JPH08331349A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08331349A
JPH08331349A JP7161499A JP16149995A JPH08331349A JP H08331349 A JPH08331349 A JP H08331349A JP 7161499 A JP7161499 A JP 7161499A JP 16149995 A JP16149995 A JP 16149995A JP H08331349 A JPH08331349 A JP H08331349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
destination
called station
information
facsimile
transmission
Prior art date
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JP7161499A
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English (en)
Inventor
Masato Nakajima
正人 中島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、相手先を事前に確認して意図する相
手先に確実に画情報を送信できるファクシミリ装置を提
供することを目的としている。 【構成】ファクシミリ装置は、相手先を発呼すると、発
呼電話番号を取得して記憶し、標準あるいは非標準のい
ずれの被呼局識別信号を受信するかチェックする(ステ
ップS6)。非標準の被呼局識別信号を受信すると、R
AMの相手先情報の相手先名称と被呼局識別情報の被呼
局名称を比較して、異なっていると、回線切断機能の有
効/無効に応じて回線の切断、あるいは、送信処理の継
続を行うとともに、RAMの相手先情報の自動更新を行
う(ステップS7〜S16)。また、被呼局識別情報や
発呼電話番号の印字処理を行い、この印字結果により回
線切断操作が行われると、回線を切断する(ステップS
10、S17〜S19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳細には、画情報を意図する相手先に確実に送信で
きるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置は、その普及に
伴って、高度化、多機能化が進んでおり、例えば、ワン
タッチ番号や短縮番号に対応させて送信相手先の電話番
号を登録して、登録したワンタッチ番号や短縮番号を指
示するだけで指示された相手先に自動発呼することによ
り、発呼操作を簡略化して操作性を向上させている。
【0003】しかしながら、このようなファクシミリ装
置にあっては、間違って電話番号を登録した場合、その
電話番号にファクシミリ装置が接続されている限り、間
違った相手先に原稿が送信されてしまうという問題が発
生している。
【0004】そこで、従来、被呼局側から被呼端末識別
データを受信することにより、被呼局の識別を行うダイ
ヤル機能を有したファクシミリ装置において、被呼局か
らの被呼端末識別データを受信したかどうかを検出する
検出手段と、前記検出手段により被呼端末識別データを
受信したことが検出されたときには該被呼端末識別デー
タを記憶し、該被呼端末識別データを受信したことが検
出されないときは発呼局より発信したダイヤル番号を記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された被呼端末
識別データまたはダイヤル番号を送信リポートの送信先
名として記録出力する記録手段とを備えたことを特徴と
するファクシミリ装置が提案されている(実開平5−9
078号公報参照)。
【0005】この従来のファクシミリ装置によれば、全
ての送信相手先を送信リポートとして記録出力して、相
手先を送信終了後に確認することができる。
【0006】また、原稿の所定位置に送信先、送信時
間、送信状況等の送信情報を印字するファクシミリ装置
が種々提案されている(実開平2−92262号公報、
実開平4−67847号公報、実開平4−67847号
公報、実開平4−80166号公報参照)。
【0007】これらの従来のファクシミリによれば、原
稿の所定位置に送信先、送信時刻、送信状況等の送信情
報が印字されるので、どの原稿がどの送信先に、いつ送
信されたかを確認することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、送信後に、送
信先情報を記録出力するようになっていたため、相手先
電話番号の誤入力等により、誤った相手先に原稿の画情
報を送信してしまうことを未然に防止することができな
い。
【0009】すなわち、従来のファクシミリ装置にあっ
ては、送信後に、送信リポートを記録出力させて、送信
リポートにより自己の原稿がどの相手先に送信されたか
を確認するか、原稿の所定位置に印字される送信情報に
より、自己の原稿がどの相手先に送信されたかを確認す
るが、いずれも原稿の画情報が送信された後に、記録出
力されるものであり、誤った相手先に原稿の画情報を送
信してしまうことを未然に防止することができない。
【0010】その結果、意図する相手先に原稿の画情報
を確実に送信することができないおそれがあったり、秘
密を要する原稿の画情報が他のファクシミリ装置に送信
されるおそれがあった。
【0011】また、送信リポートにより送信先を確認す
るためには、送信リポートの出力指示操作を行う必要が
あり、ファクシミリ装置の利用性が悪いという問題があ
った。
【0012】そこで、本発明は、ファクシミリ通信手順
において相手先から送信される被呼局識別情報を可視出
力することにより、誤った相手先への画情報の送信を未
然に防止して、オペレータの意図する相手先に確実に送
信できるとともに、利用性の良好なファクシミリ装置を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、指定された相手先電話番号に発呼し
て、所定のファクシミリ通信手順により画情報を送信す
るファクシミリ装置において、相手先ファクシミリ装置
から送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識
別信号を検出する信号解析手段と、前記信号解析手段の
検出した被呼局識別信号から被呼局識別情報を取得する
被呼局情報取得手段と、入力された情報を可視出力する
出力手段と、ファクシミリ送信の中断を指示操作する送
信中断操作手段と、前記被呼局情報取得手段の取得した
被呼局識別情報を前記出力手段により出力させ、前記送
信中断操作手段により中断の指示操作が行われると、フ
ァクシミリ送信を中断する制御手段と、を備えることに
より、上記目的を達成している。
【0014】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、指定された相手先電話番号に発呼して、所定のファ
クシミリ通信手順により画情報を送信するファクシミリ
装置において、相手先電話番号に関する情報に対応づけ
て相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記憶
する相手先情報記憶手段と、相手先ファクシミリ装置か
ら送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別
信号を検出する信号解析手段と、前記信号解析手段の検
出した被呼局識別信号から被呼局識別情報を取得する被
呼局情報取得手段と、入力された情報を可視出力する出
力手段と、ファクシミリ送信の中断を指示操作する送信
中断操作手段と、前記指定された相手先電話番号に対応
する相手先情報を前記相手先情報記憶手段から読み出
し、該読み出した相手先情報と前記被呼局情報取得手段
の取得した被呼局識別情報を比較する比較手段と、前記
比較手段が前記相手先情報と前記被呼局識別情報が異な
ると判別すると、前記被呼局情報取得手段の取得した被
呼局識別情報を前記出力手段により出力させ、前記送信
中断操作手段により中断の指示操作が行われると、ファ
クシミリ送信を中断する制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0015】請求項3記載の発明のファクシミリ装置
は、指定された相手先電話番号に発呼して、所定のファ
クシミリ通信手順により画情報を送信するファクシミリ
装置において、相手先電話番号に関する情報に対応づけ
て相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記憶
する相手先情報記憶手段と、相手先ファクシミリ装置か
ら送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別
信号を検出する信号解析手段と、前記信号解析手段の検
出した被呼局識別信号から被呼局識別情報を取得する被
呼局情報取得手段と、入力された情報を可視出力する出
力手段と、ファクシミリ送信を中断させる送信中断手段
と、前記指定された相手先電話番号に対応する相手先情
報を前記相手先情報記憶手段から読み出し、該読み出し
た相手先情報と前記被呼局情報取得手段の取得した被呼
局識別情報を比較する比較手段と、前記比較手段が前記
相手先情報と前記被呼局識別情報が異なると判別する
と、前記被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報
を前記出力手段により出力させるとともに、前記送信中
断手段によりファクシミリ送信を中断させる制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0016】請求項3において、例えば、請求項4に記
載するように、前記ファクシミリ装置は、前記送信中断
手段による送信中断機能をオン/オフする中断機能選択
手段と、ファクシミリ送信の中断を指示操作する送信中
断操作手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記中
断機能選択手段により前記送信中断手段の機能がオフに
設定されているときに、前記比較手段が前記相手先情報
と前記被呼局識別情報が異なると判別し、前記送信中断
操作手段により中断指示が操作されないと、ファクシミ
リ送信を継続するとともに、前記相手先情報記憶手段に
記憶されている当該相手先の相手先情報を、前記被呼局
情報取得手段の取得した前記被呼局識別情報により更新
するものであってもよい。
【0017】上記各場合において、例えば、請求項5に
記載するように、前記制御手段は、前記被呼局情報取得
手段が前記被呼局識別情報を取得しないときには、前記
指定された相手先電話番号を前記出力手段により出力さ
せるものであってもよい。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれ
ば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置から送信
されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別信号を
検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局情報取
得手段が被呼局識別情報を取得すると、制御手段が、被
呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報を出力手段
により可視出力させるとともに、ファクシミリ送信の中
断を指示操作する送信中断操作手段により中断の指示操
作が行われると、ファクシミリ送信を中断する。
【0019】したがって、オペレータは、可視出力され
る被呼局識別信号により意図する相手先に発呼されたか
どうかを確認することができ、意図する相手先に発呼さ
れていないときには、ファクシミリ送信を中断させるこ
とができる。
【0020】その結果、誤った相手先に画情報が送信さ
れることを未然に防止することができるとともに、従来
のように、送信リポートの出力操作を行うことなく、画
情報の送信先を確認することができ、ファクシミリ装置
の利用性を向上させることができる。
【0021】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置から
送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別信
号を検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局情
報取得手段が被呼局識別情報を取得すると、比較手段
が、相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記
憶する相手先情報記憶手段から指定された相手先電話番
号に対応する相手先情報を読み出し、該読み出した相手
先情報と被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報
を比較する。
【0022】比較手段が相手先情報と被呼局識別情報が
異なると判別すると、制御手段が、被呼局情報取得手段
の取得した被呼局識別情報を出力手段により可視出力さ
せるとともに、ファクシミリ送信の中断を指示操作する
送信中断操作手段により中断の指示操作が行われると、
ファクシミリ送信を中断する。
【0023】したがって、指定された相手先の相手先情
報と被呼局識別情報が異なるときにのみ、被呼識別情報
が記録出力され、オペレータは、指定した相手先が誤っ
ている可能性が大きいときにのみ、可視出力される被呼
局識別信号により意図する相手先に発呼されたかどうか
を確認して、意図する相手先に発呼されていないときに
は、ファクシミリ送信を中断させることができる。
【0024】その結果、誤った相手先に画情報が送信さ
れることを未然に、かつ、効率よく防止することができ
るとともに、従来のように、送信リポートの出力操作を
行うことなく、画情報の送信先を確認することができ、
ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0025】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置から
送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別信
号を検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局情
報取得手段が被呼局識別情報を取得すると、比較手段
が、相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記
憶する相手先情報記憶手段から指定された相手先電話番
号に対応する相手先情報を読み出し、該読み出した相手
先情報と被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報
を比較する。
【0026】比較手段が相手先情報と被呼局識別情報が
異なると判別すると、制御手段が、被呼局情報取得手段
の取得した被呼局識別情報を出力手段により可視出力さ
せるとともに、送信中断手段により、ファクシミリ送信
を自動的に中断させる。
【0027】したがって、指定された相手先の相手先情
報と被呼局識別情報が異なるときにのみ、被呼識別情報
が記録出力されるとともに、画情報が送信される前に、
ファクシミリ送信を自動的に中断させることができる。
【0028】その結果、誤った相手先に画情報が送信さ
れることをより一層簡単に未然に防止することができる
とともに、従来のように、送信リポートの出力操作を行
うことなく、可視出力の内容により、画情報の送信先を
確認することができ、ファクシミリ装置の利用性を向上
させることができる。
【0029】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置から
送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別信
号を検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局情
報取得手段が被呼局識別情報を取得すると、比較手段
が、相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記
憶する相手先情報記憶手段から指定された相手先電話番
号に対応する相手先情報を読み出し、該読み出した相手
先情報と被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報
を比較する。
【0030】比較手段が相手先情報と被呼局識別情報が
異なると判別すると、制御手段が、被呼局情報取得手段
の取得した被呼局識別情報を出力手段により可視出力さ
せるとともに、送信中断手段により、ファクシミリ送信
を自動的に中断させるが、このとき、中断機能選択手段
により、送信中断手段の送信中断機能がオフに設定され
ていると、制御手段は、比較手段が相手先情報と被呼局
識別情報が異なると判別しても、ファクシミリ送信の中
断を指示操作する送信中断操作手段により中断の指示操
作が行われないと、ファクシミリ送信を継続するととも
に、相手先情報記憶手段に記憶されている当該相手先の
相手先情報を、被呼局情報取得手段の取得した被呼局識
別情報により更新する。
【0031】したがって、オペレータは、可視出力の内
容を確認して、意図する相手先に発呼されていることを
確認すると、ファクシミリ送信を継続させることがで
き、また、相手先情報記憶手段に記憶されている当該相
手先の相手先情報を、いちいち書き換える操作を行うこ
となく、自動的に被呼局識別情報により更新することが
でき、次回同じ相手先に送信を行う際の不具合を未然に
防止することができるとともに、ファクシミリ装置の利
用性をより一層向上させることができる。
【0032】上記各場合において、例えば、請求項5に
記載するように、制御手段が、被呼局情報取得手段が被
呼局識別情報を取得しないときには、指定された相手先
電話番号を出力手段により可視出力させるようにする
と、標準の被呼局識別情報や非標準の被呼局識別情報を
受信しない場合においても、画情報を送信する前に、相
手先電話番号を確認することができ、意図しない相手先
に画情報が送信されることを未然に防止することができ
る。
【0033】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0034】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0035】図1〜図3は、本発明のファクシミリ装置
の一実施例を示す図である。
【0036】図1は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例を適用したファクシミリ装置1の回路ブロック図で
ある。
【0037】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ部2、プロッタ部3、操作部4、網制御手段5、
CPU(Central Processing Unit )6、ROM(Read
Only Memory)7、RAM(Random Access Memory)
8、DCR部9、被呼局識別信号受信部10、相手先印
字部11、発呼番号認識部12、相手先比較部13、発
呼番号確認警告部14、回線接続断部15、回線断機能
選択部16及び回線切断操作部17等を備えており、上
記各部は、バス18により接続されている。
【0038】スキャナ部2は、例えば、CCD(Charge
Coupled Device)を利用したイメージスキャナ等が利
用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を
備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、
ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ部2の
原稿読取部に送給する。
【0039】スキャナ部2は、ADFから搬送されてき
た原稿を走査し、原稿の画情報を所定の解像度で読み取
って、DCR部9あるいはプロッタ部3に出力する。
【0040】プロッタ部3としては、例えば、サーマル
素子を利用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記
録装置等が使用され、プロッタ部3は、サーマル記録装
置が使用されているときには、感熱記録紙に直接、ある
いは、普通記録紙にインクシートを介して間接的に受信
画情報やスキャナ部2で読み取った画情報を記録する。
【0041】操作部4は、テンキーやスタートキー等の
各種操作キーやディスプレイ(例えば、液晶ディスプレ
イ)を備え、操作キーにより送信操作や受信操作及び送
信相手先の電話番号等の各種入力操作が行われるととも
に、ディスプレイには、操作キーから入力された各種コ
マンドやファクシミリ装置からオペレータに伝達する各
種情報、特に、発呼時に認識した発呼電話番号や相手先
ファクシミリ装置から受信した相手先識別情報及び相手
先の確認を促す警告文等の各種メッセージが表示され
る。
【0042】また、操作部4には、送信相手先をワンタ
ッチ番号で指定するワンタッチキーや送信相手先を短縮
番号で指定する短縮キーが設けられており、オペレータ
は、このワンタッチキーや短縮キーを利用して、送信相
手先の電話番号や名称等の登録操作を行い、また、送信
操作時には、相手先を指定する入力操作を行う。
【0043】網制御手段5は、いわゆるAA−NCUと
称されるものであり、網制御手段5には、回線(例え
ば、電話回線)が接続されている。網制御手段5は、回
線からの発呼に対して自動着呼し、また、回線への自動
発呼処理を行う。
【0044】ROM7には、ファクシミリ装置1として
の基本処理プログラムが格納されているとともに、後述
する相手先情報取得・記録処理プログラムと送信中断処
理プログラム及びこの相手先情報取得・記録処理プログ
ラムと送信中断処理プログラムを実行するのに必要な各
種データとシステムデータ等が格納されている。
【0045】CPU(制御手段、被呼局識別情報取得手
段)6は、ROM7内のプログラムに基づいて、RAM
8をワークメモリとして利用しつつファクシミリ装置1
の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての処理を実
行するとともに、後述する相手先情報取得・記録処理及
び送信中断処理を実行する。
【0046】RAM8は、上述のように、CPU6のワ
ークメモリとして利用されるとともに、スキャナ部2で
読み取った画情報や受信画情報を一時記憶する画情報メ
モリとしても利用される。
【0047】また、RAM8は、操作部4から入力操作
された相手先情報を相手先電話番号あるいは相手先短縮
番号やワンタッチ番号等の相手先電話番号に関する情報
に関連付けて、複数の相手先について記憶し、この相手
先情報は、例えば、相手先電話番号、短縮番号、ワンタ
ッチ番号及び相手先名称等である。
【0048】したがって、RAM8は、相手先電話番号
に関する情報に対応づけて相手先名称等の相手先情報を
記憶する相手先情報記憶手段として機能している。
【0049】DCR部(符号化・復号化部)9は、画情
報の電送時間の短縮化と効率化及びRAM8への画情報
の蓄積の効率化を図るものであり、画情報を所定の符号
化方式に従って符号化し、また、符号化された画情報を
復号化する。
【0050】被呼局識別信号受信部(信号解析手段)1
0は、通信制御手段に組み込まれており、通信制御手段
は、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信
号を交換し、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0051】被呼局識別信号受信部10は、ファクシミ
リ通信時、相手ファクシミリ装置から送信されてくる被
呼局識別信号(標準モードのときには、CSI信号、非
標準モードのときには、RTI信号)を検出し、検出結
果をCPU6に出力する。
【0052】また、被呼局識別信号受信部10は、ファ
クシミリ通信時、所定時間内に相手ファクシミリ装置か
ら被呼局識別信号が送信されてこないときには、その旨
をCPU6に通知する。
【0053】CPU6は、被呼局識別信号受信部10が
被呼局識別信号を検出すると、当該被呼局識別信号から
被呼局電話番号や被呼局名称等の被呼局識別情報を取得
する。
【0054】相手先印字部(出力手段)11は、CPU
の制御下で動作し、所定の記録紙に上記被呼局識別信号
受信部10が検出してCPU6が取得した被呼局識別情
報、例えば、被呼局電話番号や被呼局名称、上記RAM
8に記憶されている相手先情報、例えば、相手先電話番
号、相手先名所、短縮番号、あるいは、ワンタッチ番号
及び後述する発呼番号認識部12の取得した発呼電話番
号を記録出力する。
【0055】発呼番号認識部(相手先番号認識手段)1
2は、操作部4で入力され、あるいは、短縮指定やワン
タッチ指定されてRAM8から読み出し、網制御手段5
を介して発呼した相手先の電話番号を認識する。
【0056】相手先比較部(比較手段)13は、発呼番
号認識部12の認識した相手先の電話番号あるいは短縮
番号やワンタッチ番号に基づいてRAM8から読み出し
た相手先情報のうち相手先名称等の予め設定された相手
先情報と、被呼局識別信号から取得した被呼局識別情報
のうち被呼局名称等の予め設定された被呼局識別情報
と、を比較し、これら相手先情報と被呼局識別情報が異
なるか否かの判別信号をCPU6に出力する。
【0057】発呼番号確認警告部(警告発生手段)14
は、警告音生成機能、音声生成機能あるいは表示情報生
成機能等を備え、CPU6の制御下で動作して、相手先
比較部13が上記相手先情報と被呼局識別情報が異なる
との判別信号を出力すると、相手先の確認を促す旨の警
告を、警告音あるいは(及び)警告音声を拡声出力し、
あるいは、警告文の文字情報を表示出力することにより
行う。
【0058】回線接続断部(送信中断手段)15は、C
PU6の制御下で動作し、相手先に発呼した後、画情報
を送信する前に、送信を中断して、回線を切断させる。
【0059】すなわち、相手先比較部13が上記相手先
情報と被呼局識別情報が異なると判別すると、CPU6
が、送信を中断して回線を切断するためのファクシミリ
通信手順を実行した後、回線接続断部15に回線切断命
令を出力し、回線接続断部15は、CPU6から回線切
断命令が入力されると、回線を切断する。
【0060】回線断機能選択部(中断機能選択手段)1
6は、上記回線接続断部15による回線の自動切断機能
のオン/オフを選択するスイッチであり、例えば、操作
部4に設けられている。
【0061】回線断機能選択部16は、オペレータによ
り操作され、CPU6は、回線断機能選択部16がオン
に設定されていると、上記相手先比較部13が上記相手
先情報と被呼局識別情報が異なると判別したときに、回
線接続断部15による回線の切断を行うが、回線断機能
選択部16がオフに設定されていると、相手先比較部1
3が上記相手先情報と被呼局識別情報が異なると判別し
ても、回線接続断部15による回線の自動切断を行わな
い。
【0062】回線切断操作部(送信中断操作手段)17
は、例えば、操作部4に設けられ、オン操作されると、
回線切断要求信号をCPU6に出力する。
【0063】CPU6は、回線切断操作部17から回線
切断要求信号が入力されると、送信を中断して回線を切
断するためのファクシミリ通信手順を実行した後、回線
を切断する。
【0064】すなわち、回線切断操作部17は、オペレ
ータが相手先印字部11の印字結果を見て、画情報の送
信前に相手先電話番号や短縮番号の誤入力を発見したと
きに、回線を切断して、誤った相手先への画情報の送信
を未然に中止するためにオペレータにより操作される。
【0065】次に、作用を説明する。
【0066】本実施例のファクシミリ装置1は、ファク
シミリ送信に際し、画情報を送信する前に、送信先の被
呼局識別情報を取得・記録出力して、送信相手先を確認
し、画情報の送信を継続するか、中断するかを行うこと
により、送信相手先の誤入力等による画情報の誤送信を
未然に防止するところにその特徴がある。
【0067】以下、この相手先情報取得・記録処理及び
送信中断処理について、図2及び図3に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0068】CPU6は、図2に示すように、送信のた
めにオフフック状態となったかどうかチェックし(ステ
ップS1)、オフフック状態になっていないときには、
送信相手先への発呼が行われていないと判断して、その
まま処理を終了する。
【0069】ステップS1で、送信のためのオフフック
状態となったときには、CPU6は、発呼先(相手先)
の電話番号を発呼番号認識部12で認識させ、発呼番号
認識部12の認識した相手先の電話番号(発呼電話番
号)をRAM8に記憶させる(ステップS2)。
【0070】なお、このとき、オペレータが操作部4か
ら相手先を短縮番号あるいはワンタッチ番号により入力
したときには、CPU6は、上記発呼番号認識部12の
認識した発呼電話番号とともに、入力された短縮番号あ
るいはワンタッチ番号をも取得し、該取得した短縮番号
あるいはワンタッチ番号と上記発呼電話番号を関係づけ
てRAM8に記憶させる。
【0071】次いで、CPU6は、相手先からのCED
信号(被呼端末識別信号)を検出したかどうかチェック
し(ステップS3)、CED信号を検出しないときに
は、ステップS1に戻って、上記同様の処理を行う。
【0072】ステップS3で、CPU6は、CED信号
を検出すると、相手先がファクシミリ装置であると判断
して、ファクシミリのプロトコルを開始し、被呼局識別
信号受信部10が標準の被呼局識別信号(CSI信号)
を受信したかどうかチェックする(ステップS4)。
【0073】ステップS4で、標準の被呼局識別信号を
受信すると、CPU6は、画情報を送信する前に、受信
した標準の被呼局識別信号から被呼局識別情報を取得
し、相手先印字部11を駆動して、取得した標準の被呼
局識別情報を所定の記録紙に記録出力させる(ステップ
S5)。
【0074】次に、CPU6は、図3に示すように、被
呼局識別信号受信部10が非標準の被呼局識別信号(R
TI信号)を受信したかどうかチェックする(ステップ
S6)。
【0075】すなわち、相手先ファクシミリ装置が送信
側であるファクシミリ装置1と同じメーカのファクシミ
リ装置であり、NSFフレームによる接続が可能である
ときには、この非標準の被呼局識別信号を受信する。
【0076】CPU6は、非標準の被呼局識別信号を受
信すると、画情報を送信する前に、上記ステップS2で
取得してRAM8に記憶した発呼電話番号、短縮番号、
あるいは、ワンタッチ番号に基づいてRAM8から相手
先情報を読み出し、当該読み出した相手先情報のうちの
所定の相手先情報、例えば、相手先名称と、被呼局識別
信号から取得した被呼局識別情報のうちの所定の被呼局
識別情報、例えば、被呼局名称と、を相手先比較部13
に比較させる(ステップS7)。
【0077】次に、CPU6は、相手先比較部13の比
較結果により、該相手先情報と被呼局識別情報が異なっ
ているかどうかチェックする(ステップS8)。
【0078】すなわち、RAM8の相手先情報として
は、上述のように、相手先電話番号、相手先名称、短縮
番号あるいはワンタッチ番号等が記憶されており、ま
た、被呼局識別信号には、被呼局電話番号、被呼局名称
(被呼局略称)等が含まれている。
【0079】そして、上記ステップS7においては、相
手先比較部13は、RAM8に記憶している相手先情報
の相手先名称と、被呼局識別信号に含まれている被呼局
識別情報の被呼局名称と、を比較する。
【0080】なお、ステップS7においては、RAM8
の相手先情報の相手先電話番号、すなわち、ステップS
2で取得した発呼電話番号と、被呼局識別信号に含まれ
ている被呼局識別情報の被呼局電話番号と、についても
比較してもよい。
【0081】この場合、被呼局識別情報の被呼局電話番
号は、通常、「+81 462 12 3456」等の
ように、国番号「+81」(日本の国番号を示す)、市
外局番「462」及び通常の電話番号「12 345
6」からなり、スペース記号、プラス記号及び0〜9ま
での数字で構成されている。
【0082】そして、発呼電話番号は、通常、国内間の
通信では、国番号は入力されず、同一市内間の通信で
は、市外局番は入力されない。また、プラス記号とスペ
ース記号は、発呼される番号としては、通常有り得な
い。
【0083】そこで、上記発呼番号と被呼局電話番号を
比較する場合は、通常の電話番号の部分について、最下
位の数字から順次数字についてのみ比較する。
【0084】通常、この発呼電話番号と被呼局電話番号
とは、一致するのが通常であり、一致しない場合は、相
手先ファクシミリ装置に被呼局電話番号を登録する際に
ミスがあったか、回線状況が著しく悪く、発呼電話番号
の相手先に正常に接続されなかったことを示している。
【0085】ステップS8で、CPU6は、相手先比較
部13がRAM8の相手先情報の相手先名称と被呼局識
別情報の被呼局名称とが異なると判別すると、オペレー
タの意図する相手先に発呼されていないと判断して、回
線断機能選択部16のオン/オフ状態をチェックするこ
とにより、回線接続断部15の回線断機能が有効か否か
チェックし(ステップS9)、回線断機能が有効のとき
には、画情報を送信する前に、ファクシミリ通信の中断
手順を実行して、ファクシミリ通信を中断した後、回線
を切断して、処理を終了する(ステップS10)。
【0086】したがって、オペレータが、短縮番号やワ
ンタッチ番号をRAM8に登録する際に、誤った電話番
号や相手先名称等を登録した場合、RAM8に登録され
ている相手先名称と被呼局識別信号に含まれている被呼
局名称とが一致せず、画情報の送信前に回線を切断し
て、オペレータの意図する相手先とは異なる相手先に画
情報が送信されることを未然に防止することができる。
【0087】ステップS9で、回線断機能が無効のとき
には、CPU6は、画情報を送信する前に、発呼番号確
認警告部14を駆動し、音声やブザー等により警告を発
生して、オペレータに発呼先の確認を促す旨の通知を行
う(ステップS11)。
【0088】したがって、オペレータは、この警告によ
り、意図する相手先とは異なる相手先に発呼しているこ
とが分かる。
【0089】なお、このとき、操作部4のディレイに、
ステップS2で取得した発呼電話番号や被呼局識別信号
から取得した被呼局識別情報を表示するようにしてもよ
く、オペレータは、この表示により、発呼先の電話番号
や名称等を確認することができる。
【0090】次に、CPU6は、相手先印字部11を駆
動して、非標準の被呼局識別情報、すなわち、被呼局電
話番号及び被呼局名称等を記録出力させ(ステップS1
2)、また、ステップS2で取得した発呼電話番号を記
録出力させる(ステップS13)。
【0091】オペレータは、これらの記録出力により被
呼局識別情報の被呼局名称や被呼局電話番号及びステッ
プS2で取得した発呼電話番号を確認することができ
る。
【0092】次に、CPU6は、回線切断操作部17で
回線切断操作が行われたかどうかチェックし(ステップ
S14)、回線切断操作が行われると、ステップS10
に移行して、画情報を送信する前に、ファクシミリ通信
の中断手順を実行して、ファクシミリ通信を中断した
後、回線を切断し、処理を終了する(ステップS1
0)。
【0093】したがって、回線接続断部15の回線断機
能が無効となっているときであっても、オペレータは、
相手先印字部11で記録出力された発呼電話番号や被呼
局識別情報を確認することにより、画情報の送信を中断
することができ、誤った相手先に画情報が送信されるこ
とを未然に防止することができる。
【0094】ステップS14で、回線切断操作が行われ
ないと、CPU6は、被呼局識別信号から取得した被呼
局識別情報に基づいてRAM8に記憶されている当該相
手先の相手先情報の更新を行った後(ステップS1
5)、回線の切断を行うことなく、そのまま、ファクシ
ミリ送信処理を継続して、通常のファクシミリ送信手順
により画情報の送信を行い、全ての送信手順を終了する
と、ファクシミリ送信処理を終了する(ステップS1
6)。
【0095】したがって、オペレータは、RAM8内の
相手先情報と被呼局識別情報が異なっている場合に、記
録出力された発呼電話番号や被呼局識別情報により意図
した発呼先であることを確認すると、回線切断操作部1
7で回線切断操作を行わないことにより、いちいちオペ
レータが、RAM8内の相手先情報の書き換え操作を行
うことなく、RAM8内の当該送信相手先の相手先情報
を被呼局識別情報により自動的に更新することができる
とともに、次に、同じ相手先に送信した際に、RAM8
内の相手先情報と被呼局識別情報が異なることの不具合
を解消することができる。
【0096】また、RAM8内の相手先情報と被呼局識
別情報が異なっている場合に、ステップS14で、回線
切断操作を行わないことにより、画情報を送信すること
ができ、RAM8の相手先情報の登録内容に誤りがある
場合であっても、急を要する送信原稿の画情報を確実に
意図する相手先に送信することができる。
【0097】上記ステップS6において、非標準の被呼
局識別信号を受信しないときには、CPU6は、相手先
印字部11を駆動し、ステップS2で取得した発呼電話
番号を記録出力させた後(ステップS17)、回線切断
操作部17で回線切断操作されたかどうかチェックする
(ステップS18)。
【0098】ステップS18で、回線切断操作が行われ
ていないときには、CPU6は、そのままファクシミリ
送信処理を行う(ステップS16)。
【0099】ステップS18で、回線切断操作が行われ
ると、ステップS10に移行して、画情報を送信する前
に、ファクシミリ通信の中断手順を実行して、ファクシ
ミリ通信を中断した後、回線を切断し、処理を終了する
(ステップS10)。
【0100】したがって、オペレータは、相手先印字部
11で記録出力された発呼電話番号を確認することによ
り、画情報の送信を行うか、中断するかを判断すること
ができ、誤った相手先に画情報が送信されることを未然
に防止することができる。
【0101】また、ステップS8で、CPU6は、相手
先比較部13がRAM8の相手先情報の相手先名称と被
呼局識別情報の被呼局名称とが一致すると判別すると、
意図する相手先に発呼されたと判断して、画情報を送信
する前に、相手先印字部11を駆動し、非標準の被呼局
識別情報、すなわち、被呼局電話番号及び被呼局名称等
を記録出力させ(ステップS19)、また、ステップS
2で取得した発呼電話番号を記録出力させる(ステップ
S17)。
【0102】その後、回線切断操作部17が回線切断操
作部17で回線切断操作されたかどうかチェックし(ス
テップS18)、回線切断操作が行われていないときに
は、そのままファクシミリ送信処理を行う(ステップS
16)。
【0103】ステップS18で、回線切断操作が行われ
ると、ステップS10に移行して、画情報を送信する前
に、ファクシミリ通信の中断手順を実行して、ファクシ
ミリ通信を中断した後、回線を切断し、処理を終了する
(ステップS10)。
【0104】したがって、オペレータは、非標準の被呼
局識別信号を受信して、RAM8に登録されている相手
先名称と被呼局識別情報の被呼局名称とが一致する場合
であっても、相手先印字部11で記録出力された被呼局
名称や被呼局電話番号等の被呼局識別情報及び発呼電話
番号を確認することにより、画情報の送信を行うか、中
断するかを判断することができ、誤った相手先に画情報
が送信されることを未然に防止することができるととも
に、逆に、何等の操作を行うことなく、これらの記録出
力の内容により、意図する相手先に画情報が送信された
ことを確認することができる。
【0105】なお、上記ステップS17においては、上
記ステップS4で、標準の被呼局識別信号を受信して、
標準の被呼局識別信号に含まれている被呼局識別情報、
すなわち、被呼局電話番号等を記録出力した場合にも発
呼電話番号の記録処理を行う。
【0106】したがって、オペレータは、ステップS4
で標準の被呼局識別信号を受信して、ステップS5でこ
の被呼局識別信号に含まれている被呼局識別情報を記録
出力された内容と、ステップS17で記録出力された発
呼電話番号を見て、画情報の送信が行われる前に、回線
切断操作部17を操作して、画情報の送信を中断するこ
とができ、意図しない相手先に画情報が送信されること
を未然に防止することができるとともに、逆に、何等の
操作を行うことなく、これらの記録出力の内容により、
意図する相手先に画情報が送信されたことを確認するこ
とができる。
【0107】また、ステップS17においては、標準の
被呼局識別信号及び非標準の被呼局識別信号のいずれを
も受信しない場合にも、発呼電話番号の記録処理が行わ
れ、オペレータは、何等の操作を行うことなく、この発
呼電話番号の記録出力を見て、相手先を確認することが
できる。
【0108】したがって、オペレータは、標準及び非標
準の被呼局識別信号を受信しない場合にも、記録出力さ
れた発呼電話番号により、意図しない相手先に発呼され
ていると判断したときには、画情報が送信される前に、
回線切断操作部17を操作して、画情報の送信を中断さ
せることができ、意図しない相手先に画情報が送信され
ることを未然に防止することができるとともに、逆に、
何等の操作を行うことなく、発呼電話番号の記録出力に
より、意図する相手先に画情報が送信されたことを確認
することができる。
【0109】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0110】例えば、上記実施例においては、RAM8
に記憶されている相手先情報の相手先名称と被呼局識別
情報の被呼局名称とを比較することにより、相手先の確
認を行っているが、これに限るものではなく、相手先を
適切に判別することができる相手先に関する情報であれ
ば、どのような情報を比較してもよい。
【0111】また、比較する相手先に関する情報として
は、1つに限るものではなく、複数の情報を比較するよ
うにしてもよい。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置か
ら送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別
信号を検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局
情報取得手段が被呼局識別情報を取得すると、制御手段
が、被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報を出
力手段により可視出力させるとともに、ファクシミリ送
信の中断を指示操作する送信中断操作手段により中断の
指示操作が行われると、ファクシミリ送信を中断する。
【0113】したがって、オペレータは、可視出力され
る被呼局識別信号により意図する相手先に発呼されたか
どうかを確認することができ、意図する相手先に発呼さ
れていないときには、ファクシミリ送信を中断させるこ
とができる。
【0114】その結果、誤った相手先に画情報が送信さ
れることを未然に防止することができるとともに、従来
のように、送信リポートの出力操作を行うことなく、画
情報の送信先を確認することができ、ファクシミリ装置
の利用性を向上させることができる。
【0115】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置から
送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別信
号を検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局情
報取得手段が被呼局識別情報を取得すると、比較手段
が、相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記
憶する相手先情報記憶手段から指定された相手先電話番
号に対応する相手先情報を読み出し、該読み出した相手
先情報と被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報
を比較する。
【0116】比較手段が相手先情報と被呼局識別情報が
異なると判別すると、制御手段が、被呼局情報取得手段
の取得した被呼局識別情報を出力手段により可視出力さ
せるとともに、ファクシミリ送信の中断を指示操作する
送信中断操作手段により中断の指示操作が行われると、
ファクシミリ送信を中断する。
【0117】したがって、指定された相手先の相手先情
報と被呼局識別情報が異なるときにのみ、被呼識別情報
が記録出力され、オペレータは、指定した相手先が誤っ
ている可能性が大きいときにのみ、可視出力される被呼
局識別信号により意図する相手先に発呼されたかどうか
を確認して、意図する相手先に発呼されていないときに
は、ファクシミリ送信を中断させることができる。
【0118】その結果、誤った相手先に画情報が送信さ
れることを未然に、かつ、効率よく防止することができ
るとともに、従来のように、送信リポートの出力操作を
行うことなく、画情報の送信先を確認することができ、
ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0119】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置から
送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別信
号を検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局情
報取得手段が被呼局識別情報を取得すると、比較手段
が、相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記
憶する相手先情報記憶手段から指定された相手先電話番
号に対応する相手先情報を読み出し、該読み出した相手
先情報と被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報
を比較する。
【0120】比較手段が相手先情報と被呼局識別情報が
異なると判別すると、制御手段が、被呼局情報取得手段
の取得した被呼局識別情報を出力手段により可視出力さ
せるとともに、送信中断手段により、ファクシミリ送信
を自動的に中断させる。
【0121】したがって、指定された相手先の相手先情
報と被呼局識別情報が異なるときにのみ、被呼識別情報
が記録出力されるとともに、画情報が送信される前に、
ファクシミリ送信を自動的に中断させることができる。
【0122】その結果、誤った相手先に画情報が送信さ
れることをより一層簡単に未然に防止することができる
とともに、従来のように、送信リポートの出力操作を行
うことなく、可視出力の内容により、画情報の送信先を
確認することができ、ファクシミリ装置の利用性を向上
させることができる。
【0123】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、信号解析手段が、相手先ファクシミリ装置から
送信されてくるファクシミリ制御信号から被呼局識別信
号を検出し、この検出した被呼局識別信号から被呼局情
報取得手段が被呼局識別情報を取得すると、比較手段
が、相手先電話番号及び相手先名称等の相手先情報を記
憶する相手先情報記憶手段から指定された相手先電話番
号に対応する相手先情報を読み出し、該読み出した相手
先情報と被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報
を比較する。
【0124】比較手段が相手先情報と被呼局識別情報が
異なると判別すると、制御手段が、被呼局情報取得手段
の取得した被呼局識別情報を出力手段により可視出力さ
せるとともに、送信中断手段により、ファクシミリ送信
を自動的に中断させるが、このとき、中断機能選択手段
により、送信中断手段の送信中断機能がオフに設定され
ていると、制御手段は、比較手段が相手先情報と被呼局
識別情報が異なると判別しても、ファクシミリ送信の中
断を指示操作する送信中断操作手段により中断の指示操
作が行われないと、ファクシミリ送信を継続するととも
に、相手先情報記憶手段に記憶されている当該相手先の
相手先情報を、被呼局情報取得手段の取得した被呼局識
別情報により更新する。
【0125】したがって、オペレータは、可視出力の内
容を確認して、意図する相手先に発呼されていることを
確認すると、ファクシミリ送信を継続させることがで
き、また、相手先情報記憶手段に記憶されている当該相
手先の相手先情報を、いちいち書き換える操作を行うこ
となく、自動的に被呼局識別情報により更新することが
でき、次回同じ相手先に送信を行う際の不具合を未然に
防止することができるとともに、ファクシミリ装置の利
用性をより一層向上させることができる。
【0126】上記各場合において、請求項5に記載する
ように、制御手段が、被呼局情報取得手段が被呼局識別
情報を取得しないときには、指定された相手先電話番号
を出力手段により可視出力させるようにすると、標準の
被呼局識別情報や非標準の被呼局識別情報を受信しない
場合においても、画情報を送信する前に、相手先電話番
号を確認することができ、意図しない相手先に画情報が
送信されることを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施例の回路ブ
ロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による相手先情報取得
・記録処理及び送信中断処理を示すフローチャート。
【図3】図2の相手先情報取得・記録処理及び送信中断
処理の続きの処理を示すフローチャート。
【符号の説明】 1 ファクシミリ装置 2 スキャナ部 3 プロッタ部 4 操作部 5 網制御手段 6 CPU 7 ROM 8 RAM 9 DCR部 10 被呼局識別信号受信部 11 相手先印字部 12 発呼番号認識部 13 相手先比較部 14 発呼番号確認警告部 15 回線接続断部 16 回線断機能選択部 17 回線切断操作部 18 バス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指定された相手先電話番号に発呼して、所
    定のファクシミリ通信手順により画情報を送信するファ
    クシミリ装置において、 相手先ファクシミリ装置から送信されてくるファクシミ
    リ制御信号から被呼局識別信号を検出する信号解析手段
    と、 前記信号解析手段の検出した被呼局識別信号から被呼局
    識別情報を取得する被呼局情報取得手段と、 入力された情報を可視出力する出力手段と、 ファクシミリ送信の中断を指示操作する送信中断操作手
    段と、 前記被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報を前
    記出力手段により出力させ、前記送信中断操作手段によ
    り中断の指示操作が行われると、ファクシミリ送信を中
    断する制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】指定された相手先電話番号に発呼して、所
    定のファクシミリ通信手順により画情報を送信するファ
    クシミリ装置において、 相手先電話番号に関する情報に対応づけて相手先電話番
    号及び相手先名称等の相手先情報を記憶する相手先情報
    記憶手段と、 相手先ファクシミリ装置から送信されてくるファクシミ
    リ制御信号から被呼局識別信号を検出する信号解析手段
    と、 前記信号解析手段の検出した被呼局識別信号から被呼局
    識別情報を取得する被呼局情報取得手段と、 入力された情報を可視出力する出力手段と、 ファクシミリ送信の中断を指示操作する送信中断操作手
    段と、 前記指定された相手先電話番号に対応する相手先情報を
    前記相手先情報記憶手段から読み出し、該読み出した相
    手先情報と前記被呼局情報取得手段の取得した被呼局識
    別情報を比較する比較手段と、 前記比較手段が前記相手先情報と前記被呼局識別情報が
    異なると判別すると、 前記被呼局情報取得手段の取得した被呼局識別情報を前
    記出力手段により出力させ、前記送信中断操作手段によ
    り中断の指示操作が行われると、ファクシミリ送信を中
    断する制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】指定された相手先電話番号に発呼して、所
    定のファクシミリ通信手順により画情報を送信するファ
    クシミリ装置において、 相手先電話番号に関する情報に対応づけて相手先電話番
    号及び相手先名称等の相手先情報を記憶する相手先情報
    記憶手段と、 相手先ファクシミリ装置から送信されてくるファクシミ
    リ制御信号から被呼局識別信号を検出する信号解析手段
    と、 前記信号解析手段の検出した被呼局識別信号から被呼局
    識別情報を取得する被呼局情報取得手段と、 入力された情報を可視出力する出力手段と、 ファクシミリ送信を中断させる送信中断手段と、 前記指定された相手先電話番号に対応する相手先情報を
    前記相手先情報記憶手段から読み出し、該読み出した相
    手先情報と前記被呼局情報取得手段の取得した被呼局識
    別情報を比較する比較手段と、 前記比較手段が前記相手先情報と前記被呼局識別情報が
    異なると判別すると、前記被呼局情報取得手段の取得し
    た被呼局識別情報を前記出力手段により出力させるとと
    もに、前記送信中断手段によりファクシミリ送信を中断
    させる制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、 前記送信中断手段による送信中断機能をオン/オフする
    中断機能選択手段と、 ファクシミリ送信の中断を指示操作する送信中断操作手
    段と、 をさらに備え、 前記制御手段は、 前記中断機能選択手段により前記送信中断手段の機能が
    オフに設定されているときに、前記比較手段が前記相手
    先情報と前記被呼局識別情報が異なると判別し、前記送
    信中断操作手段により中断指示が操作されないと、ファ
    クシミリ送信を継続するとともに、前記相手先情報記憶
    手段に記憶されている当該相手先の相手先情報を、前記
    被呼局情報取得手段の取得した前記被呼局識別情報によ
    り更新することを特徴とする請求項3記載のファクシミ
    リ装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、 前記被呼局情報取得手段が前記被呼局識別情報を取得し
    ないときには、前記指定された相手先電話番号を前記出
    力手段により出力させることを特徴とする請求項1から
    請求項4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005010A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 通信装置及び通信システム

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JP2016005010A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 通信装置及び通信システム

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