JPH08243022A - 洗米炊飯機の蓋開閉装置 - Google Patents

洗米炊飯機の蓋開閉装置

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JPH08243022A
JPH08243022A JP7049393A JP4939395A JPH08243022A JP H08243022 A JPH08243022 A JP H08243022A JP 7049393 A JP7049393 A JP 7049393A JP 4939395 A JP4939395 A JP 4939395A JP H08243022 A JPH08243022 A JP H08243022A
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lid
arm
rice
motor
rice cooker
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JP7049393A
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Inventor
Isao Takechi
伊佐夫 武智
Hiromichi Kawaguchi
川口  弘道
Yuji Kanefuji
祐治 金藤
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】洗米炊飯機における炊飯器の自動蓋開閉装置を
シンプル化する。 【構成】上方に洗米器1を下方にはこの洗米器1から洗
米の供給を受けて炊飯する炊飯器2を配置する洗米炊飯
機において、この炊飯器2の上側の蓋3を保持して開閉
するための蓋アーム4と、この蓋アーム4に螺挿させて
蓋モータ5によって往復駆動される螺旋6と、この螺旋
6の往復回転によって該蓋アーム4を上下に移動案内し
て該蓋3の開閉を行わせると共に該蓋アーム4を該螺旋
6軸心の回りに旋回させて該蓋3を炊飯器2上の圏外へ
移動案内するアームガイド7とを設けてなる蓋開閉装置
の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗米炊飯機の蓋開閉
装置に関し、炊飯器の蓋を自動的に開閉するもの等に利
用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従
来、炊飯器の蓋を自動的に開閉する手段については、種
々の機構のものが試みられているが、これらにおいて
は、何れもロボットハンド的な機構を用いているものが
多く、その構成がシーケンス制御やサーボ機構の如き複
雑なものを使用することになるため、コスト面における
負担増大やメンテナンス面における煩雑さ等の難点があ
る。
【0003】このため、本発明ではシンプルな蓋の開閉
機構により、コストの低減化とメンテナンスの容易化を
実現しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上方に洗米
器1を下方にはこの洗米器1から洗米の供給を受けて炊
飯する炊飯器2を配置する洗米炊飯機において、この炊
飯器2の上側の蓋3を保持して開閉するための蓋アーム
4と、この蓋アーム4に螺挿させて蓋モータ5によって
往復駆動される螺旋6と、この螺旋6の往復回転によっ
て該蓋アーム4を上下に移動案内して該蓋3の開閉を行
わせると共に該蓋アーム4を該螺旋6軸心の回りに旋回
させて該蓋3を炊飯器2上の圏外へ移動案内するアーム
ガイド7とを設けてなる蓋開閉装置の構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】上記の構成により、炊飯器2
の蓋3を開けるときは、一端部に蓋3を保持した蓋アー
ム4の他端部に螺挿した螺旋6を、蓋モータ5の起動に
より、例えば右回転させて蓋アーム4をアームガイド7
によってその旋回を規制しながら上方に移動案内し、蓋
3が所定高さに上昇したときに、自動的にアームガイド
7の規制を解放することにより、螺旋6が回転する右方
向に旋回を行わせて、蓋3を炊飯器2上の圏外へ移動案
内して所定の位置に到達したときに蓋モータ5を停止さ
せる。
【0006】また、蓋3を閉めるときは、蓋モータ5の
起動による螺旋6の左回転により、蓋アーム4を左方向
に旋回させて蓋3を炊飯器2上へ移動案内し、蓋アーム
4がアームガイド7に接当する位置において、自動的に
アームガイド7により旋回を規制しながら下方に移動案
内し、蓋3が炊飯器2の所定位置に下降着座したときに
蓋モータ5を停止させる。
【0007】このように、蓋アーム4を螺旋6に螺挿
し、この螺旋6の往復回転によって各々上下方向に移動
案内すると共に、この蓋アーム4の上下移動途中では左
右方向への旋回を規制し、上昇移動による所定位置にお
いて各々左右方向への旋回を行わせることにより、従来
の如く高度な制御手段を必要とすることなく、単一の蓋
モータ5と単純な螺旋6及びアームガイド7の組合せ構
成により、蓋アーム4の停止位置を検出してモータ5を
ON・OFFさせるのみで、自動的に蓋3の開閉制御を
行わせることができるので、コストの大幅な低減を行い
うると共に、メンテナンスを容易とすることができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、白米を貯留、洗米及び炊飯する洗米炊
飯機8を示すものであり、この洗米炊飯機8は機枠9の
上部側から、白米を貯留する貯米タンク10と、この貯
米タンク10の下方に白米の供給を受けて洗米・水加減
及び浸漬を行う洗米器1と、この洗米器1の下方に洗米
済みの白米の供給を受けて炊飯する炊飯器2とを各々配
置した構成とする。
【0009】該機枠9の下端部にはガス釜を配設し、そ
のガス台11上に炊飯器2を載置してガス着火により炊
飯できる構成としている。この炊飯器2は外釜内に嵌合
させた内釜12と上側に釜の蓋3等を有し、該ガス台1
1と共に前側に引き出しできる引出枠13を設け、この
引出枠13により炊飯器2を前側へ引き出した位置にお
いて、該内釜12の着脱を行う構成としている。
【0010】該貯米タンク10は外形を方形状とし、そ
の下端部に、欠円筒形態の回転筒14を筒軸15回りに
計量モータ16で回転させ、該タンク10内の米を一定
量毎に回転しながら繰り出す計量器17を下部に有し、
この筒軸15の回転数を回転センサ18で検出した検出
値をCPUを有した操作制御装置19へ送って計量する
構成としている。
【0011】該洗米器1は外形を円筒状とし、その中央
部に、上下方向の撹拌軸20によって回転される撹拌翼
21を、上部の撹拌モータ22によってウォームギヤ2
3等を介して伝動回転すべく設け、その下端部には、逆
円錐状の排出弁24によって開閉される排出口25が設
けられている。この排出弁24は、該撹拌軸20の中心
部を挿通させる弁軸26の下端部に一体とし、この弁軸
26を、上部に設けた排出モータ27によって、クラン
ク機構28等を介して上下作動させる構成としている。
【0012】該排出口25は、外周部に漏水網29を介
在させて、排水弁30の開閉によって水道水を下部ノズ
ル31から洗米器1内へ給水させたり、洗米後の排水を
行わせる給排水室32に連通させ、この給排水室32と
該排水弁30を介して連通する排水案内室33を設け
る。水道パイプから流量センサ34を経て誘導する給水
路35内には、開閉装置36aによって開閉給水される
該下部ノズル31と、開閉装置36bによって開閉給水
される上部シャワー37とを有し、開閉装置36cの開
閉によって機外への排水を行う等、洗米器1の上下部か
ら洗米用及び水加減用の給水を行う構成とし、該開閉装
置36a,36b,36cは、ソレノイドバルブ方式に
よって開閉を行わせると共に、該排水弁30はソレノイ
ド38によって、ワイヤ39及びベルクランク40等を
介して開閉を行わせる構成としている。
【0013】該洗米器1は、貯米タンク10の前側寄り
に偏位させて、この後側部において該給排水室32に連
接の排水案内室33を、貯米タンク10の外周域から外
方へ突出させないよう位置させる。該貯米タンク10の
上面部にはタンク蓋41が開閉自在に設けられ米の供給
充填を行うことができると共に、その下部には米の減少
を検出して補給を報知する米下限センサ42を有する。
該洗米器1の上部には洗米水の満杯供給を検出する水上
限センサ43を有すると共に、満杯以上の給水を機外へ
排水するオーバーフロー口44を設けた構成としてい
る。45は洗米器1の外周部を開閉する点検蓋である。
【0014】前記炊飯器2は外形を円筒状とし、ガス台
11と共に機枠9内へ押し込まれたときは、その中心部
を該洗米器1の排出弁24の直下に近接して位置させ、
炊飯完了により炊き上がった米飯を機外へ取り出すとき
は、引出枠13によってガス台11と共に機外へ引き出
し、内釜12を外釜から引き上げる構成としている。該
炊飯器2の蓋3は、内釜12の上端部から少し沈んだ位
置を覆うように、側面視略平面状で外周縁を若干下方へ
折曲した形状とし、その中心部に上側に対して下側を小
径部46aに形成した段付き把手46を固定して設ける
と共に、該蓋3をこの把手46を中心として、洗米器1
から排出される米及び水を外部へ散乱させることなく受
け入れ可能な範囲の小径側の内蓋3aと大径側の外蓋3
bとに分割し、内蓋3aの外周部を外蓋3bの内周部に
上側から若干重合させる構成とする。
【0015】この内蓋3aと外蓋3bとの重合部は、図
6に示す如く、外蓋3bの内周部分に複数箇所の受け部
47を設けると共に、内蓋3aの外周部分に該受け部4
7に対応して嵌合させる突状部47aを設けて、該把手
46により内蓋3aを回し受け部47に突状部47aを
嵌合又は離脱させて、該蓋3を一体又は分割しうること
により、分割したときは外形が小さくなって取り扱いが
便利となり自動操作等が容易となる。また、分割の必要
がないときは一体としておくことにより紛失等により探
したりする面倒がない。なお、該蓋3は、必ずしも分割
せずとも一体成形にても差し支えないものである。
【0016】該蓋3の内蓋3aを開閉する蓋開閉装置
は、前記機枠9に横方向に固着した横枠48の一側に蓋
モータ5を縦方向に取り付け、この蓋モータ5の下部側
出力軸に下方に向けて螺旋6を駆動可能に連結し、この
螺旋6に螺挿した摺動ナット49を、横方向に配置した
帯状の蓋アーム4の一端部に固着すると共に、この蓋ア
ーム4の一端部を、図7に示す如く、螺旋6の軸心回り
に蓋アーム4の半幅を半径とした半円部4aに形成さ
せ、この半円部4aを囲撓嵌合させるU字状に形成した
アームガイド7を機枠9に固着して構成する。
【0017】該蓋3を開けるときは、蓋モータ5の右回
転により、アームガイド7の案内によって蓋アーム4を
上方向へ移動案内し、且つ、この上昇移動の途中では右
方向への旋回を規制すると共に、蓋アーム4が蓋3を開
けるに必要とする位置まで上昇移動したときに、この上
昇を自動的に右方向の旋回に切り替え、その必要とする
領域に亘って旋回できるよう、アームガイド7の上端部
に蓋アーム4の板厚tが通過できると共に、その旋回を
停止させるストッパとなる切欠部7aを設け、この切欠
部7aによる停止と同時に、蓋アーム4の接触によって
蓋モータ5の駆動をOFFさせる、リミットスイッチ5
0aを配設して構成する。
【0018】該蓋3を閉じるときは、蓋モータ5の左回
転により、戻りの蓋アーム4の旋回を、アームガイド7
の切欠部7aとは反対側の切り欠ぎのない壁によって停
止させて、自動的に下降移動に切り替え、この下降移動
の途中では左方向への旋回を規制すると共に、蓋アーム
4により蓋3を閉じる終端部においてその移動を停止さ
せるべく、蓋アーム4の接触によって蓋モータ5の駆動
をOFFさせる、リミットスイッチ50bを配設して構
成する。
【0019】該蓋アーム4の一端部とは反対側の前記把
手46に臨む他端側に、把手46の小径部46aに挿入
し、蓋3の内蓋3aを二股形状で保持する把手保持具5
1を固定すると共に、この把手保持具51の二股先端部
を把手46に挿脱する際に、この先端部を一定量拡大し
て挿脱が容易となるよう構成させてもよい。この把手保
持具51の先端部の拡大構造については、二股部を分割
してばね等を介入させる等、その趣旨を逸脱しないもの
であれば如何なる方法にても差し支えない。
【0020】前記操作制御装置19は、箱形状で貯米タ
ンク10の正面に装着され、図8に示す如く、表面パネ
ル面にはON−OFF方式による各種の操作切替ボタン
56と各種の設定調節ボタン57、及び各種のLED表
示部58等が配置される。表示部58aは、通常時は時
刻表示を行うようになっているが、時刻以外の表示であ
るときに時刻表示に戻したいときは時計ボタン56aを
押せばよい。テストボタン56bを押せば、表示部のヘ
ルプ番号58b、タイマ予約58c、現在時刻58d、
貯米量58e、累計釜数58f、予定釜数58g、及び
該貯米タンク10に対する米補給から炊飯完了に亘る各
工程や残り時間等を表示する工程表示部58hが順次表
示される。また、計量ボタン56cを押せば、計量モー
タ16が駆動されて計量器17が一回転される。洗米ボ
タン56dを押せば、撹拌モータ22が駆動されて撹拌
翼21が回転される。上水ボタン56e及び下水ボタン
56fを押せば、各開閉装置36a,36b等を開いて
洗米器1内へ給水を行う。水位ボタン56gを押せば、
洗米器1内の水位が水上限センサ43による検出時から
水加減設定ボタン57cによって設定された水位となる
よう、各開閉装置36a,36bの開状態によって洗米
器1内が所定の給水量に給水制御される。排水ボタン5
6hを押せば、ソレノイド38の出力により排水弁30
を開き洗米排水を漏水網29を通して行わせる。投下ボ
タン56iを押せば、排出モータ27を駆動して排出弁
24を開く。リセットボタン56jを押せば、該表示部
58aのエラー表示のフラグを解除できる。このような
操作切替ボタン56は主として始業前の点検を行うとき
操作する。
【0021】該設定調節ボタン57には、前記水加減設
定ボタン57cの他に、炊飯量を設定する炊飯量設定ボ
タン57aと、洗米方法を設定する洗い方設定ボタン5
7bと、浸漬時間を設定する浸漬設定ボタン57dと、
むらし時間を設定するむらし設定ボタン57eと、炊飯
モードを設定するモード設定ボタン57fと、貯米タン
ク10内に供給された米の量を設定する貯米量設定ボタ
ン57g等を配置し、各々炊飯前に適宜に設定しておく
ことができる。57hは釜数を設定するための釜設定ボ
タン、57iは予約タイマを設定するタイマ設定ボタ
ン、59は計量器17の計量作動から開始させる始動ボ
タン、60は表示部58aに表示される累計釜数をクリ
ヤーするクリヤーボタン、61は、エラーランプ62や
ブザー63等で警報される故障箇所が不明なときに押す
ことにより、この故障箇所を番号によって表示させるた
めのヘルプボタンである。
【0022】該操作制御装置19の内部には、図9に示
す如く、CPUを主体として演算制御を行う制御回路を
有し、この制御回路の入力側には、各種の操作切替ボタ
ン56,各種の設定調節ボタン57,始動ボタン59,
クリアーボタン60,ヘルプボタン61,回転センサ1
8,流量センサ34,米下限センサ42,水上限センサ
43,リミットスイッチ50,内釜センサ64等を各々
接続すると共に、その出力側には、蓋モータ5,計量モ
ータ16,撹拌モータ22,排出モータ27,開閉装置
としての各ソレノイド36a・36b・36c・38,
各種のLED表示部58,エラーランプ62,ブザー6
3等を各々接続して構成する。
【0023】洗米、炊飯の作用行程は、計量器17によ
る計量→洗米器1による洗米→洗米器1における上部シ
ャワー37からの間欠的シャワーによる洗米部(ざる上
げ)浸漬→洗米器1内での水加減→排出弁24の開放に
よる排米→炊飯器2の内釜12での釜浸漬→ガス点火に
よる炊飯→むらし→炊飯完了後の内釜12交換の各工程
を経る構成である。
【0024】炊飯器2には、空の内釜12が備えられて
いることを検出する内釜センサ64を設け、この内釜セ
ンサ64による内釜12の有りの検出と、洗米器1によ
る炊飯器2に対する洗米の投下の用意が完了した状態
で、前記蓋モータ5を起動させて螺旋6を右回転させ、
蓋アーム4が把手保持具51により炊飯器2の内蓋3a
を保持して、アームガイド7によって螺旋6による右旋
回を規制して上昇案内され、この蓋アーム4が、所定の
位置に設けたアームガイド7の切欠け部7aに達したと
きに、この切欠け部7aによって自動的に旋回の規制を
解放され、内蓋3aと共に炊飯器2上の圏外へ右旋回に
より移動案内され、充分に炊飯器2上から離隔した位置
において、蓋アーム4によりリミツトスイッチ50aを
OFFさせて蓋モータ5を停止させる。
【0025】この炊飯器2の内蓋3aを開けた状態で、
つまりリミットスイッチ50aのOFFにより、洗米器
1における前記水加減が開始され、この水加減が終了す
ると同時に、排出モータ27の出力により排出弁24が
開かれ、洗米を加減水と共に内蓋3aが取り除かれた内
釜12内へ投下し、前記演算された時間の釜浸漬が行わ
れる。洗米器1から炊飯器2への排米投下が終了する
と、再び蓋モータ5を起動させて螺旋6を左回転させ、
蓋アーム4を炊飯器2上へ左旋回移動させ、アームガイ
ド7の切欠部7aと反対側の壁に接当することにより、
自動的に旋回を規制して下降案内し、内蓋3aが外蓋3
bに接当した位置において、蓋アーム4によりリミット
スイッチ50bをOFFさせて蓋モータ5を停止させ
る。この停止では、内蓋3aの把手46の小径部46a
に挿入されている蓋アーム4の把手保持具51に、上下
方向に多少の余裕を設け、この間においてリミットスイ
ッチ50bを作用させるようにする。なお、蓋アーム4
の開閉旋回方向は特に限定されるものではない。
【0026】また、図10,11,12に示す如く、該
蓋アーム4は必ずしも一体的なものでなくとも、その中
間部を、該螺旋6側の基部4bに対して把手保持具51
側の作用部4cを略90°位相を変更可能に回転させる
構成としてもよく、具体的には、基部4b側と作用部4
c側とを、各々その板幅中心より片側に偏位させた位置
に設けた回転軸受52によって連結し、この回転軸受け
52によって基部4b側に対して作用部4c側を回転さ
せるべく、基部4bに設けたワイヤホルダ53によって
ワイヤ54のアウタ側を保持すると共に、インナ側を作
用部4c側に固定して、このワイヤ54を、機枠9の一
側に取り付けたワイヤモータ55により作動させて、蓋
アーム4の旋回時に、該蓋3の内蓋3aを保持した作用
部4c側を基部4b側に対して略90°回転させるよう
構成させる。
【0027】この構成により、一体の蓋アーム4の場合
は、該内蓋3aを開けるときに蓋アーム4の旋回終了位
置において、内蓋3aが機枠9から外方に突出して他の
障害となり易いが、このとき、蓋アーム4の作用部4c
を略90°回転させることにより、内蓋3aが機枠9内
に収納が可能となり、他の障害となるトラブルを回避す
ることができる。
【0028】また、上記と異なる蓋開閉装置の実施例と
して、図13,14,15,16に示す如く、洗米器1
外周の左右両側面部に設けた左右のアーム支点65に、
横位置から縦位置まで上下昇降するU字状の蓋アーム6
6を、その下降端において炊飯器2の蓋3の上面に近接
させて回動自在に支承し、アーム支点65の後方上側
に、左右の軸受67により支承する横連結軸68を洗米
器の外周後面に近接位置させ、この左右の軸受67から
外側に各々突出させた横連結軸68の両端部に、各々左
右の補助開閉リンク69の一端部を軸止し、この左右の
補助開閉リンク69の他端部と左右の主開閉リンク70
の一端部とを各々回動可能に連結ピン71により連結す
ると共に、左右の主開閉リンク70の他端部と、蓋アー
ム66の左右のアーム支点65近傍位置とを、各々鋭角
逆L字状に回動可能にピン連結して構成する。
【0029】上方の機枠9の一側に取り付けた蓋アーム
モータ72の出力軸に、その中間位置を軸止したモータ
アーム73の一端部と、該左右の連結ピン71のうち片
側を外側へ突出させた突出部とを、駆動連結杆74によ
って回動可能に連結し、この駆動連結杆74の下部側と
該連結ピン71突出部との間にコイルばね75を介装す
ることにより、該蓋アーム66の作用荷重が通常のとき
は、駆動連結杆74と主開閉リンク70とは一体となっ
て作用し、蓋アーム66の作用荷重がコイルばね75の
張力より大きくなったときは、主開閉リンク70に対し
て駆動連結杆74のみがコイルばね75に抗して摺動作
用するよう構成する。
【0030】該蓋アーム66の下端部に、側面を浅く折
曲した蓋挟持板76を、折曲部を外側にして鋭角L字状
に固着し、この蓋挟持板76の内側には、炊飯器2の前
記内蓋3aの把手46小径部46aを挟持する回転自在
なローラ77aを、左右の蓋挟持アーム77の先端部に
各々内側向きに支承し、この蓋挟持アーム77を蓋挟持
軸78から突出させて設け、この蓋挟持軸78を蓋挟持
板76の蓋アーム66側寄りの位置に軸承すると共に、
この蓋挟持軸78から、内蓋3aの挟持を検出する平板
状の蓋検出板80を、蓋挟持アーム77に対し鋭角L字
状の位置に突出位置させて構成する。
【0031】該蓋アームモータ72に隣接させて取り付
けた、蓋挟持モータ81の出力軸に軸止するモータアー
ム82の先端部に、緩衝用のコイルばね83を介してワ
イヤ84の一端側を接続し、このワイヤ84の他端側
を、該蓋挟持軸78の一端部へ軸止した作用アームへ接
続する。このワイヤ84の接続により、蓋挟持モータ8
1の停止時には、該蓋挟持アーム77を鉛直線より多少
前方寄りに傾斜させた位置に停止させると共に、該蓋検
出板80によって、蓋挟持アーム77の停止状態ではO
FFし、その前方移動によってONするリミットスイッ
チ85を、該蓋挟持板76の適宜位置に取り付けて構成
する。
【0032】該蓋アームモータ72のモータアーム73
の両端部に設けた両検出子73a,73bの接当によっ
て、該蓋アーム66の下降を停止させるリミットスイッ
チ86aと、上昇を停止させるリミットスイッチ86b
とを各々配置し、該蓋挟持モータ81のモータアーム8
2の先端部に設けた検出子82aの接当によって、該蓋
挟持アーム77の挟持側回動を停止させるリミットスイ
ッチ87aと、非挟持側回動を停止させるリミットスイ
ッチ87bとを各々配置して構成する。
【0033】蓋アームモータ72の起動によってモータ
アーム73を回動させ、駆動連結杆74による連結ピン
71の作用により、補助開閉リンク69と横連結軸68
とを介して、主開閉リンク70を押し下げて蓋アーム6
6を下降移動させる。該蓋アーム66が下降端に達する
ときに、蓋挟持モータ81の起動によってモータアーム
82を回動させ、ワイヤ84の作用により、蓋挟持アー
ム77を上方回動させて、ローラ77aによる把手46
小径部46aの挟持によって内蓋3aを、蓋挟持板76
に一体的に引き付け挟持する。
【0034】該蓋挟持モータ81の停止により、蓋アー
ムモータ72を逆回転させて、内蓋3aを挟持したま
ま、最初の位置まで蓋アーム66を上昇移動させる。こ
の一連の作用による炊飯器2の内蓋3aの開き終了によ
り、洗米器1から炊飯器2への洗米の投下を行い、この
投下終了によって、再び、前記内蓋3aを閉じる作用に
ついて、蓋アーム66は開き時と同じく昇降移動させ、
蓋挟持アーム77は、蓋挟持モータ81を逆回転させる
ことにより、内蓋3aの挟持を解放するよう作用を行わ
せる。
【0035】このように、U字状の蓋アーム66を、横
連結軸68により連結した左右の補助開閉リンク69を
介して、左右の主開閉リンク70を作用させて昇降移動
させることにより、駆動連結杆74によって主開閉リン
ク70の片側のみを作用させても、捩れを起こすような
ことがなく、また、蓋アーム66の板厚を厚くする必要
もないから、コストアップにもならないし、蓋アームモ
ータ72の設置についても特定の位置に限定されること
がない。
【0036】また、該蓋アーム66が下降端に達すると
き、蓋挟持アーム77のローラ77aが内蓋3aの上面
を滑って前方へ移動し、この移動により蓋挟持軸78が
回動して蓋検出板80によるリミットスイッチ85への
接当を解放して、リミットスイッチ85をONとし蓋挟
持モータ81を起動させる。これにより、内蓋3aの有
無を検出することができると共に、この検出状態を報知
させるようにすることもできる。なお、内蓋3aが存在
しないときは、これを挟持するためのリミットスイッチ
85がONしないから、不必要な挟持作用をカットでき
る。
【0037】また、該蓋ア−ムモ−タ72のモ−タア−
ム73両端部の対称位置に、両検出子73a,73bを
設けることにより、リミットスイッチ86a,86bの
取り付けを、一定の位置に揃えることができるので、メ
ンテナンス等の点で容易となる。なお、検出子73aと
73bを、軸心から非対称位置に設けることもできるか
ら、検出角度を変化させることなく、リミットスイッチ
86a,86bの取り付け位置を変えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗米炊飯機の一部を破断した全体を示す側面
図。
【図2】洗米炊飯機の一部を切断した全体を示す背面
図。
【図3】洗米器部分を切断した平面図。
【図4】炊飯器部分を切断した平面図。
【図5】洗米器部分の細部機構を示す側断面図。
【図6】炊飯器の蓋の分割構造を示す斜視図。
【図7】炊飯器の蓋開閉機構の一部を拡大した斜視図。
【図8】操作制御装置のパネル面を示す正面図。
【図9】洗米炊飯機を自動制御する電気回路のブロック
【図10】洗米炊飯機の一部を破断した全体を示す側面
図。
【図11】炊飯器の蓋開閉機構の一部を示す平面図。
【図12】炊飯器の蓋開閉機構の一部を示す斜視図。
【図13】別実施例の炊飯器の蓋開閉装置を示す背面
図。
【図14】別実施例の炊飯器の蓋開閉装置を示す側面
図。
【図15】別実施例の炊飯器の蓋開閉装置の一部を拡大
した側面図。
【図16】別実施例の炊飯器の蓋開閉装置の一部を拡大
した側面図。
【符号の説明】
1. 洗米器 2. 炊飯器 3. 蓋 4. 蓋アーム 5. 蓋モータ 6. 螺旋 7. アームガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に洗米器1を下方にはこの洗米器1
    から洗米の供給を受けて炊飯する炊飯器2を配置する洗
    米炊飯機において、この炊飯器2の上側の蓋3を保持し
    て開閉するための蓋アーム4と、この蓋アーム4に螺挿
    させて蓋モータ5によって往復駆動される螺旋6と、こ
    の螺旋6の往復回転によって該蓋アーム4を上下に移動
    案内して該蓋3の開閉を行わせると共に該蓋アーム4を
    該螺旋6軸心の回りに旋回させて該蓋3を炊飯器2上の
    圏外へ移動案内するアームガイド7とを設けてなる蓋開
    閉装置。
JP7049393A 1995-03-09 1995-03-09 洗米炊飯機の蓋開閉装置 Pending JPH08243022A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101448406B1 (ko) * 2013-11-27 2014-10-07 박홍기 수동 핸들링 압력추출기 뚜껑의 개폐장치
CN109316048A (zh) * 2018-11-15 2019-02-12 于健明 机器人电饭锅
WO2019119701A1 (zh) * 2017-12-20 2019-06-27 佛山市爱米吧科技有限公司 自动加水、清洗和排水的机构
KR102243273B1 (ko) * 2020-04-10 2021-04-22 신혜민 인공지능 밥솥의 뚜껑 이동장치
KR102687182B1 (ko) * 2024-01-22 2024-07-22 주식회사 에스원 밥 짓는 장치

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