JPH08236558A - 電子部品用リードフレームにおけるモールド部のマルチ式成形方法 - Google Patents

電子部品用リードフレームにおけるモールド部のマルチ式成形方法

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JPH08236558A
JPH08236558A JP1100396A JP1100396A JPH08236558A JP H08236558 A JPH08236558 A JP H08236558A JP 1100396 A JP1100396 A JP 1100396A JP 1100396 A JP1100396 A JP 1100396A JP H08236558 A JPH08236558 A JP H08236558A
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JP
Japan
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lead frames
molding
raw material
mold
lead
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Application number
JP1100396A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nishimura
弘幸 西村
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二本のリードフレームA,Bにおける各電子
部品の箇所の各々にモールド部を同時に成形する場合
に、その成形に要する時間の短縮と、品質の均一化とを
図る。 【手段】 二本のリードフレームA,Bを平行に並べ、
その各々におけるモールド部成形用キャビティー16,
17内に、前記両リードフレームの間に配設した原料タ
ブレット装填室13からリードフレームに向かって延び
るランナー溝18,19を介して溶融合成樹脂を注入す
るに際して、前記両リードフレームをその長手方向に相
対的にずらせることによって、前記各ランナー溝18,
19の長さを短くすると共に、略同じ長さにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適宜長さのリード
フレームにおいて、当該リードフレームに対してその長
手方向に適宜間隔で設けた電子部品の各々における合成
樹脂のモールド部を、二本のリードフレームに対して同
時に成形すると言うマルチ式成形方法の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、IC又はトランジスター等の電
子部品の製造は、適宜長さのリードフレームに、その長
手方向に一定の間隔で電子部品を設け、この各電子部品
の部分を合成樹脂のモールド部でパッケージしたのち、
各電子部品を、リードフレームから切り放すと言う順序
で行なわれる。
【0003】そして、前記リードフレームに対して、そ
の各電子部品におけるモールド部を成形するに際して
は、図4及び図5に示すように、下金型1と上金型2と
の間に、二本のリードフレームA,Bを、互いに平行に
並べて配設する一方、前記下金型2には、前記両リード
フレームA,Bの間の部位に、合成樹脂の原料タブレッ
ト4を装填する複数個の原料タブレット装填室3を形成
し、該各原料タブレット装填室3内に装填した原料タブ
レット4を、加熱して溶融状態にし、この溶融合成樹脂
を、各原料タブレット装填室3内にプランジャ5を押し
込むことによって各原料タブレット装填室3から両リー
ドフレームA,Bの各々における各電子部品a,bに対
するモールド部成形用キャビティー6,7内に、ランナ
ー溝8,9を介して注入すると言うマルチ式の成形方法
を採用している。
【0004】ところで、前記該電子部品a,bにおける
モールド部成形用キャビティー6,7内に合成樹脂を溶
融状態で注入してモールド部を成形するに際しては、前
記各モールド部成形用キャビティー6,7内への溶融合
成樹脂の注入方向を、各電子部品a,bの各々について
同じ方向に揃えることにより、換言すると、各電子部品
a,bに対するモールド部成形用キャビティー6,7内
には、溶融合成樹脂を、各電子部品a,bの各々につい
て同じ方向から注入することによって、製品の均一化を
図ることが必要である。
【0005】そこで、従来のマルチ式の成形方法におい
ては、下金型1と上金型2との間に、二本のリードフレ
ームA,Bを互いに平行に並べて配設するに際して、当
該両リードフレームA,Bのうち他方のリードフレーム
Bを、一方のリードフレームAに対して対称配置とする
ように反転すると共に、両リードフレームA,Bを、当
該両リードフレームA,Bにおける各電子部品a,bが
同じ位置に並ぶように長手方向を揃えて配設する一方、
前記各原料タブレット装填室3と、両リードフレーム
A,Bの各モールド部成形用キャビティー6,7におけ
る同じ個所の隅角部に設けた注入口6a,7aとを、前
記ランナー溝8,9を介して連通することにより、前記
各モールド部成形用キャビティー6,7に対する溶融合
成樹脂の注入方向を、各電子部品a,bの各々について
同じ方向に揃えるように構成している。
【0006】しかし、この従来のように、下金型1と上
金型2との間に、両リードフレームA,Bを、当該両リ
ードフレームA,Bにおける各電子部品a,bが同じ位
置に並ぶにように長手方向を揃えて配設すると言う構成
であると、前記各原料タブレット装填室3と各モールド
部成形用キャビティー6,7とを接続する各ランナー溝
8,9が、両リードフレームA,Bの長手方向と直角な
直交線Cに対して大きく傾斜した状態になり、当該各ラ
ンナー溝8,9の長さが長くなり、従って、モールド部
用の合成樹脂としては、硬化時間を長くした合成樹脂を
使用しなければならず、一回の成形に要する時間が長く
なり、モールド部成形の能率が低くなるから、モールド
部の成形に要するコストがアップするのであった。
【0007】また、前記従来のように、下金型1と上金
型2との間に、両リードフレームA,Bを、当該両リー
ドフレームA,Bにおける各電子部品a,bが同じ位置
に並ぶにように長手方向を揃えて配設すると言う構成で
あると、前記各原料タブレット装填室3のうち一つの原
料タブレット装填室3における溶融合成樹脂を、図6に
示すように、一方のリードフレームAにおける二つのモ
ールド部成形用キャビティー6と、他方のリードフレー
ムBにおける二つのモールド部成形用キャビティー7と
に分配する場合において、これらの相互間を接続する各
ランナー溝8′,8″及び9′,9″のうち或るものは
その長さが大幅に長くなると共に、前記各ランナー溝
8′,8″及び9′,9″の長さに長い短いができるこ
とになるから、前記と同様にモールド部の成形に要する
コストがアップすると言う問題を有するばかりか、前記
各ランナー溝8′,8″及び9′,9″の長さが不揃い
であることにより、各電子部品の品質にバラ付きや不良
が発生すると言う問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、二本のリー
ドフレームに対してモールド部を、マルチ式の成形方法
によって成形するに際して、原料タブレットの装填室
と、前記両リードフレームの各電子部品におけるモール
ド部成形用キャビティーとを接続する各ランナー溝の長
さを短くすると共に、各ランナー溝の長さを等しくする
ことによって、モールド部の成形に要するコストの低減
と、品質の均一化とを図った成形方法を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「下金型と上金型との間に、二本のリ
ードフレームを、当該両リードフレームを互いに平行に
すると共に、当該両リードフレームのうち一方のリード
フレームを他方のリードフレームに対して対称配置とす
るように反転して配設する一方、前記両リードフレーム
の間の部位にその長手方向に沿って適宜間隔で複数個設
けた各原料タブレット装填室内における溶融合成樹脂
を、前記両リードフレームの各モールド部成形用キャビ
ティーにおける同じ一つの隅角部に設けた注入口に、ラ
ンナー溝を介して導くようにしたマルチ式成形方法にお
いて、前記両リードフレームを、当該両リードフレーム
の長手方向に適宜寸法だけずらせる。」ことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作 用】このように、両リードフレームを、その長手
方向に適宜寸法だけずらせることにより、この両リード
フレームのうち一方のリードフレームにおける各モール
ド部成形用キャビティーの注入口と、他方のリードフレ
ームにおける各モールド部成形用キャビティーの注入口
とが、両リードフレームの長手方向に沿って互いに接近
することになるから、各原料タブレット装填室と、両リ
ードフレームにおける各モールド部成形用キャビティー
の注入口とを接続する各ランナー溝の長さを短くするこ
とができると共に、前記各ランナー溝を長さを略同じに
揃えることができるのである。
【0011】
【発明の効果】このように,本発明によると、各原料タ
ブレット装填室と、両リードフレームにおける各モール
ド部成形用キャビティーの注入口とを接続する各ランナ
ー溝の長さを短くすることができると共に、前記各ラン
ナー溝の長さを略同じに揃えることができるから、モー
ルド部用の合成樹脂としては、硬化時間の短い合成樹脂
を使用して、一回の成形に要する時間を短縮できて、モ
ールド部成形の能率を向上できることにより、モールド
部の成形に要するコストを大幅に低減できるのであり、
しかも、両リードフレームにおける各電子部品の品質に
バラ付きや不良が発生することを確実に低減できる効果
を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面につ
いて説明する。図1及び図2は、第1の実施例を示し、
この図において符号11は下金型を、符号12は上金型
を各々示し、前記下金型11と前記上金型12との間
に、二本のリードフレームA,Bを、当該両リードフレ
ームA,Bを互いに平行にすると共に、当該両リードフ
レームA,Bのうち一方のリードフレームAを他方のリ
ードフレームBに対して対称配置とするように反転して
配設する。
【0013】一方、前記下金型11には、前記両リード
フレームA,Bの間の部位に、原料タブレット14を装
填するための複数個の原料タブレット装填室13を、両
リードフレームA,Bの長手方向に適宜間隔を隔てて設
けて、この各原料タブレット装填室13に、当該原料タ
ブレット装填室13内における原料タブレット14を押
圧するプランジャ15を各々挿入する。
【0014】また、前記下金型11の上面と、前記上金
型12の下面とには、前記両リードフレームA,Bの各
々における各電子部品a,bに対してモールド部を成形
するためのモールド部成形用キャビティー16,17が
各々凹み形成されており、更に、前記下金型11の上面
には、前記各モールド部成形用キャビティー16,17
における同じ個所の隅角部に、当該モールド部成形用キ
ャビティー16,17内への注入口16a,17aを刻
設すると共に、これら各注入口16a,17aの各々
と、前記各原料タブレット装填室13とを連通するラン
ナー溝18,19を刻設して、前記各原料タブレット装
填室13内における溶融合成樹脂を、当該各原料タブレ
ット装填室13内にプランジャ14を押し込むことによ
って、前記各ランナー溝18,19を介して前記両リー
ドフレームA,Bにおける各モールド部成形用キャビテ
ィー16,17内に注入することにより、前記両リード
フレームA,Bにおける各電子部品a,bにモールド部
を成形する。
【0015】そして、本発明は、前記両リードフレーム
A,Bを、前記下金型11と上金型12との間に、平行
に並べて配設するに際して、両リードフレームA,B
を、従来のように、当該リードフレームA,Bにおける
各電子部品a,bが同じ位置に並ぶように長手方向を揃
えて配設することなく、両リードフレームA,Bを、そ
の長手方向に適宜寸法Lだけ互いにずらせて配設するの
である。
【0016】すると、一方のリードフレームAの各モー
ルド部成形用キャビティー16における注入口16a
と、他方のリードフレームBの各モールド部成形用キャ
ビティー17における注入口17aとが、両リードフレ
ームA,Bの長手方向に沿って互いに接近することにな
るから、各原料タブレット装填室13と、両リードフレ
ームA,Bにおける各モールド部成形用キャビティー1
6,17の注入口16a,17aとを接続する各ランナ
ー溝18,19の長さを、前記従来の場合よりも大幅に
短くすることができる。
【0017】従って、モールド部用の合成樹脂として
は、硬化時間の短い合成樹脂を使用することができるか
ら、一回の成形に要する時間を大幅に短縮できるのであ
る。図3は、第2の実施例を示す。この第2の実施例
は、前記各原料タブレット装填室13のうち一つの原料
タブレット装填室13における溶融合成樹脂を、一方の
リードフレームAにおける二つのモールド部成形用キャ
ビティー16と、他方のリードフレームBにおける二つ
のモールド部成形用キャビティー17とに分配する場合
に適用したものであり、この場合においても、両リード
フレームA,Bを、従来のように、当該リードフレーム
A,Bにおける各電子部品a,bが同じ位置に並ぶよう
に長手方向を揃えて配設することなく、その長手方向に
適宜寸法Lだけ互いにずらせて配設するのである。
【0018】このようにすると、一つの原料タブレット
装填室13と、四つのモールド部成形用キャビティー1
6,17とを接続する四本の各ランナー溝18′,1
8″及び19′,19″は、そのうち特定のものが長く
なることを防止できると共に、その各々における長さを
略等しい長さに揃えることができるのである。前記両実
施例は、下金型11の方に、原料タブレット装填室13
を形成する場合を示したが、この原料タブレット装填室
13は、上金型12の方に形成するようにして良く、ま
た、前記各ランナー18,18′,18″及び19,1
9′,19″も、上金型12の方に、又は両金型11,
12の両方に刻設するようにしても良いのである。
【0019】また、符号a′,b′は、各電子部品A,
Bの方向を示すマークである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す下金型の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す下金型の平面図であ
る。
【図4】従来のものを示す下金型の平面図である。
【図5】図4のV−V視拡大断面図である。
【図6】従来のものを示す下金型の平面図である。
【符号の説明】
A,B リードフレーム a,b 電子部品 11 下金型 12 上金型 13 原料タブレット装填室 14 原料タブレット 15 プランジャ 16,17 モールド部成形用キャビティー 16a,17a 注入口 18,18′,18″ ランナー溝 19,19′,19″ ランナー溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下金型と上金型との間に、二本のリードフ
    レームを、当該両リードフレームを互いに平行にすると
    共に、当該両リードフレームのうち一方のリードフレー
    ムを他方のリードフレームに対して対称配置とするよう
    に反転して配設する一方、前記両リードフレームの間の
    部位にその長手方向に沿って適宜間隔で複数個設けた各
    原料タブレット装填室内における溶融合成樹脂を、前記
    両リードフレームの各モールド部成形用キャビティーに
    おける同じ一つの隅角部に設けた注入口に、ランナー溝
    を介して導くようにしたマルチ式成形方法において、前
    記両リードフレームを、当該両リードフレームの長手方
    向に適宜寸法だけずらせたことを特徴とする電子部品用
    リードフレームにおけるモールド部のマルチ式成形方
    法。
JP1100396A 1996-01-25 1996-01-25 電子部品用リードフレームにおけるモールド部のマルチ式成形方法 Pending JPH08236558A (ja)

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