JPH0320533Y2 - - Google Patents

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JPH0320533Y2
JPH0320533Y2 JP1985181629U JP18162985U JPH0320533Y2 JP H0320533 Y2 JPH0320533 Y2 JP H0320533Y2 JP 1985181629 U JP1985181629 U JP 1985181629U JP 18162985 U JP18162985 U JP 18162985U JP H0320533 Y2 JPH0320533 Y2 JP H0320533Y2
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JP
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air
cooling
cooling air
cylinder
vertical wall
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JP1985181629U
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JPS6288874U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は冷却フアンカバー内にエアークリーナ
ーの吸気取入口を開口する内燃機関のエアークリ
ーナーに関する。
(従来技術及びその課題) この種の内燃機関のエアークリーナーとして
は、実開昭58−149560、実開昭59−60381及び実
公昭58−51398等があり、いずれもフアンケース
内にエアークリーナーの吸気取入口を開口してい
る。しかしながら冷却フアンで吸い込んだダスト
を積極的に排出する構造を備えていないので、冷
却フアンで加圧されたダストがエアークリーナー
に吸込まれ、エアークリーナーのエレメントが詰
まる恐れがある。
エアークリーナーがダストを吸込むのを防止す
るために、例えば特開昭55−32980及び実開昭59
−60380等がある。ところがエアークリーナーの
吸気取入口は、冷却風が圧送されて通る壁部分に
配置されているので、エアークリーナー室及び気
化器入口部の圧力変動が大きく、気化器の空燃比
のセツテイングが困難である。
(目的) 本考案の目的は、エアークリーナーがダストを
吸込むのを防止すると共に、安定した正圧の空気
をエアークリーナーから吸込めるようにした、キ
ヤブレターのセツテイングを容易にすることであ
る。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、遠心式フ
アン部分からシリンダー周囲のフアンカバー内部
分へと冷却風を導く冷却風ガイド用壁をフアンカ
バーに備え、上記ガイド用壁に沿う冷却風流れ方
向の先端であつて、冷却風に対向するフアンハウ
ジング上壁にダスト放出用の冷却風出口を形成
し、エアークリーナーの吸気入口部を、シリンダ
ー周囲で上記ガイド用壁から離れた箇所に開口し
ている。
(実施例) 本考案を適用した内燃機関の縦断面図を示す第
1図において、クランク軸1の一端部にフライホ
イール4を介して遠心式冷却フアン2が固着され
ており、該フアン2を冷却フアンカバー6により
覆つている。フアンカバー6は上方のシリンダー
5及びシリンダーヘツド7まで延設されている。
シリンダー5には概ね水平な冷却フアン25が複
数枚形成されており、シリンダーヘツド7には上
方突出状の冷却フアン26が複数枚形成されてい
る。第2図に示すようにフアンカバー6はシリン
ダーヘツド7等のクランク軸方向の一側面を覆つ
ており、カバー6の側壁13には複数の冷却空気
取入口14が形成されている。またシリンダーヘ
ツド7の冷却フイン26はクランク軸長さ方向と
平行に延びるように形成されている。
第1図のフアンカバー6のうち、シリンダー5
及びシリンダーヘツド7を覆うカバー上半部分は
1対の縦壁9,10、上壁11及び側壁13(第
2図)を備えており、一方の縦壁9は上方に行く
に従いシリンダー5側(シリンダー中心側)に来
るように傾斜し、冷却風ガイド用縦壁として構成
されている。該ガイド用縦壁9に対向する縦壁1
0は概ね垂直に形成されている。上壁11はガイ
ド用縦壁9に対して概ね直角に形成されている。
上壁11には、ガイド用縦壁9に沿う冷却風の流
れ方向Fの先端に対応する箇所に冷却風出口15
が形成されている。冷却風出口15のガイド用縦
壁9とは反対側の分には下方に延びるガイド板1
6が設けられている。
エアークリーナー18は垂直な縦壁10の外側
面に設けられており、エアークリーナー18の吸
気取入口20は縦壁10の上端部の孔からカバー
6内のシリンダー周囲部分に開口している。即ち
エアークリーナー18の吸気取入口20はガイド
用縦壁9から離れた箇所に配置されている。
エアークリーナー18内にはエレメント21が
収納されている。エアークリーナー18の下端出
口部18aは気化器23に接続し、気化器23は
シリンダー5の吸気口に接続している。
なおエアークリーナー18は例えば樹脂ででき
ており、またフアンカバー6は板金あるいは樹脂
でできている。
(作用) 第1図の冷却フアン2の回転によりフアンカバ
ー中央部の冷却空気取入口14から吸込まれる空
気は、冷却フアンにより加圧され、縦壁9に沿つ
てフアンカバー6内の上部に流入し、その大半は
そこから第2図の矢印のようにシリンダーヘツド
7及びシリンダー5の周囲へと流れてそれらを冷
却し、また第1図のカバー6内上部に至つた上記
冷却風の一部はエアークリーナー18により吸込
まれる。
上記のような冷却風の流れにおいて、空気取入
口14からフアンカバー6内に吸込まれるダスト
は、加圧された冷却風と共に遠心力によりガイド
用縦壁9に沿つて矢印F方向に送られ、冷却風出
口15から冷却風の一部と共に外部に速やかに排
出される。従つてダストを分離した後の清浄な空
気によつてシリンダー5及びシリンダーヘツド7
を冷却し、また清浄な空気の一部がエアークリー
ナー18に吸込まれる。
エアークリーナー18はフアンカバー6の上部
内に少し加圧された空気を吸込むが、吸気取入口
20がガイド用縦壁9から離れているので、縦壁
9に沿う冷却風の激しい流れFの影響は極めて小
さく、従つて常時安定した正圧の空気を吸込む。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、冷却フアンカバ
ー内にエアークリーナーの吸気取入口を開口する
内燃機関において、遠心式フアン部分からシリン
ダー周囲のカバー内部分へと冷却風を導く冷却風
ガイド用壁をフアンカバーに備え、ガイド用壁に
沿つ冷却風流れ方向先端であつて、冷却風に対向
するフアンハウジング上壁にダスト放出用の冷却
風出口を形成し、エアークリーナーの吸気取入口
を、シリンダー周囲で上記ガイド用壁から離れた
箇所に開口しているので、次のような利点があ
る。
(1) フアンカバー6内に吸込まれるダストを、冷
却風出口15から速やかに排出できるので、シ
リンダー5及びシリンダーヘツド7の周囲にダ
スト分離後の清浄な冷却空気を常時供給でき、
シリンダー5及びシリンダーヘツド7のフイン
25,26等にダストが詰まることはなく、ダ
スト詰まりによる冷却不足及びオーバーヒート
の心配がない。
即ち冷却風出口15は、冷却フアンカバー6
のガイド用縦壁9に沿う冷却風流れ方向先端で
あつて、冷却風に対向するフアンハウジング上
壁11に形成されており、一方エアークリーナ
ー18の吸気取入口20を、シリンダー周囲で
上記ガイド用縦壁9から離れた箇所に開口して
いるので、エアークリーナー18に冷却風が入
る前に、スームズにかつ効率よく、冷却風と共
に塵埃が排出される。
(2) エアークリーナー18の吸気取入口20を、
シリンダー周囲において上記ガイド用縦壁9か
ら離れたカバー内部分に開口しているので、エ
アークリーナー18は常にダストが分離された
後の清浄な空気を吸込むことができ、エレメン
ト21の詰まりを防止できる。
(3) エアークリーナー18の吸気取入口20を、
シリンダー周囲において上記ガイド用縦壁9か
ら離れたカバー内部分に開口しているので、エ
アークリーナー18内の圧力変動が少なく、常
に安定した正圧の空気を吸込むことができる。
従つて気化器23の空燃比の変動は極めて少な
く、気化器23の空燃比のセツテイングが容易
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した内燃機関の縦断面図
(第2図の−断面図)、第2図は平面図(第1
図の矢視図)である。 2……冷却フアン、5……シリンダー、6……
冷却フアンカバー、9……ガイド用縦壁、15…
…冷却風出口、18……エアークリーナー、20
……吸気取入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却フアンカバー6内にエアークリーナー18
    の吸気取入口20を開口する内燃機関において、
    遠心式フアン部分からシリンダー周囲のフアンカ
    バー内部分へと冷却風を導く冷却風ガイド用縦壁
    9を冷却フアンカバー6に備え、上記ガイド用縦
    壁9に沿う冷却風流れ方向先端であつて、冷却風
    に対向するフアンハウジング上壁11にダスト放
    出用の冷却風出口15を形成し、エアークリーナ
    ー18の吸気取入口20を、シリンダー周囲で上
    記ガイド用縦壁9から離れた箇所に開口したこと
    を特徴とする内燃機関のエアークリーナー。
JP1985181629U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0320533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985181629U JPH0320533Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JP1985181629U JPH0320533Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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Publication Number Publication Date
JPS6288874U JPS6288874U (ja) 1987-06-06
JPH0320533Y2 true JPH0320533Y2 (ja) 1991-05-02

Family

ID=31126672

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JP1985181629U Expired JPH0320533Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101083960B1 (ko) * 2003-03-11 2011-11-16 얀마 가부시키가이샤 엔진의 상부 구조
KR100963485B1 (ko) 2008-02-05 2010-06-17 국제종합기계 주식회사 엔진 냉각장치 및 이를 포함하는 이앙기

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JPS5851398U (ja) * 1981-09-30 1983-04-07 神田通信工業株式会社 試験機能付インタ−ホンを備えた警報装置
JPS6034558B2 (ja) * 1975-12-01 1985-08-09 デイナミート・ノーベル・アクチエンゲゼルシヤフト N,n′‐ビス‐トリメチルシリル尿素の製造法

Family Cites Families (1)

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JPS6034558U (ja) * 1983-08-12 1985-03-09 川崎重工業株式会社 エア−クリ−ナ

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JPS5851398U (ja) * 1981-09-30 1983-04-07 神田通信工業株式会社 試験機能付インタ−ホンを備えた警報装置

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JPS6288874U (ja) 1987-06-06

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