JPS60196301A - 人工化粧単板の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、人工化粧単板の製法に関する。

〔背景技術〕

一般に、人工化粧単板は白根に貼着されたのち仕上けと
して塗装を施されて製品化される。しかしながら、天然
銘木重版に比べて塗装時に単叡内に塗料を多く吹い込ん
でしｌい、所望の色調の木目が得らｔＬなかつたり、あ
るいは白根表面が透けて見えたり（裏映り）等の問題を
発生させていた・′よた、人工化粧単板はその後の２仄
加工として曲げ加工が施されることがある。この時、割
れが発生してし１９等の問題ｒ起こしていた。

Ｃ発明の目的〕 そこで、この発明は、塗装時に塗料が吹い込まれること
がなく、曲げ加工に強い人工化粧単板の製法を提供する
ことを目的とする。

〔発明の開示」 発明肴らは、上記の目的を達成するために鋭意検討ｒ重
ね、この発明を完成した。

この発明は、原木をスライスして得られた素材単機の集
成フリツナオスライスして人工化粧単板を作るに当たり
、様々な工程時の単板のうち少ｌくともフリッチをスラ
イスしてなる単板にゴム系樹脂被膜？形成すること？特
徴とする人工化粧単板の一法をその要旨とする。以下、
これをｄｆ、述する。

アカナス、アイウス、テパ等の原木ヲロータリ切削ある
いはスライスして得られた素材単機を染色する。染色の
Ｍ］Ｊに脱脂や脱色を行うようにしても良い。染色は、
染Ｐ）溶液中に素材単板を浸漬する方法や累月単板にロ
ールコータ、フローコータスプレー等で染料溶液金塗布
する方法等により行われる。つぎに、染色された素材単
機、すなわち染色単板ケ接着剤ｒ弁してフリッチに成形
する。

この時、着色または無着色のノート状相料を染色単板Ｖ
こ貼着して複合体を作り、この腹合体を適宜に採り混ぜ
て染色Ｉ４ｉ板のフリツナを作るようにしても良い。こ
のフリッチをスライスすることによって人工化粧単板が
得られる。人工化粧単板は合板に貼着された後、塗装が
施される。この塗装の前処理として、単機にゴム系ｔｒ
ＪＪ脂の被膜を形成する。被膜形成は、溶剤系ゴム系樹
脂液や水エマルジヨン系ゴム系樹脂のエマルジョン（水
浴性ゴム系エマルジョン樹脂）を単板表面に塗Ｊｔｉ　
ｔ、、加熱圧締等を施して固着させるようにして行われ
る。

あるいは、前記溶剤系ゴム系樹脂液や水エマルジヨン系
ゴム系ｆｉｔ　ＩＪｂのエマルジョンを含浸させた不織
布シート、織布シートー８才、卯熱用袖等の方法により
単板表面に貼庸することにより行われる。

しかし、被膜形成力ムや使用するゴム糸１釘脂は上記に
限られるものではない。したがって、破１戻杉成時にお
いて同時に単似内にＸＩ記コム糸四脂液を含浸させるよ
うにしても良い。しかし、単機表面への塗布（コーティ
ング）だけであっても後述する所望の効果が得られる。

塗布によれば、単機の実質的部分（本質的な木材部分）
に対するゴム系ｔａ脂量紫低く抑えることができるので
ある。

以上のような処理がなされた人工化粧単板は、単板表面
に樹脂層が形成されて一部のソールとなり、塗料の吸い
込４２防止し得るようになる。また、柔かいゴム系ｍｔ
　ｔ＋ｈに保護されているため、可撓性を具備し、その
後の曲げ加工において割れを発生させることがなくなる
。さらに、集成前の累月単板は、人工化粧単板において
木目の一部をそれぞれ構成しているが、それぞれがゴム
系樹脂の披１戻によって強固に接着されるため、人工化
粧単板の引張強度が向上する。

ゴム系樹脂液を単板表面に塗布して被膜を形成する場合
、樹脂液の種類を適当に選択すれば、被１漢を透明化さ
せて人工化粧単板の化粧性を損うことがない。ゴム系樹
脂液と不織布シート、織布シート等ｒ用いて被膜を形成
する場合でも、シート訃よび（信詣液の種類を選択すれ
ば、不織布シート等に含浸された樹脂がシートの空＠を
充填して硬化し、被膜を透明化させることができる。

なお、被膜形成は人工化粧単板のみに限られず、人工化
粧単叛紮作る過程の様々な工程時の単板に対してなされ
て良い。例えば、フリッチ成形される前の染色単板に対
して被膜形成を行うならば、フリツナ成形時に染色単板
に割れ全発生させることがなくなり、染色単板に可撓性
ｒ付与することができる。

以下に、実施例を示す。

（実施例１） アガチス原木からロークリ切削されたロータリ単板を脱
＋１旨および脱色したのち、染色して染色単板を得た。

染色単板全フリッチ取１しし、これケスライスした。フ
ライス後の単機表面に溶剤系ゴム系ｆｆ１Ｊ脂液をロー
ルコータで６０　ｇ／ｍ２　塗布した。

堡蒲後の単板を温度１５０℃、圧力１０にシーのホット
ブレヌで；（０秒間プレスした。これにより、表面にゴ
ム糸樹脂が硬化固着され被１戻を形成した人工化粧単板
ケ得た。

（実施例２） 実施例１と同様にしてフリッチを作り、このフリツナを
スライスして単板を作った・他方、レーヨンの不織布に
水エマルジヨン糸ゴム系樹脂のエマルジョンを含浸させ
乾燥した。前記単板表面にｒｎＪｎ転記後の樹脂含浸不
織布を載せ、これを温度１５０　’Ｃ、圧力１０　ｋｇ
／＋−のホットプレスで３０秒間プレスした。これによ
り、表面に被１漢を形成した人工化粧単板を得た。

〔発ＬＩ１４の効果〕 以上のように、この発明にかかる人工化粧単板の製法は
、原木をスライスして得られた素材単板の集成フリッチ
をスライスして人工化粧単板ｒ作るに当たり、様々な工
程時の単板のうち少なくともフリッチイヌライスしてな
る単板にゴム系樹脂波）漢を形成することｔ％徴として
いるので、塗装時に単板に塗料が吹い込ま才りることが
防止されるとともに、単板に可続性が付与されてその後
の折り曲げ加工時に割れが発生することが防止されると
いう効果がもたらされる。また、単板の引張強度が向上
するという効果ももたらでれるのである。

代理人　弁理士　松　本　武　彦

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）　原木ケスライスして得られた素材単板の集成フ
   リッチ全ヌライスして人工化粧単板を作るに当たり、様
   々な工程時の卓板のうち少なくともフリツナをスライス
   してなる単板にゴム系樹脂被膜全形成することを特徴と
   する人工化粧単板の製法。
2. （２）　ゴム系樹脂が溶剤系ゴム糸樹脂である特許請求
   の範囲第１項記載の人工化粧単板の製法。
3. （３）コム系樹脂が水エマルジヨン糸ゴム系樹脂である
   特許請求の範囲第１項記載の人工化粧単板の製法。
4. （４）　被１良形成がゴム系樹脂液を単板表１に塗布し
   、加熱圧締することによりなされる特許請求の範囲第１
   項ないし第３項のいずれかに記載の人工化粧単板の製法
   。
5. （５）被１戻１し成がゴム系樹脂液を含浸させた不織４
   １ｉシートを単機表面に加熱圧締することによりなされ
   る特許請求の範囲第１項ないし第３項のいす！Ｌかに記
   載の人工化粧単板のｌｌ！！法。
6. （６）　被）換形成がゴム系函脂液會含浸させた織布シ
   ートを単板表面に加熱圧締することによりなされる特許
   請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の人工
   化粧単板の＃法。