JP3895343B2 - 画像表示制御装置 - Google Patents
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また、この際、ユーザが情報機器本体の操作ボタンやタッチパネル等を操作することにより、予め格納された複数の画像から所望の画像を選択したり、又、このようにして選択した画像を表示画面上において拡大/縮小等させることにより、画像における所望する箇所を表示させている。そして、このような情報機器においては、画像表示制御装置が画像データの表示画面への表示を制御するようになっている。
さらに、文字を含む画像を表示画面上に表示させるに際にも、その文字を表示画面上において見やすい状態になるように、操作ボタン等を押下して、拡大/縮小を繰り返し行なって表示倍率を調節することも煩雑である。
そして、従来の画像表示装置においては、インデックス画像は、その画像の内容を識別出来る程度の大きさで表示画面に小さく表示されるようになっている。ユーザは、表示画面に表示されるインデックス画像を見ながら、インデックス画像切替用キーを次々と押下して切り替え、所望する画像のインデックス画像が表示画面に表示された時に、選択ボタン(図示省略)を押して選択することにより、その画像を詳細に見ることができる。
本発明は、このような状況に鑑み創案されたもので、表示画面に画像を表示させるに際して、自動的に表示画面に対して最適な変倍率で画像を表示するような工夫を施すことにより、表示画面を無駄なく使用することができ、表示画面に画像を見やすい状態で表示できるようにした画像表示制御装置を提供することを目的とする。
なお、画像を表示画面においてスクロールさせるスクロール処理部をそなえてもよく(請求項2)、又、オリジナル画像を縮小して作成したインデックス画像を画像として表示画面に表示させてもよい(請求項3)。
(1)画像において最も多く使用されている文字のサイズを検出し、この検出した文 字サイズに基づいて、画像において最も多く使用されている文字が表示画面において所 定の大きさで表示されるように画像の変倍率を算出し、この算出した変倍率で画像を表 示画面に表示させるので、表示画面において画像において最も多く使用されている文字 が所定の大きさで表示され、表示画面において最も多く使用されている文字の視認性が 向上し、利便性が向上する(請求項1)。
(3)算出した変倍率を画像と対応付けて保持することにより、再度、変倍率を算出 することなく、この保持されている変倍率を利用して画像を表示させることができ、処 理速度を向上させることができる(請求項1)。
(5)表示画面上において表示された画像の表示倍率を、画像と対応付けて保持することにより、その画像の表示に際して、その変倍率で表示させることができ、再度、変倍率を算出することなく、この保持されている変倍率を利用して画像を表示させることができ、処理速度を向上させることができる。
(7)オリジナル画像を縮小して作成したインデックス画像を画像として表示画面に表示させることにより、インデックス画像を表示画面に表示させる際においても、表示画面にインデックス画像を大きく表示させることができ、表示画面に表示されたインデックス画像が見やすくなり利便性が向上する(請求項3)。
図1は本発明の第1実施形態としての画像表示制御装置1aをそなえた画像表示装置50aの機能構成を示すブロック図、図2は本画像表示制御装置1aのハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態としての画像表示制御装置1aをそなえた画像表示装置50aは、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータやビューアー等であって、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等の小型のディスプレイ(表示画面)11をそなえて構成されている。そして、画像表示制御装置1aは、このディスプレイ11における画像の表示を制御するようになっている。
不揮発性メモリ23は、MPU20の指示に基づいて種々の情報を記憶するものである。この不揮発性メモリ23は、フラッシュメモリやバッテリバックアップされたCMOSメモリ,ハードディスク等の記憶媒体により構成され、本装置における電力供給が停止した場合においても、記憶した情報が喪失することが無いようになっている。RAM24は、MPU20が演算処理を行なう際に、一時的にデータ展開するためのものである。
操作部2は、例えばキーボードやマウス,ボタン等により構成され、ユーザが種々の入力操作を行なうためのものである。
表示情報読出部6は画像情報記憶部5aに書き込まれた所定の情報を読み出して表示制御部7に送信するものである。この表示情報読出部6は、電源投入時やページ切替時に画像情報記憶部5aを参照して、ディスプレイ11に表示する画像についての表示情報が画像情報記憶部5aに記憶されている場合には、この表示情報を読み出すようになっている。
表示制御部7は、ディスプレイ11に画像を表示させるための制御を行なうものであって、演算部14aによって算出された変倍率(詳細は後述)や、表示情報読出部6によって読み出された画像情報記憶部5aに記憶されている変倍率(詳細は後述)を用いて、画像を拡大もしくは縮小して表示メモリ10に受け渡すようになっている。
表示画像が画像情報記憶部5aに格納されている場合には、表示制御部7は、その画像を読み出して表示メモリ10に書き込む。一方、表示画像が画像情報記憶部5aに格納されていない場合には、表示制御部7は、画像処理部8aにその画像のページ番号を通知して、ページ番号に対応する画像を取得するとともに、画像処理部8a(演算部14a)によって、拡大率もしくは縮小率(以下、変倍率という)を算出させ、この算出された変倍率を用いて表示画像を生成するようになっている。
図3および図4は画像情報記憶部5aに記憶される表示情報のデータ構造を模式的に示す図であり、図3は図4に示す複数ページ分の画像情報から1ページ分の画像情報を抽出して示す図であり、第iページの画像(i=1〜N)に関する表示情報のデータ構造を示す図、図4は複数ページ分の画像に関する表示情報のデータ構造を示す図である。
ここで、「表示ページ番号i」は、その画像を特定するための番号であって、ディスプレイ11に表示させる画像のページ番号を示すものであり、自然数として記憶されるようになっている。これにより、例えば電源投入時に表示する画像が特定されるようになっている。「変倍率」は、オリジナル画像のサイズに対するディスプレイ11上に表示させる画像のサイズの比率を示すものであり、演算部14aによって算出された値や、最後にディスプレイ11上に表示させた際の変倍率が記憶されるようになっている。
また、画像情報記憶部5aは、上述のような表示情報を複数ページ分記憶する場合には、図4に示すように、各ページ毎にこれらの「変倍率」,「表示位置」および「オリジナル画像」を対応付けて記憶するようになっている。
表示メモリ10は、表示制御部7によって受け渡された画像を一時的に保持するものであって、ディスプレイ11は、表示メモリ10に保持された画像を表示するものである。
画面サイズ情報取得部12は、ディスプレイ11の表示可能サイズに関する情報を取得するものであって、例えば、予めハードディスク等に記憶されているディスプレイ11の縦方向サイズH1および横方向サイズW1を取得し、そのサイズを画像情報記憶部5等に格納するようになっている。
画像情報取得部13は、画像記憶部9に記憶されているオリジナル画像に関する情報を取得するものであって、このオリジナル画像の縦方向サイズH2および横方向サイズW2を取得するようになっている。
具体的には、演算部14aは、画像の縦方向をディスプレイ11の縦方向における表示可能サイズH1に一致もしくはほぼ一致させる場合と、画像の横方向をディスプレイ11の横方向における表示可能サイズW1に一致もしくはほぼ一致させる場合との双方の場合における画像の変倍率をそれぞれ算出し、画像の縦方向もしくは横方向のうち変倍率が大きい方を選択して表示制御部7に出力するようになっている。従って、演算部14aにより算出される画像の変倍率は、
変倍率=max[画像の横方向の変倍率(W1/W2),画像の縦方向の変倍率(H1/H2)]
として表わすことができる。
上述のごとく構成された本発明の第1実施形態としての画像表示制御装置1aによって画像(オリジナル画像)をディスプレイ11に表示する際における制御を図5に示すフローチャート(ステップA10〜ステップA60)に従って説明する。
そして、演算部14aが、オリジナル画像の横方向をディスプレイ11の横方向における表示可能サイズW1に一致もしくはほぼ一致させる場合における画像の変倍率(拡大縮小比率)W1/W2を算出するとともに(ステップA20)、画像の縦方向をディスプレイ11の縦方向における表示可能サイズH1に一致もしくはほぼ一致させる場合における画像の変倍率(拡大縮小比率)H1/H2を算出する(ステップA30)。
ここで、ユーザが、ディスプレイ11に表示されている画像を一時的に保管する旨の指示を操作部2を介して入力すると、操作検出部3がその入力を検出して、表示情報書込部4に通知する。そして、表示情報書込部4が、表示制御部7から、演算部14aによって算出した変倍率およびその表示位置の座標情報をオリジナル画像とともに画像情報記憶部5aの所定の領域に格納する。
このように、本発明の第1実施形態としての画像表示制御装置1aおよび画像表示装置50aによれば、演算部14aが、画像の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方が、ディスプレイ11の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方の表示可能サイズH1もしくはW1に一致もしくはほぼ一致するように、画像の変倍率を算出し、表示制御部7が、このようにして算出した変倍率を用いてディスプレイ11に画像を表示するので、ディスプレイ11を効率的に利用することができ、又、ディスプレイ11に画像を大きく表示できるので、表示された画像が見易くなり利便性が向上する。例えば携帯用の情報機器のように小さなディスプレイ11においても、画像が見やすくなる。
さらに、画像情報記憶部5aに画像情報を記憶し、この画像情報記憶部5aに記憶させた画像をディスプレイ11に表示する場合には、この画像情報記憶部5aに記憶されている画像を、その画像と対応付けて記憶されている変倍率でディスプレイ11に表示するので、画像処理部8aによって変倍率を、再度、算出する必要がなく、処理速度を向上させることができる。
図6は本発明の第2実施形態としての画像表示制御装置1bをそなえた画像表示装置50bの機能構成を示すブロック図であり、この図6に示すように、本発明の第2実施形態としての画像表示制御装置1bをそなえた画像表示装置50bも、図1に示した画像表示装置50aと同様に、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータやビューア等であって、液晶ディスプレイ等の小型のディスプレイ(表示画面)11をそなえて構成されている。
本第2実施形態の画像表示制御装置1bは、第1実施形態の画像表示制御装置1aとほぼ同様に構成されているが、画像表示制御装置1bでは、画像処理部8aに代えて画像処理部8bがそなえられている。
文字サイズ検出部15は、画像における文字のサイズを検出するものであって、画像中において最も多く使用されている文字サイズを検出するようになっている。
なお、入力された画像を複数画像に分割することにより、画像中における見出し部分や写真部分等による誤認識を回避することができる。又、本第2実施形態においては、オリジナル画像を16分割しているが、これに限定されるものではなく、16以外の数で分割してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することすることができる。
そして、文字サイズ検出部15は、この第2のヒストグラムにおいて最頻出の画素数を求める。更に、文字サイズ検出部15は、オリジナル画像を16分割して形成した各画像について、それぞれ同様の処理を行なって、形成画像中に最も多く用いられている文字のサイズとして演算部14bに送信するようになっている。
変倍率=(好適な文字サイズ)/検出された文字サイズ
例えば、「検出された文字サイズ」が40画素であり、「好適な文字サイズ」が5画素である場合には、オリジナル画像を5/40の変倍率(縮小率)で表示させることにより、このオリジナル画像中において最も多く用いられている文字が、ディスプレイ11において5画素で表示され、ユーザにとって見やすい状態で表示することができる。
図10はディスプレイ11に表示された文字の大きさと画角との関係を説明するための図である。この図10に示すように、演算部14bは、画像の変倍率を算出するに際して、ユーザがディスプレイ11上に表示された文字を見る際に、その眼球表面における文字高さ方向の画角が特定の値になるような変倍率を算出してもよく、特に、画角が、例えば、約0.19〜0.475°程度になるような変倍率を算出することが望ましい。
すなわち、図10に示すように、例えば携帯型のビューア等のように、使用時にユーザの目とディスプレイ11との間隔が短い(例えば20cm程度)場合には、ディスプレイ11上に表示させる文字の大きさ(文字高さ)が小さくなるような変倍率を設定するようになっている。又、使用時にユーザとディスプレイ11との間隔が大きい場合には、そのディスプレイ11上に表示させる文字の大きさ(文字高さ)が大きくなるような変倍率を設定するようになっている。
上述のごとく構成された本発明の第2実施形態としての画像表示制御装置1bにおける画像表示の制御手法を図8に示すフローチャート(ステップB10〜ステップB80)に従って説明する。
さらに、文字サイズ検出部15は、オリジナル画像を分割して形成した全ての画像について文字サイズの抽出を行なったか否か、すなわち、画像カウンタの値が16であるか否かを判断して(ステップB70)、全ての画像についての文字サイズの抽出が終了していない場合、すなわち画像カウンタの値が16未満である場合には(ステップB70のNOルート参照)、ステップB40に戻る。
次に、文字サイズ検出部15のより具体的な文字サイズ検出手法を、図7(a)〜図7(c)を参照しながら、図9に示すフローチャート(ステップC10〜ステップC140)に従って説明する.
文字サイズ検出部15は、先ず、Y位置カウンタを0にする(ステップC10)。ここで、Y位置とは画像における縦方向の位置を示すもので、画素単位で示されるものである。なお、本第2実施形態中においては、このY位置カウンタの数値は、図7(c)に示す画像中、左上位置を0として下側に向かって増加するものである。
その後、文字サイズ検出部15は、Y位置カウンタをインクリメントした後(ステップC50)、Y位置が画像の下端に到達しているか否かを判断する(ステップC60)。Y位置が画像の下端ではない場合には(ステップC60のNOルート参照)、ステップC30に戻る。
Y位置が画像の下端に到達した場合には(ステップC60のYESルート参照)、文字サイズ検出部15は、次に、画像の横方向サイズを20で除した値をスレッショルドとして設定する(ステップC70)。
その後、文字サイズ検出部15は、第2ヒストグラムテーブルを作成するために、一旦、第2のヒストグラムをクリアした後(ステップC80)、再度、Y位置カウンタをクリアする(ステップC90)。
次に、文字サイズ検出部15は、第2のヒストグラムにおいて、ステップC100で計数して求めた柱の幅の画素値(文字高さ)に対応する値(頻度)に1を追加する(ステップC110)。その後、文字サイズ検出部15は、Y位置カウンタの値に、「文字高さ+白欄の幅」を追加した後(ステップC120)、Y位置が画像の下端に到達しているか否かを判断し(ステップC130)、Y位置が画像の下端ではない場合には(ステップC130のNOルート参照)、ステップC100に戻る。
Y位置が画像の下端に到達した場合には(ステップC100のYESルート参照)、文字サイズ検出部15は、第2のヒストグラムにおいて、頻度の値が最高値となる文字高さ(画素数)を、その画像中に最も多く用いられている文字のサイズとする(ステップC140)。
このように、文字サイズ検出部15が、画像(オリジナル画像)中において最も用いられている文字の文字サイズを検出すると、次に、演算部14bが、この文字サイズに基づいて、上記式を用いディスプレイ11に表示させるための画像の変倍率を算出し、表示制御部7にその変倍率を受け渡す。
このように、本発明の第2実施形態としての画像表示制御装置1bおよび画像表示装置50bによれば、文字サイズ検出部15によって検出した文字サイズに基づいて、演算部14bが画像における文字がディスプレイ11において所定の大きさで表示されるように画像の変倍率を算出し、この算出した変倍率で画像を表示画面に表示させるので、ディスプレイ11において画像における文字が所定の大きさで表示され、ディスプレイ11における文字の視認性が向上し、利便性を向上させることができる。
例えば、本第2実施形態では、ユーザが手で保持して使用する情報端末におけるディスプレイの表示制御を想定している。このような場合には、演算部14bは、画像の変倍率を算出する際に、ディスプレイ11上における文字高さ方向の寸法が、例えば約2mm〜5mmとなるように表示してもよい。
ここで、ディスプレイ11上における文字高さ方向の画素数を約5〜13画素とした理由は、例えばLCDの解像度によって、同じ大きさの文字を表示する場合でも、その文字の表示に用いられる画素数は異なり、文字がある程度以上のサイズを有するものであれば、その可読性は文字の表示に寄与する画素数に依存することが実験により判明したからである。
また、上述した第2実施形態では、画像中で最も多く用いられている文字サイズに基づいて画像の変倍率を算出することにより、画像中に最も多く用いられている文字サイズがユーザにとって最も見やすい状態になるようにしているが、これに限定されるものではない。
(C)第3実施形態の説明
図11は本発明の第3実施形態としての画像表示制御装置1cをそなえた画像表示装置50cの機能構成を示すブロック図である。この図11に示すように、本発明の第3実施形態としての画像表示制御装置1cをそなえた画像表示装置50cも、画像表示装置50a(図1参照)や画像表示装置50b(図6参照)と同様に、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータやビューア等であって、液晶ディスプレイ等の小型のディスプレイ(表示画面)11をそなえて構成されている。
本第3実施形態の画像表示制御装置1cは、第1実施形態の画像表示制御装置1aとほぼ同様に構成されているが、画像表示制御装置1cでは、画像情報記憶部5aに代えて画像情報記憶部5bがそなえられるとともに、スクロール処理部16が新たに追加されている。
図12(a),(b)は本発明の第3実施形態の画像表示制御装置1cによって行なわれるインデックス画像の表示を説明するための図であり、図12(a)はインデックス画像切替用のキーの操作方法を説明するための図、図12(b)はディスプレイ11に表示されたインデックス画像の例を示す図である。
なお、図12(a),(b)に示す例においては、インデックス画像の横方向がディスプレイ11の横方向に一致もしくはほぼ一致するように表示されている。又、図12(a)に示すインデックス画像切替用キーは、その左右方向がインデックス画像切替用キーとして機能するようになっているとともに、その上下方向がスクロールキーとして機能するようになっている。
そして、インデックス表示を行なっている状態で、図12(a)に示すように、スクロール用キー(図12(a)中のインデックス画像切替用キーの上下方向)を用いてインデックス画像をスクロールすることにより、インデックス画像で画像の内容を把握することができ、利便性が向上する。
図13は画像情報記憶部5bに記憶される表示情報のデータ構造を模式的に示す図であって、複数ページ分の画像に関する表示情報のデータ構造を示す図である。
ここで、「表示ページ番号」は、ディスプレイ11に表示させる画像のページ数を示すもので、例えば電源投入時に表示する画像を特定するものであり、自然数として記憶されるようになっている。「変倍率」は、オリジナル画像のサイズに対するディスプレイ11上に表示させる画像のサイズの比率を示すものであり、演算部14aによって算出された値や、最後にディスプレイ11上に表示させた際の変倍率が記憶されるようになっている。
「第2表示位置」は、インデックス表示を行なう際に、ディスプレイ11に表示させる画像の位置を、オリジナル画像における所定の基準位置(例えば左上位置)を原点として示す座標位置として示すものである。
また、この画像情報記憶部5bにオリジナル画像が記録されていない場合には、この「オリジナル画像」の領域に、その旨の情報が格納されるようになっている。
例えば、ある画像において、編集等の処理を行なうために、その画像において拡大して表示する必要がある部分については、画像情報記憶部5bの「第1表示位置」にその位置情報(座標値)を記録し、インデックス表示の際には、その画像を識別するのに都合の良い部分(例えばタイトル部分等)の位置情報(座標値)を画像情報記憶部5bの「第2表示位置」に記憶することにより、拡大/縮小表示を行なう場合とインデックス表示を行なう場合とで、ディスプレイ11に表示させる場所を変えることができ、利便性が向上する。
なお、図12(a)中に示す例においては、インデックス画像切替用キーがスクロールキーとしても機能するようになっているが、これに限定されるものではなく、インデックス画像切替用キーとスクロールキーとをそれぞれ別に用意してもよい。
この場合において、インデックス画像切替用キーとスクロールキーとを兼用する場合には、インデックス画像切替用キーを、その左右方向がスクロールキーとして機能させるとともに、その上下方向がインデックス画像切替用キーとして機能させることが望ましい。
(D)その他
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、画像全体をディスプレイ11に表示させる場合には、画像処理部8aとしての機能を用いて画像の変倍率を算出して画像を表示させ、画像中の文字を読むためにディスプレイ11に画像を表示させる場合には、画像処理部8bとしての機能を用いて画像の変倍率を算出して画像を表示させることができ、これにより、用途に応じてディスプレイ11に最適な状態で画像を表示させることができる。
これにより、文字を含む画像をインデックス画像としてディスプレイ11に表示させる際に、その画像中で最も多く用いられている文字がユーザにとって見やすい状態になるようにディスプレイ11に表示した状態で、そのインデックス画像をスクロールさせることができる。これにより、インデックス表示においても画像中に記載された情報を確認することができ、利便性が向上する。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
(E)付記
(付記1) 表示画面に画像を表示させる画像表示制御装置であって、
該表示画面の表示サイズに関する情報を取得する画面サイズ情報取得部と、
該画像の縦方向サイズおよび横方向サイズに関する情報を取得する画像情報取得部と、
該画像の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方が、前記表示画面の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方の表示可能サイズに一致もしくはほぼ一致するように、該画像の変倍率を算出する演算部と、
該演算部によって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御部とをそなえることを特徴とする、画像表示制御装置。
該画像における文字のサイズを検出する文字サイズ検出部と、
該文字サイズ検出部によって検出した該文字サイズに基づいて、前記画像における文字が該表示画面において所定の大きさで表示されるように該画像の変倍率を算出する演算部と、
該演算部によって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御部とをそなえることを特徴とする、画像表示制御装置。
(付記5) 前記所定の大きさが、文字高さ方向の画素数(例えば約5〜13画素)として与えられることを特徴とする、付記3記載の画像表示制御装置。
(付記6) 前記所定の大きさが、該文字高さ方向の画角(例えば約0.19〜0.475度)として与えられることを特徴とする、付記3記載の画像表示制御装置。
(付記8) 該表示画面上において表示された該画像の表示位置情報を該画像と対応付けて保持する第2記憶部をそなえることを特徴とする、付記1〜付記7のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
(付記10) 該画像を該表示画面においてスクロールさせるスクロール処理部をそなえることを特徴とする、付記1〜付記9のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
(付記11) オリジナル画像を縮小して作成したインデックス画像を該画像として該表示画面に表示させることを特徴とする、付記1〜付記10のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
(付記13) 画像表示装置の表示画面に画像を表示させる画像表示制御方法であって、
該表示画面の表示サイズに関する情報を取得する画面サイズ情報取得ステップと、
該画像の縦方向サイズおよび横方向サイズに関する情報を取得する画像情報取得ステップと、
該画像の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方が、前記表示画面の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方の表示可能サイズに一致もしくはほぼ一致するように、該画像の変倍率を算出する演算ステップと、
該演算ステップによって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御ステップとをそなえることを特徴とする、画像表示制御方法。
該画像における文字のサイズを検出する文字サイズ検出ステップと、
該文字サイズ検出ステップによって検出した該文字サイズに基づいて、前記画像における文字が該表示画面において所定の大きさで表示されるように該画像の変倍率を算出する演算ステップと、
該演算ステップによって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御ステップとをそなえることを特徴とする、画像表示制御方法。
該表示画面の表示サイズに関する情報を取得する画面サイズ情報取得部と、
該画像の縦方向サイズおよび横方向サイズに関する情報を取得する画像情報取得部と、
該画像の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方が、前記表示画面の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方の表示可能サイズに一致もしくはほぼ一致するように、該画像の変倍率を算出する演算部と、
該演算部によって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御部とをそなえることを特徴とする、画像表示装置。
該画像における文字のサイズを検出する文字サイズ検出部と、
該文字サイズ検出部によって検出した該文字サイズに基づいて、前記画像における文字が該表示画面において所定の大きさで表示されるように該画像の変倍率を算出する演算部と、
該演算部によって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御部とをそなえることを特徴とする、画像表示装置。
該画像表示制御用プログラムが、
該表示画面の表示サイズに関する情報を取得する画面サイズ情報取得部と、
該画像の縦方向サイズおよび横方向サイズに関する情報を取得する画像情報取得部と、
該画像の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方が、前記表示画面の縦方向もしくは横方向の少なくともいずれか一方の表示可能サイズに一致もしくはほぼ一致するように、該画像の変倍率を算出する演算部と、
該演算部によって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、画像表示制御用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
該画像における文字のサイズを検出する文字サイズ検出部と、
該文字サイズ検出部によって検出した該文字サイズに基づいて、前記画像における文字が該表示画面において所定の大きさで表示されるように該画像の変倍率を算出する演算部と、
該演算部によって算出した変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、画像表示制御用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
2 操作部
3 操作検出部
4 表示情報書込部
5a 画像情報記憶部(第1記憶部,第2記憶部)
5b 画像情報記憶部(第1記憶部,第2記憶部,第3記憶部)
6 表示情報読出部
7 表示制御部
8a,8b 画像処理部
9 画像記憶部
10 表示メモリ
11 ディスプレイ(表示画面)
12 画面サイズ情報取得部
13 画像情報取得部
14a,14b 演算部
15 文字サイズ検出部
20 MPU(画像表示制御部)
21 MPUコア
22 I/O制御部
23 不揮発性メモリ
24 RAM
25 データバス
50a,50b,50c 画像表示装置
Claims (3)
- 表示画面に画像を表示させる画像表示制御装置であって、
該画像において最も多く使用されている文字のサイズを取得する文字サイズ検出部と、
前記画像において最も多く使用されている文字が該表示画面において所定の大きさで表示されるように該画像の変倍率を算出する演算部と、
該演算部によって算出した変倍率を該画像と対応付けて保持する記憶部と、
該記憶部に保存された前記演算部によって算出された変倍率で該画像を該表示画面に表示させる表示制御部とをそなえ、
該演算部が、該文字サイズ検出部によって検出した該文字サイズと、使用者の眼球表面における文字高さ方向の画角とに基づいて変倍率を算出することを特徴とする、画像表示制御装置。 - 該画像を該表示画面においてスクロールさせるスクロール処理部をそなえることを特徴とする、請求項1記載の画像表示制御装置。
- オリジナル画像を縮小して作成したインデックス画像を該画像として該表示画面に表示させることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の画像表示制御装置。
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