JPH08226746A - 冷蔵庫の異常確認装置 - Google Patents

冷蔵庫の異常確認装置

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JPH08226746A
JPH08226746A JP3524895A JP3524895A JPH08226746A JP H08226746 A JPH08226746 A JP H08226746A JP 3524895 A JP3524895 A JP 3524895A JP 3524895 A JP3524895 A JP 3524895A JP H08226746 A JPH08226746 A JP H08226746A
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Yukimasa Takeda
幸正 竹田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷蔵庫に発生する異常に対して適切な処置が
取れるようにする。 【構成】 冷蔵庫に異常が発生すると、同異常が検出さ
れるとともに、警報器45により警報音が発生される。
また、検出された異常を表す異常コードがRAM34内
に記憶されるとともに、優先順位の最も高い異常を表す
優先コードが表示器44にて表示される。この状態で、
異常確認スイッチ43がオン操作されると、警報音の発
生が停止される。さらに、異常確認スイッチ43を繰り
返しオン操作すると、同スイッチ43の操作毎に、前記
記憶された異常コードが優先順位順にRAM34内から
消去されるとともに、表示器44にて表示される異常コ
ードも優先順位順に切り替えられる。複数種類の異常の
うちで特定の異常に対しては、前記RAM34内の異常
コードの消去及び表示器44における表示切り替えは禁
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫にて発生する複
数種類の異常をそれぞれ検出するとともに、同検出した
異常の種類を表示するようにして、発生した異常の種類
を確認できるようにした冷蔵庫の異常確認装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、冷蔵庫に異常が発生すると、
この異常を検出して警報音を発生したり、異常の種類を
表示するようにして、使用者、出荷検査員などが発生し
た異常を確認できるようにした冷蔵庫の異常確認装置は
よく知られている。また、例えば特開平5−45043
号公報及び特開平5−45045号公報に示されている
ように、異常が検出される毎に検出した異常の種類をメ
モリ内に記憶しておき、メモリ内に記憶されている全て
の異常の種類を所定時間毎又はスイッチ操作毎にそれら
の発生順に順次切り換え表示するようにしたものも知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の従
来装置においては、警報音がうるさいという理由から、
電源を切って警報音を解除してしまうことがあり、この
解除と同時に表示器にて表示されている異常の種類も消
えてしまうので、異常の種類の確認が難しい場合があ
る。特に、複数種類の異常が発生した場合には、たとえ
表示器にて表示されていた一種類の異常を確認したとし
ても、他の種類の異常を確認することができないので、
発生した異常に対して適切に対処できないという問題が
ある。また、上記後者の従来装置においては、発生した
異常の種類が順次切り換え表示されるものの、冷蔵庫の
運転上大きな障害となる重大な異常も、冷蔵庫の運転上
大きな障害とならない些細な異常、重大な異常が解消さ
れればそれに連動して解消される些細な異常もすべて同
等に扱われているので、使用者、出荷検査員などは重要
性を考慮した上で発生した異常に対して適切に対処でき
ないという問題がある。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は複数種類の異常に優先順位を設定
するとともに同設定優先順位に従って異常の種類を表示
するようにし、使用者、出荷検査員などが発生した異常
に対して適切に対処できるようにした冷蔵庫の異常確認
装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成上の特徴(請求項1に記載の発
明に対応)は、冷蔵庫にて発生する複数種類の異常をそ
れぞれ検出する異常検出手段(ステップ110,20
2)と、前記検出された異常の種類を表示する表示器
(44)とを備えた冷蔵庫の異常確認装置において、異
常検出手段により複数種類の異常が検出されたとき同検
出された複数種類の異常のうちで予め決めた優先順位の
最も高い異常の種類を選択して表示器にて表示させる第
1表示制御手段(ステップ208,218)と、異常の
種類を確認するための異常確認スイッチ(43)と、異
常確認スイッチの操作毎に前記検出された複数種類の異
常を前記優先順位にしたがって表示器にて順次切り換え
表示させる第2表示制御手段(ステップ310〜31
4)とを設けたことにある。
【0006】また、第2の構成上の特徴(請求項3に記
載の発明に対応)は、前記と同様な異常検出手段及び表
示器に加えて、異常検出手段により異常が検出されたと
き警報音を発生する警報器(45)を備えた冷蔵庫の異
常確認装置において、前記と同様な第1表示制御手段及
び異常確認スイッチに加えて、警報音の発生中における
異常確認スイッチの操作に応答して警報器を制御し警報
音の発生を停止する警報音停止制御手段(ステップ30
2,304)と、警報音の発生が停止された状態におけ
る異常確認スイッチの操作毎に前記検出された複数種類
の異常を前記優先順位にしたがって表示器にて順次切り
換え表示させる第2表示制御手段(ステップ310〜3
14)とを設けたことにある。
【0007】さらに、第3の構成上の特徴(請求項2,
4に記載の発明に対応)は、複数種類の異常のうちで予
め決めた所定種類に属する異常が表示器にて表示されて
いるとき第2表示制御手段による異常種類の表示切り換
えを禁止する表示切り換え禁止手段(ステップ308)
を設けたことにある。
【0008】
【発明の作用・効果】上記第1の構成上の特徴によれ
ば、異常検出手段により複数種類の異常が検出されたと
き、第1表示制御手段が、まず前記検出された複数種類
の異常のうちで予め決めた優先順位の最も高い異常の種
類を選択して表示器にて表示させる。そして、この状態
で、使用者、出荷検査員などが異常確認スイッチを繰り
返し操作すれば、第2表示制御手段は、異常確認スイッ
チの操作毎に、前記検出された複数種類の異常を予め決
めた優先順位にしたがって表示器にて順次切り換え表示
させる。したがって、冷蔵庫に複数種類の異常が発生し
た場合には、使用者、出荷検査員などは単に異常確認ス
イッチを繰り返し操作するだけで、重大な異常から些細
な異常まで全ての異常をそれらの重要度順に確認するこ
とができる。したがって、使用者、出荷検査員などは、
簡単な操作で、重要性を考慮した上で冷蔵庫に発生した
複数種類の異常に対して順序よく適切に対処できるよう
になる。
【0009】また、上記第2の特徴によれば、使用者、
出荷検査員などを喚起するために異常発生時に警報音を
発生するようにした冷蔵庫において、使用者、出荷検査
員などが異常確認スイッチを繰り返し操作すると、まず
警報音停止制御手段の作用により警報音の発生が停止さ
れ、その後に前記第1の特徴と同様に、第2表示制御手
段の作用により冷蔵庫にて発生した複数種類の異常が予
め決めた優先順位にしたがって順次切り換え表示され
る。したがって、使用者、出荷検査員などは、簡単な操
作で、警報音の発生を停止できて警報音のうるささから
開放され、かつ重要性を考慮した上で冷蔵庫に発生した
複数種類の異常に対して順序よく適切に対処できるよう
になる。
【0010】さらに、上記第3の特徴によれば、複数種
類の異常のうちで予め決めた所定種類に属する異常が表
示器にて表示されているときには、表示切り換え禁止手
段が、第2表示制御手段による異常種類の表示切り換え
を禁止するので、冷蔵庫の運転にとって重大な影響を及
ぼすようなきわめて重大な異常が冷蔵庫に発生したこと
も確認できる。これにより、運転に支障があるような重
大な異常の発生時には、同異常を無視して冷蔵庫の運転
を再開させるような事態を未然に防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は本発明に係る異常確認装置を適用した冷
蔵庫を断面図により示している。
【0012】この冷蔵庫は、ハウジング10内の上部に
仕切り板11により仕切られた冷却室12を備え、冷却
室12の下方には食品を収納するための収納庫としての
内箱13が設けられている。仕切り板11上には蒸発器
14が組み付けられている。蒸発器14は、ハウジング
10の上方に設けたコンプレッサ15にて圧送され、か
つ凝縮器16にて凝縮された冷媒を蒸発させて冷却室1
2内の温度を下げるもので、前記蒸発された冷媒はコン
プレッサ15に戻されるようになっている。凝縮器16
には、冷却のための凝縮機ファン16aが付設されてい
る。冷却室12内には庫内冷却ファン17が組み付けら
れ、同ファン17は冷却室12内の冷気をハウジング1
0と内箱13との間に循環させて内箱13内を冷却す
る。また、蒸発器14には、付着した霜を融かすための
デフロストヒータ18が組み付けられている。
【0013】このように構成した冷蔵庫には、図1及び
図2に示すように、庫内温度センサ21、冷却室温度セ
ンサ22、デフロスト温度センサ23、目詰まりセンサ
24、圧力スイッチ25及び反相リレースイッチ26が
設けられている。庫内温度センサ21は、内箱13に設
けられて同内箱13内の温度を庫内温度T1 として検出
し、同検出庫内温度T1 を表すアナログ検出信号を出力
する。冷却室温度センサ22は、冷却室12に設けられ
て同冷却室12内の温度を冷却室温度T2 として検出
し、同検出冷却室温度T2 を表すアナログ検出信号を出
力する。デフロスト温度センサ23は、蒸発器14に固
着されて蒸発器14上の霜の除去完了を検知するために
同蒸発器14の温度をデフロスト温度T3 として検出
し、同検出デフロスト温度T3 を表すアナログ検出信号
を出力する。
【0014】目詰まりセンサ24は、凝縮器23の出力
側のパイプに組み付けられて蒸発器21の出力側の冷媒
温度T4 を検出して、同冷媒温度T4 を表すアナログ検
出信号を出力する。圧力スイッチ25は、凝縮器23の
出力側のパイプに組み付けられ、通常オフしていて同パ
イプ内の冷媒圧力が異常に高くなったときオンする。反
相リレースイッチ26はコンプレッサ15に組み付けら
れ、通常オフしていてコンプレッサ15に3相電力を供
給する電源ラインの接続状態が逆相であるときオンす
る。
【0015】これらの各センサ21〜24及び各スイッ
チ25,26は、マイクロコンピュータ30を構成する
入力インターフェース31に接続されている。入力イン
ターフェース31にはA/D変換器31aが内蔵されて
いて、同変換器31aはCPU32からの指示に応答し
て各センサ21〜24からの各アナログ信号をディジタ
ル変換してCPU32に供給する。
【0016】この入力インターフェース31には、図示
しない操作パネル上に設けた庫内温度設定器41、設定
温度スイッチ42及び異常確認スイッチ43が接続され
ている。庫内温度設定器41はポテンショメータにより
構成されて庫内温度T5を設定するもので、同庫内温度
T5を表すアナログ信号を出力する。このアナログ信号
もA/D変換器31aによりディジタル変換される。設
定温度スイッチ42は、通常オフ状態に保たれ、オン操
作により、後述する表示器44にて通常表示されている
検出庫内温度T1 の表示を設定庫内温度T5 の表示に切
り換えるためのものである。異常確認スイッチ43は、
通常オフ状態に保たれ、オン操作により、後述する警報
器45における警報の発生を解除するとともに、表示器
44における異常種類の表示を切り換えるためのもので
ある。
【0017】マイクロコンピュータ30は、入力インタ
ーフェース31及びCPU32の他に、ROM33、R
AM34、タイマ35、EEPROM36及び出力イン
ターフェース37を備えている。ROM33は、図4〜
6のフローチャートに対応したプログラムを記憶してい
る。RAM34は、プログラムの実行に必要な変数を記
憶するとともに、複数種類(本件実施例では13種類
の)の異常に対応して各種類毎に現在検出されている異
常の有無をそれぞれ表す新異常検出フラグNER1〜NER
C(”1”により異常有りを表し、”0”により異常な
しを表す)を記憶する新異常検出ファイル(図3(A)参
照)を備えている。また、RAM34は、複数種類の異
常に対応して各種類毎に前回検出された異常の有無をそ
れぞれ表す旧異常検出フラグOER1〜OERCを記憶する旧異
常検出ファイル(図3(B)参照)、及び現在検出されて
いる異常の種類を表す異常コードE1〜ECを予め決め
た優先順位にしたがって並び換えて記憶する優先順ファ
イル(図3(C)参照)を備えている。本実施例では、異
常の種類の優先順位は、下記数1のとおりである。
【0018】
【数1】 EC>EB>EA>E6>E5>E8>E9 >E4>E7>E3>E1>E2 タイマ35は、作動開始から時間計測して所定時間毎に
時間計測信号を出力する。EEPROM36は冷蔵庫の
運転に必要なデータを記憶しておくもので、同データ
は、EEPROM36にEEPROMライタ38を接続
して同ライタ38を介して書き込まれる。また、EEP
ROM36に対するデータ書き込み用のプログラムを別
途用意しておき、CPU32が前記プログラムを実行し
てデータをEEPROM36に書き込むようにしてもよ
い。なお、EEPROM36に代えてEPROM,PR
OMを用いることも可能である。
【0019】出力インターフェース37はCPU32の
指示により制御信号を出力するもので、同インターフェ
ース37にはコンプレッサ15、凝縮器ファン16a、
デフロストヒータ18、庫内冷却ファン17、表示器4
4及び警報器45が接続されている。表示器44は、前
述の操作パネルに設けた7セグメントのLED、液晶表
示器などにより構成されていて、英数字などを表示す
る。警報器45も操作パネルに設けられていて、警報音
を発生する。また、上述のような冷蔵庫のための電気制
御装置は、電源回路50を有している。電源回路50
は、コネクタ51からの電力を受け、操作パネルに設け
られた電源スイッチ52の投入に応答して各電気部品に
電源電圧+Vを供給する。
【0020】次に、上記のように構成した冷蔵庫の動作
について説明する。コネクタ51を介して電力供給を受
けた状態で電源スイッチ52を投入すると、電源回路5
0は電源電圧+Vを各電気部品に供給する。これによ
り、CPU32は図2のステップ100にてプログラム
の実行を開始して、ステップ102にて同プログラムに
実行に必要な変数を初期値に設定するイニシャル処理を
実行した後に、ステップ104〜116からなる循環処
理を繰り返し実行する。
【0021】ステップ104においては、CPU32は
温度制御運転ルーチンを実行する。この温度制御運転ル
ーチンにおいては、庫内温度設定器41により設定され
ている庫内設定温度T5よりも若干低い温度を冷却室温
度T6として設定し、冷却室温度センサ22により検出
されている冷却室温度T2が設定冷却室温度T6に所定の
小さな温度を加算した上限温度よりも高くなると、コン
プレッサ15及び凝縮器ファン16aを作動させて、冷
却室12の温度を下げる。また、検出冷却室温度T2 が
設定冷却室温度T6 から所定の小さな温度を減算した下
限温度よりも低くなると、コンプレッサ15及び凝縮器
ファン16aの作動を停止させる。これにより、冷却室
12内の温度は上昇する。このようなコンプレッサ15
及び凝縮器ファン16aの作動及び停止を繰り返しなが
ら、冷却室12内の温度は設定冷却室温度T6 を中心に
下限温度及び上限温度の間に維持される。そして、前記
温度制御運転中、庫内冷却ファン17は作動状態に維持
されるので、内箱13内の温度は前記設定庫内温度T1
を中心とする庫内下限温度TLLと庫内上限温度TULとの
間に維持される(図7,8参照)。
【0022】ステップ106においては、CPU32は
蒸発器21の除霜を制御するためのデフロスト制御ルー
チンを実行する。このデフロスト制御ルーチンにおいて
は、前記のような庫内温度の制御中、タイマ35との協
働により所定時間(例えば6時間)が経過する毎に、ま
ずコンプレッサ15、凝縮器ファン16a及び庫内冷却
ファン17の作動を停止させるとともに、デフロストヒ
ータ18を作動させる。これにより、蒸発器21が暖め
られ、同蒸発器21に付着した霜が融け始める。
【0023】そして、デフロスト温度センサ23により
検出された蒸発器14の温度がデフロスト終了温度より
高くなったり、タイマ35により歩進されるバックアッ
プタイマカウント値がデフロストヒータ18による加熱
終了時間(例えば60分)のカウントを完了すると、デ
フロストヒータ18の作動を停止させる。次に、タイマ
35により歩進される水切りタイマカウント値が所定値
に達するまで、この状態が維持され、その間に、蒸発器
14に付着した霜は融けて外部へ排出される。コンプレ
ッサ15及び凝縮器ファン16aが作動開始された後、
タイマ35により歩進される遅延タイマカウント値が所
定値に達するまで、庫内冷却ファン17の作動が遅延さ
れた後、同ファン17が作動制御される(図7を参
照)。このような除霜制御の後、冷蔵庫は前記ステップ
104の処理による温度制御運転状態に戻される。
【0024】ステップ108においては、CPU32
は、表示器44にて検出庫内温度T1及び設定庫内温度
T5 を表示するための温度表示制御ルーチンを実行す
る。この温度表示制御ルーチンにおいては、庫内温度セ
ンサ21により検出された庫内温度T1 が表示器44に
て表示される。一方、設定温度スイッチ42が操作され
た場合には、同スイッチ42のオン操作中、前記検出庫
内温度T1 に代えて庫内温度設定器41にて設定されて
いる設定庫内温度T5 が表示器44にて表示される。な
お、後述するように、冷蔵庫に異常が発生した場合に
は、前記検出庫内温度T1 及び設定庫内温度T5 の表示
に優先して、表示器44にて異常コードE1〜ECが表
示される。
【0025】上記のようなステップ104〜108の処
理による冷蔵庫の制御中、CPU32は、ステップ11
0,112の処理により、同冷蔵庫にて発生した複数種
類の異常を検出して、同検出結果を表示器44にて表示
するとともに警報器45にて警報音を発生する。ステッ
プ110においては、下記(1)〜(12)のようにして、各
センサ21〜24、各スイッチ25,26などからの検
出信号、タイマ35により歩進される各種カウント値な
どを用いて冷蔵庫に発生する複数種類の異常を検出する
とともに、同異常の判定結果に応じてRAM34に設け
た新異常検出ファイル(図3(A)参照)に対して新異常
検出フラグNER1〜NERCの設定及び変更を行う。
【0026】(1)高温異常(E1) 検出庫内温度T1が設定庫内温度T5よりも10℃以上高
い状態が120分間以上継続したとき、高温異常を判定
して新異常検出フラグNER1を”1”に設定する。新異常
検出フラグNER1が一旦”1”に設定された後であって
も、検出庫内温度T1が庫内下限温度TLLまで下がれ
ば、高温異常が自動的に解消されたと判定して、新異常
検出フラグNER1を”0”に戻す。ただし、電源スイッチ
52の投入時においては、検出庫内温度T1が一旦庫内
下限温度TLLに達するまで、前記高温異常は判定されな
い。
【0027】(2)低温異常(E2) 検出庫内温度T1が設定庫内温度T5よりも5℃以上低い
状態が60分間以上継続したとき、低温異常を判定して
新異常検出フラグNER2を”1”に設定する。新異常検出
フラグNER2が一旦”1”に設定された後であっても、検
出庫内温度T1が庫内上限温度TULまで上がれば、低温
異常が自動的に解消されたと判定して、新異常検出フラ
グNER2を”0”に戻す。
【0028】(3)デフロスト異常(E3) 除霜制御がデフロスト用のバックアップタイマカウント
値による加熱終了時間(例えば60分)の計測完了によ
り強制的に終了されたとき、デフロスト異常を判定して
新異常検出フラグNER3を”1”に設定する。
【0029】(4)高圧異常(E4) 圧力スイッチ25がオンしたときコンプレッサ15の作
動を停止し、5分が経過した後に同圧力スイッチ25の
状態を調べ、同スイッチ25が既にオフしていれば正常
運転に戻す。このコンプレッサ15の作動を停止する制
御が60分以内に5回以上繰り返し行われたとき、高圧
異常を判定して新異常検出フラグNER4を”1”に設定す
る。前記制御が60分以内に5回以上繰り返し行われな
かったときには、60分の経過時点で回数をカウントす
るカウント値をクリアする。なお、圧力スイッチ25が
オンしている限り、コンプレッサ15の作動を停止し続
ける。
【0030】(5)冷却室温度センサ異常(E5) 検出冷却室温度T2が断線検知用の所定値以下のとき、
冷却室温度センサ22の断線を判定して新異常検出フラ
グNER5を”1”に設定する。この場合、新異常検出フラ
グNER5が一旦”1”に設定された後であっても、検出冷
却室温度T2 が前記断線検知用の所定値より上がった
ら、断線異常が自動的に解消されたと判定して新異常検
出フラグNER5を”0”に戻す。検出冷却室温度T2 が短
絡検知用の所定値以上である状態が10分間以上継続し
たとき、冷却室温度センサ22の短絡を判定して新異常
検出フラグNER5を”1”に設定する。この場合、新異常
検出フラグNER5が一旦”1”に設定された後であって
も、検出冷却室温度T2 が前記短絡検知用の所定値より
下がったら、短絡異常が自動的に解消されたと判定し
て、新異常検出フラグNER5を”0”に戻す。
【0031】ただし、設定温度スイッチ42をオン操作
したまま電源スイッチ52を投入しないかぎり、電源ス
イッチ52の投入から1時間は短絡判定を行わない。設
定温度スイッチ42をオン操作したまま電源スイッチ4
2を投入すれば、電源スイッチ42の投入直後に短絡判
定が行われる。また、デフロスト、水切り中、冷却室フ
ァン遅延中(図7参照)は、短絡判定を行わない。
【0032】(6)逆相接続異常(E6) 反相リレースイッチ26がオンしているとき、コンプレ
ッサ15の逆相接続異常を判定して新異常検出フラグNE
R6を”1”に設定する。新異常検出フラグNER6が一旦”
1”に設定された後であっても、反相リレースイッチ2
6がオフすれば新異常検出フラグNER6を”0”に戻す。
なお、反相リレースイッチ26がオンしている間、コン
プレッサ15の作動を停止する。
【0033】(7)目詰まり異常(E7) 目詰まりセンサ24により検出された冷媒温度T4 が所
定の検知温度より高い状態が5分間以上継続したとき、
目詰まり異常を判定して新異常検出フラグNER7を”1”
に設定する。新異常検出フラグNER7が一旦”1”に設定
された後であっても、検出冷媒温度T4 が前記検知温度
より下がれば、目詰まり異常が自動的に解消されたと判
定して、新異常検出フラグNER7を”0”に戻す。
【0034】(8)デフロスト温度センサ異常(E8) 検出デフロスト温度T3 が断線検知用の所定値以下のと
き、デフロスト温度センサ23の断線を判定して新異常
検出フラグNER8を”1”に設定する。この場合、新異常
検出フラグNER8が一旦”1”に設定された後であって
も、検出デフロスト温度T3 が前記所定値より上がった
ら、断線異常が自動的に解消されたと判定して新異常検
出フラグNER8を”0”に戻す。検出デフロスト温度T3
が短絡検知用の所定値以上である状態が10分間以上継
続したとき、デフロスト温度センサ23の短絡を判定し
て新異常検出フラグNER8を”1”に設定する。この場
合、新異常検出フラグNER8が一旦”1”に設定された後
であっても、検出デフロスト温度T3 が前記所定値より
下がったら、短絡異常が自動的に解消されたと判定し
て、新異常検出フラグNER8を”0”に戻す。
【0035】ただし、設定温度スイッチ42をオン操作
したまま電源スイッチ52を投入しないかぎり、電源ス
イッチ52の投入から1時間は短絡判定を行わない。設
定温度スイッチ42をオン操作したまま電源スイッチ5
2を投入すれば、電源スイッチ52の投入直後に短絡判
定が行われる。また、デフロスト、水切り中、冷却室フ
ァン遅延中(図7を参照)は、短絡判定を行わない。
【0036】(9)目詰まりセンサ異常(E9) 目詰まりセンサ24により検出された冷媒温度T4 が断
線検知用の所定値以下のとき、目詰まりセンサ24の断
線を判定して新異常検出フラグNER9を”1”に設定す
る。この場合、新異常検出フラグNER9が一旦”1”に設
定された後であっても、前記検出冷媒温度T4 が前記所
定値より上がったら、断線異常が自動的に解消されたと
判定して新異常検出フラグNER9を”0”に戻す。前記検
出冷媒温度T4 が短絡検知用の所定値以上である状態が
10分間以上継続したとき、目詰まりセンサ24の短絡
を判定して新異常検出フラグNER9を”1”に設定する。
この場合、新異常検出フラグNER9が一旦”1”に設定さ
れた後であっても、前記検出冷媒温度T4 が前記所定値
より下がったら、短絡異常が自動的に解消されたと判定
して、新異常検出フラグNER9を”0”に戻す。
【0037】(10)EEPROM書き込み異常(EA) EEPROM38へのデータの書き込み時に、書き込む
前のデータ値とEEPROM38に書き込んだ後に読み
出したデータ値との値が違うとき、EEPROM書き込
み異常と判定して新異常検出フラグNERAを”1”に設定
する。新異常検出フラグNERAが一旦”1”に設定された
後であっても、引き続きの書き込み操作により、書き込
む前のデータ値とEEPROM36に書き込んだ後に読
み出したデータ値とが一致した場合には、書き込み異常
が解消されたと判定して、新異常検出フラグNERAを”
0”に戻す。
【0038】(11)A/D変換器異常(EB) 各センサ21〜24からの検出アナログ信号のA/D変
換器31aによるA/D変換が1msecで終了しないと
き、A/D変換器31aの異常と判定して新異常検出フ
ラグNERBを”1”に設定する。新異常検出フラグNERBが
一旦”1”に設定された後であっても、前記A/D変換
が1msecで終了すれば、A/D変換器31の異常が解消
されたと判定して新異常検出フラグNERBを”0”に戻
す。
【0039】(12)EEPROM読み出し異常(EC) EEPROM36内に書き込んだデータを定期的に読み
出すとともに、同データとEEPROM36からRAM
34に以前に転送したデータとを比較して、両データが
不一致のとき、EEPROM読み出し異常と判定して新
異常検出フラグNERCを”1”に設定する。新異常検出フ
ラグNERCが一旦”1”に設定された後であっても、引続
き行うEEPROM36からRAM34への転送によ
り、前記と同様なEEPROM38から読み出しデータ
とRAM34内のデータとが一致すれば、EEPROM
36の読み出し異常が解消されたと判定して新異常検出
フラグNERCを”0”に戻す。
【0040】上記ステップ110の処理後に実行される
ステップ112の「警報及び表示ルーチン」は図5のフ
ローチャートに詳細に示されている。CPU32は、
「警報及び表示ルーチン」の実行をステップ200にて
開始し、ステップ202にてRAM34に設けた新異常
検出ファイル(図3(A)参照)内の新異常検出フラグNE
R1〜NERCとRAM34に設けた旧異常検出ファイル(図
3(B)参照)内の旧異常検出フラグOER1〜OERCとをそれ
ぞれ比較し、比較結果に応じて異常発生フラグERWT及び
異常消滅フラグERDLを設定する。最初、旧異常検出フラ
グOER1〜OERCは全て初期値”0”に設定されており、冷
蔵庫に異常が発生していなければ新異常検出フラグNER1
〜NERCも全て”0”に設定されている。この場合には、
異常発生フラグERWT及び異常消滅フラグERDLは”0”に
維持され、前記ステップ202の処理後のステップ20
4,210にてそれぞれ「NO」と判定され、警報音が
発生されないとともに、表示器45の表示も変更されな
い。
【0041】一方、冷蔵庫になんらかの異常が発生した
場合には、新異常検出フラグNER1〜NERCのうちの異常の
種類に対応したフラグが”1”に設定され、また旧異常
検出フラグOER1〜OERCのうちの前記異常の種類に対応し
たフラグは”0”に保たれている。この場合、ステップ
202において、前記異常の発生が検出されるとともに
異常発生フラグERWTが”1”に設定される。その結果、
次のステップ204にて「YES」と判定され、CPU
32はステップ206にて警報器45を制御して警報音
を発生させるとともに、警報フラグBZを”1”に設定
する。なお、この警報フラグBZは”1”により警報音
の発生中を表し、”0”に警報音の発生停止中を表す。
【0042】前記ステップ206の処理後、ステップ2
08にて、発生した異常の種類を表す異常コードEX
(X=1〜C)を優先順ファイル(図3(C)参照)に書
き加える。そして、前記書き込みの結果、優先順ファイ
ルに複数の異常コードE1〜ECが書き込まれた場合に
は、新たに書き込まれた異常コードEXを含めて優先順
ファイル内の異常コードE1〜ECを優先順位の高い順
に並べる。したがって、優先順ファイルには、冷蔵庫の
各種異常を表す異常コードE1〜ECが優先順位にした
がって記憶されていることになる。
【0043】一方、冷蔵庫に発生した異常が解消された
場合には、新異常検出フラグNER1〜NERCのうちの解消さ
れた異常の種類に対応したフラグが”0”に設定され、
また旧異常検出フラグOER1〜OERCのうちの前記異常の種
類に対応したフラグは”1”に保たれている。この場
合、ステップ202において、前記異常の消滅が検出さ
れるとともに異常消滅フラグERDLが”1”に設定され
る。その結果、ステップ210にて「YES」と判定さ
れ、CPU32はステップ212にて、消滅した異常の
種類を表す異常コードEX(X=1〜C)を優先順ファ
イルから消去した後に、前記と同様に優先順ファイル内
の異常コードE1〜ECを優先順位の高い順に並べ替え
る。次に、ステップ214,216の処理により、前記
異常コードの消去の結果、異常コードE1〜ECのいず
れも優先順ファイル内からなくなれば、警報器45を制
御して警報音を発生を停止させるとともに、警報フラグ
BZを”0”に戻す。
【0044】前記のようなステップ204〜216の処
理後、優先順ファイル内にいずれかの異常コードが記憶
されている場合には、ステップ218にて表示器44を
制御して前記記憶されている異常コードのうち最も優先
順の高い異常コードを同表示器44にて表示させる。な
お、優先順ファイル内に一つも異常コードが記憶されて
いない場合には、表示器44にて上述のように検出庫内
温度T1 又は設定庫内温度T5 が表示される。前記ステ
ップ218の処理後、ステップ220にて異常発生フラ
グERWT及び異常消滅フラグERDLを”0”に戻しておくと
ともに、ステップ222にて旧異常検出ファイル(図3
(B)参照)内の旧異常検出フラグOER1〜OERCを新異常検
出ファイル(図3(A)参照)内の新異常検出フラグNER1
〜NERCが示す値に更新して、ステップ224にてこの
「警報及び表示ルーチン」の実行を終了する。
【0045】前記のように表示器44にていずれかの異
常コードが表示されているとき、異常確認スイッチ43
をオン操作すると、CPU32は図4のステップ114
にて「YES」と判定して、プログラムをステップ11
6の「異常表示解除ルーチン」に進める。この「異常表
示解除ルーチン」は図6に詳細に示されており、CPU
32はステップ300にてその実行を開始し、ステップ
302にて警報フラグBZが”1”である否かを判定す
る。警報音が現在発生中であって警報フラグBZが”
1”であれば、ステップ302における「YES」との
判定の基にプログラムをステップ304,306に進め
る。ステップ304,306においては、警報器45を
制御して警報音の発生を停止させるとともに、警報フラ
グBZを”0”に戻す。
【0046】このように警報音の発生が停止された後、
異常確認スイッチ43がふたたびオン操作されると、図
6の「異常表示解除ルーチン」がふたたび実行される。
この場合、警報フラグBZは”0”に設定されているの
で、ステップ302における「NO」との判定の基に、
プログラムをステップ308に進める。ステップ308
においては、優先順ファイル内の最も優先順位の高い異
常コードが異常コードEA未満であるか否かを判定す
る。最も優先順位の高い異常コードが異常コードEA未
満であれば(上記数1参照)、ステップ308にて「Y
ES」と判定して、プログラムをステップ310〜31
6に進める。
【0047】ステップ310にて優先順ファイル内に記
憶されている異常コードのうちで最も優先順の高い異常
コードを同ファイルから消去し、ステップ312にて優
先順ファイル内の残りの異常コードを繰り上げる。前記
異常コードの繰上げ後、ステップ314にて、表示器4
4を制御して、優先順ファイル内に現在記憶されている
異常コードのうちで最も優先順の高い異常コードを表示
器44にて表示させる。次に、ステップ316にて、前
記消去した異常コードに対応した新旧異常検出ファイル
内の新旧異常検出フラグNER1〜NERC,OER1〜OERCを”
0”に戻すとともに、同消去した異常コードにより表さ
れる異常の検出に利用したカウント値などをクリアす
る。異常確認スイッチ43が再度オン操作されれば、優
先順ファイル内の異常コードが全てなくなるまで、ステ
ップ310〜316の処理が実行されて、検出した冷蔵
庫の異常が順次解除される。
【0048】一方、優先順ファイル内の最も優先順位の
高い異常コードが異常コードEA以上である場合、前記
ステップ308にて「NO」と判定して、ステップ31
0〜316の処理を実行しないで、ステップ318にて
「異常表示解除ルーチン」の実行を終了する。これによ
り、異常コードEA,EB,ECにより表されるEEP
ROM書き込み異常、A/D変換器異常及びEEPRO
M読み出し異常に関しては、異常確認スイッチ43がオ
ン操作されても、優先順ファイル内の異常コードが消去
されることなく、また表示器45における異常コードの
表示が変更されることもない。
【0049】上記作動説明からも理解できるとおり、上
記実施例によれば、冷蔵庫に異常が発生すると、ステッ
プ110,202の処理により前記異常が検出され、ス
テップ206の処理により警報音が発生される。また、
ステップ208の処理により、検出された異常の種類を
表す異常コードE1〜ECがRAM34内に設けた優先
順ファイルに記憶されるとともに、同記憶された異常コ
ードE1〜ECは優先順位にしたがって並び替えられ
る。そして、ステップ218の処理により、前記記憶さ
れている異常コードE1〜ECのうちで最も優先順位の
高い異常コードが表示器44にて表示される。
【0050】一方、使用者、出荷検査員などが異常確認
スイッチ43をオン操作すれば、ステップ302,30
4の処理により、警報音の発生が停止される。この警報
音の発生が停止した状態で、使用者、出荷検査員などが
さらに異常確認スイッチ43を繰り返しオン操繰すれ
ば、ステップ310〜316の処理により、優先順ファ
イルに記憶されている異常コードが優先順位にしたがっ
て順次消去されるとともに、表示器44における異常コ
ードの表示も優先順位にしたがって順次切り替えられ
る。したがって、上記実施例によれば、冷蔵庫に複数種
類の異常が発生した場合には、使用者、出荷検査員など
は単に異常確認スイッチ43を繰り返し操作するだけ
で、警報音のうるささから開放され、かつ重大な異常か
ら些細な異常まで全ての異常をそれらの重要度順に確認
することができる。したがって、使用者、出荷検査員な
どは、簡単な操作で、重要性を考慮した上で冷蔵庫に発
生した複数の異常に対して順序よく適切に対処できるよ
うになる。
【0051】また、表示器44にて異常コードEA,E
B,ECが表示されているときに、使用者、出荷検査員
などが警報音の停止状態にて異常確認スイッチ43をオ
ン操作しても、ステップ308の処理により、優先順フ
ァイル内の異常コードの消去、表示器44における異常
コードの表示切り替えは行われない。したがって、異常
コードEA,EB,ECにより表されるEEPROM書
き込み異常、A/D変換器異常及びEEPROM読み出
し異常のような冷蔵庫の運転にとって重大な影響を及ぼ
すようなきわめて重大な異常に関しては、異常が解除さ
れない。したがって、このような場合には、きわめて重
大な異常が冷蔵庫に発生していることを確認でき、運転
に支障があるような重大な異常の発生時には、冷蔵庫の
運転を再開させるような事態を未然に防止できる。
【0052】なお、上記実施例においては、冷蔵庫に発
生している(解除されていない)異常の種類を優先順に
記憶した優先順ファイルをRAM34内に設けるように
したが、この優先順ファイルに代えて、冷蔵庫に発生し
ている(解除されていない)異常の種類を単に記憶する
ファイル(例えば新又は旧異常検出ファイルで代用可
能)を設け、表示及び消去の際には、その都度プログラ
ム処理によりファイル内に記憶されている複数種類の種
類のうちで最も優先順位の高い異常を抽出して同異常を
表示及び消去するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る異常確認装置が適用された冷蔵
庫の概略断面図である。
【図2】 図1の冷蔵庫の電気制御装置のブロック図で
ある。
【図3】 (A)〜(C)は、図2のRAM内に設けた各種
データ記憶ファイルのフォーマット図である。
【図4】 図2のCPUにより実行されるプログラムの
フローチャートである。
【図5】 図4の警報及び表示ルーチンの詳細を示すフ
ローチャートである。
【図6】 図4の異常表示解除ルーチンの詳細を示すフ
ローチャートである。
【図7】 図1の冷蔵庫の運転状態を説明するための作
動説明図である。
【図8】 図1の冷蔵庫の庫内温度と冷却室温度の変化
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10…ハウジング、12…冷却室、14…蒸発器、15
…コンプレッサ、16…凝縮器、16a…蒸発器ファ
ン、17…庫内冷却ファン、18…デフロストヒータ、
21…庫内温度センサ、22…冷却室温度センサ、23
…デフロスト温度センサ、24…目詰まりセンサ、25
…圧力スイッチ、26…反相リレースイッチ、43…異
常確認スイッチ、30…マイクロコンピュータ、31…
入力インターフェース、31a…A/D変換器、32…
CPU、34…RAM、36…EEPROM、44…表
示器、45…警報器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫にて発生する複数種類の異常をそ
    れぞれ検出する異常検出手段と、前記検出された異常の
    種類を表示する表示器とを備えた冷蔵庫の異常確認装置
    において、 前記異常検出手段により複数種類の異常が検出されたと
    き同検出された複数種類の異常のうちで予め決めた優先
    順位の最も高い異常の種類を選択して前記表示器にて表
    示させる第1表示制御手段と、 異常の種類を確認するための異常確認スイッチと、 前記異常確認スイッチの操作毎に前記検出された複数種
    類の異常を前記優先順位にしたがって前記表示器にて順
    次切り換え表示させる第2表示制御手段とを設けたこと
    を特徴とする冷蔵庫の異常確認装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の冷蔵庫の異常確認
    装置において、複数種類の異常のうちで予め決めた所定
    種類に属する異常が前記表示器にて表示されているとき
    前記第2表示制御手段による異常種類の表示切り換えを
    禁止する表示切り換え禁止手段を設けたことを特徴とす
    る冷蔵庫の異常確認装置。
  3. 【請求項3】 冷蔵庫にて発生する複数種類の異常をそ
    れぞれ検出する異常検出手段と、前記検出された異常の
    種類を表示する表示器と、前記異常検出手段により異常
    が検出されたとき警報音を発生する警報器とを備えた冷
    蔵庫の異常確認装置において、 前記異常検出手段により複数種類の異常が検出されたと
    き同検出された複数種類の異常のうちで予め決めた優先
    順位の最も高い異常の種類を選択して前記表示器にて表
    示させる第1表示制御手段と、 異常の種類を確認するための異常確認スイッチと、 前記警報音の発生中における前記異常確認スイッチの操
    作に応答して前記警報器を制御し警報音の発生を停止す
    る警報音停止制御手段と、 前記警報音の発生が停止された状態における前記異常確
    認スイッチの操作毎に前記検出された複数種類の異常を
    前記優先順位にしたがって前記表示器にて順次切り換え
    表示させる第2表示制御手段とを設けたことを特徴とす
    る冷蔵庫の異常確認装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の冷蔵庫の異常確認
    装置において、複数種類の異常のうちで予め決めた所定
    種類に属する異常が前記表示器にて表示されているとき
    前記第2表示制御手段による異常種類の表示切り換えを
    禁止する表示切り換え禁止手段を設けたことを特徴とす
    る冷蔵庫の異常確認装置。
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