JP3107557B2 - 画像送信装置および画像送受信装置 - Google Patents

画像送信装置および画像送受信装置

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JP3107557B2 JP02173067A JP17306790A JP3107557B2 JP 3107557 B2 JP3107557 B2 JP 3107557B2 JP 02173067 A JP02173067 A JP 02173067A JP 17306790 A JP17306790 A JP 17306790A JP 3107557 B2 JP3107557 B2 JP 3107557B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、特に映画などの動画像その他の大量の画
像データを蓄積しておき、ユーザからの検索要求により
指定された番組の画像データを伝送する画像送信装置お
よび画像送受信装置に関する。
(従来の技術) 画像データベースシステム、特に動画像のデータベー
スシステムとしては、例えば文献Februaly 1988−Vol.2
6,No.2 IEEE Communications Magazineの第27頁に記載
されたシステムが知られており、試験的運用が行われて
いる。この公知のシステムにおいては、多数台のVTRや
光ディスク装置などにより構成されるマスタビデオファ
イルに蓄積された画像データをユーザからの検索要求に
従って読出し、これをユーザ毎に設けられた光ファイバ
回線にスイッチ回路を介して送出することにより、要求
を出したユーザへ送る構成となっている。
このシステムではある番組の画像データを受信してい
るユーザ(Iとする)は、マスタビデオファイル内の当
該番組の画像データを格納しているファイルと固定的に
接続されている。従って、他のユーザ(Jとする)はユ
ーザIが受信しているのと同じ画像データを受信しよう
とすると、ユーザIが受信を終わるまで待たなければな
らない。このため、特に映画などのように時間の長い番
組の場合、ユーザJの待ち時間が非常に長くなってしま
い、サービス性が著しく低下する。特にユーザ回線とし
て超高速伝送が可能な光ファイバ回線でなく、より身近
なISDN回線などを使用した場合、この問題はより顕著と
なる。
このような同一番組に対する検索要求の競合は、人気
映画やニュース速報、天気予報などの番組において大い
に起こり得る。また、こうした検索要求の多い番組につ
いてはファイルを多数用意する方法もあるが、この方法
ではもともと大きいマスタビデオファイルの規模がます
ます大きくなってしまい、コスト的負担が著しく増大す
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の画像データベースシステムで
は、同一番組に対する検索要求の競合に応えることがで
きず、競合が生じた場合は後のユーザの待ち時間が長く
なってしまい、サービス性に著しく欠けるという問題が
あった。
本発明は、マスタビデオファイルに同一番組の画像デ
ータのファイルを多数個用意することなく、同一番組の
画像データに対して複数のユーザからほぼ同時に検索要
求があった場合でも、長い時間待たせることなくその要
求に応えることができる画像送信装置および画像送受信
装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明による画像送信装置は、複数の番組の画像デー
タを蓄積する第1の蓄積手段と、第1の蓄積手段からユ
ーザからの要求により指定された番組の画像データを高
速で読出す読出し手段と、複数のメモリからなる第2の
蓄積手段と、第1の蓄積手段から読出された同一番組の
画像データを時間方向に複数の区分に分割し、分割した
各区分の画像データを第2の蓄積手段の各メモリに書き
込む手段と、第2の蓄積手段の各メモリに蓄積された各
区分の画像データを時間的に連続するように順次低速で
読出して送信する送信手段とを具備することを特徴とす
る。ここで、高速、低速という表現は相対的なものであ
り、第1の蓄積手段からの読出し速度(第2の蓄積手段
の書込み速度)より第2の蓄積手段の読出し速度が遅い
ことを意味する。
(作用) 多数のユーザにより共用されるマスタビデオファイル
である第1の蓄積手段からの読出しと、複数のテンポラ
ルメモリで構成される第2の蓄積手段への転送は高速で
行われ、その後に伝送レートに合わせて低速で読出さ
れ、ユーザへ伝送される。
ここで、同一番組に対して多数のユーザからの送信要
求があった場合、その番組の画像データをマスタビデオ
ファイルから複数のテンポラルメモリに時間方向に複数
の区分に分割して書き込み、これらのテンポラルメモリ
から各区分の画像データを時間的に連続するように順次
読出して送信するため、マスタビデオファイル内の同一
番組の画像データを長時間にわたって特定のユーザによ
って専有することなく、同一番組の送信要求を出した複
数のユーザは長い時間待たずにその番組の画像データを
受信することが可能となる。
また、マスタビデオファイル内に同じ番組の画像デー
タを複数個蓄積しておく必要はないので、マスタビデオ
ファイルの負担が軽減され、さらにテンポラルメモリの
総数及びテンポラルメモリ1個当たりの容量も最小限で
済む。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図は本発明の一実施例に係る画像データベースシステ
ムのブロック図である。
第1図において、第1の蓄積手段としてのマスタビデ
オファイル10は、カラーまたはモノクロの画像データ
(主として動画像データ)をディジタルデータとして大
量に蓄積したものであり、例えば映画を例にとると2時
間分の映画の画像データを10,000本分程度蓄積してい
る。勿論、この数はあくまで一例であって、これより多
くとも少なくとも良い。マスタビデオファイル10に用い
る記録媒体は、大容量でかつランダムアクセスが可能
な、光ディスクあるいは垂直磁気記録方式の磁気ディス
ク等が適している。マスタビデオファイル10には例えば
量子化ビット数=6〜10ビット程度、サンプリング周波
数3f sc〜4f sc程度(f sc:カラーサブキャリア周波
数)でディジタル化された画像データをそのまま記録し
てもよいが、各種の高能率符号化により圧縮したディジ
タル画像データの形にして記録しておいてもよい。画像
データベースシステムとユーザ間のユーザ回線としてIS
DN(Integrated Services Digital Network)を仮定す
ると、ISDNの基本伝送レートは64kbpsであり、これを用
いて画像データを伝送することを考えると、2時間分の
画像データのデータ量は64k×3,600×2460Mビットと
なる。
マスタビデオファイル10には、複数個の読出しヘッド
が備えられており、それらのヘッドにより画像データが
ビットパラレルに高速で読出される。この場合、画像デ
ータを8ビットパラレルで、かつ125Mbpsの速度で読出
すものとすると、1Gbpsの速度でビットシリアルに読出
すのと等価となり、上述した2時間分の画像データを読
出すのに要する時間は約0.4秒となる。
マスタビデオファイル10には、セレクタ11を介して第
2の蓄積手段としての複数(N個)のテンポラルメモリ
12A〜12Nが接続されている。テンポラルメモリ12A〜12N
は、例えば各ユーザに対して1:1で対応して設けられ、
マスタビデオファイル10に蓄積された最長の番組(例え
ば3時間の映画やオペラ番組)の画像データを蓄積でき
る容量、例えば64k×3,600×3700Mビットの容量を持
つものとする。テンポラルメモリ12A〜12Nはランダムア
クセス機能は必ずしも必要でなく、光ディスクや磁気デ
ィスクまたは大容量半導体メモリのほか、ヘリカルスキ
ャンVTRのようなテープメモリを用いてもよい。
テンポラルメモリ12A〜12Nには、スイッチ回路13を介
してユーザ回路14が接続されている。スイッチ回路13は
読出し状態にあるテンポラルメモリと、それに対応する
ユーザ回線との間を接続するためのものである。ユーザ
回線14としては、例えば前述したように64kbpsのISDN回
線が用いられる。
マスタビデオファイル10とセレクタ11およびテンポラ
ルメモリ12A〜12Nは、制御部20により制御される。制御
部20は切替回路21、発振器22、分周器23、番組名デコー
ド回路26、ユーザテーブル27、読出しシーケンサ28およ
び書込み/読出しシーケンサ29により構成される。
切替回路21はマスタビデオファイル10への書込みクロ
ックのオン/オフと、テンポラルメモリ12A〜12Nへの書
込みクロック/読出しクロックの切替を行う回路であ
り、クロック入力としては分周器23の出力と、ユーザ回
線を介して各ユーザ側から入力されるユーザクロック24
が与えられている。発振器22は例えば250MHzで発振し、
分周器23は発振器22の出力を1/4分周し、125Mbpsに対応
した周波数62.5MHzのクロックを出力する。回線クロッ
ク24は各ユーザ側からユーザ回線を介して供給されるク
ロックであり、各ユーザ間で周波数は同じ(32kHz)で
あるが、位相が互いに異なっている。
ユーザから送られてくる検索要求データ25中の番組名
データは、ユーザが検索画面上で指定した番組を示す番
号の情報であり、マスタビデオファイル10内の当該番組
の番組名を表わすシリアル番号(以下、番組シリアル番
号という)には直接対応していない。そこで、番組名デ
コード回路26は検索要求データ25中の番組名データを番
組シリアル番号に変換してユーザテーブル27に供給す
る。ユーザテーブル27には、検索要求データ25中のユー
ザ番号も入力されている。ユーザ番号は、各ユーザに対
して割り当てられた固有の番号である。
ユーザテーブル27は入力されたユーザ番号と番組シリ
アル番号から第2図に示すようなタイムスケジュール表
を作成し、それに従ってセレクタ11と読出しシーケンサ
28および書込み/読出しシーケンサ29を制御する。
第2図のタイムスケジュール表は、「ユーザ番号」で
示されるユーザにより指定された、「番組シリアル番
号」で示される番組の画像データが、「スタート日時」
で表されるタイミングで、「状態」に従ってマスタビデ
オファイル10からテンポラルメモリ12A〜12Nのいずれか
に転送されるか、またはテンポラルメモリ12A〜12Nから
ユーザ回線14へ伝送されることを表している。
読出しシーケンサ28はマスタビデオファイル10からの
読出し制御と、それに付随する切替回路21の制御を行う
回路であり、書込み/読出しシーケンサ29はテンポラル
メモリ12A〜12Nの書込み/読出し制御を行う回路であ
る。
次に、第1図の画像データベースシステムの動作を説
明する。
今、あるユーザ(Iとする)がある番組についての検
索要求を行うと、そのユーザIからの検索要求データ25
が入力され、ユーザテーブル27において第2図のような
タイムスケジュール表が作成される。このタイムスケジ
ュール表に従って、ユーザIに当てられた「ユーザ番
号」に対応する「状態」が“転送”というモードになる
と、読出しシーケンサ28からの制御により、ユーザIが
指定した番組の画像データがマスタビデオファイル10か
ら読出され、セレクタ11を介してユーザIに対応するテ
ンポラルメモリ(12Iとする)に転送され、書込まれ
る。この転送モードにおいては、読出しシーケンサ28に
より切替回路21が発振器22の出力を分周する分周器23か
らの例えば62.5MHzのクロックを選択して、マスタビデ
オファイル10およびテンポラルメモリ12Iに供給してい
る。従って、マスタビデオファイル10からの画像データ
は、各チャネル毎125Mbpsの速度で8ビットパラレルに
読出され、かつ同じ速度でテンポラルメモリ12Iに転送
されて書込まれることになる。マスタビデオファイル10
はユーザIが指定した番組の画像データの読出しが終了
すると終了信号ENDを出力し、読出しシーケンサ28はこ
れを受け取ってマスタビデオファイル10からの読出し動
作を終了させる。また、テンポラルメモリ12Iは画像デ
ータの書込みを終了すると終了信号ENDを出力し、書込
み/読出しシーケンサ29はこれを受け取ってテンポラル
メモリ12Iへの書込み動作を終了させる。
こうしてユーザIが指定した番組の画像データがテン
ポラルメモリ12Iに書込まれた後、タイムスケジュール
表においてユーザIの「ユーザ番号」に対応する「状
態」が“伝送”というモードになると、書込み/読出し
シーケンサ29からの制御によりテンポラルメモリ12Iか
ら画像データが読出され、スイッチ回路13を介してユー
ザIに対応するユーザ回線へ送出され、ユーザIに向け
て伝送される。この伝送モードにおいては、読出しシー
ケンサ28により切替回路22がユーザIに対応したユーザ
回線を介して入力される32kHzの回線クロックを選択し
て、テンポラルメモリ12Iに供給する。従って、テンポ
ラルメモリ12Iからの画像データの読出しはユーザ回線1
4の伝送レート(この場合、64kbps)に適合した64kbps
の速度で読出されることになる。こうして読出された画
像データは、ユーザ回線14を介してユーザIに向けて伝
送される。この伝送は番組が例えば2時間の映画の場
合、2時間かけて行われる。
ここで、ユーザIに画像データが伝送されている間
に、ユーザIが指定したのと同じ番組に対して他のユー
ザが検索要求を出した場合、上述と同様の動作が行わ
れ、長い待ち時間を要せずにそのユーザに対してその番
組の画像データが伝送される。すなわち、この実施例に
よれば例えば2時間の映画の画像データをマスタビデオ
ファイル10から読出してテンポラルメモリ12A〜12Nの一
つに転送するのに要する時間は、約0.4秒とほとんど瞬
時であり、その後はマスタビデオファイル10から同じ番
組の画像データを再び読出して他のテンポラルメモリに
転送することが可能である。テンポラルメモリ12A〜12N
に一旦画像データが転送された後は、ユーザ回線14の伝
送レートに合わせてゆっくり読出し、各ユーザに向けて
伝送することができる。
従って、例えば新作の人気映画のようにある特定の番
組に対して多数のユーザからの検索要求が同時に生じた
ような場合でも、長い時間を待たせることなく、その要
求に応えることができる。仮に2時間の映画番組に対し
てほぼ同時に100人のユーザから検索要求があった場
合、待ち時間は最大でも100×0.4=40秒である。従来の
ようにマスタビデオファイルからの読出しをユーザ回線
の伝送レートと同じ速度で行った場合、待ち時間を短く
しようとすると同一番組の画像データのファイルを多数
組用意しなければならないが、本発明によればそのよう
な必要はない。勿論、本発明においても特に人気のある
番組については画像データのファイルをマスタビデオフ
ァイル10内に幾つか用意してもよく、それにより待ち時
間は更に短縮されることはいうまでもない。
なお、上記の実施例ではテンポラルメモリ12A〜12Nを
各ユーザに対応させて設けると説明したが、ユーザ数よ
り少ない数のテンポラルメモリを設け、それぞれのテン
ポラルメモリを複数のユーザで時分割で使用してもよ
い。また、同じ時間帯に検索要求を出すユーザ数は画像
データベースの加入ユーザ数より遥かに少ないと考えら
れるので、検索要求のあった都度空いているテンポラル
メモリを使用してもよい。
さらに、他の態様として同一番組に対して多数のユー
ザから検索要求があった場合、その番組の画像データを
異なる複数のテンポラルメモリに分散させて、つまり画
像データを時間方向に複数の区分に分割し、その各区分
を各テンポラルメモリに書き込み、各テンポラルメモリ
の内容を時間をずらせて読出しユーザ回線へ伝送するよ
うにしてもよい。第3図のA〜MはM個のテンポラルメ
モリからの読出しタイミングであり、順次少しずつずれ
ており、テンポラルメモリから各区分の画像データが時
間的に連続するように順次読出される。また、この読出
しが繰り返し行われることにより、最終的に一つの番組
の画像データが伝送される。このようにすると、例えば
2時間の映画番組を伝送する場合、120分÷5分=24個
のテンポラルメモリを備えておけば、24ユーザまで同じ
番組をアクセスでき、待ち時間は最大5分間でよい。こ
の場合、同一番組を同じ時間帯にアクセスできるユーザ
数とアクセス時の待ち時間は、用意するテンポラルメモ
リの数によって決まる。この方式にすると、テンポラル
メモリの総数も少なくて済むし、テンポラルメモリ1個
当たりの容量も最小限で済むという利点がある。
また、上記の実施例ではユーザ回線14の伝送レートを
64kbpsとしたが、これと異なる伝送レート、例えば32kb
ps,384kbps,1.5Mbpsあるいは20Mbpsなどの回線を使用し
てもよい。さらに、ユーザ回線としては伝送レート一定
のもののみでなく、可変レートの回線を使うことも可能
である。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の
実施例においては第1図と同一部分または同一機能を有
する部分には同一符号を付して説明する。
第4図は本発明の第2の実施例であり、第1図におけ
るセレクタ11を省略し、マスタビデオファイル10とテン
ポラルメモリ12A〜12Nとを直接接続している。この場
合、テンポラルメモリ12A〜12Nは書込み許可信号が与え
られた時のみ書込み可能となる構成となっており、図示
しない制御部からの書込み許可信号により制御される。
各テンポラルメモリ12A〜12Nへの書込み許可信号の作成
は、例えば第1図で説明したユーザテーブル27で行えば
よい。
第5図は本発明の第3の実施例であり、マスタビデオ
ファイル10、テンポラルメモリ12A〜12Nとしてそれぞれ
読出し速度、書込み速度がより低速の安価なものを使用
して構成できるようにしたものである。この実施例にお
いては、マスタビデオファイル10から一つの番組の画像
データを読出してテンポラルメモリのいずれかに転送す
る時、読出しおよび転送を連続して行わず、複数回に別
けて間欠的に行う。
マスタビデオファイル10からの読出し速度とテンポラ
ルメモリ12A〜12Nへの転送速度が10Mbpsであり、マスタ
ビデオファイル10内の画像データが64kbpsで符号化され
ているとすると、マスタビデオファイル10からテンポラ
ルメモリへは1秒間の間に10M÷64k=156秒分(約2分
半)の画像データを転送できる。番組が例えば2時間の
映画の場合、マスタビデオファイル10からテンポラルメ
モリ12A〜12Nへの転送に要する時間は全部で48秒となる
ので、マスタビデオファイル10から同一番組の画像デー
タを連続して読出すと、他のユーザの待ち時間が長くな
ってしまう。そこで、本実施例ではテンポラルメモリ12
A〜12Nに1回書込まれた画像データが読出されるのに要
する時間毎に、マスタビデオファイル10からの読出しお
よびテンポラルメモリ12A〜12Nへの転送を行う。例えば
2分に1回、1秒間ずつマスタビデオファイル10から画
像データを読出してテンポラルメモリ12A〜12Nに転送す
る。
テンポラルメモリ12A〜12Nに書込まれた画像データ
は、例えば64kbpsの速度で読出され、バッファ31A〜31N
を介してスイッチ回路13に送られる。バッファ31A〜31N
は、テンポラルメモリ12A〜12Nが2分間に1秒間書込み
を行うためにその間は読出しができないので、その読出
しができない1秒間の分の画像データを保持しておく。
これによりバッファ31A〜31Nからは画像データが連続し
て読出され、ユーザ回線14へ送出される。なお、バッフ
ァ31A〜31Nを設けずに、テンポラルメモリ12A〜12N自体
が64kbpsで読出しを行いながらその合間に書込みができ
る構造としてもよい。この実施例によれば、マスタビデ
オファイル10からの読出し速度が先の実施例より遥かに
低速でよいため、読出しはビットパラレルで行っても構
わない。
この実施例においては、テンポラルメモリ12A〜12Nに
一つの番組の一連の画像データが間欠的に書込まれ、そ
れらが順次読出されるため、一連の画像データを連続し
て書込む場合と異なり、書込み時に書込みアドレスをど
こにするかを管理するアドレス管理が必要となる。この
アドレス管理のために、テンポラルメモリ12A〜12Nのア
ドレス指定を行うアドレスメモリ32A〜32Nが設けられて
いる。アドレスメモリ32A〜32Nは、テンポラルメモリ12
A〜12Nの読出しが終わった領域(アドレス)のうちから
書込み可能なアドレスを求め、次の書込み時にその書込
み可能なアドレスを指定するものである。そのアドレス
指定の方式としては巡回型、ランダム型、2メモリ型等
がある。第6図(a)(b)(c)はそれぞれ巡回型、
ランダム型、2メモリ型のアドレス指定の例を示したも
ので、左端はメモリアドレスを示し、W,W…は1回
目,2回目…の書込み時における書込みアドレスの変化、
R,R…は1回目,2回目…の読出し時における読出し
アドレスの変化をそれぞれ示している。
第6図(a)の巡回型アドレス指定においては、メモ
リ(テンポラルメモリ12A〜12N)に対して1回目の書込
みを行い、引続きその一部を読出した後、まだ読出しを
行っていない残りのアドレスのうち1回目の書込み終了
点に続くアドレスに続けて2回目の書込みを行う。メモ
リのアドレスは、最大アドレスFFの次に00へ戻る。
第6図(b)のランダム型アドレス指定においては、
メモリの読出しが終わった領域の任意の位置にランダム
に書込みを行う。この場合、書込み開始アドレスと終了
アドレスを書込みの度に控えておく必要がある。
第6図(c)の2メモリ型においては、テンポラルメ
モリの各々に2つのメモリM1,M2をそれぞれ用意し、メ
モリM1に書込みを行った後、メモリM2に書込みを行い、
メモリM1からの読出しが完全に終わってメモリM2からの
読出しに移っている間、メモリM1への書込みを行う。こ
の方式は、メモリコストが安価な場合、制御部の回路を
削減できるという利点がある。
なお、上述した第5図の実施例においてユーザ回線14
に可変レートの回線を用いる場合は、テンポラルメモリ
12A〜12Nのメモリ残量は時間に対して可変速度で減少し
ていくため、書込み制御を定レートの場合よりも早めに
行うことが望ましい。
第7図は本発明の第4の実施例であり、マスタビデオ
ファイル10とは別にサブビデオファイル40が設けられて
いる。この実施例ではサブビデオファイル40に対して、
例えばユーザがユーザ回線またはメディアを介して自作
の映像作品などの画像データを書込み(登録)、それを
テンポラルメモリ12A〜12Nに転送し書込むことによっ
て、ユーザ回線14へ伝送することが可能となっている。
スイッチ41はマスタビデオファイル10から読出される画
像データと、サブビデオファイル40から読出される画像
データのいずれかを選択して、テンポラルメモリ12A〜1
2Nに転送する。書込み/消去管理端末42は、サブビデオ
ファイル41に対して無制限に書込みがなされないよう
に、随時または定期的に書込みの許可・消去の管理を行
う。
また、この実施例ではユーザ回線14へのスイッチ回路
13に課金回路(料金計算集計回路)15が付設されてお
り、通信時間、ユーザへの伝送画像データの番組内容等
に応じてユーザ毎にアクセス料金が計算される。一方、
あるユーザがサブビデオファイル41に対して画像データ
を登録する際にも、その内容が例えば他のユーザで使用
される場合などには、登録や使用実績に応じて使用料が
登録者に対して支払われる。あるユーザによりサブビデ
オファイル41に登録された画像データを他のユーザが欲
しない時は、逆にファイル専有料金がその登録をしたユ
ーザから徴収されるようにしてもよく、その場合は内容
や時間に応じて課金がなされることが望ましい。勿論、
サブビデオファイル41に登録される画像データの性質等
によっては、ユーザに対して支払いも課金もなされるこ
とがあり得る。
第8図は本発明の第5の実施例であり、早送りモード
やスローモードなどの駒落としモードでの伝送の要求に
対応できるように構成されている。テンポラルメモリ12
A〜12N内の画像データが駒落としで読出し可能な形式で
書込まれている場合には、テンポラルメモリからの読出
しを飛び越し走査で行うことにより、今までの実施例と
同様に64kbpsの伝送レートで早送りモードの画像データ
を伝送することができる。これに対して、第8図の実施
例ではテンポラルメモリ12A〜12Nでの画像データ書込み
形式を特に変えること無く、駒落としモードでの伝送を
可能にしている。
すなわち、駒落としモードで伝送する場合はスイッチ
51によりマスタビデオファイル10またはテンポラルメモ
リ12A〜12Nのいずれかから読出された画像データが復号
化回路52で復号化され、次いで符号化回路53で必要数の
駒落とし処理とともに符号化がなされる。この際、サブ
テンポラルメモリ54を設けておき、復号化回路52および
符号化回路53の処理を高速で行ってサブテンポラルメモ
リ54に書込み、その後ユーザ回線14に適合した速度で読
出すようにすると、復号化回路52や符号化回路53を他の
画像処理にも利用することができる。スイッチ51、復号
化回路52、符号化回路53およびサブテンポラルメモリ54
は、全ユーザ数だけ設ける必要はなく、駒落としモード
での伝送要求を同時に出す可能性のあるユーザ数だけ設
ければよい。
第9図は本発明の第6の実施例であり、画質の異なる
二つのモードでの画像データの伝送サービスと、ビデオ
テープやビデオディスクによるビデオソフトの宅配サー
ビスなどをできるようにした画像データベースシステム
である。
この実施例ではユーザ回線として、今までの実施例と
同様の例えば伝送速度64kHzのISDN回線14と、例えば最
大140Mbps,平均20Mbpsの可変伝送レートのATM伝送方式
によるB・ISDN回線61が用意され、これに対応して新た
に高画質伝送用テンポラルメモリ60A〜60Nが追加されて
いる。この図では第1図におけるセレクタ11を省略して
いるが、同様のセレクタを設けてもよいし、第4図で説
明したようにテンポラルメモリを外部からの書込み許可
信号により制御する構造として、セレクタを省略しても
よい。マスタビデオファイル10からテンポラルメモリ12
A〜12Nへの画像データの転送・書込みとテンポラルメモ
リ12A〜12Nからの画像データの読出し・伝送の動作は、
例えば第1図に示した実施例と同様である。また、マス
タビデオファイル10から高画質伝送用テンポラルメモリ
60A〜60Nへの画像データの転送・書込みと、テンポラル
メモリ60A〜60Nからの画像データの読出しおよびユーザ
回線60への伝送も、速度が異なる以外は基本的に同様で
ある。
また、マスタビデオファイル10にはオートダビングシ
ステム62が接続されている。テープ/ディスクラック63
は録画済みのビデオテープやビデオディスクを多数収容
したものであり、検索要求によって指定されたテープや
ディスクをラックから取出せるようになっている。配送
センサ65では、オートダビングシステム62でダビングさ
れたビデオテープまたはビデオディスクを伝票印刷機64
からの請求伝票とともにユーザに配送する。制御部66は
第1図に示した制御部20の機能に加え、検索要求データ
25にビデオソフト宅配要求が含まれている場合には、オ
ートダビングシステム62、テープ/ディスクラック63お
よび伝票印刷機64を適宜制御する。
この実施例における具体的な動作例を説明する。マス
タビデオファイル10には第12図に示すような形式で画像
データが記録されている。例えばVIDEO1,VIDEO2,…には
映画等の番組の全内容を圧縮せずに符号化したNTSCベー
スまたはHDTV(高精細TV)クラスの高画質の画像データ
が格納され、VIDEO1簡略,VIDEO2,簡略…にはその映画の
簡略版の画像を64kbpsで符号化した画像データが格納さ
れている。
今、あるユーザIから64kbpsで符号化された簡略版の
映画の画像が見たいとの要求が出され、検索要求データ
24がスイッチ回路13を介して制御部66に入力されると、
マスタビデオファイル10からその画像データが読出され
る。マスタビデオファイル10から読出された画像データ
は、ユーザIに対応したテンポラルメモリ12Iに書き込
まれた後、直ちに64kbpsのレートで読出され、ISDNのユ
ーザ回線14を介してユーザIに伝送される。
ユーザIは伝送レート64kbpsのISDNと、B・ISDNの両
方のサービスを受けられる状態にあるものとし、この簡
略版の画像を見て約3分以内に、圧縮されていないより
高画質の画像を見たいとの判断をすると、その旨の要求
を出す。ユーザIがこの要求を出すと、検索要求データ
24に基づく制御部66からの制御によりマスタビデオファ
イル10から、圧縮せずに符号化されたNTSCベースまたは
HDTVクラスの高画質の画像データが高速で読出され、ユ
ーザIに対応した高画質モード用テンポラルメモリ(60
Iとする)に書込まれる。テンポラルメモリ60Iに書込ま
れた画像データは、ATM伝送によりB・ISDNのユーザ回
線61を介してユーザIに転送される。
一方、B・ISDNのサービスを受けられないユーザその
他のユーザがビデオテープやビデオディスクといったビ
デオソフトでの供給を受けたい旨の要求を出すと、その
時の検索要求データ24に基づいて制御部66からの制御に
より、要求されたビデオソフトのタイトルやユーザ宛先
が伝票印刷機64で印字され、配送センタ65に送られる。
そして、テープ/ディスクラック63にユーザから要求の
あったビデオソフトの在庫がある場合は、そのビデオソ
フトがラック63から取り出され、配送センタ65へ送られ
る。テープ/ディスクラック63に該当するビデオソフト
の在庫が無い場合は、ユーザは取り寄せ要求、ダビ
ング要求のいずれかの要求を出すことができ、の場合
は直ちにマスタビデオファイル10から該当する番組の画
像データが読出され、オートダビングシステム62におい
てテープまたはディスク上にダビングされた後、配送セ
ンタ65に送られる。これにより在庫のないビデオソフト
についても、ユーザは取り寄せの場合のように数日ある
いはそれ以上もの長期間待たされることなく入手するこ
とができる。
また、映画などのビデオ映像のみでなく、ニュースや
ノンフィクションなどの画像データをマスタビデオファ
イル10に格納しておき、ユーザからの要求により例えば
1990年5月5日の18:00〜のニュースを検索し、そのハ
ードコピーを例えばポイント1800〜1850というように指
定すれば、その指定部分が同様にしてテープやディスク
にダビングされる。ユーザはこうしてダビングされたニ
ュース等の画像をその場で入手するか、または宅配サー
ビスにより入手することができる。
上記実施例において、課金は宅配時の代金引き替えで
もよいし、自動または手動の口座振替えのいずれも可能
である。
第10図は本発明の第7の実施例であり、ビデオファイ
ル70は今までの実施例におけるマスタビデオファイルま
たはマスタビデオファイルより所望の番組の画像データ
が転記されたテンポラルメモリに相当する。このビデオ
ファイル70は例えば第11図に示す光ディスク75を多数有
し、各ディスク75に対して複数の読出しヘッド76A〜76L
が光ディスク75の半径方向に少しずつ間隔を置いて設け
られている。
読出しヘッド76A〜76Lはそれぞれ光ディスク75の半径
方向に分割されたL個の領域上に記録されている画像デ
ータをそれぞれ読出すためのもので、光ディスク75上を
半径方向に同時に移動しつつ、光ディスク75上の割り当
てられた各領域に記録されている画像データを読出す。
例えば光ディスク75に2時間の映画の画像データが記録
されており、また読出しヘッド76A〜76Lの数がL=40と
すると、読出しヘッド76A〜76Lは120÷40=3分の画像
データがそれぞれ記録されたL個の領域について読出し
を行い、その読出しを終了すると再び同じ領域を最初か
ら読出す。そして、なお、光ディスク75上の画像データ
は、例えば64kbpsのレートで符号化されているものとす
る。
ビデオファイル70から読出された各3分間ずつの画像
データ71A〜71Lは、分配器73を介してL組のユーザ回線
群74A,74B…に分配され、ユーザに伝送される。すなわ
ち、あるユーザ回線群74Aに注目すると、最初は番組の
冒頭3分間の画像データ71Aが送出され、次いで分配器7
3の切替えにより次の3分間の画像データ71Bが送出され
る。以下、3分間の読出しが行われる毎に、分配器73が
切替わり、ユーザ回線群74Aに検索要求のあった特定の
番組の画像データが連続して送出される。他のユーザ回
線群74B…に対しても、それぞれ他のユーザ回線群に対
して3分ずつずれた画像データが送出される。すなわ
ち、この実施例ではビデオファアル70に蓄積された同一
番組の画像データが例えば3分という時間差でL個の時
間帯に読出され、その各時間帯に読出された画像データ
が複数のユーザに伝送される。
また、この実施例ではユーザ回線群74A,74B…はそれ
ぞれ複数の回線を含んでおり、例えばユーザ回線群74A
は3つの回線、74Bは4つの回線を含んでいる。ある時
点では画像データ71Aがユーザ回線群74Aの3つの回線に
同時に送出され、3ユーザに同時に供給されることにな
る。このとき画像データ71Bはユーザ回線群74Bの4つの
回線に同時に送出され、4ユーザに同時に供給される。
ユーザ回線群74Bに接続されたユーザは、74Bに接続され
たユーザより、3分間遅れて番組を見始めることにな
る。
このようにすると、人気映画のように頻度の多い検索
要求に対して、最大3分の待ち時間で画像データを提供
することができる。分配器73は例えば番組の冒頭3分間
の部分の画像データを読出す読出しヘッド76Aが冒頭部
分の先頭の画像データを読出し始める時点で、新規に検
索要求のあったユーザ数だけユーザ回線群74A〜74Lへの
接続を行う。従って、この実施例によれば人気の高い番
組の映像を非常に多くのユーザが受信することができ
る。
なお、第10図における短期映像発生器72は上述した3
分間の待ち時間を埋めるための画像データを発生する回
路であり、この短期映像発生器72からの画像データは、
分配器73を介して待機状態にあるユーザ回線へ送出され
る。この画像データによって与えられる短期映像として
は、簡単な案内や待ち時間の残り時間を示す画像などそ
の他の情報が考えられる。このような画像の表示によ
り、検索要求を出してから受信待機状態にあるユーザが
退屈したり、希望の番組がいつ届くのか分からずに不安
を抱くというような問題を解決することができる。
次に、ユーザ側における検索方法について説明する。
第13図は検索のための操作部の例であり、ビデオ映像
(主として映画)、ニュース、その他等のジャンルを選
ぶためのジャンル選択キー101と、メニュー画面を移動
させるためのスティック102およびメニュー画面の順送
り、逆送りおよび順方向と逆方向の高速送りのための送
りキー103等が備えられている。
第14図(a)(b)(c)は、検索時にTV画面上に表
示されるメニュー画面の具体例を示している。第14図
(a)では、最近ビデオ公開された映画その他の番組の
タイトルなどが表示されている。ジャンル選択キー101
を操作すれば、メニュー画面は他のニュース番組名など
に切り替わる。第14図(b)では、番組のタイトルのみ
でなく、その番組の見せ場などが動画としてウィンドウ
形式で表示され、スティック102やキー103などの操作に
よりウィンドウが次々と移動していく。このウィンドウ
表示においては、最も左下にある最大の画面がフル動画
となっているが、その右上に表示されている画面は左下
の画面の影に一部が隠れているため、フル動画の一部が
表示されるとともに、見える部分になるべく多くの情報
が表示されるように加工された画像となっている。ま
た、タイトルのみでなく、図のようにジャンル等を象徴
的に表わす絵記号等を表示することもできる。第14図
(c)では、各種の番組のタイトルや、静止画または動
画がマルチ画面として一つのメニュー画面上に同時に表
示されている。
このように本発明により、検索要求が集中する番組に
ついても長い時間待たせることなくユーザに画像データ
をサービスすることができ、またマスタビデオファイル
内に同じ番組の画像データを多数蓄積しておく必要がな
いのでマスタビデオファイルの負担が軽くなる。
また、本発明ではユーザやデータベース毎にアクセス
時間等により異なった課金を行ったり、ユーザからの指
示信号により途中で画像データの送出を停止するリセッ
ト機構を設けることによって、使用状況に応じたきめ細
かい合理的な課金を行うことができる。さらに、本発明
は基本的に分散処理が可能であることから、ダイナミッ
クな検索、移動的検索やオートダビング等のより優れた
インタフェースを提供できる。
本発明は上述した実施例に限定されるものでなく、種
々変形して実施が可能であり、例えば第1〜第7の実施
例に記載した技術を適宜組み合わせて実施することがで
きる。具体的には例えば第1図や第9図のシステムを基
本として、それに特に人気の高い映画などのサービス専
用に第10図に示した装置を組み合わせると極めて効率的
なシステムとなる。
実施例で説明したマスタビデオファイルやテンポラル
メモリの構成、ユーザ回線の方式、伝送レート等はあく
まで一例に過ぎず、種々変更することができる。例えば
第10図におけるビデオファイル70は、第1図等における
マスタビデオファイル10に対して補助的に設けるものと
すれば、光ディスク等の動的記録媒体を用いたものでな
く半導体メモリを用いても良く、その場合前記のように
時間をずらせた複数の時間帯に画像データを読出す制御
はより容易となる。
また、実施例では主として最も情報量の多い動画像の
画像データベースシステムについて説明したが、マスタ
ビデオファイル内にあるいは別のファイル内に文字画面
や簡易図形、あるいは画像以外の各種データベースを組
み入れ、これらを動画と合わせて、あるいは独立に、ユ
ーザからの要求に応じて伝送するようにしてもよい。こ
れら動画以外の情報は、情報量としては動画に比較して
格段に少ないので、システム全体としては僅かなコスト
の追加によって付加機能の大幅アップを図ることができ
る。
さらに、実施例では画像データに付随する音声データ
については言及しなかったが、マスタビデオファイルや
テンポラルメモリあるいは他の音声用記録媒体等に音声
データを画像データとは別に蓄積しておくか、または画
像と音声のデータを多重化して蓄積しておき、検索要求
に対して画像データと合わせてまたは多重化したまま伝
送すれば良い。
[発明の効果] 本発明の画像データベースシステムによれば、検索要
求が集中するような人気の高い映画などの番組について
も、長い時間待たせることなくユーザに画像データを提
供することが可能である。しかも、マスタビデオファイ
ル内に同じ番組の画像データを多数蓄積しておく必要は
ないため、それだけマスタビデオファイルの負担をさら
にテンポラルメモリの総数及びテンポラルメモリ1個当
たりの容量も最小限で済むため、システムを経済的に構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第2
図は第1図におけるユーザテーブルの構成を説明するた
めの図、第3図はテンポラルメモリからの読み出しタイ
ミングを説明するための図、第4図は本発明の第2の実
施例を示すブロック図、第5図は本発明の第3の実施例
を示すブロック図、第6図は第3の実施例の動作を説明
するための図、第7図は本発明の第4の実施例を示すブ
ロック図、第8図は本発明の第5の実施例を示すブロッ
ク図、第9図は本発明の第6の実施例を示すブロック
図、第10図は本発明の第7の実施例を示すブロック図、
第11図は第10図におけるビデオファイルの構成を説明す
るための図、第12図はマスタビデオファイル内の画像デ
ータの記録形式を示す図、第13図はユーザ側での番組検
索のための操作部の具体例を示す図、第14図は番組検索
のためのメニュー画面の表示例を示す図である。 10……マスタビデオファイル(第1の蓄積手段)、11…
…セレクタ、12A〜12N……12A〜12N(第2の蓄積手
段)、13……スイッチ回路、14……ユーザ回線、15……
課金回路、21……切替回路、22……発振器、23……分周
器、24……回線クロック、25……検索要求データ、26…
…番組名デコード回路、27……ユーザテーブル、28……
読出しシーケンサ、29……書込み/読出しシーケンサ、
31A〜31N……バッファ、32A〜32N……アドレスメモリ、
40……サブビデオファイル、41……スイッチ、42……書
込み/消去管理端末、51……スイッチ、52……復号化回
路、53……符号化回路、54……サブテンポラルメモリ、
60A〜60N……高画質用テンポラルメモリ、61……ユーザ
回線、62……オートダビングシステム、63……テープ/
ディスクラック、64……伝票印刷機、65……配送セン
タ、66……制御部、70……ビデオファイル(蓄積手
段)、71A〜71L……画像データ、72……短期映像発生
器、73……分配器、74A,74B……ユーザ回線群、75……
光ディスク、76A〜76L……読出しヘッド。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の番組の画像データを蓄積する第1の
    蓄積手段と、 前記第1の蓄積手段からユーザからの要求により指定さ
    れた番組の画像データを高速で読出す読出し手段と、 複数のメモリからなる第2の蓄積手段と、 前記第1の蓄積手段から読出された同一番組の画像デー
    タを時間方向に複数の区分に分割し、分割した各区分の
    画像データを前記第2の蓄積手段の各メモリに書き込む
    手段と、 前記第2の蓄積手段の各メモリに蓄積された各区分の画
    像データを時間的に連続するように順次低速で読出して
    送信する送信手段とを具備することを特徴とする画像送
    信装置。
  2. 【請求項2】前記第1の蓄積手段に蓄積されている画像
    データは圧縮されていることを特徴とする請求項1記載
    の画像送信装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の画像送信装置
    と、 この画像送信装置から送信された画像データを受信する
    画像受信装置とからなることを特徴とする画像送受信装
    置。
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