JPH08223328A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08223328A
JPH08223328A JP7051953A JP5195395A JPH08223328A JP H08223328 A JPH08223328 A JP H08223328A JP 7051953 A JP7051953 A JP 7051953A JP 5195395 A JP5195395 A JP 5195395A JP H08223328 A JPH08223328 A JP H08223328A
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signal
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JP7051953A
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Katsumi Ito
克実 伊藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は送信先からの所定の信号により送信処
理を中止できるファクシミリ装置を提供することを目的
とする。 【構成】ファクシミリ装置は、原稿のセットや送信先電
話番号の入力等の送信操作が行われと(ステップS1
1)、ダイヤルトーンを送出し(ステップS12)、そ
の後、回線を接続して(ステップS13)、発呼トーン
信号を送出する(ステップS14)。次いで、ファクシ
ミリ応答信号を受信するかチェックし(ステップS1
5)、応答信号を受信すると、通常のファクシミリ送信
処理を行う(ステップS16)。応答信号を受信しない
と、予め設定されたアスタリスク(*)やパウンド
(#)等の所定のPB信号を受信するかチェックし(ス
テップS17)、所定のPB信号を受信しないときに
は、ステップS14に戻って同様の処理を行い。所定の
PB信号を受信すると、送信処理を中止し(ステップS
18)、回線を切断した後、処理を終了する(ステップ
S19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳細には、送信相手先からの信号に応じて、送信動
作の中止を可能としたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、読み取った原稿の
画情報を相手ファクシミリ装置に送信する際、相手ファ
クシミリ装置の状態、すなわち、自動受信状態にあるの
か、手動受信状態にあるのか等により、適切に画情報を
送信できないことがある。
【0003】すなわち、例えば、相手ファクシミリ装置
が、自動受信状態にあると、送信側ファクシミリ装置か
らのファクシミリ送信を自動受信するので、適切にファ
クシミリ送信することができる。
【0004】しかし、相手ファクシミリ装置が、手動受
信状態にある場合には、送信側ファクシミリ装置が呼出
信号を送出したとき、相手ファクシミリ装置は、当該呼
出信号を受信して、リンギングを発生させるが、ファク
シミリ受信の応答信号を送出しない。このとき、オペレ
ータがオフフックして、音声により応答しても、送信側
ファクシミリ装置は、応答信号が送られてこないため、
発呼トーンの送出を継続し、オペレータがファクシミリ
装置の操作に習熟していないと、いたずら電話であると
認識して、オペレータに不快感を与える結果となる。
【0005】そこで、従来、受信側ファクシミリ装置の
状態を確認して、受信側ファクシミリ装置の状態に応じ
た処理を行なうファクシミリ画面送信方式が提案されて
いる(特公平6−103915号公報参照)。
【0006】この従来のファクシミリ画面送信方式は、
自動的に端末ファクシミリを呼び出してオフフック検
出、端末ファクシミリの確認後、画面を出力するファク
シミリ画面送信システムにおいて、端末ファクシミリの
オフフック検出後、端末ファクシミリからの応答信号が
被呼局識別信号であるかPB信号又は音声のいずれであ
るかを識別する第1の手段と、その識別結果を用い、端
末ファクシミリの機能及び受信状態に応じた送信先端末
の確認処理を行なう第2の手段を設けたことを特徴とし
ている。
【0007】このファクシミリ画面送信方式によれば、
相手ファクシミリ端末からの応答信号が被呼局識別信号
であるかPB信号あるいは音声のいずれであるかによ
り、相手ファクシミリ端末が自動受信状態か、手動受信
状態かを判別して、相手ファクシミリ端末の状態に応じ
て自動送信処理と手動送信処理を切り換えて送信処理す
る。また、相手ファクシミリ端末から所定時間応答信号
が返ってこないと、回線の切断を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ァクシミリ画面送信方式にあっては、送信相手先から被
呼局識別信号、PB信号及び音声のうちどの応答信号が
返ってくるかにより、自動送信処理と手動送信処理を切
り換えて、相手ファクシミリ端末の状態に応じた処理を
行なうことができるが、相手先の電話番号を間違えて電
話機に送信処理を行なったときには、相手先から音声が
返ってくるので、手動受信処理を行なうこととなり、結
局、適切な送信動作を行うことができず、相手電話機の
オペレータに、いたずら電話と間違われ、相手オペレー
タに不快感を与える結果となる。
【0009】特に、送信側ファクシミリ装置が、送信に
失敗したとき、同じ原稿の画情報を同じ相手先に所定回
数送信を行なう再送信機能を備えている場合には、同じ
電話機に複数回送信を行なうこととなり、相手電話機の
オペレータにとって不快感が一層深まることになる。
【0010】そこで、本発明は、相手先から所定の信号
が返送されてくると、送信処理を中止し、また、再送信
処理を中止することにより、送信先電話番号の間違いや
相手先ファクシミリ装置に異常が発生して送信できない
場合等による不都合、例えば、相手オペレータに与える
不快感を和らげたり、無駄な再送信動作の繰り返しを防
止することのできるファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、原稿の画情報を相手先に送信するフ
ァクシミリ装置において、送信時、相手先からの所定の
信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段が前
記所定の信号を検出すると、送信動作を中止する送信中
止手段と、を備えることにより、上記目的を達成してい
る。
【0012】請求項2に記載の発明のファクシミリ装置
は、原稿の画情報を一旦記憶手段に蓄積した後、相手先
に送信するファクシミリ装置において、前記蓄積送信
時、相手先からの所定の信号を検出する信号検出手段
と、前記信号検出手段が前記所定の信号を検出すると、
前記蓄積送信動作を中止する送信中止手段と、を備える
ことにより、上記目的を達成している。
【0013】これら各場合において、例えば、請求項3
に記載するように、前記ファクシミリ装置は、原稿の画
情報の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の画情報を
所定時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信する再送信
手段を、さらに備え、前記送信中止手段は、前記再送信
手段による再送信をも中止するものであってもよい。
【0014】請求項3の場合、例えば、請求項4に記載
するように、前記ファクシミリ装置は、原稿の画情報を
蓄積する記憶手段を、さらに備え、原稿の画情報を一旦
前記記憶手段に蓄積した後、送信し、前記送信中止手段
は、前記記憶手段に蓄積されている当該送信を中止した
相手先宛の原稿の画情報を削除するものであってもよ
い。
【0015】請求項1または請求項2の場合、例えば、
請求項5に記載するように、前記ファクシミリ装置は、
原稿の画情報の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の
画情報を所定時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信す
る再送信手段を、さらに備え、前記信号検出手段は、相
手先からの電話番号を示す信号を検出し、前記再送信手
段は、前記信号検出手段が前記電話番号を示す信号を検
出すると、前記信号検出手段の検出した電話番号の相手
先に、前記送信中止手段により中止された相手先宛ての
原稿の画情報を再送信するものであってもよい。
【0016】また、この場合、例えば、請求項6に記載
するように、前記ファクシミリ装置は、原稿の画情報の
送信が失敗に終わったとき、同一原稿の画情報を所定時
間間隔で所定回数同じ相手先に再送信する再送信手段
を、さらに備え、前記信号検出手段は、相手先からの送
信時間を示す信号を検出し、前記再送信手段は、前記送
信中止手段により中止された相手先へ、前記信号検出手
段の検出した送信時間に、当該送信を中止した相手先宛
ての原稿の画情報を再送信するものであってもよい。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれ
ば、原稿の画情報を相手先に送信する送信時、信号検出
手段が、相手先からの所定の信号を検出すると、送信中
止手段が、送信動作を中止する。
【0018】したがって、送信先の電話番号を間違えて
電話機に発呼したときや故障中のファクシミリ装置に発
呼したとき等において、相手先のオペレータが、電話機
やファクシミリ装置のハンドセット等から所定の信号を
入力操作したり、相手先電話機やファクシミリ装置が所
定の信号を自動送信すると、送信側ファクシミリ装置の
送信動作を中止させることができ、相手オペレータにい
たずら電話でないことを認識させて、不快感を緩和する
ことができるとともに、不必要に長い間送信側ファクシ
ミリ装置が発呼トーンを送出し続けることを防止して、
ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0019】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、原稿の画情報を一旦記憶手段に蓄積した後、相
手先に送信する蓄積送信時、信号検出手段が、相手先か
らの所定の信号を検出すると、送信中止手段が、蓄積送
信動作を中止する。
【0020】したがって、送信先の電話番号を間違えて
電話に発呼したときや故障中のファクシミリ装置に発呼
したとき等において、相手先のオペレータが、電話機や
ファクシミリ装置のハンドセット等から所定の信号を入
力操作したり、相手先電話機やファクシミリ装置が所定
の信号を自動送信すると、送信側ファクシミリ装置の蓄
積送信動作を中止させることができ、相手先オペレータ
にいたずら電話でないことを認識させて、不快感を緩和
することができるとともに、不必要に長い間送信側ファ
クシミリ装置が発呼トーンを送出し続けることを防止し
て、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0021】これら各場合において、例えば、請求項3
に記載するように、ファクシミリ装置が、原稿の画情報
の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の画情報を所定
時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信する再送信手段
を、さらに備え、送信中止手段が、再送信手段による再
送信をも中止するようにすると、間違った電話番号の電
話機や故障中のファクシミリ装置にいたずらに何回も再
送信動作することを防止することができ、相手先オペレ
ータに再送信の度に所定の信号を送信する操作を行なわ
せることを防止することができ、相手先オペレータの不
快感をより一層緩和することができるとともに、ファク
シミリ装置の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0022】この場合、例えば、請求項4に記載するよ
うに、ファクシミリ装置が、原稿の画情報を蓄積する記
憶手段を、さらに備え、原稿の画情報を一旦記憶手段に
蓄積した後、送信し、送信中止手段が、記憶手段に蓄積
されている当該送信を中止した相手先宛の原稿の画情報
を削除するようにすると、再送信を中止した相手先の画
情報を記憶手段から削除することができ、記憶手段を有
効に利用することができる。
【0023】請求項1または請求項2の場合、例えば、
請求項5に記載するように、ファクシミリ装置が、原稿
の画情報の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の画情
報を所定時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信する再
送信手段を、さらに備え、信号検出手段が、相手先から
の電話番号を示す信号を検出し、再送信手段が、信号検
出手段が電話番号を示す信号を検出すると、信号検出手
段の検出した電話番号の相手先に、送信中止手段により
中止された相手先宛ての原稿の画情報を再送信するよう
にすると、間違って電話機に発呼したときや故障中のフ
ァクシミリ装置に発呼したとき、正しいファクシミリ装
置や故障していないファクシミリ装置の電話番号を取得
して、当該電話番号のファクシミリ装置に自動的に再送
信することができ、ファクシミリ装置の利用性をより一
層向上させることができる。
【0024】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、ファクシミリ装置が、原稿の画情報の送信が失敗に
終わったとき、同一原稿の画情報を所定時間間隔で所定
回数同じ相手先に再送信する再送信手段を、さらに備
え、信号検出手段が、相手先からの送信時間を示す信号
を検出し、再送信手段が、送信中止手段により中止され
た相手先へ、信号検出手段の検出した送信時間に、当該
送信を中止した相手先宛ての原稿の画情報を再送信する
ようにすると、故障中のファクシミリ装置に発呼したと
き、当該故障中のファクシミリ装置が復帰する時間を送
信時間として相手先から受信して、当該受信した送信時
間に自動的に再送信することができ、ファクシミリ装置
の利用性をより一層向上させることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0026】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0027】図1〜図3は、本発明のファクシミリ装置
の第1実施例を示す図である。
【0028】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
実施例の回路ブロック図である。
【0029】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、プロッタ3、符号化・復号化部4、画像メモ
リ5、システムメモリ6、システム制御部7、操作表示
部8、DTMF受信部9、網制御部10及びモデム11
等を備え、上記各部は、バス12により接続されてい
る。
【0030】スキャナ2は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device )を利用したイメージスキャナが使用さ
れており、スキャナ2には、その原稿台にセットされた
複数枚のシート原稿をスキャナ2に1枚ずつ自動搬送及
び自動排出する、いわゆるADF(自動原稿送り装置)
が取り付けられている。
【0031】スキャナ2は、システム制御部7の制御下
で動作し、ADFにより順次搬送されてくる原稿の片面
を順次走査して原稿を読み取る。スキャナ2は、読み取
った原稿の画情報を画像メモリ5に出力し、読み取りの
完了した原稿は、ADFにより図示しない原稿トレーに
排出される。
【0032】プロッタ3は、例えば、レーザを利用した
写真式記録装置、あるいは、サーマル素子を利用したサ
ーマル記録装置等が使用されており、システム制御部7
の制御下で動作して、受信画情報等を記録紙に記録出力
する。
【0033】符号化・復号化部4は、画情報の電送時間
の短縮化と効率化を図るものであり、送信時には画情報
を圧縮(符号化)し、また、受信時には符号化された画
情報を原情報に再生(復号化)する。
【0034】画像メモリ5(記憶手段)は、RAM(Ra
ndom Access Memory)等で形成され、所定容量を有して
いる。画像メモリ5は、送信用の画情報や受信した画情
報を主に蓄積し、画像メモリ5に蓄積された画情報は、
所定時期に読み出されて送信処理や記録出力処理が行わ
れる。
【0035】画像メモリ5内の画情報は、システム制御
部7により管理され、例えば、送信先毎にファイル管理
されるとともに、同じ送信先のファイルが複数あるとき
には、ファイル毎にも管理される。
【0036】システムメモリ4は、ROM(Read Only
Memory)やRAM等で構成され、ファクシミリ装置1と
しての基本プログラム、特に、本発明の送信中止処理プ
ログラムや再送信処理プログラム及び上記各処理を行な
うのに必要なシステムデータ等をあらかじめ記憶してい
る。
【0037】システム制御部(送信中止手段、再送信手
段)7は、システムメモリ6に記憶されているプログラ
ムに従ってファクシミリ装置1の各部を制御し、ファク
シミリ装置1としての処理を実行するとともに、本発明
の送信中止処理や再送信処理を実行する。
【0038】操作表示部8は、テンキー、アスタリスク
キー(*)やパウンドキー(#)及びスタートキー等の
各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例え
ば、液晶ディスプレイ)を備え、キー操作により各種命
令が入力され、また、入力された内容やファクシミリ装
置1からオペレータに伝達する各種情報をディスプレイ
に表示出力する。
【0039】DTMF受信部(信号検出手段)9は、公
衆電話回線を通して網制御部10から入力されるDTM
F(Dual Tone Multifrequency )信号の種類を検出し、
その内容をシステム制御部7に出力する。
【0040】特に、DTMF受信部9は、送信処理中に
相手先から送られてくるPB信号を受信し、そのPB信
号の種別をシステム制御部7に出力する。
【0041】システム制御部9は、DTMF受信部9が
送信処理中に相手先から予め設定された所定のPB信
号、例えば、アスタリスク(*)、あるいは、パウンド
(#)等のPB信号が送信されてきたことを検出する
と、送信処理を中止する。
【0042】網制御部10は、一般にAAーNCUと称
されているものであり、網制御部10には、通常、回
線、例えば、公衆電話回線が接続される。
【0043】網制御部10は、通信制御部を内蔵してお
り、回線を介して接続された通信相手先との間でファク
シミリ制御信号の交換を行って、ファクシミリ通信手順
を実行する。
【0044】モデム11は、送信時、送信信号を回線の
伝達に適した形態に変調し、また、受信時、回線から送
られてきた変調信号を復調する。
【0045】次に作用について説明する。
【0046】本実施例のファクシミリ装置1は、送信処
理中に、相手先から所定のPB信号が送られてきたこと
を検出すると、送信処理を中止するところにその特徴が
ある。
【0047】以下、この送信中止処理について、図2の
送信側のファクシミリ装置1の送信中止処理を示すフロ
ーチャートと図3の受信側の処理を示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0048】ファクシミリ装置1のオペレータは、ファ
クシミリ装置1を使用して送信するには、図2に示すよ
うに、スキャナ2のADFに原稿をセットし、操作表示
部8から相手先電話番号を入力して、スタートボタンを
投入するという送信操作を行なう(ステップS11)。
【0049】このとき、オペレータは、ファクシミリ装
置1にメモリ送信を行なわせる場合には、例えば、操作
表示部8のメモリ送信キーを操作し、メモリ送信を指示
する。
【0050】ファクシミリ装置1は、上記送信操作が行
なわれると、メモリ送信でないときには、上記送信操作
で入力された相手先電話番号のダイヤルトーンを回線に
送出し(ステップS12)、相手先がオンフックする
と、回線を接続して(ステップS13)、発呼トーン
(CNG)信号を送出する(ステップS14)。
【0051】なお、このとき、メモリ送信が指定されて
いると、ファクシミリ装置1は、上記ステップS12の
ダイヤルトーン送出に先立って、スキャナ2によりセッ
トされた原稿の画情報を読み取り、画像メモリ5に一時
蓄積する。全ての原稿の読み取りと画像メモリ5への画
情報の蓄積が完了すると、ステップS12に進んで、ダ
イヤルトーンの送出を開始し、以下、メモリ送信でない
場合と同様にステップS14までの処理を行なう。
【0052】ファクシミリ装置1は、発呼トーンを送出
すると、相手先からファクシミリ応答信号が返ってくる
かどうかチェックし(ステップS15)、応答信号を受
信すると、通常の送信処理を行なって、処理を終了する
(ステップS16)。
【0053】ステップS15で、応答信号を受信しない
ときには、所定のPB信号を受信するかどうかチェック
し(ステップS17)、所定のPB信号をも受信しない
ときには、ステップS14に戻って、発呼トーンの送出
を行なう。
【0054】すなわち、システム制御部7は、DTMF
受信部9が所定のPB信号を受信したかどうかチェック
する。
【0055】この所定のPB信号は、上述のように、予
め設定されているPB信号であり、例えば、アスタリス
ク(*)、あるいは、パウンド(#)等のPB信号であ
る。
【0056】ステップS17で、所定のPB信号を受信
すると、相手先が電話機であるか、受信可能状態にない
と判断して、送信処理を中止し(ステップS18)、回
線を切断して、処理を終了する(ステップS19)。
【0057】したがって、上記送信操作において、相手
先の電話番号を間違えて通常の電話機の電話番号を入力
操作したり、相手先電話番号を間違えなくても、相手先
ファクシミリ装置が受信可能状態にないときには、相手
先から所定のPB信号が送信されてくることにより、送
信処理を中止することができ、不必要に長い間発呼トー
ンを送出したり、送信処理を行なうことを防止すること
ができる。
【0058】この場合、相手先においては、図3に示す
ような処理が行なわれる。なお、図3においては、相手
先が電話機である場合の処理を示している。
【0059】すなわち、ファクシミリ装置1から発呼が
あると、電話機は、リンギングを行ない(ステップS2
1)、オペレータがオフフックすると(ステップS2
2)、上述のように、送信側のファクシミリ装置1は、
オフフックを検出して、発呼トーンを送出するので、オ
ペレータは、電話機の受話器からこの発呼トーンを聞く
ことになる。
【0060】そこで、オペレータは、電話機の操作部か
らファクシミリ送信を中止させるための所定のPB(プ
ッシュボタン)、例えば、上記アスタリスクキー
(*)、あるいは、パウンドキー(#)を投入操作す
る。
【0061】電話機は、PB操作が行なわれると(ステ
ップS23)、操作されたPBに対応するPB信号を相
手ファクシミリ装置1に送出し(ステップS24)、そ
の後、オペレータは、送受話器をオンフックする(ステ
ップS25)。
【0062】ステップS23で、PB操作されないで、
送受話器がオンフックされると(ステップS25)、そ
のまま処理を終了する。
【0063】したがって、電話機のオペレータは、簡単
なPB操作を行なうだけで、電話機に送信処理を行なっ
てきたファクシミリ装置1の送信処理を中止させること
ができ、いたずら電話でないことを認識することができ
るとともに、いたずらに長く発呼トーンがなっているこ
とを止めさせることができる。
【0064】このように、本実施例によれば、ファクシ
ミリ装置1の送信時、間違った電話番号を入力して電話
機に発呼したとき、当該相手先から所定のPB信号が送
られてくることにより、送信処理を中止することがで
き、電話機のオペレータにいたずら電話でないことを認
識させることができるとともに、不必要に長い時間発呼
トーンを送出することを防止することができる。
【0065】また、相手先がファクシミリ装置であり、
受信不可能な場合に、相手ファクシミリ装置からPB信
号が送信されてくると、送信処理を中止することがで
き、無駄な送信処理を中止することができる。
【0066】図4は、本発明のファクシミリ装置の第2
実施例の送信側のファクシミリ装置1の送信中止処理の
フローチャートを示す図であり、本実施例は、ファクシ
ミリ装置1が再送信機能を備えているとき、相手先から
所定のPB信号が送信されてきたとき、再送信処理をも
中止するものである。
【0067】図4において、ファクシミリ装置1のオペ
レータが、原稿をスキャナ2にセットして、メモリ送信
の指示操作を行なうと(ステップP11)、ファクシミ
リ装置1のシステム制御部7は、メモリ送信モードを設
定するとともに、再送信の設定を行ない、セットされた
原稿の画情報をスキャナ2で読み取らせて、画像メモリ
5に一時蓄積させる。
【0068】システム制御部7は、上記再送信の設定
を、例えば、システム制御部7内のRAMの所定領域
に、再送信を行なう旨のフラグのセットと、再送信回数
の設定を行なうことにより、行なう。
【0069】ファクシミリ装置1は、全ての原稿の画情
報をスキャナ2で読み取って画像メモリ5に蓄積する
と、入力された電話番号のダイヤルトーンを回線に送出
する(ステップP12)。
【0070】相手先がオフフックすると、回線を接続し
(ステップP13)、発呼トーン(CNG)信号を送出
して(ステップP14)、応答信号が返ってくるかチェ
ックする(ステップP15)。
【0071】ステップP15で、応答信号が返ってくる
と、相手先がファクシミリ装置であるので、通常のファ
クシミリ送信処理を行なって、画像メモリ5内の画情報
を順次送信し、処理を終了する(ステップP16)。
【0072】ステップP15で、応答信号を受信しない
ときには、所定のPB信号を受信したかどうかチェック
し(ステップP17)、所定のPB信号を受信しないと
きには、ステップP14に戻って、発呼トーン信号の送
出から同様の処理を繰り返す(ステップP14〜P1
7)。
【0073】ステップP17で、所定のPB信号を受信
すると、システム制御部7は、送信を中止し(ステップ
P18)、回線の切断を行なう(ステップP19)。
【0074】その後、システム制御部7は、再送信の設
定を解除し、処理を終了する(ステップP20)。
【0075】この場合の相手先の処理は、上記図2に示
した処理と同様である。
【0076】したがって、本実施例によれば、現在行な
っている送信処理を中止するだけでなく、再送信をも中
止することができ、間違った相手先や受信不可能なファ
クシミリ装置への送信動作を繰り返すことを防止するこ
とができる。
【0077】その結果、電話機等に繰り返し送信動作を
行なって、相手電話機のオペレータに与える不快感をよ
り一層緩和することができる。
【0078】なお、上記実施例においては、再送信の設
定を解除するようにしているが、これだけに限るもので
はなく、例えば、画像メモリ5に蓄積した当該送信対象
の画情報を画像メモリ5から削除してもよい。
【0079】また、当該相手先への再送信設定が今回再
送信を中止した再送信設定以外に、有るときには、当該
他の再送信設定をも中止するようにしてもよい。この場
合、当該他の再送信用の画情報を画像メモリ5から削除
してもよい。
【0080】さらに、上記2つの実施例において、送信
を中止したとき、操作表示部8のディスプレイに送信を
中止した旨を表示出力するようにしてもよく、また、再
送信の中止を行なったとき、再送信の中止を行なった旨
をディスプレイに表示出力するようにしてもよい。
【0081】図5及び図6は、本発明のファクシミリ装
置の第3実施例を示す図であり、本実施例は、相手先か
らの所定のPB信号により送信を中止するとともに、相
手先からの電話番号信号を受信して、当該受信した電話
番号に送信先を変更するものである。
【0082】送信側ファクシミリ装置1は、図5に示す
ように、スキャナ2のADFに原稿がセットされ、メモ
リ送信操作が行なわれると(ステップQ11)、スキャ
ナ2により原稿の画情報を順次読み取って、画像メモリ
5に蓄積し、全ての原稿の画情報の画像メモリ5への蓄
積が完了すると、入力操作により入力された電話番号の
ダイヤルトーンを送出する(ステップQ12)。
【0083】また、システム制御部7は、上記第2実施
例の場合と同様に、再送信の設定を行なう。
【0084】相手側がオフフックすると、回線を接続し
(ステップQ13)、発呼トーン(CNG)信号を送出
して(ステップQ14)、ファクシミリ応答信号を受信
するかどうかチェックする(ステップQ15)。
【0085】ステップQ15で、ファクシミリ応答信号
を受信すると、通常のメモリ送信手順に従って、画像メ
モリ5から上記蓄積した画情報を順次読み出して、相手
ファクシミリ装置に送信し、処理を終了する(ステップ
Q16)。
【0086】ステップQ15で、ファクシミリ応答信号
を受信しないときには、所定のPB信号を受信したかチ
ェックし(ステップQ17)、所定のPB信号を受信し
ないときには、ステップQ14に戻って、同様の処理を
繰り返し行なう(ステップQ14〜Q17)。
【0087】ステップQ17で、所定のPB信号を受信
すると、システム制御部7は、送信処理を中止し(ステ
ップQ18)、DTMF受信部9が電話番号信号を受信
したかどうかチェックする(ステップQ19)。
【0088】この電話番号信号は、後述するように、相
手側が上記ファクシミリ送信動作を中止させるための所
定のPB信号に続いて、当該ファクシミリ送信の送信先
の正しい電話番号を電話機等のPB(プッシュボタン)
から入力し、電話機等が当該入力された電話番号を示す
PB信号を送信してきたものである。
【0089】ステップQ19で、DTMF受信部9が電
話番号信号を受信しないときには、回線を切断し、処理
を終了する(ステップQ20)。
【0090】なお、このとき、ファクシミリ装置1は、
第2実施例と同様に、再送信の設定も解除するようにし
てもよく、また、画像メモリ5内の画情報も削除するよ
うにしてもよい。さらに、操作表示部8のディスプレイ
に送信を中止したことや再送信を中止したこと及び当該
相手先の画情報を画像メモリ5から削除したこと等を表
示するようにしてもよい。
【0091】上記ステップQ19で、DTMF受信部9
が電話番号信号を受信したときには、システム制御部7
は、受信した電話番号を取得し(ステップQ21)、回
線を切断する(ステップQ22)。
【0092】このように、送信動作を中止して、新たな
送信先の電話番号を取得すると、回線を切断して、予め
設定されている再送信時間になるのを待ち(ステップQ
23)、再送信時間になると、ステップQ21で取得し
た新たな電話番号のダイヤルトーンを送出して(ステッ
プQ24)、ステップQ13に戻って新たな相手先に送
信動作を開始する。
【0093】すなわち、上記同様の処理を行ない、相手
先がオフフックすると、回線を接続して(ステップQ1
3)、発呼トーン信号を送出し(ステップQ14)、相
手ファクシミリ装置からファクシミリ応答信号を受信す
ると(ステップQ15)、通常の再送信処理に従って画
像メモリ5内の画情報を順次送信する(ステップQ1
6)。
【0094】したがって、本実施例によれば、送信操作
で、間違って送信先の電話機の電話番号を入力してしま
った場合等において、相手電話機のオペレータが、正し
いファクシミリ装置の電話番号を電話機から入力する
と、その電話番号を取得して、自動的に正しいファクシ
ミリ装置の電話番号に再送信処理により、送信すること
ができ、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させ
ることができる。
【0095】この場合の相手電話機における処理は、図
6に示すように行なわれる。
【0096】すなわち、ファクシミリ装置1から発呼が
あると、電話機は、リンギングを行ない(ステップQ3
1)、オペレータが、オフフックして(ステップQ3
2)、送信側のファクシミリ装置1からの発呼トーンを
聞いて、電話機の操作部からファクシミリ送信を中止さ
せるための所定のPB(プッシュボタン)、例えば、上
記アスタリスクキー(*)、あるいは、パウンドキー
(#)を投入操作するかどうかチェックする(ステップ
Q33)。
【0097】ステップQ33で、PBが操作されない
で、送受話器がオンフックされると(ステップQ3
7)、そのまま処理を終了する。
【0098】ステップQ33で、PB操作が行なわれる
と、操作されたPBに対応するPB信号を相手ファクシ
ミリ装置1に送出し(ステップQ34)、その後、オペ
レータが、電話番号の入力操作を行なったかどうかチェ
ックする(ステップQ35)。
【0099】ステップQ35で、電話番号の入力操作が
行なわれず、送受話器がオンフックされると(ステップ
Q37)、処理を終了する。
【0100】ステップQ35で、電話番号の入力操作が
行なわれると、入力された電話番号のPB信号を送出し
(ステップQ36)、その後、送受話器がオンフックさ
れると(ステップQ37)、処理を終了する。
【0101】したがって、電話機や故障等で受信不可能
なファクシミリ装置のオペレータは、簡単なPB操作を
行なうだけで、電話機や受信不可能なファクシミリ装置
に送信処理を行なってきたファクシミリ装置1の送信処
理を中止させることができ、いたずら電話でないことを
認識することができるとともに、いたずらに長く発呼ト
ーンがなっていることを止めさせることができる。
【0102】また、ファクシミリ装置1の送信処理を中
止させるためのPB操作を行なった後に、正しい送信先
のファクシミリ装置の電話番号を入力操作すると、相手
ファクシミリ装置1に当該正しい送信先のファクシミリ
装置にファクシミリ送信させることができる。
【0103】図7及び図8は、本発明のファクシミリ装
置の第4実施例を示す図であり、本実施例は、相手先か
らの所定のPB信号により送信を中止するとともに、相
手先からの送信時間信号を受信して、指定された送信時
間に再送信を行なうものである。
【0104】本実施例においては、上記第3実施例と同
様に、送信側ファクシミリ装置1は、図7に示すよう
に、スキャナ2のADFに原稿がセットされ、メモリ送
信操作が行なわれると(ステップR11)、スキャナ2
により原稿の画情報を順次読み取って、画像メモリ5に
蓄積し、全ての原稿の画情報の画像メモリ5への蓄積が
完了すると、入力操作により入力された電話番号のダイ
ヤルトーンを送出する(ステップR12)。また、シス
テム制御部7は、再送信の設定を行なう。
【0105】相手側がオフフックすると、回線を接続し
(ステップR13)、発呼トーン(CNG)信号を送出
して(ステップR14)、ファクシミリ応答信号を受信
するかどうかチェックする(ステップR15)。
【0106】ステップR15で、ファクシミリ応答信号
を受信すると、通常のメモリ送信手順に従って、画像メ
モリ5から上記蓄積した画情報を順次読み出して、相手
ファクシミリ装置に送信し、処理を終了する(ステップ
R16)。
【0107】ステップR15で、ファクシミリ応答信号
を受信しないときには、所定のPB信号を受信したかチ
ェックし(ステップR17)、所定のPB信号を受信し
ないときには、ステップR14に戻って、同様の処理を
繰り返し行なう(ステップR14〜Q17)。
【0108】ステップR17で、所定のPB信号を受信
すると、システム制御部7は、送信処理を中止し(ステ
ップR18)、DTMF受信部9が再送信時間を示すP
B信号を受信したかどうかチェックする(ステップR1
9)。
【0109】この再送信時間信号は、後述するように、
相手側が上記ファクシミリ送信動作を中止させるための
所定のPB信号に続いて、当該ファクシミリ装置への再
送信の時刻を電話機あるいはファクシミリ装置のハンド
セットのPB(プッシュボタン)から入力し、電話機あ
るいはファクシミリ装置が当該入力された再送信時間を
示すPB信号を送信してきたものである。
【0110】ステップR19で、DTMF受信部9が再
送信時間信号を受信しないときには、回線を切断し、処
理を終了する(ステップR20)。
【0111】なお、このとき、ファクシミリ装置1は、
第2実施例と同様に、再送信の設定も解除するようにし
てもよく、また、画像メモリ5内の画情報も削除するよ
うにしてもよい。さらに、操作表示部8のディスプレイ
に、送信を中止したことや再送信を中止したこと及び当
該相手先の画情報を画像メモリ5から削除したこと等を
表示するようにしてもよい。
【0112】上記ステップR19で、DTMF受信部9
が再送信時間信号を受信したときには、システム制御部
7は、受信した再送信時間を取得し(ステップR2
1)、回線を切断する(ステップR22)。
【0113】このように、送信動作を中止して、再送信
時間を取得すると、回線を切断して、取得した再送信時
間になるのを待ち(ステップR23)、取得した再送信
時間になると、ステップR11で入力された電話番号の
ダイヤルトーンを送出して(ステップR24)、ステッ
プR14に戻って当該相手先に再送信動作を開始する。
【0114】上記同様の処理を行ない、発呼トーン信号
を送出して(ステップR14)、相手ファクシミリ装置
からファクシミリ応答信号を受信すると(ステップR1
5)、通常の再送信処理に従って画像メモリ5内の画情
報を順次送信する(ステップR16)。
【0115】したがって、本実施例によれば、送信時に
相手ファクシミリ装置が紙切れや故障等により受信が不
可能な場合に、相手ファクシミリ装置等のオペレータ
が、ファクシミリ装置が正常に稼働する時間を再送信時
間としてハンドセットや電話機から入力すると、その再
送信時間を取得して、自動的に指定された再送信時間に
再送信することができ、ファクシミリ装置の利用性をよ
り一層向上させることができる。
【0116】この場合の相手側における処理は、図8に
示すように行なわれる。
【0117】なお、図8では、相手側は、ファクシミリ
装置のハンドセットによりオペレータがPB操作するも
のとする。
【0118】すなわち、ファクシミリ装置1から発呼が
あると、受信側ファクシミリ装置は、受信不可能な状態
に有るため、自動受信モードは解除されているので、リ
ンギングを行ない(ステップR31)、オペレータが、
ハンドセットをオフフックして(ステップR32)、送
信側のファクシミリ装置1からの発呼トーンを聞いて、
ハンドセットの操作部、あるいは、ファクシミリ装置の
操作部からファクシミリ送信を中止させるための所定の
PB(プッシュボタン)、例えば、上記アスタリスクキ
ー(*)、あるいは、パウンドキー(#)を投入操作す
る。
【0119】相手ファクシミリ装置は、この所定のPB
操作が行なわれるかどうかチェックし(ステップR3
3)、PBが操作されないで、ハンドセットがオンフッ
クされると(ステップR37)、そのまま処理を終了す
る。
【0120】ステップR33で、PB操作が行なわれる
と、操作されたPBに対応するPB信号をファクシミリ
装置1に送出し(ステップR34)、その後、オペレー
タによる再送信時間の入力操作が行なわれたかどうかチ
ェックする(ステップR35)。
【0121】ステップR35で、再送信時間の入力操作
が行なわれず、ハンドセットがオンフックされると(ス
テップR37)、処理を終了する。
【0122】ステップR35で、再送信時間の入力操作
が行なわれると、入力された再送信時間に対応するPB
信号(再送信時間信号)を送出し(ステップR36)、
その後、ハンドセットがオンフックされると(ステップ
R37)、送信中止処理を終了する。
【0123】なお、このとき、オペレータは、再送信時
間の入力操作を行った後、信号の終わりを示す所定のP
B操作、例えば、アスタリスクキー(*)、あるいは、
パウンドキー(#)等を入力操作する。
【0124】したがって、受信側ファクシミリ装置のオ
ペレータは、ファクシミリ装置が故障等で受信不可能な
場合、簡単なPB操作を行なうだけで、送信側ファクシ
ミリ装置1の送信処理を中止させることができ、いたず
らに長く発呼トーンがなっていることを止めさせること
ができる。
【0125】また、ファクシミリ装置1の送信処理を中
止させるためのPB操作を行なった後に、再送信時間を
入力操作すると、相手ファクシミリ装置1に当該再送信
時間に再送信させることができる。
【0126】このように、本実施例によれば、ファクシ
ミリ装置1の送信時、相手ファクシミリ装置が故障等に
より受信不可能なとき、当該相手先から所定のPB信号
が送られてくることにより、送信処理を中止することが
でき、不必要に長い時間発呼トーンを送出することを防
止することができるとともに、再送信時間が送信されて
くると、当該再送信時間を取得して、再送信機能によ
り、指定された再送信時間に再送信することができ、フ
ァクシミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0127】上記第4実施例の場合、受信側ファクシミ
リ装置においてオペレータが所定のPB信号の入力操作
や再送信時間の入力操作を行なっているが、受信側ファ
クシミリ装置が故障等の場合に、図9に示すように、上
記所定のPB信号及び再送信時間信号を自動送信するよ
うにしてもよい。
【0128】すなわち、受信側ファクシミリ装置は、図
9に示すように、着呼があると(ステップR41)、自
動着呼動作を行ない(ステップR42)、異常があるか
どうか、すなわち、受信可能であるかどうかチェックす
る(ステップR43)。
【0129】ステップR43で、異常がないときには、
通常のファクシミリ受信処理を行なって、相手ファクシ
ミリ装置1から送信されてくる画情報を受信し、処理を
終了する(ステップR44)。
【0130】ステップR43で、異常がありファクシミ
リ受信できないときには、予め設定されているアスタリ
スク(*)やパウンド(#)等の所定のPB信号を送出
し(ステップR45)、その後、予めオペレータ等によ
り設定されている再送信時間を示すPB信号(再送信時
間信号)を送出する(ステップR46)。
【0131】なお、再送信時間信号の送出の後、信号の
終わりを示す所定のPB信号、例えば、アスタリスク
(*)、あるいは、パウンド(#)等のPB信号を送出
する。
【0132】再送信時間信号の送出を完了すると、回線
を切断して、処理を終了する(ステップR47)。
【0133】したがって、受信側ファクシミリ装置のオ
ペレータは、ファクシミリ装置が故障等で受信不可能な
場合、再送信時間を予め設定しておくだけで、当該ファ
クシミリ装置に着呼があっても、ハンドセットで応答す
ることなく、ファクシミリ装置が自動的に、相手ファク
シミリ装置の送信動作を中止させるPB信号を送出する
とともに、再送信時間信号を送出するので、ファクシミ
リ装置の利用性をさらに向上させることができる。
【0134】以上、本願発明者によってなされた発明を
好適な実施例に基づき具体的に説したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0135】例えば、上記実施例においては、送信処理
を中止するための所定の信号として、アスタリスクやパ
ウンド等のPB信号を用いているが、これに限るもので
はなく、例えば、ダイヤルパルスやフッキング等であっ
てもよい。
【0136】また、上記第1実施例から第4実施例にお
いては、オペレータが電話機やファクシミリ装置のハン
ドセットを用いてPB操作を行なっているが、これに限
るものではなく、電話機自体、あるいは、第5実施例に
示したように、ファクシミリ装置自体がPB信号を送出
するようにしてもよいし、あるいは、外部装置を利用し
て、PB信号やダイヤルパルス等の信号を送出するよう
にしてもよい。
【0137】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、原稿の画情報を相手先に送信する送信時、信
号検出手段が、相手先からの所定の信号を検出すると、
送信中止手段が、送信動作を中止する。
【0138】したがって、送信先の電話番号を間違えて
電話機に発呼したときや故障中のファクシミリ装置に発
呼したとき等において、相手先のオペレータが、電話機
やファクシミリ装置のハンドセット等から所定の信号を
入力操作したり、相手電話機やファクシミリ装置が所定
の信号を自動送信すると、送信側ファクシミリ装置の送
信動作を中止させることができ、相手オペレータにいた
ずら電話でないことを認識させて、不快感を緩和するこ
とができるとともに、不必要に長い間送信側ファクシミ
リ装置が発呼トーンを送出し続けることを防止して、フ
ァクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0139】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、原稿の画情報を一旦記憶手段に蓄積した後、相
手先に送信する蓄積送信時、信号検出手段が、相手先か
らの所定の信号を検出すると、送信中止手段が、送信動
作を中止する。
【0140】したがって、送信先の電話番号を間違えて
電話に発呼したときや故障中のファクシミリ装置に発呼
したとき等において、相手先のオペレータが、電話機や
ファクシミリ装置のハンドセット等から所定の信号を入
力操作したり、相手電話機やファクシミリ装置が所定の
信号を自動送信すると、送信側ファクシミリ装置の蓄積
送信動作を中止させることができ、相手先オペレータに
いたずら電話でないことを認識させて、不快感を緩和す
ることができるとともに、不必要に長い間送信側ファク
シミリ装置が発呼トーンを送出し続けることを防止し
て、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0141】これら各場合において、請求項3に記載す
るように、ファクシミリ装置が、原稿の画情報の送信が
失敗に終わったとき、同一原稿の画情報を所定時間間隔
で所定回数同じ相手先に再送信する再送信手段を、さら
に備え、送信中止手段が、再送信手段による再送信をも
中止するようにすると、間違った電話番号の電話機や故
障中のファクシミリ装置にいたずらに何回も再送信動作
することを防止することができ、相手先オペレータに再
送信の度に所定の信号を送信する操作を行なわせること
を防止することができ、相手先オペレータの不快感をよ
り一層緩和することができるとともに、ファクシミリ装
置の利用性をより一層向上させることができる。
【0142】この場合、請求項4に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、原稿の画情報を蓄積する記憶手段
を、さらに備え、原稿の画情報を一旦記憶手段に蓄積し
た後、送信し、送信中止手段が、記憶手段に蓄積されて
いる当該送信を中止した相手先宛の原稿の画情報を削除
するようにすると、再送信を中止した相手先の画情報を
記憶手段から削除することができ、記憶手段を有効に利
用することができる。
【0143】請求項1または請求項2の場合、請求項5
に記載するように、ファクシミリ装置が、原稿の画情報
の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の画情報を所定
時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信する再送信手段
を、さらに備え、信号検出手段が、相手先からの電話番
号を示す信号を検出し、再送信手段が、信号検出手段が
電話番号を示す信号を検出すると、信号検出手段の検出
した電話番号の相手先に、送信中止手段により中止され
た相手先宛ての原稿の画情報を再送信するようにする
と、間違って電話機に発呼したときや故障中のファクシ
ミリ装置に発呼したとき、正しいファクシミリ装置や故
障していないファクシミリ装置の電話番号を取得して、
当該電話番号のファクシミリ装置に自動的に再送信する
ことができ、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上
させることができる。
【0144】また、請求項6に記載するように、ファク
シミリ装置が、原稿の画情報の送信が失敗に終わったと
き、同一原稿の画情報を所定時間間隔で所定回数同じ相
手先に再送信する再送信手段を、さらに備え、信号検出
手段が、相手先からの送信時間を示す信号を検出し、再
送信手段が、送信中止手段により中止された相手先へ、
信号検出手段の検出した送信時間に、当該送信を中止し
た相手先宛ての原稿の画情報を再送信するようにする
と、故障中のファクシミリ装置に発呼したとき、当該故
障中のファクシミリ装置が復帰する時間を送信時間とし
て相手先から受信して、当該受信した送信時間に自動的
に再送信することができ、ファクシミリ装置の利用性を
より一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1実施例の回路
ブロック。
【図2】図1のファクシミリ装置による送信中止処理を
示すフローチャート。
【図3】図1のファクシミリ装置から発呼を受けた電話
機における送信中止要求処理を示すフローチャート。
【図4】本発明のファクシミリ装置の第2実施例の再送
信をも中止する送信中止処理を示すフローチャート。
【図5】本発明のファクシミリ装置の第3実施例の送信
先電話番号を取得する送信中止処理を示すフローチャー
ト。
【図6】図5のファクシミリ装置からの発呼を受けた電
話機における送信中止要求処理を示すフローチャート。
【図7】本発明のファクシミリ装置の第4実施例の再送
信時間を取得する送信中止処理を示すフローチャート。
【図8】図7のファクシミリ装置からの発呼を受けたフ
ァクシミリ装置のハンドセットにおける送信中止要求処
理を示すフローチャート。
【図9】図7のファクシミリ装置からの発呼を受けたフ
ァクシミリ装置自体が行なう送信中止要求処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 プロッタ 4 符号化・復号化部 5 画像メモリ 6 システムメモリ 7 システム制御部 8 操作表示部 9 DTMF受信部 10 網制御部 11 モデム 12 バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画情報を相手先に送信するファクシ
    ミリ装置において、 送信時、相手先からの所定の信号を検出する信号検出手
    段と、 前記信号検出手段が前記所定の信号を検出すると、送信
    動作を中止する送信中止手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】原稿の画情報を一旦記憶手段に蓄積した
    後、相手先に送信するファクシミリ装置において、 前記蓄積送信時、相手先からの所定の信号を検出する信
    号検出手段と、 前記信号検出手段が前記所定の信号を検出すると、前記
    蓄積送信動作を中止する送信中止手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記ファクシミリ装置は、 原稿の画情報の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の
    画情報を所定時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信す
    る再送信手段を、さらに備え、 前記送信中止手段は、 前記再送信手段による再送信をも中止することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、 原稿の画情報を蓄積する記憶手段を、さらに備え、 原稿の画情報を一旦前記記憶手段に蓄積した後、送信
    し、 前記送信中止手段は、 前記記憶手段に蓄積されている当該送信を中止した相手
    先宛の原稿の画情報を削除することを特徴とする請求項
    3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記ファクシミリ装置は、 原稿の画情報の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の
    画情報を所定時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信す
    る再送信手段を、さらに備え、 前記信号検出手段は、 相手先からの電話番号を示す信号を検出し、 前記再送信手段は、 前記信号検出手段が前記電話番号を示す信号を検出する
    と、前記信号検出手段の検出した電話番号の相手先に、
    前記送信中止手段により中止された相手先宛ての原稿の
    画情報を再送信することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】前記ファクシミリ装置は、 原稿の画情報の送信が失敗に終わったとき、同一原稿の
    画情報を所定時間間隔で所定回数同じ相手先に再送信す
    る再送信手段を、さらに備え、 前記信号検出手段は、 相手先からの送信時間を示す信号を検出し、 前記再送信手段は、 前記送信中止手段により中止された相手先へ、前記信号
    検出手段の検出した送信時間に、当該送信を中止した相
    手先宛ての原稿の画情報を再送信することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
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