JP5255576B2 - コンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、およびコンテンツ表示装置 - Google Patents

コンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、およびコンテンツ表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、画面サイズよりも広い表示領域を想定して作成されたコンテンツの一部の領域を画面上に表示するコンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、およびコンテンツ表示装置に関する。
ネットワーク上の情報を閲覧するための情報閲覧ソフトウェア(以下、「ブラウザ」という。)が一般に知られ実用に供されている。ブラウザには、ネットワーク上の情報(例えばHTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語で記述された文書であるWebコンテンツ)を解析し、その解析結果に基づいて画面表示用データの生成(以下、「レンダリング」という。)を行う機能が実装されている。ユーザは、閲覧したいWebコンテンツのURI(Uniform Resource Identifier)を指定することにより、ブラウザ上で所望のWebコンテンツを閲覧することができる。このようなブラウザはPC(Personal Computer)のみならず、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、情報家電等の様々な機器に搭載されている。
携帯電話は、PCと比較して性能・機能が限定されているため、従来はモバイル機器向けのマークアップ言語(コンパクトHTML(Compact-HTML)やHDML(Handheld Device Markup Language)、MML(Mobile Markup Language)等)で記述されたWebコンテンツしか表示することができなかった。しかし近年、技術の発展に伴い携帯電話の性能・機能が著しく向上した結果、例えばXGA(eXtended Graphics Array)等の標準的なサイズの画面をもつ仮想的なPCによる閲覧を想定して作成されたWebコンテンツ(以下、「PC向けコンテンツ」という。)を表示することができるフルブラウザが搭載された携帯電話が実用化され、普及している。
ところで、携帯電話は携帯性が要求されるため、携帯電話に搭載可能なディスプレイの大きさには制約がある。このため携帯電話のディスプレイは、例えばQVGA(Quarter Video Graphics Array)等の、PC用ディスプレイよりも小さな画面サイズをもつ。従って、PC向けコンテンツを携帯電話のブラウザによってPCのブラウザで表示する場合と同じ倍率で表示すると、携帯電話のブラウザではPCのブラウザと比べて限られた範囲の情報しか表示されない。このように、画面上に表示される情報量が少ない場合、ユーザがPC向けコンテンツの全体像を掴み難いといった点が指摘される。
この点について、限られた画面サイズで広い領域のコンテンツを表示する際のユーザの利便性を向上させる技術が種々提案されている。このような技術の一例として、文字入力が可能な入力領域(拡大画像)と、文書全体(または1ページ等の単位)のレイアウトが表示されるレイアウト領域(縮小画像)とを一画面中に表示する文書作成装置が特開昭61−241866号公報(以下「特許文献1」という。)に開示されている。特許文献1の文書作成装置を使用すれば、ユーザは、文書の一部が拡大表示された拡大画像に文字を入力して文書を編集しつつ、文書全体(または1ページ等の単位)が縮小表示された縮小画像を視認することで編集中の文書の全体像を掴むことができる。
また欧州特許出願公開公報第1255186号(以下「特許文献2」という。)には、Webコンテンツの全体と一部とを切り替えて表示することができる携帯端末用ブラウザが開示されている。特許文献2に記載のブラウザは、Webコンテンツ全体を縮小して一画面中に表示し、かつ、可読性が確保される程度にWebコンテンツを拡大した際に携帯端末のディスプレイで表示することができるWebコンテンツ上の領域を反転表示する。このような画面が表示されているときにユーザが所定のキー操作を行うと、Webコンテンツ上の反転表示された領域が携帯端末の画面の略全体に拡大表示される。特許文献2に記載の携帯端末用ブラウザを使用すれば、ユーザは、Webコンテンツ全体に対する実際の閲覧領域の位置を、画面の表示を適宜切り替えることにより把握することができる。
特許文献1に記載の文書作成装置は、内部バッファに格納されている文書全体の文書データを処理して描画データを作成しレイアウト・メモリ・バッファに書き込むといった前段処理を行った後、レイアウト・メモリ・バッファ上の描画データを文書全体の縮小画像として画面に表示する。このとき実行される前段処理には文書データのサイズに比例した処理時間がかかる。このため表示対象がPC用ディスプレイ表示時にもスクロール操作を要し得るデータ量の多いWebコンテンツの場合には前段処理に時間がかかり、文書全体の縮小画像が迅速に表示されない問題がある。また携帯電話のようなリソースが限定的な機器では、データ量の多いWebコンテンツに対する前段処理は負荷が重すぎるため不向きである。さらに、Webコンテンツの大きさ(高さおよび幅)が大きいほどWebコンテンツを縮小する必要があるが、縮小率が高いほどWebコンテンツ内の画像やテキストが潰れてしまう。場合によっては縮小後の画像の視認性が著しく低く、ユーザがWebコンテンツのイメージを容易に掴めないことも想定される。また、1ページ等の単位の文書を処理する場合には、文書全体における、縮小画像に対応する文書の位置をユーザが把握しにくいといった別の問題がある。
また特許文献2に記載の携帯端末用ブラウザでは、ユーザはWebコンテンツの全体表示と一部の拡大表示とを同時に閲覧することができない。このためユーザは、Webコンテンツの一部を拡大表示で閲覧しているときに該Webコンテンツの全体像を把握したい場合は表示を切り替えなければならず、煩雑な操作を要する。また表示が切り替わることにより、拡大表示されていた領域とWebコンテンツ全体との位置関係をユーザが把握しにくくなることが想定される。さらに、特許文献1と同様に、Webコンテンツのデータ量に比例して該Webコンテンツの全体を表示する際の処理時間および処理負担が増大する、縮小後の画像の視認性が著しく低下する等の問題が懸念される。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リソースの少ない端末装置上でのWebブラウジングでWebコンテンツの全体像をユーザに容易に把握させるのに好適なコンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、およびコンテンツ表示装置を提供することにある。
本発明の実施形態により、画面サイズよりも広い表示領域を想定して作成されるコンテンツを解析し、該解析結果に基づいて該コンテンツの一部の領域を画面上に示すコンテンツ表示方法が提供される。この方法は、該解析結果に基づいて、画面に表示中または表示が予定されるコンテンツ内の一部の領域を少なくとも含む所定範囲の画像を縮小した第一の画像を生成する第一画像生成ステップと、コンテンツの高さおよび幅を計算するステップと、該計算結果および第一の画像の表示サイズに基づいてコンテンツの高さおよび幅を示す第二の画像を生成する第二画像生成ステップと、該コンテンツ内における表示領域の位置に基づいて、第二の画像上に第一の画像が配置されるとともに、該第一の画像上に表示領域を示す第三の画像が配置されたガイド画像を生成するガイド画像生成ステップと、該生成されたガイド画像を画面に表示するガイド画像表示ステップとを含む。
このようなコンテンツ表示方法を実行することにより、コンテンツ全体に対する現在の閲覧領域の位置、およびコンテンツの全体像をユーザに容易に把握させることができる。また縮小画像の対象範囲がコンテンツ全体でなく一定の範囲に限られるため、縮小画像の生成にかかる時間や必要とされるリソースがコンテンツのデータ量に依存しない。さらに、第一の画像の縮小率がコンテンツの大きさ(高さおよび幅)に依存しないため、縮小画像である第一の画像の視認性が著しく低下するといった不都合も生じない。
ここで上記コンテンツ表示方法は、ユーザによる入力操作にしたがってコンテンツに対する画面スクロールを行う画面スクロールステップと、画面スクロールの操作量に応じて、第三の画像を第一の画像内で移動させる、または、第三の画像を第一の画像内で移動させつつ該第一の画像自体を第二の画像内で移動させる画像移動ステップとをさらに含み、画像移動ステップにおいて第一の画像を移動させる場合には、該第一の画像をコンテンツのスクロール先の表示領域の画像を含む画像に更新する方法としてもよい。
また、上記コンテンツ表示方法においては、画面スクロールが行われる間に限り画面にガイド画像を表示することが望ましい。
また、上記第二画像生成ステップにおいて、好ましくは、計算結果および第一の画像の表示サイズに基づいて第二の画像の高さおよび幅を算出し、該算出された高さまたは幅が所定の高さまたは所定の幅を超える場合には、該算出された高さまたは幅を該所定の高さまたは幅に縮小する。
また、本発明の実施形態により、上記コンテンツ表示方法をコンピュータに実行させるコンテンツ表示プログラムが提供される。
このようなコンテンツ表示プログラムを使用すれば、ユーザは、コンテンツ全体に対する現在の閲覧領域の位置、およびコンテンツの全体像を容易に把握することができる。また縮小画像の対象範囲がコンテンツ全体でなく一定の範囲に限られるため、縮小画像の生成にかかる時間や必要とされるリソースがコンテンツのデータ量に依存しない。さらに、第一の画像の縮小率がコンテンツの大きさに依存しないため、縮小画像である第一の画像の視認性が著しく低下するといった不都合も生じない。
また、本発明の実施形態により、画面サイズよりも広い表示領域を想定して作成されるコンテンツの一部の領域を画面上に表示可能なコンテンツ表示装置が提供される。この装置は、コンテンツを解析するコンテンツ解析手段と、該解析結果に基づいて画面に表示中または表示が予定されるコンテンツの一部の領域を少なくとも含む所定範囲の画像を縮小した第一の画像を生成する第一画像生成手段と、該解析結果に基づいてコンテンツの高さおよび幅を計算する計算手段と、該計算結果および第一の画像の表示サイズに基づいてコンテンツの高さおよび幅を示す第二の画像を生成する第二画像生成手段と、該コンテンツの一部の領域の位置に基づいて、第二の画像上に第一の画像が配置されるとともに、該第一の画像上に該一部の領域を示す第三の画像が配置されたガイド画像を生成するガイド画像生成手段とを備えており、生成されたガイド画像を画面に表示するものである。
このように構成されたコンテンツ表示装置によれば、コンテンツ全体に対する現在の閲覧領域の位置、およびコンテンツの全体像をユーザに容易に把握させることができる。また縮小画像の対象範囲がコンテンツ全体でなく一定の範囲に限られるため、縮小画像の生成にかかる時間や必要とされるリソースがコンテンツのデータ量に依存しない。さらに、第一の画像の縮小率がコンテンツの大きさに依存しないため、縮小画像である第一の画像の視認性が著しく低下するといった不都合も生じない。
上記コンテンツ表示装置は、ユーザによる入力操作にしたがってコンテンツに対する画面スクロールを行う画面スクロール手段と、画面スクロールの操作量に応じて、第三の画像を第一の画像内で移動させる、または、第三の画像を第一の画像内で移動させつつ該第一の画像自体を第二の画像内で移動させる画像移動手段とをさらに備えたものとしてもよく、画像移動手段により第一の画像が移動される場合には、該第一の画像をコンテンツのスクロール先の領域の表示画像を含む画像に更新することができる。
また上記コンテンツ表示装置は、画面スクロールが行われる間に限り画面にガイド画像を表示するよう構成されてもよい。
また上記第二画像生成手段は、好ましくは、計算結果および第一の画像の表示サイズに基づいて第二の画像の高さおよび幅を算出し、該算出された高さまたは幅が所定の高さまたは所定の幅を超える場合には、該算出された高さまたは幅を該所定の高さまたは幅に縮小する機能を有する。
また本発明の実施形態により、画面サイズよりも広い表示領域を想定して作成されるコンテンツを解析し、該解析結果に基づいて該コンテンツの一部の領域を画面上に表示するコンテンツ表示プログラムが提供される。このコンテンツ表示プログラムは、コンピュータを、解析結果に基づいて画面に表示中または表示が予定されるコンテンツの一部の領域を少なくとも含む所定範囲の画像を縮小した第一の画像を生成する第一画像生成手段、該解析結果および第一の画像の表示サイズに基づいてコンテンツの全域を示す第二画像生成手段、該コンテンツの一部の領域の位置に基づいて、第二の画像上に第一の画像が配置されるとともに、該第一の画像上に表示領域を示す第三の画像が配置されたガイド画像を生成するガイド画像生成手段、及び、該生成されたガイド画像を画面上の、コンテンツの閲覧を妨げない位置に表示するガイド画像表示手段として機能させるプログラムである。
上記の通り、以下に詳細を説明する本発明の実施形態により、リソースの少ない端末装置上でのWebブラウジングでWebコンテンツの全体像、および実際に表示されている領域がWebコンテンツ全体の中のどの辺りであるかをユーザに容易に把握させるのに好適なコンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、およびコンテンツ表示装置が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る端末装置の外観を示した概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係る端末装置の概略構成を示したブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係るブラウザに含まれるブラウザエンジンの概略機能ブロック図である。 図4は、本発明の実施形態に係るブラウザ上で表示されるPC向けコンテンツの表示例である。 図5は、本発明の実施形態に係るブラウザ上で表示されるPC向けコンテンツの表示例である。 図6は、本発明の実施形態に係るブラウザが実行するバー生成処理のフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係るブラウザが実行するバースクロール処理のフローチャートである。
発明を実施するための形態
先ず、本明細書において用いられる用語について定義する。
・ネットワーク
移動体通信事業者の移動体通信網、イントラネット、インターネット等を含む各種通信網
・コンテンツ
ネットワーク経由で伝送される、又は端末に格納されている、ユーザが閲覧する映像や画像、音声、文書、ワークシート等の情報、或いはそれらの組み合わせから構成される一纏まりの情報
・Webコンテンツ
コンテンツの一形態であり、ネットワーク経由で伝送される一纏まりの情報
・Webページ
Webコンテンツの一形態であり、ユーザがあるURIを指定したときに表示されるべき内容全体。すなわち、ディスプレイ上の画像をスクロールすることにより表示され得る内容全体。なお、Webページにはオンラインで閲覧されるものに限らず、オフラインで閲覧されるものも含まれる。オフラインで閲覧されるWebページには、例えばインターネット経由で伝送されてブラウザによりキャッシングされたページや、端末装置のローカルフォルダ等にmht形式で保存されたページ等が含まれる。Webページは、例えばHTMLやXHTML文書、イメージファイル、音声データ等の種々のデータ(Webページデータ)から構成される。
上記定義によれば、コンテンツはWebコンテンツを包含し、WebコンテンツはWebページを包含する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る端末装置10の外観図を示す。また、図2に、端末装置10の構成をブロック図で示す。なお、本実施形態に係る端末装置10は携帯電話であるが、本発明の端末装置は携帯電話に限定されない。本発明の別の実施形態においては、端末装置は、例えばPDAや、PHS(Personal Handy phone System)、携帯ゲーム機、家電等の、ブラウザを搭載した各種の端末装置であってもよい。本発明は、特にPC用ディスプレイよりもピクセル数の少ないディスプレイを有する各種の端末装置に対して効果的に適用され得る。
図2に示されるように、端末装置10は、装置全体を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)103を備えている。CPU103にはバス119を介して端末装置10の各構成要素が接続されている。CPU103は、バス119を介して他の各構成要素と通信を行うことにより各種機能を実現する。これらの構成要素には、フラッシュメモリ105、RAM(Random Access Memory)107、ネットワークインタフェース109、ディスプレイ111、ユーザ入力デバイス113、およびVRAM(Video Random Access Memory)115等がある。なお、バス119は、データラインの他に電源ラインも備えている。CPU103を始めとする端末装置10の各構成要素には、図示しないバッテリから電源ラインを介して電力が供給される。
フラッシュメモリ105には、端末装置10全体を管理するOS(Operating System)1050、およびOS1050上で動作するブラウザ1051を始めとする各種アプリケーションが格納されている。ブラウザ1051は、所定のマークアップ言語で記述されたオンラインまたはオフラインのコンテンツを閲覧するための情報閲覧ソフトウェアである。ブラウザ1051は、コンパクトHTML等で記述されたモバイル機器向けのWebコンテンツだけでなく、PC向けコンテンツにも対応している。
RAM107は、端末装置10の主記憶メモリであり、CPU103が使用する各種データやプログラムの展開先である。例えば、ユーザ入力デバイス113によりブラウザ1051を起動させる操作が行われると、ブラウザ1051はフラッシュメモリ105から読み出されてRAM107のワークエリアに展開される。ユーザによるWebコンテンツへのアクセス操作等に応じてブラウザ1051とCPU103等のハードウェアとが協働して処理を行い、その結果、ユーザは、ディスプレイ111を通じてWebブラウジング、すなわちWebコンテンツを閲覧することができる。
端末装置10には、ユーザ入力デバイス113として、5ウェイキー113a(上下左右の4つの方向キーと決定キーとから構成される複合キー)、テンキー113b等が設けられている。ユーザによるユーザ入力デバイス113のキー操作が行われると、該操作に応じた信号がCPU103に入力される。そして、CPU103が入力信号に応じた処理を実行することにより、Webブラウジングを始めとする様々な機能が端末装置10で達成される。ユーザは、Webブラウジング中に、5ウェイキー113aやテンキー113bを操作して、閲覧中のWebコンテンツを画面上にスクロールさせることができる。
なお、ユーザ入力デバイス113は、本実施形態の5ウェイキー113aやテンキー113b等のメカニカルキーである必要がなく、メンブレンキーやタッチパネル等の別種のキー入力デバイスにより構成されてもよい。
ユーザ入力デバイス113が例えばタッチパネルで構成される場合、操作キーに相当する操作画面は、ディスプレイ111と一体または別個の表示画面により構成される。前者の場合、ディスプレイ111そのものがタッチパネルで構成されることとなる。また後者の場合、端末装置10はディスプレイ111と操作用タッチパネルとの2画面構成となる。後者の場合、さらにディスプレイ111もタッチパネルで構成するか否かは、設計仕様に応じて適宜選択される。
このようにユーザ入力デバイス113がタッチパネルで構成される場合、画面上に表示された操作キーに対するペンタッチやフィンガータッチにより画面スクロール等の操作がなされるGUI(Graphical User Interface)環境が提供される。また、例えば、Webコンテンツ上を直接タッチすることにより各種操作がなされるGUI環境を提供することも可能である。このようなGUI環境下では、例えばWebコンテンツ上の任意の位置をフィンガータッチした状態でタッチパネル面を上下左右になぞると、それに応じた画面スクロールが行われる(例えばタッチパネル面を下から上に指でなぞると、Webコンテンツが下方向にスクロールする)。すなわち、この場合には、スタイラスや指等の動きに応じた画面スクロールがなされるため、より直感的な操作性がユーザに提供される。
また、ユーザ入力デバイス113はメカニカルキー、メンブレンキー、タッチパネル等の各種のキーを適宜組み合わせた構成としてもよい。また、ユーザ入力デバイス113は、端末装置10本体と独立した操作端末(例えば、リモートコントローラ)であってもよい。
さらには、メカニカルキーやメンブレンキー、タッチパネル等以外の構成要素をユーザ入力デバイス113に組み込むことも可能である。このような構成要素の一例として、ジャイロセンサ、加速度センサ、ジャークセンサ等が挙げられる。この場合、例えばCPU103がこれらのセンサの出力を監視して端末装置10本体の傾斜角度、角速度、加速度、躍度(加速度の時間変化率)等を測定し、その測定値に応じた画面スクロールがCPU103とブラウザ1051との連係動作によって実現される。例えばユーザが端末装置10本体を上下左右に移動や傾斜をさせると、その移動方向や速度、傾斜角度等に応じた画面スクロールが行われる。このため、ユーザはWebコンテンツの表示領域をより直感的にスクロールさせることができる。
また、本実施形態の端末装置10は、通常使用時(すなわち、図1の上下方向が天地となるように端末装置10を向けた状態)において、画面のアスペクト比が例えば3:4(つまり、縦長のポートレート表示)となるように設計されている。そしてこの状態から端末装置10の姿勢が変えられると、CPU103はジャイロセンサ等の出力に基づいて端末装置10の姿勢の変化を検知する。ブラウザ1051は、CPU103による検知結果に基づいて、ディスプレイ111に表示中のWebコンテンツに対する、端末装置10の姿勢に応じたレンダリングを行う。例えば、端末装置10が、図1に示される姿勢から当該紙面内で90度回転されると、画面のアスペクト比が4:3(つまり、横長のランドスケープ表示)となる。このときブラウザ1051は、ディスプレイ111に表示中のWebコンテンツを横長の画面に合わせて再レンダリングする。このように画面の向きが変えられると、例えばレンダリング時におけるテキストの折返し位置等に差が生じ、Webコンテンツの見栄えが変わる。
また、本実施形態の端末装置10は、図1に示されるように、一体形成されたボディでディスプレイ111とユーザ入力デバイス113を保持するいわゆるストレート型の携帯電話であるが、別のボディ構成であってもよい。別の実施形態においては、例えば折り畳み型、回転2軸ヒンジ型、サイクロイド型、スイング型等の他の構造が採用されてもよい。例えば、サイクロイド型やスイング型の携帯電話は、ディスプレイ111を保持するディスプレイ側ボディを、ユーザ入力デバイス113を保持する本体側ボディに対してディスプレイ111と平行な面内で回転させられるように構成されている。このような携帯電話では、ディスプレイ側ボディの回転角度に応じて画面の向きが変わる。そしてブラウザ1051は画面の向きの変化に連動するように、ディスプレイ111に表示中のWebコンテンツを該向きに応じて再レンダリングする。
次にブラウザ1051の機能、特に、ブラウザ1051の基本的な構成要素であるブラウザエンジン30について詳しく説明する。図3は、ブラウザエンジン30の機能ブロック図である。図3に示されるように、ブラウザエンジン30は、パーサ31、ページメーカ32、およびページエディタ33の各機能ブロックから構成される。
Webコンテンツへのアクセス操作、例えばユーザ入力デバイス113によりURIの入力がなされると(またはWebコンテンツ上のアンカー要素が選択されたことによりURIが指定される、あるいは、端末装置10内部にブックマークや履歴として保持されたURIが選択されると)、ブラウザ1051は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に準拠した、Webコンテンツ等のリソースを要求するリクエスト・メッセージを生成してネットワーク上の指定URIに送信する。
次いで、指定URIに対応するサーバは、受け取ったリクエスト・メッセージに応じたレスポンス・メッセージを作成して返信する。返信されたレスポンス・メッセージは、ネットワークを経由してブラウザ1051に届き、パーサ31に渡される。レスポンス・メッセージのメッセージ・ボディには、指定URIに対応する、HTMLやXHTML等で記述されているマークアップ文書21が埋め込まれている。なお、マークアップ文書21は、PC用ディスプレイの画面サイズ(携帯端末10のディスプレイ111の画面サイズよりも大きい)を想定して作成されたPC向けコンテンツを記述したものである。
パーサ31は、マークアップ文書21を解析し、その解析結果からマークアップ文書21の論理構造(すなわち、マークアップ文書21を構成する要素とその相互関係)をツリー構造で表現したドキュメントツリー23(例えば、DOM(Document Object model)ツリー)を生成してRAM107に展開する。なお、ドキュメントツリー23は、マークアップ文書21の各要素をノードにもつ、マークアップ文書21のアウトラインを表すデータである。ドキュメントツリー23はマークアップ文書21の論理構造を提供するのみであり、ドキュメントの表現様式に関する情報までは含んでいない。
ページメーカ32は、ドキュメントツリー23を基に、各タグで決められた表示スタイル(block, inline, table, list, item等)の情報を含むエレメントツリー25を生成し、マークアップ文書21内で指定されている画像のリクエストやイベント処理の登録等を行い、RAM107に格納する。エレメントツリー25は、block, inline, table, list, item等がどのような順番に存在しているかを表現しているが、これらの要素が画面のどこにどのような幅と高さで表示されるか、テキストがどこで折り返されるか、等のレイアウトに関する情報までは含んでいない。
ところで、ブラウザ1051は、種々の表示倍率や表示モードでWebコンテンツをレンダリングする機能を有している。ここでは、標準的な画面サイズのPC用ディスプレイで閲覧した場合と同じレイアウト(以下、「標準レイアウト」という)でPC向けコンテンツを閲覧できるようにレンダリングするモードにブラウザ1051が設定されている場合を想定して説明する。なお、説明の便宜上、ここでは標準的な画面サイズをもつ仮想的なPC用ディスプレイの表示領域を「仮想表示領域」という。
従ってページエディタ33は、仮想表示領域等の表示に関する情報を用いて、エレメントツリー25の各ノード(要素)のレイアウト(つまり各要素のテキストの折り返しや、画面上の位置、幅、高さ等)や色等を一つずつ決定し、各要素のレイアウトを表現するレイアウトツリー27を生成する。またページエディタ33は、各要素のレイアウトが決定される毎に、その時点でレイアウトが決定された要素が収まる最小限の広さの領域を、PC向けコンテンツ全体の大きさ(PC向けコンテンツの縦方向の長さ(高さ)と横方向の長さ(幅))として計算し、その計算結果を保持する。このためページエディタ33は、PC向けコンテンツ全体の真の大きさを、全ての要素のレイアウトが決定した時点、つまり事後的に把握することとなる。
レイアウトが決定された要素は、ページエディタ33により逐次レンダリングされ、RAM107上のイメージバッファ1071に記録される。イメージバッファ1071はRAM107の所定領域に作成されたイメージバッファであり、そのイメージ領域は仮想表示領域、すなわち標準的なPC用ディスプレイの画面サイズに対応している。
イメージバッファ1071(すなわち仮想表示領域)には、ディスプレイ111への表示が予定されるPC向けコンテンツの領域およびその周辺領域に含まれる要素がレンダリングされる。しかしイメージバッファ1071の全領域のレンダリング結果(描画オブジェクト)がディスプレイ111に表示されるわけではない。ディスプレイ111には、ブラウザ1051が指定するイメージバッファ1071上の、ディスプレイ111の画面サイズに対応する領域(以下、当該領域を「指定領域」という。)のレンダリング結果が表示される。
VRAM115は、ディスプレイ111に直接表示される内容を保持するメモリであり、ディスプレイ111の画面サイズに対応するイメージ領域を有する。VRAM115には、イメージバッファ1071の指定領域にレンダリングされた内容が書き込まれる。このためレイアウトが決定された要素がイメージバッファ1071に逐次レンダリングされると、そのレンダリング結果がVRAM115に逐次書き込まれていく。これにより、PC向けコンテンツの各要素がディスプレイ111に次々と表示される。ブラウザ1051による以上の処理を経て、標準レイアウトでレンダリングされたPC向けコンテンツがディスプレイ111に表示される。
なおブラウザ1051は、PC向けコンテンツ全体における仮想表示領域の位置、および該仮想表示領域上の指定領域の位置を管理している。ブラウザ1051は、ユーザ入力デバイス113による画面スクロール操作に応じて、指定領域をイメージバッファ1071内で移動させる。該指定領域の移動に伴ってVRAM115に書き込まれる内容が更新されることにより、画面スクロール操作に応じたPC向けコンテンツの領域がディスプレイ111に表示される。
また画面スクロールの操作量が一定の操作量を超えたとき、ブラウザ1051は、画面スクロール操作に応じて移動したPC向けコンテンツの表示領域(仮想表示領域)に含まれる要素をレンダリングしてイメージバッファ1071に記録する。つまりイメージバッファ1071の内容は、画面スクロール操作に応じてPC向けコンテンツ内を移動した仮想表示領域に含まれる要素をレンダリングしたものに更新される。
またブラウザ1051は、表示画面の所定位置に操作ボタン等の画像が配置されるようにVRAM115に画像データを書き込む。このためディスプレイ111には、標準レイアウトでレンダリングされたPC向けコンテンツに操作ボタン等が重畳された画像が表示される。
図4および図5は、標準レイアウトでレンダリングされたPC向けコンテンツの表示例を示す図である。本実施形態では、PC向けコンテンツ表示中に画面スクロール操作が行われると、該画面スクロール操作中(スクロール操作直後の一定時間を含む)に限り、図4や図5に示されるように表示画面右端にバー200(ガイド画像)が表示される。なお、図4および図5では、PC向けコンテンツの各要素が一点鎖線で示されている。
バー200は全体バー201、仮想表示領域画像203、および網掛け部205で構成される。全体バー201は半透明に表示される矩形のバーであり、PC向けコンテンツ全体の大きさ(PC向けコンテンツ全体の高さと幅)を示すものである。仮想表示領域画像203は全体バー201上に配置されている。仮想表示領域画像203は、ディスプレイ111に現在表示されているPC向けコンテンツの領域およびその領域周辺を含む範囲であって、仮想表示領域、すなわち標準的な画面サイズのPC用ディスプレイに表示される範囲の画像を縮小した画像である。網掛け部205は仮想表示領域画像203上に配置された半透明に表示される矩形の画像であり、ディスプレイ111に現在表示されているPC向けコンテンツの領域を示している。
図4の状態で画面左および下方向へのスクロール操作が行われると仮想表示領域画像203および網掛け部205が移動して、バー200は例えば図5のように変化する。図5においては、仮想表示領域画像203は該スクロール操作に応じた量だけ全体バー201に対して下方向に移動し、かつ、網掛け部205は該スクロール操作に応じた量だけ仮想表示領域画像203に対して左方向に移動している。すなわち仮想表示領域画像203と網掛け部205は、スクロール操作に連動して全体バー201内を移動する。
このためユーザは、バー200を視認(具体的には、全体バー201に対する仮想表示領域画像203または網掛け部205の位置やサイズ等を確認)することにより、PC向けコンテンツ全体に対する現在の閲覧領域の位置を容易に掴むことができる。また仮想表示領域画像203と網掛け部205を視認することにより、現在閲覧している領域周辺にどのようなコンテンツが配置されているかを感覚的に掴むことができる。この結果、ユーザは、PC向けコンテンツの全体像をイメージしやすくなり、例えばPC向けコンテンツ内の閲覧したい箇所に速やかに画面をスクロールさせることができる。
ブラウザ1051は画面スクロール操作を受け付けると、バー200を生成するバー生成処理を実行する。以下、図6に示されるフローチャートを参照しながら、バー生成処理を説明する。なお、以下の説明及び添付のフローチャートにおいて、ステップを「S」と略記する。
先ず、ブラウザエンジン30による上述した一連の処理、すなわちPC向けコンテンツの解析処理からイメージバッファ1071へのレンダリング処理までの一連の処理が完了している状態を前提にバー生成処理を説明する。図6に示されるように、ブラウザ1051は、イメージバッファ1071の全領域(すなわち仮想表示領域)の画像を取得して(S1)、該取得した画像を所定の表示サイズに縮小して仮想表示領域画像203を生成する(S2)。仮想表示領域画像203の表示サイズは予め定められているが、ユーザの利便性を鑑みて自由に設定することができる。
ブラウザ1051は、仮想表示領域画像203の表示サイズの情報と、この表示サイズの情報を使ってページエディタ33により計算されたPC向けコンテンツ全体の大きさの情報とを基に、全体バー201の表示サイズ(高さおよび幅)を計算する(S3)。例えばPC向けコンテンツがPC用ディスプレイの4画面分の高さを有する場合、計算結果として得られる全体バー201の高さは仮想表示領域画像203の高さの4倍の値となる。
ここで、全体バー201の表示サイズが大きすぎるとPC向けコンテンツが全体バー201に隠れてしまい、PC向けコンテンツ自体の閲覧性が低下することが懸念される。このため本実施形態では、全体バー201の最大表示高さと最大表示幅が予め定められている。
ブラウザ1051はS3の計算処理で得られた全体バー201の表示サイズと、全体バー201の最大表示高さおよび最大表示幅とを比較して、ディスプレイ111に表示される全体バー201のサイズを決定する(S4)。例えばS3の処理で計算された全体バー201の高さ(または幅)が最大表示高さ(または最大表示幅)を超える場合、ブラウザ1051は、全体バー201の高さ(または幅)を最大表示高さ(または最大表示幅)に修正し、修正後のサイズを全体バー201の表示サイズとする。なお全体バー201の最大表示高さと最大表示幅も仮想表示領域画像203の表示サイズと同様に、自由に設定することができる。
ブラウザ1051は、S4の処理で決定された全体バー201の表示サイズに基づいて全体バー201の画像を生成する(S5)。また所定のメモリ領域(例えばフラッシュメモリ105上の領域)に格納された網掛け部205の画像を呼び出す(S6)。そして、S5の処理で生成された全体バー201の画像、S2の処理で生成された仮想表示領域画像203、およびS6の処理で呼び出された網掛け部205の画像を組み合わせてバー200(ガイド画像)を生成する(S7)。S7の処理では、ブラウザ1051は、PC向けコンテンツ全体における仮想表示領域(または指定領域)の位置を考慮して全体バー201上に仮想表示領域画像203を配置し、さらに、仮想表示領域上の指定領域の位置を考慮して仮想表示領域画像203上に網掛け部205を配置する。このようにして作成された画像がVRAM115に書き込まれると、例えば図4や図5に示されるように表示画面右端にバー200が表示される。
ユーザは、このようなバー生成処理で生成されたバー200を視認することにより、PC向けコンテンツ全体に対する現在の閲覧領域の位置を容易に掴むことができる。また現在閲覧している領域周辺にどのようなコンテンツが配置されているかを視認できるため、PC向けコンテンツの全体像を容易にイメージすることができる。またレンダリングされる画像がPC向けコンテンツ全体でなく一定の範囲(仮想表示領域)に限られるため、バー200の生成処理にかかる時間や必要とされるリソースがPC向けコンテンツのデータ量に依存しないといった有利な点がある。つまりPC向けコンテンツのデータ量が多い場合でも、特許文献1や2で懸念される処理時間や処理負担等の問題が発生しない。さらに、仮想表示領域画像203の縮小率がPC向けコンテンツの大きさ(高さおよび幅)に依存せず一定であるため、縮小後の画像の視認性が著しく低下するといった不都合も生じない。
またバー200は一般的なブラウザが有するスクロールバーの役割を兼ね備えるため、ブラウザ1051ではスクロールバーは表示されない。このためPC向けコンテンツの表示範囲が従来スクロールバーが表示されていた箇所(例えば画面の右辺や下辺等の画面周辺沿い)にも広がり、PC向けコンテンツの閲覧性が向上する。また画面スクロール操作が中断されるとバー200はディスプレイ111から消去される。この点もPC向けコンテンツの閲覧性を向上させる要因となる。
またPC向けコンテンツの各要素は、原則左から右、上から下にレイアウトされる。このため各要素は左寄りにレイアウトされやすく、画面右端まで要素がレイアウトされないこともある。このため本実施形態のように表示画面右端にバー200が表示されてもPC向けコンテンツの閲覧は比較的妨げられない。
図7は、図6のバー生成処理が実行された後に画面スクロールの操作量に応じて実行されるバースクロール処理のフローチャートを示す図である。画面スクロール操作が行われたとき、ブラウザ1051は、上述したように、その操作量に応じて指定領域をイメージバッファ1071内で移動させる。そしてこれに伴い、ディスプレイ111に表示されるPC向けコンテンツの領域も移動される。このときブラウザ1051は、該指定領域の移動に連動するように仮想表示領域画像203上の網掛け部205の位置を移動させる(S11)。
そして上記画面スクロールの操作量が一定の操作量を超えた場合(S12:YES)、ブラウザ1051は、上述したように、その操作量に応じてPC向けコンテンツ内を移動した仮想表示領域に含まれるPC向けコンテンツの各要素をイメージバッファ1071にレンダリングする。次いで、イメージバッファ1071にレンダリングされた新たな画像を縮小して仮想表示領域画像203を生成し全体バー201上に配置するとともに、該配置された仮想表示領域画像203を全体バー201内で画面スクロール操作に応じて移動させる(S13)。このようなバースクロール処理が実行されることにより、バー200は例えば図4から図5の表示に変わる。
次に、バー200がブラウザ1051の動作する間常に表示される実施形態を説明する。当該実施形態においても図6と同様のバー生成処理が実行される。ところが、サーバからレスポンス・メッセージを受け取った直後はパーサ31の解析処理等が実行されていないため、イメージバッファ1071には何のデータも書き込まれていない。またこの段階では、PC向けコンテンツの大きさ(高さおよび幅)はブラウザ1051にとって未知である。このため初期的には、図4や図5に示される仮想表示領域画像203と同一の形状および大きさを有する白い仮想表示領域画像203が生成される。また、形状および大きさを仮想表示領域画像203と便宜上一致させた全体バー201が生成される。この結果ディスプレイ111には、全体バー201上に白い仮想表示領域画像203が配置されたバー200が表示される。
そしてブラウザエンジン30による解析処理等が進みイメージバッファ1071上に各要素がレンダリングされるにしたがって、仮想表示領域画像203にもレンダリング結果が次々と反映されていく。また全体バー201は、ページエディタ33がPC向けコンテンツの大きさを計算する毎に、その計算結果に基づいて決定されたものに更新される(つまりディスプレイ111に表示される全体バー201はブラウザエンジン30による処理の進行とともに高さおよび幅方向に広がっていく)。
本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば仮想表示領域画像203が示す領域は、仮想表示領域すなわち標準的なPC用ディスプレイの表示領域に限らず、設計に応じて種々の領域に選択される。また仮想表示領域は、例えばブラウザ1051のメニュー操作により自在に設定できるようにしてもよい。あるいは、ディスプレイ111の姿勢(縦向きまたは横向き等)に連動して変化するようにしてもよい。

Claims (10)

  1. 画面サイズよりも広い表示領域を想定して作成されたコンテンツを解析し、該解析結果に基づいて該コンテンツの一部の領域を画面上に表示するコンテンツ表示方法において、
    前記解析結果に基づいて、前記画面に表示中または表示が予定される前記コンテンツの一部の領域を少なくとも含む所定範囲の画像を縮小した第一の画像を生成する第一画像生成ステップと、
    前記コンテンツの高さおよび幅を計算するステップと、
    前記計算結果および前記第一の画像の表示サイズに基づいて前記コンテンツの高さおよび幅を示す第二の画像を生成する第二画像生成ステップと、
    前記コンテンツの一部の領域の位置に基づいて、前記第二の画像上に前記第一の画像が配置されるとともに、該第一の画像上に前記一部の領域の位置及び大きさを示す第三の画像が配置されたガイド画像を生成するガイド画像生成ステップと、
    前記生成されたガイド画像を前記画面に表示するガイド画像表示ステップと
    を含む方法。
  2. ユーザによる入力操作にしたがって前記コンテンツに対する画面スクロールを行う画面スクロールステップと、
    前記画面スクロールの操作量に応じて、前記第三の画像を前記第一の画像内で移動させる、または、前記第三の画像を前記第一の画像内で移動させつつ該第一の画像を前記第二の画像内で移動させる画像移動ステップと
    をさらに含み、
    前記画像移動ステップにおいて前記第一の画像を移動させる場合には、該第一の画像を前記コンテンツのスクロール先の前記一部の領域の画像を含む画像に更新する、請求項1に記載のコンテンツ表示方法。
  3. 前記画面スクロールが行われる間に限り前記画面に前記ガイド画像を表示する、請求項1に記載のコンテンツ表示方法。
  4. 前記第二画像生成ステップにおいて、前記計算結果および前記第一の画像の表示サイズに基づいて前記第二の画像の高さおよび幅を算出し、該算出された高さまたは幅が所定の高さまたは所定の幅を超える場合には、該算出された高さまたは幅を該所定の高さまたは幅に縮小する、請求項1に記載のコンテンツ表示方法。
  5. 請求項1に記載されたコンテンツ表示方法をコンピュータに実行させるためのコンテンツ表示プログラム。
  6. 画面サイズよりも広い表示領域を想定して作成されるコンテンツの一部の領域を画面上に表示可能なコンテンツ表示装置において、
    前記コンテンツを解析するコンテンツ解析手段と、
    前記解析結果に基づいて前記画面に表示中または表示が予定される前記コンテンツの一部の領域を少なくとも含む所定範囲の画像を縮小した第一の画像を生成する第一画像生成手段と、
    前記解析結果に基づいて前記コンテンツの高さおよび幅を計算する計算手段と、
    前記計算結果および前記第一の画像の表示サイズに基づいて前記コンテンツの高さおよび幅を示す第二の画像を生成する第二画像生成手段と、
    前記コンテンツの一部の領域の位置に基づいて、前記第二の画像上に前記第一の画像が配置されるとともに、該第一の画像上に前記一部の領域を示す第三の画像が配置されたガイド画像を生成するガイド画像生成手段と
    を備え、前記生成されたガイド画像を前記画面に表示することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  7. ユーザによる入力操作にしたがって前記コンテンツに対する画面スクロールを行う画面スクロール手段と、
    前記画面スクロールの操作量に応じて、前記第三の画像を前記第一の画像内で移動させる、または、前記第三の画像を前記第一の画像内で移動させつつ該第一の画像自体を前記第二の画像内で移動させる画像移動手段と
    をさらに備え、
    前記画像移動手段により前記第一の画像が移動される場合には、該第一の画像を前記コンテンツのスクロール先の領域の表示画像を含む画像に更新することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ表示装置。
  8. 前記画面スクロールが行われる間に限り前記画面に前記ガイド画像を表示することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ表示装置。
  9. 前記第二画像生成手段は、前記計算結果および前記第一の画像の表示サイズに基づいて前記第二の画像の高さおよび幅を算出し、該算出された高さまたは幅が所定の高さまたは所定の幅を超える場合には、該算出された高さまたは幅を該所定の高さまたは幅に縮小することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ表示装置。
  10. 画面サイズよりも広い表示領域を想定して作成されるコンテンツを解析し、該解析結果に基づいて該コンテンツの一部の領域を画面上に表示するコンテンツ表示プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記解析結果に基づいて前記画面に表示中または表示が予定される前記コンテンツ内の一部の領域を少なくとも含む所定範囲の画像を縮小した第一の画像を生成する第一画像生成手段、
    前記解析結果および前記第一の画像の表示サイズに基づいて前記コンテンツの全域を示す第二画像生成手段、
    前記コンテンツの一部の領域の位置に基づいて、前記第二の画像上に前記第一の画像が配置されるとともに、該第一の画像上に前記一部の領域の位置及び大きさを示す第三の画像が配置されたガイド画像を生成するガイド画像生成手段、
    前記生成されたガイド画像を前記画面上の、前記コンテンツの閲覧を妨げない位置に表示するガイド画像表示手段、
    として機能させるためのコンテンツ表示プログラム。
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