JPH0822550A - 斜め罫線描画装置 - Google Patents
斜め罫線描画装置Info
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- JPH0822550A JPH0822550A JP6157676A JP15767694A JPH0822550A JP H0822550 A JPH0822550 A JP H0822550A JP 6157676 A JP6157676 A JP 6157676A JP 15767694 A JP15767694 A JP 15767694A JP H0822550 A JPH0822550 A JP H0822550A
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Abstract
置、線種等を変え再描画する際に、キー操作の手間を簡
略化するとともに斜め罫線の描画データを高速に演算し
て描画する斜め罫線描画装置を提供する。 【構成】 始点・終点位置指示手段によって指示された
始点・終点位置が、斜め罫線描画手段によって、始点位
置から終点位置まで斜め罫線として表示手段の画面に描
画される。このとき、長さ演算手段によって、指示され
た始点・終点位置から、斜め罫線のX方向及びY方向の
長さが演算され、長さ記憶手段に記憶される。次に、再
描画始点位置手段により再描画始点位置を指示するとと
もに再描画方向指示手段により再描画方向が指示される
と、再描画終点位置演算手段により、記憶されている斜
め罫線のX方向及びY方向の長さから再描画終点位置が
演算されるので、斜め罫線描画手段によって、再描画始
点位置と再描画終点位置を結ぶ斜め罫線が再描画され
る。
Description
し、詳しくは、コンピュータ、CAD、ワードプロセッ
サ、電子手帳などの情報処理装置に適用され、図形デー
タや罫線データの描画、特に、斜め罫線を描画する斜め
罫線描画装置に関する。
罫線を描画あるいは印刷することが可能な情報処理装置
に適用され、例えば、斜め罫線(斜線)を入力するに
は、始点位置および終点位置を指定する方法が一般的に
知られている。そして、始点位置および終点位置を指定
する方法には、表示画面上のカーソルの位置で指定する
方法、XY座標値を数値で入力する方法、タブレット上
にペンで位置を指定する方法などがある。
画した表示例を示す説明図である。例えば、図11に示
す斜線ABを描画する場合、始点Aに(2,2)、終点
Bに(8,6)というように数値でXY座標(X、Y)
を入力する方法、表示画面上のカーソルを始点Aに移動
させて実行キーを入力し、点Bに移動させて実行キーを
入力する方法。タブレット上で点Aおよび点Bをペンで
直接指示する方法などである。
さ)を複数入力する方法としては、例えば、パーソナル
ワープロFW−U1P95の機能ガイド(松下電器製)
に記載されているように以下の方法がある。前記機能ガ
イドの116頁に記載の「複写機能」を利用する方法で
ある。これは、最初に複写モードを選択し、すでに入力
されている斜線を指示し、所望の複写先の位置を指示す
ることによって斜線を複写する方法である。
す斜線ABがすでに描画されているとして、カーソルを
点Aまたは点Bに移動して実行キーを入力することによ
って斜線ABを指示し、次に点Cまたは点Dにカーソル
を移動して実行キーを入力すると斜線CDが描画され
る。この時、点Aを指示した場合は点Cを、点Bを指示
した場合には点Dを指示しなければ斜線CDを描画する
ことはできない。
「平行線機能」を利用する方法である。これは、最初に
平行線モードを選択し、始点と終点を指示して斜線を入
力した後に、もう一度、始点を指示すると同じ傾きで同
じ長さの斜線が描画されるものである。例えば、平行線
モードにおいて、図11に示すように、始点を点A、終
点を点Bとして斜線ABを入力した後、点Cを始点とし
てカーソルを移動して実行キーを入力すると斜線CDが
描画される。この時、斜線ABを描画した後、カーソル
は自動的に点Aへと移動される。
前記機能ガイドの113ページに記載の平行四辺形機能
を利用する。これは、最初に平行四辺形モードを選択
し、一辺の始点と終点を指定し、対抗する辺の始点を指
定すると平行四辺形や菱形が描画されるものである。例
えば、平行四辺形モードにおいて、図11に示すよう
に、点Eおよび点Fを指示した後に、点Hを指示する
と、平行四辺形EFGHが描画される。
として、一度入力した横罫線の始点桁位置および終点桁
位置を記憶しておき、次に、横罫線描画指示がなされた
とき、その行位置に先に記憶していた始点桁位置から終
点桁位置まで横罫線を描画する方法1、また、一度入力
した縦罫線の長さを記憶しておき、次に、縦罫線描画指
示がなされたとき、その時のカーソル位置から、先に記
憶していた長さの縦罫線を描画する方法2が記載されて
いる(特公昭64−1820号公報の「簡易作表方式」
参照)。
ず、始点位置および終点位置にマーカを表示するだけで
斜線が描画されたことを示す簡略表示方法が提案されて
いる(特開平5−324630号公報の「斜め罫線処理
装置」参照)。この方法では、文書画面での表示処理を
高速化することができ、また、マーカの種類を変えるこ
とによって斜線の種類が細線・太線・二重線など指定で
き表示画面上で確認することができる。
線を複数入力する従来方法として、前記パーソナルワー
プロFW−U1P95の機能ガイドに記載されている複
写機能や平行線機能を利用する場合、多くのキー操作
(カーソル操作)をする必要があり、効率的でなかっ
た。例えば、複写機能の利用して、同じ斜線を2本入力
する場合のキー操作としては、1回目:カーソルを1本
目の始点位置へ移動させる、2回目:実行キーを入力す
る、3回目:カーソルを1本目の終点位置へ移動させ
る、4回目:実行キーを入力する、5回目:複写モード
を選択する、6回目:カーソルを1本目の斜線上に移動
させる、7回目:実行キーを入力する、8回目:カーソ
ルを2本目の始点位置へ移動させる、9回目:実行キー
を入力する、以上9回のキー操作が必要であった。
作としては、1回目:平行線モードに入る、2回目:カ
ーソルを始点位置へ移動させる、3回目:実行キーを入
力する、4回目:カーソルを終点位置へ移動させる、5
回目:実行キーを入力する、6回目:カーソルを2本目
の始点位置に移動させる、7回目:実行キーを入力す
る、以上7回のキー操作が必要であった。
画位置を始点位置とするか終点位置とするかを選択する
ことはできない。例えば、図11に示すように、斜線A
Bを複写して斜線EFを描画する場合、斜線ABの点A
を指示して場合は点Eを、斜線ABの点Bを指示した場
合は点Fをそれぞれ対応して指示しなければ斜線EFを
描画することはできなかった。このとき、点Bに対応す
る点Fまでカーソルを移動させるのは、斜線ABの距離
が長くなればなるほど、カーソル移動の距離が長くなり
煩わしくなるという問題がある。
図11に示すように、斜線ABを平行移動した斜線EF
を描画する場合、始点を点A、終点を点Bとして斜線A
Bを描画した後、カーソルは点Aへ移動されるため、点
Aから点Eまでカーソルを移動させなければならず、カ
ーソル操作が煩わしい。また、仮に、斜線ABを描画し
た後、カーソルが終点Bから始点Eを指定して斜線EF
を描画できるようにした場合は、点Bから点Eまではカ
ーソル移動の距離が短くて良いが、描画する位置によっ
ては、斜線CDを描画したい場合には終点Bから始点C
までの距離は、逆に始点Aから始点Cまでの距離より長
く、カーソル操作が煩わしいという問題が発生する。
ABと斜線IJのように長さは同じであるが傾きが左右
対称であるような2本の斜線を入力する場合、前記の複
写機能や平行線機能は利用することができず、それぞれ
始点および終点を指示して斜線を入力する必要があり、
多くの手間がかかる。また、範囲を指定して複写する際
に、範囲内を左右反転するという方法があるが、これ
は、範囲内のドットをすべて左右対称に入れ替えるとい
うもので、処理に時間がかかり、範囲を指定するのにも
手間がかかり、また、任意の斜線だけを選択して左右反
転するということはできない。
示した描画位置を始点位置として斜線を描画している。
例えば、図11に示すように、斜線ABと斜線CDのよ
うにX方向の位置が揃った斜線を引きたい場合、カーソ
ルを点Cの位置にぴったりと移動させなければならな
い。また、カーソルを移動させる手段が上下左右のカー
ソル移動キーであれば、カーソルを真っすぐ移動させる
ことができるので操作が簡単であるが、ペンやマウスな
どのポインティングデバイスによってカーソルを移動さ
せる場合、特に、ドット密度が濃い描画(カーソルの移
動単位が細かい)の場合に正確な位置指定は非常に困難
である。
じ斜線(同じ傾きで同じ長さの斜線)を描画することは
できるが、傾きが違う斜線や長さが違う斜線の場合は、
再度始点位置および終点位置を指示して斜線を入力する
必要があり、手間がかかり効率的でない。例えば、図1
1において、斜線CDを入力した後、傾きが同じで長さ
が違う斜線KLや、傾きは違うが長さが同じ斜線MN
や、傾きも長さも違う斜線OPは、それぞれ点K・点
L、点M・点N、点O・点Pを指示して入力する必要が
ある。
は、前述のとおり、傾きが違う斜線を描画することはで
きないため、始点および終点を指定して斜線を入力する
必要がある。しかし、例えば、図11に示す斜線MNと
斜線QRのように、長さは同じだが2つの斜線がなす角
度が90度の斜線を入力したい場合など、始点位置と終
点位置の位置関係を読み取り計算してから入力しなけれ
ばならず、特にドット密度が濃い描画の場合などは非常
に困難である。
形)の辺を簡単に入力することができるが、所定の辺だ
け線種を変えて入力することはできない。例えば、図1
1に示すように、正四角柱STUV−WXYZを描画す
る場合、菱形STUVは入力できるが、菱形WXYZの
辺YZ、辺ZWおよび辺VZは線種を変更して入力しな
ければならないため、辺YZ、辺ZWおよび辺VZをそ
れぞれ従来の斜線入力方法で入力する必要があり、手間
がかかり効率的でなかった。
始点桁位置および終点桁位置を記憶しておき、指示行に
その始点桁位置から終点桁位置まで横罫線を描画する方
法1は、X方向の位置が揃った横罫線を描画することは
できるが、斜線の場合は始点行位置および終点行位置を
演算によって求める必要があり、この方法1では実現す
ることはできない。また、罫線の長さを記憶しておき、
指示した位置を始点位置として縦罫線を描画する方法2
が記載されているが、指示した位置を終点位置とした縦
罫線を描画することはできない。また、斜線についての
記載もない。
は、画面上に斜線をドットイメージで描画しないので、
文書画面での表示処理を高速化することができ、さら
に、マーカの種類を変えることによって斜線の種類が細
線・太線・二重線など指定でき表示画面上で確認するこ
とができるが、実際の斜線を用いて図形などを描画する
ことについての記載はない。
ので、例えば、同じ傾きで同じ長さの斜め罫線の複写、
傾きが対称で同じ長さの斜め罫線の描画、X方向あるい
はY方向の位置が揃った平行線で同じ長さの斜め罫線の
描画、2つの斜め罫線の角度が90度である斜め罫線の
描画、斜め罫線の線種の変更、傾きや長さが違う斜め罫
線を描画するためのデータ変更を可能にするとともに指
示した点を始点位置あるいは終点位置として任意に指定
することにより、一度入力した斜め罫線から長さ、角
度、位置、線種等を変え再描画する際に、キー操作の手
間を簡略化するとともに斜め罫線の描画データを高速に
演算して描画する斜め罫線描画装置を提供するものであ
る。
を示すブロック図である。図1において、本発明は、斜
め罫線をXY座標に対応した画面に表示する表示手段1
01と、斜め罫線の始点位置及び終点位置を指示する始
点・終点位置指示手段102と、指示された始点位置か
ら終点位置を結ぶ斜め罫線を表示手段101の画面に描
画する斜め罫線描画手段103を備えた斜め罫線描画装
置において、指示された始点位置及び終点位置のXY座
標から斜め罫線のX方向分成分及びY方向分成分の長さ
を演算する長さ演算手段104と、前記長さ演算手段に
より演算されたX方向及びY方向分成分の長さを記憶す
る長さ記憶手段105と、一度入力された斜め罫線の再
描画を指示するとともに再描画始点位置を指示する再描
画始点位置指示手段106と、斜め罫線再描画の終点方
向を指示する再描画方向指示手段107と、前記再描画
始点位置指示手段106から指示された再描画の始点位
置と前記再描画方向指示手段107から指示された再描
画の終点方向の各情報を受けた際に、前記各情報と前記
長さ記憶手段105に記憶された斜め罫線のX方向及び
Y方向分成分の長さに基づき斜め罫線の再描画終点位置
を演算する再描画終点位置演算手段108とを備え、前
記斜め罫線描画手段103は、指示された再描画始点位
置と演算された再描画終点位置を結ぶ斜め罫線を再描画
することを特徴とする斜め罫線描画装置である。
描画を指示する平行線描画指示手段109と、斜め罫線
に対する平行線の位置を指示する平行線位置指示手段1
10と、平行線位置指示手段110により指示された平
行線の位置がX方向分成分の長さと同じ領域内にある
か、あるいはY方向分成分の長さと同じ領域内にあるか
を判定し、同じ領域内にあるX方向あるいはY方向に対
して平行となる平行線の平行線始点位置及び平行線終点
位置を演算する平行線始点・終点位置演算手段111を
さらに備え、前記斜め罫線描画手段103が、演算され
た平行線始点位置と平行線終点位置を結ぶ平行線を描画
するよう構成することが好ましい。
X方向及びY方向分成分の長さを任意に変更する長さ変
更手段112をさらに備え、前記斜め罫線描画手段10
3は一度入力された斜め罫線に対し傾きおよび長さの異
なる斜め罫線を描画するよう構成することが好ましい。
X方向及びY方向分成分の長さを互いに交換する長さ交
換手段113をさらに備え、前記斜め罫線描画手段10
3は一度入力された斜め罫線の傾きに対し90度回転し
た斜め罫線を描画するよう構成することが好ましい。
種記憶手段114と、前記線種記憶手段に記憶されてい
る線種の変更を指示する線種変更手段115をさらに備
え、前記斜め罫線描画手段103は、前記線種変更手段
115により指示された線種の斜め罫線を描画するよう
構成することが好ましい。
しては、LCD(液晶表示)装置、CRT表示装置、E
L表示装置等が用いられる。始点・終点位置指示手段1
02、再描画始点位置指示手段105、再描画方向指示
手段107、平行線描画指示手段109、平行線位置指
示手段110、長さ変更手段112、長さ交換手段11
3、線種変更手段115としては、キーボード、ペン/
タブレット、マウス、タッチパネル等の入力装置が用い
られる。斜め罫線描画手段103、長さ演算手段10
4、長さ記憶手段105、再描画終点位置演算手段10
8、平行線始点・終点位置演算手段111、線種記憶手
段114としては、CPU、RAM、ROM、I/Oポ
ート等のマイクロコンピュータが用いられる。特に、長
さ記憶手段106としては、その中のRAMが用いられ
る。また、線種記憶手段116としては、その中のRO
Mが用いられる。
は、例えば、「右上」、「右下」、「左上」、「左下」
等のキーを設けてもよい。長さ変更手段112として
は、例えば、「X方向拡大」、「X方向縮小」、「Y方
向拡大」、「Y方向縮小」等のファンクションキーを設
けてもよい。長さ交換手段113としては、例えば、
「90度回転」キーを設けてもよい。線種変更手段11
5としては、例えば、「細線」、「太線」、「二重
線」、「破線」のキーを設けてもよい。
置指示手段によって指示した始点位置及び終点位置が斜
め罫線描画手段によって、始点位置から終点位置まで斜
め罫線が表示手段101の画面に描画される。このと
き、長さ演算手段104によって、指示された始点位置
及び終点位置から、斜め罫線のX方向及びY方向分成分
の長さが演算され、長さ記憶手段105に記憶される。
次に、再描画始点位置手段106により再描画始点位置
を指示するとともに再描画方向指示手段107により再
描画方向が指示されると、再描画終点位置演算手段10
8により、記憶されている斜め罫線のX方向及びY方向
分成分の長さから再描画終点位置が演算されるので、斜
め罫線描画手段103によって、再描画始点位置と再描
画終点位置を結ぶ斜め罫線が再描画するようことができ
る。従って、同じ傾きで同じ長さの斜め罫線および傾き
が対称で同じ長さの斜め罫線を再描画する際、指示した
点を始点位置あるいは終点位置として指定でき、少ない
キー操作で容易に描画することできる。
平行線位置指示手段110、平行線始点・終点位置演算
手段111をさらに備えた構成にすれば、平行線描画指
示手段109によって、一度入力された斜め罫線に対す
る平行線の描画が指示され、平行線位置指示手段110
によって平行線の位置が指示されると、平行線始点・終
点位置演算手段111によって、平行線の位置のX座標
がX方向分成分長さと同じ領域内にあるか、あるいはY
座標がY方向分成分長さと同じ領域内にあるかを判定
し、同じ領域内にあるX方向あるいはY方向に対して平
行となる平行線の平行線始点位置及び平行線終点位置を
演算されるので、斜め罫線描画手段103は、演算され
た平行線始点位置と平行線終点位置を結ぶ平行線を描画
することができる。従って、一度入力された斜め罫線に
対しX方向あるいはY方向に平行移動した平行線を、少
ないキー操作で容易に描画することができる。
備えた構成にすれば、長さ変更手段112によって、長
さ記憶手段105に記憶されている斜め罫線のX方向及
びY方向分成分の長さを変更することできるので、一度
入力された斜め罫線の傾きや長さを任意に変更した斜め
罫線を、簡単なキー操作で再描画することができる。
備えた構成にすれば、長さ交換手段113によって、前
記長さ記憶手段105に記憶されたX方向及びY方向分
成分の長さを互いに交換することができるので、一度入
力された斜め罫線の傾きに対し90度回転した斜め罫線
の描画を、簡単なキー操作で再描画することができる。
備えた構成にすれば、斜め罫線描画手段103は、線種
変更手段115により指示された線種の斜め罫線を描画
することができる。
詳述する。なお、本発明はこれによって限定されるもの
でない。本発明は、主として、コンピュータ、CAD、
ワードプロセッサ、電子手帳などの情報処理装置に適用
され好適であり、各構成要素は本発明の斜め罫線描画機
能を達成する以外に図形データや罫線データの描画等の
機能を有する。
た一実施例を示すブロック図である。図2において、1
は本発明の斜め罫線描画機能を構成する各構成部の作動
を制御してプログラムの実行を行なうCPU(Central
Processing Unit)である。2は文書データや変数デー
タなどの各種データを格納するRAM(Random Access
Memory)であり、3は制御プログラムや仮名漢字変換辞
書などの各種データを格納するROM(Read Only Memo
ry)である。
刷を行うプリンタであり、10はプリンタ4に印刷デー
タを送る制御を行うプリンタコントローラである。ま
た、プリンタ4としては、熱転写プリンタ、インクジェ
ットプリンタ、レーザプリンタが用いられる。5は文書
データや各種罫線データなどを表示する表示装置であ
り、11は各種表示データを作成し表示装置5に送る制
御を行う表示コントローラである。また、表示装置5と
しては、CRT表示装置、LCD(液晶表示)装置、E
L表示装置等が用いられ、各種罫線を描画するためのX
Y座標画面を表示することができる。
ブレット上にペンダウン、ペンアップ、ペンドラグなど
の位置情報を入力するペンである。7は表示装置5の画
面と一体に設けられるタブレットであり、12はタブレ
ット7の走査信号やペン6によるペン入力情報の取り込
みを制御するタブレット・ペンコントローラである。8
は文書データの入力および各種斜め罫線の描画指示を行
うキーボードであり、13はキーボード8からのキー入
力を受けて対応するキーコードを出力するキーインタフ
ェースである。
描画指示を行うキー、特に、再描画指示、再描画方向指
示するキーとして、例えば「右上」、「右下」、「左
上」、「左下」の4つのキーが設けられている。また、
斜め罫線の長さ及び方向を変更指示するキーとして、例
えば、「X方向拡大」、「X方向縮小」、「Y方向拡
大」、「Y方向縮小」の4つのファンクションキーが設
けられている。さらに、「X方向2倍」、「Y方向2
倍」、「X方向1/2倍」、「Y方向1/2倍」等のキ
ーを設けてもよい。また、斜め罫線の90度回転を指示
するキーとして、「90度回転」キーを設けられてい
る。また、斜め罫線の線種変更を指示するキーとして、
例えば、「細線」、「太線」、「二重線」、「破線」の
キーが設けられている。
ピーディスク(FD)であり、14はFDを駆動しデー
タの入力出を行うFDコントローラである。また、上記
CPU1には、プリンタ4と、表示装置5と、表示装置
5と一体となったタブレット7およびタブレット7上の
位置を指示するペン6と、キーボード8と、FD9と
が、それぞれプリンタコントローラ10、表示コントロ
ーラ11、タブレット・ペンコントローラ12、キーイ
ンターフェース13、FDコントローラ14を介して接
続されている。
らプリンタコントローラ10へ文字コードやイメージデ
ータ等を送出すればよい。表示コントローラ11はRA
M2の文書データ領域2aや罫線データ領域2bおよび
ROM3の文字フォントデータ領域3dを参照して表示
用データを作成し、表示データ領域2dへ格納する(図
3、図4、図5参照)。
法は、例えば、特開平5−324630に記載の方法な
どを利用することができるので、ここでは、詳細な説明
は省略する。表示データ領域2dは表示装置5の画素と
一対一で対応しており、表示データ領域2dへ格納され
たデータがそのまま表示装置5へ表示される。なお、斜
め罫線を描画しようとする位置に既に同じ斜め罫線が描
画されていた場合は、その斜め罫線を消去するものとす
る。
ブレット7上をペン6で指示された場合、その座標情報
をCPU1へ送出する。キーインターフェース3は、キ
ーボード8より入力されたキーのキーコードをCPU1
へ送出する。文章データの保存/呼出を行うには、CP
U1からFDコントローラ14へ保存コマンドを送出す
ると、RAM2からFD9へ文書データが送出されて保
存が行われ、CPU1からFDコントローラ14へ呼出
コマンドを送出すると、FD9からRAM2へ文書デー
タが送出されて呼出が行われる。
示す説明図である。図3(a)にRAM2のデータ構造
を示すように、文字や記号や制御コードからなる文書デ
ータを格納する文書データ領域2a、罫線データを格納
する罫線データ領域2b(図4、図5参照)、各種変数
データを格納する変数データ領域2c、表示装置5に表
示されるデータを格納する表示データ領域2d、その他
の領域2eなどのデータ構造に分割されている。
ように、文書編集処理のための処理プログラムが格納さ
れる文書編集プログラム領域3a、プリンタ4や表示装
置5やキーボード8などの各種I/O機器の制御を行な
うI/O機器制御プログラム領域3b、仮名漢字変換を
行なうための仮名漢字変換プログラムおよび辞書領域3
c、表示用および印刷用の文字フォントデータや罫線パ
ターン(例えば、細線・太線・二重線・破線)を格納す
る文字フォントデータ領域3d、その他の領域3eなど
データ構造に分割されている。
説明図である。また、図5は罫線データ領域に各種罫線
データが格納した一実施例を示す説明図である。図4に
おいて、罫線データ領域2bには、同図に示すフォーマ
ットで罫線データが格納される。No.は各罫線に対し
て付与された通し番号であるが、説明上付与しているも
のであり、実際にはなくてもよい。X1、Y1には始点
のXY座標、X2、Y2には終点のXY座標、Aには罫
線の線種がそれぞれ格納される。線種には太さ・種類・
色・濃度などがあるが、本実施例では細線、太線、二重
線、破線の4種類とし、A=0(細線)、1(太線)、
2(二重線)、3(破線)で表すものとする。なお、2
点のうちどちらが始点でどちらが終点であるかは特に指
定はなく、どちらでもよい。
画した表示例を示す説明図である。図11は従来技術の
説明で使用した図であるが、本発明でも同様の座標系を
持つため便宜上これを用いて説明する。XY座標系は図
11に示すように左上を原点とし、横方向がX軸、縦方
向がY軸、それぞれ右方向、下方向が正とする。例え
ば、図11に示すように縦罫線が4本、斜め罫線が19
本描かれている場合、図5に示す罫線データ領域2b
に、縦罫線データ、斜め罫線データがそれぞれ格納され
ている。
1を示すフローチャートである。本発明の斜め罫線描画
装置の処理例1について説明する。 ステップS1:罫線の線種が指示されているか否かを判
断する。 ステップS2:指示されていなければ、変数Aの値を0
(細線)に設定する。 ステップS3:指示されていれば、変数Aの値を指定の
線種の値に変更する。 線種の指示は、キーボード8に設けた「細線」、「太
線」、「二重線」、「破線」キーから入力することがで
きる。なお、ステップS1〜S3は斜め罫線の線種変更
として機能する処理である。 ステップS4、S5:罫線の始点位置(X1,Y2)お
よび終点位置(X2、Y2)がオペレーターによって指
示される。また、指示方法としては、カーソルを任意の
位置へ移動させて実行キーを入力する方法、あるいは表
示一体型タブレット7上をペン6で指示する方法などが
ある。変数A、X1、Y1などは変数データ領域2cへ
記憶される。
点位置まで斜め罫線を描画する。具体的には、始点(X
1,Y1)、終点(X2,Y2)、線種Aを罫線データ
領域2bに格納すると表示コントローラ11によって表
示データが作成され、斜め罫線が描画される。ここで、
表示コントローラ11はCPU1の制御により斜め罫線
描画手段として機能する。また、文字フォントデータ領
域3dには、例えば、細線、太線、二重線、破線からな
る罫線パターンが格納され、線種記憶手段として機能す
る。例えば、始点位置を(2,2)、終点位置を(8,
6)、線種を細線とする指示を行うと、図11に示す斜
め罫線ABが描画される。
成分長さ(XL)およびY方向分成分長さ(YL)を次
式によって演算する。ここでは、CPU1は長さ演算手
段として機能する。 XL←X2〜X1、YL←Y2〜Y1 なお、上記の式で記号「〜」は大きい値の方から小さい
値の方を減算するという意味である。例えば、図11に
示す斜め罫線ABであれば、XL=6、YL=4とな
る。
入力した縦罫線および横罫線の長さを記憶しておき、次
に、縦罫線描画指示または横罫線描画指示がなされたと
き、先に記憶していた長さの縦罫線および横罫線を描画
する変数と共用してもよい。これにより、斜め罫線を描
画後、X方向分成分の長さの等しい横罫線やY方向分成
分の等しい縦罫線を容易に入力することができ、また、
横罫線および縦罫線を描画後、X方向の長さが横罫線と
等しくY方向分成分の長さが縦罫線と等しい斜め罫線を
容易に入力することができ、また、罫線の拡大、縮小、
移動、複写などの罫線編集処理に対応してXL、YLの
値を変更することができる。
1本以上斜め罫線が描画されている場合(変数データ領
域2cのXL、YLに値が格納されている場合)は、実
行せずに飛ばしてもよい。 ステップS9:例えば、キーボード8上に設けられた
「解除」キーが入力されたか否か等によって、処理を終
了するか否かを判断し、キー入力があれば処理を終了
し、キー入力がなければステップS10へ移行する。
に設けた「X方向拡大」、「X方向縮小」、「Y方向拡
大」、「Y方向縮小」、「X方向2倍」、「X方向1/
2倍」キーから長さ変更指示が入力されたか否かを判断
する。 ステップS11:長さ変更指示が行われた場合は、XL
またはYLの値を変更する。例えば、「X方向拡大」キ
ーを1回押せばXLの値を1増やし、「X方向縮小」キ
ーを1回押せばXLの値を1減らし、「Y方向拡大」キ
ーを1回押せばYLの値を1増やし、「Y方向縮小」キ
ー1回押せばYLの値を1減らす。例えば、図11に示
す斜め罫線ABを描画した後、「X方向拡大」キーを1
回押せば、XL=6→XL=7となる。ここで、S10
〜S11は一度入力された斜め罫線の傾きや長さを任意
に変更した斜め罫線を描画するための前処理である。
に設けた「90度回転」キーから長さ交換指示の入力が
されたか否かを判断する。 ステップS13:長さ交換指示が行われた場合は、XL
とYLの値を交換する。例えば、図11に示す斜め罫線
ABを描画した後、「90度回転」キーを入力するとX
L=4、YL=6となる。ここで、ステップS12〜S
13は一度入力された斜め罫線の傾きに対し90度回転
した斜め罫線の描画するための前処理である。(XLと
YLの値を交換し、後述する再描画方向指示を目的の方
向へ行うことによって斜め罫線の90度回転を容易に行
うことができる。)
によって行われたか否かを判断し、再描画指示が行われ
ばステップS15へ移行し、そうでなければステップS
1へ戻る。 ステップS15:再描画始点位置(X3,Y3)が、例
えば、カーソルと実行キーによりオペレータによって指
示される。 ステップS16:例えば、キーボード8上に設けられた
「右上」、「右下」、「左上」、「左下」のキーによ
り、再描画斜め罫線の始点位置からの方向がオペレータ
によって指示される。なお、ステップS14〜S16の
指示をまとめて行ってもよい。(例えば、キーボード8
上に設けてた「右上」、「右下」、「左上」、「左下」
の4つのキーの一つをカーソルを始点位置に移動させた
後で入力することによって、再描画指示、再描画始点位
置指示、再描画方向指示を行うことができる。)
Y3)、再描画方向およびXL、YLから再描画終点位
置(X4,Y4)を演算する。演算式は再描画方向によ
って以下の4種類の何れかになる。 「右上」キー: X4←X3+XL , Y4←Y3−
YL 「右下」キー: X4←X3+XL , Y4←Y3+
YL 「左上」キー: X4←X3−XL , Y4←Y3−
YL 「左下」キー: X4←X3−XL , Y4←Y3+
YL ステップS18:指示された始点位置から演算された終
点位置まで斜め罫線を描画し、S6へ移行する。具体的
には始点(X3,Y3)、終点(X4,Y4)、線種A
を罫線データ領域2bに格納すると表示コントローラ1
1によって表示データが作成され、斜め罫線が描画され
る。
した後、始点位置(2,7)で「右下」キーを入力、ま
たは終点位置(8,11)で「左上」キーを入力する
と、斜め罫線CDが描画される。この斜め罫線CDは元
の斜め罫線ABと同じ傾きかつ同じ長さである。また、
例えば、この時の斜線ABの傾きは以下の式により、2
/3であると演算される。 傾き=(Y2−Y1)÷(X2−X1)=(6−2)÷
(8−2)=2/3 また、始点位置(10,6)で「右上」キーを入力、ま
たは終点位置(16,2)で「左下」キーを入力する
と、斜め罫線IJが描画される。この斜め罫線IJは元
の斜め罫線ABに対して傾きの正負が変更されている。
この時の斜め罫線IJの傾きは(6−2)÷(10−1
6)により、−2/3と演算される。
を描画した後、ステップS11において、例えば、XL
=7に変更した場合(YL=4のまま)、始点位置
(2,22)で「右下」キーを入力、または終点位置
(9,26)で「左上」キーを入力すると、斜め罫線O
Pが描画される。この斜め罫線OPは元の斜め罫線AB
に対して傾きおよび長さが変更されている。
を描画した後、ステップS11において、例えば、「X
方向1/2倍」キーおよび「Y方向1/2倍」キーを入
力して、XL=3、YL=2に変更した場合、始点位置
(2,12)で「右下」キーを入力、または終点位置
(5,14)で「左上」キーを入力すると、斜め罫線K
Lが描画される。この斜め罫線KLは元の斜め罫線AB
に対して傾きは等しいが長さが1/2に変更されてい
る。
を描画した後、ステップS13において、XLとYLの
値を交換した場合、始点位置(6,18)で「右上」キ
ーを入力、または終点位置(12,14)で「左下」キ
ーを入力すると、斜め罫線QRが描画される。この斜め
罫線QRは元の斜め罫線MNに対してなす角度が90度
である。
を描画した後、ステップS3において、線種を破線に変
更した場合、始点位置(10,22)で「右上」キーを
入力、または終点位置(16,18)で「左下」キーを
入力すると、斜め罫線WZが描画される。この斜め罫線
WZは元の斜め罫線SVに対して線種が変更されてい
る。 なお、斜め罫線のX方向、Y方向の長さを記憶す
る代わりに、傾きと線分の長さを記憶する方法を用いて
も再描画終点を求めることができる。
例1(ステップS1〜ステップS18の処理)では、1
度入力した斜め罫線と同じ斜め罫線(同じ傾きで同じ長
さの斜め罫線)および傾きの正負が逆で同じ長さの斜線
を、指示した点を始点位置あるいは終点位置として、少
ないキー操作で容易に入力することができる。
テップは、カーソルを1本目の始点位置へ移動させ
る、実行キーを入力する、カーソルを1本目の終点
位置へ移動させる、実行キーを入力する、カーソル
を2本目の始点位置または終点位置のどちらかへ移動さ
せる、方向指示も含めた再描画指示キーを入力する
(例えば右下がりの斜線であれば「右下」キーあるいは
「左上」キー)の6ステップでよく、ステップ数が従来
技術に比べて少ない。また、2本目の位置指定も始点位
置、終点位置のどちらでもよく、カーソルを移動させる
手間が少なくなる。
線を入力する場合、ステップで「右上」キー、あるい
は「左下」キーを入力するだけでよく、非常に容易に入
力することができる。また、この斜め罫線の位置演算が
加減算であるため、高速に処理して描画することが可能
になる。
に、その斜め罫線の傾きや長さを変更することができ
る。これによって、1度入力した斜め罫線と傾きや長さ
の違う斜め罫線を、少ないキー操作で容易に入力するこ
とができる。また、この演算は記憶されているX方向お
よびY方向分成分の長さの値を増減するだけであるた
め、非常に高速に処理を行うことができる。
に、その斜め罫線のX方向の長さとY方向の長さを少な
いキー操作で容易に交換することができる。これによっ
て、1度入力した斜め罫線との各度が直角である斜め罫
線(1度入力した斜線を90度回転させた斜め罫線)を
少ないキー操作で容易に入力することができる。また、
この演算はX方向分成分の長さとY方向分成分の長さを
交換するだけなので非常に高速に処理することができ
る。また、2本目以降の斜め罫線を描画する際に、その
斜め罫線の線種を少ないキー操作で容易に変更すること
ができ、多彩な表現で斜め罫線を描画することができ
る。
処理例2を示すフローチャートである。本発明の斜め罫
線描画装置の処理例2について説明する。 ステップS21:罫線の線種が指示されているか否かを
判断する。 ステップS22:指示されていなければ、変数Aの値を
0(細線)に設定する。 ステップS23:指示されていれば、変数Aの値を指定
の線種の値に変更する。 線種の指示は、キーボード8に設けた「細線」、「太
線」、「二重線」、「破線」キーから入力することがで
きる。
の線種変更を実行する処理である。 ステップS24、S25:罫線の始点位置(X1,Y
2)および終点位置(X2、Y2)がオペレーターによ
って指示される。指示方法はカーソルを任意の位置に移
動させて実行キーを入力する方法あるいは表示一体型タ
ブレット7上をペン6で指示する方法などとする。変数
A、X1、Y1などは変数データ領域2cへ記憶され
る。
終点位置まで斜め罫線を描画する。具体的には始点(X
1,Y1)、終点(X2,Y2)を罫線データ領域2b
に格納すると表示コントローラ11によって表示データ
が作成され、斜め罫線が描画される。図9は斜め罫線を
X方向/Y方向に平行移動した表示例1を示す説明図で
ある。また、図10は斜め罫線をX方向/Y方向に平行
移動した表示例2を示す説明図である。例えば、始点位
置を(6,8)、終点位置を(14,12)、線種を細
線とする指示を行うと、図9に示す斜め罫線ABが描画
される。
向長さ(XL)およびY方向長さ(YL)を次式によっ
て演算する。 XL←X2〜X1、YL←Y2〜Y1 なお、上記の式で記号「〜」は大きい値の方から小さい
値の方を減算するという意味である。また、ステップS
24〜S28の処理において、既に1本以上斜め罫線が
描画されている場合(変数データ領域のXL、YLに値
が格納されている場合)は、実行せずに飛ばしてもよ
い。例えば、図9に示す斜め罫線ABであれば、XL=
8、YL=4となる。 ステップS29:例えば、キーボード8上に設けられた
「解除」キーが入力されたか否か等によって、処理を終
了するか否かを判断し、キー入力があれば処理を終了
し、キー入力がなければステップS26へ移行する。
によって行われたか否かを判断し、再描画指示が行われ
ばステップS31へ移行し、そうでなければステップS
21へ戻る。 ステップS31:再描画位置(X5,Y5)が、例え
ば、カーソルと実行キーによりオペレータによって指示
される。なお、ステップS30〜S31の指示をまとめ
て行ってもよい。(例えば、キーボー8上に「斜め罫線
再描画」、「平行線描画」等の実行キーを設けて、カー
ソルを再描画位置に移動させた後、実行キーを入力する
ことによって、再描画指示、再描画位置指示を行うこと
ができる。)
内にあるか否かを判断し、範囲内にあればステップS3
4へ、範囲内になければステップS33へ移行する。 ステップS33:Y5がY1とY2の範囲内にあるかど
うかを判断し、範囲内であれば(ステップS39)
へ、範囲内でなければステップS35へ移行する。 ステップS34:Y5がY1とY2の範囲内にあるかど
うかを判断し、範囲内であれば(ステップS42)
へ、範囲内でなければ(ステップS36)へ移行す
る。
であって、Y5がY1とY2の範囲内にない場合で、
はX5がX1とX2の範囲内になく、Y5がY1とY2
の範囲内にある場合で、はX5がX1とX2の範囲内
であって、かつY5がY1とY2の範囲内にある場合
で、ステップS35はX5がX1とX2の範囲内になく
かつY5がY1とY2の範囲内にない場合である。
Y5が斜め罫線と同じ範囲内にない場合、ビープ音を鳴
らす等のエラー処理を行い、ステップS29へ移行す
る。ステップS36、S37:例えば、再描画指示位置
X5がX1とX2の範囲内にある場合、既に入力されて
いる斜め罫線の始点のX座標(X1)、終点のX座標
(X2)から、再描画罫線(Y方向に平行移動した罫
線)の始点のY座標(Y3)および終点のY座標(Y
4)を以下の式によって演算する。また、以下の演算結
果が整数にならない場合は少数部分を切り捨て整数にす
る。 Y={(Y2−Y1)÷(X2−X1)}×(X−X
5)+Y5‥より Y3←{(Y2−Y1)÷(X2−X1)}×(X1−
X5)+Y5 Y4←{(Y2−Y1)÷(X2−X1)}×(X2−
X5)+Y5
1,Y3)から終点位置(X2,Y4)まで斜め罫線を
描画し、(ステップS29)へ移行する。具体的には
始点(X1,Y3)、終点(X2,Y4)、線種Aを罫
線データ領域2bに格納すると表示コントローラ11に
よって表示データが作成され、斜め罫線が描画される。
例えば、図9に示す斜め罫線ABを描画した後、例え
ば、点(6,2)、点(8,3)、点(10,4)、点
(12,5)、点(14,6)をカーソルで指示し入力
すると、ステップS36〜S37において、Y3=2、
Y4=6と演算され、始点(6,2)、終点(14,
6)の斜め罫線EFが描画される。
指示位置のY5がY1とY2の範囲内にある場合、既に
入力されている斜め罫線の始点のY座標(Y1)、終点
のY座標(Y2)から、再描画罫線(X方向に平行移動
した罫線)の始点のX座標(X3)および終点のX座標
(X4)を以下の式によって演算する。また、以下の演
算結果が整数にならない場合は少数部分を切り捨て整数
にする。 X={(X2−X1)÷(Y2−Y1)}×(Y−Y
5)+X5‥より X3←{(X2−X1)÷(Y2−Y1)}×(Y1−
Y5)+X5 X4←{(X2−X1)÷(Y2−Y1)}×(Y2−
Y5)+X5
3,Y1)から終点位置(X4,Y2)まで斜め罫線を
描画し、 (ステップS29)へ移行する。具体的に
は、始点(X3,Y1)、終点(X4,Y2)、線種A
を罫線データ領域2bに格納すると表示コントローラ1
1によって表示データが作成され、斜め罫線が描画され
る。例えば、図9に示す斜め罫線ABを描画した後、例
えば、点(15,8)、点(17,9)、点(19,1
0)、点(23,12)を指示すると、ステップS39
〜S40において、X3=15、X4=23と演算さ
れ、始点(15,8)、終点(23,12)の斜め罫線
CDが描画される。
指示位置がX1とX2、Y1とY2の範囲内にある場
合、以下の処理によってX方向の位置が同じ斜め罫線、
あるいはY方向の位置が同じ斜め罫線の何れかを描画す
るものとする。ステップS36、S37と同様に、始点
のY座標(Y3)および終点のY座標(Y4)を以下の
式によって演算する。 Y3←{(Y2−Y1)÷(X2−X1)}×(X1−
X5)+Y5 Y4←{(Y2−Y1)÷(X2−X1)}×(X2−
X5)+Y5
点(X2,Y4)とする斜め罫線が既に描画されている
か否かを判断する。 ステップS45:上記の斜め罫線が描画されていれば、
その斜め罫線を消去し、(ステップS39)へ移行し、
描画されていなければステップS46へ進む。 ステップS46、S47:ステップS39、S40と同
様に、始点のX座標(X3)および終点のX座標(X
4)を以下の式によって演算する。 X3←{(X2−X1)÷(Y2−Y1)}×(Y1−
Y5)+X5 X4←{(X2−X1)÷(Y2−Y1)}×(Y2−
Y5)+X5
点(X4,Y2)とする斜め罫線が既に描画されている
か否かを判断する。 ステップS49:上記の斜め罫線が描画されていれば、
その斜め罫線を消去してからステップS50へ進み、描
画されていなければそのままステップS50へ進む。 ステップS50:先に演算された始点位置(X1,Y
3)から終点位置(X2,Y4)まで斜め罫線を描画
し、(ステップS29)へ移行する。具体的には始点
(X1,Y3)、終点(X2,Y4)、線種Aを罫線デ
ータ領域2bに格納すると表示コントローラ11によっ
て表示データが作成され、斜め罫線が描画される。
た後、例えば、点(6,10)、点(8,11)、点
(10,12)を指示すると、まず、ステップS42〜
S43で、Y3=8、Y4=12と演算され、ステップ
S50で、始点(2,8)、終点(10,12)の斜め
罫線IJが描画される。次に、もう一度同じ点を指示し
た場合、ステップS45で、図9に示す斜め罫線IJは
消去され、ステップS39〜S40で、X3=6、X4
=14と演算され、ステップS41〜S50で、図10
に示すような始点(6,10)、終点(14,14)の
斜め罫線KLが描画される。
例2(ステップS21〜S50の処理)では、1度入力
した斜め罫線と同じ斜め罫線で、X方向の位置あるいは
Y方向の位置を揃え、かつオペレータが指示した位置を
通る斜め罫線を少ないキー操作で容易に入力することが
できる。また、X方向の位置を揃えるかY方向の位置を
揃えるかは、オペレータが指示した点の位置がX方向の
範囲内に入っているかY方向の範囲内に入っているかに
よって自動的に判断するため、オペレータが指示する必
要がない。また、指示した点の位置がX方向、Y方向両
方の範囲内に入っている場合、まずX方向の位置を揃え
た斜め罫線を描画するが、再度同じ位置で描画指示を行
うとY方向の位置を揃えた斜め罫線に描画し直すため、
所望する斜め罫線を得ることができる。(再々度同じ位
置で描画指示を行なうと元のX方向の位置を揃えた斜め
罫線に戻る。)
S42〜S43)における座標Y3、Y4、およびステ
ップS30〜S40(ステップS46〜S47)におけ
る座標X3、X4の演算は、Y=aXの一次式から導か
れる。 座標(X5、Y5)を通過する一次式:(Y−Y5)=
a×(X−X5) 傾き(a)を演算 :a=(Y2−Y1)÷
(X2−X1) 始点のY座標(Y3)を演算:Y3←a×(X−X5)
+Y5、にX1を代入 終点のY座標(Y4)を演算:Y4←a×(X−X5)
+Y5、にX2を代入 始点のX座標(X3)を演算:X3←(Y−Y5)÷a
+X5、にY1を代入 終点のX座標(X4)を演算:X4←(Y−Y5)÷a
+X5、にY2を代入
る。 (1)1度入力した斜め罫線と同じ斜め罫線(同じ傾き
で同じ長さの斜め罫線)および傾きの正負が逆で同じ長
さの斜線を、指示した点を始点位置あるいは終点位置と
して、少ないキー操作で容易に入力することができる。
また、この斜め罫線の位置演算が加減算であるため、高
速に処理して描画することが可能になる。例えば、同じ
斜線を2本入力するためのステップ数も少なくなる。ま
た、2本目の位置指定も始点位置、終点位置のどちらで
もよく、カーソルを移動させるキー操作が少なくなる。
また、傾きの正負が逆な斜め罫線を入力する場合、方向
を指示するキーを入力するだけでよく、容易に入力する
ことができる。 (2)1度入力した斜め罫線と同じ斜め罫線で、X方向
の位置あるいはY方向の位置を揃え、かつオペレータが
指示した位置を通る斜め罫線を少ないキー操作で容易に
入力することができる。また、X方向の位置を揃えるか
Y方向の位置を揃えるかは、オペレータが指示した点の
位置がX方向の範囲内に入っているかY方向の範囲内に
入っているかによって自動的に判断するため、オペレー
タが指示する必要がない。また、指示した点の位置がX
方向、Y方向両方の範囲内に入っている場合、まずX方
向の位置を揃えた斜め罫線を描画するが、再度同じ位置
で描画指示を行うとY方向の位置を揃えた斜め罫線に描
画し直すため、所望する斜め罫線を得ることができる。
(再々度同じ位置で描画指示を行なうと元のX方向の位
置を揃えた斜め罫線に戻る。) (3)2本目以降の斜め罫線を描画する際に、その斜め
罫線の傾きや長さを変更することができる。これによっ
て、1度入力した斜め罫線と傾きや長さの違う斜め罫線
を、少ないキー操作で容易に入力することができる。ま
た、この演算は記憶されているX方向の長さ、Y方向の
長さの値を増減するだけであるため、非常に高速に処理
を行うことができる。 (4)2本目以降の斜め罫線を描画する際に、その斜め
罫線のX方向の長さとY方向の長さを少ないキー操作で
容易に交換することができる。これによって、1度入力
した斜め罫線との各度が直角である斜め罫線(1度入力
した斜線を90度回転させた斜め罫線)を少ないキー操
作で容易に入力することができる。また、この演算はX
方向分成分の長さとY方向分成分の長さを交換するだけ
なので非常に高速に処理することができる。
を示すブロック図である。
である。
る。
実施例を示す説明図である。
ローチャートである。
ローチャートである。
2を示すフローチャートである。
例1を示す説明図である。
示例2を示す説明図である。
例を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 斜め罫線をXY座標に対応した画面に表
示する表示手段と、斜め罫線の始点位置及び終点位置を
指示する始点・終点位置指示手段と、指示された始点位
置から終点位置を結ぶ斜め罫線を表示手段の画面に描画
する斜め罫線描画手段を備えた斜め罫線描画装置におい
て、 指示された始点位置及び終点位置のXY座標から斜め罫
線のX方向分成分及びY方向分成分の長さを演算する長
さ演算手段と、 前記長さ演算手段により演算されたX方向及びY方向分
成分の長さを記憶する長さ記憶手段と、 一度入力された斜め罫線の再描画を指示するとともに再
描画始点位置を指示する再描画始点位置指示手段と、 斜め罫線再描画の終点方向を指示する再描画方向指示手
段と、 前記再描画始点位置指示手段から指示された再描画の始
点位置と前記再描画方向指示手段から指示された再描画
の終点方向の各情報を受けた際に、前記各情報と前記長
さ記憶手段に記憶された斜め罫線のX方向及びY方向分
成分の長さに基づき斜め罫線の再描画終点位置を演算す
る再描画終点位置演算手段とを備え、 前記斜め罫線描画手段は、指示された再描画始点位置と
演算された再描画終点位置を結ぶ斜め罫線を再描画する
ことを特徴とする斜め罫線描画装置。 - 【請求項2】 一度入力された斜め罫線に対する平行線
の描画を指示する平行線描画指示手段と、斜め罫線に対
する平行線の位置を指示する平行線位置指示手段と、平
行線位置指示手段により指示された平行線の位置がX方
向分成分の長さと同じ領域内にあるか、あるいはY方向
分成分の長さと同じ領域内にあるかを判定し、同じ領域
内にあるX方向あるいはY方向に対して平行となる平行
線の平行線始点位置及び平行線終点位置を演算する平行
線始点・終点位置演算手段をさらに備え、 前記斜め罫線描画手段が、演算された平行線始点位置と
平行線終点位置を結ぶ平行線を描画することを特徴とす
る請求項1記載の斜め罫線描画装置。 - 【請求項3】 前記長さ記憶手段に記憶されているX方
向及びY方向分成分の長さを任意に変更する長さ変更手
段をさらに備え、前記斜め罫線描画手段は一度入力され
た斜め罫線に対し傾きおよび長さの異なる斜め罫線を描
画することを特徴とする請求項1記載の斜め罫線描画装
置。 - 【請求項4】 前記長さ記憶手段に記憶されているX方
向及びY方向分成分の長さを互いに交換する長さ交換手
段をさらに備え、前記斜め罫線描画手段は一度入力され
た斜め罫線の傾きに対し90度回転した斜め罫線を描画
することを特徴とする請求項1または3記載の斜め罫線
描画装置。
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---|---|---|---|
JP15767694A JP3184048B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 斜め罫線描画装置 |
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JP3184048B2 (ja) | 2001-07-09 |
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