JP3036007B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JP3036007B2
JP3036007B2 JP2189635A JP18963590A JP3036007B2 JP 3036007 B2 JP3036007 B2 JP 3036007B2 JP 2189635 A JP2189635 A JP 2189635A JP 18963590 A JP18963590 A JP 18963590A JP 3036007 B2 JP3036007 B2 JP 3036007B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、イメージデータの入力,保存,検索,表
示,印刷,変換,編集等の処理を行う機能を備えた画像
データ処理装置の改良に係り、特に、表示画面上にスク
ロールバーを表示し、画面上に表示されるイメージデー
タの位置を制御する機能を有する表示装置とを備えた画
像データ処理装置において、スクロールバーの表示エリ
アをポインテイングデバイスで操作することにより、自
由度の高い表示画像サイズの選択ができるようにして、
操作性を向上させた画像データ処理装置に関する。
具体的にいえば、第1に、ポインテイングデバイスの
2つのボタンを使用して、一方は従来と同様のスクロー
ル制御、他方は表示画像サイズの選択が行えるようにす
ると共に、それに対応する表示倍率を演算して変倍処理
を行うことにより、所望のイメージ領域が表示されるよ
うにした画像データ処理装置に関する。
第2に、スクロールバーの表示エリアの左右と上下
に、画像サイズ変更用のマークの表示エリアを設け、こ
れらのマークをポインテイングデバイスによつて操作す
ることによつて、画像サイズ変更の指示が行えるように
した画像データ処理装置に関する。
第3に、左右方向と上下方向のスクロールバーの表示
エリアを2つに分割し、一方の表示エリアを操作するこ
とにより、現在表示されているイメージ領域の左上隅ま
たは右下隅を固定したイメージの取り出し(取り出し位
置の選択)を可能にして、所望のイメージ領域が指定さ
れた倍率で表示されるようにした画像データ処理装置に
関する。
従来の技術 イメージデータの入力,保存,検索,表示,印刷,変
換,編集等の処理を行う機能を備えた画像データ処理装
置は、従来から公知である。
画像データ処理装置としては、例えば、光磁気デイス
ク等の大容量の記憶装置を使用して、イメージデータの
登録,検索,編集等を行う電子フアイリング装置や、DT
P(デスク・トツプ・パプリツシング)、WP(ワードプ
ロセツサ)、さらに、作図機能のためのソフトウエアを
備えたコンピユータグラフイツクス処理装置、などの各
種イメージ処理装置がある。
このような画像データ処理装置、例えば電子フアイリ
ング装置において、イメージ画像を表示する場合、スキ
ヤナやフアクシミリ等から入力され、画像メモリによつ
て保持されているイメージ画像の解像度は、一般的に、
表示装置の解像度よりも高い。
そのため、例えばA4サイズの原稿等をそのまま表示装
置に表示するときには、全ての画像を一画面に表示する
ことはできない。
具体的にいえば、例えば300dpiの解像度のスキヤナに
よつて、A4サイズの原稿を読み込むと、主走査方向のド
ツト数は2,408ドツト、副走査方向のドツト数は3,508ド
ツトの画像となる。
これに対して、表示装置は、一般的なタイプで、1,02
4×768(ドツト)の表示能力であるから、読み込んだ画
像の一部しか表示することができない。
また、表示装置の解像度は、通常、100dpi程度である
から、読み込んだ原稿をそのまま表示すると、実際の大
きさよりも大きな画像サイズで表示される、という別な
問題もある。
そこで、例えば従来の電子フアイリング装置では、イ
メージ画像を表示する場合に、間引き処理や変倍処理を
行つて表示倍率を変更し、オペレータが所望の大きさで
表示できるようにする機能、いわゆる表示倍率の変更機
能が設けられている。
第12図と第13図は、それぞれ従来の電子フアイリング
装置における表示倍率変更のメニユー画面の一例を示す
図である。図面において、PMはポツプアツプメニユー、
PCはポインテイングデバイス・カーソルを示す。
この第12図に示すように、表示倍率の変更時には、画
面の上部に、表示倍率を変更するためのポツプアツプメ
ニユーPMがウインドウ表示される。
このポツプアツプメニユーPMの項目をポインテイング
デバイス・カーソルPCで選択すると、画像が変倍処理さ
れて画面上に表示される。
この第12図では、「解像度」を選択した場合を示して
いる。
また、第13図には、「全体」を選択した場合を示して
いる。
このように、表示倍率を変更するためのポツプアツプ
メニユーPMについて、ポインテイングデバイスの操作に
より、所望の項目を選択すれば、表示倍率を変更するこ
とができる。
しかしながら、この従来の方式では、限られた種類の
表示しか選択できない。例えば、第12図や第13図に示す
画面では、「等倍」,「2倍」,「解像度」,「全体」
の4通りからの選択のみが可能であり、自由度の高い表
示画像サイズを選択することはできない、という不都合
があつた。
また、従来から、画面上にスクロールバーを表示し、
このスクロールバーをポインテイングデバイスで操作す
ることによつて、画面上に表示されるイメージデータの
原画像における表示領域を制御する機能を有する表示装
置も知られている。
第14図は、従来の電子フアイリング装置において、ス
クロールバーを使用するイメージ画面の一例を示す図
で、(1)は画像メモリ、(2)は表示画面である。図
面において、VSは上下方向のスクロールバー、HSは左右
方向のスクロールバー、IDは表示されるイメージ画像領
域を示す。
この第14図(2)に示すように、表示装置の画面上に
は、第14図(1)の画像メモリ上のイメージ画像領域ID
のイメージが表示され、また、その右端エリアには、上
下方向のスクロールバーVSが、下方エリアには、左右方
向のスクロールバーHSが、それぞれ表示される。
このスクロールバーVSとHSは、表示画面の全体を、第
14図(1)の画像メモリの全体としたとき、現在、画面
上に実際に表示されているイメージ画像領域IDに対応す
る上下方向と、左右方向の領域を示している。
このように、スクロールバーは、現在表示されている
イメージデータについて、その原画像領域における表示
領域を視覚的に表わす機能を有しており、オペレータ
は、このスクロールバーの表示状態によつて、現在表示
されている部分が、画像全体の内、どの部分であるかを
容易に把握することができる。
このスクロールバーは、さらに、もう一つ別の機能と
して、その名が示すように、画面をスクロールする機能
を有している。
すなわち、スクロールバーVS,HSの表示エリアをポイ
ンテイングデバイスでクリツクしながら、上下もしくは
左右に移動させることによつて、画面上に表示される領
域を移動(スクロール)することができるので、オペレ
ータは、画像全体の内、自分が見たい部分を容易に選択
することが可能になる。なお、その詳細については、後
出の第2図と第3図に関連して説明する。
以上のように、従来から、画面上にスクロールバーを
表示し、このスクロールバーをポインテイングデバイス
で操作することによつて、画面上に表示されるイメージ
データの原画像における表示領域を制御する機能を備え
た表示装置も、各種の画像データ処理装置で使用されて
いる。
発明が解決しようとする課題 この発明では、従来の画像データ処理装置におけるこ
のような不都合、すなわち、表示倍率を変更するための
ポツプアツプメニユーに予め設定された種類の表示しか
選択することができず、自由度の高い表示画像サイズを
選択することはできない、という不都合を解決し、自由
度の高い表示画像サイズの選択を可能にして、操作性を
向上させることを目的とする。
そのために、第1に、スクロールバーを使用して、従
来と同様の画面スクロールの操作の他に、画像サイズ指
定の操作が行えるようにして、指定された画像サイズか
ら倍率を演算して変倍処理を行うことにより、イメージ
データの表示倍率の制御を可能にし、自由度の高い表示
画像サイズの選択ができるようにした画像データ処理装
置を提供することを目的とする。
第2に、同じくスクロールバーを使用し、その左右お
よび上下に、画像サイズ変更用のマークの表示エリアを
付加しておき、これらのマークをポインテイングデバイ
スによつて操作することにより、画像サイズ変更の指示
が行えるようにして、操作性を向上させた画像データ処
理装置を提供することを目的とする。
第3に、同じくスクロールバーを使用し、その左右方
向および上下方向のスクロールバーの表示エリアを2分
割し、その一方の表示エリアをポインテイングデバイス
によつて操作することにより、表示倍率の変更と共に、
イメージ画像の取り出し位置の変更をも可能にすること
によつて、操作性を向上させた画像データ処理装置を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明では、第1に、 イメージデータの入力,保存,検索,表示,印刷,変
換,編集等の処理を行う機能と、 画面上にスクロールバーを表示し、該スクロールバー
をポインテイングデバイスで操作することによつて画面
上に表示されるイメージデータの位置を制御する機能を
有する表示手段、 とを備えた画像データ処理システムにおいて、 表示倍率設定モードを設定するモード設定手段を備
え、 表示倍率設定モードが設定された状態で、前記スクロ
ールバーの表示エリアを指示してスクロールバーを伸縮
させることによつて、イメージデータの表示倍率を制御
するように構成している。
第2に、 上記の画像データ処理システムにおいて、 スクロールバーの表示エリアの指示は、ポインテイン
グデバイスの2つのボタンであり、 一方のボタンは、イメージの原稿上での位置を指示す
る手段、他方のボタンは、その表示倍率を変更する手段
であるように構成している。
第3に、 上記第2の画像データ処理システムにおいて、 左右方向と上下方向のスクロールバーの内、一方の表
示エリアを操作すると、他方も連動して表示倍率が変更
されるように構成している。
第4に、 上記第2の画像データ処理システムにおいて、 スクロールバーの表示エリアの左右および上下の端部
に画像サイズ変更用のマークの表示エリアを設け、 前記スクロールバーの表示エリアが指示されたとき
は、スクロールの制御、 前記画像サイズ変更用のマークの表示エリアが指示さ
れたときは、表示画像の倍率変更の制御を行うように構
成している。
第5に、 同じく上記第2の画像データ処理システムにおいて、 スクロールバーは、クリツクする位置が左右および上
下に2分割された2対の表示エリアを備え、 該スクロールバーの左側もしくは上側がポインテイン
グデバイスでクリツクされてカーソルが移動されたとき
は、画像の右下端が固定された状態で、ポインテイング
デバイスの移動量により、表示位置と表示倍率とが設定
され、 右側もしくは下側がポインテイングデバイスでクリツ
クされてカーソルが移動されたときは、画像の左上端が
固定された状態で、ポインテイングデバイスの移動量に
より、表示位置と表示倍率とが設定されるように構成し
ている。
実施例1 次に、この発明の画像データ処理装置について、画面
を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。この実
施例は、特許請求の範囲第1項から第3項に記載した発
明に対応している。
この第1の実施例では、ポインテイングデバイスの左
ボタンと右ボタンとを使用し、例えば、左ボタンの場合
には、従来と同様の画面スクロールの操作を行い、右ボ
タンの場合には、画像サイズ指定の操作を行うことによ
り、指定された画像サイズから倍率が演算されて変倍処
理が実行される。
第1図は、この発明の画像データ処理装置について、
その要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図である。
図面において、1はポインテイングデバイス・インター
フエース部、2はポインテイングデバイス・ボタン検出
部、3はポインテイングデバイス座標位置変換部、4は
ポインテイングデバイス描画部、5はフレームメモリ、
6はスクロール制御部、7はスクロールバー表示部、8
はイメージ表示部、9は表示情報記憶部、10は変倍処理
部、11は画像メモリを示す。
この第1図に示すこの発明の画像データ処理装置で
は、ポインテイングデバイスの左ボタンと右ボタンとに
異なる機能が割当てられており、表示倍率設定モードが
設定された状態では、ポインテイングデバイス・ボタン
検出部2とスクロール制御部6と変倍処理部10とが、指
示された表示倍率に対応する変倍処理を実行する。
理解を容易にするために、まず、従来の画像データ処
理装置と共通する部分を説明する。
ポインテイングデバイス・インターフエース部1は、
このインターフエース部1に接続されたポインテイング
デバイスのハードウエア・インターフエースを制御する
機能を有している。
ポインテイングデバイス・ボタン検出部2は、ポイン
テイングデバイス・インターフエース部1を介して入力
される信号によつて、ポインテイングデバイスのボタン
がクリツク(押下)されているかどうかを検知する。こ
の発明の画像データ処理装置では、ボタンの種類(例え
ば右ボタンと左ボタン)によつて異なる制御が行われる
が、この点については後で詳しく説明する。
ポインテイングデバイス座標位置変換部3は、ポイン
テイングデバイス・インターフエース部1を介して入力
される信号を、表示装置上の座標位置のデータに変換す
る。
ポインテイングデバイス描画部4は、ポインテイング
デバイス座標位置変換部3から与えられた表示装置上の
座標位置に、ポインテイングデバイス・カーソルを描画
する。このカーソルの描画では、予め定められた形状の
パターンをフレームメモリ5に書き込む処理が行われ
る。
フレームメモリ5は、いわゆるビツトマツプ方式のメ
モリで、このメモリに書き込まれたイメージやカーソル
パターンのデータが、CRTやLCD等の表示装置の画面上に
表示される。
スクロール制御部6は、ポインテイングデバイス・ボ
タン検出部2からの信号によつて、ボタンのクリツク状
態を判断し、ボタンがクリツクされている間は、ポイン
テイングデバイス座標位置変換部3からの出力により現
在の座標を調べ、スクロールバー表示部7を介してスク
ロールバーの移動を行い、また、スクロールバー上で指
示された画像領域を表示するように、イメージ画像の表
示位置を制御する。すでに述べたように、この発明の画
像データ処理装置では、このスクロール制御部6は、表
示倍率の設定に際しても種々の制御を行うが、この点に
ついては後で詳しく述べる。
スクロールバー表示部7は、スクロール制御部6から
の指示に従つて、スクロールバーの移動,伸縮を行う機
能を有している。この場合に、オペレータが操作するポ
インテイングデバイスの動きに合せて、スクロールバー
の移動,伸縮の制御を行うために、ポインテイングデバ
イス座標位置変換部3からその座標位置の情報を得る。
イメージ表示部8は、スクロール制御部6から指示さ
れた情報に基いて、画像メモリ11上のイメージ画像の全
体あるいはその一部を、等倍のまま、あるいは変倍処理
して、フレームメモリ5上に描画する。
表示情報記憶部9は、イメージ画像をフレームメモリ
5に表示する際に必要な情報、例えば、イメージ画像の
取り出し位置、表示倍率その他属性などの情報を保持し
ているメモリである。
変倍処理部10は、画像メモリ11に格納されたイメージ
画像を、指示された倍率で変倍処理する機能を有してい
る。
画像メモリ11は、スキヤナやフアクシミリ等から入力
されたイメージ画像が格納されるメモリである。
以上の動作は、基本的に、従来の画像データ処理装置
と共通である。
すでに述べたように、この発明の画像データ処理装置
では、表示倍率設定モードが設定された状態で、スクロ
ールバーの表示エリアをポインテイングデバイス・カー
ソルによつて指示することにより、イメージデータの表
示倍率が制御されるように構成している。
この第1図において、スクロール制御部6は、次のよ
うな動作を行う。
まず、スクロール制御部6は、ポインテイングデバイ
スのボタンが離されたことをポインテイングデバイス・
ボタン検出部2から通知されると、ボタンの種類によつ
て、異なる制御を行う。
例えば、離されたボタンが左ボタンの場合には、表示
画像のスクロールを行うために、イメージ表示部8に対
して、スクロールバーの移動量から算出して新しい画像
メモリ11上の座標位置からの再表示を指示する。
他方、離されたボタンが右ボタンの場合には、表示す
る画像の倍率を変更するために、スクロールバーの伸縮
率をスクロールバーの移動量から算出して、現在表示し
ている画像メモリ11上のイメージ画像領域〔後出の第4
図(1)のID3〕の左上端を表示開始位置とし、上記の
伸縮率から算出した新しい倍率でイメージ画像を表示す
る指示を、イメージ表示部8に対して行う。
このような動作によつて、表示画面上のイメージが、
スクロールバーの移動量に対応する表示倍率に変更され
る。
第2図は、イメージ画像と表示画面との関係の一例を
示す図で、(1)はイメージ画像、(2)と(3)は表
示画面を示す。図面において、VS1とVS2は上下方向のス
クロールバー、HSは左右方向のスクロールバー、ID1とI
D2は表示されるイメージ画像領域を示す。
この第2図(1)と(2)は、従来のスクロールバー
によるイメージ画像領域の制御と同様である。
例えば、この第2図(2)の表示画面上、すなわち、
第2図(1)のイメージ画像のイメージ画像領域ID1
表示された状態で、第2図(3)に示すように、第2図
(1)のイメージ画像領域ID2を表示したい場合(図面
スクロールしたい場合)には、上下方向のスクロールバ
ーVS1を点線で示すVS2へ移動する操作を行う。
次の第3図(1)〜(3)は、それぞれスクロールバ
ーの一例を示す図である。図面において、PCはポインテ
イングデバイス・カーソルを示す。
この第3図(1)〜(3)に示したポインテイングデ
バイスによるカーソル操作も、従来と同様であり、ま
た、左右方向のスクロールバーについてだけ示している
が、上下方向のスクロールバーについても同様である。
第3図(1)のように、スクロールバーの表示エリア
を操作用カーソルであるポインテイングデバイス・カー
ソルPCで指示した状態で、例えば左ボタンを押し下げた
まま、第3図(2)に示すように、カーソルPCを移動さ
せ、所望の原稿位置まで移動させてから左ボタンから指
を離すと、スクロールバーが第3図(3)のように表示
されて、スクロールが完了する。
例えば、第3図(1)に示すように、スクロールバー
をポインテイングデバイス(以下、適宜PDと略称する)
の左ボタンでクリツクして、PDを移動させることによ
り、第2図(1)に示すイメージ画像の表示位置(取り
出し位置)をスクロールすることができる。
以上の操作は、従来と共通であるが、この発明の画像
データ処理装置では、第2図(2)や(3)の表示状態
で、スクロールバー9をPDの右ボタンでクリツクした状
態でPDを移動させることによつて、表示倍率を変更する
制御を行うことができる。
次に、この発明の画像データ処理装置について、表示
倍率変更の操作を説明する。
第4図は、この発明の画像データ処理装置において、
スクロールバーの操作による画像倍率変更時のイメージ
画像と表示画面との関係の一例を示す図で、(1)はイ
メージ画像、(2)と(3)は表示画面を示す。画面に
おいて、VS3とVS4は上下方向のスクロールバー、HS3とH
S4は左右方向のスクロールバー、ID3とID4は表示される
イメージ画像領域、PCはポインテイングデバイス・カー
ソルを示す。
この第4図(1)に示したイメージ画像のイメージ画
像領域ID3が、表示装置の画面上に、第4図(2)のよ
うに表示された状態で、左右方向のスクロールバーHS3
が破線の位置まで延長されるようにPDカーソルPCを操作
すると、この発明の画像データ処理装置では、左右方向
と上下方向とが連動されているので、上下方向のスクロ
ールバーVS3も、破線で示すように伸長される。
このような設定装置によつて、第4図(1)のイメー
ジ画像領域ID3がID4に変更され、左上隅が固定された状
態で、HS4/HS3に変倍されたイメージが、第4図(3)
に示すように表示される。
なお、左右方向のスクロールバーHS3の代りに、上下
方向のスクロールバーVS3を操作しても、同様に、上下
方向と左右方向とが連動して変倍処理される。
次の第5図(1)〜(3)は、第4図(2)を(3)
のように変倍処理する場合について、画像サイズ指定時
のスクロールバーの一例を示す図である。図面における
符号は、第3図と同様である。
先の第4図(2)の表示画面で、第5図(1)に示す
ように、スクロールバーの表示エリアをポインテイング
デバイス・カーソルPCで指示した状態で、例えば右ボタ
ンを押し下げたまま、第5図(2)に示すように、カー
ソルPCを移動させる。
そして、例えば第3図(3)のように、所望の原稿位
置まで移動させて右ボタンから指を離すと、画像サイズ
の指定の操作が完了する。
以上のように、この発明の第1の実施例では、ポイン
テイングデバイスの左ボタンと右ボタンとを使用して、
例えば、左ボタンの場合には、従来と同様の画面スクロ
ールの操作を行い、右ボタンの場合には、画像サイズ指
定の操作を行うことにより、指定された画像サイズから
倍率が演算されて、その倍率による変倍処理が行えるよ
うにしている。
すなわち、第5図(1)〜(3)に示したように、PD
の右ボタンでスクロールバーの表示エリアをPDカーソル
PCにより指示した状態で、PDを移動させると、左右方向
のスクロールバーの場合、左側が基点となり、右側がPD
の移動によつて伸縮される。
そして、ある所望の位置までPDを移動させて、PDの右
ボタンを離すと、その時点のスクロールバーの長さによ
つて、表示倍率が決定される。
この場合に、左右方向のスクロールバーについて、PD
で指示しても、上下方向のスクロールバーについて、PD
で指示しても、同じ倍率による変倍処理が行われること
は、すでに説明した。
ここで、この発明の画像データ処理装置について、フ
ローチヤートを参照しながら、スクロールバーによる画
面スクロールと画面サイズ指定による倍率変更の動作を
説明する。
第6図は(1)と(2)は、この発明の画像データ処
理装置において、画面サイズ指定による倍率変更時の主
要な処理の流れを示すフローチヤートである。図面にお
いて、#1〜#13はステツプ、は接続点を示す。
ステツプ#1で、PDボタンがクリツクされたかどうか
について監視する。
ステツプ#1において、PDボタンがクリツクされたと
きは、次のステツプ#2へ進み、スクロールバーがクリ
ツクされたかどうかについて判断する。
ステツプ#2で判断した結果、スクロールバーでない
ときは、他の機能の処理を行う。
もし、スクロールバーであれば、ステツプ#3で、ク
リツクされたボタンが右ボタンであるかどうか判断す
る。
ステツプ#3で判断した結果、右ボタンでないとき
は、スクロール処理を行う。
もし、右ボタンであれば、ステツプ#4へ進んで、上
下方向と左右方向のスクロールバーに、点線を用いた仮
想スクロールバーを重ね合せて表示する〔第5図
(2)、参照〕。
次のステツプ方向のスクロールバーがクリツクされた
かどうか判断する。
左右方向のスクロールバーがクリツクされたときは、
ステツプ#6へ進み、PDの移動量を調査して、その移動
量から仮想スクロールバーの大きさを算出し、左端を固
定して仮想スクロールバーを新たなサイズで、点線を用
いて再表示する。
ステツプ#7へ進み、左右方向のスクロールバーから
画像変倍率を算出し、その変倍率になるように、上下方
向の仮想スクロールバーの大きさを算出して、新たなサ
イズで、点線を用いて再表示する。なお、この上下方向
の場合には、上端を固定とする。
ステツプ#8で、PDボタンが離されたか(クリツク状
態が終つたか)判断し、もし、まだクリツク状態であれ
ば、再び先のステツプ#6へ戻つて、同様の処理を繰返
えす。
ステツプ#8で、PDボタンが離されたことを検知する
と、ステツプ#12へ進む。
また、先のステツプ#5において、左右方向のスクロ
ールバーがクリツクされたか判断した結果、左右方向の
スクロールバーがクリツクされていないとき(上下方向
のスクロールバーがクリツクされたとき)は、ステツプ
#9へ進む。
ステツプ#9で、PDの移動量を調査して、その移動量
から仮想スクロールバーの大きさを算出し、上端を固定
して仮想スクロールバーを新たなサイズで、点線を用い
て再表示する。
ステツプ#10で、上下方向のスクロールバーから画像
変倍率を算出し、その変倍率になるように、左右方向の
仮想スクロールバーの大きさを算出して、新たなサイズ
で、点線を用いて再表示する。なお、この左右方向の場
合には、左端を固定とする。
次のステツプ#11で、PDボタンが離されたか(クリツ
ク状態が終つたか)判断し、もし、まだクリツク状態で
あれば、再び先のステツプ#9へ戻つて、同様の処理を
繰返えす。
ステツプ#11で、PDボタンが離されたことを検知する
と、ステツプ#12へ進む。
ステツプ#12で、上下方向と左右方向の仮想スクロー
ルバーを、実線を用いて再表示する。
次のステツプ#13で、新しい画像倍率によつて画像を
再表示する。なお、この場合に、イメージ画像の取り出
し位置は変更しない〔第4図(1)、参照〕。
以上のステツプ#1〜#13の処理によつて、この発明
の画像データ処理装置によるスクロールバーの操作によ
る画像倍率変更の処理が終了する。
以上の第2図から第5図の実施例では、主として、左
右方向のスクロールバーをPDでクリツクする場合につい
て説明した。
しかし、上下方向のスクロールバーをクリツクして
も、同様の結果が得られることはいうまでもない。
実施例2 次に、この発明の画像データ処理装置について、他の
実施例を説明する。この実施例は、特許請求の範囲第4
項に記載した発明に対応している。
この実施例でも、そのハード構成は、先の第1図と基
本的に同様であり、主として、スクロール制御部6によ
つて制御される。
第7図は、この発明の画像データ処理装置において、
スクロールバーの操作による画像倍率変更時のイメージ
画像と表示画面との関係の一例を示す図で、(1)はイ
メージ画像、(2)と(3)は表示画面を示す。図面に
おいて、VS5は上下方向のスクロールバー、HS5は左右方
向のスクロールバー、MUとMDとMLとMRは画像サイズ変更
用のマーク、MU′とML′は移動後のマーク、ID5とID6
表示されるイメージ画像領域、PCはPDカーソルを示す。
この第7図(2)と(3)に示すように、スクロール
バーの左右および上下に、画像サイズ変更用のマークM
L,MR,MU,MDを付加しておき、これらのマークがPDによつ
てクリツクされることによつて、画像サイズ変更の指示
となり、他のスクロールバーの表示エリア(HS5やVS5
がクリツクされることによつて、表示領域のスクロール
が行われる。
例えば、画像サイズ変更用のマークMU、すなわち、上
下方向のスクロールバーVS5の上端に付加されたマークM
Uを、PDカーソルPCで指示して、マークMU′の位置まで
移動させると、第7図(3)に示すように、上下方向と
左右方向のスクロールバーの表示エリアが伸長される。
この場合にも、上下方向と左右方向のスクロールバー
は、連動して伸縮される。
そして、第7図(1)のイメージ画像では、その画像
領域ID5がID6に変化される。
なお、この場合には、縮少処理が行われることにな
り、(MU〜MD)/(MU′〜MD)に縮少されてイメージ画
像領域ID6が表示される。
次の第8図は、第7図(2)と(3)に示したスクロ
ールバーと画像サイズ変更用のマークの詳細な一例を示
す図である。図面における符号は、第7図と同様であ
る。
この第8図では、左右方向のスクロールバーについて
詳しく示している。
そして、画像サイズ変更用のマークML,MR(MU,MDの場
合も同様)をクリツクすることによつて、指示された方
向へマークが移動され、画像サイズが変更される。
すなわち、マークMLを左方向へ移動させると、第7図
(1)のイメージ画像領域ID6がその分だけ移動され
て、広くなり、逆に、右方向へ移動させると、イメージ
画像領域ID6はその分だけ狭くなる。
なお、スクロールバーVS5の表示エリアを指示すれ
ば、通常の画面スクロールが行われる。
この画像サイズ変更用のマーク操作時には、第1図の
スクロール制御部6は、ポインテイングデバイス・ボタ
ン検出部2からの信号によつて、ボタンのクリツク状態
を判断し、ボタンがクリツクされている間は、ポインテ
イングデバイス座標位置変換部3からの出力により現在
の座標を調べる。
そして、ポインテイングデバイス座標位置変換部3か
ら得られたポインテイングデバイスの座標位置が、第7
図(2)と(3)や、第8図に示したように、上下方向
のスクロールバーVS5や、左右方向のスクロールバーHS5
の上下あるいは左右の端に設けられた画像サイズ変更用
のマークMU,MD,ML,MRである場合には、ポインテイング
デバイスの移動に伴つて、スクロールバーの他端を固定
し、クリツクされた側を伸張もしくは縮少するように、
スクロールバー表示部7を介して画面上に表示させる。
ボタンが指から離されると、その時点におけるスクロ
ールバーの長さの情報から、イメージ画像の表示倍率を
演算して決定する。
なお、画像サイズ変更用のマーク以外の表示エリア、
すなわち、スクロールバーHS5やVS5がクリツクされたと
きは、通常のスクロール動作を行う。
以上のように、この実施例では、同一のボタンを使用
して、画面スクロールと画像サイズの変更の指示とを行
うことが可能になり、先の実施例のように、PDの2個の
ボタン(例えば、左右のボタン)を使用する必要なし
に、画面スクロールと画像サイズの変更の指示とを区別
することができる。
その上、スクロールバーの左右あるいは上下にマーク
ML,MRあるいはMU,MDを付けることによつて、左右方向の
スクロールバーの左側、あるいは上下方向のスクロール
バーの上側をクリツクすることにより、イメージ画像の
取り出し位置を変更することもできる。
なお、この実施例でも、先の実施例の場合と同様に、
左右方向と上下方向のスクロールバーは、連動して伸縮
されるので、左右方向と上下方向の変倍率を同じ値に保
つことが可能となり、イメージ画像を表示した場合に、
縦横方向に歪が生じることはない。
第9図(1)と(2)は、この発明の画像データ処理
装置において、画面サイズ指定による倍率変更時の主要
な処理の流れを示すフローチヤートである。図面におい
て、#21〜#35はステツプ、は接続点を示す。
ステツプ#21で、PDボタンがクリツクされたかどうか
について監視する。
ステツプ#21において、PDボタンがクリツクされたと
きは、次のステツプ#22へ進み、スクロールバーがクリ
ツクされたかどうかについて判断する。
ステツプ#22で判断した結果、クリツクされたのがス
クロールバーでないときは、他の機能の処理を行う。
ステツプ#22で判断した結果、スクロールバーであれ
ば、ステツプ#23へ進み、クリツクされたのが画像サイ
ズの変更マークであるかどうかについて判断する。
ステツプ#23で判断した結果、画像サイズの変更マー
クでないときは、スクロール処理を行う。
もし、画像サイズの変更マークであれば、ステツプ#
24へ進み、上下方向と左右方向のスクロールバーに、点
線を用いた仮想スクロールバーを重ね合せて表示する。
次のステツプ#25で、左右方向のスクロールバーがク
リツクされたかどうか判断する。
左右方向のスクロールバーがクリツクされたときは、
ステツプ#26へ進み、PDの移動量を調査して、その移動
量から仮想スクロールバーの大きさを算出し、仮想スク
ロールバーを新たなサイズで、点線を用いて再表示す
る。この場合に、PDがクリツクされた側と、送り側とを
固定する。
ステツプ#27へ進み、左右方向のスクロールバーから
画像変倍率を算出し、その変倍率になるように、上下方
向の仮想スクロールバーの大きさを算出して、新たなサ
イズで、点線を用いて再表示する〔第7図(2)、参
照〕。このとき、先のステツプ#26で、左側マークがク
リツクされていれば下端が、右側マークがクリツクされ
ていれば上端が、それぞれ固定となり移動されない。
次のステツプ#28で、PDボタンが離されたか(クリツ
ク状態が終つたか)判断し、もし、まだクリツク状態で
あれば、再び先のステツプ#26へ戻つて、同様の処理を
繰返えす。
ステツプ#28で、PDボタンが離されたことを検知する
と、ステツプ#32へ進む。
また、先のステツプ#25で、左右方向のスクロールバ
ーがクリツクされたか判断した結果、左右方向のスクロ
ールバーがクリツクされていないとき(上下方向のスク
ロールバーがクリツクされたとき)は、ステツプ#29へ
進み、PDの移動量を調査して、その移動量から仮想スク
ロールバーの大きさを算出し、仮想スクロールバーを新
たなサイズで、点線を用いて再表示する。
ステツプ#30で、上下方向のスクロールバーから画像
変倍率を算出し、その変倍率になるように、左右方向の
仮想スクロールバーの大きさを算出して、新たなサイズ
で、点線を用いて再表示する。この場合に、先のステツ
プ#29で、上側マークがクリツクされていれば右端が、
下側マークがクリツクされていれば左端が、それぞれ固
定となり移動されない。
次のステツプ#31で、PDボタンが離されたか(クリツ
ク状態が終つたか)判断し、もし、まだクリツク状態で
あれば、再び先のステツプ#29へ戻つて、同様の処理を
繰返えす。
ステツプ#31で、PDボタンが離されたことを検知する
と、ステツプ#32へ進む。
ステツプ#32で、上下方向と左右方向の仮想スクロー
ルバーを、実線を用いて再表示する〔第7図(3)、参
照〕。
次のステツプ#33で、クリツクされたのが画像サイズ
の変更マークの左側もしくは上側であるかどうかについ
て判断する。
もし、画像サイズの変更マークの左側もしくは上側が
クリツクされたときは、ステツプ#34へ進み、イメージ
画像の取り出し位置を算用して、ステツプ#35へ進む。
また、ステツプ#33で判断した結果、クリツクされた
のが画像サイズの変更マークの左側もしくは上側のいず
れでもないときも、ステツプ#35へ進む。なお、この場
合には、イメージ画像の取り出し位置は変えない。
ステツプ#35で、新しい画像倍率によつて画像を再表
示する。
以上のステツプ#21〜#35の処理によつて、この発明
の画像データ処理装置におけるスクロールバーに付加さ
れた画像サイズの変更マークの操作による画像倍率の処
理が終了する。
実施例3 次に、この発明の画像データ処理装置について、さら
に別の実施例を説明する。この実施例は、特許請求の範
囲第5項に記載した発明に対応している。
この実施例も、第1の実施例を拡張したものであり、
第1の実施例では、画像サイズ変更後のイメージ画像の
取り出し位置は変更することができなかつたが、この実
施例によれば、イメージ画像の取り出し位置を変更する
ことが可能になる。
この実施例でも、そのハード構成は、先の第1図と基
本的に同様であり、主として、スクロール制御部6によ
つて制御される。
第10図は、この発明の画像データ処理装置において、
スクロールバーの操作による画像倍率変更時のイメージ
画像と表示画面との関係の一例を示す図で、(1)はイ
メージ画像、(2)〜(4)は表示画面を示す。図面に
おいて、VS6とVS7は上下方向のスクロールバー、HS6とH
S7は左右方向のスクロールバー、ID7とID8は表示される
イメージ画像領域、PCはPDカーソルを示す。
この第10図(2)〜(4)に示すように、左右および
上下方向のスクロールバーをそれぞれ中央部で2分割す
る。
すなわち、左右方向のスクロールバーHS6とHS7、およ
び上下方向のスクロールバーVS6とVS7とを表示する。
そして、例えば、第10図(2)のように、上下方向の
スクロールバーVS6とVS7の内、上方のバーVS6の表示エ
リアをPDの右ボタンでクリツクして、第10図(3)のよ
うに、PDを移動させてPDカーソルPCで、上方のバーVS6
の表示エリアの伸縮を指示すると、左右方向のスクロー
ルバーの左方のバーHS6も連動して伸縮するので画像に
歪が生じることはない。
このような操作によつて、第10図(1)のイメージ画
像領域ID7がID8に変更され、同時に、表示倍率も変更さ
れて、第10図(4)のような表示画面が得られる。
また、上下方向のスクロールバーVS7、あるいは左右
方向のスクロールバーHS7の表示エリアをPDの右ボタン
でクリツクして同様の操作を行えば、第10図(1)のイ
メージ画像領域ID7の右下端が固定された状態で、表示
倍率が変更される。
このように、この実施例では、左右および上下方向の
スクロールバーをそれぞれ中央部で2分割し、画像サイ
ズ変更後のイメージ画像の再表示時に、画像の左上端あ
るいは右下端のいずれをも基点とすることが可能にな
る。
次の第11図(1)と(2)は、この発明の画像データ
処理装置において、画面サイズ指定による倍率変更時の
主要な処理の流れを示すフローチヤートである。図面に
おいて、#41〜#55はステツプ、は接続点を示す。
ステツプ#41で、PDボタンがクリツクされたかどうか
について監視する。
ステツプ#41において、PDボタンがクリツクされたと
きは、次のステツプ#42へ進み、クリツクされたのがス
クロールバーであるかどうかについて判断する。
ステツプ#42で判断した結果、スクロールバーでない
ときは、他の機能の処理へ進む。
もし、スクロールバーであれば、ステツプ#43で、ク
リツクされたボタンが右ボタンであるかどうか判断す
る。
ステツプ#43で判断した結果、右ボタンでないとき
は、スクロール処理へ進む。
もし、右ボタンであれば、ステツプ#44で、上下方向
と左右方向のスクロールバーに、点線を用いた仮想スク
ロールバーを重ね合せて表示する。
次のステツプ#45で、左右方向のスクロールバーがク
リツクされているかどうか判断する。
左右方向のスクロールバーがクリツクされているとき
は、ステツプ#46へ進み、PDの移動量を調査して、その
移動量から仮想スクロールバーの大きさを算出し、仮想
スクロールバーを新たなサイズで、点線を用いて再表示
する。この場合に、PDがクリツクされた側と、送り側と
は固定で動かない。
ステツプ#47へ進み、左右方向のスクロールバーから
画像変倍率を算出し、その変倍率となるように、上下方
向の仮想スクロールバーの大きさを算出して、新たなサ
イズで、点線を用いて再表示する。このとき、先のステ
ツプ#46で、左側がクリツクされていれば下端が、右側
がクリツクされていれば上端が、それぞれ固定で動かな
い。
ステツプ#48で、PDボタンの押下が終了したか(クリ
ツク状態が終つたか)判断し、もし、まだクリツク状態
であれば、再び先のステツプ#46へ戻つて、同様の処理
を繰返えす。
ステツプ#48で、PDボタンの押下が終了したことを検
知すると、ステツプ#52へ進む。
また、先のステツプ#45において、左右方向のスクロ
ールバーがクリツクされたか判断した結果、左右方向の
スクロールバーがクリツクされていないとき(上下方向
のスクロールバーがクリツクされたとき)は、ステツプ
#49へ進み、PDの移動量を調査して、その移動量から仮
想スクロールバーの大きさを算出し、仮想スクロールバ
ーを新たなサイズで、点線を用いて再表示する。この場
合にも、PDがクリツクされた側と、送り側とは固定とす
る。
ステツプ#50で、上下方向のスクロールバーから画像
変倍率を算出し、その変倍率になるように、左右方向の
仮想スクロールバーの大きさを算出して、新たなサイズ
で、点線を用いて再表示する。この場合に、先のステツ
プ#49で、上側がクリツクされていれば右端が、下側が
クリツクされていれば左端が、それぞれ固定となり移動
されない。
次のステツプ#51で、PDボタンの押下が終了したか
(クリツク状態が終つたか)判断し、もし、まだクリツ
ク状態であれば、再び先のステツプ#49へ戻つて、同様
の処理を繰返えす。
ステツプ#51で、PDボタンが離されたことを検知する
と、ステツプ#52へ進む。
ステツプ#52で、上下方向と左右方向の仮想スクロー
ルバーを、実線を用いて再表示する。
次のステツプ#53で、クリツクされたのがスクロール
バーの左側もしくは上側であるかどうかについても判断
する。
もし、スクロールバーの左側もしくは上側がクリツク
されたときは、ステツプ#54へ進み、イメージ画像の取
り出し位置を算出して、ステツプ#55へ進む。
また、ステツプ#53で判断した結果、クリツクされた
のがスクロールバーの左側もしくは上側のいずれでもな
いときも、ステツプ#55へ進む。なお、この場合には、
イメージ画像の取り出し位置は変えない。
ステツプ#55で、新しい画像倍率によつて画像を再表
示する。
以上のステツプ#41〜#55の処理によつて、この発明
の画像データ処理装置におけるスクロールバーの操作に
よる画像倍率の処理が終了する。
なお、以上の実施例では、画像データ処理装置の表示
動作について説明した。
したがつて、この発明の画像データ処理装置は、この
ような表示装置だけでなく、画像データの編集の場合に
ついても、実施可能であり、この場合をも包含するもの
である。
発明の効果 この発明の画像データ処理装置によれば、スクロール
バーの操作に対して、ポインテイングデバイスの2つの
ボタンに、スクロール機能と表示画像の表示倍率の変更
の機能とをそれぞれ割当てることが可能となる。
しかも、表示倍率の変更の操作に、スクロールバーを
使用するので、従来の倍率変更方式に比べて視覚的な把
握が可能になり、自由度の高い表示画像サイズを容易に
設定することができる。
例えば、もう少し右の方まで見たい、というようなオ
ペレータの要望に容易に対処することが可能なシステム
が得られる。
しかも、上下方向と左右方向とは連動して伸縮される
ので、変倍処理後のイメージに歪が生じることもない
(特許請求の範囲第1項から第3項の発明に対応する効
果)。
また、スクロールバーに、表示倍率を変更するための
マークを付加し、スクロールバーの表示エリアを区別す
ることにより、同一ボタンによつて、スクロールと表示
画像の表示倍率の変更とを行うことが可能となる上、イ
メージの取り出し位置を変更することもできる(特許請
求の範囲第4項の発明に対応する効果)。
さらに、スクロールバーの表示エリアを左右もしくは
上下に2分割することによつて、表示画像サイズを変更
する際の表示領域を、左上端もしくは右下端のいずれで
も基点とすることが可能となり、例えば、もう少し左の
方まで見たい、というような要望にも容易に対処するこ
とが可能なシステムが得られる(特許請求の範囲第5項
の発明に対応する効果)、等の多くの優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の画像データ処理装置について、そ
の要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図、 第2図は、イメージ画像と表示画面との関係の一例を示
す図、 第3図(1)〜(3)は、それぞれスクロールバーの一
例を示す図、 第4図は、この発明の画像データ処理装置において、ス
クロールバーの操作による画像倍率変更時のイメージ画
像と表示画面との関係の一例を示す図、 第5図(1)〜(3)は、第4図(2)を(3)のよう
に変倍処理する場合について、画像サイズ指定時のスク
ロールバーの一例を示す図、 第6図(1)と(2)は、この発明の画像データ処理装
置において、画面サイズ指定による倍率変更時の主要な
処理の流れを示すフローチヤート、 第7図は、この発明の画像データ処理装置において、ス
クロールバーの操作による画像倍率変更時のイメージ画
像と表示画面との関係の一例を示す図、 第8図は、第7図(2)と(3)に示したスクロールバ
ーと画像サイズ変更用のマークの詳細な一例を示す図、 第9図(1)と(2)は、この発明の画像データ処理装
置において、画面サイズ指定による倍率変更時の主要な
処理の流れを示すフローチヤート、 第10図は、この発明の画像データ処理装置において、ス
クロールバーの操作による画像倍率変更時のイメージ画
像と表示画面との関係の一例を示す図、 第11図(1)と(2)は、この発明の画像データ処理装
置において、画面サイズ指定による倍率変更時の主要な
処理の流れを示すフローチヤート、 第12図と第13図は、それぞれ従来の電子フアイリング装
置における表示倍率変更のメニユー画面の一例を示す
図、 第14図は、従来の電子フアイリング装置において、スク
ロールバーを使用するイメージ画面の一例を示す図。 図面において、1はポインテイングデバイス・インター
フエース部、2はポインテイングデバイス・ボタン検出
部、3はポインテイングデバイス座標位置変換部、4は
ポインテイングデバイス描画部、5はフレームメモリ、
6はスクロール制御部、7はスクロールバー表示部、8
はイメージ表示部、9は表示情報記憶部、10は変倍処理
部、11は画像メモリ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージデータの入力,保存,検索,表
    示,印刷,変換,編集等の処理を行う機能と、画面上に
    スクロールバーを表示し、該スクロールバーをポインテ
    ィングデバイスで操作することによって画面上に表示さ
    れるイメージデータの位置を制御する機能を有する表示
    手段とを備えた画像データ処理装置において、 表示倍率設定モードを設定するモード設定手段を備え、 表示倍率設定モードが設定されている状態で、前記スク
    ロールバーの表示エリアを指示してスクロールバーを伸
    縮させることによって、イメージデータの表示倍率を制
    御することを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像データ処理装置におい
    て、 スクロールバーの表示エリアの指示は、ポインティング
    デバイスの2つのボタンであり、 一方のボタンは、イメージの原稿での位置を指示する手
    段、他方のボタンは、その表示倍率を変更する手段であ
    ることを特徴とする画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像データ処理装置におい
    て、 左右方向と上下方向のスクロールバーの内、一方の表示
    エリアを操作すると、他方も連動して表示倍率が変更さ
    れることを特徴とする画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の画像データ処理装置におい
    て、 スクロールバーの表示エリアの左右および上下の端部に
    画像サイズ変更用のマークの表示エリアを設け、 前記スクロールバーの表示エリアが指示されたときは、
    スクロールの制御、 前記画像サイズ変更用のマークの表示エリアが指示され
    たときは、表示画像の倍率変更の制御を行うことを特徴
    とする画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の画像データ処理装置におい
    て、 スクロールバーは、クリックする位置が左右および上下
    に2分割された2対の表示エリアを備え、 該スクロールバーの左側もしくは上側がポインティング
    デバイスでクリックされてカーソルが移動されたとき
    は、画像の右下端が固定された状態で、ポインティング
    デバイスの移動量により、表示位置と表示倍率とが設定
    され、 右側もしくは下側がポインティングデバイスでクリック
    されてカーソルが移動されたときは、画像の左上端が固
    定された状態で、ポインティングデバイスの移動量によ
    り、表示位置と表示倍率とが設定されることを特徴とす
    る画像データ処理装置。
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