JPH0823531A - ビデオオンデマンドシステム - Google Patents

ビデオオンデマンドシステム

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Publication number
JPH0823531A
JPH0823531A JP6156017A JP15601794A JPH0823531A JP H0823531 A JPH0823531 A JP H0823531A JP 6156017 A JP6156017 A JP 6156017A JP 15601794 A JP15601794 A JP 15601794A JP H0823531 A JPH0823531 A JP H0823531A
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JP
Japan
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video data
terminal
video
data frame
storage device
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Pending
Application number
JP6156017A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Zaiki
幸治 材木
Osamu Okamoto
理 岡本
Shinji Sasaki
真司 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6156017A priority Critical patent/JPH0823531A/ja
Publication of JPH0823531A publication Critical patent/JPH0823531A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間的に近い同一の映像データが2以上の端
末装置に供給されている場合に、同時にサービスできる
端末装置の数を増やすことができるビデオオンデマンド
システムを提供する。 【構成】 映像データ読み出し装置2は、記憶装置1か
ら一定タイムスロットで一定時間再生できるように分割
された映像データフレームを読み出す。複数のバッファ
メモリ31 〜3m は、映像データ読み出し装置2により
読み出されて端末装置41 〜4m に出力される映像デー
タフレームを一時的に記憶する。制御装置5は、端末装
置41 〜4m からの要求を受け付けて記憶装置1および
映像データ読み出し装置2を制御し、端末装置41 〜4
m のうちの2以上の端末装置に同一の映像データフレー
ムを供給する場合に、記憶装置1から読み出され映像デ
ータフレームを同時に2以上の端末装置に対応するバッ
ファメモリに書き込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用者からの要求に応
じてビデオ情報を再生して提供するビデオオンデマンド
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオオンデマンドシステムの一
例として、例えば特公平6−1430号公報に記載され
たものがあった。この従来のビデオオンデマンドシステ
ムは、図8に示すように、記憶装置41と、バッファ装
置42と、複数の外部装置43 1 〜43n と、制御装置
44とを備えており、バッファ装置42は、多重分離装
置46と、複数のバッファメモリ471 〜47n とによ
り構成されていた。記憶装置41は、バッファ装置42
に接続されており、バッファ装置42は、複数の外部装
置431 〜43n に接続されている。外部装置431
43n は、制御装置44に接続されており、制御装置4
4は、記憶装置41およびバッファ装置42に接続され
ている。記憶装置41は、映像データを記憶している。
バッファ装置42の多重分離装置46は、記憶装置41
から時分割で複数の映像データフレームを受け入れ、バ
ッファメモリ471 〜47n に各映像データフレームを
振り分ける。バッファ装置42のバッファメモリ471
〜47n は、多重分離装置46からの映像データフレー
ムを一時格納する。外部装置431 〜43n は、バッフ
ァメモリ471 〜47n からの映像データフレームを再
生する。制御装置44は、記憶装置41に格納されてい
る映像データを多重分離装置46を介してバッファメモ
リ471 〜47n に時分割で書き込み、さらにバッファ
メモリ471 〜47n から映像データフレームを読み出
して外部装置431 〜43n に転送するために、記憶装
置41およびバッファ装置42を制御する。
【0003】この従来のビデオオンデマンドシステムに
おいて、記憶装置41からバッファ装置42に転送され
る映像データフレームは、時分割で転送される。いま、
記憶装置41からバッファ装置42に時分割的に映像デ
ータフレームを転送する場合の1フレームが6タイムス
ロットから構成されており、1タイムスロットでバッフ
ァメモリ471 〜476 のうちのいずれか1つにデータ
が格納されるものとする。すなわち、1フレームと1タ
イムスロットとの関係は、図9に示すように、1タイム
スロットは時間換算で1Tsで表され、1フレームは時
間換算で6Tsで表される。1タイムスロットすなわち
1Tsの間に、記憶装置41からバッファメモリ471
〜476 の1つにデータが書き込まれて一時格納され
る。よって、1フレームすなわち6Tsの間に、6個の
バッファメモリ471 〜476 に映像データフレームが
書き込まれる。バッファメモリ471 〜476 に書き込
まれた映像データフレームは、それぞれ対応する外部装
置431 〜436 に6Tsかけて転送される。このと
き、図10に示すように、1フレーム中の最初のタイム
スロットT1を外部装置431 に割り付け、次のタイム
スロットT2を外部装置432 に割り付け、以下同様
に、タイムスロットT6を外部装置436 に割り付け
る。そして、タイムスロットT1の間にバッファメモリ
471 に映像データフレームが格納され、aで示す6T
sの間にこの映像データフレームが外部装置431 に転
送される。同様に、次のタイムスロットT2の間にバッ
ファメモリ47 2 に映像データフレームが格納され、b
で示す6Tsの間にこの映像データフレームが外部装置
432 に転送される。このように、1フレーム中のタイ
ムスロットT1〜T6の間に順次バッファメモリ471
〜476 に映像データフレームが一時保持され、それぞ
れ外部装置431 〜436 に6Tsかけて転送される。
1フレームが終わると次のフレームの最初のタイムスロ
ットT1から同様に処理される。これにより、各外部装
置431 〜436 に連続的にデータが送られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のビデオオンデマンドシステムでは、外部装置431
43n のうち同時に映像データフレームを供給できる外
部装置の数が、記憶装置41からバッファメモリ471
〜47n に映像データフレームを格納する能力に依存す
るので、例え2以上の外部装置が同一の映像データを受
信していても、同時にそれ以上の外部装置に映像データ
フレームを供給できないという問題点があった。すなわ
ち上記の例では、例え外部装置431 〜436 のうちの
2以上の外部装置が同一の映像データを再生していて
も、外部装置431 〜436 以外の外部装置437 〜4
n は映像データを再生できない。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、時間的に近い同一の映像データが2以上の端末
装置に供給されている場合に、それらを同時に供給でき
るようにして記憶装置へのアクセス回数を減らし、同時
にサービスできる端末装置の数を増やすことができるビ
デオオンデマンドシステムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、映像
データを表示する複数の端末装置からの要求に応じてそ
のサービスを行なうビデオオンデマンドシステムにおい
て、映像データを記憶している記憶装置と、記憶装置か
ら一定タイムスロットで一定時間再生できるように分割
された映像データフレームを読み出す映像データ読み出
し装置と、映像データ読み出し装置により読み出されて
端末装置に出力される映像データフレームを一時的に記
憶する複数のバッファメモリと、端末装置からの要求を
受け付けて記憶装置および映像データ読み出し装置を制
御し、端末装置のうちの2以上の端末装置に同一の映像
データフレームを供給する場合に、記憶装置から読み出
され映像データフレームを同時に2以上の端末装置に対
応するバッファメモリに書き込ませる制御装置と、を備
えたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、制御装置に、端末装置
からの要求を受け付けるリクエスト受付装置と、リクエ
スト受付装置からの指示に基づいて、端末装置に映像デ
ータフレームを送る順序を管理する端末管理装置と、端
末管理装置からの端末管理情報に基づいて、予め決めら
れた時間差以内で同一映像データのサービスを受けてい
る2以上の端末装置を検索するマージ端末検索装置と、
マージ端末検索装置により検索された2以上の端末装置
に送るべき映像データフレームの順序を変えて、時間的
に遅れている端末装置には映像データフレームを読み飛
ばして時間的に進めた映像データフレームを送ることを
端末管理装置に指示するフレーム読み飛ばし装置と、端
末管理装置からの端末管理情報に基づいて、記憶装置に
格納された所定の映像データを読み出すように映像デー
タ読み出し装置の制御を行ない、端末管理情報を更新し
て端末管理装置に返すタイムスロット管理装置と、端末
管理装置からの端末管理情報に基づいて、読み出すべき
所定の映像データフレームのアドレスを記憶装置に送る
映像データフレームインデックス装置と、を備えたこと
を特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、端末管理装置から出力
される端末管理情報が、端末識別子と、映像タイトル名
と、映像データフレームポインタと、タイムスロット番
号とからなり、映像データフレームポインタは、映像デ
ータフレームに先頭から順に付けられた番号であって、
次に読み出す映像データフレームの番号を示しており、
タイムスロット番号は、記憶装置から映像データフレー
ムを読み出す順序を示すものであり、このタイムスロッ
ト番号が、タイムスロット管理装置から周期的に与えら
れる番号と一致したときに、映像データ読み出し装置が
記憶装置から映像データフレームを読み出すように制御
することを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明において、記憶装置は、映像デ
ータを記憶している。映像データ読み出し装置は、記憶
装置から一定タイムスロットで一定時間再生できるよう
に分割された映像データフレームを読み出す。複数のバ
ッファメモリは、映像データ読み出し装置により読み出
されて端末装置に出力される映像データフレームを一時
的に記憶する。制御装置は、端末装置からの要求を受け
付けて記憶装置および映像データ読み出し装置を制御
し、端末装置のうちの2以上の端末装置に同一の映像デ
ータフレームを供給する場合に、記憶装置から読み出さ
れ映像データフレームを同時に2以上の端末装置に対応
するバッファメモリに書き込ませる。
【0010】請求項2の発明において、リクエスト受付
装置は、端末装置からの要求を受け付ける。端末管理装
置は、リクエスト受付装置からの指示に基づいて、端末
装置に映像データフレームを送る順序を管理する。マー
ジ端末検索装置は、端末管理装置からの端末管理情報に
基づいて、予め決められた時間差以内で同一映像データ
のサービスを受けている2以上の端末装置を検索する。
フレーム読み飛ばし装置は、マージ端末検索装置により
検索された2以上の端末装置に送るべき映像データフレ
ームの順序を変えて、時間的に遅れている端末装置には
映像データフレームを読み飛ばして時間的に進めた映像
データフレームを送ることを端末管理装置に指示する。
タイムスロット管理装置は、端末管理装置からの端末管
理情報に基づいて、記憶装置に格納された所定の映像デ
ータを読み出すように映像データ読み出し装置の制御を
行ない、端末管理情報を更新して端末管理装置に返す。
映像データフレームインデックス装置は、端末管理装置
からの端末管理情報に基づいて、読み出すべき所定の映
像データフレームのアドレスを記憶装置に送る。
【0011】請求項3の発明において、端末管理装置か
ら出力される端末管理情報は、端末識別子と、映像タイ
トル名と、映像データフレームポインタと、タイムスロ
ット番号とからなり、映像データフレームポインタは、
映像データフレームに先頭から順に付けられた番号であ
って、次に読み出す映像データフレームの番号を示して
おり、タイムスロット番号は、記憶装置から映像データ
フレームを読み出す順序を示すものであり、このタイム
スロット番号が、タイムスロット管理装置から周期的に
与えられる番号と一致したときに、映像データ読み出し
装置が記憶装置から映像データフレームを読み出すよう
に制御する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1におけるビデオオ
ンデマンドシステムの構成図で、このビデオオンデマン
ドシステムは、記憶装置1と、映像データ読み出し装置
2と、複数のバッファメモリ31 〜3m と、複数の端末
装置41 〜4m と、制御装置5とを備えており、制御装
置5は、タイムスロット管理装置7と、端末管理装置8
と、リクエスト受付装置9と、マージ端末検索装置10
と、フレーム読み飛ばし装置11と、映像データフレー
ムインデックス装置12とを備えている。記憶装置1
は、映像データ読み出し装置2に接続されており、映像
データ読み出し装置2は、複数のバッファメモリ31
m に接続されている。各バッファメモリ31 〜3
m は、それぞれ1つの端末装置41 〜4m に接続されて
おり、端末装置41 〜4m は、制御装置5に接続されて
いる。制御装置5は、記憶装置1および映像データ読み
出し装置2に接続されている。記憶装置1は、映像デー
タを記憶している。映像データ読み出し装置2は、記憶
装置1から一定タイムスロットで一定時間再生できるよ
うに分割された映像データフレームを読み出す。複数の
バッファメモリ31 〜3m は、映像データ読み出し装置
2により読み出されて端末装置41 〜4m に出力される
映像データフレームを一時的に記憶する。複数の端末装
置41 〜4m は、映像データを表示する。制御装置5
は、端末装置41 〜4 m からの要求を受け付けて記憶装
置1および映像データ読み出し装置2を制御し、端末装
置41 〜4m のうちの2以上の端末装置に同一の映像デ
ータフレームを供給する場合に、記憶装置1から読み出
された映像データフレームを同時に2以上の端末装置に
対応するバッファメモリに書き込ませる。タイムスロッ
ト管理装置7は、端末管理装置8からの端末管理情報に
基づいて、ある一定間隔すなわちタイムスロットで記憶
装置1から映像データフレームを読み出して所定のバッ
ファメモリ31 〜3m に書き込むように映像データ読み
出し装置2を制御して、端末管理装置8に端末管理情報
を更新して返す。端末管理装置8は、リクエスト受付装
置9からの指示に基づいて、端末装置41 〜4m に映像
データフレームを送る順序を管理する。リクエスト受付
装置9は、端末装置41 〜4m からの要求を受け付け
る。マージ端末検索装置10は、端末管理装置8からの
端末管理情報に基づいて、予め決められた時間差以内で
同一映像データのサービスを受けている2以上の端末装
置を検索する。フレーム読み飛ばし装置11は、マージ
端末検索装置10により検索された2以上の端末装置に
送るべき映像データフレームの順序を変えて、時間的に
遅れている端末装置には映像データフレームを読み飛ば
して時間的に進めた映像データフレームを送ることを端
末管理装置8に指示する。映像データフレームインデッ
クス装置12は、端末管理装置8からの端末管理情報に
基づいて、記憶装置1から読み出すべき所定の映像デー
タフレームのアドレスに関する情報を記憶装置1に送
る。なお、端末管理装置8から出力される端末管理情報
は、端末識別子と、映像タイトル名と、映像データフレ
ームポインタと、タイムスロット番号とからなり、映像
データフレームポインタは、映像データフレームに先頭
から順に付けられた番号であって、次に読み出す映像デ
ータフレームの番号を示しており、タイムスロット番号
は、記憶装置1から映像データフレームを読み出す順序
を示すものであり、このタイムスロット番号が、タイム
スロット管理装置7から周期的に与えられる番号と一致
したときに、映像データ読み出し装置2が記憶装置1か
ら映像データフレームを読み出すように制御する。
【0013】次に動作を説明する。端末装置41 〜4m
のうちの任意数の端末装置から映像を再生する旨の要求
が出力されると、制御装置5が、端末装置からの要求を
受け付けて、記憶装置1および映像データ読み出し装置
2を制御する。これにより映像データ読み出し装置2
が、記憶装置1から一定タイムスロットで一定時間再生
できるように分割された映像データフレームを読み出
し、バッファメモリ31 〜3m のうち、要求を出力した
端末装置に対応するバッファメモリに一時記憶させる。
これにより要求を出力した端末装置が、バッファメモリ
に一時記憶された映像データフレームを読み出して、映
像を表示する。
【0014】ここで、2以上の端末装置が予め決められ
た時間差以内で同一の映像データのサービスを受けてい
る場合、マージ端末検索装置10が、端末管理装置8か
らの端末管理情報に基づいて、予め決められた時間差以
内で同一映像データのサービスを受けている2以上の端
末装置を検索する。これによりフレーム読み飛ばし装置
11が、マージ端末検索装置10により検索された2以
上の端末装置に送るべき映像データフレームの順序を変
えて、時間的に遅れている端末装置には映像データフレ
ームを読み飛ばして時間的に進めた映像データフレーム
を送ることを端末管理装置8に指示する。これにより端
末管理装置8が、フレーム読み飛ばし装置11からの指
示に基づいて、端末装置に映像データフレームを送る順
序を管理する。これによりタイムスロット管理装置7
が、端末管理装置8からの端末管理情報に基づいて、あ
る一定間隔すなわちタイムスロットで記憶装置1から映
像データフレームを読み出して所定のバッファメモリに
書き込むように映像データ読み出し装置2を制御して、
端末管理装置8に端末管理情報を更新して返す。さらに
映像データフレームインデックス装置12が、端末管理
装置8からの端末管理情報に基づいて、記憶装置1から
読み出すべき所定の映像データフレームのアドレスに関
する情報を記憶装置1に送る。したがって、予め決めら
れた時間差以内で同一映像データのサービスを受けてい
る2以上の端末装置に対応するバッファメモリには、あ
る一定時間後に、同一の映像データフレームが同時に書
き込まれる状態になる。したがって、映像データ読み出
し装置2がバッファメモリに映像データフレームを書き
込むタイムスロットに余裕が生じ、さらに別の端末装置
にも映像データフレームを供給できるようになる。
【0015】上記ビデオオンデマンドシステムの動作の
要点について、さらに具体的に述べる。映像データ読み
出し装置2により記憶装置1からバッファメモリ31
mに転送される映像データフレームは、時分割で転送
される。いま、記憶装置1からバッファメモリ31 〜3
m に時分割的に映像データフレームを転送する場合の1
フレームが6タイムスロットから構成されており、1タ
イムスロットでバッファメモリ31 〜3m のうちのいず
れか1つに映像データフレームが格納されるものとす
る。すなわち、1フレームと1タイムスロットとの関係
は、図2に示すように、1タイムスロットは時間換算で
1Tsで表され、1フレームは時間換算で6Tsで表さ
れる。1タイムスロットすなわち1Tsの間に、記憶装
置1からバッファメモリ31 〜3m のうちの1つにデー
タが書き込まれて一時格納される。よって、1フレーム
すなわち6Tsの間に、6個のバッファメモリ31 〜3
6 にデータが書き込まれる。バッファメモリ31 〜36
に書き込まれたデータは、それぞれ対応する端末装置4
1 〜46 に6Tsかけて転送される。
【0016】いま、説明を判りやすくするために、1タ
イムスロットを0.1秒、1フレームを0.6秒とし、
6個のバッファメモリ31 〜36 および端末装置41
6に映像データフレームが供給されているものとす
る。すなわち、1Ts=0.1秒、6Ts=0.6秒と
する。記憶装置1には、映像データがそれぞれタイトル
毎に1フレーム単位で格納されており、これはバッファ
メモリ31 〜36 への読み出しの単位でもあり、ここで
は1タイムスロットすなわち0.1秒の間に記憶装置1
からバッファメモリ31 〜36 へ書き込まれて0.6秒
の間に端末装置4 1 〜46 に送られて、映像が再生され
るものとする。なお1フレームとは、再生0.6秒分の
映像データであり、映像データフレームという。図3に
示すように6つのバッファメモリ31 〜36 にT1〜T
6の順に映像データが書き込まれる。書き込みが1巡す
るとまたT1〜T6と繰り返される。端末装置41 〜4
6 のうちの1つの端末装置に着目すると、0.6秒おき
にバッファメモリ31 〜36のうちの1つのバッファメ
モリに書き込まれた映像データフレームを順に再生する
ことになる。
【0017】ここで、図4に示すように、6つの端末装
置41 〜46 がサービスを受けており、端末識別番号が
1と3のものが同一タイトル”ABC”の映像を再生し
ており、映像データフレームポインタがそれぞれ100
と118とで違うため、時間的には少しずれた映像を再
生しているものとすると、具体的には、(118−10
0)×0.6=10.8秒のずれがあることになる。フ
レームの読み飛ばし数を1とすると、20秒以内の同一
映像の再生を行なっている2つの端末装置41,43
マージ端末検索装置10によって検索され、それをフレ
ーム読み飛ばし装置11に通知するものとする。図4に
示す状態では、端末識別番号1と3とに対応する端末装
置41 ,43 がマージ端末検索装置10によって識別さ
れてフレーム読み飛ばし装置11により時間的に遅れた
映像再生を行なっている端末識別番号1の映像データフ
レームポインタを2つ増加させて次に供給すべき映像デ
ータフレームを1つ読み飛ばすことを示している。他の
端末装置42 ,44 〜46に対しては読み飛ばす必要は
ないので、映像データフレームポインタはタイムスロッ
ト管理装置7により1つ増加される。その結果を図5に
示す。以降、同様の処理が繰り返されて18フレーム
(18×0.6=10.8秒)各端末装置41〜46
送られた後の端末管理情報を図6に示す。端末識別番号
1と3とが全く同じ映像データフレームポインタ136
を示しており、タイムスロット番号も同じT1を示して
いる。すなわち、記憶装置1からタイムスロットT1で
映像データフレームを読み出して、所定の2つのバッフ
ァメモリ31 ,33 へ同時に書き込むことを意味してい
る。これ以降、端末識別番号1と3との映像データフレ
ームポインタは一緒に1づつ増加されて同時に同一映像
が再生されることになり、タイムスロットT3が空くこ
とになる。したがって、このタイムスロットT3に別の
端末装置47 〜4m のうちのいずれかを割り当てること
が可能となる。なお、フレーム読み飛ばし数をここでは
1としたが、これは可変であり、増やすほど早く空きの
タイムスロットを得ることができる。
【0018】なお上記実施例1においては、時間的に遅
れている端末装置には映像データフレームを読み飛ばし
て時間的に進めた映像データフレームを送るように構成
したが、時間的に遅れている端末装置に映像データフレ
ームを読み飛ばして時間的に進めた映像データフレーム
を送ると同時に、時間的に先行した映像データフレーム
を受けている端末装置への供給を遅らせるように構成し
てもよい。 (実施例2)図7は本発明の実施例2におけるビデオオ
ンデマンドシステムの構成図で、このビデオオンデマン
ドシステムは、図1に示す実施例1におけるビデオオン
デマンドシステムを複数組み合わせたもので、複数の記
憶装置1と複数の映像データ読み出し装置2とをネット
ワーク21により相互に結合し、システム全体の端末管
理情報を管理する管理テーブル22を設けている。な
お、映像データ読み出し装置2とバッファメモリ31
m と制御装置5とにより映像送出装置23を構成して
いる。管理テーブル22は、端末管理情報を管理してお
り、制御装置5内の端末管理装置8により管理される端
末管理情報と同様のものであるが、システム全体の端末
装置41 〜4m に関する情報を保持している。
【0019】この実施例2においても、実施例1の場合
と同様に、複数組の端末装置41 〜4m のうち、時間的
に近い映像データの再生を行なっている端末装置に対し
て映像データフレームを送出する場合に、時間的な操作
を行なうことで、複数組の記憶装置1へのアクセス頻度
を減らすことができ、それによって生じる空きタイムス
ロットに別の端末装置を割り当てることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、映
像データを表示する複数の端末装置からの要求に応じて
そのサービスを行なうビデオオンデマンドシステムにお
いて、映像データを記憶している記憶装置と、記憶装置
から一定タイムスロットで一定時間再生できるように分
割された映像データフレームを読み出す映像データ読み
出し装置と、映像データ読み出し装置により読み出され
て端末装置に出力される映像データフレームを一時的に
記憶する複数のバッファメモリと、端末装置からの要求
を受け付けて記憶装置および映像データ読み出し装置を
制御し、端末装置のうちの2以上の端末装置に同一の映
像データフレームを供給する場合に、記憶装置から読み
出され映像データフレームを同時に2以上の端末装置に
対応するバッファメモリに書き込ませる制御装置と、を
備えたので、時間的に近い同一の映像データが2以上の
端末装置に供給されている場合に、ある時間経過後に同
時に供給できるようになるために空きタイムスロットが
生じ、これを他の端末装置に割り当てることにより、同
時にサービスできる端末装置の数を増やすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるビデオオンデマンド
システムの構成図である。
【図2】本発明の実施例1におけるビデオオンデマンド
システムの1フレームと1タイムスロットとの関係を示
す説明図である。
【図3】本発明の実施例1におけるビデオオンデマンド
システムの動作説明図である。
【図4】本発明の実施例1におけるビデオオンデマンド
システムの端末管理情報の概念図である。
【図5】本発明の実施例1におけるビデオオンデマンド
システムの端末管理情報の概念図である。
【図6】本発明の実施例1におけるビデオオンデマンド
システムの端末管理情報の概念図である。
【図7】本発明の実施例2におけるビデオオンデマンド
システムの構成図である。
【図8】従来のビデオオンデマンドシステムの構成図で
ある。
【図9】従来のビデオオンデマンドシステムの1フレー
ムと1タイムスロットとの関係を示す説明図である。
【図10】従来のビデオオンデマンドシステムの動作説
明図である。
【符号の説明】
1 記憶装置 2 映像データ読み出し装置 31 〜3m バッファメモリ 41 〜4m 端末装置 5 制御装置 7 タイムスロット管理装置 8 端末管理装置 9 リクエスト受付装置 10 マージ端末検索装置 11 フレーム読み飛ばし装置 12 映像データフレームインデックス装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データを表示する複数の端末装置か
    らの要求に応じてそのサービスを行なうビデオオンデマ
    ンドシステムにおいて、 映像データを記憶している記憶装置と、 前記記憶装置から一定タイムスロットで一定時間再生で
    きるように分割された映像データフレームを読み出す映
    像データ読み出し装置と、 前記映像データ読み出し装置により読み出されて前記端
    末装置に出力される映像データフレームを一時的に記憶
    する複数のバッファメモリと、 前記端末装置からの要求を受け付けて前記記憶装置およ
    び前記映像データ読み出し装置を制御し、前記端末装置
    のうちの2以上の端末装置に同一の映像データフレーム
    を供給する場合に、前記記憶装置から読み出され映像デ
    ータフレームを同時に前記2以上の端末装置に対応する
    バッファメモリに書き込ませる制御装置と、 を備えたことを特徴とするビデオオンデマンドシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 制御装置に、 端末装置からの要求を受け付けるリクエスト受付装置
    と、 前記リクエスト受付装置からの指示に基づいて、前記端
    末装置に映像データフレームを送る順序を管理する端末
    管理装置と、 前記端末管理装置からの端末管理情報に基づいて、予め
    決められた時間差以内で同一映像データのサービスを受
    けている2以上の端末装置を検索するマージ端末検索装
    置と、 前記マージ端末検索装置により検索された2以上の端末
    装置に送るべき映像データフレームの順序を変えて、時
    間的に遅れている端末装置には映像データフレームを読
    み飛ばして時間的に進めた映像データフレームを送るこ
    とを前記端末管理装置に指示するフレーム読み飛ばし装
    置と、 前記端末管理装置からの端末管理情報に基づいて、記憶
    装置に格納された所定の映像データを読み出すように映
    像データ読み出し装置の制御を行ない、端末管理情報を
    更新して前記端末管理装置に返すタイムスロット管理装
    置と、 前記端末管理装置からの端末管理情報に基づいて、読み
    出すべき所定の映像データフレームのアドレスを前記記
    憶装置に送る映像データフレームインデックス装置と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のビデオオン
    デマンドシステム。
  3. 【請求項3】 端末管理装置から出力される端末管理情
    報は、端末識別子と、映像タイトル名と、映像データフ
    レームポインタと、タイムスロット番号とからなり、前
    記映像データフレームポインタは、映像データフレーム
    に先頭から順に付けられた番号であって、次に読み出す
    映像データフレームの番号を示しており、前記タイムス
    ロット番号は、記憶装置から映像データフレームを読み
    出す順序を示すものであり、このタイムスロット番号
    が、タイムスロット管理装置から周期的に与えられる番
    号と一致したときに、映像データ読み出し装置が記憶装
    置から映像データフレームを読み出すように制御するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のビデオオンデマンドシ
    ステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0879334A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ送出装置
KR20000003676A (ko) * 1998-06-29 2000-01-25 전주범 대화형 tv 시스템의 서비스 제어 방법
JP2016066914A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 Kddi株式会社 放送受信機、携帯端末、リモート視聴システム及びリモート視聴方法

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