JPH08244831A - 再生前処理に適した包装資材、及び包装資材の再生前 処理方法 - Google Patents

再生前処理に適した包装資材、及び包装資材の再生前 処理方法

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JPH08244831A
JPH08244831A JP7989795A JP7989795A JPH08244831A JP H08244831 A JPH08244831 A JP H08244831A JP 7989795 A JP7989795 A JP 7989795A JP 7989795 A JP7989795 A JP 7989795A JP H08244831 A JPH08244831 A JP H08244831A
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JP
Japan
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paper
laminating
adhesive
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base material
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JP7989795A
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Hiroyasu Osada
宏泰 長田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラミネート材を剥離すると、接着剤固結層が
ラミネート材と共に紙基材から完全に剥離するために、
リサイクルの適正が得られ、また、焼却処分に伴う公害
の問題も解決できる再生前処理に適した包装資材、及び
包装資材の再生前処理方法を提供する。 【構成】 紙基材にプラスチック製のラミネート材をエ
クストルージョンラミネート法により張り合わせた包装
資材において、紙基材とラミネート材とが剥離可能であ
ることを特徴とする。また、第二発明は、層間剥離可能
な紙基材と、プラスチック製のラミネート材とを張り合
わせたことを特徴とする。この場合、層間剥離可能な紙
基材が、古紙配合の多い紙材、層間接着強度の低い紙
材、低密度組織の紙材のうちのいずれか、または複合断
面構造であると、目的の達成に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボールや板紙等
(この明細書では、紙基材として総称する)の表面に、
機能性を高めるためにプラスチック製のフィルムやフィ
ルム状シート、フラットヤーンのクロス、発泡樹脂シー
ト等(この明細書では、ラミネート材と総称する)が接
着されているにもかゝわらず、そのプラスチック材を除
去できるために再生前処理に適した包装資材、及びその
ような包装資材の再生前処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールや板紙等の包装資材は、包装の
質的向上を図るために、種々の試みがなされ、そのうち
でも、表面にプラスチックのラミネート加工を施したも
のが、主にその加工素材の性質により、耐水性や断熱性
等の機能が向上するために、現在、各種物品、例えば生
鮮食品の運搬に大きく貢献している。
【0003】プラスチックのラミネート加工について
は、紙基材の表面に接着剤を塗布してから、その上にラ
ミネート材を張り合わせる方法や、一対のロールの間に
紙基材とラミネート材とを二つ合わせに繰り込みなが
ら、丁度その繰り込みの間に接着剤を流し込んで接着す
る方法(エクストルージョンラミネート法)等が用いら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
ラスチックラミネート加工製の包装資材によれば、その
機能性により好評である反面、プラスチックが複合して
いることから、使用済みのものや不良品をもう一度紙製
品として再生させるリサイクルに適しなく、資源を保護
しようとする世界的な要望や、ごみ量の増加が進む殊に
先進国の悩みに応じ難く、また、そのままで焼却処分す
ると、プラスチックの燃焼ガスにより大気が汚染される
という問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、ラミネ
ート材を剥離する試みがなされているが、接着面が接着
剤の結着しやすい紙であるために、剥離しても硬化した
プラスチックの接着剤固結層が紙基材に結着したまま残
存することから、殊にリサイクルという面からは問題の
解決にはならなかった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
ラミネート材を剥離すると、接着剤固結層がラミネート
材と共に紙基材から完全に剥離するために、リサイクル
の適正が得られ、また、焼却処分に伴う公害の問題も解
決できる再生前処理に適した包装資材、及び包装資材の
再生前処理方法を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、包装資材に関する第一発明は、紙基材にプラスチ
ック製のラミネート材をエクストルージョンラミネート
法により張り合わせた包装資材において、紙基材とラミ
ネート材とが剥離可能であることを特徴とする。
【0008】また、第二発明は、層間剥離可能な紙基材
と、プラスチック製のラミネート材とを張り合わせたこ
とを特徴とする。
【0009】この場合、層間剥離可能な紙基材が、古紙
配合の多い紙材、層間接着強度の低い紙材、低密度組織
の紙材のうちのいずれか、または複合断面構造である
と、目的の達成に有効である。
【0010】さらに、包装資材の再生前処理方法の発明
は、紙基材にプラスチック製のラミネート材をエクスト
ルージョンラミネート法により張り合わせた包装資材に
ついて、再生のためにラミネート材を剥離するにおい
て、その剥離位置を紙基材の表面近くの層間とすること
を特徴とする。
【0011】
【作 用】上記のような紙製の包装資材からプラスチッ
クのラミネート材を剥離すると、そのラミネート材の接
着剤固結層がそれと共に紙基材から剥離される。殊に、
紙基材が古紙配合の多い紙材、層間接着強度の低い紙
材、低密度組織の紙材のうちのいずれか、または複合断
面構造であると、接着剤固結層が紙基材から完全に分離
されやすい。
【0012】
【実施例】次に、この発明の代表的な幾つかの実施例を
説明する。
【0013】まず、エクストルージョンラミネート法に
よる場合を説明する。図1がその装置であって、冷却ロ
ール1と圧力ロール2との間に、段ボール原紙としての
紙基材3と、プラスチックフィルムのラミネート材4を
繰り込み、その間に溶融接着剤5aを介入させるもので
あるが、溶融接着剤5aの結合を弱める接着調整装置6
が設けられている。なお、7が溶融接着剤5aをフィル
ム状に押し出すダイのスリット、9が溶融接着剤5aの
原料としてのポリエチレンを投入するホッパー、11が
押出機である。
【0014】接着調整装置6は、この場合、紙基材3を
予め強力に冷却するもので、過度に冷却された紙基材3
により溶融接着剤5aが瞬間的に固まるために、接着力
の比較的低い状態において紙基材3と結合するのに反し
て、ラミネート材4に溶融接着剤5aが高い接着力で付
着する。
【0015】図2は、上記のような方法により製造され
た包装資材Pの使用例を示したもので、段ボールFにラ
イナ−3として使用されている。なお、この場合、段ボ
ールFが包装資材となる。いずれにしても、ラミネート
材4を剥離すると、同図に示すように、溶融接着剤5a
が固化した接着剤固結層5が接着力の優勢なラミネート
材4側に付いて完全に剥離され、紙基材3に接着剤固結
層5が残存しないので、再生に適した段ボールとして供
出できる。
【0016】接着調整装置6は、紙基材3に対する溶融
接着剤5aの結着を適度に弱めるものであれば良く、上
記のような冷却装置の他に、ワックス等の離型剤の塗布
装置、加湿装置、パウダーの噴霧装置等が考えられる。
なお、接着障害をなすパウダーとしては、再生に不都合
のない例えば小麦粉、植物繊維の粉等が適当なものとし
て挙げられる。
【0017】以上は、製造方法において紙基材3に対す
る接着剤固結層5の離型性を高めたものであるが、紙基
材3の材質や構造においても離型性を高めることができ
る。図3ないし図6は、それぞれその場合の説明図で、
いずれにおいても紙基材3に、層間剥離可能な層間剥離
紙が使用される。ここに層間剥離可能とは、厚み方向に
おける結合が弱いために、層間において分離する材質な
いし構造を備えていることを意味するものとする。
【0018】なお、図3ないし図6における各包装資材
Pは、段ボールのライナー、または単独の厚紙包装資材
を示すものとする。
【0019】図3に示す包装資材Pは、紙基材3に古紙
配合の多い紙が使用されている。古紙が再生のために加
工処理されると、その繊維が細かく破砕されており、そ
れで紙の繊維結合に弱さが生じるために、層間剥離可能
な組織となる。そこで、ラミネート材4を剥離すると、
層間剥離紙の一部を付着した状態で接着剤固結層5が完
全に取り除かれることになる。
【0020】図4に示す包装資材Pにおいては、紙基材
3が厚み方向に結合の弱い層間接着強度の低い紙である
ことを示す。その例としては、紙繊維の連結剤の量を少
なめにしてある紙、繊維が紙の平面方向に整列されてい
る紙、紙すきが幾重にも離型しやすくしてある紙等を挙
げることができる。この場合も、接着剤固結層5が層間
剥離紙の一部3aを付けて剥離される。
【0021】図5に示す包装資材Pの紙基材3は、強靱
な段ボール原紙15に、不織布としての脆弱な低密度紙
16が澱粉糊により接着されている。ここに低密度と
は、紙の繊維の結合が緩慢であることであって、紙をす
く場合に、気体を混入したり、発泡剤を混入することに
より低密度組織とすることによっても、そのような紙を
得ることができる。また、このような複合部材としてで
はなく、低密度紙を単独に紙基材3として使用しても目
的を達成し得る。この場合は、ラミネート材4を剥離す
ると、接着剤固結層5と共に低密度紙16の大部分が剥
離されるが、段ボール原紙15はそのままの状態を保持
する。
【0022】図6の場合であると、紙基材3がエンボス
加工紙17に薄紙18が澱粉糊により接着されたもの
で、薄紙18について、ラミネート材4とエンボス加工
紙17との結合力を比較した場合、凹部19のためにエ
ンボス加工紙17に対して弱いために、ラミネート材4
を剥離すると、薄紙18がエンボス加工紙17との間に
剥離が生じ、薄紙18と共に接着剤固結層5の全体が欠
除されることになる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、紙製の包装資材が不良品であったり使用済みとなっ
たりしたときに、リサイクルや焼却処分のために、表面
のプラスチック製ラミネート材を剥離する場合、紙基材
とラミネート材との間に接着媒体として介在している接
着剤固結層が、接着力の優勢なラミネート材に付着した
ままそれと共に剥離されることになり、殊に、紙基材が
層間剥離可能な材質ないし断面構造を備えている場合で
あると、その表面層を含めて接着剤固結層が全く残らず
除去されるので、ラミネート材を剥離した紙基材をリサ
イクルに適正に良品として供することができ、また、焼
却しても大気を汚染することもないので、機能性があっ
て、且つ、資源の保護や環境に優しい包装資材を提供す
ることができたという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製造方法に使用するエクストルージ
ョンラミネート法の装置を示す説明図である。
【図2】この発明の包装資材として段ボールを示す断面
説明図である。
【図3】他の実施例による包装資材の断面説明図であ
る。
【図4】他の実施例による包装資材の断面説明図であ
る。
【図5】他の実施例による包装資材の断面説明図であ
る。
【図6】他の実施例による包装資材の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
F,P 包装資材 3 紙基材 4 ラミネート材 5 接着剤固結層 5a 接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材にプラスチック製のラミネート材
    をエクストルージョンラミネート法により張り合わせた
    包装資材において、紙基材とラミネート材とが剥離可能
    であることを特徴とする再生前処理に適した包装資材。
  2. 【請求項2】 層間剥離可能な紙基材と、プラスチック
    製のラミネート材とを張り合わせたことを特徴とする再
    生前処理に適した包装資材。
  3. 【請求項3】 層間剥離可能な紙基材が、古紙配合の多
    い紙材、層間接着強度の低い紙材、低密度組織の紙材の
    うちのいずれか、または複合断面構造であることを特徴
    とする請求項2記載の再生前処理に適した包装資材。
  4. 【請求項4】 紙基材にプラスチック製のラミネート材
    をエクストルージョンラミネート法により張り合わせた
    包装資材について、再生のためにラミネート材を剥離す
    るにおいて、その剥離位置を紙基材の表面近くの層間と
    することを特徴とする包装資材の再生前処理方法。
JP7989795A 1995-03-10 1995-03-10 再生前処理に適した包装資材、及び包装資材の再生前 処理方法 Pending JPH08244831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021932A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Dainippon Printing Co Ltd 積層体およびその製造方法
JP2008087329A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 積層体および紙製容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021932A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Dainippon Printing Co Ltd 積層体およびその製造方法
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