JPH0879334A - データ送出装置 - Google Patents

データ送出装置

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JPH0879334A
JPH0879334A JP6213586A JP21358694A JPH0879334A JP H0879334 A JPH0879334 A JP H0879334A JP 6213586 A JP6213586 A JP 6213586A JP 21358694 A JP21358694 A JP 21358694A JP H0879334 A JPH0879334 A JP H0879334A
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Tetsuo Maeda
哲男 前田
Yoshito Desaki
芳人 出崎
Kiyouji Takeda
亨司 竹田
Shotaro Tanaka
祥太郎 田中
Kazuo Fujimoto
和生 藤本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の端末からの要求に応じてデータを送出
する装置において、最小の読み出しデータで、最大のデ
ータ送出サービスを実現する。 【構成】 ビデオデータを蓄積する蓄積手段、端末から
のデータ要求を受け付け、読出要求と、データ要求を発
した端末のアドレスを含む要求元情報を発生する受付手
段、読出要求に従ってデータ蓄積手段からデータを読み
出し、送出データとして送り出すとともに、送出準備の
完了情報を含む送出準備完了通知を発生する読出通知手
段、送出準備完了通知と要求元情報から送出準備完了以
前に要求を受け付けた有効端末を判定し、有効端末のア
ドレスを含む送出先情報を発生する送出先設定手段、送
出先情報に従って、有効端末にデータを送出する送出手
段、で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端末の要求に応じてビ
デオ信号などのデータを送出する、ビデオサーバ等のデ
ータ送出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CATVや航空機、ホテルなどの放送
サービスの高度化に伴い、一方的な放送ではなく、個々
のユーザの要求にしたがったプログラムを提供する、い
わゆるビデオ・オンデマンドサービス(以後、VOD)が
始まっている。VODを実現するには、多くのプログラム
を準備蓄積し、端末の要求に応じてビデオ信号などのデ
ータを送出する必要があり、理想的なシステムでは端末
と同数のチャネル数が必要である。端末の数が数万に達
するような都市型CATVではこの様なシステムは現実的で
はなく、限られたVOD用のチャネル(以後、VODチャネル
と略す)を用意し、その範囲内でサービスを提供してい
るのが一般的である。すなわち、VODチャネルが全て使
用されておれば、電話の話中と同様の状態になり、VOD
サービスを受けたい視聴者はチャネルが空くまでを待つ
必要がある事になる。この様なサービスの実用化に際し
て、チャネルなど限られた資源の範囲で、できるだけ高
い視聴者の満足度が得られるシステムが要望されてい
る。
【0003】以下に、従来のデータ送出装置について説
明する。図5は従来のデータ送出装置のブロック図であ
る。
【0004】受付手段501は端末からのデータ要求を受
け付けると共に、データを要求してきた端末のアドレス
などの要求元情報と、データの読出要求を発生する。送
出先設定手段502は要求元情報に基づいてデータの送出
先のアドレスなどの送出先情報を発生する。蓄積手段50
4はテープ、光ディスク、ハードディスクなどで構成さ
れ、ビデオ信号などのデータを蓄積する。読出手段503
は読出要求にしたがって、蓄積手段から必要な情報を読
み出し、送出データとして送出手段505へ出力する。送
出手段505は送出先情報に指定された端末に送出データ
を送り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、送出したデータの利用はデータを要求
してきた端末に限られるため、他の端末、例えば僅かの
時間差で同一のデータを要求してきた端末に対しても、
同じ制御手順を繰り返してデータの送出を行うため、他
の端末へは、先の端末へのデータ送出が終了するまで、
データが送られないことになり、チャネルの使用効率が
悪くなるという課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、端末からの要求に対する応答時間などの性能を損な
うことなく、チャネルなどの利用効率を向上させ、利用
者のより高い満足度を実現するデータ送出装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1の発明のデータ送出装置は、データを蓄
積する蓄積手段と、端末からのデータ要求を受け付け、
読出要求と、少なくともデータ要求を発した端末のアド
レスを含む要求元情報を発生する受付手段と、読出要求
に従って蓄積手段からデータを読み出し、送出データと
して送り出すとともに、少なくとも送出準備の完了情報
を含む送出準備完了通知を発生する読出手段と、送出準
備完了通知と要求元情報から送出準備完了以前に要求を
受け付けた有効端末を判定し、少なくとも有効端末のア
ドレスを含む送出先情報を発生する送出先設定手段と、
送出先情報に従って、有効端末に送出データを送出する
送出手段とを備える、という構成を有している。
【0008】また、本発明の第2の発明のデータ送出装
置は、データを蓄積する蓄積手段と、端末からのデータ
要求を受け付け、読出要求と、少なくともデータ要求を
発した端末のアドレスを含む要求元情報を発生する受付
手段と、読出要求に従って蓄積手段からデータを読み出
し、送出データとして送り出す読出手段と、要求元情報
からデータの送出準備完了時刻を推定し、送出準備完了
予測を発生する読出完了予測手段と、送出準備完了予測
と要求元情報から送出準備完了時刻以前に要求を受け付
けた有効端末を推定し、少なくとも有効端末のアドレス
を含む送出先情報を発生する送出先設定手段と、送出先
情報に従って、有効端末に送出データを送出する送出手
段とを備える、という構成を有している。
【0009】また、本発明の第3の発明のデータ送出装
置は、データを蓄積する蓄積手段と、端末からのデータ
要求を受け付け、読出要求と、少なくともデータ要求を
発した端末のアドレスを含む要求元情報を発生する受付
手段と、読出要求に従って蓄積手段からデータを読み出
し送出データとして送り出すとともに、少なくとも送出
準備の完了情報を含む送出準備完了通知を発生する読出
手段と、単位時間あたりの要求元情報の数を計測し、そ
の値が予め規定された値を下回った場合に密度低下通知
を発生する密度判定手段と、送出準備完了通知と要求元
情報と密度低下通知からデータの送出準備が完了し、か
つ、密度低下通知の発生時刻以前に要求を受け付けた有
効端末を判定し、少なくとも有効端末のアドレスを含む
送出先情報を発生する送出先設定手段と、送出先情報に
従って、データを必要とする端末に送出データを送出す
る送出手段とを備える、という構成を有している。
【0010】
【作用】本発明の第1の発明は、上記した構成により、
1つの端末からの要求に応じて送出するデータを、送出
準備終了までの期間に同一のデータを要求してきた別の
端末にも送出する事になる。
【0011】また、本発明の第2の発明は、上記した構
成により、1つの端末からの要求に応じて送出するデー
タを、送出準備が終了したと予測される時間までに同一
のデータを要求してきた別の端末にも送出する事にな
る。
【0012】また、本発明の第3の発明は、上記した構
成により、1つの端末からの要求に応じて送出するデー
タを、同一のデータを要求してくる端末の要求の頻度が
既定値まで低下する期間に、同一のデータを要求してき
た別の端末にも送出する事になる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0014】図1は本発明の第1の発明の実施例におけ
るデータ送出装置の構成を示すブロック図を示すもので
ある。図1において、101は受付手段、102は送出先設定
手段、103は読出手段、104は蓄積手段、105は送出手段
である。
【0015】以上のように構成された本実施例のデータ
送出装置について、以下その動作について説明する。図
1で、受付手段101は接続された多くの端末からの「デー
タ要求」を受け付け、要求されたデータの読出を「読出
要求」によって読出手段103に要求すると共に、データ
を要求してきた端末のアドレスなどから構成される「要
求元情報」を送出先設定手段102に送る。読出手段103は
「読出要求」に基づいて蓄積手段104からデータを読出
し、データまたはデータの先頭部分を「送出データ」と
して送出手段105に送ると共に、データまたはデータの
先頭部分の読出準備の完了を判断し「送出準備完了通
知」を送出先設定手段102におくる。送出先設定手段102
は「要求元情報」と「送出準備完了通知」とから「送出
データ」の1つ、または複数の送り先を確定し、「送出
先情報」として送出手段105に送る。送出手段105は「送
出先情報」に従った端末にデータを送り出す。
【0016】図4は本発明の第1の発明の実施例におけ
るデータ送出装置の動作を示すタイミング図である。こ
の例では、2つのデータ、X、Yに対して、計7つの端末、A
-Gからの要求があり、端末A-Eの5つからの要求は有効で
あって、本発明の効果で2組のデータ送出として処理さ
れ、残りの2つの端末からの要求は別の要求として処理
されている。すなわち、最初に時刻あ、で受け付けられ
た端末Aからの要求により、読出手段103はデータXの読
出を始める。また、時刻い、で端末BからデータYの要求
があり、読出手段103は並行して準備を行う。続いて、3
つの端末C、D、FからデータXの要求がそれぞれ時刻う、
え、く、また、2つの端末E、GからデータYの要求がそれ
ぞれ時刻か、け、で発生する。端末C、Dの要求はデータX
の送出準備が完了する時刻お、以前に受け付けられた
為、時刻こ、において、データXは端末A、C、Dに対して一
斉に送出される。同様に、時刻さ、において、データY
は端末B、Eに対して一斉に送出される。一方、端末Fから
のデータXの要求は時刻お、以降に受け付けられたた
め、別のデータ要求として処理され、別のチャネルを使
って送出される事になる。端末GからのデータYの要求に
ついても同様である。
【0017】以上のように本実施例によれば、端末Aか
らのデータX要求について、送出の遅れなどの副作用を
発生させることなく、そのデータを端末C、Dからの要求
にも共用することができ、3つの端末について1つのチャ
ネルでのサービスが実現できる。
【0018】図2は本発明の第2の発明の実施例におけ
るデータ送出装置の構成を示すブロック図を示すもので
ある。図2において、202は送出先設定手段、203は読出
手段、206は読出通知予測手段であり、他の構成要素(1
01,104,105)は図1の構成と同様なものである。図2
で、読出手段203は「送出準備完了通知」を発生せず、
読出通知予測手段206は受付手段101からの「要求元情
報」を基にデータの送出準備の完了を予測し、「送出準
備完了予測」を発生する。送出先設定手段202はこの
「送出準備完了予測」をもって第1の発明の実施例にお
ける「送出準備完了通知」と同等の処理を開始する。以
降の動作は第1の発明の実施例と同様である。第2の発
明の実施例によれば、第1の発明の実施例の効果に加え
て、読出手段との通信量を削減することができ、統計的
に読出に要する時間が推定できるシステムや、手段間の
通信量の削減がコストリダクションに効果的であるシス
テムに有効である。
【0019】図3は本発明の第3の発明の実施例におけ
るデータ送出装置の構成を示すブロック図を示すもので
ある。図3において、302は送出先設定手段、307は密度
判定手段であり、他の構成要素(101,103,104,105)
は図1の構成と同様なものである。図3で、密度判定手段
307は単位時間あたりのデータ要求の数、すなわち受付
密度を計測し、その値が予め定められた値を下回った場
合に「密度低下通知」を発生する。送出先設定手段302
は、第1の発明の実施例と同様の「送出準備完了通知」
と、本実施例の「密度低下通知」の両方の通知を受け取
った時点で、受付終了と判断し、第1の発明の実施例同
様に「送出データ」の1つ、または複数の送り先を確定
し、「送出先情報」として送出手段105に送る。第3の
発明の実施例によれば、第1の発明の実施例の効果に加
えて、頻繁に同一のデータに対する要求がある間は要求
の受付を延長する事により、映画など、ある程度応答時
間に余裕が認められる場合、1つのチャネルのより有効
な活用を実現できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の発明によれ
ば、1つの端末からの要求に応じて送出するデータを、
送出準備完了までの期間に同一のデータを要求してきた
別の端末にも、送出の遅れなどの副作用を発生させるこ
となく共用して送出することができ、複数の端末に対し
て1つのチャネルでのサービスが実現できる。
【0021】また、本発明の第2の発明によれば、本発
明の第1の発明の効果に加えて、読出手段の通信量を削
減することができ、統計的に読出に要する時間が推定で
きるシステムや、手段間の通信量の削減がコストリダク
ションに効果的であるシステムをより安価に実現でき
る。
【0022】また、本発明の第3の発明によれば、本発
明の第1の発明の効果に加えて、頻繁に同一のデータに
対する要求がある間は要求の受付を延長する事により、
映画など、ある程度応答時間に余裕が認められる場合、
1つのチャネルのより有効な活用を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の実施例におけるデータ送
出装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の発明の実施例におけるデータ送
出装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の発明の実施例におけるデータ送
出装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第1の発明の実施例におけるデータ送
出装置の動作タイミング図
【図5】従来例におけるデータ送出装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
101,501 受付手段 102,202,302,502 送出先設定手段 103,203,503 読出手段 104,504 蓄積手段 105,505 送出手段 206 読出通知予測手段 307 密度判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 祥太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤本 和生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを蓄積する蓄積手段と、 端末からのデータ要求を受け付け、読出要求と、少なく
    ともデータ要求を発した端末のアドレスを含む要求元情
    報を発生する受付手段と、 前記読出要求に従って前記蓄積手段からデータを読み出
    し、送出データとして送り出すとともに、少なくとも送
    出準備の完了情報を含む送出準備完了通知を発生する読
    出手段と、 前記送出準備完了通知と前記要求元情報から送出準備完
    了以前に要求を受け付けた有効端末を判定し、少なくと
    も前記有効端末のアドレスを含む送出先情報を発生する
    送出先設定手段と、 前記送出先情報に従って、前記有効端末に前記送出デー
    タを送出する送出手段とを備えたデータ送出装置。
  2. 【請求項2】 データを蓄積する蓄積手段と、 端末からのデータ要求を受け付け、読出要求と、少なく
    ともデータ要求を発した端末のアドレスを含む要求元情
    報を発生する受付手段と、 前記読出要求に従って前記蓄積手段からデータを読み出
    し、送出データとして送り出す読出手段と、 前記要求元情報からデータの送出準備完了時刻を推定
    し、送出準備完了予測を発生する読出完了予測手段と、 前記送出準備完了予測と前記要求元情報から送出準備完
    了時刻以前に要求を受け付けた有効端末を推定し、少な
    くとも前記有効端末のアドレスを含む送出先情報を発生
    する送出先設定手段と、 前記送出先情報に従って、前記有効端末に前記送出デー
    タを送出する送出手段とを備えたデータ送出装置。
  3. 【請求項3】 データを蓄積する蓄積手段と、 端末からのデータ要求を受け付け、読出要求と、少なく
    ともデータ要求を発した端末のアドレスを含む要求元情
    報を発生する受付手段と、 前記読出要求に従って前記蓄積手段からデータを読み出
    し、送出データとして送り出すとともに、少なくとも送
    出準備の完了情報を含む送出準備完了通知を発生する読
    出手段と、 単位時間あたりの前記要求元情報の数を計測し、その値
    が予め規定された値を下回った場合に密度低下通知を発
    生する密度判定手段と、 前記送出準備完了通知と前記要求元情報と前記密度低下
    通知からデータの送出準備が完了し、かつ、密度低下通
    知の発生時刻以前に要求を受け付けた有効端末を判定
    し、少なくとも前記有効端末のアドレスを含む送出先情
    報を発生する送出先設定手段と、 前記送出先情報に従って、データを必要とする端末に前
    記送出データを送出する送出手段とを備えたデータ送出
    装置。
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