリアに転
送しこのデイスプレイエリアの記憶内容を前記
表示部に表示する。 (リ) 開始指示手段の選択作動時には前記記憶手段
のうちカレントエリアCCTR、バツクアツプエ
リアBCTR、デイスプレイエリアDCTR及び
数量指定エリアNCTRの記憶内容をクリアす
るとともに前記対象物有無検知手段による検知
の結果集積されている対象物がないときに装置
の動作を開始し、前記再開始指示手段の選択動
作時には前記記憶手段の記憶内容をそのままに
して装置の動作を開始する。 (ヌ) 操作部での金種指定後における再開始指示手
段からの入力を受け付け不可能にするととも
に、金種指定が継続操作として必要となる動作
モードの指定後における再開始指示手段からの
入力を受け付け不可能にする。 (ル) 動作モードの指定の際に集積数量指定手段
にて集積数量の指定が行われない場合には当該
指定動作モードに対応する数量指定エリアにプ
リセツトされている集積数量にて区分集積動作
を制御する。 (ヲ) 計数手段及び対象物有無検出手段からの出
力に基づいて集積数量が前記数量指定手段にて
設定された数量に達していない集積部からの対
象物の抜き取りを判別して警報手段を作動する
とともに、前記対象物有無検知手段からの出力
に基づいて対象物が抜き取られた後にこの対象
物が集積部に戻されたことを判別して警報手段
を作動する。 (ワ) デイスプレイエリアに記憶されている金額
の桁数が表示部での表示可能な最大桁数を越え
ている場合には前記デイスプレイエリアに記憶
されている個数のみを前記表示部に表示すべく
制御する。
【表】 次に本装置の動作モードについて表1を参照し
ながら説明する。本装置は、大別して複数金種が
混合している紙幣を計数する計数モード(a)、紙幣
を表裏に区分しながら計数する表裏モード(b)、指
定された1金種の紙幣を正損区分する正損モード
(c)及び指定された1金種の紙幣を表の正券と裏の
正券とに区分する正券モード(d)を選択実行するこ
とができる。そして前記計数モード(a)は全ての金
種の紙幣(混合券)を計数する金種指定なし(a
−1)、指定された1金種の紙幣を抽出するとと
もに全ての金種の紙幣を計数する1金種指定(a
−2)及び指定された2金種紙幣を抽出しながら
計数する2金種指定(a−3)の3態様を有し、
前記表裏モード(b)は全ての金種の紙幣(混合券)
を表裏に区分する金種指定無し(b−1)及び指
定された1金種の紙幣のみを表裏に区分する1金
種指定(b−2)の2態様を有する。なお上記各
動作モードに関しては、対象物の種類を指定しな
い金種指定なし計数モード(a−1)以外の動作
モードを指定種類区分集積動作モードと考えるこ
とができ、さらに計数モード(a)及び表裏モード(b)
を対象物(紙幣)の計数を主たる目的とする計数
モードと考えることができるとともに、正損モー
ド(c)及び正券モード(d)を計数モードの実行後さら
に対象物(紙幣)を細分化して種類別に区分する
ことを主たる目的とする整理モードと考えること
ができる。前記金種指定なし計数モード(a−
1)は、判別可能な紙幣を第1の集積部5及び第
2の集積部6に集積し、判別不可能な偽券などの
リジエクトすべきものを第3の集積部7に集積す
る。特にこのように混合券を第1の集積部5と第
2の集積部6に集積する動作モードにあつては、
いずれかの集積部から紙幣が取出された場合に
は、その取出された集積部に自動的に集積を開始
するようになつているので、第1の集積部5に集
積を完了して第2の集積部6に集積をしている途
中で第1の集積部5から紙幣を取出せば、第2の
集積部6への集積が完了した後自動的に再度第1
の集積部へ集積を開始することになり、その結果
両集積部に交互に紙幣を集積することができ、途
中で装置が停止したりすることなく、効率的に区
分集積を行なうことができる。1金種指定計数モ
ード(a−2)は、指定金種の紙幣を第1の集積
部5に集積し、指定金種以外の紙幣を第2の集積
部6に集積し、金種判別不可能な偽券等のリジエ
クトすべきものを第3の集積部7に集積する。特
に指定金種の紙幣を両集積部5,6に集積せず、
指定金種以外の紙幣とりジエクトすべきものとを
分けて異なつた集積部6,7に集積するので、金
種判別可能な紙幣と金種判別不可能なものとが混
合せず、この結果今回の集積動作において無駄が
なく後の区分集積動作の効率化に寄与することが
できる。2金種指定動数モード(a−3)は、紙
幣を指定金種別に第1の集積部5と第2の集積部
6に区分集積するとともに、リジエクトすべきも
のを第3の集積部に集積する。金種指定なし表裏
モード(b−1)は、混合券の表券と裏券とを第
1の集積部5と第2の集積部6とにそれぞれ区分
集積し、リジエクトすべきものを第3の集積部7
に集積する。一金種指定表裏モード(b−2)
は、指定金種の表券と裏券とを第1の集積部5と
第2の集積部6とにそれぞれ区分集積し、リジエ
クトすべきものを第3の集積部7に集積する。正
損モード(c)は、指定金種の表正券を第1の集積部
5に集積し、指定金種の表損券を第2の集積部6
に集積し、その他リジエクトすべきものを第3の
集積部7に集積する。正券モード(d)は、指定金種
の表正券を第1の集積部5に集積するとともに、
指定金種の裏正券を第2の集積部6に集積し、そ
の他リジエクトすべきものを第3の集積部7に集
積する。特に正券モード(d)と正損モード(c)は一金
種を指定して行なうので、その結果搬入されてき
た紙幣の正券又は正損を前記検知部11にて判別
する際に予め必要となる金種の判別に際しては、
指定された一金種であるか否かだけを判別すれば
よいので、金種を指定しない場合に比らべて金種
判別に要する時間が極めて短かくなり、ひいては
紙幣の正損区分及び正券区分の精度と効率とを向
上させることができる。 次に本装置の動作を説明する。 第6図A,B,Cは動作のメインフローチヤー
トを示すものであり電源が投入されると初期状態
が達成される。すなわち、前記データメモリ等3
4が初期化され(ステツプS1)、前記数量指定エ
リアNCTRの各最小単位の記憶エリア(計数枚
数CTR、表裏枚数CTR、正券枚数CTR、正損枚
数CTR)には各動作モードに対応した集積枚数
(計数モード及び表裏モードは200枚、正券モード
及び正損モードは100枚)が初期セツトされ(ス
テツプS2)、さらに動作モードが計数モードにセ
ツトされるとともに(ステツプS3)、初期セツト
の内容(枚数、動作モード、券種)が前記表示部
2の各表示エリアなどに表示される(ステツプ
S4)。 そして紙幣取出部4のバツクアツプ板4Aが上
昇される(ステツプS5)。オペレータは通常この
ときに区分集積すべき紙幣をバツクアツプ板4A
の下方へ投入することになる。その後ポケツト抜
取られ処理(詳細は後述する)Jと操作部処理
(詳細は後述する)Kとが行われ、次いで開始
FLAGが「1」か否か(すなわち、前記開始/停
止釦22又は再開始釦23が押下されて装置の動
作開始が指示されているか否か)が判別され(ス
テツプS6)、開始FLAGが「1」であると判断さ
れたときには前記紙幣取出部4のバツクアツプ板
4Aが下降され(ステツプS7)、さらに前記スト
ツク検出器A0からの出力信号に基づいて紙幣取
出部4における紙幣の有無が判別される(ステツ
プS8)。なおステツプS8及びステツプS6の判別に
おいて「NO」と判断されたときにはステツプS5
に戻されることになる。 ステツプS8の判別の結果紙幣有りが判断され
たときには、開始か否か(開始/停止釦22が押
下されたか)が判別される(ステツプS9)。開始
であると判断されたときには、モードFLAG(操
作部処理Kにて動作モードが指定されたときに
「1」とされるものでありその詳細は後述する)
が「0」にされ(ステツプS10)、さらに第1及
び第2の集積部5,6における紙幣の残留が第1
及び第2の集積検出器A1,A2からの出力によ
り判別される(ステツプS11)。残留と判断され
たときには開始指示は受付け不可能とされる。す
なわち、オペレーシヨンミス又は異常を報ずる状
態コード、操作確認表示ランプLP12及び警報
装置による警報が表示されるとともに(ステツプ
S12)開始FLAGが「0」にされて(ステツプ
S13)前記ステツプS5へ戻される。前記ステツプ
S11において紙幣の残留無しと判断されたときに
は開始指示が受付けられることになり、このとき
の動作モードが正券、正損モードであるかが判別
され(ステツプS14)、正券、正損モードでない
場合(計数、表裏モードである)にはデータメモ
リのカウンタクリア処理(詳細は後述する)L
と、紙幣取出部4及び搬送部10等の駆動源たる
図示しないモータの駆動(ステツプS15)と、操
作部処理Kの結果設定表示された枚数表示(詳細
は操作部処理Kで説明する)の消去(ステツプ
S16)とが行われる。なお前記ステツプS14にお
いて正券、正損モードであると判断されたときに
は一金種の指定がなされているかが判断され(ス
テツプS17)、指定されていると判断されたとき
には前記データメモリのカウンタクリア処理Lへ
進み、指定されていないと判断されたときには前
記ステツプS12へ進んでオペレーシヨンミス等が
表示されることになる。 前記ステツプS9において開始でないと判断さ
れたとき(すなわち再開始釦23が押下されてい
るとき)には、モードFLAGが「1」であるか否
かが判断される(ステツプS19)。「1」であると
判断されたときには再開始釦23押下による入力
を受付不可能にするためオペレーシヨンミス等を
表示するステツプS12及びステツプS13を介して
ステツプS5に戻される。なぜならば、このとき
モードFLAGが「1」であるということは、再開
始釦23の押下前に新たな動作モード(前回の開
始釦22の押下時とは異なる動作モード)が指定
されたことにほかならず、しかも再開始釦23の
押下時には開始釦22の押下時のように集積部に
おける残留紙幣の有無判別(ステツプS11)を行
なわないので、再開始時に異種類の紙幣が混合集
積されないようにするためである。前記ステツプ
S19において「1」でないと判断されたときに
は、このときの動作モードが正券、正損モードで
あるかが判別され(ステツプS20)、正券、正損
モードでない場合(計数、表裏モードである)に
は紙幣取出部4及び搬送部10等の駆動源たる図
示しないモータの駆動(ステツプS22)が行われ
て再開始指示が受付けられる。前記ステツプS20
において正券、正損モードであると判断されたと
きには、金種変更されているか否かが判別され
(ステツプS23)、変更されていないときには前記
ステツプS22へ進んで再開始指示が受付けられ、
変更されているときには前記ステツプS12へ進ん
でオペレーシヨンミス等が表示されることにな
る。このように金種変更の場合に再開始指示をす
るのは、再開始釦23の押下時には開始釦22の
押下時のように集積部における残留紙幣の有無判
別(ステツプS11)を行なわないので、再開始時
に異種類の紙幣が混合集積されないようにするた
めである。 上記のようにして開始指示又は再開始指示が受
付られた後には、搬送枚数加算処理(詳細は後述
する)Mが行われるとともに、検知部での検知結
果によつて枚数表示が行われる(ステツプS24)。
そして開始/停止釦22の押下により装置の停止
指示が有るか否か(ステツプS25)、紙幣取出部
4に紙幣(券)が無いか(ステツプS26)、各集
積部5,6,7は満杯か否か(ステツプS27)、
第1及び第2の集積部5,6に対する集積枚数は
指定枚数に一致しているか否か(ステツプS28)
が順次判別され、各判断が「YES」の場合には
図示しない駆動用のモータが停止される(ステツ
プS29)。なお前記ステツプS27において集積部満
杯が判断されたとき又は前記ステツプS28におい
て集積指定枚数に一致が判断されたときにはモー
タ停止(ステツプS29)前に満杯表示が行われる
(ステツプS30)。また上記各判断(ステツプS25
〜S28)の結果が「NO」である場合には紙幣づ
まり等の障害の有無が判別され(ステツプS31)、
障害無しと判断されたときには前記搬送枚数加算
処理Mへ戻され、障害有りと判断されたときには
その障害の内容に対応した状態コードが表示され
(ステツプS32)、リセツト釦の押下までこの表示
が持続される(ステツプS33)、そしてステツプ
S33においてリセツト釦の押下が判断されたとき
には、障害処理(詳細は後述する)Nが行われて
駆動用のモータが停止される(ステツプS29)。 次に前記ポケツト抜き取られ処理Jを第7図
A,Bをも参照しながら説明する。この処理は前
記集積部5,6,7に集積されている紙幣が抜き
取られたときの処理を意味するものである。 先ず、第1の集積部5から紙幣が抜き取られた
かを認識するために前記第1の集積検出器A1を
介して第1の集積部に紙幣有りかが判別される
(ステツプS35)。紙幣無し、すなわち紙幣が抜き
取られたと判断されたときには、前記第1の集積
部用カレントエリアCACTRの記憶値が零である
かが判別される(ステツプS36)。零でないと判
断されたときには第1の集積部5は満杯かの判別
(ステツプS37)と第1の集積部5への集積枚数
は指定枚数値に一致しているかの判別(ステツプ
S38)とが順次行なわれ、いずれかの判別結果が
「YES」の場合には第1の集積部5から紙幣が正
常に抜き取られた旨を表示するために前記上段集
積満杯表示ランプLP14が消灯され(ステツプ
S39)、ステツプS37及びステツプS38の判別結果
がともに「NO」の場合には満杯でもなくかつ指
定枚数に達していないのに紙幣が抜き取られたこ
とになるのでこの旨のオペレーシヨンミスを意味
する状態コードと警報が表示される(ステツプ
S40)。そして前記ステツプS39又はステツプS40
が実行された後には、集積処理されて抜き取られ
た紙幣枚数を記憶するために、紙幣抜き取られ時
において第1の集積部用カレントエリアCACTR
に記憶されている値を第1の集積部用バツクアツ
プエリアBACTRに記憶されている値に加算して
これを第1の集積部用バツクアツプエリア
BACTRに記憶する(ステツプS41)。その後指定
されている動作モードが計数又は、表裏モードか
が判別され(ステツプS42)、計数モード又は表
裏モードであると判断されたときには集積処理さ
れて抜き取られた紙幣枚数を累計加算して記憶す
るために、紙幣抜き取られ時において第1の集積
部用カレントエリアCACTRに記憶されている値
に加算してこれをアキユムレイトエリアACTR
に記憶する(ステツプS43)。なおアキユムレイ
トエリアACTRは、両集積部5,6から抜き取
られた紙幣を区別することなくトータルの累計加
算値を記憶するものである。またステツプS42に
おいて計数モード及び表裏モードでないと判断さ
れたときには上記のような累計加算処理は行われ
ない。したがつて銀行業務等における入金処理に
相当するところの紙幣計数を主たる目的とする計
数モード[計数モード(a)及び表裏モード(b)]のと
きにだけ処理紙幣の累計加算が行われ、計数モー
ドの実行後さらに紙幣を細分化して区分集積する
ことを主たる目的とする整理モード[正損モード
(c)及び正券モード(d)]の場合には処理紙幣が累計
加算に含まれないので、正確な入金処理に寄与す
ることができる。なお、前記ステツプS43の処理
後には第1の集積部用カレントエリアCACTRの
記憶値が零にされるとともに、第1の集積部集積
枚数P1CTRの記憶値が零にされる(ステツプ
S44)。 また前記ステツプS35の判別の結果紙幣有りす
なわち紙幣が抜き取られていないと判断されたと
きには、第1の集積部用カレントエリアCACTR
の記憶値が零であるかの判断が行われ(ステツプ
S45)、零であると判断されたときには、この判
断結果はオペレータが一度紙幣を第1の集積部5
から取出し再度戻したことを意味するので、この
旨のオペレーシヨンミスに相当する状態コード及
び警報を表示する(ステツプS46)。なお前記ス
テツプS45の判断が零でないときには、この判断
結果は正常を意味するので何らの処理も行われな
い。また前記ステツプS36の判断が零であるとき
には、この判断結果はすでに前記ステツプS44の
処理が終つていることを意味するので、何らの処
理も行われない。 第2の集積部6から紙幣が抜き取られた場合の
処理も上記と同様である。なお第7図においては
主に第1の集積部5に対する処理を示してあり、
第2の集積部6に対する処理に適用する場合に変
わる部分については当該ステツプの横の括弧内に
記載してその説明を省略する。 第1の集積部5又は第2の集積部6からの抜き
取られ処理後に第3の集積部7からの抜き取られ
処理が行われることになり、先ず第3の集積部7
から紙幣が抜き取られたかを認識するために第3
の集積検出器A3を介して第3の集積部7に紙幣
有りかが判別される(ステツプS47)。紙幣無し、
すなわち紙幣が抜き取られたと判断されたときに
は第3の集積部集積枚数P3CTRの記憶値が零
にされ(ステツプS48)、かつ前記リジエクト満
杯表示ランプLP16が消灯され(ステツプS49)、
ポケツト抜き取られ処理が修了する。 次に第8図に示すフローチヤートをも参照しな
がら前記操作部処理Kの内容を説明する。 先ず前記金額/枚数切換スイツチ26にて金額
表示又は枚数表示のいずれかが選択されているか
が判別される(ステツプS50)。金額表示が選択
されていると判断され場合には前記第2のデイス
プレイエリアD2CTRの記憶内容において、金
種毎の金額の桁数が表示部2で表示可能な最大桁
数に対して各々桁オーバーフローしていないかが
判別され(ステツプS130)、桁オーバーフローし
ていると判断されたときには強制的に前記第1の
デイスプレイエリアD1CTRの記憶内容を表示
部2に表示し(ステツプS131)、桁オーバーフロ
ーしていないと判断されたときには前記第2のデ
イスプレイエリアD2CTRの記憶内容のうち選
択されている動作モードの内容に対応するものが
表示される(ステツプS51)。したがつて、第2
のデイスプレイエリアD2CTRに記憶されてい
る金種毎の金額の桁数が表示部2での表示可能な
最大桁数に対して上まわつている場合すなわち桁
オーバーフローしている場合であつてもオペレー
タの操作を介在することなく適切な表示処理が行
なわれることになる。枚数表示が選択されている
と判断された場合には指定されている動作モード
が計数モードaであるかの判別が行われ(ステツ
プS52)、計数モードaであると判断されたとき
には前記第2のデイスプレイエリアD2CTRの
記憶内容において金種毎の金額の桁数が表示部2
で表示可能な最大桁数に対してオーバーフローし
ていないかが判別され(ステツプS132)、桁オー
バーフローしていると判断されたときには前記第
1のデイスプレイエリアD1CTRの記憶内容で
ある金種別枚数のみを表示部2に表示し(ステツ
プS133)、桁オーバーフローしていないと判断さ
れたときには前記第1のデイスプレイエリアD1
CTRに記憶されている金種別枚数と第2のデイ
スプレイエリアD2CTRに記憶されている合計
金額とが表示される(ステツプS53)。したがつ
て、第2のデイスプレイエリアD2CTRに記憶
されている金種毎の金額の桁数が表示部2での表
示可能な最大桁数に対して上まわつている場合す
なわち桁オーバーフローしている場合であつても
オペレータの操作を介在することなく適切な表示
処理が行なわれることになる。また前記ステツプ
S52の判別において計数モード(a)ではないと判断
されたときには指定されている動作モードが表裏
モード(b)であるかの判別が行われ(ステツプ
S53′)、表裏モード(b)であると判断されたときに
は金種指定有りかが判別される(ステツプS54)。
このステツプS54において金種指定無しと判断さ
れたときには前記ステツプS132の判別が行なわ
れ、その判断結果に基づいて前記ステツプS53又
はステツプS133のいずれかの表示が行われる。
ステツプS54において金種指定有りと判断された
ときには前記第3のデイスプレイエリアD3
CTRに記憶されている内容特にこの場合には表
券枚数と裏券枚数と両者の合計枚数とが表示され
る(ステツプS55)。また前記ステツプS53におい
て表裏モードb(b)はないと判断されたとき、すな
わち正券モード(d)又は正損モード(c)のときには前
記第3のデイスプレイエリアD3CTRに記憶さ
れている内容のうち動作モードに対して該当する
ものが表示される(ステツプS55)。ここで、上
記ステツプS51、ステツプS53及びステツプS55の
表示内容を各動作モードに対応させて具体的に示
すと表2−1〜表2−7のごとくになる。 (イ) 表2−1は金種指定なし計数モード(a−
1)の場合を示したものであり、枚数表示が選
択されたときには各金種別枚数が表示スペース
2A〜2Dに表示されるとともにその合計金額
が表示スペース2Eに表示され(ステツプS53
の表示に相当)、金額表示が選択されたときに
は各金種別金額が表示スペース2A〜2Dに表
示されるとともにその合計金額が表示スペース
2Eに表示される(ステツプS51の表示に相
当)。 (ロ) 表2−2は一金種指定計数モード(a−2)
例えば万円指定の場合を示したものであり、枚
数表示が選択されたときには各金種別枚数が表
示スペース2A〜2Dに表示されるとともにそ
の合計金額が表示スペース2Eに表示され(ス
テツプS53の表示に相当)、金額表示が選択さ
れたときには各金種別金額が表示スペース2A
〜2Dに表示されるとともにその合計金額が表
示スペース2Eに表示される(ステツプS51の
表示に相当)。 (ハ) 表2−3は2金種指定計数モード(a−3)
例えば万円、千円指定の場合を示したものであ
り、枚数表示が選択されたときには指定金種別
枚数が表示スペース2A,2Cに表示されると
ともにそれらの合計金額が表示スペース2Eに
表示され(ステツプS53の表示に相当)、金額
表示が選択されたときには指定金種別金額が表
示スペース2A,2Cに表示されるとともにそ
の合計金額が表示スペース2Eに表示される
(ステツプS51の表示に相当)。 (ニ) 表2−4は金種指定なし表裏モード(b−
1)の場合を示したものであり、枚数表示が選
択されたときには各金種別枚数が表示スペース
2A〜2Dに表示されるとともにその合計金額
が表示スペース2Eに表示され(ステツプS53
の表示に相当)、金額表示が選択されたときに
は各金種別金額が表示スペース2A〜2Dに表
示されるとともにその合計金額が表示スペース
2Eに表示される(ステツプS51の表示に相
当)。 (ホ) 表2−5は一金種指定表裏モード(b−2)
例えば万円指定の場合を示したものであり、枚
数表示が選択されたときには表券枚数、裏券枚
数が表示スペース2C,2Dに表示されるとと
もにその合計枚数が表示スペース2Eに表示さ
れ(ステツプS55の表示に相当)、金額表示が
選択されたときには万円紙幣の表裏合計金額が
表示スペース2A,2Eに表示される(ステツ
プS51の内容に相当)。 (ヘ) 表2−6は正券モード(d)例えば万円指定の場
合を示したものであり、枚数表示が選択された
ときには正券である表券枚数、正券である裏券
枚数が表示スペース2C,2Dに表示されると
ともにその合計枚数が表示スペース2Eに表示
され(ステツプS55の表示に相当)、金額表示
が選択されたときには正券である万円紙幣の表
裏合計金額が表示スペース2A,2Eに表示さ
れる(ステツプS51の内容に相当)。 (ト) 表2−7は正損モード(c)例えば千円指定の場
合を示したものであり、枚数表示が選択された
ときには千円の正券枚数、千円の損券枚数が表
示スペース2A,2Bに表紙されるとともにそ
れらの合計枚数が表示スペース2Eに表示され
(ステツプS55の表示に相当)、金額表示が選択
されたときには千円紙幣である正損券の合計金
額が表示スペース2C,2Eに表示される(ス
テツプS51の内容に相当)。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 上記表2−1〜表2−4の説明から明らかなよ
うに金額/枚数切換スイツチ26にて金額表示、
枚数表示のいずれかが選択されても金種毎に集積
処理された紙幣の合計表示は合計金額で行われる
ので、たとえ枚数表示が選択された場合でもオペ
レータが金種別枚数から合計金額を求める作業す
なわち当該金種とその枚数の積を各金種毎に求め
これらを加算して合計金額を求める作業が不要と
なり、合計金額算出作業に起因する入金処理の煩
雑さを解消することができる。また上記表1及び
表2−5〜表2−7の説明から明らかなように両
集積部5,6ともに一金種で指定されている場合
は金額/枚数切換スイツチ26にて枚数表示が選
択されたときには指定された一金種でそれぞれの
集積部に区分集積された紙幣の枚数(表裏、正損
毎の枚数)で表示されるので、例えば100枚に達
した集積部の紙幣を取り出してそのまま施封機に
よつて施封することができ、整理業務が非常に簡
単なものとなる。 次に操作部1に設けられている種々の釦が押下
されたかが判別され(ステツプS56)、押下され
たと判断されたときには押下された釦の種類に応
じて種々の処理がなされることになる。 先ず照合/(プリント)釦24の押下が判別さ
れ(ステツプS57)、押下と判断されたときには
前記アナザエリアOCTR中の照合CTRに記憶さ
れている値が零かすなわち今回の押下は第1回目
かの判断がなされる(ステツプS58)。第1回目
であると判断されたときには前記デイスプレイエ
リアDCTRの記憶内容がプリンタ8にて印字さ
れ(ステツプS59)、その後照合CTRの記憶値に
1を加算する(ステツプS60)。また前記ステツ
プS58の判別の結果第1回目の押下ではないすな
わち第2回目の押下であると判断されたときに
は、前記アキユムレイトエリアACTRの記憶内
容が表示されるとともに(ステツプS61)プリン
タ8にて印字され(ステツプS62)、その後アキ
ユムレイトエリアACTRの記憶内容がクリアさ
れ(ステツプS63)、かつ照合CTRの記憶値が零
とされる(ステツプS64)。このように照合/
(プリント)釦24の押下回数(1回又は2回)
によつて表示内容と印字内容とを変えるべく制御
されるので、処理動作の種類に対して釦の数を減
少させることができ、操作部の小型化が達成され
る。 前記ステツプS57において今回は照合/(プリ
セツト)釦24は押下されていないと判断された
ときには照合CTRの記憶値が零とされ(ステツ
プS65)、その後今回テンキー21の押下が行わ
れたが判別される(ステツプS66)。テンキー2
1が押下されたと判断され場合には数字FLAGが
「1」にされるとともに(ステツプS67)、テンキ
ー21にて入力された数字が数字BUFFに記憶さ
れ(ステツプS68)、かつ入力されて数字が前記
表示スペース2Eの右側から順次左側へ数字が入
力されるごとにシフトして表示される(ステツプ
S69)。 前記ステツプS66において今回テンキー21は
押下されていないと判断されたときには前記計数
釦15、表裏釦16、正券釦17又は正損釦18
の押下によつて今回動作モードが指定されたかが
判別され(ステツプS70)、動作モードの指定が
あつたときには数字FLAGが「1」であるかすな
わちモード指定の前にテンキー21が操作されて
いるかの判別が行われ(ステツプS71)、かつ数
字FLAGが「1」であると判断されたときには数
字BUFFの記憶内容が1〜200であるかすなわち
集積可能上限枚数以内であるかが判別される(ス
テツプS72)。1〜200であると判断されたときに
は指定されたモードに対応する数量指定エリア
NCTRに数字BUFFの数値がセツトされ(ステ
ツプS73)、かつ数字FLAGが「0」にされるこ
とにより(ステツプS74)新たな集積枚数の指定
が行われる。また前記ステツプS71又はステツプ
S72の判断結果が「NO」である場合すなわち動
作モードの指定があつても新たな集積枚数の指定
が行われない場合には当該動作モードに対応する
数量指定エリアNCTRにプリセツトされている
集積枚数が読み出されて使用されることになる
(ステツプS75)。前述のように本装置は動作モー
ドの各々に対応した最小単位の記憶エリアを備え
た数量指定エリアを有するので、動作モードを変
更しても当該動作モードに対応する数量指定エリ
アNCTRにプリセツト(予め設定)されている
集積枚数の使用が可能であり、その都度集積枚数
を設定し直さなければならないという操作上の煩
雑さを解消することができる。そしてステツプ
S75で読出された初期枚数値又はステツプS73で
セツトされた指定枚数値が表示スペース2Aの第
3図示左側から3桁までに表示される(ステツプ
S76)。この表示は開始/停止釦22の押下まで
の間例えば第6図に示すステツプS16(モータ回
転)まで行われるので、オペレータの設定枚数誤
認識を防止でるとともに、処理結果を表示する表
示スペース2A内に表示されるので設定枚数専用
の表示スペースを必要とせず表示部の小型化に寄
与することができる。前記ステツプS76の後にモ
ードFLAGが「1」にされ(ステツプS77)、か
つ指定された動作モードが計数、表裏モードであ
るかの判別が行われる(ステツプS78)。計数モ
ード(a)又は表裏モード(b)であると判断されたとき
には全金種指定動作が行われ(ステツプS79)、
かつ金種を表示するための表示ランプPL5,PL
7,PL9,PL11が点灯される(ステツプ
S80)。なお、ステツプS78において正券モード(d)
又は正損モード(c)であると判断されたときには金
種クリアが行われる(ステツプS81)。 前記ステツプS70において今回モード指定は行
われていないと判断されたときには前記シヤープ
釦20が押下されたかが判別され(ステツプ
S135)、押下されたと判断されたときには数字
FLAGが「1」であるかの判別がなされる(ステ
ツプS136)。「1」であると判断されたときは前
記数字BUFFの内容を取引番号BUFFへセツトし
(ステツプS137)、その後数字FLAGが「0」と
される(ステツプS138)。このようにして引取番
号が装置に入力されることになる。 また前記ステツプS135の判別結果シヤープ釦
20は押下されていないと判断されたときには、
前記ブランク釦19が押下されたかが判別され
(ステツプS139)、押下されたと判断されたとき
には前記数字FLAGが「1」であるかの判別がな
され(ステツプS140)。「1」であると判断され
たときには前記数字BUFFの内容を手入力BUFF
へセツトし(ステツプS141)、その後数字FLAG
「0」とされる(ステツプS142)。ここで手入力
BUFFにセツトされた内容は、機械処理された紙
幣の枚数や金額ではなく機械処理が不可能なため
オペレータが目視判断した結果機械処理された紙
幣の枚数や金額に加算して処理すべき内容であつ
て、前記テンキーの操作を介して記憶されるもの
である。 前記ステツプS139において今回ブランク釦1
9の押下はなされていないと判断されたときには
リセツト釦25が押下されたかが判別され(ステ
ツプS83)、リセツトと判断されたときには数字
FLAGが「1」であるかの判別がなされる(ステ
ツプS84)。「1」であると判断されたときには数
字FLAGが「0」とされ(ステツプS85)、テン
キー21で入力された指数枚数や指定金種がクリ
アされるとともにそれらの表示内容が消去される
(ステツプS86)。 前記ステツプS83において今回リセツト釦25
の押下がないと判断されたときには開始/停止釦
22又は再開始釦23の入力により開始、再開始
の状態にあるかが判別され(ステツプS88)、開
始又は再開始のいずれかであるときには数度
FLAGが「1」であるかすなわち開始/停止釦2
2又は再開始釦23の押下前にテンキー21が操
作されているかの判別が行われる(ステツプ
S89)。数字FLAGが「1」であると判断された
ときには数字BUFFに記憶されている数値1、
2、3、4に対する金種である万、五千、千、五
百が金種BUFFにセツトされて金種指定が行われ
る。(ステツプS90)。このように開始又は最開始
指示の前に押下されたテンキーからの入力は金種
指定とされ、さらに前述のように動作モードの指
定の前に押下されたテンキーからの入力は集積枚
数指定とされるので、各別の入力手段を設ける必
要がなく操作部1の小型化が達成される。そして
前記ステツプS90にて金種指定が行われた後には
指定金種に相当する金種表示に対応する内容表示
ランプLP5,LP7,,LP9,LP11が点灯され
るとともに(ステツプS91)、数字FLAGが「0」
にされ(ステツプS92)、かつ開始FLAGが「1」
にされる(ステツプS93)。なお前記ステツプS89
における判別結果数字FLAGが「1」でないとき
すなわちテンキー21が操作されていないときに
は金種指定は行われずに前記ステツプS93に進
む。上記各ステツプを経ることによつて操作部処
理が終了される。 次に第9図に示すフローチヤートをも参照しな
がらデータメモリのカウンタクリア処理Lについ
て説明する。この処理は開始/停止釦22が押下
されて開始が指示されたときに行われる処理であ
るから、カレントエリアCCTRのクリア(ステツ
プS95)、バツクアツプエリアBCTRのクリア
(ステツプS96)、デイスプレイエリアDCTRのク
リア(ステツプS97)及び集積数量エリアPCTR
のクリア(ステツプS98)が順次行われて終了さ
れる。このときにはアキユムレイトエリア
ACTRはクリアされない。なお、図示はしない
が再開始が指示されたときにはアキユムレイトエ
リアACTRの外にバツクアツプエリアBCTRも
クリアされない。 次に第10図に示すフローチヤートをも参照し
ながら搬送枚数加算処理Mについて説明する。紙
幣取出部4からの紙幣取出しが行われ(ステツプ
S100)、取出し紙幣が第1の通過検出器C1を通
過することにより前記取込枚数P0CTRに1が
加算され(ステツプS101)、さらに当該取込紙幣
に対する検知部11での検知結果が読出される
(ステツプS102)。そして先ず当該紙幣はリジエ
クトすべきものかが判別され(ステツプS103)、
リジエクトすべきものである場合には前記フラツ
パ12Aを作動して当該取込紙幣を第3の集積部
7側へ案内し(ステツプS104)、当該紙幣が第4
の通過検出器C4を通過したときに第3の集積部
集積枚数P3CTRに1が加算される(ステツプ
S105)。ステツプS103においてリジエクトすべき
ものでないと判断されたときには第1の集積部5
へ集積すべきものであるかが判別され(ステツプ
S106)、第2の集積部6へ集積すべきと判断され
たときには前記フラツパ12A,12Bを作動し
て当該紙幣を第2の集積部6側へ案内し(ステツ
プS107)、当該紙幣が第3の通過検出器C3を通
過したときに第2の集積部集積枚数P2CTRに
1が加算される(ステツプS108)。そして第2の
集積部用カレントエリアCBCTRに1を加算する
とともに(ステツプS109)、この第2の集積部用
カレントエリアCBCTRの記憶値と第2のバツク
アツプエリアBBCTRの記憶値との和をデイスプ
レイエリアDCTRに転送する(ステツプS110)。
このときのデイスプレイエリアDCTRの記憶内
容は第6図に示すメインフローのステツプS24で
表示されるので、順次集積枚数が表示されること
になる。また前記ステツプS106の判別結果第1
の集積部5へ集積すべきと判断されたときには前
記フラツパ12A,12Bを作動して当該紙幣を
第1の集積部5側へ案内し(ステツプS111)、当
該紙幣が第2の通過検出機C2を通過したときに
第1の集積部集積枚数P1CTRに1が加算され
る(ステツプS112)。そして第1の集積部用カレ
ントエリアCACTRに1を加算するとともに(ス
テツプS113)、この第1の集積部用カレントエリ
アCACTRの記憶値と第1のバツクアツプエリア
BACTRの記憶値との和をデイスプレイエリア
DCTRに転送する(ステツプS114)。このときの
デイスプレイエリアDCTRの記憶内容は第6図
に示すメインフローのステツプS24で表示される
ので、順次集積枚数が表示されることになる。 次に第11図に示すフローチヤートをも参照し
ながら前記障害処理Nについて説明する。紙幣づ
まり等の障害発生時には、先ずこの時に前記バツ
クアツプエリアBCTR(第1の集積部用バツクア
ツプエリアBACTR及び第2の集積部用バツクア
ツプエリアBBCTR)に記憶されている値を前記
デイスプレイエリアDCTRに転送して(ステツ
プS120)、前記モータの回転をn秒間停止させる
(ステツプS121)。そして両集積部5,6から紙
幣が抜き取られて残留していないかが判別され
(ステツプS122)、残留していると判断されてい
る間は当該障害内容に対応する状態コード及び紙
幣残留エラー(両集積部5,6から完全に紙幣が
取り出されていない)が表示される(ステツプ
S123)。紙幣残留無しと判断されたときにはカレ
ントエリアCCTRがクリアされるとともに(ステ
ツプS124)、前記ステツプS120においてデイスプ
レイエリアDCTRに転送された内容が表示部に
表示される(ステツプS125)。このように障害発
生時に両集積部5,6からの紙幣が取出されると
き、障害発生時にバツクアツプエリアBCTRに
記憶されている内容がデイスプレイエリア
DCTRに転送され、このデイスプレイエリア
DCTRの記憶内容が表示部に表示される。した
がつて障害発生時に集積されている分の処理結果
だけキヤンセルし当該ロツトにおける処理結果は
容易に障害発生前の状態に戻されるので、障害発
生時における紙幣の処理効率を著しく向上するこ
とができる。 なお、上記実施例は一例であり本発明の要旨の
範囲内において種々の変形実施が可能であること
は言うまでもない。例えば集積すべき対象物の数
量を設定する数量設定手段は上記実施例における
任意設定可能なテンキーと、予め集積枚数が設定
されている制御部との組合せに限定されるもので
はなくいずれか一方であつてもよい。また警報手
段は警報ブザーに限定されるものではなく警報表
示ランプ等の適宜の手段に置き換えることが可能
である。 [発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明の区分集
積装置にあつては、区分集積処理中に対象物が集
積部から抜き取られる異常操作、又は、抜き取ら
れる異常操作後に再び集積部に戻されるという異
常操作があつても、制御手段によりその異常操作
が検知でき、警報手段から集積異常を報ずること
ができ、一方、区分集積処理中に前記各異常操作
があつても異常操作が行われる直前の計数値は、
制御手段により計数用記憶手段から退避用記憶手
段に退避されるので、警報手段が報ずる集積異常
に基づき、異常操作後の区分集積処理に退避させ
た計数値を利用でき、異常操作に起因する対象物
の過不足を未然に防止することができ、ひいては
対象物の区分集積処理の信頼性を向上することが
できるなどの優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の外観を示す斜
視図、第2図は同実施例装置の内部構成を示す概
略説明図、第3図は同実施例装置の表示部と操作
部とを示す詳細説明図、第4図は同実施例装置の
構成ブロツク図、第5図A,B,C,D,E,
F,Gは記憶手段のメモリマツプを示すものであ
つて各々はカレントエリアCCTR、バツクアツプ
エリアBCTR、デイスプレイエリアDCTR、ア
キユムレイトエリアACTR、数量指定エリア
NCTR、集積数量エリアPCTR、アナザエリア
OCTRを示すものであり、第6図A,B,Cは
同実施例装置のメインフローを示すフローチヤー
ト、第7図A,Bはポケツト抜き取られ処理の詳
細を示すフローチヤート、第8図A,Bは操作部
処理の詳細を示すフローチヤート、第9図はデー
タメモリのカウンタクリア処理の詳細を示すフロ
ーチヤート、第10図は搬送枚数加算処理の詳細
を示すフローチヤート、第11図は障害処理の詳
細を示すフローチヤートである。 5,6……集積部、9……警報手段、21……
数量指定手段、30……制御部、34,35,3
5A,C2,C3……計数手段、A1,A2……
対象物有無検知手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 集積すべき対象物の数量を設定する数量指定
    手段と、対象物が区分集積される集積部と、この
    集積部に集積される対象物の数量を計数する計数
    手段と、この計数手段が計数した数量を順次記憶
    する計数用記憶手段と、この計数用記憶手段の記
    憶値を退避させるための退避用記憶手段と、前記
    集積部内の対象物の有無を検知する対象物有無検
    知手段と、前記集積部における集積異常を報ずる
    警報手段と、前記数量指定手段による設定値に前
    記計数用記憶手段の記憶値が満たないにもかかわ
    らず前記対象物有無検知手段が前記集積部内に対
    象物が無いことを検知した場合は対象物の区分集
    積処理中に対象物が集積部から抜き取られたと判
    別して前記警報手段を作動し、前記対象物有無検
    知手段が前記集積部内に対象物が無いことを検知
    した場合は前記計数用記憶手段の記憶値を前記退
    避用記憶手段にし、その後前記対象物有無検知手
    段が前記集積部内に対象物が有ることを検知した
    場合は対象物が集積部から抜き取られた後に再び
    集積部に戻されたと判別して前記警報手段を作動
    する制御部とを具備することを特徴とする区分集
    積装置。
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