JPH08245660A - アリール亜ホスフィン酸アルキルエステルの製造方法 - Google Patents

アリール亜ホスフィン酸アルキルエステルの製造方法

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JPH08245660A
JPH08245660A JP8014346A JP1434696A JPH08245660A JP H08245660 A JPH08245660 A JP H08245660A JP 8014346 A JP8014346 A JP 8014346A JP 1434696 A JP1434696 A JP 1434696A JP H08245660 A JPH08245660 A JP H08245660A
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chlorophosphine
ammonia
phenyl
aryl
phosphine
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JP8014346A
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Hans-Jerg Dr Kleiner
ハンス−イエルク・クライナー
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/46Phosphinous acids [R2POH], [R2P(= O)H]: Thiophosphinous acids including[R2PSH]; [R2P(=S)H]; Aminophosphines [R2PNH2]; Derivatives thereof

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1は、(C1-16)-アルキル、シクロヘキシル、シ
クロペンチル、アリールを表し、R2は、アリールを表
し、ここでR1及びR2は、リン原子とともに環を形成して
もよく、R3は、C1-4- アルキルを表す)で表されるアリ
ール亜ホスフィン酸アルキルエステルの製造方法を提供
する。 【解決手段】 下記一般式(II) 【化2】 (式中、R1及びR2は、上記と同じ意味を表し、Xは、ハ
ロゲンを表す)で表されるハロ(アリール)ホスフィン
を下記一般式(III ) R3 OH (III ) (式中、R3は、上記と同じ意味を表す)で表されるアル
コールを含有するアンモニアと反応させることによって
製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アリール亜ホスフ
ィン酸アルキルエステルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アリール亜ホスフィン酸エステル、特に
ジフェニル亜ホスフィン酸エステルは、ホスフィンオキ
シドを製造するための中間体として非常に重要である。
これらは、例えば光開始剤(photoinitiators )として
機能する(ヨーロッパ特許第0,007,508 号参照)。アリ
ール亜ホスフィン酸エステルは、ハロ(アリール)ホス
フィンとアルコールとを第三アミンの存在下に反応させ
ることによって製造される(例えばヨーロッパ特許第0,
229,686 号参照)。さらに、少なくとも1モル量のアン
モニアを添加することがこの反応に好ましいとされてい
る(米国特許第3,057,904 号参照)。さらに、亜ホスホ
ン酸エステル及び亜ホスフィン酸エステルの製造方法で
は、生成されるハロゲン化水素(特に塩化水素)がアン
モニアでのみ中和されることが知られている(米国特許
第2,903,475 号参照)。この方法は、高収率という経済
的な長所により容易に識別されるという明らかな理由に
より非常に重要である。この方法は、ハロホスフィンを
約20℃でアルコールに添加し、形成されるハロゲン化水
素を直ちにアンモニアで中和するように制御してアンモ
ニアを同時に添加することにより実施される。しかしな
がら、この方法の収率は亜ホスフィン酸エステルに対し
て不満足なものである。従って、クロロ(ジエチル)ホ
スフィンとブタノールとの反応において、ジエチル亜ホ
スフィン酸ブチルエステルが理論値に対して21.7%の収
率でしか得られない。さらに、この方法では、pH及び
アンモニアの添加速度を制御するために多大な費用が必
要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、所望の生成物
を高収率、高純度で形成し、装置に多大な費用が必要で
ないようにこのアンモニア法を改善することに対する要
望があった。
【0004】
【課題を解決する手段】この課題は、下記一般式(I)
【0005】
【化3】 (式中、R1 は、(C1 -C16 )−アルキル、シクロヘキ
シル、シクロペンチル、又はハロゲン、(C1 -C6)−ア
ルコキシ基で置換されていてもよいアリールを表し、R
2 は、ハロゲン、(C1 -C6)−アルキル、(C1 -C6)−
アルコキシ基で置換されていてもよいアリールを表し、
ここでR1 及びR2 はリン原子とともに環を形成しても
よく、R3 は、(C1 -C4)−アルキルを表す)で表され
るアリール亜ホスフィン酸アルキルエステルの製造方法
において、下記一般式(II)
【0006】
【化4】 (式中、R1 及びR2 は上記と同じ意味を表し、Xは、
ハロゲンを表す)で表されるハロ(アリール)ホスフィ
ンを下記一般式(III) R3 OH (III ) (式中、R3 は、上記と同じ意味を表す)で表されるア
ルコールを含有するアンモニアと反応させることによっ
て達成される。
【0007】この方法は、例えば一般式(II)において
アリールがフェニル又は置換されたフェニルであり、X
が塩素である場合の化合物の転化において重要である。
メチル(フェニル)クロロホスフィン、メチル(o−フ
ェニル)クロロホスフィン、メチル(p−トリル)クロ
ロホスフィン、メチル(p−メトキシフェニル)クロロ
ホスフィン、ヘキシル(フェニル)クロロホスフィン、
オクチル(フェニル)クロロホスフィン、ジフェニル
(クロロ)ホスフィン、ビス(p−フルオロフェニル)
クロロホスフィン、2,3−ジフルオロフェニル(フェ
ニル)クロロホスフィンの転化のための反応が特に重要
である。
【0008】使用することのできるアルコールは、例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール又はn−
ブタノールである。特に、エタノールが好ましい。アル
コールは、できる限り水を含まないものでなくてはなら
ない。これらを過剰量で使用する。ハロホスフィン:ア
ルコールの比率を1:3.5から1:20、好ましくは
1:4.5から1:1.15モルとする。さらに、トル
エン又はクロロベンゼンのような不活性溶媒を使用する
こともできる。
【0009】多くの場合に、不活性溶媒の存在下又は不
存在下に、ハロホスフィンをアルコール中のアンモニア
の溶液に添加するようにこの方法を実施することが有用
である。この添加は、−25〜+5℃、特に−18〜−
5℃、殊に−15〜−10℃で実施することが好まし
い。アンモニアとハロホスフィンをモル比1:1から
2:1、好ましくは1.1:1から1.8:1で使用す
る。
【0010】クロロホスフィンを添加した後に、さらに
この混合物を室温で撹拌する。添加の方法としては、減
圧とするか、又は窒素のような不活性ガスをこの混合物
中に導入することが、アンモニアを取り除くために都合
がよい。しかしながら、アンモニアを取り除く際に、混
合物を数時間、例えば60〜120℃に加熱すること
が、後処理の変法として特に好ましい。約5〜20時間
後に、アンモニアガスの除去は終了する。後処理が終わ
った後に、塩化アンモニウムを室温で分離し、濾液を通
常の方法で蒸留することによって後処理する。
【0011】R2 P−NH2 型の亜ホスフィン酸アミド
の形成が予想された(Houben-Weyl,Methoden der organ
ischen Chemie (Methods in organic chemistry), Gero
g Thieme Verlag Stuttgart, Vol. XII/1, page 213, 1
963; 米国特許第2,903,475号参照)が、本発明の方法に
よれば驚くべきことに、所望の最終生成物を高収率で得
ることができる。
【0012】粗亜ホスフィン酸エステルは、熱的に不安
定であり、昇温下において容易にホスフィンオキシドに
異性化される(Houben-Weyl, Methoden der organische
n Chemie (Methods in organic chemistry), Gerog Thi
eme Verlag Stuttgart, Vol.XII/1, page 150, 1963)
ことが知られているので、後処理を60〜120℃で実
施した場合に、異性化反応が認められないことは驚くべ
きことである。
【0013】さらに、有利な別の方法では、ハロ(アリ
ール)ホスフィンを−25〜+5℃でアルコールに添加
し、次いでこの温度でアンモニアを導入する。この変法
は、場合によっては溶剤と混合したハロホスフィンを窒
素雰囲気下において−20〜0℃、特に−18〜−5
℃、殊に−15〜−10℃でアルコールに添加し、次い
で形成されるハロゲン化水素をアンモニアと反応させる
ような方法で実施することが有利である。
【0014】例えば、クロロホスフィンの添加を約1〜
2時間で行い、アンモニアの反応も同様に1〜2時間で
終わらせる場合に、良好な結果が得られる。反応材料が
アルカリ性範囲に残留するように、アンモニアを過剰に
使用することが好ましい。反応が終了した後に、混合物
をさらに室温で撹拌し、次いで形成される塩化アンモニ
ウムから吸引濾過する。濾液を通常の方法で蒸留により
後処理する。この方法を連続的に実施することもでき
る。特定の適用のために、この方法により製造される亜
ホスフィン酸エステルが、蒸留による精製が省略される
ような、粗生成物でさえ純粋な状態で製造される。
【0015】この変法においては、下記式 R2 POR’ + HCl → R2 POH + R’Cl 2R2 PCl + NH3 → R2 P−NH2 のように文献(米国特許第2,903,475 号参照)中に説明
されている複数の副反応が起こらないことは驚くべきこ
とである。さらに、下記式
【0016】
【化5】 で表される副反応も予想された。
【0017】
【実施例】
例1 330g(7.17モル)の無水エタノールを窒素雰囲
気下で−15℃に冷却する。ここに、26.5g(1.
56モル)のアンモニアガスをこの温度で絶えず撹拌し
ながら導入する。次いで、200g(0.907モル)
のクロロ(ジフェニル)ホスフィンをこの温度で滴下し
て加える。その後、この混合物を撹拌しながら室温とし
て、次いで実質的にアンモニアガスが発生しなくなるま
で、11時間還流して保持する。その後、混合物を冷却
し、吸引濾過し、エタノールで洗浄し、乾燥する。48
gの粗塩化アンモニウムが得られる。存在するエタノー
ル及びアンモニアを減圧下に濾液から除去する。残った
残留物からわずかな塩の沈殿物をガラスフリット(glas
s frit)を通して濾過して除去する。その後、170g
のジフェニル亜ホスフィン酸エチルエステルが、160
〜175℃の浴温で0.5mbarの圧力で薄膜蒸留す
ることによって得られる。これは、理論値の82%の収
率に相当する。 例2 330g(7.17モル)の無水エタノールを窒素雰囲
気下で−15℃に冷却する。次いで、18g(1.06
モル)のアンモニアガスをこの温度で導入する。次い
で、200g(0.907モル)のクロロ(ジフェニ
ル)ホスフィンをこの温度で1時間で滴下して加える。
その後、この混合物を撹拌しながら室温として、さらに
3.5時間撹拌する。次いで混合物を冷却し、吸引濾過
し、エタノールで洗浄する。存在するエタノール及びア
ンモニアを減圧下に濾液から除去する。残った残留物か
らわずかな沈殿物をガラスフリット(glass frit)を通
して濾過して除去する。その後、172gのジフェニル
亜ホスフィン酸エチルエステルが、140℃の浴温で
0.3mbarの圧力で薄膜蒸留することによって得ら
れる。これは、理論値の83%の収率に相当する。
【0018】クロロ(ジフェニル)ホスフィンの滴下が
終了した後に、混合物を室温として、次いで12時間還
流して保持し、その後冷却して上記したように後処理す
るような方法で、この方法を実施した場合には、195
gのジフェニル亜ホスフィン酸エチルエステルが得られ
る。これは、理論値の94%の収率に相当する。 例3 90g(1.96モル)の無水エタノールを窒素雰囲気
下で−15℃に冷却する。次いで、4.95g(0.2
9モル)のアンモニアをこの温度で絶えず撹拌しながら
導入する。次いで、64.1g(0.25モル)のビス
−(4−フルオロフェニル)クロロホスフィンをこの温
度で50分かけて滴下して加える。その後、この混合物
を撹拌しながら室温として、12時間還流して保持す
る。その後、混合物を冷却し、吸引濾過し、エタノール
で洗浄し、乾燥する。13gの塩化アンモニウムが得ら
れる。エタノールを減圧下に濾液から除去し、残留物を
0.45mbar、塔頂温度102℃で蒸留する。55
gのビス−(4−フルオロフェニル)亜ホスフィン酸エ
チルエステルが得られる。これは、理論値の83%の収
率に相当する。 例4 135g(2.94モル)の無水エタノールを窒素雰囲
気下で−15℃に冷却する。次いで、7.4g(0.4
35モル)のアンモニアをこの温度で絶えず撹拌しなが
ら導入する。次いで、86g(0.376モル)のクロ
ロ(n−ヘキシル)フェニルホスフィンをこの温度で4
0分で滴下して加え、その後、この混合物を撹拌しなが
ら室温とし、吸引濾過し、エタノールで洗浄する。存在
するエタノール及びアンモニアを減圧下に濾液から除去
する。残った残留物を蒸留する。71gのn−ヘキシル
(フェニル)亜ホスフィン酸エチルエステルが、1.1
mbar、塔頂温度110℃で得られる。これは、理論
値の79%の収率に相当する。 例5 50g(1.09モル)の無水エタノールを窒素雰囲気
下で−15℃に冷却する。次いで、3g(1.76モ
ル)のアンモニアガスをこの温度で絶えず撹拌しながら
導入する。次いで、26g(1.39モル)のフェニル
(イソプロピル)クロロホスフィンをこの温度で30分
で滴下して加える。その後、この混合物をこの温度でさ
らに30分撹拌し、次いでさらに12時間還流する。次
いで、混合物を冷却し、吸引濾過し、エタノールで洗浄
する。エタノールを減圧下に濾液から除去し、残った残
留物を蒸留する。23gのイソプロピル(フェニル)亜
ホスフィン酸エチルエステルが、0.07mbar、塔
頂温度50℃で得られる。これは、理論値の85%の収
率に相当する。 例6 1000g(21.7モル)の無水エタノールを窒素雰
囲気下で撹拌しながら−15℃に冷却する。次いで、6
60g(3モル)のクロロ(ジフェニル)ホスフィンを
この温度で激しく撹拌しながら1時間20分で滴下して
加える。その後、76g(4.47モル)のアンモニア
ガスをさらに激しく撹拌しながらこの温度で導入する。
次いで、この混合物を撹拌しながら室温とし、さらに6
時間撹拌する。次いで、この混合物を吸引濾過し、エタ
ノールで洗浄する。エタノール及び過剰なアンモニアを
減圧下に濾液から除去する。ガラスフリットを通して濾
過することによって、わずかな塩の沈殿物を除去した粗
生成物が得られる。635gのジフェニル亜ホスフィン
酸エチルエステルが、160〜175℃の浴温で約0.
5mbarの圧力で薄膜蒸留することによって得られ
る。これは、理論値の92%の収率に相当する。 例7 915g(15.25モル)のn−プロパノールを窒素
雰囲気下で撹拌しながら−15℃に冷却する。次いで、
330g(1.5モル)のクロロ(ジフェニル)ホスフ
ィンをこの温度で激しく撹拌しながら1時間15分で滴
下して加える。その後、38g(2.24モル)のアン
モニアガスをさらに激しく撹拌しながらこの温度で導入
する。次いで、この混合物を冷却しないでさらに10時
間撹拌する。塩化アンモニウムを吸引濾過した後に、プ
ロパノール及び過剰なアンモニアを減圧下に濾液から除
去する。残った残留物を蒸留する(沸点122℃、0.
4mbar)。230gのジフェニル亜ホスフィン酸プ
ロピルエステルが得られる。これは、理論値の63%の
収率に相当する。 例8 210g(6.56モル)の無水メタノールを窒素雰囲
気下で−15℃に冷却する。次いで、200g(0.9
07モル)のクロロ(ジフェニル)ホスフィンをこの温
度で激しく撹拌しながら滴下して加える。その後、18
g(1.06モル)のアンモニアガスを導入する。次い
で、この混合物を冷却しないで10時間撹拌し、吸引濾
過する。メタノール及び過剰なアンモニアを減圧下に濾
液から除去する。残留物をガラスフリットを通して吸引
濾過する。143gの粗ジフェニル亜ホスフィン酸メチ
ルエステルが得られる。これは、理論値の73%の収率
に相当する。 例9 87g(1.90モル)の無水エタノールを窒素雰囲気
下で−15℃に冷却する。次いで、67g(0.26モ
ル)のビス−(4−フルオロフェニル)クロロホスフィ
ンをこの温度で激しく撹拌しながら50分で滴下して加
える。その後、5.2g(0.31モル)のアンモニア
ガスをこの温度で導入する。次いで、この混合物を室温
になるまで撹拌し、さらに16時間撹拌する。次いで、
この混合物を吸引濾過し、エタノールで洗浄する。エタ
ノール及び過剰なアンモニアを減圧下に濾液から除去す
る。残った残留物を0.45mbar、塔頂温度102
℃で蒸留する。58gのビス−(4−フルオロフェニ
ル)亜ホスフィン酸エチルエステルが得られる。これ
は、理論値の84%の収率に相当する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は、(C1 -C16 )−アルキル、シクロヘキ
    シル、シクロペンチル、又はハロゲン、(C1 -C6)−ア
    ルコキシ基で置換されていてもよいアリールを表し、R
    2 は、ハロゲン、(C1 -C6)−アルキル、(C1 -C6)−
    アルコキシ基で置換されていてもよいアリールを表し、
    ここでR1 及びR2 は、リン原子とともに環を形成して
    もよく、R3 は、(C1 -C4)−アルキルを表す)で表さ
    れるアリール亜ホスフィン酸アルキルエステルの製造方
    法において、下記一般式(II) 【化2】 (式中、R1 及びR2 は、上記と同じ意味を表し、X
    は、ハロゲンを表す)で表されるハロ(アリール)ホス
    フィンを下記一般式(III ) R3 OH (III ) (式中、R3 は、上記と同じ意味を表す)で表されるア
    ルコールを含有するアンモニアと反応させることを特徴
    とする上記方法。
  2. 【請求項2】 アリールが、フェニル又は置換されたフ
    ェニルであり、Xが塩素である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 一般式(II)で表される化合物が、メチ
    ル(フェニル)クロロホスフィン、メチル(o−フェニ
    ル)クロロホスフィン、メチル(p−トリル)クロロホ
    スフィン、メチル(p−メトキシフェニル)クロロホス
    フィン、ヘキシル(フェニル)クロロホスフィン、オク
    チル(フェニル)クロロホスフィン、ジフェニル(クロ
    ロ)ホスフィン、ビス(p−フルオロフェニル)クロロ
    ホスフィン又は2,3−ジフルオロフェニル(フェニ
    ル)クロロホスフィンである請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 一般式(III) で表される化合物が、エタ
    ノールである請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 特にハロホスフィンとアルコールとの比
    を1:3.5から1:20、殊に1:4.5から1:1
    5で、アルコールを過剰に使用する請求項1〜4のいず
    れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 −25〜+5℃、特に−18〜−5℃、
    殊に−15〜−10℃で、この方法を実施する請求項1
    〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 使用されるアルコールが、無水物である
    請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 アンモニアとハロホスフィンとを1:1
    から2:1、特に1.1:1から1.8:1のモル比で
    使用する請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 後処理の前に、混合物を60〜120℃
    に加熱する請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 −25〜+5℃の温度で、一般式(I
    I)で表されるハロ(アリール)ホスフィンを、一般式
    (III) で表されるアルコールに添加し、次いでこの温度
    でアンモニアを導入する請求項1〜6のいずれかに記載
    の方法。
JP8014346A 1995-01-31 1996-01-30 アリール亜ホスフィン酸アルキルエステルの製造方法 Withdrawn JPH08245660A (ja)

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DE1995102913 DE19502913C1 (de) 1995-01-31 1995-01-31 Verfahren zur Herstellung von Arylphosphinigsäurealkylestern
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DE19502913:5 1995-01-31
DE19502911:9 1995-01-31

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US5705669A (en) 1998-01-06

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