JPH0823101A - 薄膜トランジスタ素子およびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタ素子およびその製造方法

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JPH0823101A
JPH0823101A JP2207293A JP2207293A JPH0823101A JP H0823101 A JPH0823101 A JP H0823101A JP 2207293 A JP2207293 A JP 2207293A JP 2207293 A JP2207293 A JP 2207293A JP H0823101 A JPH0823101 A JP H0823101A
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JP
Japan
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film
thin film
forming
channel region
insulating film
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JP2207293A
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English (en)
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Hiroshi Takahashi
寛 高橋
Yoshikazu Kojima
芳和 小島
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/786Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film
    • H01L29/78642Vertical transistors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多結晶薄膜トランジスタ素子の電気特性の向
上と集積化を目的とする。 【構成】 多結晶薄膜トランジスタは多結晶半導体層と
絶縁層と導電層とを有する少なくとも三層構造からな
る。多結晶半導体層にはチャネル領域が形成されてい
る。絶縁層はゲート絶縁膜を構成する。又、導電層はパ
タニングされておりゲート電極を構成する。この多結晶
薄膜トランジスタ素子は、少なくともチャネル領域とゲ
ート絶縁膜との間で平坦化された界面を有する。この平
坦化によりチャネル領域の電荷移動度が改善できる。チ
ャネル領域の平坦化は、多結晶半導体層の形成前の表面
を平坦に形成するとともに、多結晶半導体層および絶縁
層を平坦に形成することによってなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMIS(Metal−I
nsulator Semiconductor)トラ
ンジスタ素子とその製造方法に関する。特に、多結晶シ
リコンを用いた薄膜トランジスタ素子(以下TFTと称
する)とその製造方法に関する。より詳しくは、薄膜ト
ランジスタ素子のチャネル領域界面構造に関する。
【0002】
【従来の技術】TFTは基板選択に自由度があり、又、
比較的大面積を有する装置に適しているので、近年益々
利用範囲が広がっている。図20にTFTを利用したア
クティブマトリクス型液晶表示装置の一例を示す。この
装置はマトリクス状に配列した液晶画素101から構成
されている。各画素101には駆動用のTFT102が
対応して設けられている。個々のTFT102のゲート
電極はスキャンライン103に接続され、ソース電極は
データライン104に接続され、ドレイン電極は画素電
極106に接続されている。スキャンライン103を線
順次走査しTFT102を選択するとともに、データラ
イン104を介して映像信号を画素101に書き込むも
のである。
【0003】図21にアクティブマトリクス型液晶表示
装置の断面構造を示す。ガラス基板105の上にはTF
T102と画素電極106とが形成されている。また対
向基板107の内表面には共通電極108が形成されて
いる。両基板の間に液晶109が挟持されており、画素
電極106と共通電極108との間で画素を規定する。
TFT102は半導体層110と絶縁層111と導電層
112とからなる3層構造を有している。パタニングさ
れた半導体層110にはチャネル領域ch、ソース領域
S、及びドレイン領域Dとが形成されている。この半導
体層110は例えば非晶質シリコンあるいは多結晶シリ
コンからなる薄膜である。それ故、この薄膜トランジス
タ素子はTFTと呼ばれている。又、絶縁層111はゲ
ート絶縁膜OXを構成しており酸化膜等からなる。さら
に、パタニングされた導電層112はゲート電極Gを構
成している。
【0004】上述した液晶表示装置では表示画像の高精
細化および高速化を図る為画素の微細化および高速動作
が課題になっている。この為、TFT自体も微細化およ
び高移動度化する必要がある。特に、多結晶シリコンT
FTは非晶質シリコンTFTに比べ、電流駆動能力が1
桁以上高いために、駆動回路内蔵の小型高細精、高速駆
動の表示装置を実現できる。このため駆動回路は多結晶
シリコンTFTで形成できる。
【0005】図22に従来の他のTFTの利用例を示
す。本例はSRAMである。最近ではメモリ容量の増大
化の為4M SRAMの開発が盛んに行なわれている。
集積化を進めると待機時の消費電力削減が重要な課題に
なる。この為、メモリセルの完全CMOS化が必要にな
る。なお、MOS(Metal Oxide Semi
conductor)トランジスタは薄膜トランジスタ
の1種であり、特にゲート絶縁膜として酸化膜を用いた
ものである。又CMOSは相補型を意味しP型のMOS
トランジスタ(PMOS)とN型のMOSトランジスタ
(NMOS)との組み合せからなる。図22に示すよう
に、4M SRAMは完全CMOS化されたメモリセル
201を基本として構成されている。このメモリセル2
01は一対のインバータ202及び203とから構成さ
れている。各インバータがCMOSからなる。メモリセ
ル201は一対のスイッチングトランジスタ204、2
05を介してビットライン206に接続されている。ス
イッチングトランジスタ204、205はワードライン
207に接続されている。ワードライン207で個々の
メモリセル201を選択し、ビットライン206を介し
て二値データを書き込んだり読み出したりする。
【0006】図23にインバータ202の構成を示す。
図から明らかなように、インバータ202はゲート電極
を共通にしてPMOSとNMOSを直列に接続したもの
である。図24に典型的なCMOS構造を示す。シリコ
ン単結晶からなるP型の半導体基板208の表面にはN
MOSが形成されている。このNMOSは基板208の
表面に設けられたN+ 型のソース領域及びドレイン領域
とゲート酸化膜OXとゲート電極Gとから構成されてい
る。ソース領域とドレイン領域との間にチャネル領域c
h1が設けられる。一方、PMOSは基板208に設け
られたNウェル209を利用して形成される。このPM
OSはP+ 型のソース領域及びドレイン領域とゲート酸
化膜OXとゲート電極Gとからなる。ソース領域とドレ
イン領域との間にチャネル領域chが形成される。
【0007】このように、TFTの利用前にはNMOS
とPMOSは同一平面上で隣接して設けられていた。し
かしながら、同一平面を利用している限り高集積化には
限界がある。そこで、図25に示す積層型のCMOSが
最近提案されている。図示する様に、PMOSは従来と
同様にシリコン単結晶からなる半導体基板208の表面
に形成されている。一方、NMOSはTFTとしてPM
OSの上に重ねられた構造となっている。この様にすれ
ば、基板面積利用率が約2倍に向上する。NMOSは導
電層210と絶縁層211と半導体層212とから構成
されている。パタニングされた導電層210はゲート電
極Gを構成し、NMOSとPMOSとで共通に用いられ
る。又、絶縁層211は例えば二酸化シリコンからなり
ゲート絶縁膜OXを構成している。
【0008】また、半導体層212はチャネル領域ch
2を構成している。その両側に、N+ 型のソース領域S
及びドレイン領域Dが設けられる。なお、PMOSのチ
ャネル領域はch1として表わされている。半導体層2
12は例えば多結晶シリコン薄膜あるいは非晶質シリコ
ン薄膜からなる。先に説明したアクティブマトリクス型
液晶表示装置に用いられるTFTと同様に、SRAMに
用いられるTFTも一層の微細化および高速動作が要求
されている。近年、シリコン薄膜も益々薄くなってきて
いる。例えば、1μmから0.1μmまで薄くなってき
ている。なお、0.1μmは100nmであり又1000
Åに相当する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、TF
Tでは一般に多結晶シリコン薄膜あるいは非晶質シリコ
ン薄膜が用いられている。しかしながら、半導体材料と
して見ると非晶質や多結晶は単結晶に比べて性能が劣っ
ている。例えば、端的に電荷移動度で比べると、単結晶
シリコンが500cm/Vsec程度であるのに対して、多結
晶シリコンはこれより1桁以上小さい。さらに、非晶質
シリコンは多結晶シリコンに比べて1桁ないし2桁小さ
い。この移動度の相違は材料に含まれる結晶粒径と粒界
の欠陥に起因している。即ち、粒径が大きい程、即ち、
単結晶に近づく程電荷移動度が高くなり特性的に優れた
TFTが得られる。一方、膜形成の面から見ると、非晶
質シリコンは590℃以下の比較的低温で成膜でき、多
結晶シリコンは600℃以上の比較的高温で成膜でき
る。従って、単結晶トランジスタの移動度に近い高駆動
能力の薄膜トランジスタとしては、非晶質シリコンTF
Tより多結晶シリコンTFTの方が優れている。しか
し、多結晶シリコンTFTにおいても単結晶シリコント
ランジスタの1桁以下の移動度である。そこで、従来
は、移動度を大きくするために、粒径を大きくする方法
と粒界の欠陥を不活性化する方法が開発されてきてい
る。この二つの方法は次のような論文に記載されてい
る。
【0010】しかし、今までの方法には問題があった。
例えば、アニール処理などによって粒径を大きくする方
法の場合、トランジスタの電気特性のトランジスタサイ
ズ依存性が大きいという問題がある。粒径がトランジス
タのチャネル領域のサイズと同程度以上になると、チャ
ネル領域はほぼ単結晶で形成されるために移動度は高く
なる。しかし、大きなサイズのトランジスタの場合、チ
ャネル領域内に複数の粒界を含んでしまうために移動度
は小さくなってしまう。すなわち、移動度のサイズ依存
性をなくすためには、最小トランジスタのサイズを粒径
以上にする必要がある。一方、単結晶に近づけるために
は粒径を大きくする必要がある。従って、粒径を大きく
する方法は最小トランジスタサイズを小さくできないと
いう問題がある。また、チャネル領域内に粒界が少ない
場合、同一チップ内に形成される同一パターンのトラン
ジスタと特性が大きく異なってしまう問題もある。TF
Tの特性は粒界の数によって大きく異なる。
【0011】従って、同一な特性で形成される集積回
路、特にアナログ回路を含む集積回路の実現は困難であ
る。また、粒径を大きくする方法としては、レーザーア
ニールなど高温アニールを行う方法と、非晶質シリコン
薄膜を成膜した後、アニール処理を施し多結晶化を図る
方法がある。しかしながら、シリコンの再結晶速度は面
方位に依存している。例えば、100面方位と111面
方位では再結晶速度が大きく異なる。その表面状態は極
めて粗い。これは、多結晶シリコン膜には、面方位の異
なる微結晶が複数存在し、アニール処理によって結晶化
または再結晶化したときの各面方位の結晶成長速度が面
方位によって異なるために、このような大きな凹凸が表
面に現れる。
【0012】前述したように、TFTに用いられるシリ
コン薄膜の厚みは例えば100nm程度まで小さくなって
きている。これに対して、その表面には例えば20nm程
度の凹凸が残されている。このような大きな凹凸はゲー
ト酸化膜の薄膜化を困難にする。従って、トランジスタ
の形状においても、微細化による高密度化が困難にな
る。
【0013】もう1つの移動度を大きくする方法である
粒界の欠陥の不活性化においては、完全に不活性化でき
ないために、特性の向上に限界がある。また、不活性化
のために導入される水素は非常に揮発しやすい性質であ
るために、不活性化後の熱処理や時間経過にともなって
揮発し、不活性度が低下するため、信頼性において問題
とならないように制御する事は容易ではない。そこで、
本発明は半導体層とりわけ半導体薄膜の表面状態を改善
し薄膜トランジスタとりわけTFTの電気特性を向上す
る事を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、多結晶薄膜トランジスタにおいて、チ
ャネル領域を構成する多結晶シリコン半導体層とゲート
電極を構成する導電層とチャネル領域とゲート電極との
間のゲート絶縁膜を構成する絶縁層とから構成するとと
もに、チャネル領域とゲート絶縁膜との間の界面を平坦
化する構成とした。平坦化は、チャネル領域を構成して
いる多結晶半導体層が薄膜である程効果があり、具体的
には多結晶半導体層が0.5μm以下の場合、その平坦
化を表わす界面の凹凸の大きさを約30Å以下とした。
平坦化するための製造方法は、研磨、キャップ膜による
縦方向への再結晶成長防止によってなされる。
【0015】
【作用】上記のように構成された薄膜トランジスタにお
いては、チャネル領域を流れる電荷が散乱確率低く動く
ことができる。その結果、大きな電流を流すことができ
る。また、上記のように形成する薄膜トランジスタの製
造方法においては、凹凸の大きな多結晶半導体表面を研
磨により平坦化することができる。また、凹凸の小さな
非晶質半導体表面にキャップ膜を形成して再結晶化して
多結晶半導体薄膜にすることにより、膜厚方向への再結
晶化による凹凸発生を防止して平坦化表面を維持する。
【0016】
【実施例】上述した本発明の目的を達成するために、講
じられた実施例を以下に説明する。図1は本発明にかか
る薄膜トランジスタの基本的な構成を示している。図示
するように、本薄膜トランジスタ素子は、半導体層1と
絶縁層2と導電層3とを有する少なくとも三層構造から
なる。この三層構造は下地膜4を介して支持基板5の上
に形成されている。下地膜4は例えばSiO2 からなり
支持基板5は単結晶Siからなる。半導体層1にはチャ
ネル領域chとその両側のソース領域S及びドレイン領
域Dとが形成されている。この半導体層1は例えば下地
膜4の上に堆積された半導体薄膜からなる。又、この半
導体層1は多結晶シリコンを用いて構成される。一方、
導電層3はパタニングされておりゲート電極Gを構成す
る。導電層3の材料としては例えば多結晶シリコン薄膜
が用いられる。半導体層1と導電層3との間に介在する
絶縁層2はゲート絶縁膜OXを構成する。このゲート絶
縁膜OXは例えば二酸化シリコン薄膜からなる。かかる
積層構造を有するTFTは保護膜6により被覆されてい
る。
【0017】本発明の薄膜トランジスタは、チャネル領
域Chが多結晶で形成されている。即ち、チャネル領域
Chには、異なった面方位の複数の結晶子が存在してい
る。ソース領域Sおよびドレイン領域Dは、基本的に電
気抵抗の小さい膜であれば、半導体でも金属でも良い。
【0018】本発明の特徴事項として、薄膜トランジス
タ素子は、少なくともチャネル領域chとゲート絶縁膜
OXとの間で平坦化された界面7を有する。例えば、平
坦化界面7は数nm程度の表面粗さとなっており凹凸が実
質的に除去されている。半導体層1を構成する薄膜の厚
みを100nm程度まで縮小したとしても、その表面粗さ
を数nmにまで抑える事ができ、相対的に見て極めて平坦
な面を備えているといえる。図2、3、4に一般的な異
なる結晶状態の表面形状を示す斜視図を示す。
【0019】図2は非晶質シリコン膜、図3は多結晶シ
リコン膜、図4は単結晶シリコンの表面形状を示してい
る。このデータはAtomic Force Micr
oscopy(AFM)によって観測した。図2、3、
4から明らかなように、非晶質シリコン膜および単結晶
シリコンにおいては、トランジスタサイズ範囲で凹凸は
約2nm以下と非常に平坦に形成できる。しかし、今ま
で一般的な方法で形成された多結晶シリコン膜において
は、約10nm以上の凹凸が存在している。多結晶シリ
コン膜の下側(下地)の面は平坦にもかかわらず約10
nm以上の凹凸が存在する。この大きな凹凸は多結晶だ
から存在するものである。即ち、薄膜形成の時に異なる
面方位の複数の結晶子が各々核成長する事によって生じ
る。従って、例えば600℃で形成した多結晶膜をさら
に熱処理する事によって再結晶化が進み、さらに、凹凸
が大きくなる。
【0020】図5は、非晶質シリコン膜を900℃1時
間の熱処理で再結晶化した多結晶シリコン膜の表面状態
を示す図である。非晶質シリコン膜を熱処理を行って結
晶化すると効率よく結晶化が進む。従って、図5のよう
に凹凸が約20nmと大きくなる。即ち、熱処理によっ
て粒径を大きくすると、その表面の凹凸も大きくなる。
また、一般的に多結晶シリコン薄膜トランジスタの場
合、ゲート絶縁膜2として品質の良いと考えられている
熱酸化膜が用いられている。従って、多結晶シリコン膜
の凹凸は、この熱酸化工程によっても大きくなってしま
う。熱酸化速度は、結晶の面方位によって大きく異なっ
ているためである。
【0021】本発明は、この界面7を平坦化するために
は、例えばイオンインプランテーション又はイオン注入
を行なう。あるいは、研磨処理を行なう事により平坦化
する。さらには、薄膜のアニールを行なう際キャップ被
膜を施して突起の成長を防止しても良い。いわゆるキャ
ッピングである。
【0022】トランジスタサイズ、例えば、1μm角の
領域において、界面7の凹凸の数nm以下にするために
は、その下に設けられている下地層4および支持基盤5
の表面の凹凸も数nm以下にする必要がある。以上のよ
うに界面7を数nm以下の凹凸にする事により、薄膜ト
ランジスタの電流駆動能力を5倍以上向上できる。
【0023】さらに、本発明の薄膜トランジスタは、粒
径にかかわらず大きな効果が得られる。即ち、生産上特
性のばらつきの少ない10個以上の結晶をチャネル領域
に持つ薄膜トランジスタにおいても大きな効果がある。
図1に示したTFTはいわゆる正三層構造を有してい
る。即ち、上の導電層3と中間の絶縁層2と下の半導体
層1とがこの順に重ねられている。この型のものは、例
えば多結晶シリコンTFTとしてアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動用基板に用いられる。
【0024】図6に他の構成例を示す。なお、理解を容
易にする為に図1と同一の構成要素については同一の参
照番号あるいは参照符号を付している。図1に示す正三
層構造と異なり、本例は逆三層構造となっている。即
ち、上の半導体層1と中間の絶縁層2と下の導電層3と
がこの順に重ねられている。この逆三層構造のTFT
は、例えば前述したSRAMに応用可能である。本例に
おいても、チャネル領域chとゲート絶縁膜OXとの間
の界面7は同様な手段により平坦化されている。加え
て、ゲート絶縁膜OXとゲート電極Gとの間の界面8も
平坦化されている。従って、ゲート絶縁膜OXも平坦化
されている。逆三層構造とした場合、製造プロセスがゲ
ート電極G、ゲート絶縁膜OX、チャネル領域chの形
成順になる。界面8の表面状態が後で形成される界面7
の表面状態に影響を及ぼす事になる。従って、製造工程
上、下側の界面8をラフにしたままで上側の界面7を平
坦化する事は困難な面がある。そこで、あらかじめ界面
8を平坦化し次に重ねて界面7を平坦化するようにすれ
ば良い。特に、ゲート電極Gが多結晶薄膜出形成されて
いる場合、その表面となる界面8の凹凸は10nm以上
大きくなる。また、ゲート電極Gは導電膜である必要が
ある。従って、ゲート電極Gとして高濃度の多結晶シリ
コン膜を用いた場合には、その表面の凹凸は、低濃度の
多結晶シリコン膜の凹凸に比べ非常に大きくなる。高濃
度の多結晶シリコン膜の場合、非常に粒径が大きくな
り、その表面の凹凸も大きくなってしまう。従って、1
20atoms/立方cm以上の不純物を含んだ高濃度
多結晶シリコン膜の場合には、平坦化のプロセスによ
り、その表面の凹凸を2nm以下にする必要がある。ま
た、できれば、ゲート電極Gとしては単結晶もしくは、
1020atoms/立方cm以下の濃度の多結晶シリコ
ン膜が好ましい。
【0025】図7に別の構成例を示す。なお前述した例
と同一の構成要素については同一の参照番号あるいは参
照符号を付して理解を容易にしている。この例はいわゆ
るダブルゲート構造あるいは二重三層構造である。即
ち、中間の半導体層1の上下には一対の絶縁層21,2
2が配置されている。さらにその上下には一対の導電層
31,32が形成されている。このようにすると、中間
のチャネル領域chは両側からゲート絶縁膜OX1,O
X2を介して一対のゲート電極G1,G2により挟まれ
た形になる。この構造は、界面を2つ所有している。従
って、2つの界面を平坦化することにより、より効果的
に特性がよくなる。また、半導体層1が100nm以下
と薄い場合は、界面だけなのでより一層効果的である。
【0026】半導体層1はチップ範囲では大きな凹凸を
有する。しかし、電気特性に影響する平坦度は、チャネ
ル領域の界面の凹凸である。このように、ダブルゲート
構造としチャネル領域chを両側から制御する場合は、
本発明によりTFTの動作特性を一層向上できる。少な
くともチャネル領域chの両側の界面71、72は平坦
化されていれば特性が良くなるが、両側の場合は、さら
に薄膜基板の場合は指数関数的に効果がある。
【0027】半導体層1を薄膜化して、その両側に平坦
な界面71、72を介してゲート電極31、32を各々
た場合、チャネル領域Chの電荷は両側の界面を介して
二つのゲート電極31、32によって制御される。従っ
て、少なくとも2倍以上の電流駆動能力を持つ電気特性
が得られる。両側のゲート電極31、32がチャネル領
域Chを効果的に制御するためには、半導体膜1の膜厚
は、その半導体膜の不純物濃度で決まる空乏層幅より薄
くする必要がある。空乏層幅より薄くすることによって
電気特性は大きく向上する。
【0028】図8は、さらに別の構成例を示す。図1に
示した薄膜トランジスタを上に積み重ねた構造である。
一般的に積み重ねた構造の薄膜トランジスタは、下に設
けられた薄膜トランジスタによる凹凸の影響を受けて凹
凸はさらに大きくなる。従って、上に積み重ねられた薄
膜トランジスタほど電気特性は悪くなる。しかし、本発
明の平坦化下薄膜トランジスタによれば、上側に形成さ
れた薄膜トランジスタの電気特性も良い。従って、本発
明の薄膜トランジスタを用いれば、複数段に重ねた半導
体集積回路も実現できる。
【0029】図9にさらに別の構成例を示す。先の構成
例と同一の要素については同一の参照番号あるいは参照
符号を付し理解を容易にしている。この例では、三層構
造からなるTFTが、基板5に設けられた段差部8に沿
って垂直に形成されている。この場合でも、チャネル領
域chとゲート絶縁膜OXとの間の界面7は前述した手
段のいずれかにより平坦化されている。このように、段
差部8に沿ってTFTを形成すると基板5の利用面積が
立体的に拡大し一層の高集積化が図れる。
【0030】図10に平坦化された半導体層の表面状態
を示す。この図は多結晶シリコン薄膜からなる半導体層
の表面を機械的に研磨して平坦化したものである。先に
図5に示した初期の状態に比べて著しく表面が平滑にな
っている事が分かる。平坦化前には20nmにも及ぶ突起
が存在していたのに、平坦化後では突起は実質的に消失
している。なお、図5及び図10に示す表面状態は原子
間力顕微鏡(AFM)を用いて実測したものを模式的に
表わしたものである。このAFMは探針と試料表面に存
在する原子との間のファンデルワールス力を利用して表
面状態を可視化するものであり、数オングストロームの
精度を備えている。具体的には、半導体レーザをカンチ
レバーの先端に当て反射光の位置からカンチレバー先端
の探針の変位量を検知する。探針と試料の原子間に働く
ファンデルワールス力あるいは反発力を一定に保つよう
に互いの距離を圧電素子で制御している。
【0031】図11(a)、(b)は多結晶シリコン膜
の粒径を観察した写真である。粒径の観察は、Tran
smission Electon Microsco
py(TEM)を用いて行った。図11(a)は平坦化
前、即ち、研磨を行っていない多結晶シリコン膜の写真
で、図11(b)は平坦化後、即ち、研磨を行った多結
晶シリコン膜の写真である。研磨工程は、十分多結晶シ
リコンを再結晶化した後に行った。従って、原理的にも
研磨工程の有無によって粒径は変化しないと考えられ
る。図11(a)、(b)からわかるように、実際のT
EM観察からもまったく同じ粒径である。
【0032】図12(a)、(b)は平坦化前と平坦化
後とで半導体薄膜の電荷移動度を測定したデータを示し
ている。このグラフは横軸に膜厚(単位μm)をとって
おり、図12(a)は縦軸に実効移動度(単位cm/Vs)
を図12(b)は縦軸に平坦化後の実効移動度と平坦化
前の実効移動度との比をとってある。グラフから明らか
な様に、平坦化前に比べて平坦化後では顕著に移動度が
向上している。膜厚が薄くなるに従って、TFTにした
場合その電気特性が著しく向上する。特に、0.1μm
あるいは100nm程度の薄い膜厚領域において、移動度
の相対的な向上が顕著であり、約1桁実効移動度が大き
くなっている。平坦化前は、平均膜厚0.1μmに対し
て約20nmの突起がある。突起の大きさは膜厚の1/
5にもなっている。膜厚が0.1μm以下と薄くなる
と、移動度は界面によって大きく影響されるために、平
坦化の効果が大きくなっていると考えられる。
【0033】即ち、本発明はTFTの微細化、薄膜化を
進めた場合特に有効である。膜厚が極めて薄い領域で
は、相対的に表面粗さの影響度が顕著に現われてくる。
従って、平坦化を行なう事によりその悪影響を除去する
事が可能になる。例えば、TFTの平均基板薄膜が0.
1μmの場合、突起の大きさを少なくとも2nmにすれ
ば良い特性が得られていることから、相対的には、薄膜
厚の少なくとも1/50程度以下に突起を小さくすれば
良い特性が得られる。
【0034】以上に説明した移動度の向上は、粒界が大
きくなったためによるものではなく、表面の凹凸だけに
よるものである。なぜならば、図12(a)、(b)の
結果は表面の平坦化を研磨を用いて行った場合のもので
あり、図11(a)、(b)のTEM写真に示すように
粒径は全く同じである。
【0035】図13に、薄膜の表面に現われる突起の高
さと実効移動度との関係を示す。このグラフでは、横軸
に突起高さ(単位nm)をとり、縦軸に実効移動度(単位
cm/Vs)をとってある。平坦化を行なわない場合には、
表面に例えば20nmにも及ぶ突起が残されている(図5
参照)。この時の移動度は、例えば7cm/Vsである。一
方、図10に示す様に平坦化を行なうと、その表面粗さ
は2nm程度になる。この時には、移動度は13cm/Vsま
で向上する。言いかえれば、TFTの基板膜厚の1/5
0程度の突起にすることにより、約2倍の移動度が得ら
れる。
【0036】図14(a)、(b)に、平坦化界面を有
するTFTの電流電圧特性を示す。なお、比較の為無平
坦化界面を有するTFTの電流電圧特性も示す。このグ
ラフでは、横軸にゲート電圧VGをとり、縦軸にドレイ
ン電流IDDをとっている。このグラフから明らかなよ
うに、チャネル領域とゲート絶縁膜との間の界面を平坦
化すると、TFTの立ち上がり特性が急峻になるととも
に、サブスレッシュホールド特性も改善される。この
為、TFTのON/OFF比が顕著に改善できる。従っ
て、表面を平坦化するだけで、TFTの電気特性の向上
を実現できる。
【0037】以下図面を参照して本発明の好適な薄膜ト
ランジスタの製造方法に関する実施例を詳細に説明す
る。図15は製造方法の第1実施例を示す工程図であ
る。まず、シリコン基板の表面に二酸化シリコン膜を形
成し、その上に非晶質シリコン膜を590℃以下の低温
CVDにより堆積する。
【0038】次に、イオンインプランテーションを行な
う。この処理により、アニール処理後の表面粗さは数nm
以下になる。用いるイオン種としてはシリコンや燐ある
いはボロン等がある。加速されたイオン種を照射する事
により材質が変化し平坦化すると思われる。なお、イオ
ン種として通常ドナーとして用いられる燐あるいはアク
セプタとして用いられるボロンを注入した場合には、平
坦化に加えて膜質自体も改善される。続いて、アニーリ
ングあるいは加熱処理を行ない非晶質シリコン膜を多結
晶シリコン膜(Poly Si)に転換する。
【0039】従来、粒径を大きくする手段として1014
atoms/平方cm以上の高ドーズ量のイオン注入す
る方法がしられている。本発明は、粒径を大きくするた
めではなく、表面の平坦度を改善するためのイオン注入
である。従って、イオン注入の最適ドーズ量は、膜厚が
0.1μmの場合約5×1012atoms/平方cmで
ある。膜厚によっても異なるが、1011atoms/平
方cmから1013atoms/平方cmと低ドーズ量で
あることが特徴である。
【0040】また、非晶質シリコン膜をアニールして多
結晶シリコン膜に変換する場合、または、多結晶シリコ
ン膜をアニールして再結晶化により粒径を大きくした多
結晶シリコン薄膜に変換する場合、アニール温度は90
0℃以上の高温で処理をすることが好ましい。原理的に
再結晶化は600℃以上であれば可能である。しかし、
900℃以下の低温での長時間アニールにより結晶化お
よび再結晶化すると、結晶の面方位によって結晶化およ
び再結晶スピードが大きく異なるために、よりその表面
の凹凸が大きくなる。従って、ランプアニールのような
10秒以下の短時間、高温アニールが表面の凹凸を小さ
くする上で好ましい。
【0041】次に平坦化された多結晶シリコン薄膜の表
面にゲート絶縁膜OXとゲート電極Gを形成する。ゲー
ト絶縁膜OXは熱酸化で形成するよりはCVD膜で形成
することが多結晶シリコン薄膜の界面の平坦度を維持す
る上で好ましい。熱酸化で成膜すると、熱酸化速度の面
方位依存性のために、多結晶シリコン薄膜の表面、即
ち、界面に凹凸が発生する。また、界面だけでなく、ゲ
ート絶縁膜事態の膜厚も不均一になってしまう。たとえ
ば、900℃水素燃焼酸化の場合、(100)面に約5
00Åの熱酸化膜を形成した場合、(111)面には約
750Åもの熱酸化膜が形成される。従って、この場合
は、熱酸化工程だけで約10nm以上の凹凸を形成して
しまうことになる。熱酸化をする場合は、面方位依存性
の少ない拡散律速酸化で行う必要がある。拡散律速で酸
化するためには、高温の希釈ドライ酸化が好ましい。具
体的には、1000℃以上で窒素ガスで酸素を10%以
下に希釈して酸化した場合は凹凸が少なくなる。もっと
凹凸を少なくするための方法としては、CVD法により
酸化膜を堆積する。その後、形成されたCVD酸化膜を
アニールし膜を緻密化を行うことでCVD酸化膜中の酸
素の拡散係数を小さくすることができる。この後、熱酸
化工程を行う。この方法を用いた場合、多結晶シリコン
薄膜の上にCVD酸化膜が形成されいるために、多結晶
シリコン表面の酸化は拡散律速で行われる。CVD酸化
膜の酸素の拡散係数が大きい場合は反応律速で酸化され
てしまうために、凹凸が大きくなってしまう。
【0042】CVD酸化膜の場合には、原理的に堆積膜
であるために、その膜自体も平坦な膜となる。CVD膜
として窒化ケイ素膜を用いる場合には、多結晶シリコン
膜との界面に存在する界面準位が多くなってしまう。従
って、まず、酸化膜を多結晶シリコン膜上に形成した後
に窒化ケイ素膜を堆積する二層構造にすると良い。CV
D窒化ケイ素膜はさらに酸化工程を施すと絶縁性が向上
する。
【0043】また、CVD膜の形成温度は、多結晶シリ
コン膜の再結晶化が大きく進まない900℃以下が好ま
しい。最後に、パターニングされたゲート酸化膜Gをマ
スクとして不純物をドーピングし、Pチャネル薄膜トラ
ンジスタを形成する。また、インドープの非晶質シリコ
ン膜をアニールに多結晶化した場合、図5のようにその
表面は凹凸になる。しかし、その後イオン注入を行うこ
とによっても平坦化することもできる。
【0044】次に図16を参照して製造方法の第2実施
例を説明する。図15に示す実施例と同様に、まず多結
晶シリコン薄膜を形成する。その表面には20nmにも及
ぶ顕著な凹凸が残されている。次に、多結晶シリコン薄
膜の表面を機械的に研磨し平坦化する。これにより、チ
ャネル領域となる表面の粗さは数nm以下になる。この研
磨は極めて微細な砥粒を用いて行なうものである。この
研磨と同時あるいはその後に、化学的エッチングを施し
て表面をさらに平坦化しても良い。この化学的エッチン
グは通常のシリコンエッチングと同じであり、弗酸と硝
酸の混合溶液を用いる。表面研磨を行なった後、ゲート
絶縁膜OX及びゲート電極Gを順に形成する。最後に、
P型の不純物をイオンインプランテーション等によりド
ーピングしPチャネル薄膜トランジスタを作製する。
【0045】図17に製造方法の第3実施例を示す。ま
ず最初に、シリコン基板の表面に二酸化シリコン膜を介
して590℃以下の低温CVDにより非晶質シリコン薄
膜あるいはアモルファスシリコン薄膜(a−Si)を堆
積する。この表面は最初から比較的平坦である。これに
重ねてキャップ膜(Cap)を成膜する。アモルファス
シリコン薄膜の成膜温度が590℃以下であるので、こ
れに影響を与える事がないようにできる限り低温でキャ
ップ膜を成膜する事が好ましい。多結晶シリコン膜の場
合、850℃以上の熱処理により急速に粒径が大きくな
ることがしられている。従って、少なくとも850℃以
下が好ましく、さらに、望ましくは結晶成長しない温度
である590℃以下である。
【0046】次に、アニールを行ないアモルファスシリ
コン薄膜を多結晶シリコン薄膜に転換する。この時の加
熱温度は850℃〜1200℃である。アニールにより
結晶粒径の拡大が起こるが、キャップ膜により上から押
さえられているので突起は成長しない。従って、当初の
平坦な表面がそのまま保存される。アニールが終った
後、キャップ膜は除去される。あるいは、そのまま残し
てゲート絶縁膜等に利用しても良い。
【0047】キャップ膜としては、例えば、酸化ケイ素
膜または窒化ケイ素膜である。窒化ケイ素膜は緻密な膜
であるので、多結晶シリコン膜がたて方向に再結晶化す
るのを防ぐ高かが大きい。従って、キャップ膜として適
している。ただし、キャップ膜の除去に関しては、多結
晶シリコン膜とのエッチング選択比が小さい欠点があ
る。従って、より好ましくは、多結晶シリコン膜上にエ
ッチングストッパ用の酸化膜を形成し、その上にキャッ
プ膜として窒化ケイ素膜を形成した二層構造が好まし
い。
【0048】続いて、ゲート絶縁膜OX及びゲート電極
Gを堆積する。さらに、ゲート電極GをマスクとしてP
型の不純物をドーピングし薄膜トランジスタを作製す
る。図18は、本発明の図15に示したキャップ膜を用
いた平坦化プロセスの製造方法で得られた多結晶シリコ
ン薄膜の表面形状を表すAFMによる斜視図である。ま
た、このサンプルは、ボロンを5×1012atoms/
平方cmのドーズ量でイオン注入してある。多結晶シリ
コン薄膜の膜厚は約0.1μmである。キャップ膜の形
成は、850℃で形成したCVD酸化膜で行った。図1
8のように、数nmまで平坦化されている。
【0049】図19に本発明の薄膜トランジスタの製造
方法の第4実施例を示す。この例は前述した正三層構造
と異なり、逆三層構造である。即ち、ゲート電極Gの上
にチャネル領域chが形成される。まず最初に、シリコ
ン基板の表面に二酸化シリコン膜を介してN+ 型の多結
晶シリコン膜が成膜される。その表面には不純物濃度が
1020atoms/立方cm以上の場合、20nmにも及
ぶ凹凸が残されている。従って、好ましくは、イオン注
入により不純物濃度を1019atoms/立方cm以下
に制御しておくことがいい。次に、このゲート電極Gの
表面の凹凸を平坦化する。キャップ膜を形成してからア
ニール処理する事によって凹凸の発生は防ぐことができ
る。凹凸発生後に平坦化する方法としては、例えば研磨
により行う。この結果、表面粗さは数nm以下になる。な
お、機械的な研磨手段に代えて、前述したイオンインプ
ランテーションを利用する手段やキャッピング手段を講
じても良い。次に、N+ 型多結晶シリコン膜をパタニン
グしてゲート電極Gを形成する。ゲート電極Gの表面は
平坦性が保たれている。
【0050】次にゲート絶縁膜OXを成膜する。この場
合、表面の平坦性に優れたゲート絶縁膜OXを得る為に
熱酸化処理よりはCVDを採用する事が好ましい。この
結果、ゲート電極Gの平坦性はそのままゲート絶縁膜O
Xの表面に移される。続いて、CVD等により多結晶シ
リコン膜を堆積する。
【0051】最後に、P+ 型の不純物をドーピングしソ
ース領域S及びドレイン領域Dを形成して薄膜トランジ
スタを完成する。この時、平坦化プロセス後のプロセス
温度を各半導体層が再結晶化しない低い温度で処理する
ことにより、チャネル領域chとゲート絶縁膜OXとの
間の界面は平坦性が保たれており、薄膜トランジスタの
電気特性が改善できる。同時に、チャネル領域chにお
ける電荷移動度も改善できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくともチャネル領域とゲート絶縁膜との間の界面を
平坦化する事により、薄膜トランジスタ素子の閾値電圧
特性やON/OFF比特性等を顕著に改善する事ができ
るという効果がある。本発明は、特にチャネル領域材料
として多結晶シリコン薄膜を用いたTFTの特性改善に
顕著な効果がある。特に、界面の影響を受ける膜厚が
0.1μm以下の薄膜トランジスタの電気特性向上に顕
著な効果がある。さらに、界面を複数有するトランジス
タおよび複数段重ねた薄膜トランジスタの電気特性の向
上に効果がある。このため、TFTを駆動素子とするア
クティブマトリクス型液晶表示装置やTFTをメモリセ
ルの構成要素とするSRAMの高集積化あるいは高密度
化に大きく貢献する事ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる薄膜トランジスタ素子の基本的
な構成を示す模式的な部分断面図である。
【図2】非晶質シリコン薄膜の表面形状を示す斜視図で
ある。
【図3】多結晶シリコン薄膜の表面形状を示す斜視図で
ある。
【図4】単結晶シリコン基盤の表面形状を示す斜視図で
ある。
【図5】再結晶多結晶シリコン薄膜の表面形状を示す斜
視図である。
【図6】本発明にかかる薄膜トランジスタ素子の他の構
成例を示す模式的な部分断面図である。
【図7】本発明にかかる薄膜トランジスタ素子の別の構
成例を示す模式的な部分断面図である。
【図8】本発明にかかる薄膜トランジスタ素子のさらに
別の構成例を示す模式的な部分断面図である。
【図9】本発明にかかる薄膜トランジスタ素子のさらに
別の構成例を示す模式的な部分断面図である。
【図10】平坦化された多結晶シリコン薄膜の表面形状
を表わす斜視図である。
【図11】(a)、(b)は平坦化前後の多結晶シリコ
ン膜の結晶粒径を表す写真である。
【図12】(a)、(b)は多結晶シリコン薄膜の膜厚
と電荷移動度との関係を示すグラフである。
【図13】多結晶薄膜表面に存在する突起の高さと電荷
移動度との関係を示すグラフである。
【図14】(a)、(b)は本発明にかかる薄膜トラン
ジスタ素子の電流電圧特性を示すグラフである。
【図15】本発明の薄膜トランジスタの製造方法に関す
る第1実施例を示す工程図である。
【図16】本発明の薄膜トランジスタの製造方法に関す
る第2実施例を示す工程図である。
【図17】本発明の薄膜トランジスタの製造方法に関す
る第3実施例を示す工程図である。
【図18】本発明の図15に基づいた製造方法によって
得られた多結晶シリコン薄膜の表面形状を表す斜視図で
ある。
【図19】本発明の薄膜トランジスタの製造方法に関す
る第4実施例を示す工程図である。
【図20】アクティブマトリクス型液晶表示装置の一般
的な等価回路図である。
【図21】アクティブマトリクス型液晶表示装置の一般
的な構造を示す模式的な部分断面図である。
【図22】SRAMの一般的な回路図である。
【図23】SRAMに用いられるインバータの構成を示
す回路図である。
【図24】CMOSの一般的な構造を示す模式的な断面
図である。
【図25】TFT構造を一部含むCMOSの構成を示す
模式的な部分断面図である。
【符号の説明】
1 半導体層 2 絶縁層 3 導電層 7 平坦化界面 Ch チャネル領域 Ch1 チャネル領域1 Ch2 チャネル領域2 D ドレイン領域 G ゲート電極 S ソース領域 OX ゲート絶縁膜

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネル領域を構成する多結晶半導体層
    と、ゲート電極を構成する導電層と、前記多結晶半導体
    層と前記ゲート電極との間に設けられたゲート絶縁膜を
    構成する絶縁層とから成るとともに、前記チャネル領域
    と前記ゲート絶縁膜と接する界面が平坦であることを特
    徴とする薄膜トランジスタ素子。
  2. 【請求項2】前記多結晶半導体層の膜厚が0.5μm以
    下である事を特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジ
    スタ素子。
  3. 【請求項3】 前記界面の凹凸が30Å以下である事を
    特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ素子。
  4. 【請求項4】 前記界面の凹凸が前記多結晶半導体層の
    膜厚に対して1/50以下である事を特徴とする請求項
    1に記載の薄膜トランジスタ。
  5. 【請求項5】 支持基板の上にチャネル領域を構成する
    ための多結晶半導体膜を形成する工程と、前記多結晶半
    導体層の表面を平坦化する工程と、ゲート絶縁膜として
    構成される絶縁層を多結晶半導体膜の上に形成する工程
    と、前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極として構成され
    る導電膜を形成する工程と、前記チャネル領域の両側の
    多結晶半導体膜に不純物をドーピングしてソース領域と
    ドレイン領域とを形成する工程とから成る事を特徴とす
    る薄膜トランジスタ素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 支持基板の上にゲート電極を構成するた
    めの導電膜を形成する工程と、前記導電膜の上にゲート
    絶縁層膜として構成される絶縁膜を形成する工程と、前
    記絶縁膜の表面を平坦化する方法と、前記ゲート絶縁膜
    の上にチャネル領域を構成するための多結晶半導体膜を
    形成する工程と、前記チャネル領域の両側の多結晶半導
    体膜に不純物をドーピングしてソース領域とドレイン領
    域とを形成する工程とから成る事を特徴とした薄膜トラ
    ンジスタ素子の製造方法
  7. 【請求項7】 支持基板の上にゲート電極を構成するた
    めの導電膜を形成する工程と、前記導電膜の表面を平坦
    化する工程と、前記導電膜の上にゲート絶縁膜として構
    成される絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜の
    上にチャネル領域を構成するための多結晶半導体膜を形
    成する工程と、前記チャネル領域の両側の多結晶半導体
    膜に不純物をドーピングしてソース領域とドレイン領域
    とを形成する工程とから成る事を特徴とした薄膜トラン
    ジスタ。
  8. 【請求項8】 前記平坦にする工程が研磨工程から成る
    事を特徴とする請求項5に記載の薄膜トランジスタ素子
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記平坦にする工程が膜厚方向への結晶
    成長を抑えるキャップ絶縁膜を形成する工程から成る事
    を特徴とする請求項5に記載の薄膜トランジスタ素子の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 前記絶縁膜を形成する工程が化学的気
    相成長工程から成る事を特徴とする請求項5に記載の薄
    膜トランジスタ素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記平坦にする工程が研磨工程から成
    る事を特徴とする請求項7に記載の薄膜トランジスタ素
    子の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記平坦にする工程が膜厚方向への結
    晶成長を抑えるキャップ絶縁膜を形成する工程から成る
    事を特徴とする請求項7に記載の薄膜トランジスタ素子
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記絶縁膜を形成する工程が化学的気
    相成長工程から成る事を特徴とする請求項7に記載の薄
    膜トランジスタ素子の製造方法。
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