JP2538342Y2 - 給茶装置 - Google Patents

給茶装置

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JP2538342Y2
JP2538342Y2 JP1991109258U JP10925891U JP2538342Y2 JP 2538342 Y2 JP2538342 Y2 JP 2538342Y2 JP 1991109258 U JP1991109258 U JP 1991109258U JP 10925891 U JP10925891 U JP 10925891U JP 2538342 Y2 JP2538342 Y2 JP 2538342Y2
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智之 西尾
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は給茶装置に関し、特に、
ポット、やかん等の大型の給茶容器のみならず湯呑、コ
ップ等の小型の給茶容器に対しても、その容量に応じて
適正量の湯水を短時間で給茶ノズルから茶濾器に給水す
ることが可能であり、もっていずれの給茶容器に対して
極めて簡単に給茶可能な給茶装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の給茶装置が提案されている
が、かかる給茶装置は一般に湯呑、コップ等の小型の給
茶容器に給茶することを目的としているものが多い。従
って、従来の給茶装置によりポット、やかん等の大型の
給茶容器に給茶を行うには、例えば、一旦湯呑等の小型
の容器に注出した茶を複数回ポット等に移し変える作業
が必要となる。かかる作業はきわめて煩雑なものであ
り、また、余分な時間がかかってしまうものであるから
移し変えの作業中に注出した茶の温度が低下しぬるくな
ってしまうという問題点があった。
【0003】このような問題点を解消するため実開昭5
7−202831号公報には、漏斗体と一体にされると
ともに取出口内で摺動可能な蛇口を設け、かかる蛇口を
給茶位置に摺動させた後、特別に設けた載置台上に載置
されたポット等の大型の給茶容器に蛇口から給茶するよ
うにした給茶装置が記載されている。かかる給茶装置に
よれば、前記のように湯呑等からポット等に注出された
茶を移し変える煩雑な作業を行うことなく、ポット等に
直接給茶することが可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の給茶装置では、ポット等の大型の給茶容器に対
して給茶を可能とするために狭い取出口内で漏斗体と一
体にされた蛇口を摺動可能に設ける必要があり、また、
ポット等の大型の給茶容器を載置するための載置台をも
設ける必要がある。
【0005】更に、給茶の際には載置台上に載置された
ポット等の位置に合わせて蛇口を移動させる必要があ
る。これより、給茶装置の構造が極めて複雑化してしま
うとともに、コストアップを必然的に招来するという問
題が存し、また、給茶操作が煩雑となり簡単に給茶を行
うことができないという問題も存する。
【0006】一方、取出口を大きくしてポット等を取出
口内に載置できるようにすれば前記のような複雑な構成
は不要となるが、かかる場合には給茶ノズルの注出口か
ら湯呑等の小型の給茶容器までの距離(高さ)が大きく
なるので、給茶の際に湯呑等の周囲に茶が飛散してしま
い取出口内を汚損する虞があり、この結果、不衛生とな
り衛生上の問題が生じてしまう。
【0007】本考案は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、極めて簡単な構成によりポ
ット等の大型の給茶容器は勿論のこと湯呑等の小型の給
茶容器に対しても、、その容量に応じて適正量の湯水を
短時間で給茶ノズルから茶濾器に給水することが可能で
あり、いずれの給茶容器に対しても簡単な給茶操作で給
茶を行うことを可能とし、もって取出口内で注出された
茶を飛散させて取出口を汚損することなく長期に渡って
衛生的に保持することができる給茶装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る給茶装置は、機枠本体の正面に設けられ
た給茶容器取出口と、その取出口の内方で給茶容器が載
置される底板と、その底板の両側に配設された一対の側
板と、その各側板間に配設された奥板とにより区画され
てなり、ポット等の大型の給茶容器を収納可能にされた
給茶部と、前記給茶部の上方から垂下された給茶ノズル
、前記給茶ノズルの上方に配置された茶濾器と、前記
茶濾器に対して湯水を供給する給水装置とを有する給茶
装置において、前記奥板に穿設された開口部と、前記開
口部から入出可能にスライドされるとともに一端に湯呑
等の小型の給茶容器が載置されるトレイが設けられ、そ
のトレイが給茶ノズルに対応する給茶位置とその給茶位
置から退避した退避位置とに配置されるようにスライド
可能とされたスライドアームと、前記スライドアームが
スライドされることに対応して、前記トレイが給茶位置
に配置されているか又は退避位置に配置されているかを
検出する検出機構と、前記検出機構による検出結果に基
づいて前記給水装置から茶濾器に給水される湯水の量を
制御する制御装置とを備えた構成とされる。また、請求
項2に係る給茶装置は、請求項1の給茶装置において、
前記給水装置は少なくとも2つの給水バルブを有し、前
記制御装置は各給水バルブを選択的に開閉制御すること
により茶濾器へ給水される湯水の量を変化させることを
特徴とする。 更に、請求項3に係る給茶装置は、請求項
2の給茶装置において、前記大型の給茶容器に対して給
茶することを指令する第1スイッチと、前記小型の給茶
容器に対して給茶することを指令する第2スイッチとを
備え、前記制御装置は第1スイッチ又は第2スイッチか
らのスイッチ信号と前記検出機構による検出結果とに基
づいて前記各給水バルブの開閉制御を行うことを特徴と
する。 また、請求項4に係る給茶装置は、請求項3の給
茶装置において、前記制御装置は、前記第2スイッチか
らのスイッチ信号が存在し且つ前記検出機構を介してト
レイが給茶位置に配置されていることが検出された場
合、1つの給水バルブを開放することによりトレイ上に
載置された小型の給茶容器に対応して湯水を茶濾 器に給
水し、前記第1スイッチからのスイッチ信号が存在し且
つ検出機構を介してトレイが退避位置に配置されている
ことが検出された場合、2つの給水バルブを開放するこ
とにより給茶部に収納された大型の給茶容器に対応して
湯水を茶濾器に給水することを特徴とする。
【0009】
【作用】前記構成を有する請求項1の給茶装置では、
ット等の大型の給茶容器に給茶する場合には、スライド
アームの一端に設けられたトレイが退避位置にセットさ
れるまでスライドアームをスライドさせた後、給茶部の
給茶容器取出口から底板上にポット等を載置する。この
とき、検出機構を介してトレイが退避位置に配置されて
いることが検出されており、制御装置は、その検出機構
による検出結果に基づいて給水装置から茶濾器に給水さ
れる湯水の量を制御する。具体的には、給茶部にポット
等の大型の給茶容器が収納されていることから、大容量
の湯水が茶濾器に給水され、これにより給茶ノズルから
ポット等に注出されて給茶が行われる。このよう
に、給茶部に収納されたポット等に対して給茶ノズルか
ら直接給茶が行われる。
【0010】一方、湯呑等の小型の給茶容器に給茶を行
う場合には、前記トレイが給茶ノズルに対応する給茶位
置にセットされるまでスライドアームを前記とは逆の方
向にスライドさせた後、トレイ上に湯呑等を載置する。
このとき、検出機構を介してトレイが給茶位置に配置さ
れていることが検出されており、制御装置は、その検出
機構による検出結果に基づいて給水装置から茶濾器に給
水される湯水の量を制御する。具体的には、給茶位置に
あるトレイ上に湯呑等の小型の給茶容器が載置されてい
ることから、小容量の湯水が茶濾器に給水され、これに
より給茶ノズルから茶が湯呑み等に注出されて給茶が行
われる。この場合、給茶ノズルと湯呑等との距離は近接
しているので、給茶ノズルから注出された茶が湯呑等の
外部に飛散することはない。また、請求項2の給茶装置
では、給水装置から茶濾器に湯水を給水するに際して、
制御装置が2つの各給水バルブを選択的に開閉制御する
ことにより茶濾器へ給水される湯水の量が変化される。
更に、請求項3の給茶装置では、制御装置が各給水バル
ブの開閉制御を行うについて、大型の給茶容器に対して
給茶することを指令する第1スイッチ又は小型の給茶容
器に対して給茶することを指令する第2スイッチからの
スイッチ信号と検出機構による検出結果とに基づいて、
各給水バルブの開閉制御が行われる。また、請求項4の
給茶装置では、制御装置は、第2スイッチからのスイッ
チ信号が存在し且つ検出機構を介してトレイが給茶位置
に配置されていることが検出された場合には、1つの給
水バルブを開放することによりトレイ上に載置された小
型の給茶容器に対応して湯水を茶濾器に給水し、また、
第1スイッチからのスイッチ信号が存在し且つ検出機構
を介してトレイが退避位置に配置されていることが検出
された場合には、2つの給水バルブを開放することによ
り給茶部に収納された大型の給茶容器に対応して湯水を
茶濾器に給水する。
【0011】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例に基づい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は自動給茶装
置の正面図を示すものであり、自動給茶装置1は共にほ
ぼ箱型の上機枠本体2Aと下機枠本体2Bとを一体に有
し、上機枠本体2Aの側壁3の上方には、開閉扉4、5
が蝶番6、7及び8、9(図2参照)を介してそれぞれ
左右に開閉可能に取り付けられている。
【0012】また、開閉扉5の上面には、パネルスイッ
チPSが配設されており、かかるパネルスイッチPSは
後述するように湯呑等の小型の給茶容器に給茶する場合
に押下されるスイッチSW1(以下、湯呑スイッチと称
する)と、ポット等の大型の給茶容器に給茶する場合に
押下されるスイッチSW2(以下、ポットスイッチと称
する)を有している。
【0013】また、上機枠本体2Aの下方には、前記開
閉扉4、5におけると同様、蝶番10、11及び12、
13(図2参照)を介してそれぞれ左右に開閉可能な開
閉扉14、15が取り付けられているとともに、両開閉
扉14、15間にステンレス板等から形成された左右一
対の側壁板16、17及び上壁板18、底壁板19、奥
壁板20により区画された給茶部21が設けられてい
る。この給茶部21の前方開口が給茶容器取出口Oを構
成するものであり、給茶部21に載置されたポットP等
の給茶容器はかかる給茶容器取出口Oから出し入れされ
る。
【0014】ここに、上壁板18は奥壁板20に対し着
脱可能に取り付けられている。また、この給茶部21は
ポットP等の比較的背の高い給茶容器を収納できるよう
に十分な高さが確保されている。また、前記上壁板18
からは、ポットPに給茶するための給茶ノズル22が垂
下されている。また、下機枠本体2Bの上面には、前記
底壁板19と同一面を構成する給茶台部23が設けられ
ており、かかる給茶台部23は底壁板19とともにポッ
トPに給茶するときにポットPを載置するものである。
【0015】次に、図2は前記開閉扉4、5及び14、
15を開放して自動給茶装置1の内部を模式的に表した
説明図であり、上機枠本体2Aの中央部の右方には、茶
葉貯蔵タンク24が配設されており、この茶葉貯蔵タン
ク24の下端部に連続して茶葉定量部25が設けられて
いる。
【0016】また、茶葉定量部25からは茶葉供給口2
6が下方に開口されている。ここに、茶葉定量部25は
図示しない駆動モータにより回転駆動されて茶葉貯蔵タ
ンク24内に貯蔵されている茶葉を一定量ずつ茶葉供給
口26を介して茶濾器27に供給するものである。
【0017】茶葉貯蔵タンク24の後方には、下部にレ
ール部28Aが形成された案内板28が配設されてお
り、かかる案内板28は前記の駆動モータにより駆動さ
れる茶濾器駆動装置29を介して茶濾器支持体30をレ
ール部28Aに沿って図2中左右方向に移動案内するも
のである。
【0018】茶濾器支持体30には、茶濾器27が回動
ピン31を介して回動可能に支持されており、この茶濾
器27は図2に示す給茶位置よりも左方の茶葉交換位置
で前記の駆動モータを介して回動ピン31を中心に反時
計方向に回動されて使用済みの茶葉を茶葉排出容器32
に排出するものである。
【0019】尚、茶葉排出容器32の内部には、ポリエ
チレン等から成型されたプラスチック袋が装着されてお
り、かかるプラスチック袋に使用済みの茶葉が一定量溜
ったときには茶葉排出容器32の側壁に形成された取っ
手部32Aを掴んで茶葉排出容器32を給茶装置1の外
部に取出し、使用済みの茶葉を廃棄するものである。
【0020】また、茶濾器27の上方には、2つの給水
ノズル33、34が配設されており、各給水ノズル3
3、34の上部にはそれぞれ給水バルブ35、36が設
けられている。各給水ノズル33、34には、後方に設
置された湯水タンク37から図示しないホースを介して
湯水が供給されている。前記各給水バルブ35、36は
後述する制御装置60によりその開閉が制御され、湯呑
Q等の小型の給茶容器に対しては一方の給水バルブ35
のみが開放され、また、ポットP等の大型の給茶容器に
対しては双方の給水バルブ35、36が開放される。
【0021】更に、茶濾器27の下方には、流水受け皿
38が配設されており、かかる流水受け皿38は漏斗状
に形成され、茶濾器27から抽出された茶を下部に取り
付けられた前記給茶ノズル22からポットP等に給茶す
るものである。
【0022】前記給水ノズル33、34の上方には下部
を大きく開口した排気筒体Fが配設されており、ファン
モータにより回転駆動される排気ファンを介して給水バ
ルブ35、36から湯水が茶濾器27に供給されたとき
に生じる湯気を給茶装置1の外部に排気するものであ
る。
【0023】また、前記した給茶部21の一部を構成す
る奥壁板20には、開口20Aが形成されており、この
開口20Aからは前後に可動とされ湯呑Q等を載置する
ための湯呑トレイ39が配設されている(図2参照)。
かかる湯呑トレイ39はポットPに給茶する場合には給
茶の邪魔にならないように後方の退避位置(図4参照)
に移動され、一方、湯呑Qに給茶する場合には前方の給
茶位置(図5参照)に引き出され湯呑Qを載置して給茶
を行う際に使用されるものである。
【0024】次に、図3を参照して湯呑トレイ39の入
出機構について説明する。図3はこの入出機構を示す斜
視図であり、湯呑トレイ39はスライドアーム40にお
けるトレイアーム41の一端においてトレイアーム41
と一体に形成されている。かかる湯呑トレイ39は円盤
状に形成された受台39Aの周縁にゴム等の周縁部材3
9Bを固着してなるものである。ここに、周縁部材39
Bは受台39Aに湯呑Q(図4、図5参照)が載置され
たときに、湯呑Qが受台39Aから落ちてしまわないよ
うに湯呑Qを保護するものである。
【0025】また、スライドアーム40は前記トレイア
ーム41と支持アーム42とを溶接等により相互に固設
されてなり、これらの各アーム41、42は後述する固
定フレーム49と相対して一体的に矢印A方向及び矢印
B方向にスライドされる。
【0026】支持アーム42上のやや両側部には、側面
視コ字状のベアリング支持部材43が固着されており、
その各上面にはベアリング44、45、46、47が支
持されている。これらの各ベアリング44、45、4
6、47は後述する固定フレーム49の第2フレーム板
51の側面に沿ってスライドアーム40を前記矢印A方
向及びB方向に摺動案内するものである。
【0027】また、支持アーム42の左側縁には、後述
するマイクロスイッチ55を作動させるトリガ部材48
が固着されており、かかるトリガ部材48はスライドア
ーム40のスライドに伴ってマイクロスイッチ55のO
N/OFFを制御するものである。
【0028】これに対し自動給茶装置1の図示しない機
枠本体には、前記のように構成されるスライドアーム4
0をスライド可能に案内する固定フレーム49が固定さ
れている。
【0029】かかる固定フレーム49は、下方に耳部5
0Aを有し立設した状態で固定された第1フレーム板5
0と、側面視でコ字状に形成され伏せた状態で固定され
るとともにその上面に前記第1フレーム板50の耳部5
0Aが固着された第2フレーム板51と、第2フレーム
板51と同様側面視コ字状に形成され第2フレーム板5
1と重ねた状態で固定された第3フレーム板52と、側
面視コ字状に形成されそのコ字状の連結部が第3フレー
ム板52におけるコ字状の両側面に固着された第4フレ
ーム板53とが相互に溶接等により一体にされている。
【0030】ここに、前記第1フレーム板50の耳部5
0Aが固定された第2フレーム板51における上面の左
方には、耳部54Aを有し所定形状に折曲されてなるス
イッチ固定板54が固着されており、かかるスイッチ固
定板54の側壁54Bにはマイクロスイッチ55が固定
されている。このマイクロスイッチ55は接触子55A
を有し、かかる接触子55Aはスライドアーム40のス
ライドに伴って前記支持アーム42の左側縁に固着され
たトリガ部材48に選択的に接触されるものである。
【0031】図3には接触子55Aとトリガ部材48と
が接触している状態が示されている。尚、マイクロスイ
ッチ55はリード線55Bを介して後述する制御装置6
0に接続されており、接触子55Aとトリガ部材48と
の選択的接触によりON/OFFのスイッチング信号を
制御装置60に送出するものである。
【0032】また、前記各第4フレーム板53における
コ字状部の内方には、ベアリング56が適宜の位置に支
持されており、かかるベアリング56は前記したベアリ
ング支持部材43のコ字状部の内壁面に当接されスライ
ドアーム40のスライドに伴って回転されてスライドア
ーム40をスムースに摺動案内する。
【0033】続いて、前記のように構成された湯呑トレ
イ39の入出機構の入出動作について図4、図5を参照
して説明する。図4は湯呑トレイ39を退避位置に移動
した状態を示す給茶部21の部分断面図であり、図5は
湯呑トレイ39を給茶位置に引き出した状態を示す給茶
部21の部分断面図である。
【0034】先ず、ポットPに給茶を行う場合、湯呑ト
レイ39を図3の矢印B方向に押し固定フレーム49に
対してスライドアーム40をスライドさせて湯呑トレイ
39を退避位置Xに位置決めする。この退避位置Xにお
いては、湯呑トレイ39の一部が奥壁板20から給茶部
21側に露出されている。また、湯呑トレイ39が退避
位置Xにある場合、前記マイクロスイッチ55の接触子
55Aは前記トリガ部材48に当接されており、この状
態でマイクロスイッチ55はOFF状態に保持されてい
る。
【0035】この状態でポットPが給茶部21の底壁板
19及び給茶台部上23上に載置可能となり、ポットP
を給茶ノズル22に対応した位置に載置した後給茶ノズ
ル22から給茶が行われるものである。
【0036】これに対して湯呑Qに給茶を行う場合に
は、給茶部21からポットPを取り除いた後手指にて湯
呑トレイ39の前記露出部を把持しつつ図3の矢印A方
向に引き出し、固定フレーム49に対してスライドアー
ム40をスライドさせて湯呑トレイ39を給茶位置Yに
位置決めする。このように湯呑トレイ39が給茶位置Y
にある場合、前記マイクロスイッチ55と前記トリガ部
材48との当接は解除されており、この状態でマイクロ
スイッチ55はON状態に保持される。
【0037】かかる給茶位置Yにおいては湯呑トレイ3
9が給茶ノズル22に対応する直下位置に配置されてお
り、これより湯呑トレイ39上に湯呑Qを載置すれば湯
呑Qに給茶可能な状態となり給茶ノズル22から給茶が
行われる。
【0038】次に、自動給茶装置1の制御系について図
6を参照して説明する。図6は自動給茶装置1の制御ブ
ロック図を示すものであり、マイクロコンピュータから
なる制御装置60を核として構成される。制御装置60
はCPU、RAM及びROMを有する一般的な構成をし
ており、CPUはROMに記憶された給茶制御プログラ
ムに基づいて各種の演算を行い、必要な演算データをR
AMに一時的に記憶させるものである。
【0039】かかる制御装置60にはパネルスイッチP
Sが接続されており、制御装置60は湯呑スイッチSW
1が押下されたか、または、ポットスイッチSW2が押
下されたかを判断して後述するように給水バルブ35、
36の給水制御を行う。また、制御装置60には前記マ
イクロスイッチ55が接続され、制御装置60はマイク
ロスイッチ55からの0N/OFF信号と前記ポットス
イッチSW1又は湯呑スイッチSW2からのスイッチ信
号とに基づいてポットPへの給茶を行うか、または、湯
呑Qへの給茶を行うかを判断する。
【0040】また、制御装置60には給水バルブ駆動回
路61が接続され、更に、この給水バルブ駆動回路61
には給水バルブ35、給水ノズル33及び給水バルブ3
6、給水ノズル34がそれぞれ接続されている。かかる
給水バルブ駆動回路61は、パネルスイッチPSのポッ
トトスイッチSW1からのスイッチ信号及びマイクロス
イッチ55からのOFF信号に基づいて制御装置60に
より駆動され、給水バルブ35と36とを共に開放して
各給水ノズル33、34から茶濾器27に湯水を給水し
ポットPに給茶を行う。
【0041】更に、給水バルブ駆動回路61は、パネル
スイッチPSの湯呑スイッチSW2からのスイッチ信号
及びマイクロスイッチ55からのON信号に基づいて制
御装置60により駆動され、給水バルブ35のみを開放
して給水ノズル33から茶濾器27に湯水を給水し湯呑
トレイ39上に載置された湯呑Qに給茶を行う。
【0042】続いて、前記のように構成された自動給茶
装置1の動作について説明する。先ず、ポットPに給茶
を行う場合には、湯呑トレイ39を図3に示す矢印B方
向に後退させ湯呑トレイ39を退避位置Xに位置決めす
る。この状態でマイクロスイッチ55の接触子55Aは
トリガ部材48と当接されており、マイクロスイッチ5
5からはOFF信号が制御装置60に入力さる。次に、
ポットPを給茶部21内に載置し給茶ノズル22の直下
位置に対応させるとともに、ポットスイッチSW1を押
下する。
【0043】この時点でポットスイッチSW1からのス
イッチ信号が制御装置60に入力され、制御装置60は
前記マイクロスイッチ55からのOFF信号とポットス
イッチSW1からのスイッチ信号とによりポットPへの
給茶を行うものと判断する。かかる判断に基づいて制御
装置60は給水バルブ駆動回路61を介して給水バルブ
35及び36を共に開放し、各給水ノズル33、34か
ら茶濾器27へ湯水を給水してポットPへ給茶を行う。
【0044】一方、湯呑Qに給茶を行う場合には、湯呑
トレイ39を図3の矢印A方向に引き出し湯呑トレイ3
9を給茶位置Yに位置決めする。この状態でマイクロス
イッチ55の接触子55Aはトリガ部材48との当接が
解除されることとなり、マイクロスイッチ55からはO
N信号が制御装置60に入力される。次に、湯呑Qを湯
呑トレイ39上に載置すれば、湯呑Qは給茶ノズル22
の直下位置に対応させられる。
【0045】この後、湯呑スイッチSW2を押下する
と、湯呑スイッチSW2からスイッチ信号が制御装置6
0に入力され、制御装置60は前記マイクロスイッチ5
5からのON信号と湯呑スイッチSW2からのスイッチ
信号とにより湯呑Qへの給茶を行うものと判断する。か
かる判断に基づいて制御装置60は給水バルブ駆動回路
61を介して給水バルブ35のみを開放し、対応する給
水ノズル33から茶濾器27へ湯水を給水して湯呑Qへ
給茶を行う。
【0046】以上詳細に説明した通り本実施例に係る給
茶装置1は、給茶部21内にポットPを収納可能とする
とともに、湯呑トレイ39をスライドアーム40と固定
フレーム49との協働により摺動可能として退避位置X
と給茶位置Yとに位置決めできるようにし、ポットPへ
給茶する場合には給茶ノズル22から直接ポットPに給
茶し、また、湯呑Qに給茶する場合には給茶位置Yに位
置決めされた湯呑トレイ39上に湯呑Qを載置して給茶
ノズル22から給茶するようにしたので、極めて簡単な
構成及び操作によりポットPと湯呑Qとに給茶すること
ができる。
【0047】また、湯呑Qへの給茶を行う場合には、湯
呑Qが給茶ノズル22に近接した位置に配置される湯呑
トレイ39上に載置された状態で給茶が行われるので、
給茶の際湯呑Qの周囲に茶が飛散することは全くなく、
これより給茶部21が汚損される虞はなく給茶部21を
常に衛生的に保持することができる。
【0048】更に、本実施例に係る給茶装置1において
は2つの給水ノズル33、34を設け、ポットPへ給茶
を行う場合と湯呑Qへ給茶を行う場合とで両給水ノズル
33、34の各給水バルブ35、36の開閉を選択的に
制御するようにしたので、大型のポットPへ給茶を行う
場合でも極めて短時間で給茶を行うことができる。
【0049】尚、前記実施例では制御装置60がパネル
スイッチPSにおけるポットスイッチSW1又は湯呑ス
イッチSW2からのスイッチ信号とマイクロスイッチ5
5からのON/OFF信号との双方に基づいて各給水ノ
ズル33、34の開閉制御を行うようにしたが、パネル
スイッチPSを設けることなくマイクロスイッチ55か
らのON/OFF信号のみに基づいて各給水ノズル3
3、34の開閉制御を行うようにしてもよいことは勿論
である。
【0050】また、前記実施例では固定フレーム49に
対してスライドアーム40をスライド可能にすることに
より、奥壁板20の開口20Aからトレイアーム41の
出入をして湯呑トレイ39を退避位置Xと給茶位置Yと
に位置決めするようにしたが、図7に示すように機枠に
立設された回動ピン62を支点としてトレイアーム41
を回動可能に配設するとともに、奥壁板20にトレイア
ーム41の矢印C方向の回動により湯呑トレイ39が給
茶部21(図7中奥壁板20の下方側)に配置されるよ
うに長孔状の開口20Aを設け、更に、トレイアーム4
1の後端部がマイクロスイッチ55の接触子55Aを作
動させるような構成としてもよい。
【0051】かかる構成によれば、退避位置X(図7に
破線で示し、この位置でトレイアーム41の後端部はマ
イクロスイッチ55の接触子55Aを作動させずマイク
ロスイッチ55からはOFF信号が出力される)にある
トレイアーム41を回動ピン62を支点として矢印C方
向に回動させれば、湯呑トレイ39は開口20Aを介し
て給茶位置Y(図7に実線で示し、この位置でトレイア
ーム41の後端部はマイクロスイッチ55の接触子55
Aを作動させマイクロスイッチ55からはON信号が出
力される)に位置決めされる。
【0052】
【考案の効果】以上説明した通り本考案は、極めて簡単
な構成によりポット等の大型の給茶容器は勿論のこと湯
呑等の小型の給茶容器に対しても、その容量に応じて適
正量の湯水を短時間で給茶ノズルから茶濾器に給水する
ことが可能であり、いずれの給茶容器に対しても簡単な
給茶操作で給茶を行うことを可能とし、もって取出口内
で注出された茶を飛散させて取出口を汚損することなく
長期に渡って衛生的に保持することができる給茶装置を
提供することができ、その産業上奏する効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動給茶装置の正面図である。
【図2】開閉扉を開放して自動給茶装置の内部を模式的
に表した説明図である。
【図3】湯呑トレイの出入機構の斜視図である。
【図4】湯呑トレイを退避位置に移動した状態を示す給
茶部の部分断面図である。
【図5】湯呑トレイを給茶位置に移動した状態を示す給
茶部の部分断面図である。
【図6】自動給茶装置の制御ブロック図である。
【図7】他の実施例を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】 1 自動給茶装置 2A 上機枠本体 2B 下機枠本体 16、17 側壁板 18 上壁板 19 底壁板 20 奥壁板 20A 開口 21 給茶部 22 給茶ノズル 39 湯呑トレイ 40 スライドアーム 41 トレイアーム O 給茶容器取出口 P ポット Q 湯呑 X 退避位置 Y 給茶位置

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠本体の正面に設けられた給茶容器
    取出口と、その取出口の内方で給茶容器が載置される底
    板と、その底板の両側に配設された一対の側板と、その
    各側板間に配設された奥板とにより区画されてなり、ポ
    ット等の大型の給茶容器を収納可能にされた給茶部と、前記 給茶部の上方から垂下された給茶ノズルと 前記給茶ノズルの上方に配置された茶濾器と、 前記茶濾器に対して湯水を供給する給水装置と を有する
    給茶装置において、 前記奥板に穿設された開口部と、 前記開口部から入出可能にスライドされるとともに一端
    に湯呑等の小型の給茶容器が載置されるトレイが設けら
    、そのトレイが給茶ノズルに対応する給茶位置とその
    給茶位置から退避した退避位置とに配置されるようにス
    ライド可能とされたスライドアームと、 前記スライドアームがスライドされることに対応して、
    前記トレイが給茶位置に配置されているか又は退避位置
    に配置されているかを検出する検出機構と、 前記検出機構による検出結果に基づいて前記給水装置か
    ら茶濾器に給水される湯水の量を制御する制御装置と
    備えたことを特徴とする給茶装置。
  2. 【請求項2】 前記給水装置は少なくとも2つの給水
    バルブを有し、前記制御装置は各給水バルブを選択的に
    開閉制御することにより茶濾器へ給水される湯水の量を
    変化させることを特徴とする請求項1記載の給茶装置。
  3. 【請求項3】 前記大型の給茶容器に対して給茶する
    ことを指令する第1スイッチと、前記小型の給茶容器に
    対して給茶することを指令する第2スイッチとを備え、
    前記制御装置は第1スイッチ又は第2スイッチからのス
    イッチ信号と前記検出機構による検出結果とに基づいて
    前記各給水バルブの開閉制御を行うことを特徴とする請
    求項2記載の給茶装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記第2スイッチを
    からのスイッチ信号が存在し且つ前記検出機構を介して
    トレイが給茶位置に配置されていることが検出された場
    合、1つの給水バルブを開放することによりトレイ上に
    載置された小型の給茶容器に対応して湯水を茶濾器に給
    水し、前記第1スイッチからのスイッ チ信号が存在し且
    つ検出機構を介してトレイが退避位置に配置されている
    ことが検出された場合、2つの給水バルブを開放するこ
    とにより給茶部に収納された大型の給茶容器に対応して
    湯水を茶濾器に給水することを特徴とする請求項3記載
    の給茶装置。
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