JPH08240193A - 先行待機運転ポンプ - Google Patents
先行待機運転ポンプInfo
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- JPH08240193A JPH08240193A JP4422195A JP4422195A JPH08240193A JP H08240193 A JPH08240193 A JP H08240193A JP 4422195 A JP4422195 A JP 4422195A JP 4422195 A JP4422195 A JP 4422195A JP H08240193 A JPH08240193 A JP H08240193A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 保持運転時における異常振動や騒音の発生お
よび動力の浪費を有効に回避するとともに、ポンプ吸込
水の偏流を防止して、ポンプ性能の低下を避ける。 【構成】 羽根車２の入口側に出口を開口した気水切替
管６を備えている先行待機運転ポンプにおいて、羽根車
２が回転自在に装入される羽根車室３における羽根車２
出口側の羽根車室３内と、気水切替管６とを連通管１３
によって互いに連通させ、保持運転時において、吐出管
４内の残存水Ｗを連通管１３および気水切替管６を通し
て速やかに羽根車２入口側に排水させるようにしててあ
る。
よび動力の浪費を有効に回避するとともに、ポンプ吸込
水の偏流を防止して、ポンプ性能の低下を避ける。 【構成】 羽根車２の入口側に出口を開口した気水切替
管６を備えている先行待機運転ポンプにおいて、羽根車
２が回転自在に装入される羽根車室３における羽根車２
出口側の羽根車室３内と、気水切替管６とを連通管１３
によって互いに連通させ、保持運転時において、吐出管
４内の残存水Ｗを連通管１３および気水切替管６を通し
て速やかに羽根車２入口側に排水させるようにしててあ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、先行待機運転ポンプに
係り、特に、揚水遮断後における振動や騒音および動力
の浪費などの弊害の発生を回避する先行待機運転ポンプ
に関する。
係り、特に、揚水遮断後における振動や騒音および動力
の浪費などの弊害の発生を回避する先行待機運転ポンプ
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より先行待機運転ポンプとして、た
とえば図２に示すものが知られている。この先行待機運
転ポンプは、主軸１に固着した羽根車２を羽根車室３に
回転自在に装入し、羽根車室３の吐出側に吐出管４を接
続するとともに、羽根車室３の吸込み側に吸込管５を接
続して、吸込管５に気水切替弁６Ａを介設した気水切替
管６を連通させ、水位検出手段７によって検出した水位
信号を制御器８に入力し、入力された水位信号に基づい
て制御器８から気水切替弁６Ａに開閉信号を出力するよ
うに構成され吸水井９に設置される。一方、主軸１は、
吐出エルボ１０を水密かつ回転自在に貫通して外部に延
出され、図示していない原動機に連結されている。
とえば図２に示すものが知られている。この先行待機運
転ポンプは、主軸１に固着した羽根車２を羽根車室３に
回転自在に装入し、羽根車室３の吐出側に吐出管４を接
続するとともに、羽根車室３の吸込み側に吸込管５を接
続して、吸込管５に気水切替弁６Ａを介設した気水切替
管６を連通させ、水位検出手段７によって検出した水位
信号を制御器８に入力し、入力された水位信号に基づい
て制御器８から気水切替弁６Ａに開閉信号を出力するよ
うに構成され吸水井９に設置される。一方、主軸１は、
吐出エルボ１０を水密かつ回転自在に貫通して外部に延
出され、図示していない原動機に連結されている。
【０００３】このように構成された先行待機運転ポンプ
による従来の運転例を説明する。 吸水井９の水位（以下、単に水位という）が上昇する場
合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを全開
して気中運転を行なう。 Ａ−．揚水開始水位ＲＷＬに到達した時点で気水切替
弁６Ａを全閉して、所定の吐出量での排水運転に切替え
て、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位では排水運転を継続
して行なう。 吸水井９の水位が下降する場合。 Ｂ−．水位が揚水開始水位ＲＷＬを越える領域から、
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は排水運転を継続する。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを全開して保持運転に切替え、揚水遮断
水位ＳＷＬ以下の水位では保持運転を継続して行なう。
による従来の運転例を説明する。 吸水井９の水位（以下、単に水位という）が上昇する場
合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを全開
して気中運転を行なう。 Ａ−．揚水開始水位ＲＷＬに到達した時点で気水切替
弁６Ａを全閉して、所定の吐出量での排水運転に切替え
て、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位では排水運転を継続
して行なう。 吸水井９の水位が下降する場合。 Ｂ−．水位が揚水開始水位ＲＷＬを越える領域から、
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は排水運転を継続する。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを全開して保持運転に切替え、揚水遮断
水位ＳＷＬ以下の水位では保持運転を継続して行なう。
【０００４】ところで、従来の先行待機運転ポンプで
は、前記Ｂ−における揚水遮断により排水運転から保
持運転に切替えられると、羽根車室３の吐出側に接続さ
れている吐出管４内に残存した水Ｗを羽根車２によって
支えて攪拌する状態が起こる。つまり、保持運転では羽
根車２の吐出側（圧力面）に残存水の大きい圧力が負荷
され、吸込側は大気に開放されているので負荷圧力が小
さい状態、すなわち羽根車２の出口側と入口側の圧力差
が大きい状態になる。特に、吐出立上管４Ａが長く（高
い）実揚程の高い場合には、圧力差が一層大きくなるの
で、排水運転中の振動よりも異常に大きい振動や騒音が
発生して、ポンプ設備に種々の悪影響をおよぼすととも
に、吐出管４内に残存した水Ｗを羽根車２によって支え
て攪拌することは、動力の浪費につながる欠点がある。
は、前記Ｂ−における揚水遮断により排水運転から保
持運転に切替えられると、羽根車室３の吐出側に接続さ
れている吐出管４内に残存した水Ｗを羽根車２によって
支えて攪拌する状態が起こる。つまり、保持運転では羽
根車２の吐出側（圧力面）に残存水の大きい圧力が負荷
され、吸込側は大気に開放されているので負荷圧力が小
さい状態、すなわち羽根車２の出口側と入口側の圧力差
が大きい状態になる。特に、吐出立上管４Ａが長く（高
い）実揚程の高い場合には、圧力差が一層大きくなるの
で、排水運転中の振動よりも異常に大きい振動や騒音が
発生して、ポンプ設備に種々の悪影響をおよぼすととも
に、吐出管４内に残存した水Ｗを羽根車２によって支え
て攪拌することは、動力の浪費につながる欠点がある。
【０００５】そこで、羽根車室３におけるガイドベーン
１１が装着されている部位の羽根車室周壁３Ａに１個も
しくは円周方向等間隔で複数個の貫通孔１２を形成し、
この貫通孔１２を介して羽根車２の出口側とポンプ外部
を連通させ、前記保持運転時における吐出管４内の残存
水Ｗを貫通孔１２から排水するように工夫されている。
しかし、このような構造では、貫通孔１２からの排水が
ポンプ周辺の水面に落下して吸水井９全体の水面を乱す
ことになり、全体の水面が乱されることによってポンプ
吸込水に偏流を生じ、これがポンプ性能を低下させる一
因になる。また、保持運転時の貫通孔１２は大気に開放
されるが、この時の羽根車室３におけるガイドベーン１
１が装着されている部位の羽根車室３内の圧力と、大気
との圧力差は余り大きくはない。したがって、残存水Ｗ
を短時間で全て排水するのが困難な難点を有している。
勿論、貫通孔１２の通水面積を大きくすることで、残存
水Ｗの排水時間を短縮することは可能である。ところ
が、排水運転時における貫通孔１２からの吐出量が大き
くなってポンプ性能を低下させることになるので、貫通
孔１２の通水面積を所定の値以下に制限する必要があ
る。
１１が装着されている部位の羽根車室周壁３Ａに１個も
しくは円周方向等間隔で複数個の貫通孔１２を形成し、
この貫通孔１２を介して羽根車２の出口側とポンプ外部
を連通させ、前記保持運転時における吐出管４内の残存
水Ｗを貫通孔１２から排水するように工夫されている。
しかし、このような構造では、貫通孔１２からの排水が
ポンプ周辺の水面に落下して吸水井９全体の水面を乱す
ことになり、全体の水面が乱されることによってポンプ
吸込水に偏流を生じ、これがポンプ性能を低下させる一
因になる。また、保持運転時の貫通孔１２は大気に開放
されるが、この時の羽根車室３におけるガイドベーン１
１が装着されている部位の羽根車室３内の圧力と、大気
との圧力差は余り大きくはない。したがって、残存水Ｗ
を短時間で全て排水するのが困難な難点を有している。
勿論、貫通孔１２の通水面積を大きくすることで、残存
水Ｗの排水時間を短縮することは可能である。ところ
が、排水運転時における貫通孔１２からの吐出量が大き
くなってポンプ性能を低下させることになるので、貫通
孔１２の通水面積を所定の値以下に制限する必要があ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、揚水遮断により排水運転から保持運転に切替えら
た場合の異常振動や騒音により、ポンプ設備に種々の悪
影響をおよぼしたり、動力を浪費する不都合が発生する
の防止するように工夫しても、大きい効果を期待できな
い上、貫通孔からの排水によって吸水井の水面を乱し、
ポンプ吸込水に偏流を生じさせて、ポンプ性能を低下さ
せる一因になる点である。
点は、揚水遮断により排水運転から保持運転に切替えら
た場合の異常振動や騒音により、ポンプ設備に種々の悪
影響をおよぼしたり、動力を浪費する不都合が発生する
の防止するように工夫しても、大きい効果を期待できな
い上、貫通孔からの排水によって吸水井の水面を乱し、
ポンプ吸込水に偏流を生じさせて、ポンプ性能を低下さ
せる一因になる点である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸に固着さ
れた羽根車と、この羽根車が回転自在に装入される羽根
車室と、この羽根車室の上流側に接続された吸込管と、
羽根車室の下流側に接続された吐出管と、羽根車の入口
側に連通接続された気水切替管とを備えている先行待機
運転ポンプにおいて、前記羽根車の出口側の羽根車室内
と、前記気水切替管とを互いに連通させる連通管を設け
たことを特徴とし、保持運転時における異常振動や騒音
の発生および動力の浪費を有効に回避するとともに、ポ
ンプ吸込水の偏流を防止して、ポンプ性能の低下を避け
る目的を達成した。
れた羽根車と、この羽根車が回転自在に装入される羽根
車室と、この羽根車室の上流側に接続された吸込管と、
羽根車室の下流側に接続された吐出管と、羽根車の入口
側に連通接続された気水切替管とを備えている先行待機
運転ポンプにおいて、前記羽根車の出口側の羽根車室内
と、前記気水切替管とを互いに連通させる連通管を設け
たことを特徴とし、保持運転時における異常振動や騒音
の発生および動力の浪費を有効に回避するとともに、ポ
ンプ吸込水の偏流を防止して、ポンプ性能の低下を避け
る目的を達成した。
【０００８】
【作用】本発明によれば、保持運転時において吐出管内
に残存している水は、連通管を通って気水切替管に流入
し、さらに羽根車入口側に流下して吸水井に落水する。
連通管の入口が開口している羽根車出口側の羽根車室内
と、気水切替管の出口が開口している羽根車入口側との
圧力差は大きいので、連通管の通路面積が比較的小さく
ても、吐出管内の残存水を短時間で速やかに排水するこ
とができるとともに、気水切替管内に残存水が流入して
も、羽根車入口側への吸気が妨げられることはない。ま
た、残存水の落水によって乱れる水面の領域は、吸込管
の内部のみに制限され、吸水井全体の水面に波及しない
ので、ポンプ吸込水の偏流を防止できる。
に残存している水は、連通管を通って気水切替管に流入
し、さらに羽根車入口側に流下して吸水井に落水する。
連通管の入口が開口している羽根車出口側の羽根車室内
と、気水切替管の出口が開口している羽根車入口側との
圧力差は大きいので、連通管の通路面積が比較的小さく
ても、吐出管内の残存水を短時間で速やかに排水するこ
とができるとともに、気水切替管内に残存水が流入して
も、羽根車入口側への吸気が妨げられることはない。ま
た、残存水の落水によって乱れる水面の領域は、吸込管
の内部のみに制限され、吸水井全体の水面に波及しない
ので、ポンプ吸込水の偏流を防止できる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明の実施例を示す正面図である。な
お、図２の従来例と同一もしくは相当部分には、同一符
号を付して説明する。
する。図１は本発明の実施例を示す正面図である。な
お、図２の従来例と同一もしくは相当部分には、同一符
号を付して説明する。
【００１０】図１において、先行待機運転ポンプは、主
軸１に固着した羽根車２を羽根車室３に回転自在に装入
し、羽根車室３の吐出側に吐出管４を接続するととも
に、羽根車室３の吸込み側に吸込管５を接続し、羽根車
室３における羽根車２の入口に対応して気水切替弁６Ａ
を介設した気水切替管６の出口を開口し、水位検出手段
７によって検出した水位信号を制御器８に入力し、入力
された水位信号に基づいて制御器８から気水切替弁６Ａ
に開閉信号を出力するように構成され吸水井９に設置さ
れている。また、主軸１は、吐出エルボ１０を水密かつ
回転自在に貫通して外部に延出され、図示していない原
動機に連結されている。
軸１に固着した羽根車２を羽根車室３に回転自在に装入
し、羽根車室３の吐出側に吐出管４を接続するととも
に、羽根車室３の吸込み側に吸込管５を接続し、羽根車
室３における羽根車２の入口に対応して気水切替弁６Ａ
を介設した気水切替管６の出口を開口し、水位検出手段
７によって検出した水位信号を制御器８に入力し、入力
された水位信号に基づいて制御器８から気水切替弁６Ａ
に開閉信号を出力するように構成され吸水井９に設置さ
れている。また、主軸１は、吐出エルボ１０を水密かつ
回転自在に貫通して外部に延出され、図示していない原
動機に連結されている。
【００１１】一方、羽根車２の出口側の羽根車室３内
と、気水切替管６とを互いに連通させる連通管１３が設
けられている。なお、この連通管１３の通路面積（口
径）は、気水切替管６の通路面積（口径）よりも十分に
小さく設定されている。
と、気水切替管６とを互いに連通させる連通管１３が設
けられている。なお、この連通管１３の通路面積（口
径）は、気水切替管６の通路面積（口径）よりも十分に
小さく設定されている。
【００１２】このように構成された待機運転ポンプによ
る作動を説明する。 吸水井９の水位が上昇する場合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを全開
して気中運転を行なう。 Ａ−．揚水開始水位ＲＷＬに到達した時点で気水切替
弁６Ａを全閉して、所定の吐出量での排水運転に切替え
て、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位では排水運転を継続
して行なう。 吸水井９の水位が下降する場合。 Ｂ−．水位が揚水開始水位ＲＷＬを越える領域から、
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は排水運転を継続する。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを全開して保持運転に切替え、揚水遮断
水位ＳＷＬ以下の水位では気中運転を継続して行なう。
る作動を説明する。 吸水井９の水位が上昇する場合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを全開
して気中運転を行なう。 Ａ−．揚水開始水位ＲＷＬに到達した時点で気水切替
弁６Ａを全閉して、所定の吐出量での排水運転に切替え
て、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位では排水運転を継続
して行なう。 吸水井９の水位が下降する場合。 Ｂ−．水位が揚水開始水位ＲＷＬを越える領域から、
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は排水運転を継続する。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを全開して保持運転に切替え、揚水遮断
水位ＳＷＬ以下の水位では気中運転を継続して行なう。
【００１３】前記Ｂ−における揚水遮断により排水運
転から保持運転に切替えられた場合、吐出管４内に残存
している水Ｗ、つまり上側羽根車室３下流側の吐出管４
および吐出立上管４Ａ内に残存している大量の水Ｗは、
連通管１３を通って気水切替管６に流入し、さらに羽根
車２入口側の羽根車室３内に流下して吸水井９に落水す
る。気水切替管６の出口は、負圧の高い羽根車２入口に
対応して開口し、連通管１３の入口１３Ａは、ガイドベ
ーン１１により静圧に変換された圧力の高い羽根車２の
出口に開口しているので、連通管１３の入口１３Ａと気
水切替管６の出口との圧力差は相当い大きくなる。した
がって、連通管１３の通路面積が比較的小さくても、吐
出管４内の残存水Ｗを速やかに短時間で排水することが
できる。その結果、排水運転から保持運転に切替えらた
場合の異常振動や騒音の発生および動力の浪費を有効に
回避することができる。また、連通管１３の通路面積を
気水切替管６の通路面積よりも十分に小さく設定してあ
るので、気水切替管６内に残存水Ｗが流入しても、羽根
車室３内への吸気が妨げられることはない。
転から保持運転に切替えられた場合、吐出管４内に残存
している水Ｗ、つまり上側羽根車室３下流側の吐出管４
および吐出立上管４Ａ内に残存している大量の水Ｗは、
連通管１３を通って気水切替管６に流入し、さらに羽根
車２入口側の羽根車室３内に流下して吸水井９に落水す
る。気水切替管６の出口は、負圧の高い羽根車２入口に
対応して開口し、連通管１３の入口１３Ａは、ガイドベ
ーン１１により静圧に変換された圧力の高い羽根車２の
出口に開口しているので、連通管１３の入口１３Ａと気
水切替管６の出口との圧力差は相当い大きくなる。した
がって、連通管１３の通路面積が比較的小さくても、吐
出管４内の残存水Ｗを速やかに短時間で排水することが
できる。その結果、排水運転から保持運転に切替えらた
場合の異常振動や騒音の発生および動力の浪費を有効に
回避することができる。また、連通管１３の通路面積を
気水切替管６の通路面積よりも十分に小さく設定してあ
るので、気水切替管６内に残存水Ｗが流入しても、羽根
車室３内への吸気が妨げられることはない。
【００１４】他方、残存水Ｗの落水によって乱れる水面
の領域は、吸込管５の内部のみに制限されるので吸水井
９全体の水面に波及することはない。これにより、ポン
プ吸込水の偏流を防止して、吸込水が偏流することによ
って生じていたポンプ性能の低下を避けることもでき
る。
の領域は、吸込管５の内部のみに制限されるので吸水井
９全体の水面に波及することはない。これにより、ポン
プ吸込水の偏流を防止して、吸込水が偏流することによ
って生じていたポンプ性能の低下を避けることもでき
る。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
揚水遮断により排水運転から保持運転に切替えられた場
合、吐出管内の残存水を、連通管および気水切替管を通
して短時間で速やかに排水することができるので、異常
振動や騒音の発生および動力の浪費を有効に回避するこ
とができるとともに、残存水の落水によって乱れる水面
の領域を吸込管の内部のみに制限して、吸水井全体の水
面に波及するのを抑えることができるので、ポンプ吸込
水の偏流を防止して、吸込水が偏流することによって生
じていたポンプ性能の低下を避けることもできる。
揚水遮断により排水運転から保持運転に切替えられた場
合、吐出管内の残存水を、連通管および気水切替管を通
して短時間で速やかに排水することができるので、異常
振動や騒音の発生および動力の浪費を有効に回避するこ
とができるとともに、残存水の落水によって乱れる水面
の領域を吸込管の内部のみに制限して、吸水井全体の水
面に波及するのを抑えることができるので、ポンプ吸込
水の偏流を防止して、吸込水が偏流することによって生
じていたポンプ性能の低下を避けることもできる。
【図１】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図２】従来例を示す正面図である。
１ 主軸 ２ 羽根車 ３ 羽根車室 ４ 吐出管 ５ 吸込管 ６ 気水切替管 １３ 連通管
Claims (1)
- 【請求項１】 主軸に固着された羽根車と、この羽根車
が回転自在に装入される羽根車室と、この羽根車室の上
流側に接続された吸込管と、羽根車室の下流側に接続さ
れた吐出管と、羽根車の入口側に連通接続された気水切
替管とを備えている先行待機運転ポンプにおいて、前記
羽根車の出口側の羽根車室内と、前記気水切替管とを互
いに連通させる連通管を設けたことを特徴とする先行待
機運転ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4422195A JPH08240193A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 先行待機運転ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4422195A JPH08240193A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 先行待機運転ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08240193A true JPH08240193A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12685495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4422195A Pending JPH08240193A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 先行待機運転ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08240193A (ja) |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP4422195A patent/JPH08240193A/ja active Pending
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