JPH082432Y2 - ２サイクルエンジン - Google Patents
２サイクルエンジンInfo
- Publication number
- JPH082432Y2 JPH082432Y2 JP12869190U JP12869190U JPH082432Y2 JP H082432 Y2 JPH082432 Y2 JP H082432Y2 JP 12869190 U JP12869190 U JP 12869190U JP 12869190 U JP12869190 U JP 12869190U JP H082432 Y2 JPH082432 Y2 JP H082432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- intake hole
- reed valve
- intake
- scavenging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Check Valves (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本願考案は２サイクルエンジンの吸気孔部の改良に関
する。
する。
（従来の技術） 前記吸気孔には、シリンダ側壁を貫く補助掃気孔を連
設するのが一般であり、該補助掃気孔は、混合気が燃焼
室にスムーズに流入できるように上向きに傾斜して設け
られている（特開昭56−517）。
設するのが一般であり、該補助掃気孔は、混合気が燃焼
室にスムーズに流入できるように上向きに傾斜して設け
られている（特開昭56−517）。
（考案が解決しようとする課題） 前記のようにシリンダ壁に傾斜した補助掃気孔を設け
ると、シリンダを例えばダイキャストにより製造する際
に該補助掃気孔部分の中子を抜くことが困難になるた
め、金型及び型抜き工程が複雑になり、型の数が増え型
抜きに長時間を要する不具合がある。
ると、シリンダを例えばダイキャストにより製造する際
に該補助掃気孔部分の中子を抜くことが困難になるた
め、金型及び型抜き工程が複雑になり、型の数が増え型
抜きに長時間を要する不具合がある。
したがって、本考案はシリンダの金型が簡単になり鋳
造が容易に行われると共に、エンジンの作動中従来の補
助掃気孔と同じ掃気作用を行う手段を得ることを課題と
する。
造が容易に行われると共に、エンジンの作動中従来の補
助掃気孔と同じ掃気作用を行う手段を得ることを課題と
する。
（課題を解決するための手段） 本考案における前記課題の解決手段は、シリンダに該
シリンダ内部に達する吸気孔と該吸気孔からクランクケ
ースに通じる呼吸通路を設け、該吸気孔に対向して配置
した吸気通路の出口の弁座に面して、下端を自由端とし
たリード弁とリード弁ストッパを設けた２サイクルエン
ジンにおいて、該リード弁ストッパの下端を、吸気孔の
上部でシリンダ上方を指向する傾斜したガイド部とした
ことを特徴とする。
シリンダ内部に達する吸気孔と該吸気孔からクランクケ
ースに通じる呼吸通路を設け、該吸気孔に対向して配置
した吸気通路の出口の弁座に面して、下端を自由端とし
たリード弁とリード弁ストッパを設けた２サイクルエン
ジンにおいて、該リード弁ストッパの下端を、吸気孔の
上部でシリンダ上方を指向する傾斜したガイド部とした
ことを特徴とする。
（作用） 前記の手段を備えるから、掃気行程において混合気
は、クランクケースから呼吸通路及び吸気孔を経てシリ
ンダに流入する際に、リード弁ストッパのガイド部に案
内されて、斜め上向きにシリンダ内の上部に流入して掃
気作用を行う。
は、クランクケースから呼吸通路及び吸気孔を経てシリ
ンダに流入する際に、リード弁ストッパのガイド部に案
内されて、斜め上向きにシリンダ内の上部に流入して掃
気作用を行う。
（実施例） 以下、図面によって本考案の実施例を説明する。第１
図において１は本考案の２サイクルエンジン、２はその
シリンダでダイキャストにより形成される。３はクラン
クケース、４はピストン、５はコンロッド、６はクラン
ク軸で、シリンダ２には吸気孔７、掃気孔８、排気孔９
が設けられ、シリンダ２とクランクケース３にわたって
呼吸通路10が設けられる。
図において１は本考案の２サイクルエンジン、２はその
シリンダでダイキャストにより形成される。３はクラン
クケース、４はピストン、５はコンロッド、６はクラン
ク軸で、シリンダ２には吸気孔７、掃気孔８、排気孔９
が設けられ、シリンダ２とクランクケース３にわたって
呼吸通路10が設けられる。
吸気孔７の上縁12は、シリンダ穴面に略直交して該上
縁12を形成する中子の外方への抜出しが容易に行えるよ
うにしてある。また該吸気孔７の外側にはフランジ13が
形成されてこれによって弁筒14が固定され、更に気化器
15が連結されている。弁筒14は、気化器15への伝熱を防
ぐために熱伝導率の低い合成樹脂製とされ、内部に気化
器15に連通する吸気通路16が貫設され、その出口に弁座
17が形成され、また該弁座17の下部に呼吸通路10へ張出
すガイド面18が形成されている。該ガイド面18は、後記
するリード弁ストッパのガイド部と共に掃気作用を向上
すべく呼吸通路10から吸入する混合気に方向性をもたせ
るためのものである。
縁12を形成する中子の外方への抜出しが容易に行えるよ
うにしてある。また該吸気孔７の外側にはフランジ13が
形成されてこれによって弁筒14が固定され、更に気化器
15が連結されている。弁筒14は、気化器15への伝熱を防
ぐために熱伝導率の低い合成樹脂製とされ、内部に気化
器15に連通する吸気通路16が貫設され、その出口に弁座
17が形成され、また該弁座17の下部に呼吸通路10へ張出
すガイド面18が形成されている。該ガイド面18は、後記
するリード弁ストッパのガイド部と共に掃気作用を向上
すべく呼吸通路10から吸入する混合気に方向性をもたせ
るためのものである。
前記吸気通路16の出口及び弁座17は、前記吸気口７に
対向しており、該弁座17を開閉するリード弁19とリード
弁ストッパ20は、ねじ20aによって弁筒14に固定され、
リード弁19の前後の圧力差で吸気通路16を開閉する。
対向しており、該弁座17を開閉するリード弁19とリード
弁ストッパ20は、ねじ20aによって弁筒14に固定され、
リード弁19の前後の圧力差で吸気通路16を開閉する。
リード弁ストッパ20は、第２図に示すように開口21を
備えると共に、下端が上向きに曲折されてガイド部22と
なっており、ガイド部22は、吸気孔７内で上縁12の近く
にあってシリンダ内部の燃焼室を指向し、前記ガイド面
18で導かれた混合気流に更に方向性をもたせる。
備えると共に、下端が上向きに曲折されてガイド部22と
なっており、ガイド部22は、吸気孔７内で上縁12の近く
にあってシリンダ内部の燃焼室を指向し、前記ガイド面
18で導かれた混合気流に更に方向性をもたせる。
以上により、ピストン４が上昇するとリード弁19が弁
座17から離れ、混合気が吸気通路16から呼吸通路10を経
てクランクケース３内に吸入され、ピストン４が下降し
て掃気行程に移ると、リード弁19が弁座17を閉じ、クラ
ンクケース３内の混合気は、呼吸通路10を経て、シリン
ダ内上部の燃焼室を指向するガイド面18及びガイド部22
に案内されてシリンダ２内に流入し、補助掃気として作
用し、前記掃気孔８から出る混合気と共に掃気作用を行
なう。このため、従来の吸気孔に続いて傾斜して設けた
補助掃気孔と同様の作用を行なう。
座17から離れ、混合気が吸気通路16から呼吸通路10を経
てクランクケース３内に吸入され、ピストン４が下降し
て掃気行程に移ると、リード弁19が弁座17を閉じ、クラ
ンクケース３内の混合気は、呼吸通路10を経て、シリン
ダ内上部の燃焼室を指向するガイド面18及びガイド部22
に案内されてシリンダ２内に流入し、補助掃気として作
用し、前記掃気孔８から出る混合気と共に掃気作用を行
なう。このため、従来の吸気孔に続いて傾斜して設けた
補助掃気孔と同様の作用を行なう。
なお、図中23は、クランク軸６の回転を伝達するため
の変速機である。
の変速機である。
（考案の効果） 以上のように、従来用いられているリード弁ストッパ
の先端を曲折するだけでガイド部が形成でき、掃気を上
向きに案内できるから、従来のようにシリンダに吸気孔
に続く上向きの掃気孔を設けたり、上向きの案内面を設
ける必要がなくなり、シリンダを鋳造するときの金型又
は型抜き工程が簡略化されてコストを低減できる効果を
有する。
の先端を曲折するだけでガイド部が形成でき、掃気を上
向きに案内できるから、従来のようにシリンダに吸気孔
に続く上向きの掃気孔を設けたり、上向きの案内面を設
ける必要がなくなり、シリンダを鋳造するときの金型又
は型抜き工程が簡略化されてコストを低減できる効果を
有する。
第１図は本考案の実施例の縦断面図、第２図はリード弁
ストッパの斜面図である。 ２…シリンダ、７…吸気孔 10…呼吸通路、12…上縁 14…弁筒、17…弁座 18…案内面、19…リード弁 20…リード弁ストッパ 22…ガイド部
ストッパの斜面図である。 ２…シリンダ、７…吸気孔 10…呼吸通路、12…上縁 14…弁筒、17…弁座 18…案内面、19…リード弁 20…リード弁ストッパ 22…ガイド部
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダに該シリンダ内部に達する吸気孔
と該吸気孔からクランクケースに通じる呼吸通路を設
け、該吸気孔に対向して配置した吸気通路の出口の弁座
に面して、下端を自由端としたリード弁とリード弁スト
ッパを設けた２サイクルエンジンにおいて、該リード弁
ストッパの下端を、吸気孔の上部でシリンダ上方を指向
する傾斜したガイド部としたことを特徴とする２サイク
ルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12869190U JPH082432Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ２サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12869190U JPH082432Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ２サイクルエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0484723U JPH0484723U (ja) | 1992-07-23 |
| JPH082432Y2 true JPH082432Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31876137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12869190U Expired - Fee Related JPH082432Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ２サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082432Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12869190U patent/JPH082432Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0484723U (ja) | 1992-07-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |