JPH08239056A - 車体の強度部材構造 - Google Patents

車体の強度部材構造

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JPH08239056A
JPH08239056A JP7044253A JP4425395A JPH08239056A JP H08239056 A JPH08239056 A JP H08239056A JP 7044253 A JP7044253 A JP 7044253A JP 4425395 A JP4425395 A JP 4425395A JP H08239056 A JPH08239056 A JP H08239056A
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frame
vehicle
cross
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vehicle body
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Yuichi Kitagawa
裕一 北川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロスフレームの後退を軽量且つ簡単な構造
で抑制する。 【構成】 エクステンション・サイドフレーム3と、サ
イドシル19と、サスペンションメンバ27とを備えた
構造で、車室Bの前部左右にエクステンション・サイド
フレーム3とサイドシル19とを連結するトルクボック
ス21を設け、サスペンションメンバ27の端部後方2
7bはトルクボックス21に設けた後方連結部43に連
結し、後方連結部43のサスペンションメンバ27との
連結点Cはエクステンション・サイドフレーム3の断面
中心Meより車幅方向外側でサイドシル19の断面中心
Msより車幅方向内側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の衝突時に軸方
向の圧縮荷重を受ける車体の強度部材構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の構造として、例えば図1
3及び図14に示すようなものが知られている(実開昭
61−148773号公報参照)。
【0003】図13に示すように、車両前方のエンジン
ルームAの車幅方向両側には、車両前後方向に沿って左
右のフロントサイドメンバ101が配設され、左右のフ
ロントサイドメンバ101は、エンジン及びトランスミ
ッション等からなるパワーユニット105をマウントイ
ンシュレータ107を介して支持している。フロントサ
イドメンバ101の前端部にはバンパ109が設けら
れ、後端部には左右のエクステンション・サイドフレー
ム103が一体的に連続して設けられている。エクステ
ンション・サイドフレーム103は、エンジンルームA
から車室Bの下側へ延びている。
【0004】図14に示すように、フロントサイドメン
バ101はバンパ109と略同高さに延設されている。
エクステンション・サイドフレーム103は、エンジン
ルームA内においてバンパ109と略同じ高さに位置
し、ダッシュパネル111に突き当たって下方に屈曲し
た後、車室Bの下側へもぐり込み、フロアパネル113
の下面に沿って延びている。ダッシュパネル111の下
端隅部111aには、ダッシュパネル111の外面との
間で閉断面を形成するセンタメンバ117が接合されて
いる。センタメンバ117は車幅方向に沿って設けら
れ、センタメンバ117の両端部はエクステンション・
サイドフレーム103の側部に突き当たって接合され、
さらに車幅方向外側に延びている。エクステンション・
サイドフレーム103の車幅方向外側には、左右のサイ
ドシル119が設けられている。サイドシル119は車
両前後方向に沿って後方へ延設され、サイドシル119
の前端部は、トルクボックス121を介してエクステン
ション・サイドフレーム103と連結されている。トル
クボックス121は、前車輪123(図1参照)のホイ
ールハウス125の後部を構成するダッシュパネル11
1の車幅方向両端下部の接合されてダッシュパネル11
1との間に閉断面を形成している。トルクボックス12
1には、前記センタメンバ117の両端部が接合されて
いる。
【0005】エンジンルームAの後部には、前車輪12
3(図13参照)のスペンション(図示省略)を支持す
るためのサスペンションメンバ127が車幅方向に沿っ
て配設されている。サスペンションメンバ127の端部
前方127aは、エクステンション・サイドフレーム1
03の下方に突設された前方連結部131に連結され、
サスペンションメンバ127の端部後方127bは、セ
ンタメンバ117の下面に設けられた後方連結部133
に連結されている。
【0006】車両走行時は、サスペンションに入力され
た負荷をサスペンションメンバ127が受け、これをエ
クステンション・サイドフレーム103が支持する。
【0007】車両の前面衝突時は、まずバンパ109が
荷重の入力を受ける。かかる荷重が所定の大きさ以上と
なると、フロントサイドメンバ101が荷重を吸収して
変形を起こし、エンジンルームAが潰れる。エンジンル
ームAがある程度潰れると、パワーユニット105が車
両後方へ後退してサスペンションメンバ127と接触す
る。衝突形態にもよるが、時速数十キロメートルの前面
衝突では、パワーユニット105からサスペンションメ
ンバ127に伝達される荷重は数百キロニュートンに達
する可能性がある。
【0008】ここで、サスペンションメンバ127より
も後方に位置するエクステンション・サイドフレーム1
03とサイドシル119とは、いずれも車両前後方向に
配置された閉断面状の強度部材であるため、サスペンシ
ョンメンバ127に伝達された車両後方への荷重は、セ
ンタメンバ117及びトルクボックス121を介して、
エクステンション・サイドフレーム103とサイドシル
119とに分散して吸収される。これにより、かかる前
面衝突時に車室B下側の変形を少なくすることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図13及び
図14に示した従来の強度部材構造では、後方連結部1
33におけるサスペンションメンバ127の連結点C
が、エクステンション・サイドフレーム103の断面中
心(断面幅の中央)Meよりも車幅方向内側であるセン
タメンバ117に位置するため、連結点Cからの荷重
は、エクステンション・サイドフレーム103及びサイ
ドシル119の双方に対して車幅方向内側に偏心して入
力される。このため、数百キロニュートンもの力で後退
するサスペンションメンバ127を支持するには、セン
タメンバ117や、センタメンバ117とトルクボック
ス121との接合部分や、センタメンバ117とエクス
テンション・サイドフレーム103との接合部分等を強
固に補強して、荷重をエクステンション・サイドフレー
ム103とサイドシル119とに効率的に分散させなけ
ればならず、構造の複雑化や重量化が否めなかった。
【0010】また、後方連結部133の連結点Cを、エ
クステンション・サイドフレーム103の断面略中央に
設けることも考えられるが、かかる構造では、センタメ
ンバ117からトルクボックス121を介してサイドシ
ル119に荷重が直接分散されず、且つ連結点Cがエク
ステンション・サイドフレーム103の断面略中央であ
りエクステンション・サイドフレーム103からトルク
ボックス121を介してサイドシル119に荷重が分散
し難いので、1本のエクステンション・サイドフレーム
101だけでサスペンションメンバ127を支持するの
とほぼ等しい状態となる恐れがある。このため、大きな
衝突荷重が入力する場合を想定すると、やはり強固な補
強構造が必要であり、構造の複雑化や重量化が否めなか
った。
【0011】また、図15に示すように、衝突入力が車
両の片側に偏る前面オフセット衝突時は、パワーユニッ
ト105が回転しながらサスペンションメンバ127に
接触するため、サスペンションメンバ127の衝突側の
端部後方127b(連結点C1 )は、図中矢印Fで示す
ごとく非衝突側の連結点C2 を中心として弧を描くよう
に車幅方向内側の斜め後方に向かって後退しようとす
る。
【0012】この場合、連結点Cをエクステンション・
サイドフレーム103の断面中央やそれよりも車幅方向
内側に設けた構造では、サイドシル19への荷重の分散
が難しいため、車幅方向内側の斜め後方へ作用する荷重
の大部分を、1本のエクステンション・サイドフレーム
103の曲げ強度で支持する必要が生じる。このため、
サスペンションメンバ127の後退を抑制するには、エ
クステンション・サイドフレーム103を厚肉とする等
によって曲げ剛性を高める必要があり、構造の大型化や
重量化が否めなかった。
【0013】この発明はこのような従来の問題点に着目
したもので、クロスフレームの後退を、軽量且つ簡単な
構造によって抑えるような強度部材構造の提供を目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、エンジンルームから車室
の下側へ延びる左右のエクステンション・サイドフレー
ムと、このエクステンション・サイドフレームの車幅方
向外側から車両前後方向に沿って後方へ延びる左右のサ
イドシルと、前記左右のエクステンション・サイドフレ
ームの間に車幅方向に沿って配設されたクロスフレーム
とを備えた車体の強度部材構造であって、前記車室の前
部左右に、前記エクステンション・サイドフレームとサ
イドシルとを連結する連結部材を設け、前記クロスフレ
ームの両端部は、前記エクステンション・サイドフレー
ム、サイドシル、又は連結部材に設けたフレーム連結部
に連結し、このフレーム連結部の前記クロスフレームと
の連結点は、前記エクステンション・サイドフレームの
断面中心より車幅方向外側で、前記サイドシルの断面中
心より車幅方向内側に設けたことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車体の強度部材構造であって、前記クロスフレーム
は、車両前輪のサスペンションを支持するサスペンショ
ンメンバであり、前記連結部材は、前記エンジンルーム
と車室とを仕切るダッシュパネルの下方に設けられたト
ルクボックスであり、前記フレーム連結部は、前記トル
クボックスに設けたことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の車体の強度部材構造であって、前記エクステンション
・サイドフレームは、前記エンジンルーム側の上方水平
部と、前記車室側の下方水平部と、該上方水平部から下
方水平部に連続する曲折部とを有し、前記連結部材は、
前記下方水平部とサイドシルとを連結し、前記フレーム
連結部は、前記エクステンション・サイドフレームの下
方水平部に設けたことを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の車体の強度部材構造であって、
前記フレーム連結部の連結点は、前記連結部材の後端よ
りも車両前方に設けたことを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のいずれかに記載の車体の強度部材構造であって、
前記フレーム連結部は、車体前後方向と交叉し前記クロ
スフレームの両端部の後側部と対向する対向面を有する
ことを特徴とする。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のいずれかに記載の車体の強度部材構造であって、
前記エクステンション・サイドフレームのフレーム連結
部近傍に、車幅中央に向かって斜め後方へ延びる補強部
材を接続したことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明では、車両の前面衝突時
において、エンジンルームがある程度潰れると、エンジ
ンやトランスミッションが車両後方へ後退し、これらが
クロスフレームを車両後方へ押圧する。このとき、クロ
スフレームのフレーム連結部の連結点は、エクステンシ
ョン・サイドフレームの断面中心より車幅外側で、サイ
ドシルの断面中心より車幅方向内側に設けられているの
で、フレーム連結部に加わった荷重は、連結部材を介し
てエクステンション・サイドフレームとサイドシルとに
効率良く分散し伝達される。
【0021】また、車両前方の一端側に衝突が偏る前面
オフセット衝突時にあっては、エンジンルームの衝突側
に変形が集中し、エンジン等は回転しながらクロスフレ
ームに接触するので、クロスフレームの衝突側の端部
は、非衝突側の連結点を中心として孤を描くように車幅
方向内側へ後退する。このため、衝突側のフレーム連結
部には車幅方向内側に向かって斜め後方への荷重が作用
するが、前記非オフセット衝突時と同様に、フレーム連
結部に加わった車両後方への荷重は、連結部材を介して
エクステンション・サイドフレームとサイドシルとに効
率良く分散し伝達される。このとき、衝突側の連結点の
車幅方向外側のサイドシルは曲げ方向の荷重を受ける
が、連結点の車幅方向内側のエクステンション・サイド
フレームは荷重の作用線上に位置して圧縮負荷を分担す
るので、エクステンション・サイドフレームとサイドシ
ルとによって、総合的に曲げ剛性の高い構造とすること
ができる。
【0022】従って、特に補強部材を設けたりエクステ
ンション・サイドフレームを厚肉とする等によって構造
の重量化や複雑化を招くことなく、オフセット衝突を含
む前面衝突時の荷重をエクステンション・サイドフレー
ムとサイドシルとによって確実に支持し、クロスフレー
ムの後退を抑制することができる。
【0023】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の作用に加えて、クロスフレームはサスペンシ
ョンメンバであり、サスペンションメンバの両端部はト
ルクボックスのフレーム連結部に連結したので、エクス
テンション・サイドフレーム及びサイドシルの剛性を高
めるために設けたトルクボックスを利用して、サスペン
ションフレームの後退を抑制することができる。
【0024】また、車両走行時には、サスペンションか
らの負荷の一部がサスペンションメンバから直接トルク
ボックスに入力されるので、サスペンションからの負荷
を一段と確実に支持することができる。
【0025】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の作用に加えて、フレーム連結部はエクステン
ション・サイドフレームの下方水平部に設けたので、左
右の連結点間の距離を小さく抑えることができる。これ
により、前面オフセット衝突時において、クロスフレー
ムの衝突側の端部が非衝突側の連結点を中心として孤を
描くように車幅方向内側へ後退した場合に、衝突側のフ
レーム連結部に作用するモーメントを低く抑えることが
できる。
【0026】また、フレーム連結部が設けられた下方水
平部とサイドシルとを連結部材を介して連結したので、
クロスメンバの連結点と連結部材とを近接して設けるこ
とができ、連結点から連結部材への荷重の伝達を一段と
効率良く行うことができる。
【0027】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、フレー
ム連結部の連結点は、前記連結部材の後端よりも車両前
方に設けたので、フレーム連結部に加わった車両後方へ
の荷重を、連結部材を介してエクステンション・サイド
フレームとサイドシルとに一段と効率良く分散させるこ
とができる。
【0028】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、フレー
ム連結部は車体前後方向と交叉しクロスフレームの両端
部の後側部と対向する対向面を有するので、クロスフレ
ームの後退を対向面が受けて支える。これにより、クロ
スメンバの連結点をエクステンション・サイドフレーム
の前後方向の強度と対向面の断面強度の両方によって支
持することができる。
【0029】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、エ
クステンション・サイドフレームのフレーム連結部近傍
に、車幅中央に向かって斜め後方へ延びる補強部材を接
続したので、車両の前面衝突時及び前面オフセット衝突
時の車両後方への荷重を、補強部材にも分散させること
ができる。
【0030】特に、前面オフセット衝突時には、衝突側
のフレーム連結部が車幅方向内側の斜め後方への荷重を
受け、補強部材がこれを圧縮荷重として受けて支持する
ので、かかる車幅方向内側の斜め後方への荷重を補強部
材に効率的に分散して吸収させることができる。
【0031】
【実施例】以下、請求項1、請求項2、又は請求項4に
係る第1実施例を図面に基づいて説明する。
【0032】図1は本実施例に係る車両の底面図、図2
は図1の側断面図、図3は図1の要部斜視図、図4は図
2のP部拡大図である。
【0033】図1に示すように、車両前方のエンジンル
ームAの車幅方向両側には、車両前後方向に沿って、強
度部材である左右のフロントサイドメンバ1が配設され
ている。左右のフロントサイドメンバ1は、閉断面状に
形成され、エンジン及びトランスミッション等からなる
パワーユニット5をマウントインシュレータ7を介して
支持している。フロントサイドメンバ1の前端部1aに
はバンパ9が設けられ、後端部1bには強度部材である
左右のエクステンション・サイドフレーム3が一体的に
連続して設けられている。このエクステンション・サイ
ドフレーム3は、エンジンルームAから車室Bの下側へ
延びている。
【0034】図2に示すように、フロントサイドメンバ
1はバンパ9と略同高さに延設されている。エクステン
ション・サイドフレーム3は、エンジンルームA内にお
いてバンパ9と略同じ高さに位置し、エンジンルームA
と車室Bとを仕切るダッシュパネル11に突き当たり、
ダッシュパネル11に沿って下方に屈曲した後、車室B
の下側へもぐり込み、ダッシュパネル11に接合された
フロアパネル13の下面に沿って延びている。エクステ
ンション・サイドフレーム3の車両後方は、強度部材で
あるフロアサイドメンバ15として車両後方に延設され
ている。また、ダッシュパネル11の下端隅部11aに
は、ダッシュパネル11の外面との間で閉断面を形成す
るセンタメンバ17が接合されている。
【0035】図1に示すように、前記センタメンバ17
は車幅方向に沿って設けられ、センタメンバ17の両端
部はエクステンション・サイドフレーム3の側部に突き
当たって接合されている。エクステンション・サイドフ
レーム3の車幅方向外側には、強度部材である左右のサ
イドシル19が、車両前後方向に沿って後方へ延設され
ている。サイドシル19と前記エクステンション・サイ
ドフレーム3とは、いずれも車両前後方向に配置された
閉断面状の強度部材であり、サイドシル19の前端部1
9aは、連結部材としてのトルクボックス21を介して
エクステンション・サイドフレーム3と連結されてい
る。このトルクボックス21によって、エクステンショ
ン・サイドフレーム3及びサイドシル19の剛性が高め
られている。
【0036】エンジンルームAの後部には、クロスフレ
ームとしてのサスペンションメンバ27が車幅方向に沿
って配設され、このサスペンションメンバ27によって
車両前輪23のサスペンション(図示省略)が支持され
ている。サスペンションメンバ27の左右の両端部とし
ての端部後方27bは、ダッシュパネル11の下方にお
いて、トルクボックス21に設けられたフレーム連結部
としての後方連結部43に連結されている。後方連結部
43のサスペンションメンバ27との連結点Cは、エク
ステンション・サイドフレーム3の断面中心(断面幅の
中央)Meよりも車幅方向外側で、サイドシル19の断
面中心(断面幅の中央)Msよりも車幅方向内側に位置
し、且つトルクボックス21の後端21bよりも車両前
方に位置している。
【0037】図3に示すように、前記トルクボックス2
1は、前車輪23(図1参照)のホイールハウス25の
後部を構成するダッシュパネル11の車幅方向両端下部
11bの接合されて、ダッシュパネル11との間に閉断
面を形成している。
【0038】エクステンション・サイドフレーム3は、
エンジンルームA側に延設された上方水平部35と、車
室B側に延設された下方水平部37と、上方水平部35
から下方水平部37に連続する曲折部39とを有してお
り、車幅方向から見て略S字状に形成されている。上方
水平部35及び曲折部39は、断面ハット状の主フレー
ム31と、主フレーム31の開口を塞ぐパネルフレーム
33とを備え、主フレーム31とパネルフレーム33に
よってボックス断面状に形成されている。曲折部39に
は、センタメンバ17及びトルクボックス21が接合さ
れている。下方水平部37は、断面ハット状に形成さ
れ、フロアパネル13に接合されてフロアパネル13と
の間で閉断面を形成している。
【0039】サスペンションメンバ27は、前記端部後
方27bが後方連結部43に連結されると共に、端部前
方27aが前方連結部41に連結されている。前方連結
部41は、エクステンション・サイドフレーム3の上方
水平部35の下面35aに突設されている。
【0040】後方連結部43の連結点Cにはボルト45
が突設され、サスペンションメンバ27の端部後方27
bには貫通穴47が形成されている。図4に示すよう
に、サスペンションメンバ27の端部後方27bは、ボ
ルト45にナット51を締結することにより後方連結部
43に連結され、サスペンションメンバ27の端部後方
27bと後方連結部43との間には防振用のゴム・イン
ュレータ49が設けられている。また、前方連結部41
及び端部前方27aは、後方連結部43及び端部後方2
7bと同様の構造となっている。
【0041】次に作用を説明する。
【0042】車両走行時は、サスペンションに入力され
た負荷をサスペンションメンバ27が受け、これをエク
ステンション・サイドフレーム3が支持する。
【0043】このとき、サスペンションからの負荷の一
部がサスペンションメンバ27から直接トルクボックス
21に入力されるので、サスペンションからの負荷を一
段と確実に支持することができる。
【0044】車両の前面衝突時は、まずバンパ9が荷重
の入力を受ける。かかる荷重が所定の大きさ以上となる
と、フロントサイドメンバ1が荷重を吸収して変形を起
こし、エンジンルームAが潰れる。エンジンルームAが
ある程度潰れると、パワーユニット5が車両後方へ後退
してサスペンションメンバ27と接触し、サスペンショ
ンメンバ27を車両後方へ押圧する。
【0045】このとき、サスペンションメンバ27の後
方連結部43の連結点Cは、エクステンション・サイド
フレーム3の断面中心Meより車幅外側で、サイドシル
19の断面中心Msより車幅方向内側に位置し、且つ、
トルクボックス21の後端21bよりも車両前方に位置
する。すなわち、車両後方への荷重は、強度部材である
エクステンション・サイドフレーム3とサイドシル19
との間の連結点Cから両者に圧縮荷重として作用する。
このため、連結点Cに作用した荷重は、トルクボックス
21を介してエクステンション・サイドフレーム3とサ
イドシル19とに効率良く分散し伝達される。これによ
り、エクステンション・サイドフレーム3とサイドシル
19が、車両後方への荷重を吸収し、前面衝突時におけ
る車室B下側の変形を少なくすることができる。
【0046】また、図9に示すように、車両前方の一端
側に衝突が偏る前面オフセット衝突時は、エンジンルー
ムAの衝突側に変形が集中し、パワーユニット5は回転
しながらサスペンションメンバ27に接触するので、サ
スペンションメンバ27の衝突側の端部後方27b(連
結点C1 )は、図中矢印Fで示すごとく非衝突側の連結
点C2 を中心として孤を描くように車幅方向内側へ後退
しようとする。このため、衝突側の連結点C1 には車幅
方向内側に向かって斜め後方への荷重が作用するが、前
記非オフセット衝突時と同様に、衝突側の後方連結部4
3(連結点C1)に加わった荷重は、トルクボックス2
1を介してエクステンション・サイドフレーム3とサイ
ドシル19とに効率良く分散し伝達される。
【0047】そして、かかる荷重によって、連結点C1
の車幅方向外側にあるサイドシル19は曲げ方向の荷重
を受けるが、連結点C1 の車幅方向内側にあるエクステ
ンション・サイドフレーム3は荷重の作用線上に位置し
て圧縮負荷を分担するので、両者によって総合的に曲げ
剛性の高い構造とすることができる。
【0048】これにより、エクステンション・サイドフ
レーム3とサイドシル19が、車両後方への荷重を吸収
して支持し、前面オフセット衝突時における車室B下側
の変形を少なくすることができる。
【0049】従って、特に補強部材を設けたりエクステ
ンション・サイドフレーム3を厚肉とする等によって、
構造の重量化や複雑化を招くことなく、オフセット衝突
を含む前面衝突時の荷重をエクステンション・サイドフ
レーム3とサイドシル19とによって確実に支持するこ
とができる。すなわち、軽量且つ簡単な構造によって、
サスペンションメンバ27の後退を抑制し、車室B下側
の変形を少なくすることができる。
【0050】また、エクステンション・サイドフレーム
3とサイドシル19とを連結する連結部材として、両者
の剛性を高めるために設けられたトルクボックス21を
利用しているので、別途専用の連結部材を要せず、より
簡単な構造によってサスペンションフレーム27の後退
を抑制することができる。
【0051】次に、請求項3又は請求項5に係る第2実
施例について説明する。
【0052】図6は本実施例に係る車両の底面図、図7
は図6の要部斜視図、図8は図7のQ部拡大図であり、
第1実施例と同様の構成部分には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0053】図6及び図7に示すように、本実施例は、
後方連結部61をエクステンション・サイドフレーム3
の下方水平部37の前端に設けたものである。この後方
連結部61は、下方水平部37の下面37aから上方へ
窪むように屈曲形成され、車体前後方向と交叉する対向
面61aと、対向面61aから略水平に曲折された底面
61bと、車幅方向と交叉する側面61cとを有し、車
両前方及び車幅方向外側が開放されている。すなわち、
図8に示すように、後方連結部61を含む下方水平部3
7の車幅方向に沿った断面は、車幅方向外側における高
さ方向の断面幅b1 が同内側における断面幅b2 よりも
小さくなるような3次元的な凹凸状に形成されている。
連結点Cは、下方水平部37の断面中心Meより車幅方
向外側で、且つトルクボックス21の後端21bよりも
車両前方となる後方連結部61の底面61bに位置し、
連結点Cにはボルト45が突設されている。サスペンシ
ョンメンバ27の端部後方27bを後方連結部61に連
結した状態で、前記対向面61aが端部後方27bの後
側部と対向する。
【0054】次に作用を説明する。
【0055】本実施例では、前記第1実施例の作用効果
に加えて、後方連結部61をエクステンション・サイド
フレーム3の下方水平部37に設けているので、左右の
後方連結部61の連結点C間の距離を小さく抑えること
ができる。これにより、図9に示すような前面オフセッ
ト衝突時において、サスペンションメンバ27の衝突側
の端部後方61(連結点C1 )が非衝突側の連結点C2
を中心として孤を描くように車幅方向内側へ後退しよう
とした場合に、衝突側の後方連結部61(連結点C1 )
に作用するモーメントを低く抑えることができる。
【0056】また、後方連結部61を設けた下方水平部
37とサイドシル19とをトルクボックス21を介して
連結したので、下方水平部37の連結点Cとトルクボッ
クス21とを近接して設けることができ、連結点Cから
トルクボックス21への荷重の伝達を一段と効率良く行
うことができる。
【0057】さらに、後方連結部61は対向面61bを
有しているので、サスペンションメンバの後退を対向面
61bが受ける。このため、エクステンション・サイド
フレーム3の前後方向の強度と対向面61bの断面強度
の両方で連結点Cを支持することができ、サスペンショ
ンメンバ27の後退をさらに少なくすることができる。
【0058】以上により、簡単かつ軽量な構造でサスペ
ンションメンバ27の後退を抑え、車室B下側の変形を
少なくすることができる。
【0059】次に、請求項6に係る第3実施例について
説明する。
【0060】図10は本実施例を示す車両の底面図、図
11は図10の要部斜視図であり、第1実施例と同様の
構成部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0061】図10及び図11に示すように、本実施例
は、後方連結部71をエクステンション・サイドフレー
ム3の下方水平部37の前端の下面37aに設けたもの
で、連結点Cは、下方水平部37の断面中心Meより車
幅方向外側で、且つトルクボックス21の後端21bよ
りも車両前方に位置し、連結点Cにはボルト45が突設
されている。
【0062】また、下方水平部37の後方連結部71近
傍には、車幅中央に向かって斜め後方へ延びる断面ハッ
ト状の補強部材73が接続されている。補強部材73
は、フロアパネル13の下面に接合されて、フロアパネ
ル13との間で閉断面を形成している。補強部材13の
前端は、下方水平部73の車幅方向内側の側部に突当た
って接合されている。
【0063】次に作用を説明する。
【0064】本実施例では、前記第1実施例の作用効果
に加えて、エクステンション・サイドフレーム3の後方
連結部71近傍に、車幅中央に向かって斜め後方へ延び
る補強部材73を接続したので、車両の前面衝突時及び
前面オフセット衝突時の荷重の一部が補強部材73に入
力される。従って、衝突時の荷重が補強部材73にも分
散して伝達されるので、サスペンションメンバ27の後
退を補強部材73によっても抑制することができる。
【0065】特に、図12に示すような前面オフセット
衝突時にあっては、連結点C1 への荷重の入力方向は車
幅方向内側の斜め後方(図中矢印F方向)となるが、補
強部材73が荷重の入力方向と近い方向(図中矢印N方
向)に延設されているため、補強部材73が圧縮荷重を
受けてこれを支持する。これにより、かかる車幅方向内
側の斜め後方への荷重を補強部材73に効率的に分散し
て吸収させることができ、補強部材73を設けたことに
より一段と効率的にサスペンションメンバ27の後退を
抑制することができる。
【0066】以上により、簡単かつ軽量な構造でサスペ
ンションメンバ27の後退を抑え、車室B下側の変形を
少なくすることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明によれば、車両の前面衝突時及び前面オフセッ
ト衝突時において、クロスフレームの車両後方への荷重
は、エクステンション・サイドフレームの断面中心より
車幅外側で、サイドシルの断面中心より車幅方向内側の
フレーム連結部の連結点から、連結部材を介してエクス
テンション・サイドフレームとサイドシルとに効率良く
分散し伝達され、また、特に前面オフセット衝突時にあ
っては、衝突側の連結点の車幅方向外側のサイドシルは
曲げ方向の荷重を受け、連結点の車幅方向内側のエクス
テンション・サイドフレームは圧縮負荷を分担し、総合
的に曲げ剛性の高い構造となるので、軽量かつ簡単な構
造によって、前面衝突時の荷重をエクステンション・サ
イドフレームとサイドシルとによって確実に支持し、ク
ロスフレームの後退を抑制することができる。
【0068】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、連結部材としてエクステ
ンション・サイドフレーム及びサイドシルの剛性を高め
るために設けたトルクボックスを利用しているので、よ
り簡単な構造とすることができる。
【0069】また、車両走行時は、サスペンションから
の負荷をトルクボックスによって一段と確実に支持する
ことができる。
【0070】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、左右の連結点間の距離を
小さく抑えて、前面オフセット衝突時における衝突側の
フレーム連結部に作用するモーメントを低く抑えること
ができ、また、連結点と連結部材とを近接して設け、連
結点から連結部材への荷重の伝達を一段と効率良く行う
ことができるので、構造のさらなる軽量化を図ることが
できる。
【0071】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、フ
レーム連結部の連結点は、前記連結部材の後端よりも車
両前方に設けたので、フレーム連結部に加わった車両後
方への荷重を、連結部材を介してエクステンション・サ
イドフレームとサイドシルとに一段と効率良く分散させ
ることができ、構造のさらなる軽量化を図ることができ
る。
【0072】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ク
ロスフレームの後退を対向面が受け、連結点をエクステ
ンション・サイドフレームの前後方向の強度と対向面の
断面強度の両方によって支持することができるので、ク
ロスフレームの後退を対向面によっても抑制することが
でき、構造のさらなる軽量化を図ることができる。
【0073】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、エ
クステンション・サイドフレームのフレーム連結部近傍
に、車幅中央に向かって斜め後方へ延びる補強部材を接
続したので、車両の前面衝突時及び前面オフセット衝突
時の荷重を、補強部材にも分散させることができる。従
って、クロスフレームの後退を補強部材によっても抑制
することができ、クロスフレームの後退をさらに少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る車両の底面図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1の要部斜視図である。
【図4】図2のP部拡大図である。
【図5】第1実施例における前面オフセット衝突時の状
態を示す底面図である。
【図6】第2実施例に係る車両の底面図である。
【図7】図6の要部斜視図である。
【図8】図7のQ部拡大図である。
【図9】第2実施例における前面オフセット衝突時の状
態を示す底面図である。
【図10】第3実施例に係る車両の底面図である。
【図11】図10の要部斜視図である。
【図12】第3実施例における前面オフセット衝突時の
状態を示す底面図である。
【図13】従来例を示す車両の底面図である。
【図14】従来例を示す斜視図である。
【図15】従来例における前面オフセット衝突時の状態
を示す底面図である。
【符号の説明】
3 エクステンション・サイドフレーム 19 サイドシル 21 トルクボックス(連結部材) 27 サスペンションメンバ(クロスフレーム) 27a サスペンションメンバの端部後方(クロスフレ
ームの両端部) 43 後方連結部(フレーム連結部) 61 後方連結部(フレーム連結部) 61a 対向面 71 後方連結部(フレーム連結部) 73 補強部材 75 フロアトンネル部 A エンジンルーム B 車室 C 連結点 Me エクステンションサイドフレームの断面中心 Ms サイドメンバの断面中心

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームから車室の下側へ延びる
    左右のエクステンション・サイドフレームと、このエク
    ステンション・サイドフレームの車幅方向外側から車両
    前後方向に沿って後方へ延びる左右のサイドシルと、前
    記左右のエクステンション・サイドフレームの間に車幅
    方向に沿って配設されたクロスフレームとを備えた車体
    の強度部材構造であって、 前記車室の前部左右に、前記エクステンション・サイド
    フレームとサイドシルとを連結する連結部材を設け、 前記クロスフレームの両端部は、前記エクステンション
    ・サイドフレーム、サイドシル、又は連結部材に設けた
    フレーム連結部に連結し、 このフレーム連結部の前記クロスフレームとの連結点
    は、前記エクステンション・サイドフレームの断面中心
    より車幅方向外側で、前記サイドシルの断面中心より車
    幅方向内側に設けたことを特徴とする車体の強度部材構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車体の強度部材構造で
    あって、 前記クロスフレームは、車両前輪のサスペンションを支
    持するサスペンションメンバであり、 前記連結部材は、前記エンジンルームと車室とを仕切る
    ダッシュパネルの下方に設けられたトルクボックスであ
    り、 前記フレーム連結部は、前記トルクボックスに設けたこ
    とを特徴とする車体の強度部材構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車体の強度部材構造で
    あって、 前記エクステンション・サイドフレームは、前記エンジ
    ンルーム側の上方水平部と、前記車室側の下方水平部
    と、該上方水平部から下方水平部に連続する曲折部とを
    有し、 前記連結部材は、前記下方水平部とサイドシルとを連結
    し、 前記フレーム連結部は、前記エクステンション・サイド
    フレームの下方水平部に設けたことを特徴とする車体の
    強度部材構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    車体の強度部材構造であって、 前記フレーム連結部の連結点は、前記連結部材の後端よ
    りも車両前方に設けたことを特徴とする車体の強度部材
    構造。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車
    体の強度部材構造であって、 前記フレーム連結部は、車体前後方向と交叉し前記クロ
    スフレームの両端部の後側部と対向する対向面を有する
    ことを特徴とする車体の強度部材構造。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車
    体の強度部材構造であって、 前記エクステンション・サイドフレームのフレーム連結
    部近傍に、車幅中央に向かって斜め後方へ延びる補強部
    材を接続したことを特徴とする車体の強度部材構造。
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