JPH08245357A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

Info

Publication number
JPH08245357A
JPH08245357A JP7046001A JP4600195A JPH08245357A JP H08245357 A JPH08245357 A JP H08245357A JP 7046001 A JP7046001 A JP 7046001A JP 4600195 A JP4600195 A JP 4600195A JP H08245357 A JPH08245357 A JP H08245357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cosmetic
acid
extract
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7046001A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinya Hosokawa
欣哉 細川
Seiji Nishiyama
聖二 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP7046001A priority Critical patent/JPH08245357A/ja
Publication of JPH08245357A publication Critical patent/JPH08245357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高い保湿効果を維持しながら、べ
たつき感のない使用性の高い化粧料を提供することを目
的とする。 【構成】 多価アルコールおよび有機酸塩より選ばれる
少なくとも一種の保湿剤と、25℃の粘度が10cSt
以下である鎖状および/または環状シリコーン油と、ア
ルキル変性カルボキシビニルポリマーと、を含有するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に係り、さらに詳
しくは保湿効果が高く、皮膚の乾燥を防ぐ化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から健康な皮膚を保つためには水分
の保持が不可欠であり、保湿を目的とした化粧料が数多
く市販されている。これらの多くには保湿効果をあげる
ために、多価アルコール類や有機酸塩等が配合されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの保湿
剤はその効果を上げるために配合量を増やすと、べたつ
き等が増加してしまい、化粧料の使用性が低下するとい
う問題がある。そこで、本発明は、高い保湿効果を維持
しながら、べたつき感のない使用性の高い化粧料を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、保湿効果が高
く、かつ使用面に優れた化粧料を得るべく鋭意研究を重
ねた結果、保湿剤を含む化粧料に、低粘度のシリコーン
油を、アルキル変性カルボキシビニルポリマーで乳化含
有させることにより、上記の問題を解決することを見い
だし、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の化粧料は、多価アルコ
ールおよび有機酸塩より選ばれる少なくとも一種の保湿
剤と、25℃での粘度が10cSt以下である鎖状およ
び/または環状シリコーン油と、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマーとを含有することを特徴とする。
【0006】さらに、本発明は、実質的に界面活性剤を
含まないことを特徴とする。
【0007】また、前記保湿剤はグリセリンであるのが
好ましく、前記シリコーンの含有量が1〜30重量%で
あるのが好ましい。
【0008】本発明で用いられる保湿剤は、グリセリ
ン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、乳酸ナトリウム、ピロリ
ドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等
である。特にグリセリンがこのましく、保湿効果が一層
向上する。保湿剤の配合量は0.1〜50重量%、好ま
しくは1〜20重量%である。0.1重量%以下では保
湿効果が期待できず、30重量%以上では使用感の点で
好ましくない。
【0009】これらのべたつきを軽減させるシリコーン
油は25℃の粘度が10cSt以下のものであり、ヘキ
サメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、
メチルポリシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキ
サン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、メチルポリシクロシロキサ
ン等が挙げられる。その配合量は化粧料中0.1〜30
重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜20重量%
である。0.1重量%以下ではその効果は発揮されず、
30重量%を越えて配合してもその効果をさらに向上さ
せることはできない。また、粘度が高いものを使用して
もべたつきを軽減することはできない。
【0010】シリコーン油を乳化させるために用いるア
ルキル変性カルボキシビニルポリマーは、アクリル酸メ
タクリル酸アルキル共重合体で、例えばBF Goodrich社
製のCARBOPOL1342、PEMULEN TR-1、PEMULEN TR-2などが
挙げられ、その配合量は化粧料中0.01〜2重量%が
好ましく、より好ましくは0.05〜1重量%である。
0.01重量%以下ではシリコーン油の乳化性が悪く、
2重量%以上では粘度が高くなって、製品の工程上好ま
しくない。なお、増粘剤として通常用いられているカル
ボキシビニルポリマー(例えば、CARBOPOL 941(BF Goo
drich社)、ハイビスワコー105(和光純薬社)等)
では、シリコーンを安定に乳化することはできない。
【0011】本発明の化粧料には、通常化粧料に用いら
れる各種の原料が使用できる。
【0012】液体天然油脂としては、アマニ油、ツバキ
油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、
オリーブ油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフ
ラワー油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブド
ウ油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ油、
小麦胚芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落
花生油、茶実油、月見草油、卵黄油、牛脚脂、肝油等が
ある。
【0013】固体油脂としては、カツオ脂、ヤシ油、パ
ーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、馬脂、硬化
油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバター等がある。
【0014】ロウ類としては、ミツロウ、ギャンデリラ
ロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボ
タロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、
還元ラノリン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキ
ビロウ、ホホバロウ、セラックロウ等がある。
【0015】エステル油としては、オクタン酸セチル等
のオクタン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等のラウリ
ン酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン
酸オクチルドデシル等のミリスチン酸エステル、パルミ
チン酸オクチル等のパルミチン酸エステル、ステアリン
酸イソセチル等のステアリン酸エステル、イソステアリ
ン酸イソプロピル等のイソステアリン酸エステル、イソ
パルミチン酸オクチル等のイソパルミチン酸エステル、
オレイン酸イソデシル等のオレイン酸エステル、アジピ
ン酸ジイソプロピル等のアジピン酸ジエステル、セバシ
ン酸ジエチル等のセバシン酸ジエステル、リンゴ酸ジイ
ソステアリル、トリオクタン酸グリセリン、トリイソス
テアリン酸グリセリン等のトリグリセライド、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロー
ルプロパン脂肪酸エステル、テトラオクタン酸ペンタエ
リスリット等のペンタエリスリトール脂肪酸エステル等
がある。
【0016】炭化水素油としては、流動パラフィン、オ
ゾケライト、スクワラン、スクワレン、プリスタン、パ
ラフィン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイ
クロクリスタリンワックス等がある。
【0017】ステロールとしては、コレステロール、シ
トステロール、フィトステロール、ラノステロール等が
ある。
【0018】水溶性高分子としては、アラビアゴム、ト
ラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、
カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クイ
ンスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコ
シ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキ
ス)等の植物系高分子、デキストラン、サクシノグルカ
ン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイ
ン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキ
シメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン
等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセル
ロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース
硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、
セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナト
リウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等の
アルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カル
ボキシビニルポリマー(GF Goodrich社製C
ARBOPOL941など)等のビニル系高分子、ポリ
オキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリアミド等の
アクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリ
マー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウ
ム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系
水溶性高分子等がある。
【0019】紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香
酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラミル酸メチル
等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸オクチ
ル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメチル等のサ
リチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸イソプ
ロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシ
ケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸
モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、[4−ビス
(トリメチルシロキシ)メチルシリル−3−メチルブチ
ル]−3,4,5,−トリメトキシケイ皮酸エステル等
のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−
5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン−5−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチ
ル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、4−tert−ブチル−4′−メトキシベ
ンゾイルメタン等がある。
【0020】金属イオン封鎖剤としては、アラニン、エ
デト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン
酸ナトリウム、リン酸等がある。
【0021】中和剤としては、2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3
−プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等がある。
【0022】pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グ
リコール酸、コハク酸、酒石酸、d1−リンゴ酸、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム
等がある。
【0023】酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α
−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチ
ルヒドロキシアニソール等がある。
【0024】抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、
石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パ
ラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカ
ルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0025】薬剤としては、ビタミンA油、レチノー
ル、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリド
キシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコ
チン酸d1−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン
酸マグネシウム、ビタミンD2(エルゴカシフェロー
ル)、d1−α−トコフェロール、酢酸d1−α−トコ
フェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、
エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホル
モン、アルギニン、アスパラギン酸、トラネキサム酸、
シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシ
ン、トリプトファン等のアミノ酸、アラントイン、アズ
レン等の抗炎症剤、アルブチン等の美白剤、酸化亜鉛、
タンニン酸等の収斂剤、L−メントール、カンフル等の
清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、
γ−オリザノール等がある。
【0026】各種の抽出液としては、ドクダミエキス、
オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキ
ス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエ
キス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、
クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サ
クラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエ
キス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキ
ス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タ
イムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエ
キス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキ
ス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキ
ス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギ
クエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸腺
抽出物、シルク抽出液等がある。
【0027】また、上記薬物は遊離の状態で使用される
ほか、造塩可能なものは酸または塩基の塩の型で、また
カルボン酸基を有するものはそのエステルの形で使用す
ることができる。
【0028】さらに、本発明の化粧料には、必要に応じ
て適当な香料、色素等を乳化安定性を損なわない範囲で
添加できる。
【0029】また、モノグリセライド、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ーテル等の界面活性剤を少量添加すると、安定性はさら
に向上する。
【0030】本発明の化粧料の剤型は任意であり乳化
系、粉末分散系、水−油二相系、水−油−粉末三相系
等、どのような剤型でもよい。
【0031】また、本発明の化粧料の用途も任意であ
り、乳液、クリーム、美容液、パック等のフェイシャル
化粧料、ファンデーション、口紅、アイシャドー等のメ
イキャップ化粧料、ボディー用化粧料、芳香化粧料等に
用いることができる。
【0032】
【実施例】つぎに実施例をあげて、本発明を具体的に明
らかにする。なお本発明はこれに限定されるものではな
い。なお、以下に示す配合量は重量%である。
【0033】(実施例1〜2、比較例1〜3)表1に示
す種々の組成の美容液を製造し、しっとりさ及びべたつ
きの使用性について女性パネル20名による官能評価を
行った。評価は、表2に示す評価基準に従って行い、結
果を表3に示す。
【0034】なお、美容液の製造は、Aの油相部をBの
水相部に加えて、乳化機で乳化することによって行っ
た。
【0035】
【表1】 *1)PEMULEN TR-1(商品名):アルキル変性カルボキシビニルポリマー *2)CARBOPOL 941(商品名):カルボキシビニルポリマー
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】 表3が示すように、低粘度のシリコーン油をアルキル変
性カルボキシビニルポリマにより乳化することで、保湿
剤によるべたつきを軽減できることがわかる。即ち、本
実施例の美容液は、しっとり感が高く、しかもべたつき
がない点で極めて優れた使用感を有することが分かっ
た。
【0038】また、アルキル変性カルボキシビニルポリ
マを配合することで、高温下でも長期間安定性の高い美
容液が得られることが分かった。
【0039】(実施例3) 美容液 表4に示す組成の美容液を、アルコール相(A)を水相
(B)に添加し、シリコーン相(C)を加えたのち乳化
機で乳化することによって、作製した。
【0040】作製した美容液を実施例1と同様な評価を
行ったところ、本実施例の美容液は、実施例1と同様
に、しっとりさ・べたつきの点で優れた使用性を示すこ
とが分かった。
【0041】
【表4】 ──────────────────────────────────── 成分 配合量 ──────────────────────────────────── A.アルコール相 エタノール 5 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 香料 適量 B.水相 1,3−ブチレングリコール 5 グリセリン 5 PEMULEN TR−2 0.05 アラントイン 0.3 乳酸 0.2 水酸化カリウム 0.1 メタリン酸ナトリウム 0.05 着色料 適量 精製水 残余 C.シリコーン相 ヘキサメチルジシロキサン(8cSt) 0.5 ──────────────────────────────────── (実施例4)表5に示す組成の美容液を、Aの油相をB
の水相に添加後、乳化機で乳化することによって、作製
した。
【0042】作製した美容液を実施例1と同様な評価を
行ったところ、本実施例の美容液は、実施例1と同様
に、しっとりさ・べたつきの点で優れた使用性を示すこ
とが分かった。
【0043】
【表5】 ──────────────────────────────────── 成分 配合量 ──────────────────────────────────── A.油相 デカメチルシクロペンタシロキサン(4cSt) 1 B.水相 エタノール 5 ポリエチレングリコール 600 3 グリセリン 10 CARBOPOL 1342 0.2 アロエエキス 0.1 水酸化カリウム 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 メタリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残余 ────────────────────────────────────
【0044】(実施例5)表6に示す組成の乳液を、A
の油相部とBの水相部をそれぞれ50℃に加熱溶解さ
せ、Aの油相部をBの水相部に加え、乳化機で乳化し、
次に乳化物を熱交換機を用いて冷却して作製した。
【0045】作製した乳液を実施例1と同様な評価を行
ったところ、本実施例の乳液は、しっとりさ・べたつき
の点で優れた使用性を示すことが分かった。
【0046】
【表6】 ──────────────────────────────────── 成分 配合量 ──────────────────────────────────── A.油相 ラノリンアルコール 0.5 ワセリン 1 流動パラフィン 3 メトキシケイ皮酸オクチル 0.5 モノステアリン酸ソルビタン 0.1 ヘキサメチルジシロキサン(8cSt) 2 ヘキサメチルシクロポリシロキサン(6cSt) 1 パラオキシ安息香酸エチル 0.2 B.水相 PEMULEN TR−2 0.15 グリセリン 3 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 水酸化カリウム 0.06 エデト酸三ナトリウム 0.1 ニコチン酸アミド 0.1 香料 適量 精製水 残余 ────────────────────────────────────
【0047】(実施例6) 乳液 表7に示す組成の乳液を、実施例5と同様にして作製し
た。
【0048】作製した乳液を実施例1と同様な評価を行
ったところ、本実施例の乳液は、実施例5と同様に、し
っとりさ・べたつきの点で優れた使用性を示すことが分
かった。
【0049】
【表7】 ──────────────────────────────────── 成分 配合量 ──────────────────────────────────── A.油相 スクワラン 8 ワセリン 5 ミツロウ 3 オゾケライト 3 オクタメチルシクロテトラシロキサン(2.5cSt) 3 テトラオクタン酸ペンタエリスリット 2 d1−α−トコフェロール 0.1 ヒドロキシメトキシベンゾフェノン 1 パラオキシ安息香酸ブチル 0.2 B.水相 PEMULEN TR−1 0.05 プロピレングリコール 5 グリセリン 5 トリエタノールアミン 0.1 d1−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 1 精製水 残余 ────────────────────────────────────
【0050】(実施例7)表8に示す組成の日焼け止め
ローションを、実施例5と同様にして作製した。
【0051】作製した日焼け止めローションを実施例1
と同様な評価を行ったところ、本実施例の日焼け止めロ
ーションは、しっとりさ・べたつきの点で優れた使用性
を示すことが分かった。
【0052】
【表8】 ──────────────────────────────────── 成分 配合量 ──────────────────────────────────── A.油相 メトキシケイ皮酸オクチル 5 テトラヒドロキシベンゾフェノン 2 ステアリン酸イソセチル 1 ピバリン酸イソデシル 5 デカメチルシクロペンタシロキサン(4cSt) 10 トリオクタン酸グリセリル 5 パラオキシ安息香酸エチル 0.2 香料 適量 B.水相 PEMULEN TR−2 0.3 グリセリン 5 トリエタノールアミン 0.6 精製水 残余 ────────────────────────────────────
【0053】(実施例8)表9に示す組成のファンデー
ションを、Aの油相部とCの水相部をそれぞれ70℃に
加熱溶解し、Aの油相部にBの水相部を加えて乳化機で
乳化し、これを50℃まで冷却後、Bの粉末を加えよく
撹拌して作製した。
【0054】作製したファンデーションを実施例1と同
様な評価を行ったところ、本実施例のファンデーション
は、しっとりさ・べたつきの点で優れた使用性を示すこ
とが分かった。
【0055】
【表9】 ──────────────────────────────────── 成分 配合量 ──────────────────────────────────── A.油相 流動パラフィン 5 ミリスチン酸ミリスチル 2 ポリイソブテン 2 ラノリンアルコール 2 パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 オクタメチルトリシロキサン(2.5cSt) 1 香料 適量 B.粉末 タルク 5 酸化チタン 5 酸化鉄 4 C.水相 PEMULEN TR−1 0.1 ケイ酸アルミウムマグネシウム 0.75 水酸化カリウム 0.05 キサンタンガム 0.15 グリセリン 4 クエン酸 0.3 精製水 残余 ────────────────────────────────────
【0056】(実施例9)表10に示す組成のクレンジ
ングローションを、Aの油相部とBの水相部をそれぞれ
50℃に加熱溶解し、Bの水相部にAの油相部を加えて
乳化機で乳化し、乳化物を熱交換機を用いて冷却して作
製した。
【0057】作製したクレンジングローションを実施例
1と同様な評価を行ったところ、本実施例のクレンジン
グローションは、しっとりさ・べたつきの点で優れた使
用性を得られることが分かったが、保湿剤としてはグリ
セリンを用いた場合に最も保湿効果が優れることが分か
った。
【0058】
【表10】 ──────────────────────────────────── 成分 配合量 ──────────────────────────────────── A.油相 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.3 流動パラフィン 10 ミツロウ 2 パルミチン酸セチル 5 ヘキサメチルシクロトリシロキサン(8cSt) 4 香料 適量 B.水相 PEMULEN TR−2 0.1 トリエタノールアミン 0.2 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 5.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 精製水 残余 ────────────────────────────────────
【0059】
【発明の効果】本発明の化粧料により、即ち揮発性のシ
リコーン油をアルキル変性カルボキシビニルポリマーに
より乳化含有させることにより、保湿剤によるべたつき
を軽減させることができ、しっとりとしていながらべた
つき感のない極めて使用感に優れた化粧料を提供するこ
とができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコールおよび有機酸塩より選ば
    れる少なくとも一種の保湿剤と、25℃の粘度が10c
    St以下である鎖状および/または環状シリコーン油
    と、アルキル変性カルボキシビニルポリマーと、を含有
    することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 実質的に界面活性剤を含有しない請求項
    1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 前記保湿剤がグリセリンである請求項1
    または2に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 前記鎖状および/または環状シリコーン
    油の含有量が0.1〜50重量%である請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の化粧料。
JP7046001A 1995-03-06 1995-03-06 化粧料 Pending JPH08245357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7046001A JPH08245357A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7046001A JPH08245357A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08245357A true JPH08245357A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12734852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7046001A Pending JPH08245357A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08245357A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0948723A (ja) * 1995-06-01 1997-02-18 Shiseido Co Ltd 乳液状パウダー化粧料
JPH10291924A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Kao Corp 濡れ肌用皮膚化粧料
JPH11124309A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Kao Corp 化粧料
JPH11263701A (ja) * 1998-03-13 1999-09-28 Dainippon Jochugiku Co Ltd 害虫忌避組成物
JP2002322045A (ja) * 2000-12-21 2002-11-08 Johnson & Johnson Consumer Co Inc 個人用ケア組成物
JP2005132828A (ja) * 2003-10-06 2005-05-26 Shiseido Co Ltd 外用組成物
JP2013256449A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Shiseido Co Ltd 乳化化粧料
JP2019196338A (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 ミテジマ化学株式会社 保湿剤

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05194171A (ja) * 1991-05-07 1993-08-03 Richardson Vicks Inc 光保護組成物
JPH05194147A (ja) * 1991-08-30 1993-08-03 L'oreal Sa 少くとも1つのシリコーンワックスを含有する、皮膚のメイクアップ用化粧品組成物とその製造方法
JPH06256136A (ja) * 1993-03-04 1994-09-13 Nikko Kemikaruzu Kk 透明又は半透明化粧料
JPH083016A (ja) * 1994-06-21 1996-01-09 Kao Corp 化粧料

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05194171A (ja) * 1991-05-07 1993-08-03 Richardson Vicks Inc 光保護組成物
JPH05194147A (ja) * 1991-08-30 1993-08-03 L'oreal Sa 少くとも1つのシリコーンワックスを含有する、皮膚のメイクアップ用化粧品組成物とその製造方法
JPH06256136A (ja) * 1993-03-04 1994-09-13 Nikko Kemikaruzu Kk 透明又は半透明化粧料
JPH083016A (ja) * 1994-06-21 1996-01-09 Kao Corp 化粧料

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0948723A (ja) * 1995-06-01 1997-02-18 Shiseido Co Ltd 乳液状パウダー化粧料
JPH10291924A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Kao Corp 濡れ肌用皮膚化粧料
JPH11124309A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Kao Corp 化粧料
JPH11263701A (ja) * 1998-03-13 1999-09-28 Dainippon Jochugiku Co Ltd 害虫忌避組成物
JP2002322045A (ja) * 2000-12-21 2002-11-08 Johnson & Johnson Consumer Co Inc 個人用ケア組成物
JP2005132828A (ja) * 2003-10-06 2005-05-26 Shiseido Co Ltd 外用組成物
JP2013256449A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Shiseido Co Ltd 乳化化粧料
JP2019196338A (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 ミテジマ化学株式会社 保湿剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4714241B2 (ja) 水中油型皮膚外用剤
JP3609834B2 (ja) 皮膚外用剤
JP4226073B2 (ja) 乳化組成物
JP5588164B2 (ja) 水中油型乳化皮膚化粧料
JP3853868B2 (ja) 水中油型乳化組成物
TWI504417B (zh) 油中水型乳化化粧料
JPH08245357A (ja) 化粧料
JPH09124878A (ja) ゲル組成物
JP2001348325A (ja) 水中油型乳化組成物
JPH0987130A (ja) 乳化組成物
JP3444366B2 (ja) 乳化組成物
JP3447177B2 (ja) ゲル組成物
JP3313043B2 (ja) 油中水型乳化組成物
JP3504038B2 (ja) 皮膚乳化化粧料
JP2006225347A (ja) 皮膚外用組成物
JP2007246454A (ja) 水中油型日焼け止め料
JPH0552807B2 (ja)
JPH0977641A (ja) 毛髪用乳化組成物
JP3587320B2 (ja) 乳化組成物
JPH1143417A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP4111766B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2010163379A (ja) 油中水型乳化組成物
JPH08126831A (ja) 乳化組成物
JPH09263510A (ja) 乳化組成物
JPH0930924A (ja) 皮膚化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031029