WO2010018788A1 - コンテンツ表示倍率変更方法、およびコンテンツ表示倍率変更プログラム - Google Patents

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Abstract

 表示画面にコンテンツが表示されているときに、所定の指標を設定する指標設定ステップと、設定された指標に対するドラッグ操作を受け付けたとき、該ドラッグ操作量に応じて該指標の表示サイズを変更する指標サイズ変更ステップと、指標の表示サイズの変更に伴い、コンテンツの表示倍率を変更するコンテンツ表示倍率変更ステップとを実行するコンテンツ表示倍率変更方法を提供する。

Description

コンテンツ表示倍率変更方法、およびコンテンツ表示倍率変更プログラム
 本発明は、画面に表示されたコンテンツの表示倍率を変更する方法およびプログラムに関連し、特にユーザの直感的な操作によって所望の表示倍率に容易に変更可能な方法およびプログラムに関する。
 画像や文書等の電子ファイルを閲覧するためのビューアや、Webコンテンツを閲覧するためのWebブラウザ等のコンテンツ閲覧用アプリケーションが一般に知られ実用に供されている。一般的なコンテンツ閲覧用アプリケーションには、コンテンツの細部を表示したり、画面サイズより広域なサイズを有するコンテンツの全体を一画面に表示したりするために、コンテンツの表示倍率を変更する表示倍率変更機能が備えられている。
 表示倍率変更機能を有するアプリケーションを実装した装置の一例が米国特許出願公開第2008/0036793号明細書(以下、「特許文献1」という)に開示されている。特許文献1には、例えばコンテンツ表示中に画面上の任意の位置がフィンガータッチされたときに、該位置に表示されている箇所の画像をタッチされた時点の位置に表示させつつ、ユーザの指が離されるまで画像全体を拡大表示または縮小表示し続ける表示倍率変更技術が記載されている。特許文献1によれば、画面上をフィンガータッチし続けるだけでコンテンツの表示倍率を変えることができる。なお、タッチ操作によるコンテンツの表示倍率変更操作には、特許文献1に記載されている操作以外にも、例えば複数点入力によるタッチ操作(例えば複数点認識可能なタッチパネル上でのピンチ操作等)が知られている。ここでピンチ操作とは、通常、二本の指をタッチパネル上にタッチした状態で一方の指と他方の指との間隔を広げたり狭めたりすることにより、表示中のコンテンツの拡大縮小を行う操作である。
 また、タッチ操作以外の操作(例えばマウス操作やテンキー、方向キー操作等)によるコンテンツの表示倍率変更操作としては、例えばコンテンツ閲覧用アプリケーションに実装されているツールバー上の選択肢(例えばプルダウンメニュー)から表示倍率を選択する操作や、表示倍率を変更するためのインジケータ(例えばズームバー)に対する操作等が知られている。
 しかし、例えば特許文献1に記載の表示倍率変更操作の場合、ユーザは、表示倍率変更操作を繰り返し行って、フィンガータッチする長さと変更される倍率との関係を感覚的に掴むことが難しく、表示倍率変更操作をスムーズに行うことができない不便がある。ピンチ操作による表示倍率変更操作の場合にも同様に、ピンチ操作時の指の動き(指を動かす量や速度、方向等)と変更される倍率との関係を感覚的に掴むことが難しく、表示倍率変更操作をスムーズに行うことができない不便がある。また、ピンチ操作の場合には、操作の際、コンテンツに対するユーザの視界が指によって妨げられる虞がある。さらに、複数本の指を同時に使用しなければならないといった、操作自体が難しい問題がある。つまり、特許文献1に記載の操作やピンチ操作によってコンテンツの表示倍率を感覚的に変更することは難しい。
 また、タッチ操作以外の表示倍率変更操作、例えばツールバー上の選択肢を選択して表示倍率を変更する場合には、表示倍率変更操作前後のコンテンツの表示倍率の関係(例えばコンテンツの表示倍率が操作前に対してどの程度変化したか等)を感覚的に掴みにくい不便がある。また、ズームバーを操作して表示倍率を変更する場合にも、ズームバーに対する操作量と変更される倍率との関係を感覚的に掴みにくい不便がある。
 本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンテンツの表示倍率をユーザの感覚的な操作によって所望の倍率に容易に変更可能にするコンテンツ表示倍率変更方法、およびコンテンツ表示倍率変更プログラムを提供することにある。
 上記の課題を解決する本発明の一形態に係るコンテンツ表示倍率変更方法は、コンテンツの表示倍率をユーザの感覚的な操作によって所望の倍率に容易に変更するのに好適な方法であり、具体的には、表示画面にコンテンツが表示されているときに、所定の指標を設定する指標設定ステップと、設定された指標に対するドラッグ操作を受け付けたとき、該ドラッグ操作量に応じて該指標の表示サイズを変更する指標サイズ変更ステップと、指標の表示サイズの変更に伴い、コンテンツの表示倍率を変更するコンテンツ表示倍率変更ステップとを実行する方法である。
 かかるコンテンツ表示倍率変更方法によれば、ドラッグ操作量に応じた指標の表示サイズの変化に伴ってコンテンツの表示倍率が変更されるため、ユーザは、該コンテンツの表示倍率の変化を視覚的に理解しやすい。また、ドラッグ操作といった簡易な操作によってコンテンツの表示倍率が変更されるため、ユーザの操作の熟練が必要とされない。例えばタッチパネル環境においても、ピンチ操作と異なり、一本の指で表示倍率を簡単に変更できるような操作環境を提供することができる。また、コンテンツに対するユーザの視界が指によって妨げられない操作環境も提供することができる。
 コンテンツ表示倍率変更ステップにおいては、コンテンツの表示倍率の変化を視覚的により理解しやすくするため、指標とコンテンツの表示サイズの比率が一定になるように、該指標の表示サイズの変化率を該コンテンツの表示倍率に反映させて該表示倍率を変更することが好ましい。
 また、コンテンツ表示倍率変更ステップにおいては、コンテンツを拡大表示させたとき等に、指標(例えばユーザが注視したいと思われる箇所)の表示画面上における表示位置の中心を固定したままコンテンツの表示倍率を変更することが望ましい。
 指標設定ステップにおいては、ユーザ操作により指定された表示画面上の位置に所定の指標画像を表示するようにしてもよい。ここで所定の指標画像は、ユーザ操作により指定された表示画面上の位置を中心とした円環状マークであることが好ましい。円環状マークは、円環状マークの内側に位置する、ユーザ操作により指定された表示画面上の領域の表示を該マーク自体が妨げないため好適である。
 指標サイズ変更ステップにおいては、円環状マークがドラッグ操作されたときに該ドラッグ操作量に応じて円環状マークの表示サイズが変更されるため、ユーザ操作により指定された表示画面上の領域の表示がドラッグ操作のためのポインタやユーザの指等により妨げられない。また、指標サイズ変更ステップにおいて、ドラッグ操作量は、例えば円環状マークの中心とユーザ操作指示始点との距離と、該中心とユーザ操作指示終点との距離との差分に基づき決定される。かかる指標サイズ変更ステップにおいては、倍率変更操作をより感覚的な操作とするため、ドラッグ操作量だけでなくドラッグ操作の方向も加味して円環状マークの表示サイズを変化させるようにしてもよい。具体的には、ユーザ操作指示終点をユーザ操作指示始点より円環状マークの中心に接近させたときには、指標が上記差分にしたがって縮小表示され、ユーザ操作指示終点をユーザ操作指示始点より円環状マークの中心から離したときには、指標が上記差分にしたがって拡大表示されることが望ましい。
 本発明に係るコンテンツ表示倍率変更方法は、円環状マーク以外のコンテンツ上の領域が指定されたとき、該円環状マークの表示を消去する円環状マーク消去ステップをさらに含む方法であってもよい。
 また、指標設定ステップにおいては、ユーザ操作により指定されたコンテンツの要素を所定の指標に設定するようにしてもよい。この場合、上記円環状マーク等の専用のマークを実装する必要がない。かかる指標設定ステップにおいては、指標をユーザに明示するため、指標に設定された要素を強調表示することが好ましい。また、指標設定ステップにおいては、指標に設定された要素を表示画面の中心に表示するようにしてもよい。
 また、本発明に係るコンテンツ表示倍率変更方法は、ユーザの意図しない処理が実行されないように、指標設定ステップに先立ち、コンテンツが有する要素のうち動的な要素を停止し又は無効化する動的要素停止ステップを実行することが好ましい。
 また、本発明に係るコンテンツ表示倍率変更方法は、コンテンツの表示倍率の変更を支援する所定のアイコンを表示するアイコン表示ステップと、アイコンが指定されたとき、コンテンツの表示倍率を規定の倍率に設定する規定倍率設定ステップとをさらに含む方法としてもよい。
 また、本発明に係るコンテンツ表示倍率変更方法は、指標以外のコンテンツ上の領域がドラッグ操作されたとき、該指標の表示位置を固定したまま該コンテンツの表示領域を該ドラッグ操作に応じてスクロール又はスライドさせるコンテンツ表示領域変更ステップをさらに含む方法としてもよい。
 上記の課題を解決する本発明の一形態に係るコンテンツ表示倍率変更プログラムは、上記の何れかに記載されたコンテンツ表示倍率変更方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
 本発明によれば、コンテンツの表示倍率をユーザの感覚的な操作によって所望の倍率に容易に変更可能にするコンテンツ表示倍率変更方法、およびコンテンツ表示倍率変更プログラムが提供される。
本発明の実施形態の端末装置の外観を示した図である。 本発明の実施形態の端末装置の概略的構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態のブラウザに含まれるブラウザエンジンの機能ブロック図である。 本発明の実施形態の説明に用いるWebコンテンツ全体を示す図である。 本発明の実施形態のブラウザ上で表示されるWebコンテンツの表示例である。 本発明の実施形態のブラウザが実行する表示倍率変更処理のフローチャートである。 本発明の実施形態のブラウザ上で表示されるWebコンテンツの表示例である。 ズームリングをドラッグ操作する前のWebコンテンツ全体と画面に表示される領域との関係を示す図である。 ズームリングをドラッグ操作した後のWebコンテンツ全体と画面に表示される領域との関係を示す図である。 別の実施形態のブラウザが実行する表示倍率変更処理のフローチャートである。 別の実施形態のブラウザ上で表示されるWebコンテンツの表示例である。 別の実施形態のブラウザ上で表示されるWebコンテンツの表示例である。
 以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
 先ず、本明細書において用いられる用語について定義する。
・ネットワーク
移動体通信事業者の移動体通信網、イントラネット、インターネット等を含む各種通信網
・コンテンツ
ネットワーク経由で伝送される、又はローカルに格納されている、ユーザが閲覧する映像や画像、音声、文書、ワークシート等の情報、或いはそれらの組み合わせから構成される一纏まりの情報
・Webコンテンツ
コンテンツの一形態であり、ネットワーク経由で伝送される一纏まりの情報
・Webページ
Webコンテンツの一形態であり、ユーザがあるURI(Uniform Resource Identifier)を指定したときに表示されるべき内容全体。すなわち、ディスプレイ上の画像をスクロールすることにより表示され得る内容全体。なお、Webページにはオンラインで閲覧されるものに限らず、オフラインで閲覧されるものも含まれる。オフラインで閲覧されるWebページには、例えばインターネット経由で伝送されてWebブラウザによりキャッシングされたページや、端末装置のローカルフォルダ等にmht形式で保存されたページ等が含まれる。Webページは、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)文書やXHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)文書、イメージファイル、音声データ等の種々のデータ(Webページデータ)から構成される。
 上記定義によれば、コンテンツはWebコンテンツを包含し、WebコンテンツはWebページを包含する。
 図1は、本発明の実施形態である端末装置10の外観図である。また、図2は、端末装置10の概略的構成を示すブロック図である。なお、本実施形態において端末装置10は携帯電話端末であるが、例えばPDA(Personal Digital Assistants)や、PHS(Personal Handy phone System)、携帯ゲーム機、家電、デスクトップPC、ラップトップPC等の、Webブラウザを実装した別形態の端末にも置換可能である。
 図2に示されるように、端末装置10は、装置全体の制御を統括的に実行するCPU(Central Processing Unit)103を有している。端末装置10を構成する各要素は、システムバス119を介してCPU103と相互に接続されている。端末装置10を構成する各要素には、フラッシュメモリ105、RAM(Random Access Memory)107、ネットワークインタフェース109、ディスプレイ111、ユーザ入力デバイス113、およびVRAM(Video Random Access Memory)115がある。なお、システムバス119はデータラインの他に電源ラインも備えている。CPU103を始めとする端末装置10の各要素には、図示省略されたバッテリから電源ラインを介して電源供給が行われる。
 CPU103は、端末装置10の電源投入後、システムバス119を介して必要なハードウェアにアクセスする。例えば端末装置10の電源投入直後、CPU103は、フラッシュメモリ105にアクセスしてOS(Operating System)1050を読み出して、RAM107にロードして起動する。これにより、各要素がOS1050によるリソースおよびプロセスの管理下で必要に応じて連係動作して各種処理を実行する。
 例えばユーザ入力デバイス113によりブラウザ1051を起動させる操作が行われたとき、OS1050は、ブラウザ1051をOS1050上で動作させるため、ブラウザ1051をRAM107にロードして起動する。OS1050により起動されたブラウザ1051は、ユーザによるWebコンテンツへのアクセス操作等に応じてCPU103等のハードウェアと協働して処理を行う。かかる処理の結果として、ユーザは、ディスプレイ111を通じてWebブラウジング、すなわちWebコンテンツの閲覧をすることができる。
 端末装置10には、ユーザ入力デバイス113として、5ウェイキー113a、テンキー113b等が設けられている。なお、5ウェイキー113aは、上下左右の4つの方向キーと決定キーとから構成される複合キーである。ユーザによるユーザ入力デバイス113のキー操作が行われたとき、キー操作に応じた入力信号がCPU103に入力される。そして、CPU103が入力信号に応じた処理を実行することにより、Webブラウジングを始めとする様々な機能が端末装置10において実現される。ユーザはWebブラウジング中、5ウェイキー113aまたはテンキー113bの何れを操作しても閲覧中のWebコンテンツを画面スクロールさせることができる。また、5ウェイキー113aまたはテンキー113bを操作することにより、コンテンツ上のフォームやリンク等の選択を行うこともできる。
 なお、ユーザ入力デバイス113は5ウェイキー113a、テンキー113b等のメカニカルキーである必要がなく、メンブレンキーやタッチパネル等の別形態のキーで構成されてもよい。
 ユーザ入力デバイス113を例えばタッチパネルで構成した場合、操作キーに相当する操作画面は、ディスプレイ111と一体または別個の画面で構成される。前者の場合、ディスプレイ111そのものがタッチパネルで構成されることになる。後者の場合は、端末装置10はディスプレイ111と操作用タッチパネルの2画面構成となる。また、後者の場合、さらにディスプレイ111もタッチパネルで構成するか否かは、設計仕様に応じて適宜選択される。
 このようにユーザ入力デバイス113をタッチパネルで構成した場合、画面上に配置された操作キーに対するペンタッチやフィンガータッチにより画面スクロールやリンクの選択等の操作がなされるGUI(Graphical User Interface)環境が提供される。また、例えばWebコンテンツが表示された画面を直接タッチすることにより、各種操作がなされるGUI環境を提供することも可能である。このようなGUI環境下では、例えばWebコンテンツの画面表示上の任意の位置をフィンガータッチした状態でタッチパネル面を上下左右になぞると、それに応じた画面表示のスクロールが行われる(例えばタッチパネル面を上方向に指でなぞると、Webコンテンツが下方向にスクロールする)。すなわち、この場合、スタイラスや指等の動きに応じた画面スクロールがなされるため、より直感的な操作性がユーザに提供される。
 また、ユーザ入力デバイス113はメカニカルキー、メンブレンキー、タッチパネル等の種々の形態のキーを適宜組み合わせた構成としてもよい。また、ユーザ入力デバイス113は、端末装置10本体と独立したコントローラで構成されたものとしてもよい。
 さらに、メカニカルキーやメンブレンキー、タッチパネル等以外の構成要素をユーザ入力デバイス113の一部として提供することも可能である。このような構成要素の一例として、ジャイロセンサ、加速度センサ、ジャークセンサ等が挙げられる。この場合、例えばCPU103が各種センサの出力を監視して端末装置10本体の傾斜角度、角速度、加速度、躍度(加速度の時間変化率)等を測定し、その測定値に応じた画面スクロールがCPU103とブラウザ1051との連係動作によって実現される。例えばユーザが端末装置10本体を上下左右に移動や傾斜をさせたとき、その移動方向や速度、傾斜角度等に応じた画面スクロールが行われる。そのため、ユーザは、Webコンテンツの表示領域をより直感的にスクロールさせることができる。
 また、端末装置10は、通常使用時(すなわち図1の上下方向が天地となるように端末装置10を向けた状態)において画面のアスペクト比が例えば3:4(別の表現をすると画面が縦向き)となるように設計されている。そして、この状態から端末装置10の姿勢が変えられたとき、CPU103は、ジャイロセンサ等の出力に基づいて端末装置10の姿勢の変化を検知する。ブラウザ1051は、CPU103による検知結果に基づいて、ディスプレイ111に表示中のWebコンテンツに対する、端末装置10の姿勢に応じたレンダリングを行う。例えば端末装置10が図1に示される姿勢から当該紙面内で90度回転された場合に画面のアスペクト比が4:3(別の表現をすると画面が横向き)となる。このときブラウザ1051は、ディスプレイ111に表示中のWebコンテンツを横向きの画面に合わせて再レンダリングする。このように画面の向きが変えられたとき、例えばレンダリング時におけるテキストの折返し位置等に差が生じてWebコンテンツの見栄えが変わる。
 また、端末装置10は、図1に示されるように、一体形成されたボディでディスプレイ111とユーザ入力デバイス113を保持するいわゆるストレート型の携帯電話であるが、折り畳み型、回転2軸ヒンジ型、サイクロイド型、スイング型等の他の構造の携帯電話であってもよい。例えばサイクロイド型やスイング型の携帯電話は、ディスプレイ111を保持するディスプレイ側ボディを、ユーザ入力デバイス113を保持する本体側ボディに対してディスプレイ111と平行な面内で回転させられるように構成されている。このような携帯電話では、ディスプレイ側ボディの回転角度に応じて画面の向きが変わる。この場合、ブラウザ1051は、画面の向きの変化に連動するようにディスプレイ111に表示中のWebコンテンツを該向きに応じて再レンダリングする。
 次にブラウザ1051の機能、特に、ブラウザ1051の基本的な構成要素であるブラウザエンジン30について詳しく説明する。図3は、ブラウザエンジン30の機能ブロック図である。図3に示されるように、ブラウザエンジン30は、パーサ31、ページメーカ32、およびページエディタ33の各機能ブロックから構成されている。
 Webコンテンツへのアクセス操作、例えばユーザ入力デバイス113によりURIが入力されたとき(またはWebコンテンツ上のアンカーが選択されたことによりURIが指定されたとき、あるいは、端末装置10内部にブックマークや履歴として保持されたURIが選択されたとき)、ブラウザ1051は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に準拠した、Webコンテンツ等のリソースを要求するリクエスト・メッセージを生成してネットワーク上の指定URIに送信する。
 次いで、指定URIに対応するサーバは、受け取ったリクエスト・メッセージに応じたレスポンス・メッセージを作成して返信する。返信されたレスポンス・メッセージは、ネットワークを経由してブラウザ1051に届き、パーサ31に渡される。レスポンス・メッセージのメッセージ・ボディには、URIで指定された、HTMLやXHTML等で記述されているマークアップ文書21が埋め込まれている。
 パーサ31は、マークアップ文書21を解析して、その解析結果からマークアップ文書21の論理構造をツリー構造で表現したドキュメントツリー23(例えばDOM(Document Object model)ツリー)を生成してRAM107に展開する。なお、ドキュメントツリー23は、マークアップ文書21の各要素をノードにもつマークアップ文書21のアウトラインを表すデータである。ドキュメントツリー23は、マークアップ文書21の論理構造を表現するのみであり、ドキュメントの表現に関する情報までは含んでいない。
 ページメーカ32は、ドキュメントツリー23を基に、各タグで決められた表示スタイル(block, inline, table, list, item等)の情報を含むエレメントツリー25を生成して、マークアップ文書21内で指定されている画像のリクエストやイベント処理の登録等を行い、RAM107に格納する。エレメントツリー25は、block, inline, table, list, item等がどのような順番で存在しているかを表現しているが、これらの要素が画面のどこにどのような幅と高さで表示されるか、テキストがどこで折り返されるか、等のレイアウトに関する情報までは含んでいない。
 ページエディタ33は、設定されている表示倍率や表示モードにしたがって、エレメントツリー25の各ノード(要素)のレイアウト(つまり各要素のテキストの折り返しや、画面上の位置、幅、高さ等)や色等を一つずつ決定し、各要素のレイアウトを表現するレイアウトツリー27を生成する。
 レイアウトが決定された要素は逐次、ページエディタ33によりRAM107の所定領域に作成されたイメージバッファ1071にレンダリングされる。イメージバッファ1071には、ディスプレイ111への表示が予定される領域およびその周辺を含む領域の要素がレンダリングされる。すなわち、ページエディタ33によりレンダリングされたイメージバッファ1071の全領域のレンダリング結果(描画オブジェクト)は一画面に表示されるわけではない。ディスプレイ111には、ブラウザ1051が指定するイメージバッファ1071上の、Webコンテンツを表示するウィンドウに対応した領域(以下、当該領域を「指定領域」と記す。)のレンダリング結果が表示される。
 VRAM115は、ディスプレイ111に直接表示される内容を保持するメモリであり、ディスプレイ111の画面サイズに対応するイメージ領域を有している。VRAM115には、ツールバー等の画像とともにイメージバッファ1071の指定領域にレンダリングされた内容が書き込まれる。そのため、レイアウトが決定された要素がイメージバッファ1071に逐次レンダリングされたとき、そのレンダリング結果がVRAM115に逐次書き込まれていく。これにより、Webコンテンツの各要素がディスプレイ111に次々と表示される。ブラウザ1051による以上の処理を経て、Webコンテンツがディスプレイ111に表示される。
 なお、ブラウザ1051は、Webコンテンツ全体に対する指定領域の位置を管理している。ブラウザ1051は、ユーザ入力デバイス113による画面スクロール操作に応じて指定領域をイメージバッファ1071内で移動させる。かかる指定領域の移動に伴ってVRAM115に書き込まれる内容が更新されることにより、画面スクロール操作に応じたWebコンテンツの領域がディスプレイ111に表示される。
 ところで、端末装置10は携帯電話端末であるため、PC等と比べて表示画面寸法が小さい。そのため、ユーザは、画面に表示されているWebコンテンツの細部を閲覧したい場合、ブラウザ1051を操作して該細部を拡大表示する必要がある。また、端末装置10には、PC等と比べて表示画素数が少ないといった問題がある。そのため、標準的な倍率(等倍)では大半のWebコンテンツを一画面に表示することができない。したがって、ユーザは、Webコンテンツ全体を一画面で閲覧したい場合、ブラウザ1051を操作してWebコンテンツを縮小表示する必要がある。
 このように端末装置10は画面サイズ(表示画面寸法および表示画素数)が小さいため、ユーザは、ブラウザ1051を操作してWebコンテンツの表示倍率を頻繁に変更することがある。そのため、端末装置10のような画面サイズの小さい端末においては、感覚的な表示倍率変更操作を実現するために操作性を向上させることが強く望まれている。そこで、本実施形態のブラウザ1051には、以下に説明される、Webコンテンツの表示倍率をユーザに感覚的な操作で変更させるための機能が実装されている。
 図4は、以下の説明で用いるWebコンテンツCNTの全体を示す図である。WebコンテンツCNTには、広告バーナーB、リンクボタンLB1~LB7、テキストT1~T4、入力フォームF1~F4、およびオブジェクトOB1~OB3等の多数の要素が配置されている。WebコンテンツCNTは、例えばXGA(eXtended Graphics Array)等の標準的な画面サイズのPCを想定して作成された、ディスプレイ111の画面サイズより広域なサイズを有するWebページである。そのため、ブラウザ1051がWebコンテンツCNTをPCで閲覧する場合と同じレイアウトでかつ標準的な倍率(等倍)で表示した場合、ディスプレイ111には、例えば図5に示されるようにWebコンテンツCNTの一部の領域のみ表示される。なお、WebコンテンツCNTは動的なコンテンツであり、一部の要素に視覚的効果が付与されている。例えば広告バーナーBは、複数の広告を時系列で順次表示するアニメーションGIFである。また、テキストT1は例えばMarquee要素で記述されており、要素内のテキストがスクロール表示される。テキストT2は、例えばBlink要素で記述されており、一部のテキストが点滅する。オブジェクトOB1は、例えばJavascript(登録商標)を用いてロールオーバ効果が付与されたイメージである。オブジェクトOB2は、例えばFlash等のプラグインにより再生される動画オブジェクトである。
 ブラウザ1051は、ユーザ操作により表示倍率を変更するための表示倍率変更モードに移行したとき、Webコンテンツの表示倍率をユーザに感覚的に変更操作させるのに好適な表示倍率変更処理を実行する。以下、図6に示される表示倍率変更処理のフローチャート、および図7~図9に示されるWebコンテンツCNTの表示例等を参照して、表示倍率変更処理を具体的に説明する。なお、図6のフローチャートおよび以下の説明においては、ステップを「S」と略記する。
 ブラウザ1051は、表示倍率変更モードに移行したとき、WebコンテンツCNTが有する表示内容の変更を伴う動的な要素や機能を停止する。さらに、WebコンテンツCNTに埋め込まれた所定の要素に対するユーザによるインタラクションの無効化を行う。具体的には、form, image, anchor要素等の指定可能な要素に対する指定操作を無効化する(S1)。
 S1の処理により、WebコンテンツCNTは、表示倍率変更モードへの移行操作が行われた時点の内容を表示した、何れの要素も指定できない静止画となる。例えば広告バーナーBには、表示倍率変更モードへの移行操作時点に表示されていた広告が表示される。テキストT1には、該移行操作時点でのスクロール位置に応じたテキストが表示される。テキストT2には、Blink要素の動作が停止されて全てのテキストが通常のテキストと同じように点滅すること無く表示される。オブジェクトOB1には、該移行操作時点でのマウスオーバーイベントに応じたイメージが表示される。オブジェクトOB2には、該移行操作時点でのフレーム画像が表示される。また、リンクボタンLB1~LB7をはじめとする全ての要素が指定不可状態になる。なお、ここに記載された表示内容の変更を生じさせる要素等や無効化される要素等は一例に過ぎない。これらの要素等には他にも様々のものが想定される。
 ブラウザ1051は、S1の処理を実行した後、ユーザ操作により画面上の任意の位置が指定操作(例えばクリック操作やタッチ操作等)されるまで待機する(S2:NO)。ユーザは、画面に表示されたWebコンテンツCNT(静止画)を視認して拡大表示または縮小表示させたい箇所を指定することができる。S1の処理において表示内容の変更を生じさせる動的な要素等を停止したことにより、ユーザは、表示倍率変更モードへの移行操作時点、つまりWebコンテンツCNTの表示倍率の変更を意図した時点の表示内容から拡大表示または縮小表示させたい箇所を指定することができる。なお、別の実施形態では、動的な要素等を停止しなくてもよい。あるいは、レイアウト変更を生じさせる機能(例えばDOMツリーを操作して各要素のレイアウト変更を生じさせるJavascript(登録商標))のみを停止させるようにしてもよい。
 ユーザにより例えば拡大表示または縮小表示させたい箇所がクリックまたはタッチされたとき(S2:YES)、ブラウザ1051は、図7に示されるように、クリックまたはタッチされた箇所を中心とした所定半径を有する半透明な円環状のズームリングZRを表示するとともに、画面右上隅に倍率変更支援アイコンIを表示する(S3)。倍率変更支援アイコンIには、Webコンテンツの表示倍率が数値(単位:%)で示されている。かかる数値は、WebコンテンツCNTの表示倍率に応じて適宜更新される。なお、数値「100.0」は、Webコンテンツが等倍表示されていることを示す。また、倍率変更支援アイコンIは、Webコンテンツの表示倍率を規定の倍率に戻すための「Reset」ボタンを有している。倍率変更支援アイコンIは、ユーザ操作により表示/非表示設定が可能である。
 S1の処理により全ての要素に対する指定操作が無効化されるため、ブラウザ1051は、例えばリンクボタンLB1~LB7や入力フォームF1~F4等が指定された場合にも画面遷移したりドロップダウンリストを表示したりすること無くS3の処理を実行することができる。なお、ブラウザ1051は、WebコンテンツCNTの左上端(図4の点O)を原点とした座標系によりWebコンテンツCNT全体における各要素やポインタ、指定領域等の位置を管理している。
 ここで別の実施形態では、ブラウザ1051は、S1の処理を省略してS2以降の処理を実行するようにしてもよい。その場合、ブラウザ1051は、指定可能な要素以外がクリックされたりタッチされたりしたときに限ってS3以降の処理を実行し、anchor要素等の指定可能な要素が指定されたときにはリンク先への画面遷移等の通常の処理を実行する。また、ブラウザ1051は、指定可能な要素以外がクリックされたりタッチされたりしたときにはじめて表示倍率変更モードに移行して、S3以降の処理を実行するようにしてもよい。なお、後者の場合、表示倍率変更モードへの意図しない移行を防止するため、指定可能な要素以外がダブルクリックやダブルタップされたり操作キーが長押しされたりしたとき等に限って該モードに移行するようにしてもよい。
 ブラウザ1051は、S3の処理を実行してズームリングZRおよび倍率変更支援アイコンIを表示すると次いで、ユーザによる操作を監視する。ブラウザ1051が監視するユーザ操作は次の操作(1)~(4)である。
(1)ズームリングZRまたは倍率変更支援アイコンI以外のWebコンテンツCNT上の領域に対するクリック操作またはタッチ操作(S4)
(2)ズームリングZRに対するドラッグ操作(S6)
(3)倍率変更支援アイコンIの「Reset」ボタンに対するクリック操作またはタッチ操作(S10)
(4)ズームリングZR以外のWebコンテンツCNT上の領域に対するドラッグ操作(S12)
 なお、ドラッグ操作には、ポインタをドラッグ対象上に重ねたときに該ドラッグ対象を指定する操作キーを押し、該操作キーを押したままポインタを移動させる操作や、画面上のドラッグ対象をタッチし、タッチしたままの状態で画面上をなぞる操作等が含まれる。
 ブラウザ1051は、ズームリングZRまたは倍率変更支援アイコンI以外のWebコンテンツCNT上の領域がクリックまたはタッチされたとき(S4:YES)、ズームリングZRおよび倍率変更支援アイコンIを消去して(S5)表示倍率変更処理を終了し、表示倍率変更モードから該モード移行前のモードに復帰する。
 ブラウザ1051は、ズームリングZRがドラッグ操作されたとき(S4:NO、S6:YES)、ドラッグ操作が中止されるまでS7~S9の処理を所定の周期で繰り返し実行する。ここで図8および図9に、S7~S9の処理を説明するための図を示す。図8は、ズームリングZRをドラッグ操作する前の、WebコンテンツCNT全体と画面に表示される領域との関係を示している。図9は、ズームリングZRをドラッグ操作した後の、WebコンテンツCNT全体と画面に表示される領域との関係を示している。図8に示されるように、ドラッグ操作前のズームリングZRは半径Dsを有し、座標Cを中心とした位置に表示されている。ここでズームリングZRの半径は、円環の内径(半径)と外径(半径)の平均値と定義する。
 ユーザが例えばポインタPを操作してズームリングZRを座標Cから離れる方向又は近付く方向に距離(距離はピクセル数で定義される。)ΔDドラッグした場合を考える。ブラウザ1051は、ドラッグ操作を行う直前のWebコンテンツの表示倍率をMpと定義し、ドラッグ操作を行う直前のポインタP(ポインタ画像の中心)と座標Cとの距離(ドラッグ操作前のズームリングZRの半径と実質的に同じ値)をDsと定義し、ドラッグ操作直後のポインタP(ポインタ画像の中心)と座標Cとの距離をDe(=Ds+ΔD)と定義した場合に、次に表される式を用いてドラッグ操作直後のWebコンテンツの表示倍率Mnを計算する(S7)。
Mn=Mp・De/Ds
 ブラウザ1051は、計算された表示倍率MnにしたがいズームリングZRの表示サイズを変更するとともにズームリングZRの表示サイズの変化をWebコンテンツにも反映させる(S8)。すなわち、ブラウザ1051は、ズームリングZRとともにWebコンテンツCNTを同じ比率で拡大表示または縮小表示する。ブラウザ1051は、ズームリングZRの半径Dsから半径Deに更新する。ユーザは、ズームリングZRをドラッグ操作して表示サイズを変化させ、かかる変化の度合いを視認することによりWebコンテンツCNTがどの程度の倍率で表示されているかを感覚的に掴むことができる。
 WebコンテンツCNTは表示倍率が変更されたとき、全方向に均等に拡大または縮小される。一方、ズームリングZRの円環もドラッグ操作に応じて中心(座標C)から全方向に均等に広がり或いは狭まる。このようにWebコンテンツCNTとズームリングZRはともに全方向に均等に表示サイズが変更する。そのため、ユーザは、ズームリングZRの表示サイズの変化を目で追うことにより、WebコンテンツCNTの表示倍率の変化を視覚的に理解しやすい。
 表示倍率を変更するためのUI(User Interface)をズームリングZRのような環形状とした場合、UI自体が、円環の内側に位置するWebコンテンツの表示、つまりユーザがクリックまたはタッチした、拡大表示または縮小表示させたい箇所の表示を妨げないメリットがある。また、円環自身は半透明であるため、Webコンテンツの表示を完全には妨げない。
 また、特許文献1に記載の操作やピンチ操作等の従来の表示倍率変更操作の場合、注視したい箇所がユーザの指等で覆われて視認できない問題が生じていた。しかし、ブラウザ1051を用いて表示倍率を変更する場合にはかかる問題が生じない。すなわち、ブラウザ1051の場合、円環にポインタや指等を重ねてドラッグ操作を行い、表示倍率を変更するため、ユーザが注視したい箇所、つまりズームリングZRの中心付近の領域がポインタや指等で覆われずユーザの視認を妨げない。
 なお、ズームリングZRの円環幅は、Webコンテンツの表示をできる限り妨げず、かつユーザがドラッグ操作しやすい適切且つ妥当な幅に設定されている。
 ここで、ツールバー上の選択肢を選択したりズームバーを操作したりして表示倍率を変更する従来の表示倍率変更操作の場合、Webコンテンツを拡大表示するうちにユーザが注視したい箇所が表示画面から外れることがあった。かかる弊害を生じさせないために、ブラウザ1051はS8の処理と並行してS9の処理、つまり、ズームリングZRの表示サイズおよびWebコンテンツCNTの表示倍率を変更しつつ、ユーザが注視したい箇所、つまりズームリングZRの中心が常に表示画面の同じ位置に表示されるようにWebコンテンツCNTの表示領域を決定する。
 具体的には、ブラウザ1051は、変更された表示倍率に基づきWebコンテンツCNT上の座標値を更新し、その上で表示倍率変更後にズームリングZRの中心が位置すべきWebコンテンツCNT上の座標を再計算する。かかる再計算処理により、ズームリングZRの中心が位置すべきWebコンテンツCNT上の座標は、座標Cから座標C’に更新される。ブラウザ1051は次いで、再計算処理により求められた座標C’の表示画面上における位置を表示倍率変更前の表示画面上における座標Cの位置と一致させるように、イメージバッファ1071上の指定領域を設定する。指定領域を設定するために、ブラウザ1051は、表示倍率変更後の指定領域の左上端の座標O’と座標C’との相対位置が表示倍率変更前の指定領域の左上端の座標Oと座標Cとの相対位置と等しくなるように座標O’を決定する。そして、座標O’を左上端頂点とした、表示画面サイズに対応する高さおよび幅を有する矩形領域を、指定領域として設定する。
 これにより、表示画面には、図9に示されるように、ズームリングZRが座標C’を中心とした位置に拡大表示されて、かつズームリングZRの背面には該ズームリングZRと同じ倍率でWebコンテンツCNTが拡大表示される。図9によれば、ユーザが注視したい箇所は、WebコンテンツCNTの表示倍率が拡大した場合でも、表示倍率変更前と変わらず表示画面の同じ位置に表示されて表示画面から外れない。
 ここで、ブラウザ1051が管理する座標系は、上述したように座標Oを原点(0,0)とした座標系(以下、「コンテンツ座標系」と記す。)である。ブラウザ1051は、コンテンツ座標系とは別に、表示画面の左上端の座標(図8の座標Oや図9の座標O’)を原点とした座標系(以下、「表示画面座標系」と記す。)も管理している。なお、コンテンツ座標系、表示画面座標系は、図8や図9等における各原点から右方向をX軸正方向とし、原点から下方向をY軸正方向とした座標系と定義する。
 WebコンテンツCNTの表示倍率がM0であるときに表示画面座標系の座標P(X,Y)が指定され、WebコンテンツCNTの表示倍率がM1に変更される場合を例に考える。このときのコンテンツ座標系における表示画面座標系の原点の座標を(Vx0,Vy0)とする。WebコンテンツCNTの表示倍率が等倍(=1.0倍)であるときのコンテンツ座標系における座標Pは、((Vx0+X)/M0,(Vy0+Y)/M0)と表される。また、WebコンテンツCNTの表示倍率がM1に変更されたときの、コンテンツ座標系における表示画面座標系の原点の座標(Vx1,Vy1)とする。このとき、表示画面座標系で(X,Y)となる座標P’の、コンテンツ座標系における座標は、((Vx1+X)/M1,(Vy1+Y)/M1)と表される。ブラウザ1051は、座標Pと座標P’が表示画面座標系において何れも同じ座標(X,Y)となるように、次の式を満足する座標(Vx1,Vy1)を計算し、計算された座標(Vx1,Vy1)を表示画面座標系の原点に設定する。
((Vx0+X)/M0,(Vy0+Y)/M0)=((Vx1+X)/M1,(Vy1+Y)/M1)
 かかる計算処理により、ズームリングZRの中心位置は、WebコンテンツCNTの表示倍率に拘わらず、表示画面座標系の座標(X,Y)、すなわち表示画面の同じ位置に保たれる。
 なお、WebコンテンツCNTの表示倍率は連続的に変化するため、上記式による表示画面座標系の原点の再計算処理は、高速で実行されることが望ましい。ブラウザ1051は、高速な計算処理の実効性を担保するため、例えばM0=1.0とした場合の座標Pのコンテンツ座標系における座標値を最初に計算して保持する。そして、変更された表示倍率M1が確定する度に、保持された上記座標値、および表示倍率の変化率(=M1/M0)に基づき、簡易な計算で座標(Vx1,Vy1)を算出する。かかる場合には、座標(Vx1,Vy1)を得るために必要な演算量が低減されるため、計算処理の高速化が達成される。
 また、円環は、その中心座標から等距離にある点列の集合である。かかる中心座標は、上述したように、表示画面上の同じ位置に固定されている。ズームリングZRは、円環の半径を該中心座標に対して調整することにより実現される。すなわち、WebコンテンツCNTの表示倍率の変化の度合いは、固定された中心座標に対するドラッグ操作量(例えば指を画面上で滑らせる物理的な量)のみで決まる。ユーザは、ズームリングZRを画面中央や画面端等の何れの位置に表示させた場合でも、表示画面の向き(表示画面のアスペクト比)やドラッグ操作の方向等を考慮することなく、常に同じ操作で同じ結果(表示倍率が変更されたWebコンテンツCNTの表示結果)を得ることができる。そのため、ユーザは、ズームリングZRを表示画面の何れの位置に表示させた場合にも、入力方法や操作感覚(入力に対する結果の予測)に違和感を覚えない。
 例えばWebコンテンツCNTを縮小表示し過ぎたとき、ズームリングZRが極端に小さく表示されて、ズームリングZR上にポインタや指を重ね難くなることがある。かかる問題を解消すべく、ブラウザ1051は、倍率変更支援アイコンIの「Reset」ボタンがクリックまたはタッチされたとき(S4:NO、S6:NO、S10:YES)、WebコンテンツCNTの表示倍率を規定の倍率に戻して(S11)、上記操作(1)~(4)を監視する状態に復帰する。ここで規定の倍率は例えば等倍である。WebコンテンツCNTとともにズームリングZRを等倍表示に戻すことにより、ズームリングZRをドラッグ操作しやすい状態に復帰させることができる。
 なお、「Reset」ボタンを選択したときの表示倍率は、ユーザ操作により設定することができる。また、ユーザの設定次第では、ブラウザ1051は、「Reset」ボタンを選択したときにWebコンテンツの表示倍率だけで無く、Webコンテンツの表示レイアウトが規定のレイアウト(例えばPCで閲覧する場合と同じレイアウト)に戻されるように設定することもできる。
 ブラウザ1051は、ズームリングZR以外のWebコンテンツCNT上の領域がドラッグ操作されたとき(S4:NO、S6:NO、S10:NO、S12:YES)、ズームリングZRの画面上の表示位置を固定したままWebコンテンツCNTの表示領域をドラッグ操作に応じてスクロールさせたりスライドさせたりする(S13)。これにより、ズームリングZRをWebコンテンツCNTに対して実質的に移動させて、ユーザが注視したい箇所、つまりズームリングZRの中心付近の領域を適宜変更することができる。なお、ユーザの設定次第では、ズームリングZR以外のWebコンテンツCNT上の領域がドラッグ操作されたとき、ズームリングZRとWebコンテンツCNTとの相対位置を固定した状態でズームリングZRをWebコンテンツCNTの表示領域とともにドラッグ操作に応じて移動させるようにしてもよい。また、S12、S13の処理におけるWebコンテンツのスクロール処理やスライド処理は、ドラッグ操作に限らず、5ウェイキー113aやテンキー113bによるキー操作に応じて実行されてもよい。また、上述した各種センサの測定値に基づき実行されてもよい。端末装置10がジョグダイヤル等の別の形態の操作キーを有する場合には、かかる操作キーの操作に応じて実行されてもよい。
 本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば本発明に係るコンテンツ表示倍率変更方法およびコンテンツ表示倍率変更プログラムは、ブラウザに限らず、PDF(Portable Document Format)ビューアや他の画像ビューアにも適用可能である。
 また、表示倍率を変更するためのUIには、ズームリングZRの代替として、例えばユーザがその中心位置を認識できるような形状のマーカやキャラクタ、またはユーザ設定により選択されたマーカやキャラクタ等を採用してもよい。かかるUIの具体的形状例として、3本の直線からなる正三角形が挙げられる。正三角形UIの場合、各直線で囲まれたユーザが注視したい領域の表示がUI自体に妨げられない。また、ユーザは、3本の直線の何れかをクリックまたはタッチしてドラッグ操作する。ドラッグ操作されたときには、正三角形UIは、中心位置から全方向に比較的均等に広がり或いは狭まる。そのため、ユーザは、正三角形UIの表示サイズの変化を目で追うことにより、WebコンテンツCNTの表示倍率の変化を視覚的に理解しやすい。
 表示倍率を変更するためのUIは、静止画像に限定されず、アニメーション処理等により表示内容が動的に変化するものであってもよい。例えば正三角形UIの場合、正三角形の中心点を中心として回転する等の視覚効果が付加されてもよい。
 表示倍率を変更するためのUIは、円環や正三角形等の単純な形状でなく、ドラッグ操作時に中心位置から全方向に比較的均等に広がり或いは狭まることが視覚的に把握できるものであれば複雑な形状であってもよい。例えば植木鉢に咲いた花等の複雑な形状であってもよい。かかる形状の場合には、例えば花弁が回ったり葉がそよいだりする等の多様な視覚効果を付加することができる。
 また、表示倍率を変更するためのUIを用いることなくWebコンテンツの表示倍率をユーザに感覚的な操作で変更させることが可能な実施形態も想定される。かかる別の実施形態のブラウザ1051が実行する表示倍率変更処理のフローチャートを図10に示す。また、別の実施形態におけるWebコンテンツCNTの表示例等を図11および図12に示す。
 ブラウザ1051は、表示倍率変更モードに移行したとき、図6のS1と同様の処理(要素等の停止処理や無効化処理)を実行する(S21)。次いで、ユーザ操作により画面上の任意の要素が指定操作されるまで待機する(S22:NO)。ブラウザ1051は、画面上の任意の要素がクリックまたはタッチされたとき(S22:YES)、クリックまたはタッチされた要素の中心座標を計算する(S23)。ここではテキストT3がタッチされた場合を例に考える。ブラウザ1051は、テキストT3の表示高さ、表示幅、表示位置等に基づきテキストT3の中心座標Cを計算する。
 ブラウザ1051は、テキストT3の中心座標Cが表示画面の中心座標に位置するようにWebコンテンツCNTの表示領域を移動した上で(S24)WebコンテンツCNTの表示倍率を所定の倍率に設定して、さらに、テキストT3を強調表示(例えばテキストT3を太枠等で囲って表示)する(S25)。ここでいう所定の倍率は、指定された要素全体とその周辺の要素を一画面に表示するのに適した倍率であり、例えば指定された要素の表示高さおよび表示幅に基づき決定される。図11は、S25の処理が実行された直後のWebコンテンツCNTの表示例を示す図である。
 ブラウザ1051はS25の処理の実行後、ユーザによる操作を監視する。ブラウザ1051が監視するユーザ操作は次の操作(5)~(7)である。
(5)S22の処理で指定された要素以外のWebコンテンツCNT上の領域に対するクリック操作またはタッチ操作(S26)
(6)S22の処理で指定された要素に対するドラッグ操作(S28)
(7)S22の処理で指定された要素以外のWebコンテンツCNT上の領域に対するドラッグ操作(S32)
 ブラウザ1051は、S22の処理で指定された要素以外、つまりテキストT3以外のWebコンテンツCNT上の領域がクリックまたはタッチされたとき(S26:YES)、テキストT3の強調表示を解除して(S27)表示倍率変更処理を終了し、表示倍率変更モードから該モード移行前のモードに復帰する。
 ブラウザ1051は、S22の処理で指定された要素、つまりテキストT3がドラッグ操作されたとき(S26:NO、S28:YES)、ドラッグ操作が中止されるまで図6のS7~S9と同様のS29~S31の処理を所定の周期で繰り返し実行する。具体的には、ブラウザ1051は、ドラッグ操作を行う直前のWebコンテンツの表示倍率をMpと定義し、ドラッグ操作を行う直前のポインタP(ポインタ画像の中心)と中心座標Cとの距離をDs’と定義し、ドラッグ操作直後のポインタP(ポインタ画像の中心)と中心座標Cとの距離をDe’と定義した場合に、次に表される式を用いてドラッグ操作直後のWebコンテンツの表示倍率Mnを計算する(S29)。
Mn=Mp・De’/Ds’
 次いで、ブラウザ1051は、テキストT3の表示位置を表示画面中心に固定しつつ、計算された表示倍率MnにしたがいテキストT3を含むWebコンテンツ全体の表示倍率を変更する(S30、S31)。別の表現によれば、ブラウザ1051は、中心座標Cに対するポインタPのドラッグ操作量(ポインタPを中心座標Cに対してどの程度離したか又は近付けたか)にしたがい、画面中心に表示されているテキストT3およびその周辺の要素を拡大表示または縮小表示する。ポインタPが中心座標Cから例えばΔD’(=De’-Ds’)離すようにドラッグ操作されたとき、表示画面には、図12に示されるように、WebコンテンツCNTがテキストT3を中心として拡大表示される。
 ブラウザ1051は、S22の処理で指定された要素以外、つまりテキストT3以外のWebコンテンツCNT上の領域がドラッグ操作されたとき(S26:NO、S28:NO、S32:YES)、テキストT3を含むWebコンテンツCNT全体の表示領域をドラッグ操作に応じてスクロールさせたりスライドさせたりする(S33)。
 なお、別の実施形態においても倍率変更支援アイコンIを表示して図6のS10およびS11の処理を実行できるようにしてもよい。
 このように別の実施形態では、ユーザが注視したい要素(ここではテキストT3)を含むWebコンテンツ全体がドラッグ操作量に応じて当該要素を中心に拡大表示または縮小表示される。ユーザは、注視したい要素に対するドラッグ操作量およびドラッグ操作量に応じた当該要素の表示サイズの変化の度合いを視認することによりWebコンテンツCNTがどの程度の倍率で表示されているかを感覚的に掴むことができる。

Claims (16)

  1.  表示画面にコンテンツが表示されているときに、
     所定の指標を設定する指標設定ステップと、
     前記設定された指標に対するドラッグ操作を受け付けたとき、該ドラッグ操作量に応じて該指標の表示サイズを変更する指標サイズ変更ステップと、
     前記指標の表示サイズの変更に伴い、前記コンテンツの表示倍率を変更するコンテンツ表示倍率変更ステップと、
    を実行するコンテンツ表示倍率変更方法。
  2.  前記コンテンツ表示倍率変更ステップにおいて、前記指標と前記コンテンツの表示サイズの比率が一定になるように、該指標の表示サイズの変化率を該コンテンツの表示倍率に反映させて該表示倍率を変更することを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  3.  前記コンテンツ表示倍率変更ステップにおいて、前記指標の前記表示画面上における表示位置の中心を固定したまま前記コンテンツの表示倍率を変更することを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  4.  前記指標表示ステップにおいて、ユーザ操作により指定された前記表示画面上の位置に所定の指標画像を表示することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  5.  前記所定の指標画像は、前記ユーザ操作により指定された前記表示画面上の位置を中心とした円環状マークであることを特徴とする、請求項4に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  6.  前記指標サイズ変更ステップにおいて、前記円環状マークがドラッグ操作されたとき、該ドラッグ操作量に応じて前記円環状マークの表示サイズを変更することを特徴とする、請求項5に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  7.  前記指標サイズ変更ステップにおいて、前記ドラッグ操作量は、前記円環状マークの中心とユーザ操作指示始点との距離と、該中心とユーザ操作指示終点との距離と、の差分に基づき決定されることを特徴とする、請求項6に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  8.  前記指標サイズ変更ステップにおいて、
      前記ユーザ操作指示終点を前記ユーザ操作指示始点より前記円環状マークの中心に接近させたときには、前記指標を前記差分にしたがって縮小表示して、
      前記ユーザ操作指示終点を前記ユーザ操作指示始点より前記円環状マークの中心から離したときには、前記指標を前記差分にしたがって拡大表示することを特徴とする、請求項7に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  9.  前記円環状マーク以外の前記コンテンツ上の領域が指定されたとき、該円環状マークの表示を消去する円環状マーク消去ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  10.  前記指標設定ステップにおいて、ユーザ操作により指定された前記コンテンツの要素を前記所定の指標に設定することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  11.  前記指標設定ステップにおいて、前記指標に設定された前記要素を強調表示することを特徴とする、請求項10に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  12.  前記指標設定ステップにおいて、前記指標に設定された前記要素を前記表示画面の中心に表示することを特徴とする、請求項10または請求項11のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  13.  前記指標設定ステップに先立ち、前記コンテンツが有する要素のうち動的な要素を停止し又は無効化する動的要素停止ステップを実行することを特徴とする、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  14.  前記コンテンツの表示倍率の変更を支援する所定のアイコンを表示するアイコン表示ステップと、
     前記アイコンが指定されたとき、前記コンテンツの表示倍率を規定の倍率に設定する規定倍率設定ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  15.  前記指標以外の前記コンテンツ上の領域がドラッグ操作されたとき、該指標の表示位置を固定したまま該コンテンツの表示領域を該ドラッグ操作に応じてスクロール又はスライドさせるコンテンツ表示領域変更ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載のコンテンツ表示倍率変更方法。
  16.  請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載されたコンテンツ表示倍率変更方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのコンテンツ表示倍率変更プログラム。
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