JPH0548827U - 給茶装置 - Google Patents

給茶装置

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JPH0548827U
JPH0548827U JP10925891U JP10925891U JPH0548827U JP H0548827 U JPH0548827 U JP H0548827U JP 10925891 U JP10925891 U JP 10925891U JP 10925891 U JP10925891 U JP 10925891U JP H0548827 U JPH0548827 U JP H0548827U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡単な構成によりポット等の大型
の給茶容器は勿論のこと湯呑等の小型の給茶容器に対し
ても簡単な給茶操作で給茶可能な給茶装置を提供する。 【構成】 給茶部21内にポットPを収納可能とす
るとともに、湯呑トレイ39をスライドアーム40と固
定フレーム49との協働によりスライド可能として退避
位置Xと給茶位置Yとに位置決めできるようにし、ポッ
トPへ給茶する場合には給茶ノズル22から直接ポット
Pに給茶し、また、湯呑Qに給茶する場合には給茶位置
Yに位置決めされた湯呑トレイ39上に湯呑Qを載置し
て給茶ノズル22から給茶する。これにより、極めて簡
単な構成及び操作によりポットP及び湯呑Qに給茶を行
うことが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は給茶装置に関し、特に、ポット、やかん等の大型の給茶容器のみなら ず湯呑、コップ等の小型の給茶容器に対しても極めて簡単に給茶可能な給茶装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の給茶装置が提案されているが、かかる給茶装置は一般に湯呑、コ ップ等の小型の給茶容器に給茶することを目的としているものが多い。従って、 従来の給茶装置によりポット、やかん等の大型の給茶容器に給茶を行うには、例 えば、一旦湯呑等の小型の容器に注出した茶を複数回ポット等に移し変える作業 が必要となる。かかる作業はきわめて煩雑なものであり、また、余分な時間がか かってしまうものであるから移し変えの作業中に注出した茶の温度が低下しぬる くなってしまうという問題点があった。
【0003】 このような問題点を解消するため実開昭57−202831号公報には、漏斗 体と一体にされるとともに取出口内で摺動可能な蛇口を設け、かかる蛇口を給茶 位置に摺動させた後、特別に設けた載置台上に載置されたポット等の大型の給茶 容器に蛇口から給茶するようにした給茶装置が記載されている。 かかる給茶装置によれば、前記のように湯呑等からポット等に注出された茶を 移し変える煩雑な作業を行うことなく、ポット等に直接給茶することが可能とな る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の給茶装置では、ポット等の大型の給茶容器に対 して給茶を可能とするために狭い取出口内で漏斗体と一体にされた蛇口を摺動可 能に設ける必要があり、また、ポット等の大型の給茶容器を載置するための載置 台をも設ける必要がある。
【0005】 更に、給茶の際には載置台上に載置されたポット等の位置に合わせて蛇口を移 動させる必要がある。これより、給茶装置の構造が極めて複雑化してしまうとと もに、コストアップを必然的に招来するという問題が存し、また、給茶操作が煩 雑となり簡単に給茶を行うことができないという問題も存する。
【0006】 一方、取出口を大きくしてポット等を取出口内に載置できるようにすれば前記 のような複雑な構成は不要となるが、かかる場合には給茶ノズルの注出口から湯 呑等の小型の給茶容器までの距離(高さ)が大きくなるので、給茶の際に湯呑等 の周囲に茶が飛散してしまい取出口内を汚損する虞があり、この結果、不衛生と なり衛生上の問題が生じてしまう。
【0007】 本考案は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、極めて 簡単な構成によりポット等の大型の給茶容器は勿論のこと湯呑等の小型の給茶容 器に対しても簡単な給茶操作で給茶を行うことを可能とし、もって取出口内で注 出された茶を飛散させて取出口を汚損することなく長期に渡って衛生的に保持す ることができる給茶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、機枠本体の正面に設けられた給茶容器取出 口と、その取出口の内方で給茶容器が載置される底板と、その底板の両側に配設 された一対の側板と、その各側板間に配設された奥板とにより区画されてなる給 茶部と、その給茶部の上方から垂下された給茶ノズルとを有する給茶装置におい て、前記奥板に穿設された開口部と、その開口部から入出可能にスライドされる とともに一端に湯呑等の小型の給茶容器が載置されるトレイが設けられたスライ ドアームとを備え、前記給茶部はポット等の大型の給茶容器を収納可能にされて いるとともに、前記スライドアームは前記トレイが給茶ノズルに対応する給茶位 置とその給茶位置から退避した退避位置とに配置されるようにスライド可能とさ れた構成とされる。
【0009】
【作用】
前記構成を有する本考案において、ポット等の大型の給茶容器に給茶する場合 には、スライドアームの一端に設けられたトレイが退避位置にセットされるまで スライドアームをスライドさせた後、給茶部の給茶容器取出口から底板上にポッ ト等を載置する。これに続いて給茶ノズルから茶をポット等に注出すれば給茶が 行われる。このとき、給茶部はポット等を収納可能とされているので、何等補助 的な構造を要することなく給茶ノズルから直接ポット等に給茶を行うことができ る。
【0010】 一方、湯呑等の小型の給茶容器に給茶を行う場合には、前記トレイが給茶ノズ ルに対応する給茶位置にセットされるまでスライドアームを前記とは逆の方向に スライドさせる。この後、トレイ上に湯呑等を載置し給茶ノズルを介して茶を湯 呑等に注出すれば給茶が行われる。このとき、給茶ノズルと湯呑等との距離は近 接しているので、給茶ノズルから注出された茶が湯呑等の外部に飛散することは ない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明す る。図1は自動給茶装置の正面図を示すものであり、自動給茶装置1は共にほぼ 箱型の上機枠本体2Aと下機枠本体2Bとを一体に有し、上機枠本体2Aの側壁 3の上方には、開閉扉4、5が蝶番6、7及び8、9(図2参照)を介してそれ ぞれ左右に開閉可能に取り付けられている。
【0012】 また、開閉扉5の上面には、パネルスイッチPSが配設されており、かかるパ ネルスイッチPSは後述するように湯呑等の小型の給茶容器に給茶する場合に押 下されるスイッチSW1(以下、湯呑スイッチと称する)と、ポット等の大型の 給茶容器に給茶する場合に押下されるスイッチSW2(以下、ポットスイッチと 称する)を有している。
【0013】 また、上機枠本体2Aの下方には、前記開閉扉4、5におけると同様、蝶番1 0、11及び12、13(図2参照)を介してそれぞれ左右に開閉可能な開閉扉 14、15が取り付けられているとともに、両開閉扉14、15間にステンレス 板等から形成された左右一対の側壁板16、17及び上壁板18、底壁板19、 奥壁板20により区画された給茶部21が設けられている。この給茶部21の前 方開口が給茶容器取出口Oを構成するものであり、給茶部21に載置されたポッ トP等の給茶容器はかかる給茶容器取出口Oから出し入れされる。
【0014】 ここに、上壁板18は奥壁板20に対し着脱可能に取り付けられている。また 、この給茶部21はポットP等の比較的背の高い給茶容器を収納できるように十 分な高さが確保されている。また、前記上壁板18からは、ポットPに給茶する ための給茶ノズル22が垂下されている。また、下機枠本体2Bの上面には、前 記底壁板19と同一面を構成する給茶台部23が設けられており、かかる給茶台 部23は底壁板19とともにポットPに給茶するときにポットPを載置するもの である。
【0015】 次に、図2は前記開閉扉4、5及び14、15を開放して自動給茶装置1の内 部を模式的に表した説明図であり、上機枠本体2Aの中央部の右方には、茶葉貯 蔵タンク24が配設されており、この茶葉貯蔵タンク24の下端部に連続して茶 葉定量部25が設けられている。
【0016】 また、茶葉定量部25からは茶葉供給口26が下方に開口されている。ここに 、茶葉定量部25は図示しない駆動モータにより回転駆動されて茶葉貯蔵タンク 24内に貯蔵されている茶葉を一定量ずつ茶葉供給口26を介して茶濾器27に 供給するものである。
【0017】 茶葉貯蔵タンク24の後方には、下部にレール部28Aが形成された案内板2 8が配設されており、かかる案内板28は前記の駆動モータにより駆動される茶 濾器駆動装置29を介して茶濾器支持体30をレール部28Aに沿って図2中左 右方向に移動案内するものである。
【0018】 茶濾器支持体30には、茶濾器27が回動ピン31を介して回動可能に支持さ れており、この茶濾器27は図2に示す給茶位置よりも左方の茶葉交換位置で前 記の駆動モータを介して回動ピン31を中心に反時計方向に回動されて使用済み の茶葉を茶葉排出容器32に排出するものである。
【0019】 尚、茶葉排出容器32の内部には、ポリエチレン等から成型されたプラスチッ ク袋が装着されており、かかるプラスチック袋に使用済みの茶葉が一定量溜った ときには茶葉排出容器32の側壁に形成された取っ手部32Aを掴んで茶葉排出 容器32を給茶装置1の外部に取出し、使用済みの茶葉を廃棄するものである。
【0020】 また、茶濾器27の上方には、2つの給水ノズル33、34が配設されており 、各給水ノズル33、34の上部にはそれぞれ給水バルブ35、36が設けられ ている。各給水ノズル33、34には、後方に設置された湯水タンク37から図 示しないホースを介して湯水が供給されている。前記各給水バルブ35、36は 後述する制御装置60によりその開閉が制御され、湯呑Q等の小型の給茶容器に 対しては一方の給水バルブ35のみが開放され、また、ポットP等の大型の給茶 容器に対しては双方の給水バルブ35、36が開放される。
【0021】 更に、茶濾器27の下方には、流水受け皿38が配設されており、かかる流水 受け皿38は漏斗状に形成され、茶濾器27から抽出された茶を下部に取り付け られた前記給茶ノズル22からポットP等に給茶するものである。
【0022】 前記給水ノズル33、34の上方には下部を大きく開口した排気筒体Fが配設 されており、ファンモータにより回転駆動される排気ファンを介して給水バルブ 35、36から湯水が茶濾器27に供給されたときに生じる湯気を給茶装置1の 外部に排気するものである。
【0023】 また、前記した給茶部21の一部を構成する奥壁板20には、開口20Aが形 成されており、この開口20Aからは前後に可動とされ湯呑Q等を載置するため の湯呑トレイ39が配設されている(図2参照)。かかる湯呑トレイ39はポッ トPに給茶する場合には給茶の邪魔にならないように後方の退避位置(図4参照 )に移動され、一方、湯呑Qに給茶する場合には前方の給茶位置(図5参照)に 引き出され湯呑Qを載置して給茶を行う際に使用されるものである。
【0024】 次に、図3を参照して湯呑トレイ39の入出機構について説明する。図3はこ の入出機構を示す斜視図であり、湯呑トレイ39はスライドアーム40における トレイアーム41の一端においてトレイアーム41と一体に形成されている。か かる湯呑トレイ39は円盤状に形成された受台39Aの周縁にゴム等の周縁部材 39Bを固着してなるものである。ここに、周縁部材39Bは受台39Aに湯呑 Q(図4、図5参照)が載置されたときに、湯呑Qが受台39Aから落ちてしま わないように湯呑Qを保護するものである。
【0025】 また、スライドアーム40は前記トレイアーム41と支持アーム42とを溶接 等により相互に固設されてなり、これらの各アーム41、42は後述する固定フ レーム49と相対して一体的に矢印A方向及び矢印B方向にスライドされる。
【0026】 支持アーム42上のやや両側部には、側面視コ字状のベアリング支持部材43 が固着されており、その各上面にはベアリング44、45、46、47が支持さ れている。これらの各ベアリング44、45、46、47は後述する固定フレー ム49の第2フレーム板51の側面に沿ってスライドアーム40を前記矢印A方 向及びB方向に摺動案内するものである。
【0027】 また、支持アーム42の左側縁には、後述するマイクロスイッチ55を作動さ せるトリガ部材48が固着されており、かかるトリガ部材48はスライドアーム 40のスライドに伴ってマイクロスイッチ55のON/OFFを制御するもので ある。
【0028】 これに対し自動給茶装置1の図示しない機枠本体には、前記のように構成され るスライドアーム40をスライド可能に案内する固定フレーム49が固定されて いる。
【0029】 かかる固定フレーム49は、下方に耳部50Aを有し立設した状態で固定され た第1フレーム板50と、側面視でコ字状に形成され伏せた状態で固定されると ともにその上面に前記第1フレーム板50の耳部50Aが固着された第2フレー ム板51と、第2フレーム板51と同様側面視コ字状に形成され第2フレーム板 51と重ねた状態で固定された第3フレーム板52と、側面視コ字状に形成され そのコ字状の連結部が第3フレーム板52におけるコ字状の両側面に固着された 第4フレーム板53とが相互に溶接等により一体にされている。
【0030】 ここに、前記第1フレーム板50の耳部50Aが固定された第2フレーム板5 1における上面の左方には、耳部54Aを有し所定形状に折曲されてなるスイッ チ固定板54が固着されており、かかるスイッチ固定板54の側壁54Bにはマ イクロスイッチ55が固定されている。このマイクロスイッチ55は接触子55 Aを有し、かかる接触子55Aはスライドアーム40のスライドに伴って前記支 持アーム42の左側縁に固着されたトリガ部材48に選択的に接触されるもので ある。
【0031】 図3には接触子55Aとトリガ部材48とが接触している状態が示されている 。尚、マイクロスイッチ55はリード線55Bを介して後述する制御装置60に 接続されており、接触子55Aとトリガ部材48との選択的接触によりON/O FFのスイッチング信号を制御装置60に送出するものである。
【0032】 また、前記各第4フレーム板53におけるコ字状部の内方には、ベアリング5 6が適宜の位置に支持されており、かかるベアリング56は前記したベアリング 支持部材43のコ字状部の内壁面に当接されスライドアーム40のスライドに伴 って回転されてスライドアーム40をスムースに摺動案内する。
【0033】 続いて、前記のように構成された湯呑トレイ39の入出機構の入出動作につい て図4、図5を参照して説明する。図4は湯呑トレイ39を退避位置に移動した 状態を示す給茶部21の部分断面図であり、図5は湯呑トレイ39を給茶位置に 引き出した状態を示す給茶部21の部分断面図である。
【0034】 先ず、ポットPに給茶を行う場合、湯呑トレイ39を図3の矢印B方向に押し 固定フレーム49に対してスライドアーム40をスライドさせて湯呑トレイ39 を退避位置Xに位置決めする。この退避位置Xにおいては、湯呑トレイ39の一 部が奥壁板20から給茶部21側に露出されている。また、湯呑トレイ39が退 避位置Xにある場合、前記マイクロスイッチ55の接触子55Aは前記トリガ部 材48に当接されており、この状態でマイクロスイッチ55はOFF状態に保持 されている。
【0035】 この状態でポットPが給茶部21の底壁板19及び給茶台部上23上に載置可 能となり、ポットPを給茶ノズル22に対応した位置に載置した後給茶ノズル2 2から給茶が行われるものである。
【0036】 これに対して湯呑Qに給茶を行う場合には、給茶部21からポットPを取り除 いた後手指にて湯呑トレイ39の前記露出部を把持しつつ図3の矢印A方向に引 き出し、固定フレーム49に対してスライドアーム40をスライドさせて湯呑ト レイ39を給茶位置Yに位置決めする。このように湯呑トレイ39が給茶位置Y にある場合、前記マイクロスイッチ55と前記トリガ部材48との当接は解除さ れており、この状態でマイクロスイッチ55はON状態に保持される。
【0037】 かかる給茶位置Yにおいては湯呑トレイ39が給茶ノズル22に対応する直下 位置に配置されており、これより湯呑トレイ39上に湯呑Qを載置すれば湯呑Q に給茶可能な状態となり給茶ノズル22から給茶が行われる。
【0038】 次に、自動給茶装置1の制御系について図6を参照して説明する。図6は自動 給茶装置1の制御ブロック図を示すものであり、マイクロコンピュータからなる 制御装置60を核として構成される。 制御装置60はCPU、RAM及びROMを有する一般的な構成をしており、 CPUはROMに記憶された給茶制御プログラムに基づいて各種の演算を行い、 必要な演算データをRAMに一時的に記憶させるものである。
【0039】 かかる制御装置60にはパネルスイッチPSが接続されており、制御装置60 は湯呑スイッチSW1が押下されたか、または、ポットスイッチSW2が押下さ れたかを判断して後述するように給水バルブ35、36の給水制御を行う。また 、制御装置60には前記マイクロスイッチ55が接続され、制御装置60はマイ クロスイッチ55からの0N/OFF信号と前記ポットスイッチSW1又は湯呑 スイッチSW2からのスイッチ信号とに基づいてポットPへの給茶を行うか、ま たは、湯呑Qへの給茶を行うかを判断する。
【0040】 また、制御装置60には給水バルブ駆動回路61が接続され、更に、この給水 バルブ駆動回路61には給水バルブ35、給水ノズル33及び給水バルブ36、 給水ノズル34がそれぞれ接続されている。かかる給水バルブ駆動回路61は、 パネルスイッチPSのポットトスイッチSW1からのスイッチ信号及びマイクロ スイッチ55からのOFF信号に基づいて制御装置60により駆動され、給水バ ルブ35と36とを共に開放して各給水ノズル33、34から茶濾器27に湯水 を給水しポットPに給茶を行う。
【0041】 更に、給水バルブ駆動回路61は、パネルスイッチPSの湯呑スイッチSW2 からのスイッチ信号及びマイクロスイッチ55からのON信号に基づいて制御装 置60により駆動され、給水バルブ35のみを開放して給水ノズル33から茶濾 器27に湯水を給水し湯呑トレイ39上に載置された湯呑Qに給茶を行う。
【0042】 続いて、前記のように構成された自動給茶装置1の動作について説明する。 先ず、ポットPに給茶を行う場合には、湯呑トレイ39を図3に示す矢印B方 向に後退させ湯呑トレイ39を退避位置Xに位置決めする。この状態でマイクロ スイッチ55の接触子55Aはトリガ部材48と当接されており、マイクロスイ ッチ55からはOFF信号が制御装置60に入力さる。次に、ポットPを給茶部 21内に載置し給茶ノズル22の直下位置に対応させるとともに、ポットスイッ チSW1を押下する。
【0043】 この時点でポットスイッチSW1からのスイッチ信号が制御装置60に入力さ れ、制御装置60は前記マイクロスイッチ55からのOFF信号とポットスイッ チSW1からのスイッチ信号とによりポットPへの給茶を行うものと判断する。 かかる判断に基づいて制御装置60は給水バルブ駆動回路61を介して給水バル ブ35及び36を共に開放し、各給水ノズル33、34から茶濾器27へ湯水を 給水してポットPへ給茶を行う。
【0044】 一方、湯呑Qに給茶を行う場合には、湯呑トレイ39を図3の矢印A方向に引 き出し湯呑トレイ39を給茶位置Yに位置決めする。この状態でマイクロスイッ チ55の接触子55Aはトリガ部材48との当接が解除されることとなり、マイ クロスイッチ55からはON信号が制御装置60に入力される。次に、湯呑Qを 湯呑トレイ39上に載置すれば、湯呑Qは給茶ノズル22の直下位置に対応させ られる。
【0045】 この後、湯呑スイッチSW2を押下すると、湯呑スイッチSW2からスイッチ 信号が制御装置60に入力され、制御装置60は前記マイクロスイッチ55から のON信号と湯呑スイッチSW2からのスイッチ信号とにより湯呑Qへの給茶を 行うものと判断する。かかる判断に基づいて制御装置60は給水バルブ駆動回路 61を介して給水バルブ35のみを開放し、対応する給水ノズル33から茶濾器 27へ湯水を給水して湯呑Qへ給茶を行う。
【0046】 以上詳細に説明した通り本実施例に係る給茶装置1は、給茶部21内にポット Pを収納可能とするとともに、湯呑トレイ39をスライドアーム40と固定フレ ーム49との協働により摺動可能として退避位置Xと給茶位置Yとに位置決めで きるようにし、ポットPへ給茶する場合には給茶ノズル22から直接ポットPに 給茶し、また、湯呑Qに給茶する場合には給茶位置Yに位置決めされた湯呑トレ イ39上に湯呑Qを載置して給茶ノズル22から給茶するようにしたので、極め て簡単な構成及び操作によりポットPと湯呑Qとに給茶することができる。
【0047】 また、湯呑Qへの給茶を行う場合には、湯呑Qが給茶ノズル22に近接した位 置に配置される湯呑トレイ39上に載置された状態で給茶が行われるので、給茶 の際湯呑Qの周囲に茶が飛散することは全くなく、これより給茶部21が汚損さ れる虞はなく給茶部21を常に衛生的に保持することができる。
【0048】 更に、本実施例に係る給茶装置1においては2つの給水ノズル33、34を設 け、ポットPへ給茶を行う場合と湯呑Qへ給茶を行う場合とで両給水ノズル33 、34の各給水バルブ35、36の開閉を選択的に制御するようにしたので、大 型のポットPへ給茶を行う場合でも極めて短時間で給茶を行うことができる。
【0049】 尚、前記実施例では制御装置60がパネルスイッチPSにおけるポットスイッ チSW1又は湯呑スイッチSW2からのスイッチ信号とマイクロスイッチ55か らのON/OFF信号との双方に基づいて各給水ノズル33、34の開閉制御を 行うようにしたが、パネルスイッチPSを設けることなくマイクロスイッチ55 からのON/OFF信号のみに基づいて各給水ノズル33、34の開閉制御を行 うようにしてもよいことは勿論である。
【0050】 また、前記実施例では固定フレーム49に対してスライドアーム40をスライ ド可能にすることにより、奥壁板20の開口20Aからトレイアーム41の出入 をして湯呑トレイ39を退避位置Xと給茶位置Yとに位置決めするようにしたが 、図7に示すように機枠に立設された回動ピン62を支点としてトレイアーム4 1を回動可能に配設するとともに、奥壁板20にトレイアーム41の矢印C方向 の回動により湯呑トレイ39が給茶部21(図7中奥壁板20の下方側)に配置 されるように長孔状の開口20Aを設け、更に、トレイアーム41の後端部がマ イクロスイッチ55の接触子55Aを作動させるような構成としてもよい。
【0051】 かかる構成によれば、退避位置X(図7に破線で示し、この位置でトレイアー ム41の後端部はマイクロスイッチ55の接触子55Aを作動させずマイクロス イッチ55からはOFF信号が出力される)にあるトレイアーム41を回動ピン 62を支点として矢印C方向に回動させれば、湯呑トレイ39は開口20Aを介 して給茶位置Y(図7に実線で示し、この位置でトレイアーム41の後端部はマ イクロスイッチ55の接触子55Aを作動させマイクロスイッチ55からはON 信号が出力される)に位置決めされる。
【0052】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案は、極めて簡単な構成によりポット等の大型の給茶容 器は勿論のこと湯呑等の小型の給茶容器に対しても簡単な給茶操作で給茶を行う ことを可能とし、もって取出口内で注出された茶を飛散させて取出口を汚損する ことなく長期に渡って衛生的に保持することができる給茶装置を提供することが でき、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動給茶装置の正面図である。
【図2】開閉扉を開放して自動給茶装置の内部を模式的
に表した説明図である。
【図3】湯呑トレイの出入機構の斜視図である。
【図4】湯呑トレイを退避位置に移動した状態を示す給
茶部の部分断面図である。
【図5】湯呑トレイを給茶位置に移動した状態を示す給
茶部の部分断面図である。
【図6】自動給茶装置の制御ブロック図である。
【図7】他の実施例を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動給茶装置 2A 上機枠本体 2B 下機枠本体 16、17 側壁板 18 上壁板 19 底壁板 20 奥壁板 20A 開口 21 給茶部 22 給茶ノズル 39 湯呑トレイ 40 スライドアーム 41 トレイアーム O 給茶容器取出口 P ポット Q 湯呑 X 退避位置 Y 給茶位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠本体の正面に設けられた給茶容
    器取出口と、その取出口の内方で給茶容器が載置される
    底板と、その底板の両側に配設された一対の側板と、そ
    の各側板間に配設された奥板とにより区画されてなる給
    茶部と、 その給茶部の上方から垂下された給茶ノズルとを有する
    給茶装置において、 前記奥板に穿設された開口部と、その開口部から入出可
    能にスライドされるとともに一端に湯呑等の小型の給茶
    容器が載置されるトレイが設けられたスライドアームと
    を備え、 前記給茶部はポット等の大型の給茶容器を収納可能にさ
    れているとともに、前記スライドアームは前記トレイが
    給茶ノズルに対応する給茶位置とその給茶位置から退避
    した退避位置とに配置されるようにスライド可能とされ
    たことを特徴とする給茶装置。
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