JPH08223668A - リモコン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リモコンと同リモコンを収納保持するホルダ
において、リモコンの厚み寸法が変化してもガタつきを
生じることなく収納可能なホルダとする。 【構成】 ホルダ１の平板状の取付基部３の上部両側に
は、先端を内方に折曲し爪部５を備えた支持部４が立設
されており、同取付部３の下方には上面を開口した袋状
の収納部６が形成されている。同収納部６の前壁に対向
する取付基部３の下部には、周囲に設けた切り欠よりな
り前後可動自在に支持された可動片７が両側に形成され
ており、同可動片７の下端部には前方へ突出する半球形
状に形成された突起７ａが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はリモコン装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】空気調和機等に用いられるリモコン装置
は、図３に示すようにリモコン２と同リモコンを収納保
持するホルダ８とにより構成されている。リモコン２は
方形状に形成され上面に操作面２ａを備えるとともに、
前面に信号送出部２ｂとを備えている。ホルダ８は平板
状の取付基部に支持部４を立設し、同支持部４の先端を
内方に折曲して爪部５を設けている。また取付基部には
上方への開口部を形成した袋状の保持部６を備えてお
り、リモコン２は同保持部６に挿入されるとともに、同
リモコン２の両側に形成された案内溝２ｃに前記ホルダ
８の爪部５を係合して同ホルダ８に保持する。しかるに
モデルチェンジ等によりリモコン２の本体厚みが変更さ
れた場合、前記収納部６にリモコン２を収納するとガタ
つき等が発生するため、リモコン２とともに同ホルダ８
も新たに制作しなおす必要があり、コストアップの要因
となっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みなされたもので、リモコンの本体厚みが変更された場
合においても、ガタつきを発生することなくリモコンを
収納保持できるリモコン装置を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、前記収納部の底部内面に接する前記取付基
部に形成した左右方向の開口部と、同開口部の上端に連
続して形成した上下方向の複数のスリットにより可動片
を形成し同可動片の先端内面に突起を形成してなること
を特徴とする。

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明によるリモ
コン装置においては、本体の厚みの異なるリモコンを、
同リモコンの保持装置の保持部に挿入しても、可動辺に
よりリモコン本体が前方へ押圧されることにより、厚さ
のことなるリモコンを同保持部にガタつきなく収納する
ことができる。

【０００６】

【実施例】以下、図面に基いて本発明による実施例を詳
細に説明する。図１は本発明によるリモコン装置を示す
斜視図である。同リモコン装置はリモコン２と同リモコ
ン２を収納保持するホルダ１より構成されている。前記
リモコン２は上面に押しボタンよりなる操作部２ａを備
え、前面に赤外線の照射部２ｂを備えている。また両側
には前後方向の案内溝２ｃが形成されており、同リモコ
ン２は未使用時には前記ホルダ１に収納保持される。合
成樹脂よりなる前記ホルダ１は、平板状の取付基部３上
部に支持部４を設けるとともに同取付基部３下方に収納
部６を設けている。前記支持部４は前記取付基部３の上
端部両側が前方に折曲され形成されるとともに、同支持
部４の先端は内方に折曲され爪部５を形成している。前
記収納部６は上面が開口した袋状に形成されており、前
記リモコン２の下部を収納する。

【０００７】前記収納部６に対向する前記取付基部３の
下部には開口部６ａが形成されており、同開口部６ａの
上端には両側のスリットよりなる可動片７が形成されて
いる。また同可動片７の下方先端部には内方に突出した
半球形状の突起７ａが設けられている。

【０００８】上記の構成により、次に同リモコン装置の
動作について説明する。図（Ａ）に示すように前記収納
部６の前後内径寸法と、ほぼ同一の厚さを有するリモコ
ン２を前記ホルダ１に収納保持する場合は、同リモコン
２の底面と前記可動片７の突起７ａが接触し、同可動片
７が後方へ押圧されることにより、同可動片７は後方へ
撓み、同リモコン２を同収納部６内に収納することがで
きる。図（Ｂ）に示すように収納部６の前記内径寸法よ
り少ない厚み寸法をもつリモコン８を同ホルダ１に収納
する場合には、前記可動片７の押圧部７ａがリモコン８
の底面部に当接し前方へ押圧することにより、同リモコ
ン８を同収納部６内へガタつきを生じることなく収納す
ることができる。

【０００９】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるリ
モコン装置においては、モデルチェンジ等によりリモコ
ン本体の厚み寸法が変更された場合においても、ホルダ
に設けられた可動片の作用により、ガタつきを発生する
ことなくリモコンを収納できることにより、ホルダは新
たに制作をしなおす必要がなくなり、コストダウンを図
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるリモコン装置を示す分解斜視図で
ある。

【図２】本発明によるリモコン装置を示す断面図であ
る。

【図３】従来例によるリモコン装置を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ ホルダ ２ リモコン ２ａ 操作部 ２ｂ 照射部 ２ｃ 案内溝 ３ 取付部 ４ 支持部 ５ 爪部 ６ 収納部 ７ 可動片 ７ａ 突起

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 取付基部の上部両側に、先端に内方に折
   曲する爪部を備えた支持部を立設し、下部に上方に開口
   する収納部を備えたホルダと、前記爪部に案内される案
   内溝を両側に形成し、下部を前記収納部に収納されるリ
   モコンとからなるリモコン装置において、前記収納部の
   底部内面に接する前記取付基部に形成した左右方向の開
   口部と、同開口部の上端に連続して形成した上下方向の
   複数のスリットにより可動片を形成し同可動片の先端内
   面に突起を形成してなることを特徴とする請求項１記載
   のリモコン装置。
2. 【請求項２】 前記可動片を複数形成してなることを特
   徴とする請求項１記載のリモコン装置。
3. 【請求項３】 前記突起を一体に形成してなることを特
   徴とする請求項１記載のリモコン装置。
4. 【請求項４】 前記突起をゴム材よりなる弾性体にて別
   体に形成してなることを特徴とする請求項１記載のリモ
   コン装置。
5. 【請求項５】 前記突起の形状を半球状に形成してなる
   ことを特徴とする請求項１記載のリモコン装置。