JPH08240920A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH08240920A
JPH08240920A JP13470095A JP13470095A JPH08240920A JP H08240920 A JPH08240920 A JP H08240920A JP 13470095 A JP13470095 A JP 13470095A JP 13470095 A JP13470095 A JP 13470095A JP H08240920 A JPH08240920 A JP H08240920A
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JP13470095A
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Kazuya Ishida
一也 石田
Yoshiaki Kawasaki
佳明 河崎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体の高耐久化のための効果が極く大きい
特定のセミカルバジド誘導体を感光層中へ含有させるこ
とにより、耐オゾン性に優れ、長寿命、高信頼性かつ長
期間の保存においても感光特性の劣化しない保存性の優
れた感光体を提供すること。 【構成】 【一般式1】 (式中Aは、置換又は無置換の炭化水素基、置換又は無
置換の複素環基、置換又は無置換のアミノ基を表し、R
1、R2及びR3は水素原子、置換基を有してもよいアル
キル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換
基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有してい
てもよいシクロアルキル基、置換基を有していてもよい
アルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ
基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有し
ていてもよいアリール基を表し、R1、R2及びR3は同
一でも異なっても良い。nは1〜3の整数を表す。)で
表されるセミカルバジド誘導体を感光層中に含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体に係わる
ものであり、特に、長期間の繰り返し使用時においても
帯電安全性に優れ、かつ、高感度な電子写真感光体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真感光体の光導電素材と
して知られているものにセレン、硫化カドミウム、酸化
亜鉛などの無機物質がある。しかしながら、これら無機
物質は電子写真感光体として要求される光感度、熱安定
性、耐久性等の特性及び製造条件において必ずしも満足
できるものではない。例えば、セレンは熱、汚れ等によ
り結晶化し易く特性が劣化しやすい。又、製造コスト、
耐衝撃性、毒性等、取扱い上の注意を要するなどの欠点
がある。硫化カドミウムを用いた感光体は耐湿性、耐久
性に劣り、又、毒性等の問題がある。酸化亜鉛も、耐湿
性、耐久性に劣るという欠点を持つ。
【0003】これら無機光導電素材を用いた電子写真感
光体に対し、有機光導電性素材を用いた感光体は、軽量
性、成膜容易性、製造コスト或いは有機化合物としての
バリエ−ションの広さから、活発に研究開発がおこなわ
れるようになっている。例えば、初期には特公昭50−
10496号公報記載のポリビニルカルバゾ−ルと2、
4、7−トリニトロ−9−フルオレノンを含有した感光
体、特公昭48−25658号記載のポリビニルカルバ
ゾールをピリリウム塩系色素で増感した感光体、また
は、共晶錯体を主成分とする感光体が提案された。しか
しながらこれらの感光体は感度、耐久性の面で十分なも
のではない。
【0004】そこで近年では、電荷発生層と電荷輸送層
を分離した機能分離型の感光体が提案され、特公昭55
−42380号記載のクロルダイアンブルーとヒドラゾ
ン化合物を組み合わせた感光体、電荷発生物質としては
ビスアゾ化合物として特開昭53−133445号記
載、特開昭54−21728号記載、特開昭54−22
834号記載、電荷輸送物質としては特開昭58−19
8048号記載、特開昭58−199352号記載等の
ものが知られている。
【0005】これら機能分離型感光体においても、近
年、耐ガス性や高耐久化の要求が高まってきている。感
光体を実際に複写機中で使用した場合、帯電器より発生
するオゾン、NOx等の活性なガスに露暴されるため感
光体は強い酸化作用を受ける。特に有機感光体の場合、
この影響は大きく、感光層構成物質が徐々に酸化・分解
して行き、その結果、感光体の性能の劣化や耐久性の低
下を生ずることになる。その対策として、特開昭48−
75241(特公昭50−33857)、特開昭57−
122444、特開昭61−156052、特開昭61
−156131、特開昭62−105151にみられる
ように、感光層中への酸化防止剤の添加が提案されてい
る。
【0006】しかしながら、耐ガス性の向上、繰り返し
使用時における帯電電位の低下の防止を目的として、電
荷発生層及び/又は電荷輸送層に酸化防止剤を添加する
と、無添加時と比較して感度は低下し、帯電・露光の繰
り返しにより残留電位が増加することは当業者の間では
広く知られている。
【0007】これらを改善するため、従来から種々の提
案がされている。例えば、特開昭61−156052号
公報及び特開昭61−156131号公報には、ニトロ
ン化合物の錯体を用いること及びある種のトコフェノ−
ル化合物を用いることがそれぞれ記載されており、特開
平3−122650号公報及び特開昭3−157664
号公報には末端に芳香族バラスト基を有するジエン化合
物を正帯電型の有機光導電性電子写真感光体に含有させ
ることにより、該電子写真感光体の耐オゾン劣化、光疲
労性を改善することがそれぞれ記載されており、特開昭
57−147656号公報、特開平3−158863号
公報及び特開昭3−163459号公報には、印刷原版
として使用するための有機光導電性電子写真感光体にあ
る種のヒドラゾン化合物、バルビツ−ル酸誘導体、チオ
バルビツ−ル酸誘導体、2〜3個のアセチレン基を有す
る芳香族化合物を含有させることがそれぞれ記載されて
おり、また我々も既に、例えば、特開昭63−1359
55号公報において電荷輸送層と電荷発生層とを有する
電子写真感光体の電荷輸送層上にガスバリヤ−性樹脂層
を設けることを提案し、特開平3−98054号公報に
おいて電荷輸送物質と電荷発生物質を用いた有機光導電
性電子写真感光体に特定グル−プのクマラン誘導体や特
定グル−プのベンゾフラン誘導体を含有させることによ
り該電子写真感光体の繰返し使用の際の耐ガス性を改善
し、帯電電位の低下を少なくし及び/又は残留電位上昇
を生じ難くすることを提案し、特開平3−101738
号公報及び特開平3−116566号公報においても同
様な目的で特定範囲のポリヒドロフラバン誘導体や特定
範囲のセサモ−ル系化合物を含有させることを提案し、
特開平3−122651号公報においても電子写真感光
体にヘキサヒドロ−1,4−ジヒドロキシナフタレン系
化合物を、特開平3−293673号公報においは特定
範囲の1,4−ジヒドロキシキシナフタレン系化合物
を、それぞれ含有させることを提案し、特開平3−16
3457号公報においは特定範囲の嵩高い基を有するヒ
ドロキノン系化合物を含有させることを提案し、特開平
2−301765号公報においては特定範囲のヒドロキ
ノン系化合物を特定範囲のポリカ−ボネ−ト樹脂と組合
せて用いることを提案したが、現在もこのような努力は
例えば特開平6−214416号公報に見られるように
続けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感光体の高
耐久化に対し極めて効果の大きい物質を感光層中へ含有
させることにより、耐久性と保存性の両特性を兼ね備え
た感光体を提供することを目的とする。すなわち、本発
明の目的は耐オゾン性に優れ、長寿命、高信頼性かつ長
期間の保存においても感光特性の劣化しない保存性の優
れた感光体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明を完成した。本
発明によれば、導伝性支持体上に電荷発生物質と電荷輸
送物質とを含有する感光層を設けた電子写真感光体にお
いて、感光層に特定範囲のセミカルバジド誘導体を含有
させたことを特徴とする電子写真感光体が提供される。
即ち、本発明は、「一般式1(化1)
【0010】
【化1】
【0011】(式中Aは置換又は無置換の炭化水素基、
置換又は無置換の複素環基、置換又は無置換のアミノ基
を表しR1、R2及びR3は水素原子、置換基を有してい
てもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルコ
キシ基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換
基を有していてもよいシクロアルキル基、置換基を有し
ていてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよい
アルキルチオ基、置換基を有していてもよい複素環基、
置換基を有していてもよいアリ−ル基を表し、R1、R2
及びR3は同一でも異なっていてもよい。nは1〜3の
整数を表す。)で表されるセミカルバジド誘導体を感光
層中に含有することを特徴とする電子写真感光体。」を
提供する。即ち、本発明によれば、導伝性支持体上に電
荷発生物質と電荷輸送物質とを含有する感光層を設けた
電子写真感光体において、感光層に上記セミカルバジド
誘導体を含有させたことを特徴とする改良された電子写
真感光体が提供される。
【0012】本発明に用いることのできるセミカルバジ
ド誘導体の例としては以下のものが挙げられる。但し、
これら化合物の例示は、本発明の説明のためのものであ
り、本発明で使用されるものの範囲をこれら化合物のみ
に限定するためのものではない。
【0013】
【化2】
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】
【化16】
【0028】
【化17】
【0029】
【化18】
【0030】本発明の電子写真感光体の感光層は、電荷
発生物質、電荷輸送物質を組み合わせて、分散型もしく
は、機能分離型を採ることができる。層構造としては分
散型の場合、導電性基体の上に、結着剤中に電荷発生物
質、電荷輸送物質を分散させた感光層を設ける。
【0031】機能分離型の場合は、基体上に電荷発生物
質、又は、電荷発生物質及び結着剤を含む電荷発生層、
その上に電荷輸送物質及び結着剤を含む電荷輸送層を形
成するものであるが、正帯電型とする場合には、電荷発
生層、電荷輸送層を逆に積層してもよい。なお、機能分
離型の場合、電荷発生層中に電荷輸送物質を含有させて
もよい。特に正帯電構成の場合特性が良好となる。
【0032】又、接着性、電荷ブロッキング性を向上さ
せるために感光層と基体との間に中間層を設けてもよ
い。さらに耐摩耗性等、機械的耐久性を向上させるため
に感光層上に保護層を設けてもよい。電荷発生層、電荷
輸送層及び分散型感光層形成時に用いる接着剤として
は、ポリカーボネート(ビスフェノールAタイプ、ビス
フェノールZタイプ)、ポリエステル、メタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリスチレン、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、アルキッ
ド樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルカルバゾール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリアリ
クレート、ポリアクリルアミド、ポリアミド、フェノキ
シ樹脂などが用いられる。これらのバインダーは単独ま
たは2種類以上の混合物として用いることができる。
【0033】以上のような層構成、物質を用いて感光体
を作成する場合には、膜厚、物質の割合に好ましい範囲
がある。
【0034】負帯電型(基体/電荷発生層/電荷輸送層
の積層)の場合、電荷発生層において、電荷発生物質に
対する結着剤の割合は0〜500重量%、膜厚は0.1
から5μmが好ましい。電荷輸送層においては電荷輸送
物質に対する結着剤の割合は50〜500重量%、膜厚
は5〜50μmとするのが好ましい。
【0035】正帯電型(基体/電荷輸送層/電荷発生層
の積層)の場合、電荷輸送層においては、電荷輸送物質
に対する結着剤の割合は、50〜500重量%、膜厚は
5〜50μmとするのが好ましい。さらに電荷発生層に
おいては結着剤を電荷発生物質に対し0〜500重量%
含有することが好ましい。さらに電荷発生層中には電荷
輸送物質を含有させることが好ましく、含有させること
により残留電位の抑制、感度の向上に対し効果をもつ。
この場合の電荷輸送物質は電荷発生物質に対し1〜20
0重量%含有させることが好ましい。
【0036】必要に応じて設けられる中間層としては、
一般には樹脂を主成分とするが、これらの樹脂はその上
に感光層を溶剤で塗布することを考えると、一般の有機
溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂であることが望まし
い。このような樹脂としては、ポリビニルアルコール、
カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、
共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のアルコ
ール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する
硬化型樹脂などが挙げられる。
【0037】また中間層にはモアレ防止、残留電位の低
減等のために酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジル
コニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で例示できる金
属酸化物の微粉末顔料を加えてもよい。
【0038】また電荷輸送層を形成するに際し使用され
る溶剤としては、N,N’−ジメチルホルムアミド、ア
セトン、メチルエチルケトン、キシレン、クロロホル
ム、1、2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、モノク
ロルベンゼン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、酢酸エチル、
酢酸ブチル、ジメチルスルホキシド等を挙げることがで
きる。
【0039】感光層を形成する方法としては電荷発生
層、電荷輸送層の塗工液に基体を浸漬する方法、塗工液
を基体にスプレーする方法などが用いられる。
【0040】本発明の電子写真感光体に用いられる基体
としては、アルミニウム、黄銅、ステンレス、ニッケル
などの金属ドラム及びシート、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリプロピレン、ナイロン、紙などの材料にアル
ミニウム、ニッケルなどの金属を蒸着するか、あるいは
酸化チタン、酸化スズ、酸化インジウム、カーボンブラ
ックなどの導電性物質を適当なバインダーとともに塗布
して導電処理したプラスチック、紙等のシート状または
円筒状基体が挙げられる。
【0041】感光層にセミカルバジド誘導体を添加する
際の添加量としては、機能分離型において電荷発生層に
添加するときには、電荷発生物質に対して0.1から1
00重量%が好ましい。機能分離型において電荷輸送層
に添加するときには、電荷輸送物質に対して0.01か
ら50重量%が好ましい。分散型(単層型)において
は、全固形分に対して0.01から50重量%が好まし
い。
【0042】電荷発生物質の具体例として例えば、シー
アイピグメントブルー25〔カラーインデックス(C
I)21180〕、シーアイピグメントレッド41(C
I 21200)、シーアイアシッドレッド52(CI
45100)、シーアイベーシックレッド3(CI
45210)等の他に、フタロシアニン系顔料、カルバ
ゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−95033
号公報に記載)、スチルベン骨格を有するアゾ顔料(特
開昭53−138229号公報に記載)、ジスチリルベ
ンゼン骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−13345
5号公報に記載)、トリフェニルアミン骨格を有するア
ゾ顔料(特開昭53−132547号公報に記載)、ジ
ベンゾチオフェノン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54
−21728号公報に記載)、オキサジアゾール骨格を
有するアゾ顔料(特開昭54−12742号公報に記
載)、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54
−22834号公報に記載)、ビススチルベン骨格を有
するアゾ顔料(特開昭54−17733号公報に記
載)、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔
料(特開昭54−2129号公報に記載)、ジスチリル
カルバゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−17
734号公報に記載)、カルバゾール骨格を有するトリ
スアゾ顔料(特開昭57−195767号公報、同57
−195758号公報に記載)、オキサゾール骨格を有
するアゾ顔料等、更にはシーアイピグメントブルー16
(CI 74100)等のフタロシアニン系顔料、シー
アイバットブラウン5(CI 73410)、シーアイ
バッドダイ(CI 73030)等のインジゴ系顔料、
アルゴスカーレットB(バイオレット社製)、インダン
スレンスカーレットR(バイエル社製)等のペリレン系
顔料、スクエアリック系顔料、4,10−ジブロモアン
トアントロン等の多環キノン顔料等の有機顔料:Se、
Se合金、CdS、アモルファスSi等の無機顔料を使
用することができる。
【0043】電荷輸送物質には正孔輸送物質と電子輸送
物質がある。正孔輸送物質としては、例えばポリ−N−
カルバゾール及びその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリル
エチルグルタメート及びその誘導体、ピレン−ホルムア
ルデヒド縮合物及びその誘導体、ポリビニルピレン、ポ
リビニルフェナントレン、オキサゾール誘導体、イミダ
ゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、及び以下の
一般式(化19)〜(化42)で示される化合物があ
る。 (1)(特開昭55−154955号、特開昭55−1
56954号公報に記載)
【0044】
【化19】 〔式中、R1はメチル基、エチル基、2−ヒドロキシエ
チル基または2−クロルエチル基を表し、R2はメチル
基、エチル基、ベンジル基またはフェニル基を表し、R
3は水素原子、塩素原子、臭素原子、炭素数1〜4のア
ルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ジアルキルア
ミノ基またはニトロ基を表す。〕 (2)(特開昭55−52063号公報に記載)
【0045】
【化20】 〔式中、Arはナフタレン環、アントラセン環、スチリ
ル環及びそれらの置換体、或いはピリジン環、フラン
環、チオフェン環を表し、Rはアルキル基またはベンジ
ル基を表す。〕 (3)(特開昭56−81850号公報に記載)
【0046】
【化21】 〔式中、R1はアルキル基、ベンジル基、フェニル基ま
たはナフチル基を表し、R2は水素原子、炭素数1〜3
のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ジアルキ
ルアミノ基、ジアラルキルアミノ基またはジアリールア
ミノ基を表し、nは1〜4の整数を表し、nが2以上の
ときはR2は同じでも異なっていてもよい。R3は水素原
子またはメトキシ基を表す。〕 (4)(特公昭51−10983号公報に記載)
【0047】
【化22】 〔式中、R1は炭素数1〜11のアルキル基、置換もし
くは無置換のフェニル基または複素環基を表し、R2
3はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル
基、クロルアルキル基または置換もしくは無置換のアラ
ルキル基を表し、また、R2とR3は互いに結合して窒素
を含む複素環を形成していてもよい。R4は同一でも異
なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基アルコキシ基またはハロゲン原子を表す。〕 (5)(特開昭51−94829号公報に記載)
【0048】
【化23】 〔式中、Rは水素原子またはハロゲン原子を表し、Ar
は置換もしくは無置換のフェニル基、ナフチル基、アン
トリル基またはカルバゾリル基を表す。〕 (6)(特開昭52−128373号公報に記載)
【0049】
【化24】 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭
素数1〜4のアルコキシ基または炭素数1〜4のアルキ
ル基を表し、Arは
【0050】
【化25】 を表し、R2は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3
水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基またはジアルキルアミノ基
を表し、nは1または2であって、nが2のときはR3
は同一でも異なってもよく、R4及びR5は水素原子、炭
素数1〜4の置換もしくは無置換のアルキル基または置
換もしくは無置換のベンジル基を表す。〕 (7)(特開昭56−29245号公報に記載)
【0051】
【化26】 〔式中、Rはカルバゾリル基、ピリジル基、チエニル
基、インドリル基、フリル基或いはそれぞれ置換もしく
は非置換のフェニル基、スチリル基、ナフチル基または
アントリル基であって、これらの置換基がジアルキルア
ミノ基、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基また
はそのエステル、ハロゲン原子、シアノ基、アラルキル
アミノ基、N−アルキル−N−アラルキルアミノ基、ア
ミノ基、ニトロ基及びアセチルアミノ基からなる群から
選ばれた基を表す。〕 (8)(特開昭58−58552号公報に記載)
【0052】
【化27】 〔式中、R1は低級アルキル基、置換もしくは無置換の
フェニル基またはベンジル基を表し、R2は水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニ
トロ基、アミノ基或いは低級アルキル基またはベンジル
基で置換されたアミノ基を表し、nは1または2の整数
を表す。〕 (9)(特開昭57−73075号公報に記載)
【0053】
【化28】 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、アルコキシ基ま
たハロゲン原子を表し、R2およびR3はアルキル基、置
換もしくは無置換のアラルキル基或いは置換もしくは無
置換アリール基を表し、R4は水素原子、低級アルキル
基または置換もしくは無置換のフェニル基を表し、また
Arは置換もしくは無置換のフェニル基またはナフチル
基を表す。〕 (10)(特開昭58−198043号公報に記載)
【0054】
【化29】 〔式中、nは0または1の整数、R1は水素原子、アル
キル基または置換もしくは無置換のフェニル基を表し、
Arは置換もしくは未置換のアリール基を表し、R5
置換アルキル基を含むアルキル基、或いは置換もしくは
無置換のアリール基を表し、Aは
【0055】
【化30】 9−アントリル基または置換もしくは無置換のカルバソ
リル基を表し、ここで、R2は水素原子、アルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン原子、または−N(R3,R4
(但し、R3及びR4はアルキル基、置換もしくは無置換
のアラルキル基または置換もしくは無置換のアリール基
を示し、R3及びR4は同じでも異なっていてもよく、R
4は環を形成してもよい)を表し、mは0,1,2,ま
たは3の整数であって、mが2以上のときはR2は同一
でも異なってもよい。また、nが0のとき、AとR1
共同で環を形成してもよい。〕 (11)(特開昭49−105537号公報に記載)
【0056】
【化31】 〔式中、R1、R2及びR3は水素原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ジアルキルアミノ基またはハロ
ゲン原子を表し、nは0または1を表す。〕 (12)(特開昭52−139066号公報に記載)
【0057】
【化32】 〔式中、R1及びR2は置換アルキル基を含むアルキル
基、または置換もしくは未置換のアリール基を表し、A
は置換アミノ基、置換もしくは未置換のアリール基また
はアリル基を表す。〕 (13)(特開昭52−139065号公報に記載)
【0058】
【化33】 〔式中、Xは水素原子、低級アルキル基またはハロゲン
原子を表し、Rは置換アルキル基を含むアルキル基、ま
たは置換もしくは無置換のアリール基を表し、Aは置換
アミノ基または置換もしくは無置換のアリール基を表
す。〕 (14)(特開昭58−32372号公報に記載)
【0059】
【化34】 〔式中、R1は低級アルキル基、低級アルコキシ基また
はハロゲン原子を表し、nは0〜4の整数を表し、
2,R3は同じでも異なってもよく、水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基またハロゲン原子を表
す。〕 (15)(特開平2−178669号公報に記載)
【0060】
【化35】 〔式中、R1,R3およびR4は水素原子、アミノ基、ア
ルコキシ基、チオアルコキシ基、アリールオキシ基、メ
チレンジオキシ基、置換もしくは無置換のアルキル基、
ハロゲン原子または置換もしくは無置換のアリール基
を、R2は水素原子、アルコキシ基、置換もしくは無置
換のアルキル基またはハロゲン原子を表す。但し、
1,R2,R3及びR4はすべて水素原子である場合を除
く。また、k,l,m及びnは1,2,3または4の整
数であり、各々が2,3または4の整数のときは、前記
1,R2,R3及びR4は同じでも異なってもよい。〕 (16)(特開平1−77839号公報に記載)
【0061】
【化36】 〔式中、Arは炭素数18個以下の縮合多環式炭化水素
基を表し、またR1及びR2は水素原子、ハロゲン原子、
置換もしくは無置換のアルキル基、アルコキシ基、置換
もしくは無置換のフェニル基を表し、それぞれ同じでも
異なっていてもよい。〕 (17)(特開昭62−98394号公報に記載)
【0062】
【化37】 〔式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基
を表し、Aは−Ar’−N(R1,R2)(但し、Arは
置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基を表し、R1
びR2は置換もしくは無置換のアルキル基、または置換
もしくは無置換のアリール基である)を表す。〕 (18)(特開平4−230764号公報に記載)
【0063】
【化38】 〔式中、Arは芳香族炭化水素基を、Rは水素原子、置
換もしくは無置換のアルキル基またはアリール基をそれ
ぞれ表す。nは0または1、mは1または2であって、
n=0、m=1の場合、ArとRは共同で環を形成して
もよい。〕
【0064】一般式(化19)で表せられる化合物に
は、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−1−メ
チル−1−フェニルヒドラゾン、9−エチルカルバゾー
ル−3−アルデヒド−1−ベンジル−1−フェニルヒド
ラゾン、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−
1,1−ジフェニルヒトラゾンなどがある。
【0065】また、一般式(化20)で表せられる化合
物には、例えば、4−ジエチルアミノスチリル−β−ア
ルデヒド−1−メチル−1−フェニルヒドラゾン、4−
メトキシナフタレン−1−アルデヒド−1−ベンジル−
1−フェニルヒドラゾン等がある。
【0066】一般式(化21)で表せられる化合物に
は、例えば、4−メトキシベンズアルデヒド−1−メチ
ル−1−フェニルヒドラゾン、2,4−ジメトキシベン
ズアルデヒド−1−ベンジル−1−フェニルヒドラゾ
ン、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジ
フェニルヒドラゾン、4−メトキシベンズアルデヒド−
1−ベンジル−1−(4−メトキシ)フェニルヒドラゾ
ン、4−ジフェニルアミノベンズアルデヒド−1−ベン
ジル−1−フェニルヒドラゾン、4−ジベンジルアミノ
ベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン等が
ある。
【0067】また、一般式(化22)で表せられる化合
物には、例えば、1,1−ビス(4−ジベンジルアミノ
フェニル)プロパン、トリス(4−ジエチルアミノフェ
ニル)メタン、1,1−ビス(4−ジベンジルアミノフ
ェニル)プロパン、2,2’−ジメチル−4,4’−ビ
ス(ジエチルアミノ)−トリフェニルメタン等がある。
【0068】一般式(化23)で表せられる化合物に
は、例えば、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アン
トラセン、9−ブロム−10−(4−ジエチルアミノス
チリル)アントラセン等がある。
【0069】また、一般式(化24)で表せられる化合
物には、例えば、9−(4−ジメチルアミノベンジリデ
ン)フルオレン、3−(9−フルオレニリデン)−9−
エチルカルバゾ−ル等がある。
【0070】また、一般式(化26)で表せられる化合
物には、例えば、1,2−ビス(4−ジエチルアミノス
チリル)ベンゼン、1,2−ビス(2,4−ジメトキシ
スチリル)ベンゼン等がある。
【0071】一般式(化27)で表せられる化合物に
は、例えば、3−スチリル−9−エチルカルバゾール、
3−(4メトキシスチリル)−9−エチルカルバゾール
等がある。
【0072】また、一般式(化28)で表せられる化合
物には、例えば、4−ジフェニルアミノスチルベン、4
−ジベンジルアミノスチルベン、4−ジトリルアミノス
チルベン、1−(4−ジフェニルアミノスチリル)ナフ
タレン、1−(4−ジエチルアミノスチリル)ナフタレ
ン等がある。
【0073】一般式(化29)で表せられる化合物に
は、例えば、4’−ジフェニルアミノ−α−フェニルス
チルベン、4’−ビス(4−メチルフェニル)アミノ−
α−フェニルスチルベン等がある。
【0074】また、一般式(化31)で表せられる化合
物には、例えば、1−フェニル−3−(4−ジエチルア
ミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、1−フェニル−3−(4−ジメチルアミノ
スチリル)−5−(4−ジメチルアミノフェニル)ピラ
ゾリン等がある。
【0075】一般式(化32)で表せられる化合物に
は、例えば、2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニ
ル−1,3,4−オキサジアゾール、2−N,N−ジフ
ェニルアミノ−5−(4−ジエチルアミノフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール、2−(4−ジメチルア
ミノフェニル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)
−1,3,4−オキサジアゾール等がある。
【0076】また、一般式(化33)で表せられる化合
物には、例えば、2−N,N’−ジフェニルアミノ−5
−(N−エチルカルバゾール−3−イル)−1,3,4
−オキサジアゾール、2−(4−ジエチルアミノフェニ
ル)−5−(N−エチルカルバゾール−3−イル)−
1,3,4−オキサジアゾール等がある。
【0077】一般式(化34)で表せられるベンジジン
化合物には、例えば、N,N’−ジフェニル−N,N’
−ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1’−ビフェニ
ル〕−4,4’−ジアミン、3,3’−ジメチル−N,
N,N’,N’−テトラキス(4−メチルフェニル)−
〔1,1’−ビフェニル〕−4,4’−ジアミン等があ
る。
【0078】また、一般式(化35)で表せられるビフ
ェニルアミン化合物には、例えば、4’−メトキシ−
N,N’−ジフェニル−〔1,1’−ビフェニル〕−4
−アミン、4’−メチル−N,N−ビス(4−メチルフ
ェニル)−〔1,1’−ビフェニル〕−4−アミン、
4’−メトキシ−N,N−ビス(4−メチルフェニル)
−〔1,1’−ビフェニル〕−4−アミン等がある。
【0079】一般式(化36)で表せられるトリアリー
ルアミン化合物には、例えば、1−ジフェニルアミノピ
レン、1−ジ(p−トリルアミノ)ピレン等がある。
【0080】また、一般式(化37)で表せられるジオ
レフィン芳香族化合物には、例えば、1,4−ビス(4
−ジフェニルアミノスチリル)ベンゼン、1,4−〔ビ
ス(4−ジ(p−トリル)アミノスチリル〕ベンゼン等
がある。
【0081】また、一般式(化38)で表せられるスチ
リルピレン化合物には、例えば、1−(4−ジフェニル
アミノスチリル)ピレン、1−〔4−ジ(p−トリル)
アミノスチリル〕ピレン等がある。
【0082】なお、電子輸送物質としては、例えばクロ
ルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テト
ラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−
フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサント
ン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,
8−トリニトロ−インデノ4H−インデノ〔1,2−
b〕チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジ
ベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、3,5−ジ
メチル−3’,5’−ジ−tert−ブチル−4,4’
−ジフェノキノン等がある。
【0083】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、こ
れにより本発明の態様が限定されるものではない。 実施例1 厚さ0.2mmのアルミニウム板上に、下記の下引き層
塗工液をブレード塗工し、120℃、20分乾燥し、2
μmの下引き層を形成した。 [下引き層塗工液] アルキッド樹脂(べッコライトM−6005−60、 固形分60%)(大日本インキ化学工業製) 15重量部 メラミン樹脂(スーパーベッカミンL−121−60、 固形分60%)(大日本インキ化学工業製) 10重量部 メチルエチルケトン 350重量部 酸化チタン粉末(CR−EL 石原産業製) 90重量部 上記成分をボールミルで20時間分散し、下引き層塗工
液を調製した。次に、下引き層上に下記の電荷発生層塗
工液をブレード塗工し、120℃、10分乾燥し、0.
2μmの電荷発生層を形成した。 (電荷発生層塗工液) 下記のジスアゾ顔料 5重量部
【0084】
【化39】 下記のトリスアゾ顔料 5重量部
【0085】
【化40】 ブチラール樹脂(XYHL UCC製) 5重量部 シクロヘキサノン 1000重量部 上記成分をボールミルで120時間分散し電荷発生層塗
工液を調製した。次に、下記の電荷輸送層塗工液をブレ
ード塗工し、120℃、20分乾燥し、30μmの電荷
輸送層を形成し、本発明の電子写真感光体を得た。 (電荷輸送層塗工液) 下記の電荷輸送物質 10重量部
【0086】
【化41】 ポリカーボネート樹脂(TS2050 帝人化成製) 10重量部 (化 9)のセミカルバジド誘導体 0.2重量部 シリコンオイル(KF50 信越シリコーン製)0.002重量部 ジクロルメタン 80重量部 上記成分を撹拌・溶解し、電荷輸送層塗工液を調製し
た。
【0087】比較例1 実施例1の電荷輸送層塗工液に、セミカルバジド誘導体
を添加しない以外は実施例1と同様にして感光体を作成
し、比較例1の電子写真感光体を得た。
【0088】以上のようにして作製した電子写真感光体
を、静電紙試験装置EPA8100(川口電気社製)に
よって評価した。 ・初期特性 まず、ターンテーブルを1000rpmで回転させ、−
6KVのコロナ帯電を20秒行い、感光体を帯電させ
た。帯電2秒後に表面電位V2(V)、帯電20秒後の
表面電位Vm(V)を測定し、更に20秒間暗所に放置
後の表面電位Vo(V)を測定した。その後2μW/c
2の780nm単色光を30秒間照射し、30秒後の
表面電位V30(V)を測定した。続いて、感光体の表面
電位を−800Vになるように帯電させ、2μW/cm
2の強度で780nmの単色光を照射し、表面電位が−
80Vに減衰する露光量E110(μJ/cm2)を測定
し、初期特性とした。 ・チャージ疲労特性 初期特性を測定したサンプルを、EPA8100中でタ
ーンテーブルを1000rpmで回転させながら、−6
KVの帯電と、50luxの白色光の露光を1時間繰り
返した後、初期特性と同様にして測定を行い、チャージ
疲労特性とした。 ・耐NO特性 初期特性を測定したサンプルを、40ppmのNOガス
雰囲気中で10日間保存した後、初期特性と同様にして
測定を行い、耐NO特性とした。結果を以下の表1に示
す。
【0089】
【表1】
【0090】実施例2〜5 実施例1の電荷輸送層塗工液に添加した、セミカルバジ
ド誘導体を以下のように変えた以外は実施例1と同様に
して感光体を作成し、実施例2〜5の電子写真感光体を
得た。NO暴露試験の結果を以下の表2に示す。
【0091】
【表2】
【0092】実施例6 実施例1の電荷発生層塗工液と電荷輸送層塗工液を以下
のようにして作成した以外は、実施例1と同様にして感
光体を作成し、実施例6の電子写真感光体を得た。 (電荷発生層塗工液) 下記のトリスアゾ顔料 10重量部
【0093】
【化42】 ブチラール樹脂(XYHL UCC製) 5重量部 シクロヘキサノン 1000重量部 上記成分をボールミルで120時間分散し電荷発生層塗
工液を調製した。
【0094】 (電荷輸送層塗工液) 下記の電荷輸送物質 10重量部
【0095】
【化43】 ポリカーボネート樹脂(TS2050 帝人化成製) 10重量部 (化 9)のセミカルバジド誘導体 0.2重量部 シリコンオイル(KF50 信越シリコーン製)0.002重量部 ジクロルメタン 80重量部 上記成分を撹拌・溶解し、電荷輸送層塗工液を調製し
た。
【0096】実施例7 実施例6で使用した電荷発生物質をx型無金属フタロシ
アニンに変えた以外は実施例6と同様にして感光体を作
成し、実施例7の電子写真感光体を得た。
【0097】実施例8 実施例6で使用した電荷発生物質を以下の物質に変えた
以外は実施例6と同様にして感光体を作成し、実施例8
の電子写真感光体を得た。
【0098】
【化44】
【0099】実施例9 実施例6で使用した電荷輸送物質を以下の物質に変えた
以外は実施例6と同様にして感光体を作成し、実施例9
の電子写真感光体を得た。
【0100】
【化45】
【0101】実施例10 厚さ0.2mmのアルミニウム板上に、下記の感光層塗
工液をブレード塗工し、120℃、20分乾燥し、20
μmの単層感光体を得た。 (感光層塗工液) x型無金属フタロシアニン 1重量部 下記の電荷輸送物質 10重量部
【0102】
【化46】 ポリカーボネート樹脂(TS2050 帝人化成製) 10重量部 (化 9)のセミカルバジド誘導体 0.5重量部 シリコンオイル(KF50 信越シリコーン製)0.002重量部 THF 80重量部 上記成分を5時間超音波分散し、感光層塗工液を調製し
た。実施例6〜10の感光体のNO暴露試験の結果を以
下の表3に示す。ただし、実施例10の感光体は帯電を
正帯電で評価した。
【0103】
【表3】
【0104】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、耐久性が
改善された電子写真感光体、特に、電荷輸送物質系の感
光層を用いた電子写真感光体において、繰り返し使用の
際の耐反応性ガス性が改善され、かつ、初期帯電特性及
び残留電荷特性が改善された電荷輸送物質系の感光層を
設けた電子写真感光体が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 (式中Aは、置換又は無置換の炭化水素基、置換又は無
    置換の複素環基、置換又は無置換のアミノ基を表し、R
    1、R2及びR3は水素原子、置換基を有してもよいアル
    キル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換
    基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有してい
    てもよいシクロアルキル基、置換基を有していてもよい
    アルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ
    基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有し
    ていてもよいアリール基を表し、R1、R2及びR3は同
    一でも異なっても良い。nは1〜3の整数を表す。)で
    表されるセミカルバジド誘導体を感光層中に含有するこ
    とを特徴とする電子写真感光体。
JP13470095A 1995-01-04 1995-05-09 電子写真感光体 Pending JPH08240920A (ja)

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