JP4278428B2 - 表示装置 - Google Patents

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JP4278428B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置、表示方法、その表示方法を実現するための表示プログラム、およびその表示プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関し、特に文字や図形などを画面上に表示する表示装置、表示方法、その表示方法を実現するための表示プログラム、およびその表示プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の表示システムの中には、表示装置の画面上に情報を表示すると共に、画面上の一部の領域を拡大または縮小して表示するシステムがある。このような技術として、たとえば特許文献1には、縮尺率が異なる局所マップを、画面に写し出されているマップの上に重ねて表示することができるマップ表示装置について開示されている。この発明によると、画面上の必要な領域のみが拡大または縮小して表示される。その結果、ユーザは画面上に表示されている情報を容易に確認することができる。
【0003】
また、画面上の指定された領域を拡大または縮小して仮表示させた後、確定操作によって確定表示させることができる表示システムがある。具体的には、特許文献2に、画面上の指定された領域内の図形を拡大または縮小して仮表示させる方法について開示されている。この方法において、仮表示中の図形は確定用の操作によって確定表示になる。仮表示の大きさは、前述の領域と画面全体との大きさの比に応じて定められる。この発明によると、画面の指定された領域を、拡大表示または縮小表示する前に、仮表示できる。その結果、ユーザは拡大操作または縮小操作を容易に行うことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−352927公報
【0005】
【特許文献2】
特開平4−222063号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されているように、局所マップを表示する場合には、広い範囲について詳細な情報を得ようとすると、長い時間が必要になるという問題がある。
【0007】
また、特許文献2に開示されているように、図形を仮表示させる場合にも、確定表示をさせるまでに長い時間が必要になるという問題がある。
【0008】
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、表示される画像の倍率(以下、拡大率および縮小率を総称して「倍率」とする)を、速く確定できる表示装置、表示方法、その表示方法を実現するための表示プログラム、およびその表示プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面にしたがうと、表示装置は、第1、第2および第3の画像を表示するための表示手段と、前記表示手段に表示された前記第1の画像に対して複数の点を指定することにより第1の情報を指定する第1の指定手段と、前記複数の点との距離関係に基づいて、表示倍率を示す第2の情報を算出するための追加点を指定する第2の指定手段と、前記第1の情報に基づいて決定される前記第1の画像の一部前記第2の情報として算出された倍率で第2の画像として表示されるように、前記表示手段を制御するための制御手段と、前記倍率が確定したか否かを判断するための判断手段と、前記倍率が確定したことに応答して、前記第1の画像が確定された前記倍率で前記第2の画像を一部分とする第3の画像として表示されるように前記表示手段を制御するための表示確定手段とを含む。
【0010】
れにより、第2の画像を一部分とする第3の画像は、確定された倍率で表示される。その結果、表示される画像の倍率を、速く確定できる表示装置を提供することができる。
【0021】
また、上述の表示確定手段は、第3の画像が、表示手段の所定の領域一杯に表示されるように制御するための手段を含むことが望ましい。
【0022】
すなわち、表示確定手段は、第3の画像が、表示手段の所定の領域一杯に表示されるように制御できる。これにより、表示手段の所定の領域一杯に、確定された倍率で画像が表示される。その結果、所定の領域一杯に表示される画像の倍率を、速く確定できる表示装置を提供することができる。
【0023】
また、上述の表示確定手段は、第3の画像が、表示手段において表示できる領域一杯に表示されるように制御するための手段を含むことが望ましい。
【0024】
すなわち、表示確定手段は、第3の画像が、表示手段において表示できる領域一杯に表示されるように制御できる。これにより、表示手段において表示できる領域一杯に、確定された倍率で画像が表示される。その結果、表示できる領域一杯に表示される画像の倍率を、速く確定できる表示装置を提供することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0032】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係るPDA(Personal Digital Assistant)10は、表示モジュール1、入力装置2、CPU(Central Processing Unit)3、ROM(Read-Only Memory)4、RAM(Random-Access Memory)5、およびCF(Compact Flash)メモリカード駆動装置6を含む。図1は、本実施の形態に係るPDA10の構成を示すブロック図である。表示モジュール1は、文字および図形などの画像を表示する。表示モジュール1は、拡大または縮小した画像を表示する。本実施の形態において、表示モジュール1は、LCD(liquid crystal display)である。入力装置2は、入力ペン12とキーボード13とを含む。表示モジュール1と入力ペン12とは、表示入力一体型の液晶タッチパネル(液晶タブレットでもよいが本実施の形態においては液晶タッチパネルとする)の部品である。入力装置2は、以下の目的に使用される装置である。目的の第1は、画像の任意の領域を指定することである。本実施の形態において、この場合の画像とは、表示モジュール1の画面に表示された画像である。目的の第2は、ユーザが拡大や縮小の操作を指示することである。目的の第3は、倍率を指定することである。CPU3は、処理の種類の判断、倍率の演算、および倍率の確定をする。処理の種類は、拡大処理および縮小処理の2種類である。ROM4は、表示モジュール1の情報の表示に係る表示プログラム、画像の拡大および縮小に係る拡大縮小プログラム、およびPDA10全体の制御プログラムを記憶する。RAM5は、2種類のバッファと、ワークエリアとを備える。2種類のバッファのうち1種類は、表示モジュール1に表示される内容を保持するバッファである。残る1種類は、指定された領域の位置などを記憶するバッファである。ワークエリアは、CPU3がプログラムにもとづいて情報を処理するためのものである。CFメモリカード駆動装置6には、CFメモリカード7が装着される。
【0033】
この装置は、PDA10を構成するコンピュータハードウェアとCPU3により実行されるソフトウェアとにより実現される。ソフトウェアは、表示プログラム、拡大縮小プログラム、および制御プログラムから構成される。一般的にこうしたソフトウェアは、CFメモリカード7などの記録媒体に格納されて流通し、CFメモリカード駆動装置6などにより記録媒体から読取られる。読取られたソフトウェアはROM4に一旦格納される。このソフトウェアはROM4からRAM5に読出される。RAM5に読出されたソフトウェアは、CPU3により実行される。これらに示したPDA10のハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本実施の形態に係る発明の最も本質的な部分は、CFメモリカード7、ROM4などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
【0034】
なお、これらの図に示したPDA10自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0035】
図2を参照して、本実施の形態に係る処理を説明する。入力部21は、情報を制御部25に出力する部分である。この情報は、表示モジュール1に表示された画像の領域の、位置や大きさなどの情報である。入力装置2が入力部21に該当する。拡大縮小部22は、拡大操作および縮小操作を処理する部分である。この操作は、表示モジュール1に表示された画像の領域に対する操作である。演算部23は、倍率を演算し、制御部25に出力する。制御部25は、入力部21で指定された領域に対応する画像を拡大または縮小して表示する。この表示は、入力部21と演算部23とから送られた情報をもとにする。ユーザはこの表示によって実際に拡大縮小された状態を確認できる。検知部24は、確定操作を検知して、確定操作が行われたことを制御部25に出力する。確定操作は、ユーザが最適な大きさの表示を見つけたときに行われる。最終的に、制御部25は、検知部24が情報を出力すると、表示モジュール1の画面全体を一定の倍率で拡大または縮小して表示する。「一定の倍率」とは、演算部23が出力した倍率のうち、検知部24が確定操作を検知した時点における最新の倍率である。
【0036】
なお、いうまでもなく、PDA10の形態は、図1または図2に示される具体例に限定されるものではない。図1または図2に記載されない他の機能が含まれてもよいし、図1または図2に記載されている機能の必ずしもすべてが含まれていなくても構わない。たとえば、入力装置2は、キーボード13を含まなくてもよい。
【0037】
図3を参照して、PDA10で実行されるプログラムは、本実施の形態に係る拡大縮小の処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0038】
ステップ(以下、ステップをSと略す。)31にて、CPU3は、入力装置2を用いて、表示モジュール1に表示された画像の領域を決定する。その決定の方法は、特に限定されない。たとえば次のような方法がある。第1の方法は、画像上で第1点を指定する方法である(この場合、その第1点を中心とする円形領域がPDA10の設定にもとづいて決定される)。第2の方法は、入力ペン12を用いて任意の大きさや形の領域を指定する方法である。第3の方法は、あらかじめ指定された位置および大きさの領域に決定する方法である。
【0039】
S32にて、CPU3は、拡大縮小が指示されているか否かを判断する。本実施の形態においては、第2点が第1点までの距離が広がる方向に移されると、CPU3は、拡大が指示されていると判断する。第2点が第1点までの距離が縮まる方向に移されると、CPU3は、縮小が指示されていると判断する。ただし、判断の基準は特に限定されない。たとえば次のような基準にもとづいて判断してもよい。第1の基準は、以下の通りである。S31にて決定された領域の下部が選択されると、CPU3は、拡大が指示されていると判断する。S31にて決定された領域の上部が選択されると、CPU3は、縮小が指示されていると判断する。第2の基準は、以下の通りである。S31にて決定された領域が入力装置2によって選択されている状態にあれば、CPU3は、拡大操作または縮小操作が指示されていると判断する。第3の基準は、以下の通りである。装置上に拡大スイッチおよび縮小スイッチを設ける。それらのスイッチが操作されると、CPU3は、操作されたスイッチに応じて拡大操作または縮小操作が指示されていると判断する。拡大縮小の指示がなされていると判断した場合には(S32にてYES)、処理はS33へと移される。もしそうでないと(S32にてNO)、処理はS31へと移される。
【0040】
S33にて、CPU3は、倍率を演算する。本実施の形態において、CPU3は、第2点の移動距離にもとづいて倍率を演算する。ただし、演算の方法は特に限定されない。たとえば次のような方法にもとづいて演算してもよい。第1の方法は、S31にて選択された領域の1点が選択されると、その1点の位置にもとづいて倍率を演算する方法である。第2の方法は、拡大操作や縮小操作のたびに、一定の割合で段階的に倍率を変化させる方法である。第3の方法は、倍率のテーブルをROM4に記憶させておき、拡大操作や縮小操作のたびに、そのテーブルにしたがって倍率を変化させる方法である。
【0041】
S34にて、CPU3は、決定された領域を、演算された倍率で拡大または縮小して表示する。S35にて、CPU3は、PDA10に対して、確定操作がなされているか否かを判断する。本実施の形態において、CPU3は、表示モジュール1の画面上から入力ペン12が離されると、確定操作がなされたと判断する。確定操作がなされていると判断した場合には(S35にてYES)、処理はS36へと移される。もしそうでないと(S35にてNO)、処理はS32へと移される。
【0042】
S36にて、CPU3は、表示モジュール1の画面全体に、確定された倍率で画像を表示する。S37にて、CPU3は、画像の倍率をこの値に決定するか否かを判断する。倍率をこの値に決定すると判断した場合には(S37にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S37にてNO)、拡大表示や縮小表示がされる前の状態に戻すため、処理はS31へと移される。
【0043】
図4を参照して、PDA10で実行されるプログラムは、基準領域を拡大縮小して表示する処理に関し、以下のような制御構造を有する。本実施の形態においては、以下の処理は前述の図3のS31からS34までの処理に代えて実施される。S41とS42とが前述の図3のS31に相当する。S43が前述の図3のS32に相当する。
【0044】
S41にて、表示モジュール1と入力装置2の入力ペン12とは、表示モジュール1に表示された画像上の、任意の第1点と他の任意の第2点との指定を受付ける。CPU3は、これら2点を対角点とする領域を基準領域と決定する。
【0045】
S42にて、CPU3は、これら2点の直線距離Kを演算する。たとえば、2点の座標をそれぞれ(AX,AY)、(BX,BY)とすると、直線距離Kは、式(1)によって求められる。
【0046】
【数1】
Figure 0004278428
【0047】
S43にて、CPU3は、第2点を移動させるように操作されたか否かを判断する。本実施の形態において、CPU3は、次のような動作があると、第2点を移動させるように操作されたと判断する。その動作とは、入力ペン12を表示モジュール1の画面の第2点上の位置に接触させ、そのままペン先を移動させる動作である。第2点を移動させるように操作されたと判断すると(S43にてYES)、処理はS44へと移される。もしそうでないと(S43にてNO)、処理はS43へと戻される。S44にて、CPU3は、式(2)を用いて第2点が移動された後の第1点と第2点との直線距離Lを求める。ただし移動後の第2点の座標を(CX,CY)とする。
【0048】
【数2】
Figure 0004278428
【0049】
S45にて、CPU3は、処理の種類を判断する。処理の種類とは、拡大処理と縮小処理とをいう。この判断は、直線距離Kと直線距離Lとを比較した結果にもとづいて判断される。距離K<距離Lの場合、CPU3は、拡大処理が指示されたと判断する。そうでない場合、CPU3は、縮小操作が指示されたと判断する。拡大処理が指示されたと判断した場合には(S45にてYES)、処理はS47へと移される。もしそうでないと(S45にてNO)、処理はS46へと移される。S46にて、CPU3は、縮小率R(1)を計算する。縮小率R(1)は、式(3)を用いて求められる。
【0050】
【数3】
Figure 0004278428
【0051】
S47にて、CPU3は、拡大率R(2)を計算する。拡大率R(2)は、式(4)を用いて求められる。
【0052】
【数4】
Figure 0004278428
【0053】
S48にて、CPU3は、基準領域を縮小して表示する。縮小率はR(1)である。S49にて、CPU3は、基準領域を拡大して表示する。拡大率はR(2)である。S48またはS49の処理が終了した後、図3におけるS35に移行し、確定操作がなされたか否かを判断する。確定操作がなされていないと判断した場合(S35にてNO)、処理はS43へと移される。
【0054】
以上のような構造およびフローチャートにもとづく、PDA10の動作について説明する。図5〜図8は、上述の表示モジュール1の画面表示を、拡大表示または縮小表示する操作を説明する図である。
【0055】
図5は、テキスト文書を表示した表示モジュール1の画面の一表示例である。この画面を拡大表示または縮小表示するために、ユーザは入力装置2を用いて点P(1)と点P(2)とを指定する。本実施の形態において、表示モジュール1は液晶タッチパネルなどの表示入力装置一体型の装置である。ユーザは入力ペン12を用いて表示モジュール1上の点P(1)の位置をタッチする。このタッチによって点P(1)が指定される。点P(1)が指定されると、ユーザは入力ペン12を用いて表示モジュール1上の点P(2)の位置をタッチする。このタッチによって点P(2)が指定される。この点は点P(1)の対角点となる点である。点P(1)と点P(2)とが指定されると、CPU3は、これら2点を対角点とした矩形領域を基準領域と決定する(S41)。この際、この領域をたとえば実線などで囲って表示してもよい。そのように表示する理由は、画面上において、この領域の位置や大きさを確認しやすくするためである。
【0056】
基準領域が決定されると、CPU3は、これら2点の直線距離Kを演算する(S42)。直線距離Kが演算されると、CPU3は、第2点すなわち点P(2)を移動させるように操作されたか否かを判断する(S43)。第2点を移動させるような操作とは、入力ペン12で点P(2)をタッチし、そのまま別の位置に入力ペン12を移動させる操作である。この場合図6(A)に示す点P(4)の位置に入力ペン12が移動されたとする。点P(3)は、図5の点P(1)と同一の位置にある点である。図6は、本実施の形態に係る表示モジュール1が画像の一部を拡大または縮小して表示する画面の表示例である。第2点を移動させるように操作されたと判断すると(S43にてYES)、CPU3は、式(1)を用いて第2点が移動された後の第1点と第2点との直線距離Lを求める(S44)。直線距離Lは、図6(A)に示す点P(3)と点P(4)との距離に等しい。
【0057】
直線距離Lが求められると、CPU3は、処理の種類を判断する(S45)。この場合、距離K<距離Lなので、CPU3は、処理の種類を拡大処理と判断する(S45にてYES)。拡大処理と判断されると、CPU3は、拡大率R(2)を計算する(S47)。拡大率R(2)が計算されると、CPU3は、図6(A)に示す点P(3)と点P(4)とを対角線の頂点とする領域を表示モジュール1に拡大して表示する(S49)。拡大率はR(2)である。拡大率R(2)の値は図5に示す点P(1)と点P(2)との直線距離Kに対する図6(A)に示す点P(3)と点P(4)との直線距離Lの比に等しい。
【0058】
領域が表示されると、CPU3は、PDA10に対して、確定操作がなされているか否かを判断する(S35)。この場合、まだ入力ペン12が表示モジュール1の画面上から離されていないので(S35にてNO)、CPU3は、点P(4)を移動させるように操作されたか否かを判断する(S43)。このとき図6(A)に示す点P(4)の位置から図6(B)に示す点P(6)の位置に入力ペン12が移動されたとする。点P(5)は、図5の点P(1)と同一の位置にある点である。点P(4)を移動させるように操作されたと判断すると(S43にてYES)、CPU3は、式(2)を用いて第2点が移動された後の第1点と第2点との直線距離Lを求める(S44)。直線距離Lは、図6(B)に示す点P(5)と点P(6)との距離に等しい。
【0059】
直線距離Lが求められると、CPU3は、拡大処理または縮小処理が指示されたか否かを判断する(S45)。この場合、距離K>距離Lなので、CPU3は、縮小操作が指示されたと判断する(S45にてNO)。縮小操作が指示されたと判断されると、CPU3は、縮小率R(1)を計算する(S46)。縮小率R(1)が計算されると、CPU3は、図6(B)に示す点P(5)と点P(6)とを対角線の頂点とする領域を表示モジュール1に縮小して表示する(S48)。縮小率はR(1)である。この値は図5に示す点P(1)と点P(2)との直線距離Kに対する図6(B)に示す点P(5)と点P(6)との直線距離Lの比に等しい。このように図5に示した点P(2)を入力ペン12などでタッチしたまま他の任意の位置に移動させることで、指定した領域部分のみが拡大または縮小して表示される。この操作を繰返すと、最適な大きさの表示を確認できる。
【0060】
最適な大きさが確認できると、ユーザは液晶タッチパネルすなわち表示モジュール1から入力ペン12を離す(S35にてYES)。入力ペン12が離されると、表示画面全体が拡大または縮小して表示される(S36)。この表示の倍率には、入力ペン12が離された瞬間の、拡大表示または縮小表示された矩形領域の倍率が適用される。この場合、図6(A)に示す点P(4)の位置で入力ペン12を表示モジュール1の画面から離すと、図7に示すように画面全体が拡大されて表示される。図7は、本実施の形態に係る表示モジュール1が画像の一部を拡大して表示する画面の表示例である。図6(B)に示す点P(6)の位置で入力ペン12を表示モジュール1の画面から離すと、図8に示すように画面全体が縮小されて表示される。図8は、本実施の形態に係る表示モジュール1が画像を縮小して表示する画面の表示例である。
【0061】
以上のようにして、本実施の形態に係るPDA10は、まず画面上の画像の、一部の領域についての適切な倍率を仮に設定する。ユーザは実際にその倍率で拡大または縮小された画像を画面上で確認する。ユーザはその時の倍率を画面全体に適用した場合の表示イメージを想像できる。想像された表示イメージが最適な表示でなければ、倍率を仮に設定する処理を繰返す。それらの処理が繰返されると、ユーザは最適な倍率を見つけることができる。最終的に最適な倍率が見つけられると、ユーザは確定操作によって最適な倍率を確定できる。最適な倍率が確定されると、PDA10は、その確定された倍率を積極的に利用して、画面全体を拡大または縮小して表示する。これにより、最適な倍率を見つけるときは、比較的小さな限られた領域が拡大表示または縮小表示される。比較的小さな限られた領域が表示されると、その領域の表示にもとづいて画面全体の表示に最適な倍率が見つけられる。限られた領域の表示にもとづいて倍率が見つけられると、画面全体を拡大もしくは縮小する処理は一度で済む。その処理が一度で済むと、PDA10は、画面全体を拡大処理または縮小処理して倍率を決定する場合に比べて、少ない負荷で拡大処理または縮小処理ができる。それらの処理の負荷が比較的少なくなると、拡大処理または縮小処理の速度、効率、および操作性が高められる。その結果、画面上の情報をより詳細に見たい場合やより多くの情報を表示したい場合に、表示される画像の倍率を、速く確定できるPDAを提供できる。
【0062】
また、CPU3はキーボード13から入力された座標値にもとづいて基準領域を決定してもよい。
【0063】
さらにS36にて、CPU3は、たとえば表示モジュール1に表示されたウィンドウといった、所定の領域一杯に画像を表示してもよい。CPU3は、必ずしも所定の領域一杯に画像を表示しなくてもよい。CPU3がS36にて表示する画像は、S41からS49までの処理において表示された画像を一部分とする画像であってもよい。
【0064】
その他、S35において、S31で決定された領域の範囲外の位置が選択された場合に、CPU3は、確定処理がなされたと判断してもよい。入力装置2に確定スイッチを設けて、そのスイッチが操作操作されると、CPU3は、確定処理がなされたと判断してもよい。
【0065】
これらとは別に、入力装置2は、表示モジュール1の画面に表示された画像の他、たとえば紙などの媒体で示された画像の任意の領域を指定することを目的の1つとしてもよい。
【0066】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るPDA10について説明する。
【0067】
本実施の形態に係るPDA10は、入力ペン12に代えて入力装置2にマウスを含む。なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0068】
図9を参照して、PDA10で実行されるプログラムは、基準領域を拡大縮小表示する処理に関し、以下のような制御構造を有する。本実施の形態においては、以下の処理は前述の図3のS31からS34までの処理に代えて実施される。S51とS52とが前述の図3のS31に相当する。S53とS54とが前述の図3のS32に相当する。なお、図9に示すフローチャートの中で、前述の図4に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0069】
S51にて、入力装置2のマウスは、表示モジュール1に表示された画像上の、任意の第1点と他の任意の第2点との指定を受付ける。CPU3は、これら2点を対角点とする領域を基準領域と決定する。
【0070】
S52にて、CPU3は、基準領域内の座標のうち、最大のY座標YMAXと最小のY座標YMINを決定する。
【0071】
S53にて、CPU3は、基準領域内の座標のうち、入力装置1を用いて選択された点の座標(XO,YO)を読取る。本実施の形態において、その座標は、マウスにより指定された、表示モジュール1の画像の1点の座標である。
【0072】
S54にて、CPU3は、読取られた座標が基準領域内に存在するか否かを判断する。基準領域内に存在すると判断した場合には(S54にてYES)、処理はS55へと移される。もしそうでないと(S54にてNO)、処理はS53へと移される。
【0073】
S55にて、CPU3は、読取られた座標の値をもとに拡大操作であるか否かを判断する。本実施の形態において、この判断は、選択された座標が基準領域内の下半分に存在すれば拡大操作とし、上半分に存在すれば縮小操作とする判断である。CPU3は、次の2つの値の差をそれぞれ算出し、両者を比較する。第1の値は、指定された座標のY座標YOと領域内の最大Y座標YMAXとの差(YMAX−YO)である。第2の値は、指定された座標のY座標YOと最小Y座標YMINとの差(YO−YMIN)である。前者の方が大きい場合、選択された座標はYMINにより近いので、CPU3は上半分が選択された、つまり縮小操作が選択されたと判断する。そうでなければ、CPU3は下半分が選択された、つまり拡大操作が選択されたと判断する。拡大操作であると判断した場合(S55にてYES)、処理はS57へと移される。もしそうでないと(S55にてNO)、処理はS56へと移される。
【0074】
S56にて、CPU3は、縮小率R(1)を算出する。縮小率R(1)は、式(5)を用いて算出される。
【0075】
【数5】
Figure 0004278428
【0076】
S57にて、CPU3は、拡大率R(2)を算出する。拡大率R(2)は、式(6)を用いて算出される。
【0077】
【数6】
Figure 0004278428
【0078】
S58にて、CPU3は、この縮小率R(1)を用いて基準領域を縮小して表示する。S59にて、CPU3は、この拡大率R(2)を用いて基準領域を拡大して表示する。S58またはS59の処理が終了した後、図3におけるS35に移行し、確定操作を判断する。この場合、確定操作とは入力装置2のマウスのボタンクリックのことである。確定操作がなされていない場合(S35にてNO)は、処理はS53へと移される。
【0079】
以上のような構造およびフローチャートにもとづく、PDA10の動作について説明する。
【0080】
[縮小表示の場合]
縮小表示をさせるように指示された場合の処理について説明する。図10は、表示モジュール1について、画面を拡大表示または縮小表示するための操作と、画面表示の一表示例とを説明する図である。図10はテキスト文書などの情報を表示しているものとする。図10に表示された画面において、X軸の増加方向は右方向で、Y軸の増加方向は下方向である。
【0081】
ユーザによって、基準領域が決定される(S41)。図10の画面上の領域71が、この基準領域を表わす。基準領域が決定されると、CPU3は、この領域内のY座標の最小値YMINと最大値YMAXとを決定する(S52)。この場合、YMINの値が「30」、YMAXの値が「80」であるとする。
【0082】
値が決定されると、CPU3は、ユーザが指定した点の座標を読取る(S53)。その座標は、次の手順で指定される。第1のステップで、ユーザは入力装置2であるマウスを操作することにより、表示モジュール1の画面に表示されたマウスカーソルを移動させる。第2のステップで、マウスカーソルの座標とユーザが指定したい座標とが一致すると、ユーザはマウスボタンをクリックする。第3のステップで、CPU3は、マウスボタンがクリックされたときのマウスカーソルの座標をユーザが指定した座標とみなす。図10のPAがその座標である。点PAは、YMAXよりYMINにより近い位置である。点PAは基準領域の上部に含まれる。
【0083】
座標が読取られると、CPU3は、その座標が基準領域内の座標か否かを判断する(S54)。この場合、基準領域内の座標であると判断されるので(S54にてYES)、CPU3は、拡大操作であるか否かを判断する(S55)。この場合、点PAの座標はY軸方向においてYMINにより近い位置が指定されている。この位置は基準領域の上部の位置である。CPU3は、縮小操作と判断する(S55にてNO)。
【0084】
縮小操作と判断されると、CPU3は、縮小率R(1)を算出する(S56)。この場合、PAのY座標Yの値は「40」なので、前述の計算式を用いると縮小率R(1)は「0.4」と算出される。縮小率R(1)が算出されると、CPU3は、この縮小率R(1)を用いて基準領域を縮小して表示する(S58)。
【0085】
[拡大表示の場合]
拡大表示をさせるように指示された場合の拡大表示の処理について説明する。最小値YMINと最大値YMAXとが決定されると、CPU3は、ユーザが指定した点の座標を読取る(S53)。図10の点PBがその点である。点PBは、YMINよりYMAXに近い位置にある。点PBは基準領域の下部に含まれる。
【0086】
座標が読取られると、CPU3は、基準領域内の座標か否かの判断を経て(S54)、拡大操作であるか否かを判断する(S55)。この場合、点PBの座標はY軸方向においてYMAXにより近い位置が指定されている。この位置は基準領域の下部の位置である。CPU3は、拡大操作と判断する(S55にてYES)。
【0087】
拡大操作と判断されると、CPU3は、拡大率R(2)を算出する(S57)。この場合、点PBのY座標の値は「60」とされるので、前述の計算式を用いると拡大率R(2)は「1.25」と算出される。拡大率R(2)が算出されると、CPU3は、この拡大率R(2)を用いて基準領域を拡大して表示する(S59)。S59の処理が終了した後、図3におけるS35に移行し、確定操作を判断する。確定操作がなされていない場合(S35にてNO)、CPU3は、ユーザが指定した点の座標を読取る(S53)。
【0088】
以上のようにして、本実施の形態に係るPDA10は、基準領域内の1点が指定されると、画像の倍率を仮に決定する。1点が指定されることにより倍率が決定されるので、倍率を入力するための負荷は少なくなる。これにより、拡大処理または縮小処理の操作性は高くなる。その結果、表示される画像の倍率を、速く確定できるPDAを提供できる。
【0089】
なお、上述の処理は、Y座標に注目して行っているが、X座標に注目して同様に処理してもよい。
【0090】
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係るPDA30について説明する。
【0091】
図11を参照して、本実施の形態に係るPDA30は、CPU33の内部にカウンタ8を含む。カウンタ8は、RAM5に記憶されているカウンタ基準値に達するまで値をカウントするものである。なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0092】
図12を参照して、本実施の形態に係るPDA30は、基準領域を拡大表示または縮小表示する処理に関し、以下のような制御構造を有する。本実施の形態において、以下の処理は前述の図3のS31からS34までの処理に代えて実施される。S61が前述の図3のS31に相当する。S62からS64までが前述の図3のS32に相当する。なお、図12に示すフローチャートの中で、前述の図4に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0093】
S61にて、CPU33は、入力装置2を用いて、表示モジュール1の画面における基準領域を決定する。本実施の形態においては、以下の方法により基準領域を決定する。第1のステップで、入力装置2が、表示モジュール1の画面上の第1点を検知する。その第1点は、ユーザが入力ペン12を用いて指定する。第2のステップで、CPU33は、その第1点を中心とする円形領域を基準領域と決定する。円形領域の大きさは、PDA30の設定にもとづいて、たとえば「半径10ドット」などと、あらかじめ決定されている。S62にて、CPU33は、カウンタ8の値を初期化し、カウントを開始する。
【0094】
S63にて、CPU3は、基準領域に対して、選択操作がなされているかどうかを判断する。選択操作とは、ユーザが基準領域内の一点を入力ペン12によって選択する操作である。この判断は、選択された座標を読取り、その座標が基準領域内に存在するか否かにもとづいて判断される。選択操作がなされていると判断した場合には(S63にてYES)、処理はS64へと移される。もしそうでないと(S63にてNO)、処理はS62へと移される。
【0095】
S64にて、CPU3は、カウンタ8の値が、たとえば「10カウント」などといった、カウンタ基準値になったか否か判断する。本実施の形態において、カウンタ8の値がカウンタ基準値になった場合、CPU3は、拡大操作が指示されたと判断する。カウンタ8の値は、選択操作が継続され続ける間、増加し続ける。カウンタ基準値になったと判断した場合には(S64にてYES)、処理はS65へと移される。もしそうでないと(S64にてNO)、処理はS63へと移される。
【0096】
S65にて、CPU3は、段階的に拡大率を増加させる。本実施の形態において、拡大率は、「1.2」倍となるように増加する。S66にて、CPU3は、基準領域を新たな拡大率で表示する。この後、図3におけるS35に移行し、確定操作を判断する。確定操作がなされていない場合は、S62に移行し、上述の処理を繰返す。
【0097】
以上のような構造およびフローチャートにもとづく、PDA10の動作について説明する。
【0098】
CPU33は、入力装置2を用いて、表示モジュール1における基準領域を決定する(S61)。基準領域が決定されると、CPU33は、カウンタ8の値を初期化し、カウントを開始する(S62)。カウントが開始されると、CPU33は、基準領域に対して、選択操作がなされているかどうかを判断する(S63)。選択操作がなされていると判断した場合には(S63にてYES)、CPU33は、カウンタの値がカウンタ基準値になったか否か判断する(S64)。カウンタ基準値になったと判断した場合には(S64にてYES)、CPU33は、段階的に拡大率を増加させる(S65)。拡大率が増加されると、CPU33は、基準領域を新たな拡大率にして表示する(S66)。
【0099】
以上のようにして、本実施の形態に係るPDA30は、基準領域内の1点が指定されると、指定され続けた時間に応じて画像の倍率を決定する。指定され続けた時間に応じて倍率が決定されるので、倍率を入力するための負荷は少なくなる。これにより、拡大処理または縮小処理の操作性は高くなる。その結果、表示される画像の倍率を、速く確定できるPDAを提供できる。
【0100】
また、倍率は、第2の実施の形態と同様に、領域を選択した場合の指定位置にもとづいて演算されてもよい。
【0101】
さらに、ステップS64において、カウンタの値がカウンタ基準値になった場合に、縮小操作が行われたと判断して、縮小操作が行われる度に、縮小率を段階的に変化させてもよい。
【0102】
その他、段階的に増加させる倍率の変化量をユーザによって設定可能なようにしておくことで、ユーザの操作性も高められる。
【0103】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像の一部の領域を表示させ、確定された倍率で画像を拡大または縮小できるので、表示される画像の倍率を、速く確定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るPDAの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る処理を表わす図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係る拡大縮小の処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係る基準領域を拡大縮小して表示する処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係るテキスト文書を表示した表示モジュールの画面の表示例である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係る表示モジュールが画像の一部を拡大または縮小して表示する画面の表示例である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態に係る表示モジュールが画像の一部を拡大して表示する画面の表示例である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態に係る表示モジュールが画像の一部を縮小して表示する画面の表示例である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態に係る基準領域を拡大縮小表示する処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第2の実施の形態に係る表示モジュールについて、画面を拡大表示または縮小表示するための操作と、画面表示の表示例とを説明する図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態に係るPDAの構成を示すブロック図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係る基準領域を拡大表示または縮小表示する処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示モジュール、2 入力装置、3,33 CPU、4 ROM、5 RAM、6 CFメモリカード駆動装置、7 CFメモリカード、8 カウンタ、10,30 PDA、21 入力部、22 拡大縮小部、23 演算部、24 検知部、25 制御部。

Claims (3)

  1. 第1、第2および第3の画像を表示するための表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記第1の画像に対して複数の点を指定することにより第1の情報を指定する第1の指定手段と、
    前記複数の点との距離関係に基づいて、表示倍率を示す第2の情報を算出するための追加点を指定する第2の指定手段と、
    前記第1の情報に基づいて決定される前記第1の画像の一部前記第2の情報として算出された倍率で第2の画像として表示されるように、前記表示手段を制御するための制御手段と、
    前記倍率が確定したか否かを判断するための判断手段と、
    前記倍率が確定したことに応答して、前記第1の画像が確定された前記倍率で前記第2の画像を一部分とする第3の画像として表示されるように前記表示手段を制御するための表示確定手段とを含む表示装置。
  2. 前記表示確定手段は、前記第3の画像が、前記表示手段の所定の領域一杯に表示されるように制御するための手段を含む、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示確定手段は、前記第3の画像が、前記表示手段において表示できる領域一杯に表示されるように制御するための手段を含む、請求項1または2のいずれかに記載の表示装置。
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