JPH08243865A - X−yステージとx−yステージの駆動機構と半導体チップ実装装置 - Google Patents

X−yステージとx−yステージの駆動機構と半導体チップ実装装置

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JPH08243865A
JPH08243865A JP5426795A JP5426795A JPH08243865A JP H08243865 A JPH08243865 A JP H08243865A JP 5426795 A JP5426795 A JP 5426795A JP 5426795 A JP5426795 A JP 5426795A JP H08243865 A JPH08243865 A JP H08243865A
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JP
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stage
semiconductor chip
substrate
sliding
chip mounting
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JP5426795A
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Takeshi Nishizawa
武司 西澤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X−YステージとX−Yステージの駆動機構
と半導体チップ実装装置に関し、微細半導体チップの実
装に適応せしめる。 【構成】 手操作で上部摺動基板27がX−Y方向に移
動可能なX−Yステージ21は、基板27とベース基板22と
の間に固定手段30を有する。手動式X−Yステージの
駆動機構は、4節平面リンク機構を具え、X−Yステー
ジは手の動作が縮小された状態で動作される。手動式
半導体チップ実装装置は、半導体チップ供給用ステージ
と半導体チップ実装用ステージには前記のX−Yステ
ージを設けると共に、上下動可能な半導体チップ吸着ノ
ズルと接着剤転写ピンを設け、X方向に移動可能な一対
の該X−Yステージに対し、半導体チップ吸着ノズルの
下方に位置したとき共通使用される前記記載の駆動機
構を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手による直接的操作で
動作するX−Yステージと、そのX−Yステージの駆動
機構と、そのX−Yステージおよび駆動機構を用いた半
導体チップ実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は構成が簡易である従来の手動式半
導体チップ実装装置(ダイボンダー)の主要構成の説明
図である。
【0003】図6において、装置1の作業台2の上面に
はX方向(左右方向)に延在するガイドレール3が設け
られ、移動台4はガイドレール3に案内されてX方向に
移動する。
【0004】移動台4の上には、多数の半導体チップ5
を搭載した半導体チップ供給テーブル6と、半導体チッ
プ5を実装するワーク7を搭載するワーク台8と、接着
剤を供給する接着剤供給台9が設けられている。
【0005】作業台2の後方の直立部10の前面からは、
上下動または上下方向に所定角度だけ回動するアーム11
と12および顕微鏡13を支持するアーム14が突出し、アー
ム11の先端には半導体チップ5吸着用ノズル15が設けら
れ、アーム12の先端には接着剤転写用のピン16が設けら
れている。
【0006】ウエーハを分割した半導体チップ5は、U
Vシート上に貼着されており、ワーク7は、例えばリー
ドフレームのステージにセラミック基板17を接着したも
のであり、移動台4の上面に真空吸着される半導体チッ
プ供給テーブル6とワーク台8は、吸着カットスイッチ
19または20の操作によって吸着を解除し、手操作により
移動台4の上面で自由に位置決め可能である。
【0007】半導体チップ5をセラミック基板17に搭載
する手順は、先ず図6(a) に示す如く移動台4が左方向
に位置した状態で、アーム12を上下動させるとピン16の
先端には、接着剤供給台9の上面に被着する接着剤18の
一部が被着する。ただし、接着剤18は図示しないドクタ
ーナイフによって均一厚さにされている。
【0008】次いで、図6(b) に示す如く移動台4を右
方向の所定位置に移動した状態で、アーム12を上下動さ
せるとピン16の先端に被着する接着剤は、所定のセラミ
ック基板17の所定位置に転写されると共に、アーム11の
上下動によってノズル15は1個の半導体チップ5を吸着
する。
【0009】次いで、図6(a) に示す如く移動台4を左
方向の所定位置に移動せしめ、アーム11を上下動させる
と、ノズル15に吸着された半導体チップ5は、接着剤が
転写された所定のセラミック基板17の所定位置に搭載さ
れるようになる。
【0010】そして、顕微鏡13は接着剤を転写すべき所
定のセラミック基板17の所定位置の確認と、ノズル15が
吸着する半導体チップ5の確認に利用する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来装置
1は、半導体チップ5が比較的大きく、半導体チップ5
を実装するための位置合わせが容易な用途では問題なか
った。しかし、半導体チップ5が小さくなる、例えば半
導体チップ5の大きさが 0.5mm×0.5mm 程度以下になる
と、手操作による半導体チップ5搭載位置の微調整が困
難になる。
【0012】微小な半導体チップ5搭載位置の微調整
は、画像処理装置を具えた高精度のボンダーを使用すれ
ば解決可能である。しかし、そのような装置は極めて高
価かつ操作に熟練を要し、かつ、吸着用ノズル15による
半導体チップ5の吸着ミス(取り損ない)が生じ易く、
半導体チップ5を吸着してないノズル15がセラミック基
板17に当接し、その基板17に転写されていた接着剤がノ
ズル15の先端に被着すると、その接着剤は次に搭載すべ
き半導体チップ5の上面に被着し、その上面のワイヤボ
ンディングができないという問題点があった。
【0013】なお、前記高精度ボンダーの半導体チップ
供給テーブルおよびワーク台等に使用し、X−Y方向に
載物台の送りが可能なX−Yステージは、X方向および
Y方向の送り手段(例えば送りねじ機構)を具えた構成
であり、その送り手段の停止によって載物台の停止位置
が保持される。
【0014】このようなX−Yステージの送り手段は、
必要とする移動量を確保する必要がある。従って、半導
体チップをセラミック基板に搭載するボンダーに送り手
段付きX−Yステージを使用したとき、多数の半導体チ
ップを搭載した半導体チップ供給テーブルのX−Y方向
の移動量は、半導体チップ作成用ウエーハの直径(例え
ば5インチ)以上にする必要があり、一般に4個のセラ
ミック基板を搭載したリードフレームを搭載したワーク
台のX−Y方向の移動量は、4個のセラミック基板の上
面をカバーできるように、例えばセラミック基板の並ぶ
方向に 160mm程度となり、装置構成が複雑かつ大形化す
ると共に、取扱いおよび保守が煩わしくなるという問題
点が生じる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の半導体
チップ実装装置における前記問題点、即ち手動式のもの
では微小な半導体チップの位置調整が困難となり、高性
能装置では微小な半導体チップの吸着ミスに伴う不都合
を解決することおよび、新規の手動式半導体チップ実装
装置等に必要となる新規X−Yステージと、その駆動手
段を提供することである。
【0016】本発明の手動式半導体チップ実装装置等
に使用するための新規X−Yステージは、固定基板の平
滑面上に、Y方向に延在する第1のガイドレールと、該
第1のガイドレールに案内されてY方向に摺動自在な第
1の摺動基板と、該第1の摺動基板の上に固着されX方
向に延在する第2のガイドレールと、該第2のガイドレ
ールに案内されてX方向に摺動自在な第2の摺動基板と
を設け、該固定基板の平滑面と該第2の摺動基板との間
には、外部操作によって該第2の摺動基板を該固定基板
に固定する固定手段が設けられてなること、を特徴とす
る。
【0017】手動式X−Yステージを駆動させる本発
明の駆動機構は、第1,第2のリンクが平行し、第3,
第4のリンクが該第1,第2のリンクと交差する方向に
平行し、該第1,第2のリンクが該第3,第4のリンク
と回動自在なピンで連結され、該第3のリンクの一端を
回動自在に支持して該第1のリンクの一端を動かしたと
き、該第2のリンクと該第4のリンクとの連結部が該第
1のリンクの一端の動作の縮小動作を行なう4節平面リ
ンク機構を具え、該リンク機構の該第2,第4のリンク
の連結ピンが、前記記載構成のX−Yステージの第2
の摺動基板に固着されたアームと回動自在に連結されて
なること、を特徴とする。
【0018】本発明の他の駆動機構は、前記記載の
構成になる第1のX−Yステージの第2の摺動基板と前
記記載の4節平面リンク機構とが、前記記載のアー
ムによって連結され、該アームの中間部には外部操作に
よって開閉する一対の金具を有するクランプを設け、前
記記載構成になる第2のX−Yステージの第2の摺動
基板には該クランプの閉動作によって挟持される部材を
設けたこと、を特徴とする。
【0019】本発明による手動式半導体チップ実装装
置は、半導体チップ実装基板の所定位置に接着剤を被着
し、該接着剤にて半導体チップを該半導体チップ実装基
板に接着させる半導体チップ実装装置において、基台上
面にはX方向に延在するガイドレールが設けられ、該ガ
イドレールに案内されてX方向に摺動自在な摺動テーブ
ルには、前記記載構成の第1のX−Yステージおよび
第2のX−Yステージと、接着剤供給テーブルとがX方
向に並べて配設され、複数の半導体チップを保持する手
段を具えた該第1のX−Yステージの前記第2の摺動基
板および、半導体チップ実装用基板を保持する手段を具
えた該第2のX−Yステージの前記第2の摺動基板に
は、前記記載の連結用部材が設けられ、該基台上面に
はさらに前記記載のX−Yステージ駆動機構が設けら
れ、該駆動機構の前記アームの中間部には、該第1のX
−Yステージの連結用部材または該第2のX−Yステー
ジの連結用部材を挟持可能な前記記載のクランプが設
けられ、該摺動テーブルの上方には、該接着剤供給テー
ブルまたは該第2のX−Yステージに保持された該半導
体チップ実装用基板とが上下方向に対向したとき上下動
する接着剤転写ピンと、該第1のX−Yステージに保持
された半導体チップまたは該第2のX−Yステージに保
持された該半導体チップ実装用基板とが上下方向に対向
したとき上下動する半導体チップ吸着ノズルとが突出
し、該基台と該摺動テーブルとの間には、該接着剤転写
ピンと該接着剤供給テーブルとが上下方向に対向し、か
つ、該半導体チップ吸着ノズルと該第2のX−Yステー
ジに保持された該半導体チップ実装用基板とが上下方向
に対向したときの第1の位置決め手段と、該接着剤転写
ピンと該第2のX−Yステージに保持された該半導体チ
ップ実装用基板とが上下方向に対向し、かつ、該半導体
チップ吸着ノズルと該第1のX−Yステージに保持され
た半導体チップとが上下方向に対向したときの第2の位
置決め手段とを具えたこと、を特徴とする。
【0020】
【作用】上記手段によるX−Yステージは、手の直接操
作によって第2の摺動基板がX−Y方向に調整自在であ
り、調整後の第2の摺動基板の位置が固定手段によって
保持されるようになる。
【0021】上記手段によるX−Yステージの駆動機構
は、4節平面リンク機構によって手動式X−Yステージ
を操作するため、直接操作では不可能な微細動作を可能
にする。
【0022】上記手段による手動式半導体チップ実装装
置は、固定手段を具えた手動式X−Yステージと、4節
平面リンク機構を利用することで手動式X−Yステージ
の微細動を可能にした駆動機構とを具え、その駆動機構
はX方向に摺動する第1,第2のX−Yステージに対し
共通に利用できるように構成されるため、簡易な構成に
も係わらず、微小な半導体チップの確実な吸着およびそ
の半導体チップの正確な実装(位置決めと接着)が可能
になる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の実施例によるX−Yステージ
の概略を示す斜視図、図2は本発明の他の実施例による
X−Yステージの斜視図、図3は本発明の実施例による
X−Yステージの駆動機構を示す斜視図、図4は本発明
の他の実施例によるX−Yステージの駆動機構を示す斜
視図、図5は本発明の実施例による半導体チップ実装装
置の概略を示す斜視図である。
【0024】図1において、(a) はX−Yステージの全
体を示す斜視図、(b) は固着手段の説明図、(c) はガイ
ドレールに沿って移動する摺動体の説明図である。X−
Yステージ21は、平滑仕上げされた基板22の上面に、Y
方向に延在する2本のガイドレール23を装着し、基板24
の下面に装着した4個の摺動体(市販の循環式直動ボー
ル軸受)25は、対応するガイドレール23に嵌合してい
る。従って、基板24は手操作によってY方向に摺動自在
である。
【0025】基板24の上面には、X方向に延在する2本
のガイドレール26を装着し、基板27の下面に装着した4
個の摺動体(市販の循環式直動ボール軸受)28は対応す
るガイドレール26に嵌合している。従って、基板27は手
操作によってX方向に摺動自在であり、そのため基板24
は、手操作によってX−Y方向に移動可能となる。
【0026】図1(b) において、基板27の下面に装着し
たロックユニット(固定手段)30は、基板22の上面に対
向する吸気穴31が開口し、吸着効果を確実にするため基
板22の上面を摺動するOリング32が、吸気穴31を囲う如
く下面に設けられ、側面より導出する吸気管33は導出端
は、図示しない真空ポンプに接続されている。
【0027】図1(c) において、摺動体25 (または28)
は、循環する多数の鋼球25-1を内蔵しており、ガイドレ
ール23 (または26) には、鋼球25-1の一部が嵌合する溝
23-1がその全長に渡って形成されており、摺動体25は溝
23-1に沿って移動するようになる。
【0028】かかるX−Yステージ21において、吸気穴
31からの吸気を解除すると基板24は、手操作によってX
−Y方向に移動可能であり、基板24を所定位置に位置決
めしたのち吸気穴31から吸気するうよにすれば、基板24
はその位置に固定されるようになる。
【0029】図2において、X−Yステージ21-1は、図
1を用いて説明したX−Yステージ21の基板27の一側か
ら突片 (挟持用部材) 27-1が突出し、所望物品を搭載し
適当な手段で固定させる載物台板35は、中間台板36を介
して基板27に装着されている。
【0030】中間部を2段曲げ加工した中間台板36に
は、基板27の上面と接する部分にX方向へ延在する長穴
37が形成され、長穴37を貫通するクランプねじ38の下端
の雄ねじ部は、基板27に設けた雌ねじに嵌合する。従っ
て、ねじ38を緩めると台板36は、長穴37の長さだけX方
向に移動可能となる。
【0031】台板35には、Y方向に延在する長穴39が形
成され、長穴39を貫通するクランプねじ40の下端の雄ね
じ部は、台板36に設けた雌ねじに嵌合する。従って、ね
じ40を緩めると台板35は、長穴39の長さだけY方向に移
動可能となる。
【0032】このように、X−Yステージ21-1におい
て、台板35のY方向の移動量は、基板24の移動量と長穴
40の長さとを足した値となり、台板35のX方向の移動量
は、基板27のX方向移動量に長穴37の長さを足した値に
なる。
【0033】そこで、台板35の上に所望試料を搭載し、
ロックユニット30を非動作状態とし、必要に応じて長穴
37,39 を利用した粗動によって搭載試料の大雑把な位置
決めを行なったのち、例えば顕微鏡で観察しつつ突片27
-1を介して台板27を動かし、搭載試料が所望位置になっ
たとき、ロックユニット30を基板22の上面に吸着させる
ようにする。
【0034】なお、図1のX−Yステージ21において、
ガイドレール23と26の長さをそれぞれ長穴37,39 の長さ
だけ長くすれば、台板36と長穴37,39 およびねじ38,40
が不要になる。しかし、ガイドレール23と26が長くなる
ことで大形化する。
【0035】図3において、X−Yステージ21を遠隔操
作し、台板27の微細移動を可能とするX−Yステージ駆
動機構41は4節平面リンク機構、即ち平行する一対のリ
ンク42, 43と、リンク42, 43と交差する方向に平行する
一対のリンク44, 45とを、回動自在なピン46,47,48,49
で接続し、リンク42の手前端には駆動機構41の操作用握
り50を設け、リンク43と45を連結するピン49には、一端
を基板27に固着したアーム51の他端が回動自在に嵌合
し、リンク44の右端部は位置固定の支持軸52と回動自在
に嵌合している。
【0036】真空吸着口が開口する握り50の下面は、平
滑仕上げされた基板53の上面を移動自在であり、スイッ
チ54を装着した握り50の側面から、前記吸着口に連通す
る吸気管55とコード56が導出している。スイッチ54の操
作によってコード56に流れる電気信号は、吸気管55の吸
気を停止し、スイッチ54の非操作時の握り50は基板53の
上面に真空吸着される。
【0037】このような駆動機構41において、ピン49は
基板53の上面と平行面内で握り50の動作を一定比率で縮
小した移動を行ない、X−Yステージ21の基板27はピン
49と同一移動を行なうようになる。従って、基板27のX
−Y方向の移動は、駆動機構41を使用することで、直接
の手操作より微細な移動を容易にする。
【0038】そこで、ロックユニット30と握り50の吸着
を解除し、握り50を動かして台板27を所望位置にしたの
ち、ロックユニット30と握り50を基板22または53に吸着
させると、台板27はその所望位置に固定されるようにな
る。
【0039】図4において、X−Yステージ21-1の駆動
機構41-1は、X−Yステージ21と駆動機構41および、X
−Yステージ21と駆動機構41との連結アーム51に設けた
クランパ60により構成される。
【0040】エアーシリンダ, 電磁チャック等を利用で
きるクランパ60、例えば一対の吸気管63が導出するエア
ーシリンダ (クランパ)60 は、上下方向に開閉動作する
一対の爪金具61と62を具え、X−Yステージ21-1の基板
27より突出する突片27-1を挟持する一対の爪金具61と62
の閉動作は、X−Yステージ21-1と駆動機構41-1とを連
結させる。
【0041】このような駆動機構41-1を用いたX−Yス
テージ21-1の操作は、X−Yステージ21とX−Yステー
ジ21-1のロックユニット30および握り50の吸着を解除
し、爪金具61と62が突片27-1を挟持するようにしたの
ち、握り50を基板53の上面に沿って移動させる。
【0042】すると、X−Y方向に移動自在なX−Yス
テージ21-1の台板27は、握り50の運動に対し一定比率で
縮小した運動を行なうようになり、該台板27が所望位置
になったとき、X−Yステージ21-1のロックユニット30
を真空吸着せしめたのち、爪金具61と62による突片27-1
の挟持を解除すると、X−Yステージ21-1の台板27は所
定位置に固定されるようになる。
【0043】図5(a) の半導体チップ実装装置(ダイボ
ンダー)71において、テーブル72の上面にはX方向(左
右方向)に延在するガイドレール3が設けられ、移動台
4はガイドレール3に案内されてX方向に移動する。
【0044】前後方向に所定角度だけ回動自在なローラ
73が嵌合するV溝によって所定の2ヶ所で位置決めされ
る移動台4の上には、多数の半導体チップ5を載物板35
に搭載した半導体チップ供給用X−Yステージ21-1と、
複数個(図は4個)のセラミック基板17を搭載した4連
のリードフレーム7を載物板35に搭載した半導体チップ
実装用X−Yステージ21-1′と、接着剤供給台9が設け
られている。ただし、X−Yステージ21-1と21-1′は、
その配設を一点鎖線で示す。
【0045】テーブル72の後方の直立部73の前面から
は、上下動または上下方向に所定角度だけ回動するアー
ム11と12および顕微鏡13を支持するアーム14が突出し、
アーム11の先端には半導体チップ5吸着用ノズル15が設
けられ、アーム12の先端には接着剤転写用のピン16が設
けられている。
【0046】ノズル15およびピン16は、例えばカム機構
を採用したアーム11と12の上下動によって所定のタイミ
ング、即ち、ノズル15が1個の半導体チップ7を吸着す
るとき、吸着したその半導体チップ7を所定のセラミッ
ク基板17の所定位置に搭載するとき、ピン16がその先端
に接着剤を被着させるとき、先端に被着した接着剤を所
定のセラミック基板17の所定位置に転写するタイミング
で上下動するようになる。
【0047】上面を平滑に加工したテーブル72の左端部
には、X−Yステージ駆動機構41-1の握り50が配設され
ており、一部分のみ図示する駆動機構41-1のエアーシリ
ンダ60に設けた一対の爪金具61と62は、X−Yステージ
21-1または21-1′の突片27-1を挟持するようになる。
【0048】かかる装置71において、多数の半導体チッ
プ5はセラミック基板17の所定位置に順次実装させる。
そのため、図5に示す如く移動台4が左方向の定位置に
位置したとき、接着剤18の一部をピン16の先端に被着せ
しめ、ノズル15に吸着した半導体チップ5はセラミック
基板17に実装するようになり、移動台4が右方向の定位
置に位置したとき、1個の半導体チップ5をノズル15が
吸着し、ピン16の先端に被着する接着剤を所定のセラミ
ック基板17の所定位置に転写するようになる。
【0049】そして、ノズル15に吸着すべき半導体チッ
プ5の選択と位置調整作業は、X−Yステージ21-1の載
物台板35がノズル15の下方に位置した状態で、顕微鏡で
観察しながら駆動機構41-1を操作して行なう。その際、
半導体チップ5の大きな移動は、図2を用いて説明した
載物台板35の粗動を利用する。
【0050】所定のセラミック基板17の所定位置に接着
剤を転写する作業は、X−Yステージ21-1′の載物台板
35がピン16の下方に位置した状態で、顕微鏡で観察しな
がら駆動機構41-1を操作して行なう。その際、リードフ
レーム7の大きな移動は、図2を用いて説明した載物台
板35の粗動を利用する。
【0051】導体チップ5を搭載すべき所定のセラミッ
ク基板17の位置調整作業は、X−Yステージ21-1′の載
物台板35がノズル15の下方に位置した状態で、顕微鏡13
で観察しながら駆動機構41-1を操作して行なう。
【0052】吸着すべき半導体チップ5をノズル15の下
方に位置決めするに際し、顕微鏡13を用いた前記方法に
替えて着色光の利用を提案する。即ち、図5(b) に示す
如くノズル15の上部を開閉可能とし、該上部を開状態に
したときノズル15を上下方向に貫通する吸気穴76を通し
て、発光ダイオード77の着色光 (例えば赤色光) 78が照
射された位置に、所望の半導体チップ5が来るように、
X−Yステージ21-1′を調整する。
【0053】なお、一般にウエーハを分割した半導体チ
ップ5は、UVシート上に貼着されており、多数個の中
から選択してノズル15に吸着させる1個の半導体チップ
5は、UVシートの下方から針状のエジェクトピンで突
き上げるようになる。
【0054】ノズル15およびピン16の上下動は、従来装
置におけるそれらと同様にカムを利用しており、そのカ
ム機構は、操作パネル74を装着した直立部73内に収容さ
れており、そのカム機構は図5の右手前に示すレバー75
の操作によって行なうようになり、真空ポンプ79はノズ
ル15による半導体チップ5の吸着等の各種吸着用であ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明の手動式X−Yステージは、送り
ねじ等の機械的駆動手段に依存することなく、X−Y方
向に位置決め可能な上部摺動基板の設定が固定手段によ
って容易かつ確実となり、手動式半導体チップ実装装置
に使用したとき、従来装置よりも精度および信頼性の高
い装置を提供可能にする。
【0056】本発明の手動式X−Yステージの駆動機構
は、4節平面リンク機構によって手動式X−Yステージ
を操作するため、直接操作では不可能なステージの微細
設定を可能にする。
【0057】本発明の手動式半導体チップ実装装置は、
固定手段を具えた手動式X−Yステージと、4節平面リ
ンク機構を利用することで手動式X−Yステージの微細
動を可能にした駆動機構とを具え、かつ、その駆動機構
は一対のX−Yステージに対し共通に利用できるように
構成される。そのため、簡易な構成にも係わらず、従来
の半導体チップ実装装置で得られない確実性と高精度な
半導体チップ実装が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるX−Yステージの概略
を示す斜視図
【図2】 本発明の他の実施例によるX−Yステージの
斜視図
【図3】 本発明の実施例によるX−Yステージ駆動機
構の斜視図
【図4】 本発明の他の実施例によるX−Yステージ駆
動機構の斜視図
【図5】 本発明の実施例による半導体チップ実装装置
の概略を示す斜視図
【図6】 従来の手動式半導体チップ実装装置の主要構
成図
【符号の説明】
3 ガイドレール 4 移動台 5 半導体チップ 7 リードフレーム 15 半導体チップ吸着用ノズル 16 接着剤転写用ピン 17 セラミック基板 18 接着剤 21, 21-1, 21-1′ X−Yステージ 22 固定基板 23,26 ガイドレール 24,27 摺動基板 27-1 挟持用部材 (突片) 30 固定手段(真空吸着ブロック) 31 真空吸着ブロックの吸気穴 41, 41-1 駆動機構(4節平面リンク機構) 42,43,44,45 リンク 50 駆動機構操作用握り 51 リンク機構接続用アーム 60 クランパ (エアーシリンダ) 61,62 爪金具 71 半導体チップ実装装置 79 真空ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定基板の平滑面上には、Y方向に延在
    する第1のガイドレールと、該第1のガイドレールに案
    内されてY方向に摺動自在な第1の摺動基板と、該第1
    の摺動基板の上に固着されX方向に延在する第2のガイ
    ドレールと、該第2のガイドレールに案内されてX方向
    に摺動自在な第2の摺動基板とが設けられており、 該固定基板の平滑面と該第2の摺動基板との間には、外
    部操作によって該第2の摺動基板を該固定基板に固定す
    る固定手段が設けられてなること、 を特徴とするX−Yステージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固定手段が、前記固定基
    板の平滑面に対向して吸気穴が開口する真空吸着ブロッ
    クであり、真空ポンプと該吸気穴とを吸気管で接続した
    該真空吸着ブロックが、前記第2の摺動基板に装着され
    てなること、 を特徴とするX−Yステージ。
  3. 【請求項3】 第1,第2のリンクが平行し、第3,第
    4のリンクが該第1,第2のリンクと交差する方向に平
    行し、該第1,第2のリンクが該第3,第4のリンクと
    回動自在なピンで連結され、該第3のリンクの一端を回
    動自在に支持して該第1のリンクの一端を動かしたと
    き、該第2のリンクと該第4のリンクとの連結部が該第
    1のリンクの一端の動作の縮小動作を行なう4節平面リ
    ンク機構を具え、 該リンク機構の該第2,第4のリンクの連結ピンが、請
    求項1記載のX−Yステージの第2の摺動基板に固着さ
    れたアームと回動自在に連結されてなること、 を特徴とするX−Yステージの駆動機構。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の構成になる第1のX−Y
    ステージの第2の摺動基板と請求項3記載の4節平面リ
    ンク機構とは、請求項3記載のアームによって連結さ
    れ、該アームの中間部には外部操作によって開閉する一
    対の金具を有するクランプを設け、請求項1記載の構成
    になる第2のX−Yステージの第2の摺動基板には該ク
    ランプの閉動作によって挟持される挟持用部材を設けた
    こと、 を特徴とするX−Yステージの駆動機構。
  5. 【請求項5】 半導体チップ実装基板の所定位置に接着
    剤を被着し、該接着剤にて半導体チップを該半導体チッ
    プ実装基板に接着させる半導体チップ実装装置におい
    て、 基台上面にはX方向に延在するガイドレールが設けら
    れ、 該ガイドレールに案内されてX方向に摺動自在な摺動テ
    ーブルには、請求項1に記載された構成の第1のX−Y
    ステージおよび第2のX−Yステージと、接着剤供給テ
    ーブルとがX方向に並べて配設され、 複数の半導体チップを保持する手段を具えた該第1のX
    −Yステージの前記第2の摺動基板および、半導体チッ
    プ実装用基板を保持する手段を具えた該第2のX−Yス
    テージの前記第2の摺動基板には、請求項3記載の挟持
    用部材が設けられ、 該基台上面にはさらに請求項3記載のX−Yステージ駆
    動機構が設けられ、 該駆動機構の前記アームの中間部には、該第1のX−Y
    ステージの連結用部材または該第2のX−Yステージの
    連結用部材を挟持可能な請求項4記載のクランプが設け
    られ、 該摺動テーブルの上方には、該接着剤供給テーブルまた
    は該第2のX−Yステージに保持された該半導体チップ
    実装用基板とが上下方向に対向したとき上下動する接着
    剤転写ピンと、該第1のX−Yステージに保持された半
    導体チップまたは該第2のX−Yステージに保持された
    該半導体チップ実装用基板とが上下方向に対向したとき
    上下動する半導体チップ吸着ノズルとが突出し、 該基台と該摺動テーブルとの間には、該接着剤転写ピン
    と該接着剤供給テーブルとが上下方向に対向し、かつ、
    該半導体チップ吸着ノズルと該第2のX−Yステージに
    保持された該半導体チップ実装用基板とが上下方向に対
    向したときの第1の位置決め手段と、該接着剤転写ピン
    と該第2のX−Yステージに保持された該半導体チップ
    実装用基板とが上下方向に対向し、かつ、該半導体チッ
    プ吸着ノズルと該第1のX−Yステージに保持された半
    導体チップとが上下方向に対向したときの第2の位置決
    め手段とを具えたこと、 を特徴とする半導体チップ実装装置。
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