JPH08229903A - 化粧材の製造方法 - Google Patents
化粧材の製造方法Info
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- JPH08229903A JPH08229903A JP3973095A JP3973095A JPH08229903A JP H08229903 A JPH08229903 A JP H08229903A JP 3973095 A JP3973095 A JP 3973095A JP 3973095 A JP3973095 A JP 3973095A JP H08229903 A JPH08229903 A JP H08229903A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 化粧材の製造に沿ってつき板の漂白を効率良
くできるようにする。 【構成】 基材表面につき板を貼着して行う化粧材の製
造方法において、つき板面に熱により活性化される漂白
剤を塗布するとともに、その漂白剤によるつき板の漂白
を加熱環境において行う。
くできるようにする。 【構成】 基材表面につき板を貼着して行う化粧材の製
造方法において、つき板面に熱により活性化される漂白
剤を塗布するとともに、その漂白剤によるつき板の漂白
を加熱環境において行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧材つき板の漂白方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来技術】化粧材の表面に使用されるつき板として
は、意匠面において、その木理(木目模様)、材色が問
題とされる。そして、木理が美しい場合にも、材色が暗
い場合や、変色していたり、また、色にばらつきのある
場合には高級な化粧材に使用できない。特に、最近にお
いては原木の入手が困難になり、木目、材色がともに良
好な高級な化粧材に好適なつき板を確保することが難し
くなっている。
は、意匠面において、その木理(木目模様)、材色が問
題とされる。そして、木理が美しい場合にも、材色が暗
い場合や、変色していたり、また、色にばらつきのある
場合には高級な化粧材に使用できない。特に、最近にお
いては原木の入手が困難になり、木目、材色がともに良
好な高級な化粧材に好適なつき板を確保することが難し
くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、木理が良好で
材色が好ましくない木材をつき板として使用できるよう
に漂白処理することが行われている。その漂白処理は、
スライス前のフリッチやスライス後のつき板を加熱した
アルカリ性過酸化水素の液内に浸漬処理することにより
行っている。
材色が好ましくない木材をつき板として使用できるよう
に漂白処理することが行われている。その漂白処理は、
スライス前のフリッチやスライス後のつき板を加熱した
アルカリ性過酸化水素の液内に浸漬処理することにより
行っている。
【0004】上記の処理による漂白作用は、過酸化水素
(H2O2)がHOO-(パーヒドロキシルイオン)とH+
(水素イオン)とに分解され、そのHOO-の働きによ
るものの考えられる。過酸化水素は水と酸素とにも分解
するが、触媒の存在と加熱とにより上記のHOO-への
分解が促進されると考えられ、その意味において、過酸
化水素による漂白は触媒の存在と加熱との要件が重要と
なる。
(H2O2)がHOO-(パーヒドロキシルイオン)とH+
(水素イオン)とに分解され、そのHOO-の働きによ
るものの考えられる。過酸化水素は水と酸素とにも分解
するが、触媒の存在と加熱とにより上記のHOO-への
分解が促進されると考えられ、その意味において、過酸
化水素による漂白は触媒の存在と加熱との要件が重要と
なる。
【0005】しかしながら、従来の上記の漂白処理は、
化粧材の製造と別途の工程において行うので、非常に手
間がかかり、化粧材の製造効率を低下させることとなっ
た。
化粧材の製造と別途の工程において行うので、非常に手
間がかかり、化粧材の製造効率を低下させることとなっ
た。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みて行ったもの
で、化粧材の製造に沿ってつき板の漂白を効率良くでき
るようにすることを目的とする。
で、化粧材の製造に沿ってつき板の漂白を効率良くでき
るようにすることを目的とする。
【0007】
【問題点を解消するための手段】本発明は、上述した目
的を達成するためになされたものであり、請求項1記載
の発明では、基材表面につき板を貼着して行う化粧材の
製造方法において、前記つき板面に熱により活性化され
る漂白剤を塗布するとともに、その漂白剤によるつき板
の漂白を加熱環境において行う。
的を達成するためになされたものであり、請求項1記載
の発明では、基材表面につき板を貼着して行う化粧材の
製造方法において、前記つき板面に熱により活性化され
る漂白剤を塗布するとともに、その漂白剤によるつき板
の漂白を加熱環境において行う。
【0008】請求項2記載の発明では、基材表面につき
板を貼着して行う化粧材の製造方法において、前記つき
板面に熱により活性化される漂白剤を塗布するととも
に、その漂白剤によるつき板の漂白を加熱密閉環境にお
いて行う。
板を貼着して行う化粧材の製造方法において、前記つき
板面に熱により活性化される漂白剤を塗布するととも
に、その漂白剤によるつき板の漂白を加熱密閉環境にお
いて行う。
【0009】請求項3記載の発明では、基材表面につき
板をホットプレスにより貼着し、そのホットプレスによ
る余熱が冷めないうちに前記つき板上に熱により活性化
される漂白剤を塗布し、その後それら複数の化粧材を積
層して化粧材を製造する。
板をホットプレスにより貼着し、そのホットプレスによ
る余熱が冷めないうちに前記つき板上に熱により活性化
される漂白剤を塗布し、その後それら複数の化粧材を積
層して化粧材を製造する。
【0010】請求項4記載の発明では、接着剤を塗布し
た基材表面につき板を配置するとともに、そのつき板表
面に熱により活性化される漂白剤を塗布し、ホットプレ
スにより前記基材表面に前記つき板を貼着して化粧材の
製造を行う。
た基材表面につき板を配置するとともに、そのつき板表
面に熱により活性化される漂白剤を塗布し、ホットプレ
スにより前記基材表面に前記つき板を貼着して化粧材の
製造を行う。
【0011】請求項5記載の発明では、基材表面につき
板を貼着し、そのつき板表面にアルカリ性過酸化水素水
を塗布して常態放置し、その後加熱を行い化粧材の製造
を行う。
板を貼着し、そのつき板表面にアルカリ性過酸化水素水
を塗布して常態放置し、その後加熱を行い化粧材の製造
を行う。
【0012】請求項6記載の発明では、基材表面につき
板を貼着し、そのつき板表面に、市販過酸化水素水を希
釈剤により希釈して過酸化水素濃度を5〜35%したも
のに過酸化水素の分解反応を活性化する活性化助剤を添
加したものを1.0〜15.0g塗布し、加熱環境に置
くことでつき板の漂白を行って化粧材の製造を行う。
板を貼着し、そのつき板表面に、市販過酸化水素水を希
釈剤により希釈して過酸化水素濃度を5〜35%したも
のに過酸化水素の分解反応を活性化する活性化助剤を添
加したものを1.0〜15.0g塗布し、加熱環境に置
くことでつき板の漂白を行って化粧材の製造を行う。
【0013】
【作用】本発明の請求項1記載の発明によれば、つき板
面に熱により活性化される漂白剤が塗布されて加熱され
ることで、化粧材の製造に際してつき板の漂白が行われ
る。
面に熱により活性化される漂白剤が塗布されて加熱され
ることで、化粧材の製造に際してつき板の漂白が行われ
る。
【0014】請求項2記載の発明によれば、つき板面に
熱により活性化される漂白剤が塗布され加熱されるとと
もに、その加熱が密閉された状態で行われるので、漂白
剤の加熱による蒸発が防がれて、化粧材の製造に際して
つき板の漂白が行われる。
熱により活性化される漂白剤が塗布され加熱されるとと
もに、その加熱が密閉された状態で行われるので、漂白
剤の加熱による蒸発が防がれて、化粧材の製造に際して
つき板の漂白が行われる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、基材表面に
つき板を貼着した際のホットプレスの余熱による加熱状
態においてつき板の漂白が行われ、かつ、積層状態に置
かれることで漂白剤の蒸発も防がれ、このようにして、
化粧材の製造に際してつき板の漂白が行われる。
つき板を貼着した際のホットプレスの余熱による加熱状
態においてつき板の漂白が行われ、かつ、積層状態に置
かれることで漂白剤の蒸発も防がれ、このようにして、
化粧材の製造に際してつき板の漂白が行われる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、ホットプレ
スによりつき板の基材への接着がおこなわれるととも
に、ホットプレスによる加熱でつき板の漂白が行われ、
ホットプレス構造において漂白剤の蒸発も防がれ、この
ようにして、化粧材の製造に際してつき板の漂白が行わ
れる。
スによりつき板の基材への接着がおこなわれるととも
に、ホットプレスによる加熱でつき板の漂白が行われ、
ホットプレス構造において漂白剤の蒸発も防がれ、この
ようにして、化粧材の製造に際してつき板の漂白が行わ
れる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、熱により活
性化される漂白剤を塗布した後に常態放置することで漂
白剤がつき板に浸透し、その後に加熱が行われて漂白が
行われ、このようにして、化粧材の製造に際してつき板
の漂白が行われる。
性化される漂白剤を塗布した後に常態放置することで漂
白剤がつき板に浸透し、その後に加熱が行われて漂白が
行われ、このようにして、化粧材の製造に際してつき板
の漂白が行われる。
【0018】請求項6記載の発明によれば、熱と活性化
助剤との働きにより過酸化水素水の分解が促進され、そ
れに伴ってつき板の漂白が行われる。
助剤との働きにより過酸化水素水の分解が促進され、そ
れに伴ってつき板の漂白が行われる。
【0019】
製造実施例1 基材上に接着剤を介してつき板を配置し、130°Cで
複数段のホットプレス装置でホットプレスを行い基材上
につき板を貼着し化粧材を得る。そして、ホットプレス
装置から取り出した80°C程度の温度の化粧材に噴射
等により熱により活性化される漂白剤としてのアルカリ
性過酸化水素水(市販過酸化水素水[濃度35%]:1
00部 水:40部 アルコール:40部 アンモニア
水[濃度28% PH11〜13]:140部 界
面活性剤:16部)を12g/尺2塗布し、積層して全
体をシート体により被覆して6時間以上保管しておく。
上記アンモニア水は過酸化水素のHOO-とH+とへの分
解反応を活性化する活性化助剤(触媒)として機能す
る。
複数段のホットプレス装置でホットプレスを行い基材上
につき板を貼着し化粧材を得る。そして、ホットプレス
装置から取り出した80°C程度の温度の化粧材に噴射
等により熱により活性化される漂白剤としてのアルカリ
性過酸化水素水(市販過酸化水素水[濃度35%]:1
00部 水:40部 アルコール:40部 アンモニア
水[濃度28% PH11〜13]:140部 界
面活性剤:16部)を12g/尺2塗布し、積層して全
体をシート体により被覆して6時間以上保管しておく。
上記アンモニア水は過酸化水素のHOO-とH+とへの分
解反応を活性化する活性化助剤(触媒)として機能す
る。
【0020】上記製造によれば、アルカリ性過酸化水素
水を塗布後、積層された状態においてホットプレスの余
熱による加熱により板の漂白作用が促進され、かつ、積
層状態においてシート体により覆われた構成により、ア
ルカリ性過酸化水素水の蒸発が防がれ、漂白作用が良好
に果たされる。
水を塗布後、積層された状態においてホットプレスの余
熱による加熱により板の漂白作用が促進され、かつ、積
層状態においてシート体により覆われた構成により、ア
ルカリ性過酸化水素水の蒸発が防がれ、漂白作用が良好
に果たされる。
【0021】このようして、つき板の漂白が良好に行わ
れた化粧材が得られた。
れた化粧材が得られた。
【0022】製造実施例2 基材上に接着剤を介してつき板を配置するとともに、つ
き板表面にアルカリ性過酸化水素水(市販過酸化水素水
[濃度35%]:100部 水:350部 アルコー
ル:100部 アンモニア水[濃度28% PH7〜
9]:6部 界面活性剤:1部)を1.0g/尺2塗布
し、130°Cで複数段のホットプレス装置で10秒間
ホットプレスを行う。
き板表面にアルカリ性過酸化水素水(市販過酸化水素水
[濃度35%]:100部 水:350部 アルコー
ル:100部 アンモニア水[濃度28% PH7〜
9]:6部 界面活性剤:1部)を1.0g/尺2塗布
し、130°Cで複数段のホットプレス装置で10秒間
ホットプレスを行う。
【0023】上記製造によれば、つき板の接着のための
熱が直接に加熱に効率良く用いられ、短時間において良
好なつき板の漂白がなされ、かつ、そのホットプレス状
態においては両面からの圧着構成によりぼほ密閉状態と
なりアルカリ性過酸化水素水の蒸発は最小限に押さえら
れる。この蒸発をさらに押さえるには、ホットプレスの
際に基材とつき板の周囲を囲む枠体をホットプレス装置
に備える構成とすることが考えられる。
熱が直接に加熱に効率良く用いられ、短時間において良
好なつき板の漂白がなされ、かつ、そのホットプレス状
態においては両面からの圧着構成によりぼほ密閉状態と
なりアルカリ性過酸化水素水の蒸発は最小限に押さえら
れる。この蒸発をさらに押さえるには、ホットプレスの
際に基材とつき板の周囲を囲む枠体をホットプレス装置
に備える構成とすることが考えられる。
【0024】このようして、つき板の漂白が良好に行わ
れた化粧材が得られた。
れた化粧材が得られた。
【0025】製造実施例3 基材上に接着剤を介してつき板を配置し、130°Cで
複数段のホットプレス装置でホットプレスを行い基材上
につき板を貼着し化粧材を得る。そして、ホットプレス
装置から取り出され温度低下した後につき板表面にアル
カリ性過酸化水素水(市販過酸化水素水[濃度35
%]:100部 水:5部 アルコール:1部 アンモ
ニア水[濃度28% PH10〜12]:30部 界
面活性剤:1.3部)を15g/尺2塗布して2時間以
上常態(25〜30°C)で乾燥し、その後に90°C
で10分未満加熱する。
複数段のホットプレス装置でホットプレスを行い基材上
につき板を貼着し化粧材を得る。そして、ホットプレス
装置から取り出され温度低下した後につき板表面にアル
カリ性過酸化水素水(市販過酸化水素水[濃度35
%]:100部 水:5部 アルコール:1部 アンモ
ニア水[濃度28% PH10〜12]:30部 界
面活性剤:1.3部)を15g/尺2塗布して2時間以
上常態(25〜30°C)で乾燥し、その後に90°C
で10分未満加熱する。
【0026】上記の製造によれば、アルカリ性過酸化水
素水の塗布後すぐに加熱することなく常態乾燥すること
で、アルカリ性過酸化水素水の無駄な蒸発が避けられ
る。
素水の塗布後すぐに加熱することなく常態乾燥すること
で、アルカリ性過酸化水素水の無駄な蒸発が避けられ
る。
【0027】このようして、つき板の漂白が良好に行わ
れた化粧材が得られた。
れた化粧材が得られた。
【0028】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、つき板面に熱により活性化される漂白剤が塗布され
加熱されてつき板の漂白が行われるので、これにより、
別途つき板の漂白工程を行うことことなく化粧材の製造
に伴ってつき板の漂白が行え、その結果、製造容易につ
き板の材色が良い意匠性優れる化粧材が得られるように
なる。
ば、つき板面に熱により活性化される漂白剤が塗布され
加熱されてつき板の漂白が行われるので、これにより、
別途つき板の漂白工程を行うことことなく化粧材の製造
に伴ってつき板の漂白が行え、その結果、製造容易につ
き板の材色が良い意匠性優れる化粧材が得られるように
なる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、さらに、漂白剤の加熱による蒸発が
防がれることで、漂白が良好に行われるようになるとと
もに、製造工程の短縮が可能となる。
載の発明において、さらに、漂白剤の加熱による蒸発が
防がれることで、漂白が良好に行われるようになるとと
もに、製造工程の短縮が可能となる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、基材表面に
つき板を貼着した際のホットプレスの余熱による加熱状
態においてつき板の漂白が行われ、かつ、積層状態に置
かれることで漂白剤の蒸発も防がれ、これにより製造容
易につき板の材色が良い意匠性優れる化粧材が得られる
ようになり、しかも、漂白剤の加熱による蒸発が防がれ
ることで、漂白が良好に行われるようになるとともに、
製造工程の短縮が可能となる。
つき板を貼着した際のホットプレスの余熱による加熱状
態においてつき板の漂白が行われ、かつ、積層状態に置
かれることで漂白剤の蒸発も防がれ、これにより製造容
易につき板の材色が良い意匠性優れる化粧材が得られる
ようになり、しかも、漂白剤の加熱による蒸発が防がれ
ることで、漂白が良好に行われるようになるとともに、
製造工程の短縮が可能となる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、ホットプレ
スによる加熱でつき板の漂白が行われ、ホットプレス構
造において漂白剤の蒸発も防がれ、これにより短時間に
おいて製造容易につき板の材色が良い意匠性優れる化粧
材が得られるようになり、しかも、漂白剤の加熱による
蒸発が防がれることで、漂白が良好に行われるようにな
るとともに、製造工程の短縮が可能となる。
スによる加熱でつき板の漂白が行われ、ホットプレス構
造において漂白剤の蒸発も防がれ、これにより短時間に
おいて製造容易につき板の材色が良い意匠性優れる化粧
材が得られるようになり、しかも、漂白剤の加熱による
蒸発が防がれることで、漂白が良好に行われるようにな
るとともに、製造工程の短縮が可能となる。
【0032】請求項5記載の発明によれば、熱により活
性化される漂白剤を塗布した後に常態放置することで漂
白剤がつき板に浸透し、その後に加熱が行われて漂白が
行われ、これにより製造容易につき板の材色が良い意匠
性優れる化粧材が得られるようになる。
性化される漂白剤を塗布した後に常態放置することで漂
白剤がつき板に浸透し、その後に加熱が行われて漂白が
行われ、これにより製造容易につき板の材色が良い意匠
性優れる化粧材が得られるようになる。
【0033】請求項6記載の発明によれば、熱と活性化
助剤との働きにより過酸化水素水の分解が促進され、そ
れに伴ってつき板の漂白が行われ、これにより、別途つ
き板の漂白工程を行うことことなく化粧材の製造に伴っ
てつき板の漂白が行え、その結果、製造容易につき板の
材色が良い意匠性優れる化粧材が得られるようになる。
助剤との働きにより過酸化水素水の分解が促進され、そ
れに伴ってつき板の漂白が行われ、これにより、別途つ
き板の漂白工程を行うことことなく化粧材の製造に伴っ
てつき板の漂白が行え、その結果、製造容易につき板の
材色が良い意匠性優れる化粧材が得られるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 吉久 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 近藤 久嗣 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 基材表面につき板を貼着して行う化粧材
の製造方法において、前記つき板面に熱により活性化さ
れる漂白剤を塗布するとともに、その漂白剤によるつき
板の漂白を加熱環境において行うことを特徴とする化粧
材の製造方法。 - 【請求項2】 基材表面につき板を貼着して行う化粧材
の製造方法において、前記つき板面に熱により活性化さ
れる漂白剤を塗布するとともに、その漂白剤によるつき
板の漂白を加熱密閉環境において行うことを特徴とする
化粧材の製造方法。 - 【請求項3】 基材表面につき板をホットプレスにより
貼着し、そのホットプレスによる余熱が冷めないうちに
前記つき板上に熱により活性化される漂白剤を塗布し、
その後それら複数の化粧材を積層しておくことを特徴と
する化粧材の製造方法。 - 【請求項4】 接着剤を塗布した基材表面につき板を配
置するとともに、そのつき板表面に熱により活性化され
る漂白剤を塗布し、ホットプレスにより前記基材表面に
前記つき板を貼着して行うことを特徴とする化粧材の製
造方法。 - 【請求項5】 基材表面につき板を貼着し、そのつき板
表面に熱により活性化する漂白剤を塗布して常態放置
し、その後加熱を行うことを特徴とする化粧材の製造方
法。 - 【請求項6】 基材表面につき板を貼着し、そのつき板
表面に、市販過酸化水素水を希釈剤により希釈して過酸
化水素濃度を5〜35%したものに過酸化水素の分解反
応を活性化する活性化助剤を添加したものを1.0〜1
5.0g塗布し、加熱環境に置くことでつき板の漂白を
行うことを特徴とする化粧材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3973095A JPH08229903A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 化粧材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3973095A JPH08229903A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 化粧材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229903A true JPH08229903A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12561098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3973095A Pending JPH08229903A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 化粧材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08229903A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000326312A (ja) * | 1999-05-24 | 2000-11-28 | Aoi Kokuban Seisakusho:Kk | コルク板とその処理方法 |
CN100341685C (zh) * | 2004-11-30 | 2007-10-10 | 米仕明 | 竹材地板及装饰板的生产方法 |
JP2008018643A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Wood One:Kk | 木質板の乾燥処理方法 |
CN103056949A (zh) * | 2012-12-11 | 2013-04-24 | 广西融水县鑫源木业制品有限公司 | 一种侧压单层径向面竹地板的加工方法 |
JP3197206U (ja) * | 2015-01-27 | 2015-04-30 | 敏男 青木 | 漂白合板製造システムおよび漂白合板 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP3973095A patent/JPH08229903A/ja active Pending
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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JP2008018643A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Wood One:Kk | 木質板の乾燥処理方法 |
CN103056949A (zh) * | 2012-12-11 | 2013-04-24 | 广西融水县鑫源木业制品有限公司 | 一种侧压单层径向面竹地板的加工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000425 |