JPH0586082A - 保護されたホスフインオキシドの製造方法 - Google Patents

保護されたホスフインオキシドの製造方法

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JPH0586082A
JPH0586082A JP4076166A JP7616692A JPH0586082A JP H0586082 A JPH0586082 A JP H0586082A JP 4076166 A JP4076166 A JP 4076166A JP 7616692 A JP7616692 A JP 7616692A JP H0586082 A JPH0586082 A JP H0586082A
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phosphine oxide
atom
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Roger G Hall
グラハム ホール ロジヤー
Peter Riebli
リーブリ ペーター
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    • C07F9/53Organo-phosphine oxides; Organo-phosphine thioxides
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Abstract

(57)【要約】 【構成】リン原子に保護基を持つ次式: 【化1】 (式中、R1 は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
しおよびQは保護基を表す)で表されるホスフィン酸エ
ステルと有機マグネシウムハロゲン化物(R5 MgX)
または有機リチウム化合物(R5 Li)(R5 は炭素原
子数1ないし20の脂肪族基等の1価の有機基を表し、
Xはハロゲン原子Cl、Br、Iを表す。)とを−70
℃ないし65℃の温度において反応させることからなる
保護されたホスフィンオキシドの製造方法。 【効果】製造されたホスフィンオキシドは第三ホスフィ
ンオキシドおよびアシルホスフィンオキシド光開始剤の
製造の中間体として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保護されたホスフィンオ
キシドの製造、ならびにそれらの中間体としての使用方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスフィンオキシド、特に第三ホスフィ
ンオキシドはそれ自体が有用な化合物であり、例えば金
属抽出加工に於いて、イソシアネートとアルキレンオキ
シドまたは環状炭酸エステルとの反応の触媒として、ま
たは植物保護のような生物的用途に於いて有用な化合物
である。アシルホスフィンオキシドは不飽和化合物の光
重合の開始剤として有用である。ホスフィンオキシドは
また、特に触媒として工業的方法に広く多様に使用され
ているホスフィンおよびホスホニウム塩のような他の有
機リン化合物製造の重要な中間体でもある。
【0003】第一ホスフィンオキシドは純粋な形態で単
離されない不安定な化合物であることが、S.バックラ
ーおよびM.エプスタイン(S.Buckler and M.Epstei
n), Tetrahedron 18,1211(196
2)の例から知られている。第二ホスフィンオキシドは
T.L.エミックおよびR.L.レッシンジャー(T.L.
Emmick and R.L.Letsinger),J.Amer.Chem.
Soc.90,3459(1968)に記述されている
ようにホスフィン酸エステルとグリニャール試薬との反
応により、またはR.L.ワイフ 他(R.L.Wife et a
l),Synthesis 1983,71に記述されて
いるように、ホスフィン酸エステルとアルコキシフェニ
ルリチウムとの反応により製造されてきている。
【0004】
【課題を解決するための手段】驚くべきことには保護さ
れたP−H結合を持つ第一および第二ホスフィンオキシ
ドを保護されたホスフィン酸エステルと有機マグネシウ
ムハロゲン化物または有機リチウム化合物との反応によ
って製造することが可能であることが今や見出された。
安定な化合物として単離が可能な、多くが新規である、
これらの酸化物は有用な中間体である。それらは、リン
原子に種々の置換基の調節された逐次導入を可能にし、
他の経路によっては容易に得ることのできない非対称性
ホスフィンオキシドを得ることができる。
【0005】従って、本発明はリン原子に保護基を持つ
ホスフィン酸エステルと有機マグネシウムハロゲン化物
または有機リチウム化合物とを−70℃ないし65℃の
温度において反応させることからなる保護されたホスフ
ィンオキシドの製造方法を提供する。
【0006】保護されたホスフィン酸エステルはリンに
結合した水素原子の一つを保護基で置換したホスフィン
酸の炭素原子数1ないし20のアルキルエステルであっ
てよい。これは通常次式:
【化5】 (式中、R1 は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
しおよびQは保護基を表す)で表される。
【0007】適当な保護基Qはヨーロッパ特許EP00
09348号、Aust.J.Chem.33,292
(1980)および米国特許US4933478号に記
載されているようなP−H結合をプロテクトするのに効
果的なそれら公知のものを包含している。好ましくはQ
は次式:
【化6】 (式中、R2 は水素原子または炭素原子数1ないし4の
アルキル基を表しならびにR3 およびR4 はおのおの独
立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)で
表されるものである。
【0008】炭素原子数1ないし4のアルキル基として
のR1 、R2 、R3 およびR4 はメチル基、エチル基、
n−ブチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基または第三ブチル基である。好ましくは、R2
水素原子、メチル基またはエチル基、特に水素原子また
はメチル基であり、ならびにR1 、R3 およびR4 は同
じものであり、ならびにおのおのがメチル基またはエチ
ル基であり、特にエチル基である。
【0009】有機マグネシウムハロゲン化物は、通常、
次式: R5 MgX III (式中、R5 は炭素原子数1ないし20の脂肪族基、炭
素原子数3ないし12の脂環式基、炭素原子数6ないし
15の芳香族基または炭素原子数7ないし16のアルア
リファティック(araliphatic)基を表し、およびXは塩
素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。)で表され
るものである。
【0010】有機リチウム化合物は通常、次式: R5 Li IV (式中、R5 は前述で定義したものと同様の意味を表
す。)で表されるものである。
【0011】R5 は炭素原子数1ないし20のアルキル
基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原子
数3ないし12のシクロアルキル基、所望によりハロゲ
ン原子で置換された炭素原子数6ないし15のアリール
基、または炭素原子数7ないし16のアラルキル基であ
ってよい。
【0012】炭素原子数2ないし20のアルキルとして
のR5 はメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、第三ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキ
シル基、デシル基、ドデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、オクタデシル基またはエイコシル基であっ
てよい。
【0013】炭素原子数2ないし20のアルケニル基と
してのR5 はビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテ
ニル基、ヘキセニル基、オクテニル基、デセニル基、ド
デセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、オ
クタデセニル基またはエイコセニル基であってよい。
【0014】炭素原子数3ないし12のシクロアルキル
基としてのR5 はシクロプロピル基、シクロペンチル
基、メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−
メチルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基、シクロデシル基またはシクロドデシル基であ
ってよい。
【0015】所望により置換された炭素原子数6ないし
15のアリール基としてのR5 はフェニル基、o−トル
イル基、m−トルイル基、p−トルイル基、o−キシリ
ル基、m−キシリル基、p−キシリル基、α−ナフチル
基、β−ナフチル基、1−アントリル基または2−アン
トリル基であってよく、基のいずれも1個または2個の
ハロゲン原子、とりわけ塩素原子によって置換されてい
てもよい。炭素原子数7ないし16のアラルキル基とし
てのR5 はベンジル基、4−メチルベンジル基、2−フ
ェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、3−フェニ
ルプロピル基またはジフェニルメチル基であってよい。
【0016】本発明の好ましい具体例はR5 が炭素原子
数1ないし18のアルキル基、炭素原子数2ないし12
のアルケニル基、炭素原子数3ないし8のシクロアルキ
ル基、所望によりハロゲン原子で置換された炭素原子数
6ないし10のアリール基、または炭素原子数7ないし
11のアラルキル基であるこれらのものを包含する。さ
らに好ましくはR5 は炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基、炭素原子数2ないし8のアルケニル基、炭素原子
数3、5または6のシクロアルキル基、所望により1個
ないし2個の塩素原子で置換された炭素原子数6ないし
8のアリール基、または炭素原子数7ないし9のアラル
キル基である。特に好ましい基であるR5 はメチル基、
エチル基、n−ブチル基、第三ブチル基、オクタデシル
基、アリル基、シクロヘキシル基、フェニル基、p−ク
ロロフェニル基またはベンジル基である。
【0017】保護されたホスフィン酸エステルと有機マ
グネシウムハロゲン化物または有機リチウム化合物との
反応は通常不活性雰囲気下で行われる;それは過圧下ま
たは、好ましくは大気圧において行われてよい。有機マ
グネシウムハロゲン化物または有機リチウム化合物は通
常化学量論量より過剰に使用され、より一般にはホスフ
ィン酸エステル1モルあたり少なくとも2モルの量で使
用される。しかし、いくつかの式III または式IVの反応
物、例えばR5 はアリル基を表すこれらについては、式
III または式IVの反応物をホスフィン酸エステル1モル
あたり1モルまたはそれ以下で使用するが好ましい。
【0018】ホスフィン酸エステルと有機マグネシウム
ハロゲン化物との反応は好ましくは0℃ないし25℃の
温度で行われる。ホスフィン酸エステルと有機リチウム
との反応は好ましくは−50ないし25℃で行われる。
両方の反応はジエチルエーテルまたはテトラヒドロフラ
ンのような非プトロン性溶媒の中で都合良く行われる。
【0019】例えば式Iで表されるような保護基をリン
原子に持つホスフィン酸エステルはヨーロッパ特許EP
0009348号、Aust.J.Chem.33,2
92(1980)または米国特許US4933478号
に記載されているような公知であるか公知の方法で製造
できるものである。式III で表されるような有機マグネ
シウムハロゲン化物および式IVで表されるような有機リ
チウムは容易に入手できまたは公知の方法で製造でき
る。
【0020】式Iの保護されたホスフィンオキシドと式
III の有機マグネシウムハロゲン化物または式IVの有機
リチウムとの反応は保護された次式:
【化7】 (式中、R5 およびQは前述で定義されたものと同じ意
味を表す。)で表される第一ホスフィンオキシドを提供
する。
【0021】ホスフィン酸エステルとマグネシウムまた
はリチウム化合物との反応によって得られる、例えば式
Vに示されるような保護された、第一ホスフィンオキシ
ドは次式: R6 Z IV (式中、R6 は炭素原子数1ないし20の脂肪族基、炭
素原子数3ないし12の脂環式基、炭素原子数6ないし
15の芳香族基または炭素原子数7ないし16のアリア
リファティック基およびZは脱離原子または脱離基を表
す。)で表される化合物との反応によって保護された第
二ホスフィンオキシドへ変換され得る。
【0022】R6 は炭素原子数1ないし20のアルキル
基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原子
数3ないし12のシクロアルキル基、所望によりハロゲ
ン原子で置換された炭素原子数6ないし15のアリール
基、または炭素原子数7ないし16のアラルキル基を表
す。それはR5 の例として前述したアルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルキル基、アリール基およびアラルキ
ル基から選択することができる。R5 およびR6 は同じ
でも異なっていてもよい。好ましいR6 は炭素原子数1
ないし4のアルキル基または炭素原子数7ないし9のア
ラルキル基、特にメチル基、n−プロピル基、イソブチ
ル基またはベンジル基である。
【0023】式IVにおける脱離原子または脱離基Zは例
えばハロゲン原子または有機スルホン酸基(例えばp−
トルエンスルホン酸およびトリフルオロメタンスルホン
酸基)のような、有機酸から酸性水素原子を除去した後
の有機酸残基であってよい。好ましくはZはハロゲン原
子またはアリールスルホン酸基、特に臭素原子またはp
−トルエンスルホン酸基である。式IVの化合物は公知で
ありまたは公知の方法で製造でき、炭素原子数1ないし
4のアルキルハロゲン化物、炭素原子数7ないし9のア
ラルキルハロゲン化物、アリールスルホン酸の炭素原子
数1ないし4のアルキルエステルおよびアリールスルホ
ン酸の炭素原子数7ないし9のアラルキルエステルを含
有する化合物が好ましい。とりわけ好ましい式VIの化合
物はイソブチルブロミドおよびベンジルブロミドであ
る。
【0024】第一ホスフィンオキシドとR6 Z間の反応
はP−H結合における置換反応に対して慣用の条件下
で、例えばテトラヒドロフランのような不活性有機溶媒
中、ナトリウム、水酸化ナトリウムまたはアルキルリチ
ウムのような塩基を使用して行われるのがよい。
【0025】式Vの保護された第一ホスフィンオキシド
は他に、第三塩基の存在下で、式: (R7 3 SiX VII (式中、R7 は独立して炭素原子数1ないし6のアルキ
ル基を表し、Xは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子
を表す)で表されるシリル化試薬との反応により次式:
【化8】 で表されるシリル化合物を得て、そしてこのシリル化化
合物と前述したもの同様の式VIの化合物と反応させるこ
とにより、第二ホスフィンへの変換がなされてもよい。
【0026】式Vの化合物と、例えばジメチル第三ブチ
ルシリルクロリド、ジメチル(2,3−ジメチル−2−
ブチル)シリルクロリドまたは、好ましくはトリメチル
シリルクロリドまたはトリエチルシリルクロリドのよう
な式VII のシリル化試薬との式VIIIの化合物を得るまで
の反応はピリジンまたはトリエチルアミンのような第三
塩基の存在下で行われる。反応条件は使用するシリル化
試薬に非常に依存している。反応温度は−20℃ないし
150℃の範囲が可能でありおよび反応はジエチルエー
テル、トルエン、テトラヒドロフランまたはジオキサン
のような不活性溶媒を使用してまたは使用しないで行え
る。一方シリル化試薬の過剰量は希釈剤として使用でき
る。シリル化試薬の式Vの化合物に対するモル比は1:
1であるのが都合がよいが、シリル化試薬のモル過剰量
はある場合においては有利に使用することができる。
【0027】式VIIIの化合物を次に、例えばこれら前述
のものの1つのような式VIの化合物と反応させて保護さ
れた第二ホスフィンオキシドが得られる。反応はP(II
I)種上の置換反応に対する慣用の条件で行われてよい。
例えば、Zが塩素原子または臭素原子のようなハロゲン
原子である場合、反応は好ましくはアルブーゾフ法によ
り、例えば周囲温度および160℃のような高温の間の
温度で、反応中に形成されるトリアルキルシリルハロゲ
ン化物を除去しながら行われる。
【0028】上述した式Vの保護された第一ホスフィン
オキシドの、保護された第二ホスフィンオキシドへの変
換は次式:
【化9】 (式中、R5 、R6 およびQは上述した意味を表す。)
で表される保護された第二ホスフィンオキシドを提供す
る。
【0029】式Vおよび式IXで表される保護されたホス
フィンオキシドの多くは新規の化合物である。
従って本発明
はまた、次式:
【化10】 (式中Qは上述で定義したのと同様の意味を表し、R8
は水素原子あるいはR6 を表し、R5 およびR6 はおの
おの独立して炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭
素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原子数3な
いし12のシクロアルキル基、所望によりハロゲン原子
で置換された炭素原子数6ないし15のアリール基、ま
たは炭素原子数7ないし16のアラルキル基を表し;前
述したように、Qがジメトキシメチル基またはジエトキ
シメチル基を表すときR5 およびR6 が両方ともフェニ
ル基を表さない。)で表される保護されたホスフィンオ
キシドをも提供する。
【0030】上記の条件により、式Xの好ましい化合物
は、上述した好ましい意味を表す場合のR5 およびQで
あるこれら、およびR8は水素原子または上記の好まし
い意味を表すR6 を表す。
【0031】特に好ましい式Xの化合物はQは式IIで表
される基を表し、R8 は水素原子を表し、R2 は水素原
子を表し、R3 ないしR4 はおのおのエチル基を表しお
よびR5 はメチル基、エチル基、n−ブチル基、第三ブ
チル基、オクタデシル基、アリル基、シクロヘキシル
基、フェニル基、p−クロロフェニル基またはベンジル
基を表すこれらのもの;R5 はメチル基を表し、R8
水素原子を表し、R2 はメチル基を表しならびにR3
よびR4 おのおのエチル基を表すこれらのもの;R5
n−ブチル基または第三ブチル基を表し、R2 は水素原
子を表し、R3 およびR4 はおのおのエチル基を表し、
ならびにR8 はイソブチル基またはベンジル基を表すこ
れらのもの;R5 はフェニル基を表し、R2 は水素原子
を表し、R3 およびR4 はおのおのエチル基を表しR8
はn−プロピル基またはメチル基を表すこれらのもの;
ならびにR8 はメチル基を表し、R5 はメチル基を表
し、R2 は水素原子を表しならびにR3 ないしR4 はお
のおのエチル基を表すものである。
【0032】式Xの化合物中のQのような、保護された
ホスフィンオキシド中の保護基を、公知の開裂反応によ
り取り除き、反応性P−H基を持つプロテクトされてな
いホスフィンオキシドを生成することができる。即ち、
該保護基は加水分解条件下で、酸で、好ましくは鉱酸
で、例えば塩酸のようなハロゲン化水素酸を希釈または
濃縮された水性形態で、処理することにより取り除くこ
とができる。他の公知の保護基の開裂の方法は式Xの化
合物とトリメチルシリルブロミドまたはトリメチルシリ
ルヨーダイドのような有機シリルハロゲン化物との処
理、それに続く加水分解を含み;その反応は好ましくは
高温に於いて例えば、反応混合物を還流しながら、必要
ならば有機希釈剤を使用して、閉じた容器の中でまたは
不活性ガスの雰囲気下で行われる。
【0033】R5 およびR8 の一方が第三ブチル基を表
しおよびもう一方がベンジル基を表す、すなわち第三ブ
チル(ベンジル)ホスフィンオキシドである式Xの化合
物から保護基を取り除くことによって得られる第二ホス
フィンオキシドは新規であると考えられる。
【0034】本発明により製造された、保護されたホス
フィンオキシドは他の有機リン化合物の製造の中間体と
して有用である。保護基を現場で取り除くことができお
よび生成するホスフィンオキシドは多様な反応に使用さ
れる。例えば式Xの化合物から現場で生成する第二ホス
フィンオキシドを、相当するP(III)種を介してアシル
ハライドと反応させ、アクリレートのようなエチレン性
不飽和化合物の光重合用の光開始剤に使用するためのア
シルホスフィンオキシドを得ることができる。
【0035】例えば、式IXに示される化合物から生成す
る第二ホスフィンオキシドをVII のシリル化試薬と第三
塩基の存在下で反応し、次式:
【化11】 (式中、R5 、R6 およびR7 は前述で定義されたもの
と同じ意味を表す。)で表されるP(III)シリル化合物
を得ることができ、そしてこのシリル化合物とアシルハ
ライドと反応することにより、アシルホスフィンオキシ
ド光開始剤、例えばヨーロッパ特許EP0413657
号に記述されているアシルホスフィンオキシド光開始剤
が得られる。
【0036】第二ホスフィンオキシドと式VII のシリル
化試薬との反応は前述された式Vのホスフィンオキシド
との後者の反応に類似のものでありならびに同様の条件
において行うことができる。式XIのP(III)化合物とア
シルハライドとの反応は、慣用のアシル化条件で行うこ
とができる。第二ホスフィンオキシドのアシルホスフィ
ンオキシドへの変換はヨーロッパ特許0413657号
に記載されているように、式XIのP(III)化合物を単離
しないで行うことが可能である。適当なアシルハライド
はヨーロッパ特許0413657号に記載されているよ
うにベンゾイルハライド、特にハロゲン基、アルキル基
またはアルコキシ基で置換されたベンゾイルハライドを
含む。
【0037】ここで前述した方法を使用して、メチル
(ベンジル)ホスフィンオキシド、ブチル(ベンジル)
ホスフィンオキシド、オクチル(ベンジル)ホスフィン
オキシド、シクロヘキシル(ベンジル)ホスフィンオキ
シド、ジベンジルホスフィンオキシド、ビス(2−フェ
ニルエチル)ホスフィンオキシド、ジフェニルホスフィ
ンオキシド、ジブチルホスフィンオキシドまたはビス
(シクロヘキシル)ホスフィンオキシドのような第二ホ
スフィンオキシドを、相当するシリル化されたP(III)
種を介して、2,6−ジクロロベンゾイルクロリド、
2,6−ジメトキシベンゾイルクロリドまたは2,4,
6−トリメチルベンゾイルクロリドのようなベンゾイル
クロリドによって反応させて、アクリレートの光重合に
使用するのに適当なアシルホスフィンオキシド光開始剤
を得ることができる。特に好ましい反応として前に記載
したようにn−ブチル(ベンジル)(ジエトキシメチ
ル)ホスフィンオキシドから生成したn−ブチル(ベン
ジル)ホスフィンオキシドを2,6−ジメトキシベンゾ
イルクロリドまたは2,4,6−トリメチルベンゾイル
クロリドと反応させてアクリレートの迅速な重合を行え
る光開始剤を得るものである。
【0038】式Vの保護された第一ホスフィンオキシド
は通常続いて他の反応を受けさせる前に、前記したよう
に保護された第二ホスフィンオキシドへ変換される。式
IXの保護された第二オキシドから生成した第二ホスフィ
ンオキシドは前述で定義した式VIの化合物と反応し、第
三ホスフィンオキシド、例えば、他の経路によっては容
易に入手することのできない第三オキシドを与え、該第
三ホスフィンオキシドは順次公知の方法で還元されて、
触媒として使用するための第三ホスフィンにまたは触媒
として使用されるホスホニウム塩に変換される。
【0039】
【実施例】以下に示す実施例により本発明を説明する。実施例1 テトラヒドロフラン(34.0ml)のメチルマグネシ
ウムクロリド3モル溶液をアルゴンの雰囲気下で乾燥フ
ラスコに入れ、そして氷浴により0ないし5℃に冷却す
る。この溶液にエチルジエトキシメチルホスフィネート
10.0gを加える。添加の割合は内部温度20℃以下
に保つように調節する。添加完了後、混合物を室温で2
時間攪拌しおよび0ないし5℃に再冷却する。この混合
物に水15mlに溶解した炭酸カリウム14.1gを、
内部温度15℃以下に保つように調節した添加割合で加
えて、無機塩を沈澱させる。添加が完了したら、無機塩
を、ろ過によって除去し、エタノールで3回洗浄し、そ
してろ液を減圧下で溶媒を取り除くべく蒸発させる。得
られた粗製品は、体積あたり酢酸エチル10部およびエ
タノール1部の混合物を溶離剤として使用するシリカ上
のクロマトグラフィーにより精製する。無色の油として
メチル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシドが得ら
れる。31 P NMR 26.6ppm(CDCl3 )JP-H
468.6Hz 1 H NMR δ1.3(t,J=9Hz,6H);δ
1.6(d.d,J=20Hz,J=5.4Hz,3
H);δ3.8(m,4H);δ4.3(m,0.5
H);δ4.9(d.d,J=12.5Hz,J=1.
8Hz,1H);δ9.6(m,0.5H)
【0040】実施例2 エチルジエトキシメチルホスフィネート5.0gおよび
4−クロロフェニルマグネシウムブロミド1モルのジエ
チルエーテル溶液51.0mlを使用しならびに無機塩
を沈澱させるため水10mlに溶解した炭酸カリウム
7.05gを加える以外は実施例1と類似の製法により
無色の油として4−クロロフェニル(ジエトキシメチ
ル)ホスフィンオキシドが得られる。31 P NMR 21.7ppm(CDCl3 )JP-H
484.4Hz 1 H NMR δ1.3(m,6H);δ3.9(m,
4H);δ4.8(m,0.5H);δ5.0(d.
d,J=9Hz,J=1.5Hz,1H);δ7.8
(m,4H);δ10.2(m,0.5H)
【0041】実施例3 エチルジエトキシメチルホスフィネート60.6gおよ
びフェニルマグネシウムブロミド3モルのジエチルエー
テル溶液204mlを使用しならびに無機塩を沈澱させ
るため水100mlに溶解した炭酸カリウム84.6g
を加える以外は実施例1と類似の製法により無色の油と
してフェニル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシド
が得られる。31 P NMR 23.3ppm(CDCl3 )JP-H
480.0Hz
【0042】実施例4 エチルジエトキシメチルホスフィネート1.96gおよ
びオクタデシルマグネシウムクロリド1モルのテトラヒ
ドロフラン溶液20mlを使用しならびに無機塩を沈澱
させるため水5mlに溶解した炭酸カリウム4.14g
を加える以外は実施例1と類似の製法に従うことによ
り、白色のロウ状の固体として、融点54−8℃のオク
ダデシル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシドが得
られる。31 P NMR 32.6ppm(CDCl3 )JP-H
447.5Hz 1 H NMR δ2.0−0.8(m,43H);δ
3.9(q,J=8.7H z,4H);δ4.1(m,0.5H);δ4.9
(d,J=10Hz,1H);δ9.5(m,0.5
H)
【0043】実施例5 エチルジエトキシメチルホスフィネート1.96gおよ
びベンジルマグネシウムクロリド1モルのジエチルエー
テル溶液20mlを使用しならびに無機塩を沈澱させる
ため水5mlに溶解した炭酸カリウム4.14gを加え
る以外は実施例1と類似の製法により無色の油としてベ
ンジル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシドが得ら
れる。31 P NMR 31.7ppm(CDCl3 )JP-H
461.5Hz 1 H NMR δ1.3(J=9Hz,6H);δ3.
5(d.d,J=14.5Hz,3.6H);δ3.9
(m,4H);δ4.1(m,0.5H);δ5.0
(d,J=7.5Hz,1H);δ7.5(br.s,
5H);δ9.5(m,0.5H)
【0044】実施例6 エチルジエトキシメチルホスフィネート9.81gおよ
びシクロヘキシルマグネシウムクロリド2モルのジエチ
ルエーテル溶液50mlを使用しならびに無機塩を沈澱
させるため水25mlに溶解した炭酸カリウムを20.
7g加える以外は実施例1と類似の製法に従うことによ
り、無色の油としてシクロヘキシル(ジエトキシメチ
ル)ホスフィンオキシドが得られる。31 P NMR 38.0ppm(CDCl3 )JP-H
455.4Hz 1 H NMR δ1.3(t,J=9Hz,6H);δ
1.8(m,10H);δ3.9(m,4H);δ4.
8(m,1.5H);δ5.0(d,J=8Hz,1
H);δ9.2(m,0.5H)
【0045】実施例7 エチル1,1−ジエトキシエチルホスフィネート(1
0.5g)およびメチルマグネシウムクロリド溶液3
3.5mlを使用しならびに無機塩を沈澱させるため水
30mlに溶解した炭酸カリウム14.1gを加える以
外は実施例1と類似の製法により無色の油としてメチル
(1,1−ジエトキシエチル)ホスフィンオキシドが得
られる。31 P NMR 29.1ppm(CDCl3 )JP-H
463.3Hz 1 H NMR δ1.4(m,6H);δ1.6(m,
6H);δ3.8(m,4H);δ4.5(m,0.5
H);δ9.5(m,0.5H)
【0046】実施例8 エチルジエトキシメチルホスフィネート(5.0g)を
乾燥テトラヒドロフラン75mlに溶解し、そしてこの
溶液をアルゴンの雰囲気下で−40℃の内部温度になる
まで冷却する。この攪拌溶液にメチルリチウム(1.0
モルジエチルエーテル溶液)50mlを内部温度15℃
以下に保ちながら滴下で加える。添加完了後、混合物を
室温で12時間放置する。0.1モル塩酸(50ml)
を注意して加えそして混合物をジクロロメタン(3×1
00ml)で抽出する。有機抽出液全てを合わせ、過剰
の硫酸マグネシウムで乾燥しそして減圧下で蒸発して溶
媒を除去する。得られた粗製品を蒸留し、沸点85°/
0.02mmの実施例1で得られたものと同様のメチル
(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシドが得られる。
【0047】実施例9 エチルジエトキシメチルホスフィネート1.96gおよ
びn−ブチルリチウム1.6モルのn−ヘキサン溶液1
2.5mlを使用しならびに抽出の前に0.1M塩酸2
0mlを加える以外は実施例8と類似の製法に従うこと
により、無色の油としてn−ブチル(ジエトキシメチ
ル)ホスフィンオキシドが得られる。31 P NMR 32.5ppm(CDCl3 )JP-H
457.1Hz 1 H NMR δ1.0(m,3H);δ1.3(t,
J=9Hz,6H);δ−1.8Hz(m,6H);δ
3.8(m,4H);δ4.2(m,0.5H);δ
5.0(d,J=9Hz,1H);δ9.5(m,0.
5H)
【0048】実施例10 メチルリチウム溶液の代わりに第三ブチルリチウム1.
7モルのペンタン溶液を使用する以外は実施例8と類似
の製法により無色の油として第三ブチル(ジエトキシメ
チル)ホスフィンオキシドが得られる。31 P NMR 45.9ppm(CDCl3 )JP-H
450.1Hz 1 H NMR δ1.3(m,15H);δ3.8
(m,4.5H);δ5.0(d.d,J=14.5H
z,3.6Hz,1H);δ9.0(m,0.5Hz)
【0049】実施例11 乾燥水素化ナトリウム(0.42g)をアルゴン雰囲気
下で乾燥テトラヒドロフラン中に懸濁する。この攪拌し
た懸隔液に、乾燥テトラヒドロフラン25mlに溶解し
た第三ブチル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシド
3.6g(0.017モル)を室温で加える。固体が溶
解し、ガスが放出される時間中、室温で10分間攪拌を
続ける。得られた透明な溶液に、テトラヒドロフラン2
5mlに溶解したイソ−ブチルブロミド2.4g(0.
017モル)溶液を加える。添加終了後反応混合物を還
流下で15時間加熱し、次に室温になるまで冷却し、そ
して水20mlで洗浄する。有機抽出物を乾燥しおよび
減圧下で蒸発する。この粗製品を溶離液として酢酸エチ
ルを使用したシリカ上でのクロマトグラフィーによっ
て、無色の油として第三ブチル(イソ−ブチル)(ジエ
トキシメチル)ホスフィンオキシドが得られる。31 P NMR 51.6ppm(CDCl3 1 H NMR δ1.3(m,21H);δ1.6
(m,2H);δ2.2(m,4H);δ4.8(d,
J=11Hz.1H)
【0050】実施例12 第三−ブチル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシド
(2.5g)、(0.012モル)を乾燥テトラヒドロ
フラン35mlに溶解しそしてアルゴン雰囲気下で−7
8℃に冷却する。この攪拌した溶液にn−ブチルリチウ
ム9.0gを加えそしてこの混合物を−78℃で10分
間攪拌する。この時間の後、乾燥テトラヒドロフラン1
5mlに溶解したベンジルブロミド2.47g(0.0
14モル)を添加し、そして反応混合物を室温まで温ま
るまで放置する。3時間室温で攪拌したのち、飽和塩化
アンモニウム溶液10mlを加えそして生成物をジエチ
ルエーテル中で抽出する(2×100ml)。全てを合
わせた有機抽出液を乾燥し、減圧下で蒸発し粗製品を得
る。これを溶離液として酢酸エチルを使用したシリカ上
でのクロマトグラフィーによって、無色の油として第三
ブチル(ベンジル)(ジエトキシメチル)ホスフィンオ
キシドが得られる。31 P NMR 49.5ppm(CDCl3 1 H NMR δ1.3(m,15H);δ3.2
(d.d,J=9Hz,2Hz);δ3.8(m,4
H);δ4.7(d,J=9Hz,1H);δ7.4
(m,5H)
【0051】実施例13 5%塩酸10mlに溶解した第三−ブチル(イソ−ブチ
ル)(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシド1.2g
(0.005モル)を80℃で9時間加熱する。これを
室温になるまで冷却した後、減圧下で蒸発しおよびこの
粗製品をクロロホルム中で抽出しそして水で洗浄する。
有機抽出物を乾燥しおよび蒸発し、薄黄色の油として第
三ブチル(イソ−ブチル)ホスフィンオキシドが得られ
る。31 P NMR 48.1ppm(CDCl3 )JP-H
437.0Hz 1 H NMR δ2.4−1.1(m,18H);δ
4.1(br.d,J=11Hz,0.5H);δ9.
0(br.d,J=11Hz,0.5H)
【0052】実施例14 第三ブチル(ベンジル)(ジエトキシメチル)ホスフィ
ンオキシド(1.7g)および濃塩酸15mlを使用す
る以外は実施例13と類似の製法に従うことにより、融
点80−2℃の白色固体として第三ブチル(ベンジル)
ホスフィンオキシドが得られる。31 P NMR 51.7ppm(CDCl3 )JP-H
450.1Hz 1 H NMR δ1.2(d,J=27Hz,9H);
δ3.1(br.d,2H)(m,10H);δ4.0
(m,0.5H);δ7.3(br.d,5H);δ
9.0(m,0.5H)
【0053】実施例15 メチルマグネシウムブロミドの代わりにエチルマグネシ
ウムブロミドを使用してならびにホスフィン酸エステル
に臭化物を添加すること以外は実施例1と類似の製法に
従うことにより、エチル(ジエトキシメチル)ホスフィ
ンオキシドが得られる。31 P NMR 32.6ppm(CDCl3 )JP-H
462Hz
【0054】実施例16 メチルマグネシウムブロミド3モル溶液の代わりにアリ
ルマグネシウムブロミド1モル溶液10.2mlを使用
しならびにホスフィン酸エステル2.0gに臭化物を添
加すること以外は実施例1と類似の製法に従うことによ
り、アリル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシドが
得られる。31 P NMR 30.8ppm(CDCl3 )JP-H
460.7Hz
【0055】実施例17 第三−ブチル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシド
の代わりにフェニル(ジエトキシメチル)ホスフィンオ
キシドを使用しならびにイソ−ブチルブロミドの代わり
にn−プロピルブロミドを使用すること以外は実施例1
1と類似の製法に従うことにより、無色の油としてフェ
ニル(n−プロピル)(ジエトキシメチル)ホスフィン
オキシドが得られる。31 P NMR 35.845ppm(CDCl3
【0056】実施例18 第三−ブチル(イソブチル)(ジエトキシメチル)ホス
フィンオキシドの代わりにフェニル(n−プロピル)
(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシドを使用するこ
と以外は実施例13と類似の製法に従うことにより、無
色の油としてフェニル(n−プロピル)ホスフィンオキ
シドが得られる。31 P NMR 29.956ppm(CDCl3 )J
P-H =477.4Hz
【0057】実施例19 n−プロピルブロミドの代わりにメチルヨーダイドを使
用すること以外は実施例17と類似の製法に従うことに
より、フェニル(メチル)(ジエトキシメチル)ホスフ
ィンオキシドが得られる。
【0058】実施例20 フェニル(n−プロピル)(ジエトキシメチル)ホスフ
ィンオキシドの代わりにフェニル(メチル)(ジエトキ
シメチル)ホスフィンオキシドを使用すること以外は実
施例18と類似の製法に従うことにより、フェニル(メ
チル)ホスフィンオキシドが得られる。
【0059】実施例21 第三ブチル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシドの
代わりにメチル(ジエチル(ジエトキシメチル)ホスフ
ィンオキシドを使用しならびにベンジルブロミドの代わ
りにメチルヨージドを使用すること以外は実施例12と
類似の製法に従うことにより、ジメチル(ジエトキシメ
チル)ホスフィンオキシドが得られる。31 P NMR 42.9ppm(CDCl3
【0060】実施例22 第三−ブチル(ジエトキシメチル)ホスフィンオキシド
の代わりにn−ブチル(ジエトキシメチル)ホスフィン
オキシドを使用すること以外は実施例12と類似の製法
に従うことにより、n−ブチル(ベンジル)(ジエトキ
シメチル)ホスフィンオキシドが得られる。
【0061】実施例23 第三ブチル(ベンジル)(ジエトキシメチル)ホスフィ
ンオキシドの代わりにn−ブチル(ベンジル)(ジエト
キシメチル)ホスフィンオキシドを使用する以外は実施
例14と類似の製法に従うことにより、以下に示す 1
NMR共鳴ピークによって特徴づけられたn−ブチル
(ベンジル)ホスフィンオキシドが得られる。 1 H NMR(CDCl3 ):δ0.90(t,3
H);δ1.4−1.7(m,6H);δ3.1−3.
4(m,2H);δ7.2−7.4(m,5H);δ
6.13+7.66(s,1H)
【0062】実施例24 窒素雰囲気下、0ないし5℃で15分間かけてテトラヒ
ドロフラン(100ml)に溶解したn−ブチル(ベン
ジル)ホスフィンオキシド(13.2g、0.067モ
ル)およびトリメチルシリルクロリド(12.7ml、
0.101モル)にトリエチルアミン(18.7ml,
0.134モル)を添加する。2時間0−5℃で攪拌し
た後、テトラヒドロフラン(50ml)に希釈した2,
6−ジメトキシベンゾイルクロリド(13.5g,0.
067モル)を20分間かけて添加する。0−5℃にお
ける攪拌を2時間続け、次に溶液を室温に温まるまで放
置しそしてシリカゲル上でろ過する。得られた溶液を真
空下で濃縮しそして残渣をヘキサン/酢酸エチル混合物
から再結晶する。生成物は融点56℃ないし57℃を持
つn−ブチル(ベンジル)2,6−ジメトキシベンゾイ
ル)ホスフィンオキシドである。
【0063】実施例24 2,6−ジメトキシベンゾイルクロリドの代わりに2,
4,6−トリメチルベンゾイルクロリドを使用する以外
は実施例24と類似の製法に従うことにより、黄色の油
としてn−ブチル(ベンジル)(2,4,6−トリメチ
ルベンゾイル)ホスフィンオキシドが得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【化3】 (式中Rは水素原子あるいはRを表し、Rおよび
は互いに独立して炭素原子数1ないし20のアルキ
ル基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原
子数3ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6な
いし15のアリール基、ハロゲン原子で置換された炭素
原子数6ないし15のアリール基、または炭素原子数7
ないし16のアラルキル基を表し、およびQは保護基を
表し、但しQがジメトキシメチル基またはジエトキシメ
チル基を表すときおよびRが共にフェニル基を表
すことはない。)で表される保護されたホスフィンオキ
シド。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】所望により置換された炭素原子数6ないし
15のアリール基としてのRはフェニル基、o−トリ
ル基、m−トリル基、p−トリル基、o−キシリル基
m−キシリル基、p−キシリル基、α−ナフチル基、β
−ナフチル基、1−アントリル基または2−アントリル
基であってよく、基のいずれも1個または2個のハロゲ
ン原子、とりわけ塩素原子によって置換されていてもよ
い。炭素原子数7ないし16のアラルキル基としてのR
はベンジル基、4−メチルベンジル基、2−フェニル
エチル基、2−フェニルプロピル基、3−フェニルプロ
ピル基またはジフェニルメチル基であってよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】式Vおよび式IXで表される保護されたホ
スフィンオキシドの多くは新規の化合物である。従って本発明はまた、次式:
【化10】 (式中Qは上述で定義したものと同様の意味を表し、R
は水素原子あるいはRを表し、RおよびRはお
のおの独立して炭素原子数1ないし20のアルキル基、
炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原子数3
ないし12のシクロアルキル基、所望によりハロゲン原
子で置換された炭素原子数6ないし15のアリール基、
または炭素原子数7ないし16のアラルキル基を表し;
前述したように、Qがジメトキシメチル基またはジエト
キシメチル基を表すときおよびRが共にフェニル
基を表すことはない。)で表される保護されたホスフィ
ンオキシドをも提供する。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン原子に保護基を持つホスフィン酸エ
    ステルと有機マグネシウムハロゲン化物または有機リチ
    ウム化合物とを−70℃ないし65℃の温度において反
    応させることからなる保護されたホスフィンオキシドの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 該ホスフィン酸エステルは次式: 【化1】 (式中、R1 は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
    しおよびQは保護基を表す)で表されるものを表し、該
    有機マグネシウムハロゲン化物は、次式: R5 MgX III で表されるものを表しおよび該有機リチウム化合物は次
    式: R5 Li IV (式中、R5 は炭素原子数1ないし20の脂肪族基、炭
    素原子数3ないし12の脂環式基、炭素原子数6ないし
    15の芳香族基または炭素原子数7ないし16のアルア
    リファティック(araliphatic)基である1価の有機基を
    表し、およびXは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子
    を表す。)で表されるものを表す請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Qは次式: 【化2】 (式中、R2 は水素原子または炭素原子数1ないし4の
    アルキル基を表しならびにR3 およびR4 はおのおの独
    立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)で
    表される基を表す請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R2 が水素原子またはメチル基を表し、
    ならびにR3 およびR4 はおのおのエチル基を表す、請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 R5 が炭素原子数1ないし20のアルキ
    ル基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原
    子数3ないし12のシクロアルキル基、所望によりハロ
    ゲン原子で置換された炭素原子数6ないし15のアリー
    ル基、または炭素原子数7ないし16のアラルキル基を
    表す、請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 R5 が炭素原子数1ないし18のアルキ
    ル基、炭素原子数2ないし12のアルケニル基、炭素原
    子数3ないし8のシクロアルキル基、所望によりハロゲ
    ン原子で置換された炭素原子数6ないし10のアリール
    基、または炭素原子数7ないし11のアラルキル基を表
    す、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 R5 がメチル基、エチル基、n−ブチル
    基、第三ブチル基、オクタデシル基、アリル基、シクロ
    ヘキシル基、フェニル基、p−クロロフェニル基または
    ベンジル基を表す請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 R5 はアリル基以外の基を表し、ならび
    に有機マグネシウムハロゲン化物または有機リチウム化
    合物をホスフィン酸エステル1モルあたり少なくとも2
    モルの量で使用する請求項2に記載の方法。
  9. 【請求項9】 R5 はアリル基を表し、ならびに有機マ
    グネシウムハロゲン化物または有機リチウム化合物をホ
    スフィン酸エステル1モルあたり1モルまたはそれ以下
    の量で使用する請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ホスフィン酸エステルを有機マグネシ
    ウムハロゲン化物と0ないし25℃で反応させる、請求
    項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ホスフィン酸エステルを有機リチウム
    化合物と−50ないし25℃で反応させる、請求項1に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 得られた保護された第一ホスフィンオ
    キシドを、(a)次式: R6 Z VI で表される化合物と反応させるかまたは (b)次式: (R7 3 SiX VII で表されるシリル化試薬と第三塩基の存在下で反応さ
    せ、続いて得られたシリル化合物を次式: R6 Z VI (R6 は、炭素原子数1ないし20の脂肪族基、炭素原
    子数3ないし12の脂環式基、炭素原子数6ないし15
    の芳香族基または炭素原子数7ないし16のアルアリフ
    ァティック基である一価の有機基を表し;R7 はおのお
    の独立して炭素原子数1ないし6のアルキル基を表し、
    Xは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表しならび
    にZは脱離原子または脱離基を表す。)と反応させるこ
    とにより保護された第二ホスフィンオキシドに変換する
    請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 R6 が炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基または炭素原子数7ないし9のアラルキル基を表す
    請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 R6 がメチル基、n−プロピル基、イ
    ソブチル基またはベンジル基を表す請求項13に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 保護基が(i)加水分解条件下で酸と
    または(ii) 加水分解が続いておこる有機シリルハロゲ
    ン化物との処理により、保護された第二のホスフィンオ
    キシドから除去される、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 次式: 【化3】 (式中R8 は水素原子あるいはR6 を表し、R5 および
    6 は互いに独立して炭素原子数1ないし20のアルキ
    ル基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原
    子数3ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6な
    いし15のアリール基、ハロゲン原子で置換された炭素
    原子数6ないし15のアリール基、または炭素原子数7
    ないし16のアラルキル基を表し、およびQは保護基を
    表し、但しQがジメトキシメチル基またはジエトキシメ
    チル基を表すときR5 およびR6 は両方ともフェニル基
    を表さない。)で表される保護されたホスフィンオキシ
    ド。
  17. 【請求項17】 Qは次式: 【化4】 (R2 は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基を表しならびにR3 およびR4 はおのおの独立して
    炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)で表され
    る基を表す請求項16に記載の保護されたホスフィンオ
    キシド。
  18. 【請求項18】 R5 はメチル基、エチル基、n−ブチ
    ル基、第三ブチル基、オクタデシル基、アリル基、シク
    ロヘキシル基、フェニル基、p−クロロフェニル基また
    はベンジル基を表す請求項17に記載の保護されたホス
    フィンオキシド。
  19. 【請求項19】 R8 は水素原子、炭素原子数1ないし
    4のアルキル基または炭素原子数7ないし9のアラルキ
    ル基を表す請求項17に記載の保護されたホスフィンオ
    キシド。
  20. 【請求項20】 R8 は水素原子を表し、R2 は水素原
    子を表し、R3 およびR4 はおのおのエチル基を表しな
    らびにR5 はメチル基、エチル基、n−ブチル基、第三
    ブチル基、オクタデシル基、アリル基、シクロヘキシル
    基、フェニル基、p−クロロフェニル基またはベンジル
    基を表し;あるいはR5 はメチル基を表し、R8 は水素
    原子を表し、R2 はメチル基を表しならびにR3 および
    4 おのおのエチル基を表し;あるいはR5 はn−ブチ
    ル基または第三ブチル基を表し、R2 は水素原子を表
    し、R3 およびR4 はおのおのエチル基を表し、ならび
    にR8 はイソブチル基またはベンジル基を表し;あるい
    はR5 はフェニル基を表し、R2 は水素原子を表し、R
    3 およびR4 はおのおのエチル基を表しならびにR8
    n−プロピル基またはメチル基を表し;あるいはR8
    メチル基を表し、R5 はメチル基を表し、R2 は水素原
    子を表しならびにR3 およびR4 はおのおのエチル基を
    表す;請求項17に記載の保護されたホスフィンオキシ
    ド。
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