JP2022027105A - 画像表示方法、画像表示装置及び表示制御プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】複数の原画像のそれぞれが拡大された画像を順に確認することをユーザーにとって容易にすることができる画像表示方法を提供する。【解決手段】矩形の第１画像を縮小した第１表示画像及び第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域に表示させ、第１表示画像がタッチ入力により選択されたとき、第２表示領域に第１画像に基づく第１中間画像を表示させ、第１中間画像に対して、タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び所定の位置を基準とする拡大及び移動指示がなされた第１中間画像の表示座標を算出して記憶し、タッチ入力により、第２表示画像が選択されたとき、記憶された拡大率及び表示座標に基づいて第２表示領域に所定の位置に対応する第２画像の位置を基準として拡大された第２画像に基づく第２中間画像を表示する画像表示方法である。【選択図】図４

Description

本開示は、画像表示方法、画像表示装置及び表示制御プログラムに関する。

モバイルの端末装置等では、複数の画像を画面に表示することが行われている。

特許文献１に記載された画像表示装置等では、複数のサムネイル画像を表示する第１表示領域と、複数のサムネイル画像の中から選択されたサムネイル画像に対応する画像を表示する第２表示領域を含み、第２表示領域に表示される画像に対する拡大条件を保持し、第２表示領域に表示される画像が切り替えられたときに、当該画像を保持された拡大条件で表示することが行われている（特許文献１参照。）。

特開２０１３－２３１９７３号公報

特許文献１に記載された技術では、表示データの表示座標値及び表示座標値からの距離に基づいて被拡大領域を算出して拡大画像を表示させている（特許文献１の図１９などを参照。）。当該技術では、原画像の大きさが異なっているときにおいても、表示座標値を特定することが可能である。
しかしながら、当該技術では、原画像を表示データに変換するときに当該原画像が一旦縮小されるため、例えば、当該原画像が大きい場合、当該原画像が一旦縮小された後に拡大されても、当該原画像と比べて拡大表示されるとは限らない。

上記課題を解決するために一態様は、タッチ入力を受け付ける入力部を有する表示部を備える端末装置の画像表示方法であって、矩形の第１画像及び前記第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を取得し、前記第１画像を縮小した第１表示画像及び前記第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域に表示し、前記第１表示画像が前記タッチ入力により選択されたとき、第２表示領域に前記第１画像に基づく第１中間画像を表示し、前記第１中間画像に対して、前記タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする前記拡大及び前記移動指示がされた前記第１中間画像の表示座標を算出して記憶し、前記タッチ入力により、前記第２表示画像が選択されたとき、記憶された前記拡大率及び前記表示座標に基づいて前記第２表示領域に前記所定の位置に対応する前記第２画像の位置を基準として拡大された前記第２画像に基づく第２中間画像を表示する、画像表示方法である。

上記課題を解決するために一態様は、タッチ入力を受け付ける入力部を有する表示部と、前記タッチ入力に基づいて表示を制御する表示制御部と、矩形の第１画像及び前記第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を記憶する記憶部と、を備え、前記表示制御部は、前記記憶部に記憶された前記第１画像及び前記第２画像を取得し、前記第１画像を縮小した第１表示画像及び前記第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域に表示させ、前記第１表示画像が前記タッチ入力により選択されたとき、第２表示領域に前記第１画像に基づく第１中間画像を表示させ、前記第１中間画像に対して、前記タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする前記拡大及び前記移動指示がなされた前記第１中間画像の表示座標を算出して前記記憶部に記憶させ、前記タッチ入力により、前記第２表示画像が選択されたとき、前記記憶部に記憶された前記拡大率及び前記表示座標に基づいて前記第２表示領域に前記所定の位置に対応する前記第２画像の位置を基準として拡大された前記第２画像に基づく第２中間画像を表示させる、画像表示装置である。

上記課題を解決するために一態様は、タッチ入力を受け付ける入力部を有する表示部を備える端末装置に表示制御を実行させる表示制御プログラムであって、矩形の第１画像及び前記第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を取得させ、前記第１画像を縮小した第１表示画像及び前記第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域に表示させ、前記第１表示画像が前記タッチ入力により選択されたとき、第２表示領域に前記第１画像に基づく第１中間画像を表示させ、前記第１中間画像に対して、前記タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする前記拡大及び前記移動指示がなされた前記第１中間画像の表示座標を算出して記憶部に記憶させ、前記タッチ入力により、前記第２表示画像が選択されたとき、前記記憶部に記憶された前記拡大率及び前記表示座標に基づいて前記第２表示領域に前記所定の位置に対応する前記第２画像の位置を基準として拡大された前記第２画像に基づく第２中間画像を表示させる、表示制御プログラムである。

情報処理システムの概略的な構成例を示す図である。 端末装置の機能ブロックの構成例を示す図である。 １枚の画像のローカル座標系の一例を示す図である。 第１表示画面の一例を示す図である。 第２表示画面の一例を示す図である。 第１対象画像と第３枠との相対的な位置関係を示す図である。 第２対象画像と第４枠との相対的な位置関係を示す図である。 第３対象画像と第５枠との相対的な位置関係を示す図である。 第４対象画像と第６枠との相対的な位置関係を示す図である。

以下、実施形態について、図面を参照して説明する。

図１は、実施形態に係る情報処理システム１の概略的な構成例を示す図である。
情報処理システム１は、画像処理装置１１と、モバイルの端末装置１２と、を備える。
画像処理装置１１と、端末装置１２とは、無線により通信を行う。

端末装置１２は、タブレット型の端末装置またはスマートフォンなどであり、ユーザーによって持ち運ばれることが可能な携帯型の装置である。
端末装置１２は、タッチ入力機能を有するタッチパネルである表示部１１２を備える。表示部１１２はディスプレイである。端末装置１２は、ユーザーによって操作され、各種の情報を表示部１１２に表示する。
端末装置１２は、画像処理装置１１と通信することで、画像処理装置１１によって行われる画像処理を制御する。

画像処理装置１１は、端末装置１２から受信する指示などに基づいて制御され、制御内容にしたがって画像処理を実行する。
画像処理装置１１は、スキャナー機能を有している。画像処理装置１１は、スキャナー機能によって複数の画像を読み取り、読み取った複数の画像のデータを無線により端末装置１２に送信する。画像処理装置１１は、オートドキュメントフィーダー３１を備えて、オートドキュメントフィーダー３１に設置された複数枚の用紙を自動的に搬送して、それぞれの用紙に表された画像を読み取る。当該用紙は、Ａ４あるいはＡ３などのサイズを有する用紙である。複数の用紙の枚数は、任意であってもよく、１００枚などであってもよい。

端末装置１２は、画像処理装置１１から受信された複数の画像のデータに基づいて、複数の画像を表示部１１２に表示する。
端末装置１２は、表示部１１２に表示されている画像について、ユーザーによって行われる操作に応じた指示を入力し、入力した指示に応じた処理を実行する。
ユーザーは、端末装置１２の表示部１１２に表示される画像を見ることで、画像処理装置１１によって処理されている画像を、一覧して確認すること、あるいは、編集することなどが可能である。

図２は、実施形態に係る端末装置１２の機能ブロックの構成例を示す図である。
端末装置１２は、入力部１１１と、表示部１１２と、記憶部１１３と、通信部１１４と、制御部１１５と、を備える。
制御部１１５は、表示制御部１３１を備える。
入力部１１１と表示部１１２は、タッチ入力機能を有する画面で構成されている。

入力部１１１は、画面に対してユーザーによって行われるタッチ操作の内容を入力する。入力部１１１は、ユーザーの指、もしくはタッチペンの接触及び移動を検出して、その検出結果に応じた操作の内容を受け付ける。
表示部１１２は、各種の情報を画面に表示する。
記憶部１１３は、各種の情報を記憶する。当該情報は、表示対象となる原画像及び当該原画像に基づいて生成される関連画像などのデータを含む。
記憶部１１３は、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）及びＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）などを備えるメモリーである。
通信部１１４は、画像処理装置１１と無線により通信を行う。
通信部１１４は、通信回路、通信ポート、あるいは、通信インターフェイスと呼ばれてもよい。

制御部１１５は、各種の処理及び制御を行う。制御部１１５は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）を備えるコントローラーである。
制御部１１５は、表示制御部１３１を含む。
表示制御部１３１は、各種の情報を表示部１１２に表示する処理を制御する。

制御部１１５のＣＰＵが、記憶部１１３に記憶された制御プログラムを実行することで、各種の処理及び制御を行う。
当該制御プログラムは、表示の制御を行う表示制御プログラムを含む。制御部１１５のＣＰＵが、記憶部１１３に記憶された表示制御プログラムを実行することにより、表示制御部１３１の機能が実現される。
当該表示制御プログラムは、画像処理装置１１に専用のアプリケーションのプログラムであってもよい。端末装置１２は、当該表示制御プログラムを予め記憶部１１３に記憶していてもよく、あるいは、当該表示制御プログラムをダウンロードしてインストールしてもよい。

ここで、端末装置１２は、制御部１１５に表示制御部１３１を含む構成としたが、表示の制御を行う表示制御部１３１の機能が制御部１１５とは別に専用の機能部として構成されてもよい。

以下、端末装置１２で行われる表示制御について説明する。
通信部１１４は、画像処理装置１１から複数の画像のデータを受信する。
表示制御部１３１は、画像処理装置１１から送信された複数の画像のデータを取得する。これらの画像が原画像であるとして説明する。
これら複数の画像は、並び順にしたがって、連続番号であるページ番号と対応付けられる。当該ページ番号は、端末装置１２で付与されてもよく、あるいは、画像処理装置１１で付与されてもよい。

表示制御部１３１は、これら複数の画像に対して、それぞれの３次元座標系を設定する。このような３次元座標系をローカル座標系と呼んで説明する。ローカル座標系は３次元直交座標系である。

図３は、実施形態に係る１枚の画像２１１のローカル座標系の一例を示す図である。
画像２１１に対して、Ｘ１軸、Ｙ１軸、及び、Ｚ１軸からなるローカル座標系が設定されている。
複数の画像ごとに、それぞれのローカル座標系が設定される。
それぞれの画像に対するローカル座標系の配置は任意であってもよい。

表示制御部１３１は、複数の画像に、それぞれのローカル座標系を基準として、それぞれの画像の配置を調整する。
表示制御部１３１は、複数の画像に共通な３次元座標系に、これら複数の画像を配置する。このような共通な３次元座標系をグローバル座標系と呼んで説明する。グローバル座標系は３次元直交座標系である。

表示制御部１３１は、グローバル座標系に複数の画像が配置された全体像を２次元座標系にマッピングし、マッピングされた結果を表示データとする。当該表示データは、ピクセルデータである。このような表示データの各画像をサムネイル画像と呼んで説明し、また、このような２次元座標系を表示座標系と呼んで説明する。表示座標系は２次元直交座標系である。なお、当該表示データの表示領域は、ビューポートと呼ばれる。
ここでは、グローバル座標系に複数の画像が配置されて表示される場合を示したが、グローバル座標系に１枚の画像が配置されて表示されてもよい。
サムネイル画像は、原画像が縮小された画像である。

図４は、実施形態に係る第１表示画面４０１の一例を示す図である。
図４は、Ｘ軸及びＹ軸からなる表示座標系を示している。
端末装置１２の表示部１１２の画面を正面から見た視点で、Ｘ軸の正方向が右方向であり、Ｘ軸の負方向が左方向であり、Ｙ軸の正方向が上方向であり、Ｙ軸の負方向が下方向である。画面に対する表示座標系の配置は任意であってもよい。

第１表示画面４０１は、端末装置１２の表示部１１２により行われる表示画面の一例である。
第１表示画面４０１の表示領域は、第１表示領域４１１と、第２表示領域４１２と、第３表示領域４５１と、を有する。当該表示領域内の、第３表示領域４５１以外の領域は、第１表示領域４１１と、第２表示領域４１２と、に分割されている。

表示制御部１３１は、第３表示領域４５１に、無線通信の電波状況、及び、ユーザーによって操作されることが可能な「キャンセル」などの文字情報を表示する。
表示制御部１３１は、第３表示領域４５１の表示を行わなくてもよい。

第１表示領域４１１と第２表示領域４１２は、それぞれ、Ｘ軸に平行な辺とＹ軸に平行な辺で示される矩形の領域である。
図４では、第１表示領域４１１及び第２表示領域４１２は、Ｙ軸に平行な辺の幅よりもＸ軸に平行な辺の幅の方が大きく示されているが、これに限らない。
Ｙ軸に対して、第１表示領域４１１はＹ軸の負側に配置されており、第２表示領域４１２はＹ軸の正側に配置されている。Ｘ軸に対して、第１表示領域４１１の辺の幅と第２表示領域４１２の辺の幅とは同じである。第１表示領域４１１のＹ軸の正側の辺と第２表示領域４１２のＹ軸の負側の辺とが重なるように配置されている。これにより、第１表示領域４１１と第２表示領域４１２との全体で、矩形の表示領域が構成されている。
図４の第１表示画面４０１は、第１表示領域４１１と第２表示領域４１２との境界線を境界軸４１３として示している。境界軸４１３は、表示されなくてもよい。

図４では、第１表示領域４１１に、複数のサムネイル画像３３１が仮想軸４２１に沿って並んで表示されている。第１表示領域４１１で、これら複数のサムネイル画像３３１は、Ｘ軸の負側から正側に向かって、ページ番号の昇順に配置されている。
仮想軸４２１は、仮想的な軸であり、実際には表示されないが、他の構成例として、表示されてもよい。
図４では、仮想軸４２１は、Ｘ軸に平行であり、Ｙ軸に平行な方向について第１表示領域４１１において中点を通る。

図４では、複数のサムネイル画像３３１を、ページ番号の順に第ｉサムネイル画像３３１－ｉとして示している。ここで、ｉは１以上の任意の整数であって、最大値Ｐが複数のサムネイル画像３３１の枚数である。ページに関わらないサムネイル画像を、サムネイル画像３３１と表す。
図４では、第ｉサムネイル画像３３１－ｉは、矩形の画像である。
第ｉサムネイル画像３３１－ｉは、Ｘ軸の幅よりもＹ軸の幅の方が大きくなるように配置されてもよく、あるいは、他の向きで配置されてもよく、配置の向きが変更されてもよい。

表示制御部１３１は、第１表示領域４１１内で、仮想軸４２１に沿って、中央に近い第ｋページの第ｋサムネイル画像３３１－ｋは、原画像の面と表示面との角度が小さく、中央から所定の枚数ｍまでは、中央から離れた第ｋ＋ｍサムネイル画像３３１－ｋ＋ｍは、原画像の面と表示面との角度が第ｋサムネイル画像３３１－ｋより大きく配置する。ここで、ｋは１以上Ｐ以下の整数であり、ｍはｋよりも小さい整数である。原画像と表示面との角度とは、表示面に垂直なＺ軸と第ｉサムネイル画像３３１－ｉのＺ１軸との角度をいう。表示制御部１３１は、第１表示領域４１１内で、仮想軸４２１に沿って、中央から当該所定の枚数よりも離れたところでは、サムネイル画像３３１のそれぞれが等間隔で配置され、表示される。
第１表示領域４１１の、仮想軸４２１に沿った中央から最も離れた部分は第１表示領域４１１の左右の辺に相当する。

複数のサムネイル画像３３１は、それぞれに対応するページ番号の画像が付与画像として付与されて表示されている。
図４には、第ｉサムネイル画像３３１－ｉのページ番号の画像を、第ｉページ番号画像３４１－ｉとして示してある。

図４は、表示制御部１３１が４枚のサムネイル画像３３１を第１表示領域４１１に表示している場合を示し、サムネイル画像３３１を等間隔で表示する部分が無い場合を示している。
図４では、仮想軸４２１に沿った第１表示領域４１１の中央付近に、第３ページの第３サムネイル画像３３１－３及び第３ページ番号画像３４１－３が表示されている。また、仮想軸４２１に沿った第１表示領域４１１の中央付近よりもＸ軸の正方向に向かって、第３ページよりもページ番号が大きい第４サムネイル画像３３１－４がページ番号の昇順に表示されている。同様に、仮想軸４２１に沿った第１表示領域４１１の中央付近よりもＸ軸の負方向に向かって、第３ページよりもページ番号が小さい第２サムネイル画像３３１－２及び第１サムネイル画像３３１－１が、ページ番号の降順に表示されている。

表示制御部１３１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉのローカル座標系に対して、第ｉサムネイル画像３３１－ｉの配置に応じて、第ｉページ番号画像３４１－ｉの配置を調整する。表示制御部１３１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉと第ｉページ番号画像３４１－ｉとを含めて、表示座標系に対する表示データを生成する。

表示制御部１３１は、第ｉページ番号画像３４１－ｉに対して、Ｙ軸の正側に、第ｉページ番号画像３４１－ｉを配置して、表示する。
表示制御部１３１は、第ｉページ番号画像３４１－ｉを第１表示領域４１１の内部に収めて表示するように配置する。表示制御部１３１は、第ｉページ番号画像３４１－ｉを第１表示領域４１１のＹ軸の正側の境界線である境界軸４１３から外部に飛び出させないように表示する。図４では、当該境界線は、Ｘ軸に平行な線である。
他の構成例として、表示制御部１３１は、一部または全部の第ｉページ番号画像３４１－ｉを第１表示領域４１１の外側に飛び出させる態様で表示してもよい。

表示制御部１３１は、ページごとに、第ｉページ番号画像３４１－ｉを表示する濃度を調整する。
濃度を調整することは、透明度を調整することによって実現されてもよく、透明度が低くなると濃度が高くなり、透明度が高くなると濃度が低くなる。
表示制御部１３１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉの表示態様に応じて、第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対応する第ｉページ番号画像３４１－ｉの形状、サイズ、姿勢、濃度、配置位置、表示色などの１以上の表示態様を変化させてもよい。

図４では、表示制御部１３１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対応する第ｉページ番号画像３４１－ｉを、第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対してＹ軸の正側に配置したが、これに限られない。表示制御部１３１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対応する第ｉページ番号画像３４１－ｉを、第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対して、Ｙ軸の負側、Ｘ軸の正側、あるいは、Ｘ軸の負側に配置してもよい。
図４では、表示制御部１３１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対応する第ｉページ番号画像３４１－ｉを、の第ｉサムネイル画像３３１－ｉの外部に配置したが、これに限られない。表示制御部１３１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対応する第ｉページ番号画像３４１－ｉを、第ｉサムネイル画像３３１－ｉの内部に配置してもよい。

図４では、第１表示領域４１１に表示される複数のサムネイル画像３３１の原画像が異なるサイズの原画像を含む場合を示した。この場合、表示制御部１３１は、Ｘ軸とＹ軸との一方または両方に対してすべてのサムネイル画像３３１の幅を揃える処理を行うが、他の構成例として、それぞれの原画像のサイズに応じて異なるサイズのサムネイル画像３３１を第１表示領域４１１に表示してもよい。図４では、第３サムネイル画像３３１－３の原画像のサイズと、第４サムネイル画像３３１－４の原画像のサイズとは、異なっている。
第１表示領域４１１に表示される複数のサムネイル画像３３１の原画像のサイズが同一であってもよい。

仮想軸４２１は、直線であるが、他の構成例として、直線以外の線であってもよい。
仮想軸４２１は、Ｘ軸に対して、第１表示領域４１１の中央位置からＸ軸の正側にいくとＹ軸の正側に曲がり、第１表示領域４１１の中央位置からＸ軸の負側にいくとＹ軸の正側に曲がる線が用いられてもよい。仮想軸４２１は、Ｘ軸に対して、第１表示領域４１１の中央位置からＸ軸の正側と負側とが中央位置を基準にして対称的な線であってもよい。

表示制御部１３１は、第２表示領域４１２に、第１表示領域４１１に表示された複数のサムネイル画像３３１のうち１枚の第ｉサムネイル画像３３１－ｉに対応する画像を表示する。このような画像を中間画像と呼んで説明する。図４では、第２表示領域４１２に、第３サムネイル画像３３１－３に対応する第１中間画像４３１が表示されている。
中間画像は、当該中間画像に対応する第ｉサムネイル画像３３１－ｉよりも拡大された画像である。また、中間画像は、原画像と比べて、縮小されているが、原画像の大きさに応じて、原画像と同じサイズである場合あるいは原画像よりも拡大されている場合があってもよい。

中間画像が表示される第ｉサムネイル画像３３１－ｉは、第１表示領域４１１で選択された状態となっている第ｉサムネイル画像３３１－ｉであり、仮想軸４２１に沿った第１表示領域４１１の中央付近に配置されている第ｋサムネイル画像３３１－ｋである。この選択は、第１表示領域４１１あるいは第２表示領域４１２に対するユーザーによる操作によって行われる。

表示制御部１３１は、第ｉページ番号画像３４１－ｉの表示態様を制御する場合を示すが、他の構成例として、第ｉページ番号画像３４１－ｉの表示態様を同一としてもよい。
表示制御部１３１は、第ｉページ番号画像３４１－ｉを表示させなくてもよい。

表示制御部１３１は、ユーザーが端末装置１２に対して所定の操作を行ったことを検出すると、第２表示領域４１２に表示する画像を変更する制御を行う。
表示制御部１３１は、ユーザーが第２表示領域４１２に表示された第１中間画像４３１をスワイプする操作を行ったことを検出した場合、第１中間画像４３１の隣のページの中間画像を第２表示領域４１２に表示させる。
表示制御部１３１の制御により、当該操作がＸ軸の正側から負側に指などを移動させる操作である場合にはページ数が１つ増加したページの中間画像を表示し、当該操作がＸ軸の負側から正側に指などを移動させる操作である場合にはページ数が１つ減少したページの中間画像を表示する。

表示制御部１３１は、ユーザーが第１表示領域４１１に表示された複数のサムネイル画像３３１のうち現在選択されている第ｉサムネイル画像３３１－ｉ以外のサムネイル画像３３１をタッチする操作を行ったことを検出した場合、タッチされたサムネイル画像３３１が現在選択されている状態へ変更し、タッチされたサムネイル画像３３１に対応する中間画像を第２表示領域４１２に表示させる。

図４では、表示制御部１３１の制御により、第２表示領域４１２は、所定のアイコン群４７１を表示している。ユーザーの指などによって当該アイコン群４７１のうちの１つのアイコンがタップ等される操作が行われた場合に、表示制御部１３１は、当該操作に応じた指示を受け付ける。表示制御部１３１は、第１表示領域４１１と第２表示領域４１２との一方または両方に、任意のアイコンを表示させてもよい。
他の構成例として、表示制御部１３１は、ユーザーの指などによって表示部１１２の所定箇所がタップ等される操作が行われた場合に、表示部１１２に所定のメニューを表示させてもよい。ユーザーの指などによって当該メニューのうちの所定箇所がタップ等される操作が行われた場合に、表示制御部１３１は、当該操作に応じた指示を受け付ける。

図４では、第１表示領域４１１内で、仮想軸４２１に沿った中央に配置された第３サムネイル画像３３１－３に、第１枠５１１を示している。
第１枠５１１は、第２表示領域４１２に表示される画像部分を囲む枠である。図４では、第１枠５１１の内部の画像部分が第２表示領域４１２に表示されている。
図４では、第１枠５１１を可視化して示しているが、第１枠５１１は、表示されてもよく、あるいは、表示されなくてもよい。

図４では、ユーザーの手５３１によって、第４ページの第４サムネイル画像３３１－４がクリックされて選択される。
これにより、表示制御部１３１は、第１表示領域４１１内で、ユーザーによって選択された第４サムネイル画像３３１－４を、仮想軸４２１に沿った中央に配置する表示内容に切り替える。

第ｉサムネイル画像３３１－ｉと第１枠５１１との相対的な位置関係は任意であってもよい。
第１枠５１１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉの内部に含まれる位置に配置されてもよく、あるいは、第１枠５１１は、第ｉサムネイル画像３３１－ｉの一部を含み、第ｉサムネイル画像３３１－ｉの外部の領域を含む位置に配置されてもよい。

図５は、実施形態に係る第２表示画面６０１の一例を示す図である。
第２表示画面６０１は、第１表示画面４０１でユーザーによって第４サムネイル画像３３１－４が選択された場合に、表示制御部１３１によって表示される。

表示制御部１３１は、第２表示画面６０１の第１表示領域４１１に、複数のサムネイル画像３３１を、第４サムネイル画像３３１－４を中央に配置して、表示させる。
図５では、仮想軸４２１に対して第１表示領域４１１の中央に配置された第４サムネイル画像３３１－４に、第２枠５２１を示している。
第２枠５２１は、第２表示領域４１２に表示される画像部分を囲む枠である。図５では、第２枠５２１の内部の画像部分が第２表示領域４１２に表示されている。

拡大対象となる画像の拡大について説明する。
拡大対象となる画像を対象画像と呼んで説明する。対象画像は原画像である。
表示制御部１３１は、対象画像の拡大を、当該対象画像の予め定められた所定の位置、設定されている拡大率、及び、設定される表示座標に基づいて、行う。
表示制御部１３１は、対象画像の予め定められた位置を基準にして、当該対象画像を設定されている拡大率で拡大して、拡大結果の画像の一部を設定されている表示座標で表示する。

表示座標は、枠によって定められる。表示制御部１３１は、ローカル座標系により、表示座標を算出する。表示座標系の見た目では、当該枠は、図４では第１枠５１１に対応し、図５では第２枠５２１に対応する。
拡大率は、原画像のサイズと、枠のサイズによって定められる。
拡大率は、ユーザーにより行われる操作によって変更され得る。表示制御部１３１は、ユーザーの指などによって第２表示領域４１２に表示された中間画像に対して行われた操作に応じて、拡大率を変更する。当該操作は、ピンチインまたはピンチアウトの操作であり、これらの操作では移動の指示と拡大の指示が行われる。移動の指示はスワイプの操作に対応し、拡大の指示はズームの操作に対応する。拡大の指示は、ダブルタップによって行われてもよい。

対象画像の予め定められた所定の位置は、当該対象画像の中央位置、角部、または、各辺の中央位置のいずれかである。
表示制御部１３１は、対象画像と、枠との相対的な位置関係に基づいて、当該所定の位置を決定する。

表示制御部１３１は、対象画像の拡大を、当該対象画像の予め定められた所定の位置を基準として行う。
予め定められた所定の位置が対象画像の中央位置である場合には、表示制御部１３１は、当該対象画像を、当該中央位置を基準として放射線状に拡大する。
予め定められた所定の位置が対象画像の角部である場合には、表示制御部１３１は、当該対象画像を、当該角部を基準として拡大する。
予め定められた所定の位置が対象画像の辺の中央位置である場合には、表示制御部１３１は、当該対象画像を、当該辺の当該中央位置を基準として拡大する。

表示制御部１３１は、予め定められた所定の位置を複数の候補のなかから決定する場合を示すが、予め定められた所定の位置が一意に定められていてもよい。端末装置１２は、記憶部１１３に、予め定められた所定の位置の複数の候補、あるいは、一意に予め定められた所定の位置が記憶されている。
表示制御部１３１は、対象画像と枠との相対的な位置関係に基づいて基準位置を決定する場合を示すが、第２表示領域４１２に表示される中間画像に角部が含まれる場合に、当該角部を所定の位置として決定する構成が用いられてもよい。

図４及び図５を用いて説明したように、端末装置１２は、タッチ入力を受け付ける入力部１１１を有する表示部１１２を備える。端末装置１２は、複数のサイズが異なる矩形の原画像を取得し、これらの原画像を縮小した複数のサムネイル画像３３１を第１表示領域４１１に表示させ、タッチ入力により選択された第ｉサムネイル画像３３１－ｉに基づく中間画像を第２表示領域４１２に表示させる。端末装置１２は、中間画像に対して、タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする拡大及び移動指示がなされた当該中間画像の表示座標を算出して記憶する。端末装置１２は、タッチ入力により、他の第ｉサムネイル画像３３１－ｉが選択されたとき、記憶された拡大率及び表示座標に基づいて第２表示領域４１２に、当該他の第ｉサムネイル画像３３１－ｉの予め定められた所定の位置を基準として拡大された中間画像を表示する。

端末装置１２は、予め定められた所定の位置として、原画像の中央位置、角部、各辺の中央位置のいずれかを用いる。
端末装置１２は、予め定められた所定の位置を、原画像の中央位置、角部、各辺の中央位置のいずれかのうち、表示座標に最も近い位置としてもよい。
端末装置１２は、タッチ入力により拡大及び移動指示がなされて第２表示領域４１２に表示された中間画像に角部が含まれるとき、当該角部を予め定められた所定の位置としてもよい。

端末装置１２は、複数のサムネイル画像３３１を、仮想軸４２１に沿って配置する。
端末装置１２対するタッチ入力は、ピンチイン、あるいは、ピンチアウトの指示である。

図６は、実施形態に係る第１対象画像７１１と第３枠７２１との相対的な位置関係を示す図である。
図６には、図３に示されるのと同様なローカル座標系を示している。
第１対象画像７１１は対象画像の一例である。第３枠７２１は、第１対象画像７１１のローカル座標系における枠の一例である。

第１対象画像７１１の輪郭に沿って、第１対象点７３１－１～第８対象点７３１－８が定められている。
また、第１対象画像７１１の中央位置に、第９対象点７３１－９が定められている。

図６では、Ｘ１軸に対して最も負側であり、かつ、Ｙ１軸に対して最も正側である角部の点が、第１対象点７３１－１である。
Ｙ１軸に対して最も正側である辺の中央位置の点が、第２対象点７３１－２である。
第１対象点７３１－１から第２対象点７３１－２に向かう方向に沿って、さらに、順に、第３対象点７３１－３～第８対象点７３１－８が定められている。
第１対象点７３１－１、第３対象点７３１－３、第５対象点７３１－５、第７対象点７３１－７が、それぞれの角部の点となる。第２対象点７３１－２、第４対象点７３１－４、第６対象点７３１－６、第８対象点７３１－８が、それぞれの辺の中央位置の点となる。

第３枠７２１は、矩形の枠であり、第３枠７２１の面積は、第１対象画像７１１の面積よりも小さい。
第３枠７２１の輪郭に沿って、第１枠点７４１－１～第８枠点７４１－８が定められている。第３枠７２１の第１枠点７４１－１～第８枠点７４１－８は、第１対象画像７１１の第１対象点７３１－１～第８対象点７３１－８のそれぞれに対応する角部及び各辺の中央位置に定められている。
第３枠７２１の中央位置に、第９枠点７４１－９が定められている。

表示制御部１３１は、第１対象画像７１１の第１対象点７３１－１～第９対象点７３１－９と、第３枠７２１の第１枠点７４１－１～第９枠点７４１－９とで、互いに対応する点同士の距離を算出し、当該距離が最小となる点を拡大の基準点とする。
図６では、互いに対応する点同士の距離が最小となる点は、第１対象画像７１１の第７対象点７３１－７である。互いに対応する点同士の９個の距離のなかで、第７対象点７３１－７と第７枠点７４１－７との距離が最小となる。

図７は、実施形態に係る第２対象画像８１１と第４枠８２１との相対的な位置関係を示す図である。
第２対象画像８１１及び第４枠８２１は、図６に示される第１対象画像７１１及び第３枠７２１と比べて、互いの相対的な位置が異なる点を除いて、同様である。
図７では、互いに対応する点同士の距離が最小となる点は、第２対象画像８１１の第９対象点７３１－９である。互いに対応する点同士の９個の距離のなかで、第９対象点７３１－９と第９枠点７４１－９との距離が最小となる。

図８及び図９を参照して、第２表示領域４１２に表示される中間画像の切り替えについて説明する。
表示制御部１３１は、第２表示領域４１２に表示される中間画像が切り替えられたときに、切り替え前の中間画像における拡大率及び表示座標を、次の中間画像の表示に用いる。表示制御部１３１は、記憶部１１３に、現在の当該拡大率及び当該表示座標を記憶させる。
図８及び図９は、図の紙面に向かって左下の角部に対する各枠の位置を数値で示している。当該数値は説明のための一例であり、これに限られない。

図８は、実施形態に係る第３対象画像９１１と第５枠９１２との相対的な位置関係を示す図である。
図８は、第３対象画像９１１のローカル座標系として、Ｘ１軸、Ｙ１軸、及び、Ｚ１軸からなるローカル座標系を示している。
第３対象画像９１１は対象画像の一例であり、Ａ４の用紙の画像である。第５枠９１２は、第３対象画像９１１のローカル座標系における枠の一例である。

図９は、実施形態に係る第４対象画像１０１１と第６枠１０１２との相対的な位置関係を示す図である。
図９は、第４対象画像１０１１のローカル座標系として、Ｘ２軸、Ｙ２軸、及び、Ｚ２軸からなるローカル座標系を示している。
第４対象画像１０１１は対象画像の一例であり、Ａ３の用紙の画像である。第６枠１０１２は、第４対象画像１０１１のローカル座標系における枠の一例である。

ここで、表示制御部１３１が、第３対象画像９１１に対して第５枠９１２によって囲まれる画像部分を拡大して中間画像として、第２表示領域４１２に表示させる場合を想定する。第５枠９１２によって囲まれる画像部分を拡大した中間画像を第２表示領域４１２に表示させた状態のときに、ユーザーによって、第４対象画像１０１１に対応する中間画像またはサムネイル画像が選択された場合を想定する。この場合、表示制御部１３１は、第４対象画像１０１１において第６枠１０１２によって囲まれる画像部分を拡大して中間画像として、第２表示領域４１２に表示させる。

図８及び図９では、表示制御部１３１は、第３対象画像９１１及び第４対象画像１０１１のそれぞれについて、予め定められた点を基準として、オフセットを設け、当該点からオフセットした第５枠９１２及び第６枠１０１２を設定している。
第３対象画像９１１及び第４対象画像１０１１の両方で、オフセットは同一であり、第５枠９１２及び第６枠１０１２の形状及びサイズは同一である。
第３対象画像９１１及び第４対象画像１０１１における予め定められた点と、第５枠９１２及び第６枠１０１２における当該点に対応する基準点とが一致するときには、オフセットはゼロとなる。

ユーザーによる端末装置１２の表示画面の使用例を示す。
第１表示領域４１１に表示される複数のサムネイル画像３３１に対して、ユーザーの指などによって、中央付近のサムネイル画像からＸ軸の正側に１つずれた隣のサムネイル画像３３１をタップすることを繰り返すことで、ページの昇順に連続的に、第２表示領域４１２に表示される中間画像を切り替えることができる。このとき、表示制御部１３１は、ユーザーの指などによってタップされたサムネイル画像３３１に対応する中間画像を第２表示領域４１２に表示させる制御を行う。

このとき、すべてのサムネイル画像３３１の原画像が同一のサイズである場合には、第２表示領域４１２に表示される各中間画像の表示部分は、同一のサイズの用紙に対して相対的に同一の部分となる。各ページの用紙の同一の箇所にページ番号が記載されている場合に、当該箇所を含む部分を各中間画像の表示部分とすると、ユーザーは、第１表示領域４１１の同一の箇所をタップし続けることで、第２表示領域４１２においてページ番号が連続的に切り替わっていく様子を確認することができる。この場合、ユーザーは、端末装置１２に対する相対的な指などの位置を変える必要が無い。
用紙の角部、あるいは、所定の辺の中央位置の付近にページ番号が付与されている場合には、それぞれ、当該用紙の当該角部、あるいは、当該辺の当該中央位置が基準位置とされる。

一方、複数のサムネイル画像３３１に原画像のサイズが異なるサムネイル画像３３１が含まれる場合について説明する。
Ａ４の用紙とＡ３の用紙が混じっていて、いずれの用紙も互いに対応する角部または辺の中央位置の付近にページ番号が記載されていて、ページ番号が記載されている箇所に近い基準点が用いられる場合を想定する。この場合、ユーザーは、第１表示領域４１１に表示される複数のサムネイル画像３３１に対して、第１表示領域４１１の同一の箇所をタップし続けることで、第２表示領域４１２においてページ番号が連続的に切り替わっていく様子を確認することができる。この場合、Ａ４とＡ３とのいずれの用紙についても、第２表示領域４１２にページ番号が表示されるようにすることが可能である。

Ａ４の用紙とＡ３の用紙が含まれ、いずれの用紙も角部または辺の付近の所定箇所にページ番号が記載され、いずれの用紙も用紙の中央位置が基準点として用いられる場合を想定する。この場合、ユーザーは、第１表示領域４１１に表示される複数のサムネイル画像３３１に対して、第１表示領域４１１の同一の箇所をタップし続けることで、同一のサイズの用紙について、第２表示領域４１２に表示されるページ番号が切り替わっていく様子を確認することができる。Ａ４の用紙に付与されたページ番号が第２表示領域４１２に表示される場合にはＡ３の用紙に付与されたページ番号が第２表示領域４１２に表示されない可能性があり、逆に、Ａ３の用紙に付与されたページ番号が第２表示領域４１２に表示される場合にはＡ４の用紙に付与されたページ番号が第２表示領域４１２に表示されない可能性がある。

ページの昇順に連続的にページが切り替えられる場合を示したが、ページの降順に連続的にページが切り替えられる場合についても同様である。第１表示領域４１１に表示される複数のサムネイル画像３３１に対して、ユーザーの指などによって、中央付近のサムネイル画像３３１からＸ軸の負側に１つずれた隣のサムネイル画像３３１をタップすることを繰り返すことで、ページの降順に連続的に、第２表示領域４１２に表示される中間画像を切り替えることができる。

以上のように、本実施形態に係る情報処理システム１における端末装置１２は、異なるサイズの複数の原画像を取得し、これら複数の原画像に基づいた複数のサムネイル画像３３１を第１表示領域４１１に表示する。また、端末装置１２では、これら複数のサムネイル画像３３１から選択された１枚のサムネイル画像３３１に対応する中間画像を第２表示領域４１２に表示する。また、端末装置１２では、第２表示領域４１２に表示された画像を拡大及び移動する操作がされたときに拡大率と表示座標を記憶し、他のサムネイル画像３３１が選択されたときに予め定められた位置に基づいて記憶された拡大率と表示座標で中間画像として表示する画像を算出する。
したがって、端末装置１２により、複数の原画像のそれぞれが拡大された画像を順に確認することをユーザーにとって容易にすることができる。

端末装置１２は、異なるサイズの原画像に基づく中間画像を順次拡大表示させる場合に、原画像のサイズが異なっていても、中間画像で同一のフォントの文字をほぼ同じ大きさで表示することができる。
端末装置１２は、第２表示領域４１２に表示される角部を基準位置とすることにより、原画像のサイズが異なっていても、中間画像でほぼ同様な位置を表示することが可能となる。これにより、端末装置１２は、原画像のサイズに関わらず、角部の近傍にページ番号等が表示されている場合に、当該ページ番号等を表示することができる。角部の代わりに、辺の中央位置が用いられる場合についても同様である。このように、端末装置１２は、ユーザーにとって、ページ番号等を確認する作業を容易化することができる。

一方、原画像の中央位置を基準位置とした場合には、原画像のサイズがＡ４である中間画像と原画像のサイズがＡ３である中間画像とでは、少なくとも一方について第２表示領域４１２に表示される位置がページ番号等の所定位置とは異なる可能性があり、ユーザーは第２表示領域４１２を見て原画像のサイズが異なっていることを把握することができる。

スワイプ動作のみでページ移動が行われる場合に、ページ移動時に拡大率と表示座標がリセットされてしまうと、ユーザーにとって、各ページの同じ箇所にあるページ番号のようなマークの確認が不便であり、特にスマートフォンなどの小さな画面では相当に不便であった。また、ナビゲーションドロワーのように、画面外から必要なときに割り込んで表示されるタイプのサムネイル画像３３１が用いられる場合、あるいは、タップされたサムネイル画像３３１のページの所定箇所が変わらず表示される場合には、ユーザーが数１０ページに及ぶような多数のページの確認をするときに、操作が多くなり煩雑であった。

そこで、端末装置１２により、原画像が拡大された中間画像が第２表示領域４１２に表示されているときに、当該中間画像に対する操作によってページ内の表示個所の移動及び拡大を行い、第１表示領域４１１に表示されたサムネイル画像３３１のタップによって、拡大率及び表示座標を維持して、ページの移動を行う。これにより、ユーザーは、スキャン結果などの確認時に、ページ番号などのように同じ箇所に表示されるマーク画像の確認が容易になる。

端末装置１２により、ページの移動時に、タップされたサムネイル画像３３１が、Ｘ軸に対して、第１表示領域４１１及び第２表示領域４１２のそれぞれの中央付近に移動する。これにより、ユーザーは、第２表示領域４１２に表示される中間画像を見たまま、指などの位置を変えることなく、同じ箇所のタップを繰り返すことで、連続ページめくりを行うことができ、当該ユーザーの視線移動が少なくなる。

このように、本実施形態に係る端末装置１２では、ユーザーが、スキャン結果などの確認を行うときに、ページ番号またはページ番号の付近の拡大画像を確認することを容易化することができる。また、ページ番号に限られず、ユーザーは、原画像のうちの特定の箇所に注目した確認を容易に行うことができる。また、ユーザーは、ページが移動しても、原画像のうちで中間画像として表示されている箇所の特定を容易に行うことができる。

以上の実施形態では、画像処理装置１１のスキャナー機能について説明したが、画像処理装置１１は他の機能を有してもよい。画像処理装置１１は印刷の機能を有してもよく、端末装置１２は、画像処理装置１１により行われる印刷を制御し、当該印刷の対象となる画像に関するデータを受信して、当該画像に関するデータを表示部１１２により表示する。
画像処理装置１１は、スキャナー機能及び印刷機能など、複数の機能を有してもよく、複合機であってもよい。

以上の実施形態では、端末装置１２は、モバイルの端末装置である場合を示したが、端末装置１２は、設置型の装置であってもよく、ディスプレイなどの画面を有する様々な装置であってもよい。
端末装置１２は、ビューワーなどと呼ばれてもよい。

画像処理装置１１は、データベースなどに記憶された画像のデータを端末装置１２に提供するサーバー装置などであってもよい。
当該画像のデータは、電子書籍のデータであってもよい。

端末装置１２の表示部１１２の表示領域は、第１表示領域４１１及び第２表示領域４１２のように２つの表示領域を区別して用いてもよく、あるいは、３つ以上の表示領域を区別して用いてもよい。
端末装置１２に複数の表示領域を用いる場合に、複数の表示領域の配置は任意であり、端末装置１２を正面から見る視点で、複数の表示領域は、左右に配置されてもよく、上下に配置されてもよく、あるいは、他の配置を用いてもよい。
端末装置１２に、第１表示領域４１１の位置と第２表示領域４１２の位置とが逆に配置されてもよい。

端末装置１２が、第２表示領域４１２に１つの中間画像を表示する場合を示したが、第２表示領域４１２に２つ以上の中間画像を表示する場合があってもよい。

端末装置１２の表示制御部１３１が様々な表示の制御を行う場合を示したが、これと同様な表示の制御が画像処理装置１１で行われてもよい。画像処理装置１１は、画像処理装置１１に備えられて表示を行うコントロールパネル、外付けのディスプレイ、または、遠隔のディスプレイなどに対して、表示の制御を行う。

表示制御部１３１は、ローカル座標系、グローバル座標系、及び、表示座標系を用いて表示データを生成する場合について説明したが、これに限られず、任意の方法で表示データを生成してもよい。

以上の実施形態に関する構成例を示す。
情報処理システム１の端末装置１２は、次のような画像表示方法を実行する。
画像表示方法は、タッチ入力を受け付ける入力部１１１を有する表示部１１２を備える端末装置１２の画像表示方法であって、矩形の第１画像及び第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を取得し、第１画像を縮小した第１表示画像及び第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域４１１に表示し、第１表示画像がタッチ入力により選択されたとき、第２表示領域４１２に第１画像に基づく第１中間画像を表示し、第１中間画像に対して、タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする拡大及び移動指示がされた第１中間画像の表示座標を算出して記憶し、タッチ入力により、第２表示画像が選択されたとき、記憶された拡大率及び表示座標に基づいて第２表示領域４１２に所定の位置に対応する第２画像の位置を基準として拡大された第２画像に基づく第２中間画像を表示する。

図４及び図５では、第３サムネイル画像３３１－３の原画像及び第４サムネイル画像３３１－４の原画像が、第１画像及び第２画像の一例である。図４及び図５では、第３サムネイル画像３３１－３及び第４サムネイル画像３３１－４が、第１表示画像及び第２表示画像の一例である。図４及び図５では、第１中間画像４３１及び第２中間画像４３２が、第１画像に基づく第１中間画像及び第２画像に基づく第２中間画像の一例である。図４及び図５では、第１表示領域４１１及び第２表示領域４１２が示されている。

画像表示方法は、所定の位置は、第１画像の中央位置、角部、各辺の中央位置のいずれかであり、当該所定の位置に対応する第２画像の位置は、当該中央位置、当該角部、当該各辺の中央位置のそれぞれに対応する第２画像の中央位置、角部、各辺の中央位置である。
図６及び図７では、第９対象点７３１－９が原画像の中央位置の一例であり、第１対象点７３１－１、第３対象点７３１－３、第５対象点７３１－５及び第７対象点７３１－７が各角部の一例であり、第２対象点７３１－２、第４対象点７３１－４、第６対象点７３１－６及び第８対象点７３１－８が各辺の中央位置の一例である。
予め定められた所定の位置として、他の位置が用いられてもよい。

画像表示方法は、所定の位置は、第１画像の中央位置、角部、各辺の中央位置のいずれかのうち、表示座標のうちで当該中央位置、当該角部、当該各辺の中央位置に対応する座標に最も近い位置である。
図６では、第３枠７２１によって表示座標が定まり、また、図７では、第４枠８２１によって表示座標が定まる。
予め定められた所定の位置は、他の方法で決められた位置が用いられてもよい。

画像表示方法は、タッチ入力により拡大及び移動指示がなされて第２表示領域４１２に表示された第１中間画像に第１中間画像の角部が含まれるとき、第１中間画像の角部に対応する第１画像の角部を所定の位置とする。
図４の例及び図５では、第２表示領域４１２に表示された第１中間画像４３１及び第２中間画像４３２に原画像の角部が含まれており、このような場合に、当該角部が予め定められた所定の位置とされてもよい。
予め定められた所定の位置は、他の方法で決められた位置が用いられてもよい。

画像表示方法は、第１表示画像及び第２表示画像は、仮想軸４２１に沿って配置される。
図４及び図５では、仮想軸４２１が示されている。
第１表示画像及び第２表示画像の配置としては、他の配置が用いられてもよい。

画像表示方法は、タッチ入力は、ピンチイン、あるいは、ピンチアウトの指示である。
端末装置１２を操作するユーザーによって、タッチ入力が行われる。
タッチ入力として、他の態様が用いられてもよい。

画像表示方法に対応する画像表示装置が提供されてもよい。
画像表示装置は、タッチ入力を受け付ける入力部１１１を有する表示部１１２と、タッチ入力に基づいて表示を制御する表示制御部１３１と、矩形の第１画像及び第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を記憶する記憶部１１３と、を備え、表示制御部１３１は、記憶部１１３に記憶された第１画像及び第２画像を取得し、第１画像を縮小した第１表示画像及び第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域４１１に表示させ、第１表示画像がタッチ入力により選択されたとき、第２表示領域４１２に第１画像に基づく第１中間画像を表示させ、第１中間画像に対して、タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする拡大及び移動指示がされた第１中間画像の表示座標を算出して記憶部１１３に記憶させ、タッチ入力により、第２表示画像が選択されたとき、記憶部１１３に記憶された拡大率及び表示座標に基づいて第２表示領域４１２に所定の位置に対応する第２画像の位置を基準として拡大された第２画像に基づく第２中間画像を表示させる。
図２では、端末装置１２は画像表示装置の一例である。そして、端末装置１２は、タッチパネルとして構成された入力部１１１及び表示部１１２と、表示制御部１３１と、記憶部１１３を備える。

画像表示方法に対応する表示制御プログラムが提供されてもよい。
タッチ入力を受け付ける入力部１１１を有する表示部１１２を備える端末装置１２に表示制御を実行させる表示制御プログラムであって、矩形の第１画像及び第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を取得させ、第１画像を縮小した第１表示画像及び第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域４１１に表示させ、第１表示画像がタッチ入力により選択されたとき、第２表示領域４１２に第１画像に基づく第１中間画像を表示させ、第１中間画像に対して、タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする拡大及び移動指示がされた第１中間画像の表示座標を算出して記憶部１１３に記憶させ、タッチ入力により、第２表示画像が選択されたとき、記憶部１１３に記憶された拡大率及び表示座標に基づいて第２表示領域４１２に所定の位置に対応する第２画像の位置を基準として拡大された第２画像に基づく第２中間画像を表示させる、表示制御プログラムである。
図２では、端末装置１２を構成するコンピューターが表示制御プログラムを実行する。

以上に説明した端末装置１２、画像処理装置１１などの任意の装置における任意の構成部の機能を実現するための表示制御プログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。ここでいう「コンピューターシステム」は、オペレーティングシステムあるいは周辺機器等のハードウェアを含むものとする。「コンピューター読み取り可能な記録媒体」は、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ）－ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。「コンピューター読み取り可能な記録媒体」は、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーあるいはクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。当該揮発性メモリーは、ＲＡＭであってもよい。記録媒体は、非一時的記録媒体であってもよい。

上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイルであってもよい。差分ファイルは、差分プログラムと呼ばれてもよい。

以上に説明した端末装置１２、画像処理装置１１などの任意の装置における任意の構成部の機能は、プロセッサーにより実現されてもよい。実施形態における各処理は、プログラム等の情報に基づき動作するプロセッサーと、プログラム等の情報を記憶するコンピューター読み取り可能な記録媒体により実現されてもよい。プロセッサーは、各部の機能が個別のハードウェアで実現されてもよく、あるいは、各部の機能が一体のハードウェアで実現されてもよい。プロセッサーはハードウェアを含み、当該ハードウェアは、デジタル信号を処理する回路及びアナログ信号を処理する回路のうちの少なくとも一方を含んでもよい。プロセッサーは、回路基板に実装された１または複数の回路装置、あるいは、１または複数の回路素子のうちの一方または両方を用いて、構成されてもよい。回路装置としてはＩＣ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）などが用いられてもよく、回路素子としては抵抗あるいはキャパシターなどが用いられてもよい。

プロセッサーは、ＣＰＵであってもよい。ただし、プロセッサーは、ＣＰＵに限定されるものではなく、ＧＰＵ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、あるいは、ＤＳＰ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）等のような、各種のプロセッサーが用いられてもよい。プロセッサーは、ＡＳＩＣによるハードウェア回路であってもよい。プロセッサーは、複数のＣＰＵにより構成されていてもよく、あるいは、複数のＡＳＩＣによるハードウェア回路により構成されていてもよい。プロセッサーは、複数のＣＰＵと、複数のＡＳＩＣによるハードウェア回路と、の組み合わせにより構成されていてもよい。プロセッサーは、アナログ信号を処理するアンプ回路あるいはフィルター回路等のうちの１以上を含んでもよい。

以上、実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

１…情報処理システム、１１…画像処理装置、１２…端末装置、３１…オートドキュメントフィーダー、１１１…入力部、１１２…表示部、１１３…記憶部、１１４…通信部、１１５…制御部、１３１…表示制御部、２１１…画像、３３１…サムネイル画像、３３１－ｉ…第ｉサムネイル画像、３４１－ｉ…第ｉページ番号画像、４０１…第１表示画面、４１１…第１表示領域、４１２…第２表示領域、４１３…境界軸、４２１…仮想軸、４３１…第１中間画像、４３２…第２中間画像、４５１…第３表示領域、４７１…アイコン群、５１１…第１枠、５２１…第２枠、６０１…第２表示画面、７１１…第１対象画像、７２１…第３枠、７３１－１…第１対象点、７３１－２…第２対象点、７３１－３…第３対象点、７３１－４…第４対象点、７３１－５…第５対象点、７３１－６…第６対象点、７３１－７…第７対象点、７３１－８…第８対象点、７３１－９…第９対象点、７４１－１…第１枠点、７４１－２…第２枠点、７４１－３…第３枠点、７４１－４…第４枠点、７４１－５…第５枠点、７４１－６…第６枠点、７４１－７…第７枠点、７４１－８…第８枠点、７４１－９…第９枠点、８１１…第２対象画像、８２１…第４枠、９１１…第３対象画像、９１２…第５枠、１０１１…第４対象画像、１０１２…第６枠

Claims (8)

1. タッチ入力を受け付ける入力部を有する表示部を備える端末装置の画像表示方法であって、
   矩形の第１画像及び前記第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を取得し、
   前記第１画像を縮小した第１表示画像及び前記第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域に表示し、
   前記第１表示画像が前記タッチ入力により選択されたとき、第２表示領域に前記第１画像に基づく第１中間画像を表示し、
   前記第１中間画像に対して、前記タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする前記拡大及び前記移動指示がされた前記第１中間画像の表示座標を算出して記憶し、
   前記タッチ入力により、前記第２表示画像が選択されたとき、記憶された前記拡大率及び前記表示座標に基づいて前記第２表示領域に前記所定の位置に対応する前記第２画像の位置を基準として拡大された前記第２画像に基づく第２中間画像を表示する、
   画像表示方法。
2. 前記所定の位置は、前記第１画像の中央位置、角部、各辺の中央位置のいずれかであり、
   前記所定の位置に対応する前記第２画像の位置は、前記中央位置、前記角部、前記各辺の前記中央位置のそれぞれに対応する前記第２画像の中央位置、角部、各辺の中央位置である、
   請求項１に記載の画像表示方法。
3. 前記所定の位置は、前記第１画像の前記中央位置、前記角部、前記各辺の前記中央位置のいずれかのうち、前記表示座標のうちで前記中央位置、前記角部、前記各辺の前記中央位置に対応する座標に最も近い位置である、
   請求項２に記載の画像表示方法。
4. 前記タッチ入力により前記拡大及び前記移動指示がなされて前記第２表示領域に表示された前記第１中間画像に前記第１中間画像の角部が含まれるとき、前記第１中間画像の角部に対応する前記第１画像の前記角部を前記所定の位置とする、
   請求項２に記載の画像表示方法。
5. 前記第１表示画像及び前記第２表示画像は、仮想軸に沿って配置される、
   請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の画像表示方法。
6. 前記タッチ入力は、ピンチイン、あるいは、ピンチアウトの指示である、
   請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の画像表示方法。
7. タッチ入力を受け付ける入力部を有する表示部と、
   前記タッチ入力に基づいて表示を制御する表示制御部と、
   矩形の第１画像及び前記第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を記憶する記憶部と、を備え、
   前記表示制御部は、
   前記記憶部に記憶された前記第１画像及び前記第２画像を取得し、
   前記第１画像を縮小した第１表示画像及び前記第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域に表示させ、
   前記第１表示画像が前記タッチ入力により選択されたとき、第２表示領域に前記第１画像に基づく第１中間画像を表示させ、
   前記第１中間画像に対して、前記タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする前記拡大及び前記移動指示がされた前記第１中間画像の表示座標を算出して前記記憶部に記憶させ、
   前記タッチ入力により、前記第２表示画像が選択されたとき、前記記憶部に記憶された前記拡大率及び前記表示座標に基づいて前記第２表示領域に前記所定の位置に対応する前記第２画像の位置を基準として拡大された前記第２画像に基づく第２中間画像を表示させる、
   画像表示装置。
8. タッチ入力を受け付ける入力部を有する表示部を備える端末装置に表示制御を実行させる表示制御プログラムであって、
   矩形の第１画像及び前記第１画像とサイズの異なる矩形の第２画像を取得させ、
   前記第１画像を縮小した第１表示画像及び前記第２画像を縮小した第２表示画像を第１表示領域に表示させ、
   前記第１表示画像が前記タッチ入力により選択されたとき、第２表示領域に前記第１画像に基づく第１中間画像を表示させ、
   前記第１中間画像に対して、前記タッチ入力により拡大及び移動指示がなされたとき、拡大率及び予め定められた所定の位置を基準とする前記拡大及び前記移動指示がされた前記第１中間画像の表示座標を算出して記憶部に記憶させ、
   前記タッチ入力により、前記第２表示画像が選択されたとき、前記記憶部に記憶された前記拡大率及び前記表示座標に基づいて前記第２表示領域に前記所定の位置に対応する前記第２画像の位置を基準として拡大された前記第２画像に基づく第２中間画像を表示させる、
   表示制御プログラム。

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