JPH09232580A - トランジスタとその製造方法 - Google Patents

トランジスタとその製造方法

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JPH09232580A JP8033638A JP3363896A JPH09232580A JP H09232580 A JPH09232580 A JP H09232580A JP 8033638 A JP8033638 A JP 8033638A JP 3363896 A JP3363896 A JP 3363896A JP H09232580 A JPH09232580 A JP H09232580A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大画面向きの簡素化された薄膜CMOSトラ
ンジスタの製造方法と、寄生容量の抑制が可能で特性の
向上する素子構造を提供する。 【解決手段】 ソース及びドレイン層28a,28bは
チャネル層42により接続され、これらソース及びドレ
イン層とチャネル層のオーバーラップ部分にバッファ層
30a,30bが形成される。これにより寄生容量を抑
え特性を向上させられる。その製造方法は、N形シリコ
ン層28、絶縁層30、P形シリコン層32、絶縁層3
4を積層した後にまずP形シリコン層32及び絶縁層3
4をパターン化し、次いでN形シリコン層28及び絶縁
層30をパターン化する。両者のパターン形成が終わる
と全体的にチャネル層42、ゲート絶縁層38、ゲート
電極層40を積層し、そしてパターン化する。イオン打
ち込みを用いないのでそのためのアニールを要せず工程
が簡素化できるうえ、薄膜キンクを防止できる。また全
体的にドーパントの均一性が優れ、大画面ディスプレイ
に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタとそ
の製造方法に係り、特に、CMOS構造の薄膜トランジ
スタの製造に適した製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリシリコン薄膜トランジスタ
は、非晶質シリコン薄膜トランジスタに比べて電気的移
動度が大きく、また単結晶シリコン素子と工程順が同様
であるため、フラットパネルディスプレイの分野でその
重要性が高まっている。特に、ディスプレイにおける画
素スイッチ素子の周辺回路を同時に具現可能でありコス
ト面等で多くの長所をもつので、活発に研究が進められ
ている。
【0003】図1A〜Eに、薄膜トランジスタの製造方
法を工程順に示し説明する。図1Aでは、石英、ガラ
ス、サファイア等の基板2上にポリシリコンを蒸着した
後に所定領域を食刻して活性領域4をパターン化する。
図1Bでは、活性領域4の上部にゲート絶縁膜6とポリ
シリコン8を順次蒸着した後に食刻してパターン化し、
各素子領域を分離形成する。これにより、ソース、ドレ
イン、チャネル領域をなす活性領域4は各素子用の活性
領域4a,4bに分離され、またゲート絶縁膜6及びポ
リシリコン8も各素子用のゲート絶縁膜6a,6bとゲ
ート8a,8bに分離される。
【0004】続く図1Cは、活性領域4a,4bのう
ち、N形MOSTFTを形成する活性領域4aに対する
イオン打ち込み10(矢示)を行う工程である。この工
程では、ゲート8aをマスクとした自己整合によるN形
イオンの打ち込みによりソース、ドレインが形成され、
従ってチャネルが形成される。他方の活性領域4bにつ
いては、P形MOSTFTを形成する領域なのでフォト
レジスト12によりカバーしている。図1Dでは、フォ
トレジスト12を取り去って今度は活性領域4aをフォ
トレジスト14でカバーした状態とし、活性領域4bに
対するP形不純物のイオン打ち込み16(矢示)を行
う。この場合もゲート8bをマスクとした自己整合を利
用してソース、ドレイン、そしてチャネルが形成され、
P形MOSTFTが作成される。
【0005】図1Eは、活性領域4aのN形MOSTF
Tと活性領域4bのP形MOSTFTとを形成し終わっ
たCMOS構造の薄膜トランジスタ回路の概略断面を示
している。活性領域4aにはN形MOSTFTのソース
及びドレイン18,20が形成され、活性領域4bには
P形MOSTFTのソース及びドレイン22,24が形
成されている。そしてこれら領域間のチャネル上にゲー
ト絶縁膜6a,6bとゲート8a,8bが配設され、C
MOSTFTが完成している。この後に絶縁膜を塗布し
てコンタクトを形成し、該コンタクトを介してメタル等
を配線しパッドを形成する過程等は特に説明するまでも
ないので省略する。
【0006】このように製造されるポリシリコン薄膜の
CMOSトランジスタは、非晶質シリコン薄膜トランジ
スタとは異なりプレーナ構造で作成できるため、素子の
ドレイン及びソース領域形成にイオン打ち込みを利用可
能である。即ち、自己整合法によるドレイン及びソース
のドーピングが可能なので、ゲートとドレイン及びソー
ス間のオーバーラップキャパシタンスが小さく、ディス
プレイ画素素子として使用する場合に寄生容量により現
れる画質の低下を最小限に抑えられる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にイオン打ち込み
は、高エネルギーのイオンをシリコンウェーハ表面から
打ち込む工程である。打ち込みイオンはその入射エネル
ギーやイオンの種類、基板の状態等に決定される深さま
で達し、その際、シリコンの結晶構造に損傷を与える。
この損傷領域は相互にオーバーラップしてウェーハの注
入領域表面層全体に渡って欠陥層を形成するので、これ
を回復するために熱処理を行って打ち込んだイオンを半
導体中のキャリアとして活性化させるアニールを、各イ
オン打ち込み工程ごとに実施する必要がある。これは、
薄膜トランジスタを製造する場合も同様である。
【0008】また、イオン打ち込みによりソース及びド
レインを形成する方法は、5インチより小さい小型ディ
スプレイには適しているが、画面サイズが大きくなると
ドーピングの均一性が急激に悪くなる短所があり、より
大きな画面のディスプレイに対してはあまり向いていな
いと言われている。この問題を解決するために、最近に
なってイオンシャワードーピング法が研究開発されてい
るが、ドーピング工程におけるフォトレジストの焼付け
及びイオン拡散工程が更に必要となる等、実用化までに
解決すべき多くの課題を抱えている。
【0009】そこで本発明では、イオン打ち込みとこれ
に伴うアニール工程を要しないような薄膜CMOSトラ
ンジスタに適した製造方法を提供する。また、ソース及
びドレイン形成におけるイオンドーピングのためのマス
クを不要としたより簡単な製造工程とすることが可能な
薄膜CMOSトランジスタに適した製造方法を提供す
る。更に、イオン打ち込みにより発生し得る薄膜キンク
(kink: ねじれ,欠陥)を排除可能な薄膜トランジスタ
の製造方法を提供する。そして、より大画面のディスプ
レイにも適した薄膜トランジスタの製造方法を提供す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板上
に第1導電形非晶質シリコン層、第1絶縁層、第2導電
形非晶質シリコン層、第2絶縁層を順次形成する第1の
工程と、前記第2絶縁層及び第2導電形非晶質シリコン
層をパターン化して第2導電形のソース及びドレイン領
域とバッファ層を形成する第2の工程と、前記第1絶縁
層及び第1導電形非晶質シリコン層をパターン化して第
1導電形のソース及びドレイン領域とバッファ層を形成
する第3の工程と、第3の工程後にチャネル層を形成す
る第4の工程と、第4工程によるチャネル層上にゲート
絶縁層及びゲート電極層を形成する第5の工程と、を実
施することを特徴とするCMOSトランジスタの製造方
法が提供される。
【0011】或いは、基板上にN形非晶質シリコン層、
第1絶縁膜、P形非晶質シリコン層、第2絶縁層を積層
する第1の工程と、前記P形非晶質シリコン層からソー
ス及びドレイン領域を形成すると共に該ソース及びドレ
イン領域上のバッファ層を前記第2絶縁膜から形成する
第2の工程と、前記N形非晶質シリコン層からソース及
びドレイン領域を形成すると共に該ソース及びドレイン
領域上のバッファ層を前記第1絶縁膜から形成する第3
の工程と、第3の工程後にチャネル層を形成する第4の
工程と、第4の工程によるチャネル層上にゲート絶縁層
及びゲート電極層を形成する第5の工程と、を実施する
ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法が提供さ
れる。
【0012】また、本発明によれば、ソース及びドレイ
ン電極と、ソース電極とドレイン電極との間をつなぐチ
ャネル領域と、ソース電極端部上とチャネル領域端部下
との間に形成された第1バッファ層と、ドレイン電極端
部上とチャネル領域端部下との間に形成された第2バッ
ファ層と、チャネル領域上部のゲート電極と、を有して
なる第1及び第2トランジスタをもつことを特徴とする
CMOSトランジスタが提供される。
【0013】更に、基板上に形成されたソース及びドレ
イン層と、これらソース層とドレイン層の間を接続する
チャネル層と、これらソース及びドレイン層とチャネル
層とのオーバーラップ部分の層間に形成されたバッファ
層と、チャネル層上部のゲート電極と、を有してなるこ
とを特徴とする薄膜トランジスタが提供される。或い
は、ゲート電極と、該ゲート電極下のゲート絶縁層と、
該ゲート絶縁層下の半導体層と、該半導体層をチャネル
領域とする第1導電形シリコン層と、これら半導体層と
第1導電形シリコン層のオーバーラップ部分のバッファ
層と、からなる第1素子、及び、該第1素子から分離さ
れて前記第1導電形シリコン層及びバッファ層を形成す
るためのシリコン層及び絶縁層上に形成され、ゲート電
極と、該ゲート電極下のゲート絶縁層と、該ゲート絶縁
層下の半導体層と、該半導体層をチャネル領域とする第
2導電形シリコン層と、これら半導体層と第2導電形シ
リコン層のオーバーラップ部分のバッファ層と、からな
る第2素子、を有してなることを特徴とする薄膜トラン
ジスタが提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】図2〜図6に、本実施形態の製造
方法を工程順に示し説明する。
【0015】図2ではまず、シリコンウェーハ2に50
0nmほど(目標値500nmであるが微細なため当然
±がある)の熱酸化膜26を成長させて基板とする。基
板としてはこの他にも、石英、ガラス、サファイア等を
用いることが可能である。そして、この基板上にN形非
晶質シリコン層28をドーピング形成する。更にN形非
晶質シリコン層28上に、窒化膜又は酸化膜の絶縁層3
0、P形非晶質シリコン層32、絶縁層30同様の絶縁
層34を順次蒸着し、パターン化する。
【0016】その際、N形非晶質シリコン層28につい
てはインシチュ(in-situ) ドーピングを利用して形成す
る。このインシチュドーピング工程は、N形非晶質シリ
コンを熱的雰囲気で成長させ、同時に不純物を含むガス
を注入してドーピングを行う工程である。絶縁層30,
34とP形非晶質シリコン32は、LPCVD(減圧C
VD)或いはAPCVD(常圧CVD)で蒸着すること
ができる。これら4つの薄膜層28,30,32,34
は100nmほどの同じ膜厚とする。
【0017】図3では、フォトリソグラフィーを用いて
絶縁層34及びP形非晶質シリコン32を所定のパター
ンに食刻する。この工程によりパターン化されたP形非
晶質シリコン32a,32bがP形MOSTFTのソー
ス及びドレイン領域となり、また、パターン化された絶
縁層34a,34bがバッファ層となる。
【0018】図4では、フォトリソグラフィーを用いて
バッファ酸化膜30及びN形非晶質シリコン28を所定
のパターンに食刻する。このとき、図3の工程で形成し
たP形MOSTFTの部分はフォトレジスト37’によ
り保護をかけておく。これによりパターン化されたN形
非晶質シリコン28a,28bがN形MOSTFTのソ
ース及びドレイン領域となり、パターン化された絶縁層
30a,30bがバッファ層となる。
【0019】これら2つのマスクを用いた絶縁層30,
34及び非晶質シリコン28,32の食刻では、CMO
STFTのチャネル領域となる部分も食刻されることに
なる。
【0020】図5では、図4の工程後にチャネル領域用
半導体層となる非晶質シリコンのチャネル層42をドー
ピング形成し、そして、固相結晶化法(SPD:Solid Phase
Crystalization)、例えば600℃の設定で所定時間
(例えば30時間ほど)アニールを実施して非晶質シリ
コンをポリシリコン化させる。形成したチャネル層42
の上には、100nmほどのゲート絶縁層38、30n
mほどのポリシリコン又は金属によるゲート電極層40
を約550℃で蒸着する。
【0021】図6では、図5の工程後にゲートマスクを
用いて順次食刻することにより、ゲート電極層40、ゲ
ート絶縁層38、ポリシリコンチャネル層42、バッフ
ァ層30a,30b,34a,34bをパターン化す
る。その結果、N形MOSTFT及びP形MOSTFT
を1基板上に作成したCMOSTFTが得られる。
【0022】図6の後には、380℃設定で500nm
ほどの保護酸化膜を蒸着してコンタクトを食刻形成し、
約1000nmでアルミニウム等の金属を用いて素子用
電極を形成することになる。また、上記工程終了後、素
子の電気的特性を向上させるため、温度300℃、圧力
0.5torrの設定でパワー密度2.5w/cm2 、振動
数13.56MHzほどの水素化処理を実施するとよ
い。
【0023】このようにして得られる素子構造は、ソー
ス及びドレイン領域28a−28b,32a−32bの
間をチャネル層42にて接続し、その各端部のオーバー
ラップ部分にバッファ層30a,30b,34a,34
bを有した構造である。
【0024】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、従来技術で
N形イオン打ち込み及びP形イオン打ち込みとそれに伴
うアニールの工程で形成していたソース及びドレイン
を、フォトリソグラフィーを利用した導電層の食刻によ
る工程で形成するようにしたので、製造工程としては格
段に簡単になっている。また、イオン打ち込みを用いて
いないため、薄膜キンク現象の心配はなく、イオン打ち
込みごとのアニールも必要ない。そして、導電層を基板
表面上に全体的に形成した後にソース及びドレイン領域
に使用するのでドーピングの均一性が優れており、より
大画面向きである。加えて、バッファ層によりソース及
びドレイン領域とチャネル領域に発生する寄生容量を抑
制することが可能になるし、均一に拡散したイオンによ
りオンオフ電流比特性を向上させられ、早い水素化効果
によりパッシベーション特性をも向上させることができ
る。また、チャネル領域とソース及びドレイン領域が互
いに分離形成されるので、500Åほどの超薄膜とし得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の薄膜トランジスタ製造方法を説明する工
程図。
【図2】本発明による薄膜CMOSトランジスタ製造方
法を説明する工程図。
【図3】図2の工程に続く工程を説明する工程図。
【図4】図3の工程に続く工程を説明する工程図。
【図5】図4の工程に続く工程を説明する工程図。
【図6】図5の工程に続く工程を説明する工程図。
【符号の説明】
28 N形非晶質シリコン層(第1導電形非晶質シリコ
ン層) 30,34 絶縁層(バッファ層) 32 P形非晶質シリコン層(第2導電形非晶質シリコ
ン層) 36,37 フォトマスク 38 ゲート絶縁層 40 ゲート電極層 42 チャネル層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に第1導電形非晶質シリコン層、
    第1絶縁層、第2導電形非晶質シリコン層、第2絶縁層
    を順次形成する第1の工程と、前記第2絶縁層及び第2
    導電形非晶質シリコン層をパターン化して第2導電形の
    ソース及びドレイン領域とバッファ層を形成する第2の
    工程と、前記第1絶縁層及び第1導電形非晶質シリコン
    層をパターン化して第1導電形のソース及びドレイン領
    域とバッファ層を形成する第3の工程と、第3の工程後
    にチャネル層を形成する第4の工程と、第4工程による
    チャネル層上にゲート絶縁層及びゲート電極層を形成す
    る第5の工程と、を実施することを特徴とするCMOS
    トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 第1導電形がN形で第2導電形がP形で
    ある請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の工程において、第1導電形非晶質
    シリコン層をインシチュドーピングにより形成する請求
    項1又は請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 第4の工程は、非晶質シリコンを用いて
    チャネル層を形成し、そして非晶質シリコンをポリシリ
    コン化する工程である請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の製造方法。
  5. 【請求項5】 600℃設定で30時間ほどのアニール
    により非晶質シリコンのポリシリコン化を行う請求項4
    記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 第5の工程後に水素化処理工程を更に含
    む請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 バッファ層が窒化膜又は酸化膜である請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板が石英、ガラス、又はサファイアの
    いずれかである請求項1〜7のいずれか1項に記載の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 基板上にN形非晶質シリコン層、第1絶
    縁膜、P形非晶質シリコン層、第2絶縁層を積層する第
    1の工程と、前記P形非晶質シリコン層からソース及び
    ドレイン領域を形成すると共に該ソース及びドレイン領
    域上のバッファ層を前記第2絶縁膜から形成する第2の
    工程と、前記N形非晶質シリコン層からソース及びドレ
    イン領域を形成すると共に該ソース及びドレイン領域上
    のバッファ層を前記第1絶縁膜から形成する第3の工程
    と、第3の工程後にチャネル層を形成する第4の工程
    と、第4の工程によるチャネル層上にゲート絶縁層及び
    ゲート電極層を形成する第5の工程と、を実施すること
    を特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 第1の工程において、第1、第2絶縁
    層及びP形非晶質シリコン層をLPCVD又はAPCV
    Dにて形成する請求項9記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 N形非晶質シリコン層、第1絶縁層、
    P形非晶質シリコン層、第2絶縁層を100nmほどの
    同じ厚さで形成する請求項9又は請求項10記載の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 第5の工程でゲート電極層を形成した
    後、380℃設定で500nmほどの保護酸化膜を蒸着
    してコンタクトを形成する工程を更に実施する請求項9
    〜11のいずれか1項に記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 第5の工程において、ゲート絶縁層を
    100nmほどの厚さで形成する請求項9〜12のいず
    れか1項に記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 ソース及びドレイン電極と、ソース電
    極とドレイン電極との間をつなぐチャネル領域と、ソー
    ス電極端部上とチャネル領域端部下との間に形成された
    第1バッファ層と、ドレイン電極端部上とチャネル領域
    端部下との間に形成された第2バッファ層と、チャネル
    領域上部のゲート電極と、を有してなる第1及び第2ト
    ランジスタをもつことを特徴とするCMOSトランジス
    タ。
  15. 【請求項15】 基板上に形成されたソース及びドレイ
    ン層と、これらソース層とドレイン層の間を接続するチ
    ャネル層と、これらソース及びドレイン層とチャネル層
    とのオーバーラップ部分の層間に形成されたバッファ層
    と、チャネル層上部のゲート電極層と、を有してなるこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタ。
  16. 【請求項16】 ゲート電極と、該ゲート電極下のゲー
    ト絶縁層と、該ゲート絶縁層下の半導体層と、該半導体
    層をチャネル領域とする第1導電形シリコン層と、これ
    ら半導体層と第1導電形シリコン層のオーバーラップ部
    分のバッファ層と、からなる第1素子、及び、該第1素
    子から分離されて前記第1導電形シリコン層及びバッフ
    ァ層を形成するためのシリコン層及び絶縁層上に形成さ
    れ、ゲート電極と、該ゲート電極下のゲート絶縁層と、
    該ゲート絶縁層下の半導体層と、該半導体層をチャネル
    領域とする第2導電形シリコン層と、これら半導体層と
    第2導電形シリコン層のオーバーラップ部分のバッファ
    層と、からなる第2素子、を有してなることを特徴とす
    る薄膜トランジスタ。
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