JPS5939175Y2 - 内燃機関の吹返しガス回収装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、内燃機関の吹返しガス回収装置に関する。

内燃機関の吸気は、吸気口が開いたとき、間歇的に急激
に行われる。

そして、吸気口が閉じたとき、吸気の流れが急に止り、
逆流してくる。

この現象を吸気ガスの吹返しと称している。

この吹返しガスには、燃料が気化器で混入されて含１れ
てあ・す、エアクリーナのクリーナエレメントを燃料で
濡らす欠点がある。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

気化器１と、エアクリーナ２の出口３を連結シた連結管
４の途中に絞り５を設ける。

エアクリーナ２は、出口３の周りに、コツプ状のクリー
ナエレメント６の端面が当接させてあり、他端に、吸入
口Ｉが設けである。

そして、絞り５の下端と、エアクリーナ２のクリーナエ
レメント６の内側下部をパイプ８で連結する。

作用について説明する。

空気は、吸入ロアからエアクリーナ２内に入り、クリー
ナエレメント６で塵を除かれて清浄になり、出口３から
連結管４を通って気化器１に流れ、気化器１で燃料を混
合されてエンジンに供給される。

吹返しガスは、これと逆の流れをして、通常、クリーナ
エレメント６捷で達する。

ところで、クリーナエレメント６の内側に吹返した吹返
しガスは燃料を含んでいるので、下方に沈む。

しかして、この吹返しガスは、次の吸気のとき、連結管
４に設けられた絞り５によって発生される負圧によって
パイプ８を介して吸出され、気化器１側に回収される。

こうして、吹返しガスの燃料で、クリーナエレメント６
が濡れることを少くできる。

地上説明したように、この考案は、気化器とエアクリー
ナの出口を連結した連結管の途中に絞りを設け、該絞り
の下端とエアクリーナのクリーナエレメントの内側下部
とをパイプで連結したので、絞りでは流速が早くなって
負圧が生じる。

そして、吹返しガスの一部は、パイプに流れ分流して、
クリーナエレメントの内側に吹返した吹返しガスは、燃
料を含んでいて重いので下側に移動し、吸気のとき、絞
りの部分で発生する負圧で、パイプを通して吸引され、
気化器側に回収される。

従って、クリーナエレメントの燃料による汚れも少くで
きる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示す縦断ｍ１図である。 １・・・気化器、２・・・エアクリーナ、３・・・出口
、４・・・連結管、５・・・絞り、６・・・クリーナエ
レメント、８・・・パイプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 気化器とエアクリーナの出口を連結した連結管の途中に
   絞りを設け、該絞りの下端とクリーナエレメントの内側
   下部とをパイプで連結したことを特徴とする内燃機関の
   吹返しガス回収装置。