JPH08248732A - 二色画像形成装置におけるクリーニング回収装置 - Google Patents

二色画像形成装置におけるクリーニング回収装置

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JPH08248732A
JPH08248732A JP7077257A JP7725795A JPH08248732A JP H08248732 A JPH08248732 A JP H08248732A JP 7077257 A JP7077257 A JP 7077257A JP 7725795 A JP7725795 A JP 7725795A JP H08248732 A JPH08248732 A JP H08248732A
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JP
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toner
magnetic toner
residual
magnetic
roll
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Application number
JP7077257A
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English (en)
Inventor
Shigehiko Hasenami
茂彦 長谷波
Tsuneo Noami
恒雄 野網
Hiroaki Kitagawa
浩章 北川
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の低減及び省スペース化を容易に実
現でき、より好ましくは、逆極性トナーを排除し、正規
の帯電極性を有したトナーのみを現像手段側に回収でき
るようにする。 【構成】 像担持体1上の二種類の残留トナーT1,T2
を同時に掻き取り、共通のトナー収容容器8に収容する
トナー掻き取り部材9と、二種類の残留トナーT1,T2
から残留磁性トナーT1、残留非磁性トナーT2を分離す
る分離手段10,11と、磁性トナー分離手段10にて
分離された残留磁性トナーT1を第一現像手段3へ回収
搬送する磁性トナー回収搬送手段12と、前記非磁性ト
ナー分離手段11にて分離された残留非磁性トナーT2
を第二現像手段4へ回収搬送する非磁性トナー回収搬送
手段13とを備える。更に、不良トナー除去手段14に
て帯電特性の不良な不良残留トナーT1',T2'を除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二色画像を形成する二
色画像形成装置に係り、特に、転写後の二色の残留トナ
ーをクリーニングして回収し、その回収トナーを再度利
用する二色画像形成装置におけるクリーニング回収装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転写後の残留トナーを回収し再度
利用する方法としては、例えば特開平3−208082
号公報に代表されるようなものが知られている。これ
は、例えば図7に示すように、感光ドラム等の潜像担持
体101の周囲に、帯電器102と、帯電器102によ
り一様に帯電された潜像担持体101上に画像情報に応
じた潜像を形成する露光器103と、トナーを含む現像
剤が収容される現像器104と、回収トナーを収容する
トナー収容器105と、トナー像を記録紙110に転写
させるための転写器106と、記録紙110上に転写し
た画像を定着する定着器108と、転写されずに潜像担
持体101上に残留した残留トナーを回収するクリーニ
ング器107と、クリーニング器107により回収され
た残留トナーをトナー収容器105へ搬送する回収トナ
ー搬送器109とよりなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
イプにあっては、回収された残留トナーを収容する用途
専用のトナー収容器105が必要不可欠であり、装置の
部品点数が嵩み、必然的に、コストアップや装置の大型
化という技術的課題につながる。特に、二色画像形成装
置にこの方法を用いる場合には、複数の現像器に対して
夫々トナー収容器が必要不可欠になるため、上記技術的
課題は顕著である。
【0004】また、残留トナーを再度利用する方式のそ
の他の二色画像形成装置としては、例えば特開平4−5
0963号公報に代表されるようなものがある。これ
は、例えば図8に示すように、感光ドラム等の潜像担持
体201の周りに、帯電器202と、帯電器202によ
り一様に帯電された潜像担持体201上に画像情報に応
じた潜像を形成する露光器203と、トナーを含む現像
剤が収容される第一現像器204と、第一現像器204
と色の異なる現像剤が収容される第二現像器205と、
トナー像を記録紙211に転写させるための転写器20
6と、記録紙211上に転写した画像を定着する定着器
209と、第一現像器204に対応する潜像担持体20
1上の残留トナーを回収する第一クリーニング器207
と、第二現像器205に対応する潜像担持体201上の
残留トナーを回収する第二クリーニング器208と、各
クリーニング器207,208により回収された残留ト
ナーを各現像器204,205へ搬送する回収トナー搬
送器210とよりなるものである。
【0005】確かに、このタイプにあっては、専用のト
ナー収容器が不要なため、その分、トナー収容器の設置
スペースは必要ないが、各色トナーに対応したクリーニ
ング器207,208が必要不可欠であり、その分、装
置の部品点数が嵩み、コストアップや装置の大型化とい
う技術的課題が残存する。
【0006】更に、前記二色画像形成装置にあっては、
夫々のクリーニング器207,208で回収した残留ト
ナーをそのまま第一、第二現像器204,205に回収
して再利用するため、例えば逆極性に帯電した逆極性ト
ナーも再度現像に使用されてしまい、その分、かぶりが
悪化し画質低下につながり易いという技術的課題が生ず
る。
【0007】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、部品点数の低減及び省スペ
ース化を容易に実現でき、より好ましくは、逆極性トナ
ーを排除し、正規の帯電極性を有したトナーのみを現像
手段側に回収できるようにした二色画像形成装置におけ
るクリーニング回収装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、像担持体1上に第一、第二の静電潜像
を形成する潜像形成手段2と、第一の静電潜像を磁性ト
ナーT1が含まれる現像剤にて現像する第一現像手段3
と、前記第二の静電潜像を非磁性トナーT2が含まれる
現像剤にて現像する第二現像手段4と、像担持体1上に
形成された磁性トナーT1による第一のトナー像及び非
磁性トナーT2による第二のトナー像を像受容体6に一
括転写する一括転写手段5とを備えた二色画像形成装置
に用いられるものであって、前記像担持体1上の二種類
の残留トナーT1,T2を除去すると共に第一現像手段3
又は第二現像手段4へ回収搬送するクリーニング回収装
置において、前記像担持体1上の二種類の残留トナーT
1,T2を同時に掻き取り、共通のトナー収容容器8に収
容するトナー掻き取り部材9と、前記トナー収容容器8
に収容された二種類の残留トナーT1,T2から残留磁性
トナーT1を分離する磁性トナー分離手段10と、前記
トナー収容容器8に収容された二種類の残留トナーT
1,T2から残留非磁性トナーT2を分離する非磁性トナ
ー分離手段11と、前記磁性トナー分離手段10にて分
離された残留磁性トナーT1を第一現像手段3へ回収搬
送する磁性トナー回収搬送手段12と、前記非磁性トナ
ー分離手段11にて分離された残留非磁性トナーT2を
第二現像手段4へ回収搬送する非磁性トナー回収搬送手
段13とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような技術的手段において、本発明
は、前記像担持体1が一回転する間に複数のトナー像を
担持するタイプでもよいし、また、前記像担持体1が複
数回転する間に複数のトナー像を担持するタイプでもよ
い。また、第一現像手段3及び第二現像手段4の現像順
序については、いずれが先でも差し支えない。
【0010】また、前記磁性トナー分離手段10及び非
磁性トナー分離手段11については夫々の機能を実現で
きるものであれば適宜選定して差し支えない。例えば磁
性トナー分離手段10としては、円筒状スリーブ10b
内に磁石部材10cが収容され且つトナー掻き取り部材
9で掻き取った残留磁性トナーT1が円筒状スリーブ1
0b上に吸着保持されて移動する磁石ロール10aにて
構成されるものが挙げられる。このとき、磁石ロール1
0aは残留トナーを所定方向へ搬送出来れば円筒状スリ
ーブ10b、磁石部材10cのどちらが回動しても差し
支えない。一方、前記磁性トナー分離手段11として
は、前記磁石ロール10aに微小間隙11bを介して離
間配置され且つ少なくとも非磁性トナーT2の帯電極性
と逆極性の直流バイアスを重畳した交流バイアスVBが
磁石ロール10aとの間に印加される導電性バイアスロ
ール11aにて構成されるものが挙げられる。
【0011】更に、この発明において、トナー回収後の
現像性能をより良好に保つという観点からすれば、磁性
トナー分離手段10又は非磁性トナー分離手段11にて
分離された残留トナーT1,T2のうち帯電特性の不良な
不良残留トナーT1',T2'が除去される不良トナー除去
手段14を設けることが好ましい。
【0012】ここで、円筒状スリーブ10b内に磁石部
材10cが収容され且つトナー掻き取り部材9で掻き取
った残留磁性トナーT1が円筒状スリーブ10b上に吸
着保持されて移動する磁石ロール10aにて磁性トナー
分離手段10を構成する一方、前記磁石ロール10aに
微小間隙11bを介して離間配置され且つ少なくとも非
磁性トナーT2の帯電極性と逆極性の直流バイアスを重
畳した交流バイアスVBが磁石ロール10aとの間に印
加される導電性バイアスロール11aにて非磁性トナー
分離手段11を構成したようなタイプにおいて、前記不
良トナー除去手段14としては、前記磁石ロール10a
とバイアスロール11aとの微小間隙11bの下方位置
に落下する不良非磁性トナーT2'を廃棄するトナー廃棄
手段14aを包含するものであったり、あるいは、前記
導電性バイアスロール11aに付着した不良磁性トナー
T1'を掻き取り保持する磁石体14bを包含するもの等
が挙げられる。
【0013】
【作用】上述したような技術的手段において、二色画像
形成装置の作像プロセスは、像担持体1上に第一の静電
潜像を形成すると共に、第一現像手段3にて前記第一の
静電潜像を磁性トナーT1で現像した後、像担持体1上
に第二の静電潜像を形成すると共に、第二現像手段4に
て前記第二の静電潜像を非磁性トナーT2で現像し、第
一、第二トナー像を像受容体6に一括転写し、転写後の
像担持体1上の残留トナーをクリーニング回収装置で回
収するようにしたものである。
【0014】次に、この発明に係るクリーニング回収装
置の作用について説明する。転写工程が終了した像担持
体1上には磁性トナーT1及び非磁性トナーT2が渾然一
体と残留しているが、これらの残留トナーT1,T2はト
ナー掻き取り部材9にて同時に掻き取られ、共通のトナ
ー収容容器8に収容される。このように収容された残留
トナーT1,T2のうち磁性トナーT1は磁性トナー分離
手段10にて分離され、磁性トナー回収搬送手段12を
通じて第一現像手段3に回収搬送される。一方、収容さ
れた残留トナーT1,T2のうち非磁性トナーT2は非磁
性トナー分離手段11にて分離され、非磁性トナー回収
搬送手段13を通じて第二現像手段4に回収搬送され
る。
【0015】更に、不良トナー除去手段14を設けるよ
うにすれば、磁性トナー分離手段10又は非磁性トナー
分離手段11にて分離された残留トナーT1,T2のうち
帯電特性の不良な不良残留トナーT1',T2'が不良トナ
ー除去手段14にて除去されるので、不良残留トナーT
1',T2'が第一現像手段3、第二現像手段4側へ回収さ
れることはない。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明が適用される二色カラープリンタの実施
例を示す。同図において、21は負帯電型のドラム状感
光体、22は感光体21を一様帯電する帯電器、23は
第一の画像情報に応じた露光Z1を実施し、第一潜像
(画像部:非露光部)を形成する第一露光器、24は第
二の画像情報に応じた露光Z2を実施し、第二潜像(画
像部:露光部)を形成する第二露光器、25は第一潜像
の画像部(非露光部)を磁性トナーT1にて現像する第
一現像器、26は第二潜像の画像部(露光部)を非磁性
トナーT2にて現像する第二現像器、27は感光体21
上の二色の異極性トナーを同極性に帯電する転写前帯電
器、28は一回の転写で二色の画像を記録紙29に転写
する転写器、30は転写後の二色の残留トナーを感光体
21より除去し、各色トナー毎に分離して第一現像器2
5、第二現像器26に回収搬送するクリーニング回収装
置、31は記録紙29上の未定着トナー像を定着する定
着器である。
【0017】次に、この実施例に係る二色カラープリン
タの作像プロセスを図3に示す。同図において、先ず、
感光体21を帯電器22によりV0に一様帯電し(一様
帯電工程A)、次いで、第一の画像情報に応じた露光Z
1を行い、第一潜像(画像部V0、非画像部V1)を形成
する(第一露光工程B)と共に、第二の画像情報に応じ
た露光Z2を行い、第二潜像(画像部V2、非画像部V
1)を形成する(第二露光工程C)。しかる後、第一現
像器25に現像バイアスVB1が印加された状態で第一潜
像の画像部V0領域を磁性トナーT1にて現像する(第一
現像工程D)と共に、第二現像器26に現像バイアスV
B2が印加された状態で第二潜像の画像部V2領域を磁性
トナーT2にて現像する(第二現像工程E)。そして、
感光体21上の二色の異極性トナーを同極性に帯電し
(転写前工程F)、一回の転写で二色の画像を記録紙2
9に転写する(転写工程G)。また、転写工程G後の残
留トナーは感光体21上からクリーニング回収装置30
により除去され各色に分離された後、第一現像器25又
は第二現像器26に回収搬送される。
【0018】ここで、第一現像工程時における現像バイ
アスVB1は第一潜像の画像部V0・非画像部V1の略中間
的な値であればよく、第二現像工程時における現像バイ
アスVB2も第二潜像の画像部V2・非画像部V1の略中間
的な値であればよい。この実施例における具体例として
は、 V0:−800V V1:−500V V2:−100V VB1:−650V VB2:−450V である。
【0019】次に、この実施例で用いられるクリーニン
グ回収装置の具体例を図4に示す。同図において、符号
41は残留トナーが収容されるハウジングであり、この
ハウジング41の底部には第一トナー回収口42及び第
二トナー回収口43が開設され、第一トナー回収口42
が第一トナー搬送器44を介して第一現像器25に連通
接続されると共に、第二トナー回収口43が第二トナー
搬送器45を介して第二現像器26に連通接続されてい
る。
【0020】また、上記ハウジング41内には上記感光
体21に接触する非磁性ブレード46が設けられ、この
ブレード46は感光体21上の残留トナー(磁性トナ
ー、非磁性トナー)を掻き取り、ハウジング41内に落
下させる。そして、前記ハウジング41内の前記ブレー
ド46の下方には磁石ロール50が配設されている。こ
の実施例に係る磁石ロール50は矢印a方向へ回転駆動
される円筒状スリーブ51内に複数の磁極が配列された
磁石部材52を固定設置したものであり、前記第一トナ
ー回収口42の略上方位置には前記円筒状スリーブ51
に接触するスクレーパ53が設けられている。
【0021】更に、前記磁石ロール50に近接したハウ
ジング41内にはバイアスロール60が磁石ロール50
と間隙dを隔てて並設されている。この実施例に係るバ
イアスロール60は矢印b方向へ回転する導電性ロール
にて構成され、このバイアスロール60には非磁性トナ
ーと異極性の直流バイアス61が印加され、更に、バイ
アスロール60と磁石ロール50との間には交流バイア
ス62が印加されている。一方、前記第二トナー回収口
43の略上方位置にはバイアスロール60に接触するス
クレーパ63が設けられている。
【0022】更にまた、この実施例では、前記磁石ロー
ル50とバイアスロール60との間隙dの下方位置には
トナー廃却オーガ71が配設される一方、前記バイアス
ロール60のスクレーパ63には長手方向に沿って棒状
磁石体72が取付けられている。
【0023】次に、この実施例に係るクリーニング回収
装置の作動について説明する。図5に示すように、感光
体21上の残留トナー81,82はブレード46により
掻き取られ、ハウジング41内の磁石ロール50上に落
下する。このとき、残留磁性トナー81は磁石ロール5
0上に吸着保持されて磁石ロール50上を矢印a方向へ
移動していく。一方、残留非磁性トナー82は異極性の
磁性トナー81に静電吸着され、残留磁性トナー81と
共に磁石ロール50上を矢印a方向へ移動する。
【0024】このようにして、残留トナー81,82が
バイアスロール60と磁石ロール50との間dに搬送さ
れる。このとき、バイアスロール60には非磁性トナー
と異極性の直流バイアス61が印加され、バイアスロー
ル60と磁石ロール50との間には交流バイアス62が
印加される。このため、交流バイアス62の印加される
領域の残留トナー81,82はバイアスロール60と磁
石ロール50との間において往復運動し、残留磁性トナ
ー81は磁力により磁石ロール50上へ、残留非磁性ト
ナー82は異極性の電気的力(直流バイアス61による
静電力)によりバイアスロール60上へ分離され、夫々
矢印a、b方向へ搬送される。
【0025】そして、磁石ロール50上に沿って搬送さ
れる残留磁性トナー81はスクレーパ53によって掻き
落とされ、第一トナー回収口42から第一トナー搬送器
44を通じて第一現像器25に回収搬送される。一方、
バイアスロール60上に沿って搬送される残留磁性トナ
ー82はスクレーパ63によって掻き落とされ、第二ト
ナー回収口43から第二トナー搬送器45を通じて第二
現像器26に回収搬送される。
【0026】更に、この実施例では、逆極性に帯電した
非磁性トナー82’は磁性ロール50とバイアスロール
60のどちらにも保持されず、トナー廃却オーガ71部
分に落下し、廃却トナーとして廃却される。このため、
前記非磁性トナー82’が再度現像に使用されることは
ない。また、逆極性に帯電した磁性トナー81’はバイ
アスロール60に保持されて正規に帯電した非磁性トナ
ー82と共に矢印b方向へ搬送され、しかる後、スクレ
ーパ63によりバイアスロール60から回収されるが、
スクレーパ63には長手方向に磁石体72が配置されて
いるため、逆極性に帯電した磁性トナー81’は磁石体
72に磁力保持され、再度現像に使用されることはな
い。尚、同極性に帯電されているが、正規な帯電量に到
達しない残留トナーについても上述した逆極性に帯電し
た残留トナーと同様の挙動を示す。
【0027】より具体的な条件として、例えば、磁石ロ
ール50とバイアスロール60との間隙d、印加する交
流バイアス、更に、バイアスロール60に印加する直流
バイアス条件として、 Vp−p:1.0kV 周波数:2.5kHz 波形:Sin波 d:0.4mm バイアスロールに印加する直流バイアス:−500V を用い、これに伴う画質評価を行った。
【0028】この結果、30kc/v時点のバックグラ
ウンドのかぶりのグレードにおいて、バックグラウンド
限度見本を用いて評価したところ、グレード0.7と良
好な画質を得ることができた。
【0029】◎比較例 従来のトナー回収方式を用いた二色画像形成装置を比較
例とし、30kc/v時点のバックグラウンドのかぶり
のグレードにおいて、バックグラウンド限度見本を用い
て評価したところ、グレード3.2と良好な画質を得る
ことが出来なかった。
【0030】◎実施例2 図6はドラム状感光体21に代えてベルト状感光体91
を用いた二色カラープリンタの実施例を示す。尚、実施
例1と同様な構成要素については実施例1と同様な符号
を付してここではその詳細な説明を省略する。この実施
例においては、例えばベルト状感光体91が少なくとも
一対のロール92,93間に掛け渡され、その一方のロ
ール92に対向する部位にクリーニング回収装置30が
配設されている。従って、この実施例によれば、例えば
クリーニング回収装置30のブレード46をベルト状感
光体91の図中略最左端位置に接触させるようにすれ
ば、ブレード46の接触点の下方位置に磁石ロール50
やバイアスロール60の配設スペースを広く確保するこ
とが可能になる。このため、実施例1に比べて、ブレー
ド46で掻き落とした残留トナーを磁石ロール50上に
確実に落下させる上で、磁石ロール50のレイアウトを
より簡単にすることが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、二色画像を形成する上で磁性トナー及び非磁性トナ
ーを用い、これらの残留トナーを同時に掻き取り、共通
のトナー収容容器に収容した後に、夫々の特性に基づい
て両残留トナーを分離し、夫々の現像手段に回収搬送す
るようにしたので、一つの装置ユニットで二つのトナー
の回収を実現することが可能となり、その分、装置コス
トの低廉化、装置の小型化を容易に実現することができ
る。
【0032】更に、逆極性に帯電された残留トナー等の
帯電特性が不良な不良残留トナーを除去するようにすれ
ば、帯電特性の不良なトナーを回収しないですむため、
現像剤の劣化を極力抑え、混色、かぶりのない良好な現
像性能を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る二色画像形成装置におけるク
リーニング回収装置の構成を示す説明図である。
【図2】 この発明が適用された二色カラープリンタの
実施例1を示す説明図である。
【図3】 実施例1に係る作像プロセスを示す説明図で
ある。
【図4】 実施例1に係るクリーニング回収装置の具体
例を示す説明図である。
【図5】 実施例1に係るクリーニング回収装置の作動
を示す説明図である。
【図6】 この発明が適用された二色カラープリンタの
実施例2を示す説明図である。
【図7】 従来における残留トナーの回収再利用方法を
示す説明図である。
【図8】 従来における残留トナーの回収再利用方式を
用いた二色画像形成装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…潜像形成手段,3…第一現像手段,
4…第二現像手段,5…一括転写手段,6…像受容体,
8…トナー収容容器,9…トナー掻き取り部材,10…
磁性トナー分離手段,10a…磁石ロール,10b…円
筒状スリーブ,10c…磁石部材,11…非磁性トナー
分離手段,11a…バイアスロール,11b…微小間
隙,12…磁性トナー回収搬送手段,13…非磁性トナ
ー回収搬送手段,14…不良トナー除去手段,14a…
トナー廃棄手段,14b…磁石体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 洋一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体(1)上に第一、第二の静電潜
    像を形成する潜像形成手段(2)と、第一の静電潜像を
    磁性トナー(T1)が含まれる現像剤にて現像する第一
    現像手段(3)と、前記第二の静電潜像を非磁性トナー
    (T2)が含まれる現像剤にて現像する第二現像手段
    (4)と、像担持体(1)上に形成された磁性トナー
    (T1)による第一のトナー像及び非磁性トナー(T2)
    による第二のトナー像を像受容体(6)に一括転写する
    一括転写手段(5)とを備えた二色画像形成装置に用い
    られるものであって、前記像担持体(1)上の二種類の
    残留トナー(T1,T2)を除去すると共に第一現像手段
    (3)又は第二現像手段(4)へ回収搬送するクリーニ
    ング回収装置において、 前記像担持体(1)上の二種類の残留トナー(T1,T
    2)を同時に掻き取り、共通のトナー収容容器(8)に
    収容するトナー掻き取り部材(9)と、 前記トナー収容容器(8)に収容された二種類の残留ト
    ナー(T1,T2)から残留磁性トナー(T1)を分離す
    る磁性トナー分離手段(10)と、 前記トナー収容容器(8)に収容された二種類の残留ト
    ナー(T1,T2)から残留非磁性トナー(T2)を分離
    する非磁性トナー分離手段(11)と、 前記磁性トナー分離手段(10)にて分離された残留磁
    性トナー(T1)を第一現像手段(3)へ回収搬送する
    磁性トナー回収搬送手段(12)と、 前記非磁性トナー分離手段(11)にて分離された残留
    非磁性トナー(T2)を第二現像手段(4)へ回収搬送
    する非磁性トナー回収搬送手段(13)とを備えたこと
    を特徴とする二色画像形成装置におけるクリーニング回
    収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、磁性トナ
    ー分離手段(10)又は非磁性トナー分離手段(11)
    にて分離された残留トナー(T1,T2)のうち帯電特性
    の不良な不良残留トナー(T1',T2')が除去される不
    良トナー除去手段(14)を設けたことを特徴とする二
    色画像形成装置におけるクリーニング回収装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のものにおいて、磁
    性トナー分離手段(10)は、円筒状スリーブ(10
    b)内に磁石部材(10c)が収容され且つトナー掻き
    取り部材(9)で掻き取った残留磁性トナー(T1)が
    円筒状スリーブ(10b)上に吸着保持されて移動する
    磁石ロール(10a)にて構成される一方、前記非磁性
    トナー分離手段(11)は、前記磁石ロール(10a)
    に微小間隙(11b)を介して離間配置され且つ少なく
    とも非磁性トナー(T2)の帯電極性と逆極性の直流バ
    イアスを重畳した交流バイアス(VB)が磁石ロール
    (10a)との間に印加される導電性バイアスロール
    (11a)にて構成されることを特徴とする二色画像形
    成装置におけるクリーニング回収装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のものにおいて、磁性トナ
    ー分離手段(10)は、円筒状スリーブ(10b)内に
    磁石部材(10c)が収容され且つトナー掻き取り部材
    (9)で掻き取った残留磁性トナー(T1)が円筒状ス
    リーブ(10b)上に吸着保持されて移動する磁石ロー
    ル(10a)にて構成される一方、前記非磁性トナー分
    離手段(11)は、前記磁石ロール(10a)に微小間
    隙(11b)を介して離間配置され且つ少なくとも非磁
    性トナー(T2)の帯電極性と逆極性の直流バイアスを
    重畳した交流バイアス(VB)が磁石ロール(10a)
    との間に印加される導電性バイアスロール(11a)に
    て構成され、前記不良トナー除去手段(14)は、前記
    磁石ロール(10a)とバイアスロール(11a)との
    微小間隙(11b)の下方位置に落下する不良非磁性ト
    ナー(T2')を廃棄するトナー廃棄手段(14a)を包
    含していることを特徴とする二色画像形成装置における
    クリーニング回収装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のものにおいて、磁性トナ
    ー分離手段(10)は、円筒状スリーブ(10b)内に
    磁石部材(10c)が収容され且つトナー掻き取り部材
    (9)で掻き取った残留磁性トナー(T1)が円筒状ス
    リーブ(10b)上に吸着保持されて移動する磁石ロー
    ル(10a)にて構成される一方、前記非磁性トナー分
    離手段(11)は、前記磁石ロール(10a)に微小間
    隙(11b)を介して離間配置され且つ少なくとも非磁
    性トナー(T2)の帯電極性と逆極性の直流バイアスを
    重畳した交流バイアス(VB)が磁石ロール(10a)
    との間に印加される導電性バイアスロール(11a)に
    て構成され、前記不良トナー除去手段(14)は、前記
    導電性バイアスロール(11a)に付着した不良磁性ト
    ナー(T1')を掻き取り保持する磁石体(14b)を包
    含することを特徴とする二色画像形成装置におけるクリ
    ーニング回収装置。
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