JP2007122633A - 情報表示制御装置および情報表示制御プログラム - Google Patents

情報表示制御装置および情報表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末などの小型の電子情報機器において、表示対象である全体画像のうち一部領域の画像を画面表示する場合でも全体画像のうちの画面表示範囲を容易に知ること。
【解決手段】全体画像領域400における表示ウインドウ402に対応する画像データを、各種スクロールデバイスのユーザ接触操作に応じて拡大または縮小あるいはスクロール処理してLCD表示領域410へ表示させる際に、全体画像領域400の画像データの縮小画像に現在の表示ウインドウ402の位置範囲を表示エリア402aとして描画した全体レイアウト表示405を作成し、αブレンディング処理により半透過状態にして重ね合わせ合成表示させることで、表示対象である全体画像(400)をイメージしながら拡大・縮小やスクロール処理してLCD表示領域410に表示出力している表示ウインドウ402の画像部分を当該LCD表示領域410上で容易に確認しながら表示閲覧できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、携帯電話やPDA(personal Digital Assistant)などの小型の電子情報機器において表示の制御を行うための情報表示制御装置および情報表示制御プログラムに関する。
近年、携帯電話やPDAに代表される電子情報機器は、小型化と共に多様な高機能化が進んでいる。
例えば携帯電話では、限られた本体サイズ内でも表示画面が大型化し、大量の文字や高精細な画像を表示できるようになっており、またそのデータ処理能力も上がり、パーソナルコンピュータ(パソコン)で行っていた作業、例えばインターネットでのウェブブラウジングやPDF(Portable Document Format)ファイルの表示閲覧なども行えるようになっている。
しかしながら、このような小型の電子情報機器において、表示画面が大型化されたとはいえ、その画面サイズはユーザによって把持し易い機器本体の形状・構造に依存されて2.2〜2.4インチ程度となっており、例えばノート型パソコンの主流の表示画面サイズである12〜15インチと較べても6分の1程度に小さい。
このため、パソコンによって通常作成あるいは閲覧している画像ファイルやテキストファイルを、この小型の電子情報機器により表示閲覧しようとすると、その一覧性が極端に悪化し、何度も繰り返しの上下左右方向へのスクロール操作が必要になる。
そこで、従来の小型電子情報機器において、限られたサイズの表示画面内で大量のデータをユーザが如何に簡単に確認できるようにするか、様々な操作機能が提案されており、例えば携帯機器の側面に上下・左右方向のスクロールキーを設けて操作性を向上させたもの(例えば、特許文献1参照。)、表示画面の両側にスクロールスイッチとカーソルスイッチを設けて、操作性を向上させたもの(例えば、特許文献2参照。)などがある。
特開平11−045143号公報 特開2001−339493号公報
従来の小型電子情報機器では、小型な表示画面にあっても大量のデータを確認し易いように、スクロール表示の操作性を向上させる様々な提案が為されており、上下・左右方向へのスクロール操作が容易に行えるようになってはいるものの、何れにしても、表示対象である画像やテキストデータ全体のうちの一部領域が読み出されて画面表示されるだけなので、例えば画面スクロールが素早く表示データの移動が高速に行われるほど、現在画面表示されているデータ領域が全体のどの部分であるか非常に把握し難い問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、表示対象である全体画像のうち一部領域の画像を画面表示する場合でも、全体画像のうちの画面表示範囲を容易に知ることが可能になる情報表示制御装置および情報表示制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1(請求項5)に記載の情報表示制御装置(情報表示制御プログラム)は、表示対象となる全体画像から表示部に表示する画像部分を表示ウインドウとして設定する表示ウインドウ設定手段と、この表示ウインドウ設定手段により設定された表示ウインドウに対応するところの画像データを前記表示部の表示画面サイズに合わせて拡大または縮小する画像サイズ変換手段と、前記表示ウインドウ設定手段により前記全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域を変更するウインドウ領域変更手段と、このウインドウ領域変更手段により前記全体画像に対する表示ウインドウの領域を変更する場合に、前記全体画像の縮小画像に該表示ウインドウの位置を描画したレイアウト画像を作成するレイアウト画像作成手段と、前記画像サイズ変換手段により画像サイズが変換された前記表示ウインドウに対応するところの画像に対して前記レイアウト画像作成手段により作成されたレイアウト画像を半透過状態にして重ね合わせ合成し前記表示部の表示画面に表示させるレイアウト表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の情報表示制御装置は、前記請求項1に記載の情報表示制御装置において、前記表示画面の左脇と右脇に設けられた第1と第2のスクロールスイッチを備え、前記ウインドウ領域変更手段は、前記第1と第2のスクロールスイッチの同時操作に応じて前記表示ウインドウ設定手段により前記全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域を拡大または縮小して変更するウインドウ拡大・縮小手段と、前記第1のスクロールスイッチまたは第2のスクロールスイッチの単独操作に応じて前記表示ウインドウ設定手段により前記全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域をスクロールして変更するウインドウスクロール手段とを有することを特徴としている。
請求項3に記載の情報表示制御装置は、前記請求項2に記載の情報表示制御装置において、前記第1のスクロールスイッチはスライドパッドで前記表示ウインドウの領域を任意の方向へスクロールさせるスイッチであり、前記第2のスクロールスイッチは縦長のタッチパッドで前記表示ウインドウの領域を上下方向へスクロールさせるスイッチであることを特徴としている。
請求項4に記載の情報表示制御装置は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報表示制御装置において、前記ウインドウ領域変更手段により前記全体画像に対する表示ウインドウの領域が変更された場合に、当該表示ウインドウが全体画像の画像端に到達したか否かを判断するウインドウ位置判断手段を備え、前記レイアウト表示制御手段は、前記ウインドウ位置判断手段により表示ウインドウが全体画像の画像端に到達したと判断された場合にはその画像端の方向を記憶し、前記レイアウト画像作成手段により作成されたレイアウト画像を、前記画像サイズ変換手段により画像サイズが変換された前記表示ウインドウに対応するところの画像上の前記記憶した画像端の方向とは反対方向の領域に対して半透過状態にして重ね合わせ合成し前記表示部の表示画面に表示させることを特徴としている。
本発明の請求項1(請求項5)に記載の情報表示制御装置(情報表示制御プログラム)によれば、表示対象となる全体画像から表示部に表示する画像部分が表示ウインドウとして設定され、この表示ウインドウに対応するところの画像データが表示部の表示画面サイズに合わせて拡大または縮小変換される。そして、全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域が拡大・縮小やスクロールの移動によって変更されると、全体画像の縮小画像に表示ウインドウの位置を描画したレイアウト画像が作成され、前記画像サイズ変換された表示ウインドウに対応するところの画像に対して前記レイアウト画像が半透過状態にして重ね合わせ合成され表示部の表示画面に表示されるので、全体画像をイメージしながら拡大・縮小やスクロール処理して画面表示しているところの表示ウインドウの画像部分を、当該画面表示上で容易に確認しながら表示閲覧できることになる。
本発明の請求項2に記載の情報表示制御装置によれば、前記請求項1に記載の情報表示制御装置において、ウインドウ領域変更手段は、表示画面の左脇と右脇に設けられた第1と第2のスクロールスイッチの同時操作に応じて表示ウインドウの領域を拡大または縮小して変更し、また第1のスクロールスイッチまたは第2のスクロールスイッチの単独操作に応じて表示ウインドウの領域をスクロールして変更するので、拡大・縮小やスクロール処理して画面表示しているところの表示ウインドウの画像部分を、当該画面表示上で容易に確認しながら表示閲覧できるだけでなく、例えば表示画面を中心に装置本体を左右の手で支持した状態のまま、容易に表示の拡大・縮小やスクロール操作ができることになる。
本発明の請求項3に記載の情報表示制御装置によれば、前記請求項2に記載の情報表示制御装置において、第1のスクロールスイッチはスライドパッドで前記表示ウインドウの領域を任意の方向へスクロールさせるスイッチであり、第2のスクロールスイッチは縦長のタッチパッドで表示ウインドウの領域を上下方向へスクロールさせるスイッチであるので、例えば装置本体を支持する左手の指による第1のスクロールスイッチの任意方向へのタッチスライド操作によって容易に任意方向へスクロール表示させることができ、また同装置本体を支持する右手の指による第2のスクロールスイッチの上下方向へのタッチスライド操作によって容易に上下方向へスクロール表示させることができる。
本発明の請求項4に記載の情報表示制御装置によれば、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報表示制御装置において、さらに、ウインドウ領域変更手段により全体画像に対する表示ウインドウの領域が変更された場合に、当該表示ウインドウが全体画像の画像端に到達したか否かを判断するウインドウ位置判断手段を備え、このウインドウ位置判断手段により表示ウインドウが全体画像の画像端に到達したと判断された場合にはその画像端の方向を記憶し、レイアウト画像作成手段により作成されたレイアウト画像を、画像サイズ変換手段により画像サイズが変換された表示ウインドウに対応するところの画像上の前記記憶した画像端の方向とは反対方向の領域に対して半透過状態にして重ね合わせ合成し表示させるので、拡大・縮小やスクロール処理して画面表示しているところの表示ウインドウの画像部分を、当該画面表示上で容易に確認しながら表示閲覧できるだけでなく、表示画面上のユーザ注目部分からなるべく離れたところでのレイアウト表示によって、表示ウインドウのスクロール位置およびその限界位置を容易且つ見易い状態にして確認できることになる。
よって、本発明によれば、表示対象である全体画像のうち一部領域の画像を画面表示する場合でも、全体画像のうちの画面表示範囲を容易に知ることが可能になる情報表示制御装置および情報表示制御プログラムを提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の情報表示制御装置の実施形態に係る携帯端末のシステム構成を示すブロック図である。
この携帯端末は、コンピュータであるLSI(Large Scale Integrated Circuit)100を備えており、このLSI100はSOC(System On Chip)により構成される。
LSI100はCPU(Central Processing Unit)101を有し、内部バス(Bus)100aを介して各機能ブロック部の制御を行う。
メモリコントローラ(Mem.Cont.)104は、内部バス(Bus)100a、ワークメモリ(SDRAM: Synchronous DRAM)111、プログラム格納メモリ(NOR: NOR型フラッシュメモリ)112の制御を行う。
LCDC(LCDコントローラ)102は、LSI100に内蔵されたフレームバッファ(FB)103を利用し、LCD(Liquid Crystal Display)115へ表示データを転送する。
さらにこのLSI100は、キーボード(KEYBOARD)114を制御するキーボードコントローラ(KEY Cont.)109、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)107、パワーマネジメントブロック(Power Mgmt)108、リアルタイムクロック(RTC)106などにより構成される。
そして、後述する上下スクロールデバイス120、自由スクロールデバイス121、ポインティングデバイス122(図3参照)は、前記UART107を介して制御される。
図2は、前記携帯端末におけるLCDC102の内部構成を示すブロック図である。
このLCDC102は、バスI/F201を介してLSI100の内部バス100aと接続される。
レジスタ(Reg.)202は、LCDC102への各種命令および設定情報を格納する。
メモリコントローラ(Memory Cont.)203は、フレームバッファ103を制御し、表示データの格納あるいは演算を行うもので、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA)203aを内蔵する。
このダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA)203aは、フレームバッファ(FB)103との間、該フレームバッファ(FB)103からLCD115へのデータ転送、あるいは画像サイズ変換部(Resizer)204などへのデータのやり取りを制御する。
ここで、このLCDC102によるフレームバッファ(FB)103からLCD115へのデータ転送機能について説明する。
まず、LCDC102は、2つの画像データをαブレンド処理することが可能であり、2本のFIFO(First In First Out)メモリ206,207からの画像データをブレンディング部(A)210に与え、所望のブレンディング値に応じたαブレンディングを行う。
これにより、一方のFIFOメモリ206から出力された画像データに対して他方のFIFOメモリ207から出力された画像データを半透過状態にして重ね合わせ処理するなど、ハードウエアとしてのαブレンディングが可能になる。
ブレンディング部(A)210を経てαブレンディングされた画像データは、FIFOメモリ211によりLCD制御信号との同期が取られ、LCD I/F212を介してLCD115に送られて表示される。
図3は、前記端末装置の本体ケースを開いた状態での外観構成を示す正面図である。
この端末装置は、クラムシェル型の本体ケースを有し、LCD115のある表示部300のケース面とキーボード(KEYBOARD)114のあるケース面とがヒンジ(図示せず)を介して開閉可能に構成される。
LCD115は、例えば4インチの画面サイズで、640×240ドットの解像度を有する横長画面である。
ポインティングデバイス122は、例えばジョイスティック式でキーボード114の右下の位置にユーザが右手で操作すべく配置され、このポインティングデバイス122を囲むように4方向カーソルキー130a,130b,130c,130dが配置される。
自由スクロールデバイス121は、スライドパッドでありキーボード114の左上の位置にユーザが左手で操作すべく配置され、少なくとも8方向、好ましくは360度方向のスライド操作方向を検出する。
この自由スクロールデバイス121に隣接する左右両側には、例えば前記ポインティングデバイス122と併用されるキー122a,122bが配置され、それぞれパソコンマウスで言うところの左右クリックボタンとして機能する。
また、キーボード114の右端には、該右端長手方向にユーザが右手指でスライド操作すべく配置された上下スクロールデバイス120が設けられる。この上下スクロールデバイス120は、例えば抵抗膜によるタッチパッドとして構成され、ユーザ操作によるタッチスライド動作やタップ動作を検出する。
すなわち、この携帯端末のLCD115は横長画面であるため、縦方向の表示情報が不足しがちとなる。このため、上下スクロールデバイス120を設けてLCD115における表示データを縦方向にスクロールさせ表示閲覧性を改善する。
例えばWebブラウザによってWebサイトのHP(ホームページ)を閲覧する場合には、表示すべき画像データの拡大率を変更して横方向の画像サイズをLCD115の画面サイズに一致させる。すると、前記上下スクロールデバイス120を用いた縦方向のスクロール表示のみによりWebページの閲覧が可能になる。
また、例えばスプレッドシートやデジタルカメラによる撮影画像のような大きなサイズの画像データを表示閲覧する場合には、前記自由スクロールデバイス121および上下スクロールデバイス120を用いて適宜縦横方向へのスクロール表示を行わせる。
さらに、この携帯端末は、スクロール表示や拡大・縮小表示に際して、例えば図4に示すように、表示すべき全体画像領域400のうちでLCD表示領域410にて表示出力される画像部分(表示ウインドウ402)がどの位置にあるかを当該LCD表示領域410内で半透明にして重ねたイメージで示す全体レイアウト表示405の表示機能を備え、全体画像(400)をイメージしながら目的とするところの画像部分(表示ウインドウ402)をLCD表示領域410で表示閲覧可能になる。
図4は、前記携帯端末による全体画像領域400とLCD表示領域410にて表示出力される表示ウインドウ402そして全体レイアウト表示405との関係(その1)を示す図である。
例えばデジタルカメラにより撮影した2000×1000ドットの画像を表示する場合には、まず図4(A)に示すように、その全体の撮影画像データをLCDC102によりフレームバッファ(FB)103内に全体画像領域400として格納する。そして、全体画像領域400の中からLCD表示領域410(図4(D)参照)に対応した表示ウインドウ402となるエリアを指定する。この表示ウインドウ402は、全体画像領域400内にて表示する領域をアドレスで指定する。
なお、表示ウインドウ402の縦横アスペクト比は、LCD表示領域410のアスペクト比と同一である。
全体画像領域400内で表示ウインドウ402が移動することはスクロール表示に相当し、また当該表示ウインドウ402の大きさを変えることは拡大率の変更に相当する。
そして、表示ウインドウ402によりアドレス指定された範囲の部分画像を、画像サイズ変換部(Resizer)204によってLCD表示領域410に対応する実際の表示サイズ(640×240)に拡大または縮小変換し、図4(B)に示すように、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に格納する。
一方で、全体画像領域400を、全体レイアウトを確認するための前記LCD表示領域410の表示サイズ(640×240)よりも十分小さいサイズに縮小し、図4(C)に示すように、フレームバッファ(FB)103内のレイアウトメモリ403に格納する。
この際、全体画像領域400に対する現在の表示領域を示す表示ウインドウ402の位置を、レイアウトメモリ403内に表示エリア402aとして描画する。
そして、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404とレイアウトメモリ403の各画像データを、例えばスクロール表示や拡大・縮小表示に際し読み出してブレンディング部(A)210によりαブレンディングして重ね合わせ合成し、図4(D)に示すように、LCD115に表示データとして転送しそのLCD表示領域410と共に全体レイアウト表示405として表示させる。
この際、レイアウトメモリ403からの画像データの読み出し合成を制御することで、全体レイアウト表示405の表示/消去を簡単に制御することが可能である。
次に、前記構成の携帯端末による画像表示処理について説明する。
図5は、前記携帯端末による画像表示処理を示すフローチャートである。
まず、プログラム格納メモリ(NOR)112に予め格納されている画像表示制御プログラムに従ったCPU101の制御により、ユーザ操作に応じて選択された表示すべきファイルとして、例えばWebブラウザプログラムに従いインターネットから取り込まれたWebサイトのHP(ホームページ)のファイルや撮影画像表示プログラムに従いデジタルカメラにより撮影された画像のファイルが、ワークメモリ(SDRAM)111からメモリコントローラ(Mem.Cont.)104によって読み出されると(ステップS1)、このユーザ選択された表示すべきファイルはLCDC102のメモリコントローラ(Memory Cont.)203によって、図4(A)に示すように、フレームバッファ(FB)103内に全体画像領域400として展開される(ステップS2)。
すると、この全体画像領域400上の予め設定された位置に対して表示ウインドウ402がデフォルト設定され(ステップS3)、この表示ウインドウ402内の画像データが画像サイズ変換部(Resizer)204によりLCD表示領域410(図4(D)参照)の表示解像度に応じた表示サイズの画像データに拡大または縮小変換され、図4(B)に示すように、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に書き込まれる(ステップS4)。
これにより表示メモリ404に書き込まれた表示ウインドウ402内の画像データがLCD115に転送されそのLCD表示領域410に表示出力される(ステップS5)。
ここで、上下方向へのスクロール表示または拡大・縮小表示を行わせるために上下スクロールデバイス(スクロールバー)120の操作入力が検出判断されると(ステップS6)、図6における上下スクロール処理へ移行されて上下スクロール表示され(ステップSA→S5)、また、任意の方向へのスクロール表示を行わせるために自由スクロールデバイス121の操作入力が検出されると(ステップS7)、図7における自由スクロール処理へ移行されて自由スクロール表示される(ステップSB→S5)。
図6は、前記携帯端末による画像表示処理に伴う上下スクロール処理を示すフローチャートである。
前記上下スクロールデバイス(スクロールバー)120の例えばユーザの右手親指による操作入力が検出判断されることで、この上下スクロール処理が起動されると(ステップA1)、これと並行して自由スクロールデバイス121に対する同時操作入力があるか否か判断される(ステップA2)。
そして、自由スクロールデバイス121に対する例えばユーザの左手親指による同時操作入力があると判断された場合には(ステップA2(Y))、全体画像領域400に対する表示ウインドウ402の設定範囲が前記上下スクロールデバイス120の上方向へのスライドタッチ操作または下方向へのスライドタッチ操作に応じて拡大または縮小設定され(ステップA3)、この拡大または縮小された表示ウインドウ402内の画像データが画像サイズ変換部(Resizer)204によりLCD表示領域410の表示解像度に応じた表示サイズの画像データに拡大または縮小変換され、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に書き込まれる(ステップA5)。
一方、前記ステップA2において(N)、つまり上下スクロールデバイス120の操作入力に並行した自由スクロールデバイス121の同時操作入力が無いと判断された場合には、全体画像領域400に対する表示ウインドウ402の設定位置が前記上下スクロールデバイス120の上方向へのスライドタッチ操作または下方向へのスライドタッチ操作に応じて上方向または下方向へスクロール設定され(ステップA4)、この上下スクロールされた表示ウインドウ402内の画像データが画像サイズ変換部(Resizer)204によりLCD表示領域410の表示解像度に応じた表示サイズの画像データに拡大または縮小変換され、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に書き込まれる(ステップA5)。
ここで、予めユーザ設定されたレイアウト表示モードとなっているか否か判断され(ステップA6)、レイアウト表示モードではないと判断された場合には、前記拡大・縮小設定あるいは上下スクロール設定されて表示メモリ404に書き込まれた表示ウインドウ402内の画像データがLCD115に転送されそのLCD表示領域410に表示出力される(ステップA6→A10,A11→S5)。
また、レイアウト表示モードであると判断された場合には、全体画像領域400の画像データがLCD表示領域410の表示サイズより十分小さいサイズに縮小されフレームバッファ(FB)103内のレイアウトメモリ403に格納されると共に、全体画像領域400に対する現在の表示ウインドウ402の位置が、前記レイアウトメモリ403内の縮小された全体画像上に表示エリア402aとして描画され、全体レイアウトが作成される(ステップA7)。
そして、前記ステップA5において、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に格納された拡大・縮小設定あるいは上下スクロール設定された表示ウインドウ402に対応した画像データが一方のFIFOメモリ206からブレンディング部(A)210へ順次出力されるのに伴い、その予め設定された表示位置において、前記ステップA7においてレイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データが他方のFIFOメモリ207からブレンディング部(A)210に出力されてαブレンディングされ、半透過状態で重ね合わせ合成される(ステップA8)。
すると、前記レイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データを読み出してブレンディング部(A)210にてαブレンディング処理するレイアウト表示時間T1(例えば5sec)がタイマセットされる(ステップA9)。
そして、前記ブレンディング部(A)210を介して順次出力される拡大・縮小設定あるいは上下スクロール設定された表示ウインドウ402に対応した画像データ(404)と全体レイアウトの画像データ(403,402a)との合成画像データが、例えば図4(D)に示すように、LCD115に表示データとして転送されそのLCD表示領域410に全体レイアウト表示405付の画像データとして表示される(ステップA10)。
この際、前記ステップA9においてタイマセットされたレイアウト表示時間T1が経過すると、前記レイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データの読み出しとそのαブレンディング処理が停止され、LCD表示領域410に表示されている表示ウインドウ402に対応した画像データ上から全体レイアウト表示405が消去される(ステップA90,A91,A92)。
これにより、ユーザが右手で上下スクロールデバイス120を、また左手で自由スクロールデバイス121を簡単操作して拡大・縮小処理あるいは上下スクロール処理された表示ウインドウ402の画像データをLCD表示領域410に表示できるだけでなく、全体レイアウト表示405を半透過状態で合成表示させることができ、全体画像(400)をイメージしながら目的とするところの画像部分(表示ウインドウ402)をLCD表示領域410上で容易に確認しながら表示閲覧可能になる。
図7は、前記携帯端末による画像表示処理に伴う自由スクロール処理を示すフローチャートである。
前記上下スクロールバー120への操作入力が検出されない状態で(ステップS6(N))、自由スクロールデバイス121の例えばユーザの左手親指による操作入力が検出判断されることで、この自由スクロール処理が起動されると(ステップB1)、全体画像領域400に対する表示ウインドウ402の設定位置が前記自由スクロールデバイス121の任意の方向へのタッチ操作に応じて上下左右自在な方向へスクロール設定され(ステップB2)、この自由スクロールされた表示ウインドウ402内の画像データが画像サイズ変換部(Resizer)204によりLCD表示領域410の表示解像度に応じた表示サイズの画像データに変換され、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に書き込まれる(ステップB3)。
ここで、予めユーザ設定されたレイアウト表示モードとなっているか否か判断され(ステップB6)、レイアウト表示モードではないと判断された場合には、前記自由スクロール設定されて表示メモリ404に書き込まれた表示ウインドウ402内の画像データがLCD115に転送されそのLCD表示領域410に表示出力される(ステップB6→B10,B11→S5)。
また、レイアウト表示モードであると判断された場合には、前記上下スクロール処理(図6参照)でのステップA7と同様にして、全体画像領域400の画像データがLCD表示領域410の表示サイズより十分小さいサイズに縮小されフレームバッファ(FB)103内のレイアウトメモリ403に格納されると共に、全体画像領域400に対する現在の表示ウインドウ402の位置が、前記レイアウトメモリ403内の縮小された全体画像上に表示エリア402aとして描画され、全体レイアウトが作成される(ステップB7)。
そして、前記ステップB3において、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に格納された自由スクロール設定された表示ウインドウ402に対応した画像データが一方のFIFOメモリ206からブレンディング部(A)210へ順次出力されるのに伴い、その予め設定された表示位置において、前記ステップB7においてレイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データが他方のFIFOメモリ207からブレンディング部(A)210に出力されてαブレンディングされ、半透過状態で重ね合わせ合成される(ステップB8)。
すると、前記レイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データを読み出してブレンディング部(A)210にてαブレンディング処理するレイアウト表示時間T1(例えば5sec)がタイマセットされる(ステップB9)。
そして、前記ブレンディング部(A)210を介して順次出力される自由スクロール設定された表示ウインドウ402に対応した画像データ(404)と全体レイアウトの画像データ(403,402a)との合成画像データが、例えば図4(D)に示すように、LCD115に表示データとして転送されそのLCD表示領域410に全体レイアウト表示405付の画像データとして表示される(ステップB10)。
この際、前記ステップB9においてタイマセットされたレイアウト表示時間T1が経過すると、前記レイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データの読み出しとそのαブレンディング処理が停止され、LCD表示領域410に表示されている表示ウインドウ402に対応した画像データ上から全体レイアウト表示405が消去される(ステップB90,B91,B92)。
これにより、ユーザが左手で自由スクロールデバイス121を簡単操作して任意方向に自由スクロール処理された表示ウインドウ402の画像データをLCD表示領域410に表示できるだけでなく、全体レイアウト表示405を半透過状態で合成表示させることができ、全体画像(400)をイメージしながら目的とするところの画像部分(表示ウインドウ402)をLCD表示領域410上で容易に確認しながら表示閲覧可能になる。
したがって、前記構成の携帯端末による第1実施形態の画像表示機能によれば、全体画像領域400における表示ウインドウ402に対応する画像データを、自由スクロールデバイス121や上下スクロールデバイス120でのユーザ接触操作に応じて拡大または縮小あるいはスクロール処理してLCD表示領域410へ表示させる際に、全体画像領域400の画像データの縮小画像に現在の表示ウインドウ402の位置範囲を表示エリア402aとして描画した全体レイアウト表示405を作成し、αブレンディング処理により半透過状態にして重ね合わせ合成表示させるので、表示対象である全体の画像(400)をイメージしながら拡大・縮小やスクロール処理してLCD表示領域410に表示出力しているところの表示ウインドウ402の画像部分を、当該LCD表示領域410上で容易に確認しながら表示閲覧することができる。
この場合、前記構成の携帯端末による第1実施形態の画像表示機能によれば、キーボード114の左端に設けた自由スクロールデバイス121を接触操作しながら、同キーボード114の右端に設けた上下スクロールデバイス120を上下方向へ接触移動操作することで、全体画像領域400上での表示ウインドウ402による表示範囲が拡大・縮小処理され、自由スクロールデバイス121または上下スクロールデバイス120を単独操作することで、全体画像領域400上での表示ウインドウ402による表示範囲が任意の方向または上下方向にスクロール処理されるので、非常に操作性良く拡大・縮小表示やスクロール表示を行わせることができる。
なお、前記携帯端末による第1実施形態の画像表示機能では、拡大・縮小処理やスクロール処理に伴いLCD表示領域410上に半透過合成表示させる全体レイアウト表示405を、レイアウト表示時間T1のタイマセットによって一定時間表示させて消去する構成としたが、例えば専用キー操作や各スクロールデバイス120,121のダブルタップ操作などに応じて当該全体レイアウト表示405の表示/消去を行わせる構成としてもよい。
図8は、前記携帯端末による全体画像領域400とLCD表示領域410にて表示出力される表示ウインドウ402そして全体レイアウト表示405との関係(その2)を示す図であり、前記図4での(その1)に対して表示ウインドウ402による全体画像領域400上での表示出力領域が小さい場合を示す図である。
(第2実施形態)
図9は、前記携帯端末による第2実施形態の画像表示機能に伴う全体画像領域400とLCD表示領域410にて表示出力される表示ウインドウ402そして全体レイアウト表示405との関係を示す図である。
この第2実施形態の画像表示機能では、上下スクロールデバイス120あるいは自由スクロールデバイス121の操作入力に応じた全体画像領域400上での表示ウインドウ402のスクロール処理に際し、当該表示ウインドウ402の位置範囲が全体画像領域400の範囲外に到達する位置までスクロール移動された場合に、LCD表示領域410上への全体レイアウト表示405の合成表示を行い、当該全体レイアウト表示405によりLCD表示領域410本来の画像表示が見難くなるのを最少限に止める構成とする。
この場合、図9(A)に示すように、全体画像領域400をその中心Aから左上の領域901,右上の領域902,左下の領域903,右下の領域904に4区分し、前記表示ウインドウ402が全体画像領域400の範囲外に到達した位置がその左上領域901である場合には全体レイアウト表示405をLCD表示領域410の右下領域にて行い、右上領域902である場合には左下領域にて行い、左下領域903である場合には右上領域にて行い、右下領域904である場合には左上領域にて行うようにすることで、LCD表示領域410上のユーザ注目部分からなるべく離れたところに全体レイアウト表示405を行う構成とする。
図10は、前記携帯端末による第2実施形態の画像表示機能に伴うウインドウ移動処理を示すフローチャートである。
この第2実施形態の画像表示機能に伴うウインドウ移動処理(ステップC1〜C11)は、前記第1実施形態の画像表示処理(図5参照)に伴う上下スクロール処理(図6参照)でのステップA5〜A11、自由スクロール処理(図7参照)でのステップB3〜B11のそれぞれに代えて起動実行される。
すなわち、図6における上下スクール処理にあっては、拡大・縮小処理された表示ウインドウ402あるいは上下スクロール処理された表示ウインドウ402が全体画像領域400の範囲外に到達したと判断された場合(ステップA1〜A4→C1,C2(Y))、また、図7における自由スクロール処理にあっては、自由スクロール処理された表示ウインドウ402が全体画像領域400の範囲外に到達したと判断された場合(ステップB1,B2→C1,C2(Y))に、まず、全体画像領域400の範囲外に到達した表示ウインドウ402が当該全体画像領域400の上下左右4つに区分した領域901〜904の何れに存在するか記憶される(ステップC3)。
すると、前記拡大・縮小処理または上下スクロール処理あるいは自由スクロール処理された表示ウインドウ402内の画像データが画像サイズ変換部(Resizer)204によりLCD表示領域410の表示解像度に応じた表示サイズの画像データに拡大または縮小変換され、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に書き込まれる(ステップC5)。
そして、全体画像領域400の画像データがLCD表示領域410の表示サイズより十分小さいサイズに縮小されフレームバッファ(FB)103内のレイアウトメモリ403に格納されると共に、全体画像領域400に対する現在の表示ウインドウ402の位置が、前記レイアウトメモリ403内の縮小された全体画像上に表示エリア402aとして描画され、全体レイアウトが作成される。この際、前記ステップC3にて記憶された全体画像領域400上での表示ウインドウ902の存在領域に応じて、当該レイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトをLCD表示領域410にて表示させるべき位置が、左上領域901である場合には正反対の右下領域、右上領域902である場合には正反対の左下領域、左下領域903である場合には正反対の右上領域、右下領域904である場合には正反対の左上領域として決定される(ステップC7a)。
そして、前記ステップC5において、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に格納された拡大・縮小設定あるいはスクロール設定された表示ウインドウ402に対応した画像データが一方のFIFOメモリ206からブレンディング部(A)210へ順次出力されるのに伴い、前記ステップC7aにて決定された全体レイアウトの表示位置において、レイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データが他方のFIFOメモリ207からブレンディング部(A)210に出力されてαブレンディングされ、半透過状態で重ね合わせ合成される(ステップC8)。
すると、前記レイアウトメモリ403に格納された全体レイアウトの画像データを読み出してブレンディング部(A)210にてαブレンディング処理するレイアウト表示時間T1(例えば5sec)がタイマセットされる(ステップC9)。
そして、前記ブレンディング部(A)210を介して順次出力される拡大・縮小設定あるいはスクロール設定された表示ウインドウ402に対応した画像データ(404)と全体レイアウトの画像データ(403,402a)との前記決定位置での合成画像データが、例えば図9(D)に示すように、LCD115に表示データとして転送されそのLCD表示領域410に全体レイアウト表示405付の画像データとして表示される(ステップC10)。
一方、図6における上下スクール処理にあって、拡大・縮小処理された表示ウインドウ402あるいは上下スクロール処理された表示ウインドウ402が全体画像領域400の範囲外には到達してないと判断された場合(ステップA1〜A4→C1,C2(N))、また、図7における自由スクロール処理にあって、自由スクロール処理された表示ウインドウ402が全体画像領域400の範囲外には到達してないと判断された場合(ステップB1,B2→C1,C2(N))には、前記拡大・縮小処理または上下スクロール処理あるいは自由スクロール処理された表示ウインドウ402内の画像データが画像サイズ変換部(Resizer)204によりLCD表示領域410の表示解像度に応じた表示サイズの画像データに拡大または縮小変換され、フレームバッファ(FB)103内の表示メモリ404に書き込まれると共に、LCD115に転送されそのLCD表示領域410に表示出力される(ステップC5a→C10,C11→S5)。
したがって、前記構成の携帯端末による第2実施形態の画像表示機能によれば、上下スクロールデバイス120あるいは自由スクロールデバイス121の操作入力に応じた全体画像領域400上での表示ウインドウ402のスクロール処理に際し、当該表示ウインドウ402の位置範囲が全体画像領域400の範囲外(画像端)に到達する位置までスクロール移動された場合に、LCD表示領域410上への全体レイアウト表示405を行うので、表示対象である全体の画像(400)をイメージして拡大・縮小やスクロール処理してLCD表示領域410に表示出力しているところの表示ウインドウ402の画像部分を、当該LCD表示領域410上で容易に確認して表示閲覧できるだけでなく、表示ウインドウ402のスクロール位置が限界位置であることを容易に確認できるようになる。
この場合、全体画像領域400をその中心Aから左上の領域901,右上の領域902,左下の領域903,右下の領域904に4区分し、表示ウインドウ402が全体画像領域400の範囲外(画像端)に到達した位置の領域に応じてその正反対の方向となるLCD表示領域410上に全体レイアウト表示405を行うので、LCD表示領域410上のユーザ注目部分からなるべく離れたところに全体レイアウト表示405を行い、表示ウインドウ402のスクロール位置およびその限界位置を容易且つ見易い状態にして確認できるようになる。
なお、前記各実施形態において記載した手法、すなわち、図5のフローチャートに示す画像表示処理、図6のフローチャートに示す画像表示処理に伴う上下スクロール処理、図7のフローチャートに示す画像表示処理に伴う自由スクロール処理、図10のフローチャートに示す前記画像表示処理での各スクロール処理に伴うウインドウ移動処理などの各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、図示しないメモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体に格納して配布することができる。そして、携帯端末のコンピュータ(LSI100/CPU101)は、この外部記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したLCD表示領域405に対する全体レイアウト表示405の合成出力機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてインターネットなどのネットワーク(公衆回線)上を伝送させることができ、このネットワークに接続された携帯端末によって前記のプログラムデータを取り込み、前述したLCD表示領域405に対する全体レイアウト表示405の合成出力機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の情報表示制御装置の実施形態に係る携帯端末のシステム構成を示すブロック図。 前記携帯端末におけるLCDC102の内部構成を示すブロック図。 前記端末装置の本体ケースを開いた状態での外観構成を示す正面図。 前記携帯端末による全体画像領域400とLCD表示領域410にて表示出力される表示ウインドウ402そして全体レイアウト表示405との関係(その1)を示す図。 前記携帯端末による画像表示処理を示すフローチャート。 前記携帯端末による画像表示処理に伴う上下スクロール処理を示すフローチャート。 前記携帯端末による画像表示処理に伴う自由スクロール処理を示すフローチャート。 前記携帯端末による全体画像領域400とLCD表示領域410にて表示出力される表示ウインドウ402そして全体レイアウト表示405との関係(その2)を示す図であり、前記図4での(その1)に対して表示ウインドウ402による全体画像領域400上での表示出力領域が小さい場合を示す図。 前記携帯端末による第2実施形態の画像表示機能に伴う全体画像領域400とLCD表示領域410にて表示出力される表示ウインドウ402そして全体レイアウト表示405との関係を示す図。 前記携帯端末による第2実施形態の画像表示機能に伴うウインドウ移動処理を示すフローチャート。
符号の説明
100 …LSI(Large Scale Integrated Circuit)
100a…内部バス(Bus)
101 …CPU(Central Processing Unit)
102 …LCDC(LCDコントローラ)
103 …フレームバッファ(FB)
104 …メモリコントローラ(Mem.Cont.)
106 …リアルタイムクロック(RTC)
107 …UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)
108 …パワーマネジメントブロック(Power Mgmt)
109 …キーボードコントローラ(KEY Cont.)
111 …ワークメモリ(Synchronous DRAM)
112 …プログラム格納メモリ(NOR型フラッシュメモリ)
114 …キーボード(KEYBOARD)
115 LCD(Liquid Crystal Display)
120 …上下スクロールデバイス
121 …自由スクロールデバイス
122 …ポインティングデバイス
122a,122b…キー(左右クリックボタン)
130a〜130d…4方向カーソルキー
201 …バスI/F
202 …レジスタ(Reg.)
203 …メモリコントローラ(Memory Cont.)
203a…ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA)
204 …画像サイズ変換部(Resizer)
206,207,211…FIFO(First In First Out)メモリ
210 …ブレンディング部(A)
212 …LCD I/F
300 …表示部
400 …全体画像領域
402 …表示ウインドウ
402a…表示エリア
403 …レイアウトメモリ
404 …表示メモリ
405 …全体レイアウト表示
410 …LCD表示領域
901 …全体画像左上領域
902 …全体画像右上領域
903 …全体画像左下領域
904 …全体画像右下領域

Claims (5)

  1. 表示対象となる全体画像から表示部に表示する画像部分を表示ウインドウとして設定する表示ウインドウ設定手段と、
    この表示ウインドウ設定手段により設定された表示ウインドウに対応するところの画像データを前記表示部の表示画面サイズに合わせて拡大または縮小する画像サイズ変換手段と、
    前記表示ウインドウ設定手段により前記全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域を変更するウインドウ領域変更手段と、
    このウインドウ領域変更手段により前記全体画像に対する表示ウインドウの領域を変更する場合に、前記全体画像の縮小画像に該表示ウインドウの位置を描画したレイアウト画像を作成するレイアウト画像作成手段と、
    前記画像サイズ変換手段により画像サイズが変換された前記表示ウインドウに対応するところの画像に対して前記レイアウト画像作成手段により作成されたレイアウト画像を半透過状態にして重ね合わせ合成し前記表示部の表示画面に表示させるレイアウト表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 前記表示画面の左脇と右脇に設けられた第1と第2のスクロールスイッチを備え、
    前記ウインドウ領域変更手段は、
    前記第1と第2のスクロールスイッチの同時操作に応じて前記表示ウインドウ設定手段により前記全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域を拡大または縮小して変更するウインドウ拡大・縮小手段と、
    前記第1のスクロールスイッチまたは第2のスクロールスイッチの単独操作に応じて前記表示ウインドウ設定手段により前記全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域をスクロールして変更するウインドウスクロール手段とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 前記第1のスクロールスイッチはスライドパッドで前記表示ウインドウの領域を任意の方向へスクロールさせるスイッチであり、
    前記第2のスクロールスイッチは縦長のタッチパッドで前記表示ウインドウの領域を上下方向へスクロールさせるスイッチである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報表示制御装置。
  4. 前記ウインドウ領域変更手段により前記全体画像に対する表示ウインドウの領域が変更された場合に、当該表示ウインドウが全体画像の画像端に到達したか否かを判断するウインドウ位置判断手段を備え、
    前記レイアウト表示制御手段は、前記ウインドウ位置判断手段により表示ウインドウが全体画像の画像端に到達したと判断された場合にはその画像端の方向を記憶し、前記レイアウト画像作成手段により作成されたレイアウト画像を、前記画像サイズ変換手段により画像サイズが変換された前記表示ウインドウに対応するところの画像上の前記記憶した画像端の方向とは反対方向の領域に対して半透過状態にして重ね合わせ合成し前記表示部の表示画面に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報表示制御装置。
  5. 情報表示装置のコンピュータを制御して当該装置表示部の表示画面に情報表示させるための情報表示制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    表示対象としてメモリに記憶された全体画像から前記表示部に表示する画像部分を表示ウインドウとして設定する表示ウインドウ設定手段、
    この表示ウインドウ設定手段により設定された表示ウインドウに対応するところの画像データを前記表示部の表示画面サイズに合わせて拡大または縮小する画像サイズ変換手段、
    前記表示ウインドウ設定手段により前記全体画像に対して設定された表示ウインドウの領域を変更するウインドウ領域変更手段、
    このウインドウ領域変更手段により前記全体画像に対する表示ウインドウの領域を変更する場合に、前記全体画像の縮小画像に該表示ウインドウの位置を描画したレイアウト画像を作成するレイアウト画像作成手段、
    前記画像サイズ変換手段により画像サイズが変換された前記表示ウインドウに対応するところの画像に対して前記レイアウト画像作成手段により作成されたレイアウト画像を半透過状態にして重ね合わせ合成し前記表示部の表示画面に表示させるレイアウト表示制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な情報表示制御プログラム。
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