JP3409501B2 - 洗米炊飯制御装置の水加減設定装置 - Google Patents

洗米炊飯制御装置の水加減設定装置

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JP3409501B2
JP3409501B2 JP11184895A JP11184895A JP3409501B2 JP 3409501 B2 JP3409501 B2 JP 3409501B2 JP 11184895 A JP11184895 A JP 11184895A JP 11184895 A JP11184895 A JP 11184895A JP 3409501 B2 JP3409501 B2 JP 3409501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、洗米炊飯制御装置の
水加減設定装置に関し、炊飯時に一定幅の微調節域の水
加減量を設定表示させる水加減表示窓に、この微調節域
を越えたレンジの水加減量を切り替え設定表示させるも
の等に利用できる。 【0002】 【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
では、炊飯時における水加減量の設定は、例えば、2つ
の一定幅の微調節域のレンジを、トグルスイッチ等のO
N・OFF操作により切り替えて水加減表示窓に表示設
定させるようにしているが、このように少ないレンジの
微調節域での水加減設定では水加減量の調節適応範囲が
狭く、昨今のように炊飯に対するユーザのニーズが多様
化し、特に外米を始めとする幅広い品種への対応が要求
される時代にあっては、その対応が不充分であると共
に、特別の切替手段による微調節域の切り替えが大変面
倒で煩わしいものであった。 【0003】そこでこの発明は、水加減設定時の調節適
応範囲を大きくして、あらゆる条件に対応して最適の炊
飯を行いうるようにする。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、洗米炊飯を
自動的に行わせる洗米炊飯制御装置1において、水加減
の設定を行う水加減設定スイッチ2とこれによって設定
される一定幅の微調節域の水加減量を表示する水加減表
示窓3、及び洗米の程度を設定する洗い方設定スイッチ
4とこれを表示する洗い方表示窓5を設け、該水加減表
示窓3の一定微調節域を越えたレンジの水加減表示を、
該洗い方表示窓5を利用して切り替え表示させる切替ス
イッチ6を設けてなる水加減設定装置の構成とする。 【0005】 【作用、及び発明の効果】上方の洗米器から洗米の供給
を受けて炊飯する炊飯器を下方に配置した洗米炊飯機に
おいて、炊飯時の水加減の設定を行うときは、洗米炊飯
制御装置1によって、水加減表示窓3に中心から各々増
量側と減量側とに、例えば各々7段階程度の一定幅の微
調節域を設定した1レンジの増減データを表示させる。
この表示された増減データに対して水加減設定スイッチ
2の操作により、各々増・減側とも限度一杯まで調節し
たときは、該水加減設定スイッチ2と切替スイッチ6と
を同時操作することにより該表示窓3に次のレンジを切
り替え表示させ、この表示されたレンジにおける微調節
域を再び該水加減設定スイッチ2の操作によって調節を
行わせる。この調節によって該表示窓3に、例えば、微
調節域を設定した5箇程度の増減データのレンジを切り
替え表示させるが、この現在該表示窓3に表示されてい
るレンジがどのレンジであるかを、洗い方表示窓5を利
用して対応表示させる。 【0006】このように、炊飯時の水加減の設定を行う
とき、水加減設定スイッチ2と切替スイッチ6とを同時
操作することにより、微調節域を設定した多数レンジの
増減データを水加減表示窓3に切り替え表示させて調節
を行うことができるので、外米を始めとする幅広い品種
等あらゆる条件に対応してユーザのニーズに合致する水
加減の設定を行うことができる。また、現在水加減表示
窓3に表示されているレンジがどのレンジであるかを洗
い方表示窓5に表示させることができるので、現在レン
ジがどの位置に切り替えられているか迷うようなことが
ない。なお、レンジの切り替えについては、常時操作し
ている水加減設定スイッチ2と切替スイッチ6とを同時
操作するだけの簡単な手段でよいから、特別の切替手段
を操作するが如き煩わしさがない。 【0007】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、白米を貯留、洗米及び炊飯する洗米炊
飯機7を示すものであり、この洗米炊飯機7は、白米を
貯留する貯米タンク8、白米の供給を受けて洗米、水加
減及び浸漬する洗米器9、洗米済み白米を炊飯する炊飯
器10が2台等よりなる状態を示したものである。 【0008】機枠11の底部には、左右一対のガス釜を
配設し、各ガス台12上に各炊飯器10a,10bを載
置して、ガス点火により炊飯できる構成としている。こ
れら炊飯器10a,10bは外釜と、この外釜内に嵌合
させた内釜13及び釜蓋14等を有し、該各ガス台12
と共に前側に引き出しできるハンドル15を有し、これ
ら炊飯器10a,10bの該内釜13の着脱等は、前側
へ引き出した位置で行う構成としている。 【0009】該機枠11上部後側には、左右水平状に上
下にレール16,17が架設され、上部の貯米タンク8
及び下部の洗米器9を有した移動台18が、ローラ19
a,19bによって移動自在に支持され、該洗米器9を
炊飯器10a,10bの上側へ移動対向させて、洗米供
給位置を切換自在にした構成としている。該貯米タンク
8は、下部に計量器20を有する。この計量器20は、
欠円筒形態の回転筒を筒軸21の回りに計量モータ22
で回転させて、該貯米タンク8内の米を一定量毎に回転
しながら汲出すもので、この筒軸21の回転数を回転セ
ンサ23で検出することにより、マイクロコンピュータ
を有する洗米炊飯制御装置1のCPUへ入力して計量
(容量又は重量として)する構成としている。 【0010】前記洗米器9は、貯米タンク8の下側にあ
って、中央部には、上下方向の撹拌軸24によって回転
される撹拌翼25が、上部の洗米モータ26によってウ
ォームギヤ27等を介して伝動回転すべくもうけられ、
その下端部には、排出弁28によって開閉される排出口
29が設けられている。この排出弁28は、該撹拌軸2
4の中心部に沿って挿通させる弁軸30の下端部に一体
とし、該弁軸30を、上部に設けた排出モータ31によ
ってクランク機構32等を介して上下作動させる構成と
している。 【0011】該排出口29は、外周部に漏水網33を介
在させて給排水室34と連通させ、この給排水室34を
排水弁35の開閉によって排水案内室36へ連通させ、
水道水を下部ノズル37から洗米器9内へ給水させた
り、洗米後の排水を行わせることができる。水道パイプ
から流量センサ38を経て誘導する給水路39内には、
開閉弁40aによって開閉給水される該下部ノズル37
と、開閉弁40bによって開閉給水される上部シャワー
41とを有し、開閉弁40cの開閉によって機外へ排水
される。該洗米器9の上下部から洗米用及び水加減用の
給水を行いうる構成とし、該開閉弁40a,40b,4
0cはソレノイドバルブ方式によって開閉を行わせると
共に、該排水弁35は、ソレノイド42によってワイヤ
43,ベルクランク44等を介して開閉作動させる構成
としている。 【0012】該洗米器9は、貯米タンク8の前側寄りに
偏位させて、この後側部で該洗米器9下端部の給排水室
34に連接の排水案内室36を、上方部の貯米タンク8
の下側域から外方へ突出しない形態としている。又該洗
米器9の後側部には、移動台18をレール16,17で
支持する機枠11が設けられるが、該移動台18が該レ
ール16,17に沿って左右方向へ移動するとき、該排
水案内室36が、この機枠11に干渉しないように設定
している。 【0013】該貯米タンク8の上部には、タンク蓋45
が開閉自在に設けられ米の供給充填を行うことができ
る。又、この貯米タンク8の下部には、米の減少を検出
して米の補給をブザー等で促するための米下限センサ4
6を有する。洗米器8の上部には、洗米水の満杯供給を
検出するフロート形式の水上限センサ47と、これ以上
の給水は機外へ排水させるオーバーフロー口48とを有
する。49は該洗米器9の外周部を開閉する点検蓋であ
る。 【0014】前記移動台18は、貯米タンク8,洗米器
9,計量器20,給水路39及びこれらを駆動する計量
モータ22,洗米モータ26,排出モータ31等を装架
し、移動モータ50により、レール16,17上を転動
するローラ19a,19bを駆動回転することによっ
て、横方向へ移動制御できる構成としている。前記洗米
炊飯制御装置1は、移動台18上の貯米タンク8の正面
に装着し、この制御装置1は、箱形状で、この箱体のパ
ネル面1aには、図5に示す如く、ON−OFF方式の
各種のスイッチ類やLED表示部等が配置される。マル
チ表示窓51は、通常時は時刻表示を行うようになって
いるが、時刻以外の表示であるときに時刻表示に戻した
いときは時計スイッチ52をONすればよい。テストス
イッチ53をONすれば、該表示部51の周囲に配置さ
れた各種表示灯54、即ち、タイマの予約中,現在時
刻,累計釜数,予定釜数,及び貯米タンク8に対する米
補給から炊飯完了に亘る各工程や残時間等を表示する工
程表示等が順次表示される。又、計量スイッチ55をO
Nすれば、計量モータ22が駆動されて計量器20が一
回転される。洗米スイッチ56をONすれば、洗米モー
タ26が駆動されて撹拌翼25が回転される。上水スイ
ッチ57又は下水スイッチ58をONすれば、各開閉弁
40a,40b等を開いて洗米器9内へ給水を行う。水
位スイッチ59をONすれば、該洗米器9内の水位が水
上限センサ47による検出時から水加減設定スイッチ2
によって設定された水位になるように、該洗米器9内へ
該開閉弁40a,40bが開状態に制御され所定の給水
量に給水制御される。排水スイッチ60をONすれば、
該ソレノイド42の出力によって該排水弁35を開い
て、洗米排水を漏水網33を通して行わせる。投下スイ
ッチ61をONすれば、排出モータ31を駆動して排出
弁28を開く。リセットスイッチ62をONすれば、該
マルチ表示部51のエラー表示のフラグを解除できる。
このような該テストスイッチ53〜リセットスイッチ6
2等は、主として始業前の点検を行うときに操作する。 【0015】設定手段及びその表示としては、前記の水
加減の設定を行う水加減設定スイッチ2及びこの設定量
を表示する水加減表示窓3と、炊飯量を設定する炊飯量
設定スイッチ63及びこの設定量を表示する炊飯量表示
窓64と、洗米の程度を設定する洗い方設定スイッチ4
及びこの程度を表示する洗い方表示窓5と、浸漬時間を
設定する浸漬設定スイッチ65及びこの設定量を表示す
る浸漬表示窓66と、むらし時間を設定するむらし設定
スイッチ67及びこの設定量を表示するむらし表示窓6
8と、炊飯モードを設定するモード設定スイッチ69及
びこのモードを表示するモード表示灯70と、該炊飯器
10のガス点火の方法を設定する点火設定スイッチ71
及びこの方法を表示する点火表示灯72とを配置して、
各々炊飯前に適宜に設定しておくことができる。 【0016】73は、釜数を設定するための釜設定スイ
ッチ、74は、計量器20の計量作動から開始させるス
タートスイッチ、75は、マルチ表示窓51に表示する
時間及び曜日の予約設定と解除を行うタイマ設定スイッ
チ、76は、マルチ表示窓51に表示される累計釜数の
クリヤー及び予約時の曜日を変更するクリヤースイッ
チ、6は、エラーランプ77やブザー等で警報される故
障個所が不明なときにマルチ表示窓51により番号表示
させるヘルプ操作、及び処理内容の切替操作時等に誤操
作防止用として他の操作スイッチ等と併用操作する切替
スイッチである。 【0017】洗米・炊飯の作用工程は、計量器20によ
る計量→洗米器9による洗米→洗米器9における上部シ
ャワー41からの間欠的シャワーによる洗米部(ざる上
げ)浸漬→洗米器9の移動台18による左,右移動→洗
米器9内での水加減→排出弁28の開放による排米→炊
飯器10の内釜13での釜浸漬→ガス点火による炊飯→
むらし→炊飯終了後の内釜13交換の各工程を経る構成
である。 【0018】該単一の洗米器9が左又は右へ移動し、
左,右2基の炊飯器10a,10bへ洗米を切り替え供
給しながら炊飯する形態では、浸漬工程を、浸漬時間と
して浸漬設定スイッチ65により適宜時間を設定するこ
とによって、各洗米工程と、各炊飯器10a,10bに
おける炊飯工程とを連続させて、洗米→炊飯の全工程の
効率的作業を行わせることができる。各工程のうち、時
間の変化されるものは、主として浸漬工程とむらし工程
とであり、洗米部浸漬と釜浸漬との比を変更することが
できるようにしてもよい。該浸漬設定スイッチ65によ
る浸漬時間の設定は、これらいずれか一方、又は双方を
変更設定するようにしてもよい。これらの浸漬時間はC
PUで演算されて、この洗米後の釜浸漬時間を算出制御
する。この設定値に一致する浸漬時間となるように水加
減が、開閉弁40a,40bの出力によって開始される
が、このような水加減の開始は、該炊飯器10a又は1
0bの炊飯工程の終了を検出することによって、この炊
飯器10a又は10b上へ該洗米器9が移動した後に行
われる。 【0019】即ち、該炊飯器10a,10bには、空の
内釜13が備えられていることを検出する内釜センサ7
8と、この内釜13上の釜蓋14の有無を検出する蓋セ
ンサ79と、炊飯終了後に洗米器9が左,右移動により
停止したことを検出する移動センサ80等によって、該
洗米器9による該炊飯器10a又は10bに対する洗米
の投下の用意が完了した状態位置で、該洗米器9におけ
る前記水加減が開始される。この水加減が終了すると、
排出モータ31の出力によって、排出弁28が開かれ
て、洗米を該加減水と共に該炊飯器10a又は10bへ
排米投下し、前記演算された時間の釜浸漬が行われる。 【0020】又、洗米が早く終了して炊飯が遅れている
ときは、洗米器9での洗米部浸漬を終えた状態で、該洗
米器9内の排水水切りを行った状態で移動開始を待つ。
このとき、該洗米器9の洗米は浸漬作用を受けない状態
で待機している。前記洗い方設定スイッチ4の操作で、
洗米を軽く行う場合から念入りに行うまでの5段階に設
定しておき、これを洗米時に、予めいずれの洗い方モー
ドにするか設定しておく。該洗い方設定スイッチ4で、
5段階のうちいずれかの洗い方が選定されると、CPU
を経て洗米モータ26,上給水用の開閉弁40b,下給
水用の開閉弁40a,乃至は排水弁35のソレノイド4
2等を出力して洗米制御を行う。 【0021】洗い方の程度の設定は、洗米時間,上給水
時間,下給水時間,排水時間,これら洗米等の繰返回
数,洗米工程全体の時間等を、糠抜き,研米,荒すす
ぎ,オーバーフローによる仕上げすすぎ等の各工程毎に
変更設定して、洗米を軽く行うモードから念入に行う5
段階の設定を、洗い方表示窓5に表示させるようメモリ
ーされている。 【0022】水加減の設定は、水加減表示窓3に表示さ
れた、中心から増量側と減量側とに各々7段階からなる
微調節域の1レンジの増減データにより、水加減設定ス
イッチ2の操作を行い増減設定を行わせるが、昨今のよ
うに外米を始めとする幅広い品種等あらゆる条件に対応
してユーザのニーズに合致させるためには、図6に示す
如く、該増減データの中心位置を各々5段階宛ずらした
5つのレンジの増減データを、前記洗米炊飯制御装置1
のメモリーに用意すると共に、これらの増減データを適
宜に切り替えて水加減の設定を行う。 【0023】この設定の手順は、図7のフローチャート
に示すごとく、まず、水加減設定スイッチ2と前記切替
スイッチ6とが同時にONされたかどうかをチェック
し、NOの時は通常処理に戻り、YESのときは、更に
切替スイッチ6のみが操作されたかどうかをチェック
し、YESであれば水加減設定がENDとなり、NOの
ときは、水加減設定スイッチ2の増量側がONかどうか
をチェックし、YESのときは、現在該表示窓3に表示
されているレンジの増減データが多い側のMAX値であ
るかどうかをチェックし、NOであれば微調節域を1段
階宛増量点灯し、YESのときは、増量側レンジの増減
データを切り替え表示すると共に、該表示窓3の表示レ
ンジの切り替えにより前記洗い方表示窓5を利用したレ
ンジ位置の表示を1段階アップ点灯し、この洗い方表示
窓5の5段目が点灯したかどうかをチェックし、YES
であれば多い側のMAX値で停止させる。 【0024】また、水加減設定スイッチ2の増量側がN
Oのときは、減量側がONかどうかをチェックし、YE
Sのときは、現在該表示窓3に表示されているレンジの
増減データが少い側のMIN値であるかどうかをチェッ
クし、NOであれば微調節域を1段階宛減量点灯し、Y
ESのときは、減量側レンジの増減データを切り替え表
示すると共に、該表示窓3の表示レンジの切り替えによ
り該洗い方表示窓5を利用したレンジ位置の表示を1段
階ダウン点灯し、この洗い方表示窓5の1段目が点灯し
たかどうかをチェックし、YESであれば少い側のMI
N値で停止させる。なお、増減データの微調節域の段階
数やレンジ数等については、本実施例に限定するもので
はない。 【0025】これらの水加減の水位調節は、開閉装置4
0aを開いて洗米器9内へ下部ノズル37から給水を行
い、この給水がオーバーフロー口48から溢れたとき停
止され、このオーバーフロー口48を基準として増減デ
ータにより設定された水位となるよう減水制御される。
前記ガス台12と共に機枠11内へ押し込んだ炊飯器1
0を、その中心部を洗米器9の排出弁28の直下に近接
位置させ、該排出弁28を排出モータ31の駆動により
開いて水加減を行った洗米を釜蓋14を開いた炊飯器1
0へ投下する。炊飯完了により炊き上がった米飯を機外
へ取り出すときは、ハンドル15によってガス台12と
共に機外へ引き出し、内釜13を炊飯器10から引き上
げ次の内釜13をセットする。 【0026】また、洗米・炊飯を行うときは、事前にそ
のための運転条件となる機能分類項目(図9参照)を設
定しておく必要があるが、この機能分類項目は前記洗米
炊飯制御装置1にメモリされており、通常は初期モード
(図9に示す*印)に設定されている。この初期モード
の変更を必要とするときは、図10のフローチャートに
示す如く、前記モード設定スイッチ69と切替スイッチ
6とが同時にONされたかどうかをチェックし、NOの
ときは通常運転処理に戻り、YESのときは選択モード
へ移行することにより、浸漬表示窓66を利用して各機
能項目の番号を表示させると共に、むらし表示窓68を
利用してこの各機能項目における選択項目の番号を表示
させるようにする。 【0027】次に、このような選択モードにおいて、切
替スイッチ6をON状態のままで浸漬設定スイッチ65
の+側又は−側がONしたかどうかをチェックし、YE
Sのときは、浸漬表示窓66に表示された各機能項目の
番号を逓増又は逓減させる。更に、この状態において、
切替スイッチ6をON状態のままでむらし設定スイッチ
67の+側又は−側がONしたかどうかをチェックし、
YESのときは、浸漬表示窓66に表示された各機能項
目に対して、むらし表示窓68に表示された選択項目の
番号を逓増又は逓減させる。これら一連のモード変更
は、切替スイッチ6がOFFのとき設定が完了すると共
に、通常運転処理に戻る。 【0028】例えば、浸漬表示窓66の番号が16で、
むらし表示窓68の番号が01のときは、「炊飯器モー
ドのすぐ炊き」が選択されたことになる。このように、
浸漬設定スイッチ65,浸漬表示窓66,むらし設定ス
イッチ67,むらし表示窓68,モード設定スイッチ6
9,切替スイッチ6等を利用して、外米を始めとする幅
広い品種等あらゆる条件に対応してユーザのニーズに合
致させうるよう、数多くの機能項目に対する選択項目
を、機能ソフトの処理により簡単な操作で的確に設定す
ることができ、コスト的にも付加を抑えることが可能で
ある。 【0029】また、図11に示す如く、前記排水弁35
を開き、開閉弁40bによって上部シャワー41を開い
て給水しながら洗米する洗米工程において、排水弁3
5,オーバーフロー口48,排水ホース81等の芥詰ま
りにより排水不能となったときは、洗米器9から溢れた
水によってこの洗米器9の上部側壁面に取り付けられた
電装品等が浸水する恐れがある。 【0030】そこでこれを防止するため、前記水上限セ
ンサ47の検出時から水が溢れるまでの容積(図11の
斜線部分)は予め分かっているので、この溢れる上限位
置より少し余裕を残した給水停止位置Sを設定し、この
設定による容積を流量センサ38による流量パルスの積
算値に換算する。この積算値による該S位置の給水停止
要領は、図12のフローチャートに示す如く、洗米処理
工程において、水上限センサ47がフロート47aの上
昇によりONしたかどうかをチェックし、YESのとき
は流量パルスの積算を開始する。次に、この積算値がS
位置の容積に達したかどうかをチェックし、YESのと
きは開閉弁40bを閉じて給水を停止させ、異常処理を
報知する。このように洗米工程における異常時に、CP
Uの制御により洗米器9からの水の溢れを防止すること
ができるので、電装品等を浸水から保護すると共に、漏
電等の危険を回避して作業者の安全を確保することがで
きる。なお、水上限センサ47はフロート47aが下端
位置ではOFFとなり、ストッパ47b位置まで上動し
たときはONするよう構成されている。 【0031】また、上記と異なる実施例として、排水弁
35が開いているにもかかわらず水上限センサ47がO
Nすることは、一応正常な状態ではないが、屑米等によ
り排水が悪い場合や、流量が多過ぎる場合等には屡々見
受けられる現象であり、この様な状態で一々異常処理を
出していたのでは作業効率が非常に悪いことになるの
で、水上限センサ47のON位置では、まだオーバーフ
ロー口48からの排水で水の溢れを阻止することは可能
であるため、この水上限センサ47のフロート47aの
動きを、上記の如く上動位置でONするまでは同じと
し、図13に示す如く、このON時のストッパ47bを
取り除き、このストッパ47b位置から更に上動したと
きは再びOFFとなるようリードスイッチ等によって構
成することによって、このフロート47の上動OFFの
検出によって給水を停止させ、異常処理を報知する。 【0032】なお、水上限センサ47のOFF検出によ
る給水停止を、チャタリングやOFF位置から満杯まで
の時間(例えば5秒間程度)を考慮して遅延処理させ
る。この遅延処理の間に、水上限センサ47が再びON
を検出したときは水位が低下したことになるので、給水
停止の処理を取り消して最初の状態に戻す。このような
処理により、作業効率を余り阻害せずに水の溢れを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】洗米炊飯機の全体を示す正面図。 【図2】洗米炊飯機の全体を示す側面図。 【図3】洗米器及び貯米タンクの詳細を示す側断面図。 【図4】洗米器の駆動及び開閉弁関係を示す平面図。 【図5】洗米炊飯制御装置のパネル面の詳細配置を示す
正面図。 【図6】水加減の増減データ切替処理範囲とその切替位
置の表示を示す表示図。 【図7】水加減の増減処理手順を示すフローチャート
図。 【図8】洗米・炊飯の自動制御の電気回路を示すブロッ
ク図。 【図9】洗米・炊飯の機能分類項目の一覧表を示す説明
図。 【図10】洗米・炊飯の機能項目及びその選択項目の処
理手順を示すフローチャート図。 【図11】洗米器給水時の水上限センサの作用を示す概
略側面図。 【図12】洗米処理時の洗米水のオーバーフロー防止手
順を示すフローチャート図。 【図13】水上限センサのフロートの作用を示す側面
図。 【符号の説明】 1. 洗米炊飯制御装置 2. 水加減設定スイッチ 3. 水加減表示窓 4. 洗い方設定スイッチ 5. 洗い方表示窓 6. 切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 洗米炊飯を自動的に行わせる洗米炊飯制
    御装置1において、水加減の設定を行う水加減設定スイ
    ッチ2とこれによって設定される一定幅の微調節域の水
    加減量を表示する水加減表示窓3、及び洗米の程度を設
    定する洗い方設定スイッチ4とこれを表示する洗い方表
    示窓5を設け、該水加減表示窓3の一定微調節域を越え
    たレンジの水加減表示を、該洗い方表示窓5を利用して
    切り替え表示させる切替スイッチ6を設けてなる水加減
    設定装置。
JP11184895A 1995-05-10 1995-05-10 洗米炊飯制御装置の水加減設定装置 Expired - Fee Related JP3409501B2 (ja)

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