JPH0822235B2 - 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 - Google Patents
発酵法によるl−グルタミン酸の製造法Info
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- JPH0822235B2 JPH0822235B2 JP61169555A JP16955586A JPH0822235B2 JP H0822235 B2 JPH0822235 B2 JP H0822235B2 JP 61169555 A JP61169555 A JP 61169555A JP 16955586 A JP16955586 A JP 16955586A JP H0822235 B2 JPH0822235 B2 JP H0822235B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は調味料に広く利用されているL−グルタミン
酸の製造法に関するものである。
酸の製造法に関するものである。
(従来の技術) 従来よりブレビバクテリウム属、コリネバクテリウム
属に属する微生物により、L−グルタミン酸は発酵法に
より工業的に生産されている。
属に属する微生物により、L−グルタミン酸は発酵法に
より工業的に生産されている。
発酵法に用いるL−リジンの製造法に関し、高濃度エ
チレングリコール(30g/dl)に耐性を有し、L−リジン
生産能を有するコリネバクテリウム属又はブレビバクテ
リウム属に属する微生物がL−リジンを大量に生成する
ことが知られている(特開昭57−115186)。しかし、L
−グルタミン酸発酵において、高濃度食塩(10g/dl以
上)に耐性をするL−グルタミン酸生産菌が高蓄積でL
−グルタミン酸を生成することは今までに知られていな
い。
チレングリコール(30g/dl)に耐性を有し、L−リジン
生産能を有するコリネバクテリウム属又はブレビバクテ
リウム属に属する微生物がL−リジンを大量に生成する
ことが知られている(特開昭57−115186)。しかし、L
−グルタミン酸発酵において、高濃度食塩(10g/dl以
上)に耐性をするL−グルタミン酸生産菌が高蓄積でL
−グルタミン酸を生成することは今までに知られていな
い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明が解決しようとする問題点は発酵法によりL−
アミノ酸を工業的にさらに安価に製造する方法を開発す
ることにある。
アミノ酸を工業的にさらに安価に製造する方法を開発す
ることにある。
(問題点を解決する為の手段) 本発明者等は、従来の発酵法によるL−グルタミン酸
の製造法を改良すべく鋭意研究した結果、ブレビバクテ
リウム属又はコリネバクテリウム属のL−グルタミン酸
生産菌より誘導した高濃度塩類存在下でも生育可能な変
異株の中からL−グルタミン酸生産能の優秀な菌株を分
離育成することに成功した。本発明は、ブレビバクテリ
ウム属又はコリネバクテリウム属に属し高濃度塩類存在
下でも生育可能でかつL−グルタミン酸生産能を有する
変異株を液体培地中で培養し培養液中にL−グルタミン
酸を生成蓄積させて、これを採取することを特徴とする
発酵法によるL−グルタミン酸の製造方法であり、本発
明に使用する高濃度塩類存在下でも生育可能な菌株とし
ては、具体的一例として高濃度NaCl存在下で生育可能な
菌株ブレビバクテリウムラクトファーメンタム(Brevib
acterium lactofermentum)AJ 12300(FERM P−8846)
及びコリネバクテリウムグルタミカム(Corynebacteriu
m glutamicum)AJ 12301(FERM8847)がある。
の製造法を改良すべく鋭意研究した結果、ブレビバクテ
リウム属又はコリネバクテリウム属のL−グルタミン酸
生産菌より誘導した高濃度塩類存在下でも生育可能な変
異株の中からL−グルタミン酸生産能の優秀な菌株を分
離育成することに成功した。本発明は、ブレビバクテリ
ウム属又はコリネバクテリウム属に属し高濃度塩類存在
下でも生育可能でかつL−グルタミン酸生産能を有する
変異株を液体培地中で培養し培養液中にL−グルタミン
酸を生成蓄積させて、これを採取することを特徴とする
発酵法によるL−グルタミン酸の製造方法であり、本発
明に使用する高濃度塩類存在下でも生育可能な菌株とし
ては、具体的一例として高濃度NaCl存在下で生育可能な
菌株ブレビバクテリウムラクトファーメンタム(Brevib
acterium lactofermentum)AJ 12300(FERM P−8846)
及びコリネバクテリウムグルタミカム(Corynebacteriu
m glutamicum)AJ 12301(FERM8847)がある。
これらの菌株はそれぞれブレビバクテリウムラクトフ
ァーメンタムATCC 13869,コリネバクテリウムグルタミ
カムATCC 13032を親株として変異誘導したものであり、
その他親株としてコリネバクテリウムアセトアシドフィ
ラムATCC 13870,ブレビバクテリウムフラバムATCC 1406
7,ブレビバクテリウム・ディバリカタム(Brevibacteri
um devaricatum)NRRLB−2311、ブレビバクテリウム・
サッカロリィティカム(Brevibacterium saccharolitic
um)ATCC 14066等のブレビバクテリウム属更にはコリネ
バクテリウム・アセティグルタミカム(Corynebacteriu
m acetiglutamicum)ATCC 15806,ミクロバクテリウム・
アンモニアフィラム(Microbacterium ammoniaphilum)
ATCC 15354等のL−グルタミン酸生産菌も親株として使
用することができる。
ァーメンタムATCC 13869,コリネバクテリウムグルタミ
カムATCC 13032を親株として変異誘導したものであり、
その他親株としてコリネバクテリウムアセトアシドフィ
ラムATCC 13870,ブレビバクテリウムフラバムATCC 1406
7,ブレビバクテリウム・ディバリカタム(Brevibacteri
um devaricatum)NRRLB−2311、ブレビバクテリウム・
サッカロリィティカム(Brevibacterium saccharolitic
um)ATCC 14066等のブレビバクテリウム属更にはコリネ
バクテリウム・アセティグルタミカム(Corynebacteriu
m acetiglutamicum)ATCC 15806,ミクロバクテリウム・
アンモニアフィラム(Microbacterium ammoniaphilum)
ATCC 15354等のL−グルタミン酸生産菌も親株として使
用することができる。
上記変異株の変異誘導方法としては、紫外線照射,X線
照射,放射線照射,変異誘起剤処理等の通常の方法が用
いられ、例えば250μg/mlのN−ニトロ−N′−メチル
−N−ニトロソグアニジンにより30℃で20分間処理する
方法等がある。尚、高濃度塩類とは培養液中に微生物を
培養する際、添加することにより培養液中の浸透圧を高
めそれによって生育が遅延・阻害される塩類を云い、例
えば塩化ナトリウム・塩化カリウム・塩化アンモニウム
・塩化マグネシウム・塩化カルシウム・塩化第一鉄・塩
化第二鉄,塩化マンガン・塩化(2)マンガン・硫酸ア
ンモニウム・硫酸ナトリウム・硫酸カリウム・硫酸第1
鉄・硫酸マグネシウム・硫酸第2鉄・リン酸1カリウム
・リン酸2カリウム・リン酸1ナトリウム・リン酸2ナ
トリウム・リン酸アンモニウム・グルタミン酸ナトリウ
ム・グルタミン酸アンモニウム・ソルビトール・シュク
ロース・フラクトース・グルコース・フマール酸・クエ
ン酸・エチレングリコール等があり高濃度塩類存在下生
育可能株とは上記の如き塩類を高濃度に含有した培地中
(固体・液体)で親株が生育し得ない条件下でも生育し
得るような菌株を云う。一例としてNaCl高濃度存在下に
おける実験結果を第1表に示す。
照射,放射線照射,変異誘起剤処理等の通常の方法が用
いられ、例えば250μg/mlのN−ニトロ−N′−メチル
−N−ニトロソグアニジンにより30℃で20分間処理する
方法等がある。尚、高濃度塩類とは培養液中に微生物を
培養する際、添加することにより培養液中の浸透圧を高
めそれによって生育が遅延・阻害される塩類を云い、例
えば塩化ナトリウム・塩化カリウム・塩化アンモニウム
・塩化マグネシウム・塩化カルシウム・塩化第一鉄・塩
化第二鉄,塩化マンガン・塩化(2)マンガン・硫酸ア
ンモニウム・硫酸ナトリウム・硫酸カリウム・硫酸第1
鉄・硫酸マグネシウム・硫酸第2鉄・リン酸1カリウム
・リン酸2カリウム・リン酸1ナトリウム・リン酸2ナ
トリウム・リン酸アンモニウム・グルタミン酸ナトリウ
ム・グルタミン酸アンモニウム・ソルビトール・シュク
ロース・フラクトース・グルコース・フマール酸・クエ
ン酸・エチレングリコール等があり高濃度塩類存在下生
育可能株とは上記の如き塩類を高濃度に含有した培地中
(固体・液体)で親株が生育し得ない条件下でも生育し
得るような菌株を云う。一例としてNaCl高濃度存在下に
おける実験結果を第1表に示す。
第1表の各菌株の生育度は次のように測定した。ポリ
ペプトン1%,酵母エキス1%食塩0.5〜20.0%寒天2
%(pH7.0)を含有する培地を120℃で20分間殺菌し寒天
プレートを調製した。このプレートにブイヨンスランド
で24時間培養した菌株を無菌水で懸濁してプレート当り
100〜200個の菌数を植菌し培養温度31.5℃で48時間培養
し出現したコロニーの大きさを測定した。上記の高濃度
塩類存在下で生育可能な菌株を用いてL−グルタミン酸
を生成・蓄積させるにはL−グルタミン酸発酵に用いら
れる常法を用いて行なえばよい。
ペプトン1%,酵母エキス1%食塩0.5〜20.0%寒天2
%(pH7.0)を含有する培地を120℃で20分間殺菌し寒天
プレートを調製した。このプレートにブイヨンスランド
で24時間培養した菌株を無菌水で懸濁してプレート当り
100〜200個の菌数を植菌し培養温度31.5℃で48時間培養
し出現したコロニーの大きさを測定した。上記の高濃度
塩類存在下で生育可能な菌株を用いてL−グルタミン酸
を生成・蓄積させるにはL−グルタミン酸発酵に用いら
れる常法を用いて行なえばよい。
すなわち、使用する培地としては、通常の炭素源,窒
素源,無機イオンその他の栄養素の含有する通常の培地
が用いられる炭素源として例えばサトウキビ甜菜からの
糖汁あるいは廃糖密,澱粉,加水分解物等の糖質原料等
または酢酸等の有機酸等を用いる。窒素源としては通常
のL−グルタミン酸発酵に用いられる例えば、アンモニ
ウム塩・アンモニア水,尿素等が用いられ、その他リン
酸イオン、マグネシウムイオン等の無機イオンが必要に
応じて適宜使用され、又ビオチンに関してもビオチン又
はビオチン活性物質が生育の適量以下の制限条件下にお
いて行われ、廃糖密等のビオチン過剰原料を炭素源とし
て使用するときはペニシリンG.F.K.O.V.X等のペニシリ
ン類あるいはシュークロースモノパルミテート,ポリオ
キシエチレンソルビタンモノパルミテート等の高級脂肪
酸又はその誘導体よりなる界面活性剤をビオチン抑制物
質として添加する等の方法で行われ、培養条件について
も温度30〜40℃,pH6〜8.5の範囲内で好気的条件で実施
する等常法によって実施する。
素源,無機イオンその他の栄養素の含有する通常の培地
が用いられる炭素源として例えばサトウキビ甜菜からの
糖汁あるいは廃糖密,澱粉,加水分解物等の糖質原料等
または酢酸等の有機酸等を用いる。窒素源としては通常
のL−グルタミン酸発酵に用いられる例えば、アンモニ
ウム塩・アンモニア水,尿素等が用いられ、その他リン
酸イオン、マグネシウムイオン等の無機イオンが必要に
応じて適宜使用され、又ビオチンに関してもビオチン又
はビオチン活性物質が生育の適量以下の制限条件下にお
いて行われ、廃糖密等のビオチン過剰原料を炭素源とし
て使用するときはペニシリンG.F.K.O.V.X等のペニシリ
ン類あるいはシュークロースモノパルミテート,ポリオ
キシエチレンソルビタンモノパルミテート等の高級脂肪
酸又はその誘導体よりなる界面活性剤をビオチン抑制物
質として添加する等の方法で行われ、培養条件について
も温度30〜40℃,pH6〜8.5の範囲内で好気的条件で実施
する等常法によって実施する。
以下本発明の高濃度塩類存在下で生育可能な変異株を
用いた実施例を次に示す。
用いた実施例を次に示す。
実施例1 グルコース50mg/ml、尿素2mg/ml、KH2PO4 1mg/ml、Mg
SO4・7aq 0.4mg/ml・FeSO4・7aq 10μg/ml,MnSO4・4aq
10μg/ml,大豆蛋白酸加水分解物(「味液」)5μ/ml
サイアミン塩酸塩100μg/ml、ビオチン2.5μg/NaCl
25mg/mlを含有する培地を調製しその20mlづつを500ml
容の振盪フラスコに入れ115℃で10分間加熱殺菌した。
この培地に次に示す菌株を温度31.5℃で往復振盪培養を
行った。培養中、培養液をpH6.0から8.5に保つように45
0mg/mlの濃度の尿素溶液を少量づつ添加した。30時間で
発酵を終了し発酵液中に蓄積したL−グルタミン酸の対
糖収率を測定した。その結果、第2表に示すように、い
づれも高濃度塩類存在下で生育可能な株は良好にL−グ
ルタミン酸を蓄積した。
SO4・7aq 0.4mg/ml・FeSO4・7aq 10μg/ml,MnSO4・4aq
10μg/ml,大豆蛋白酸加水分解物(「味液」)5μ/ml
サイアミン塩酸塩100μg/ml、ビオチン2.5μg/NaCl
25mg/mlを含有する培地を調製しその20mlづつを500ml
容の振盪フラスコに入れ115℃で10分間加熱殺菌した。
この培地に次に示す菌株を温度31.5℃で往復振盪培養を
行った。培養中、培養液をpH6.0から8.5に保つように45
0mg/mlの濃度の尿素溶液を少量づつ添加した。30時間で
発酵を終了し発酵液中に蓄積したL−グルタミン酸の対
糖収率を測定した。その結果、第2表に示すように、い
づれも高濃度塩類存在下で生育可能な株は良好にL−グ
ルタミン酸を蓄積した。
実施例2 廃糖密(グルコース換算)60mg/ml、KH2PO4 1mg/ml、
MgSO4・7aq 1mg/ml、サイアミン塩酸塩100μg/の組成
と更に培養液中の浸透圧を高めるべく食塩25mg/mlを添
加した培地を調製し(pH7.0)、その20mlづつを500ml振
盪フラスコに分注し115℃−10′加熱殺菌した。これら
の培地に下記の菌株を接種し、往復振盪機により31.5℃
で培養を行った。
MgSO4・7aq 1mg/ml、サイアミン塩酸塩100μg/の組成
と更に培養液中の浸透圧を高めるべく食塩25mg/mlを添
加した培地を調製し(pH7.0)、その20mlづつを500ml振
盪フラスコに分注し115℃−10′加熱殺菌した。これら
の培地に下記の菌株を接種し、往復振盪機により31.5℃
で培養を行った。
培養中、培養液をpH6.0〜8.5に保つように450mg/mlの
濃度の尿素溶液を少量づつ添加した。培養液の26倍希釈
液が562mμの吸光度で0.30に到達した時にポリオキシエ
チレンソルビタンモノパルミテート(PESP)を添加し
た。36時間で発酵を終了し、発酵液中に蓄積したL−グ
ルタミン酸の対糖収率を測定した。その結果第3表に示
すように高浸透圧下の条件でもL−グルタミン酸を良好
に蓄積した。
濃度の尿素溶液を少量づつ添加した。培養液の26倍希釈
液が562mμの吸光度で0.30に到達した時にポリオキシエ
チレンソルビタンモノパルミテート(PESP)を添加し
た。36時間で発酵を終了し、発酵液中に蓄積したL−グ
ルタミン酸の対糖収率を測定した。その結果第3表に示
すように高浸透圧下の条件でもL−グルタミン酸を良好
に蓄積した。
実施例3 廃糖密(グルコース換算)150mg/ml,KH2PO4 1mg/ml、
MgSO4・7aq 1mg/ml、サイアミン塩酸塩100μg/、消泡
剤0.02ml/ソルビトール50mg/mlを有した培地を調製し
(pH7.0)1容のジャーファーメンターに300ml張り込
み120℃−10′加熱殺菌した。
MgSO4・7aq 1mg/ml、サイアミン塩酸塩100μg/、消泡
剤0.02ml/ソルビトール50mg/mlを有した培地を調製し
(pH7.0)1容のジャーファーメンターに300ml張り込
み120℃−10′加熱殺菌した。
下記の菌を接種し31.5℃で通気撹拌培養を行った。培
養中アンモニアガスをファーメンターに通し培養液をpH
7.8に調整した培養液の26倍希釈液が562mμの吸光度で
0.35に到達した時にPESPを添加した。発酵終了後発酵液
中に蓄積したL−グルタミン酸の対糖収率を測定した。
その結果第4表に示すように高濃度塩類存在下で生育可
能な菌株は生育しない菌株に比較しL−グルタミン酸を
良好に蓄積した。
養中アンモニアガスをファーメンターに通し培養液をpH
7.8に調整した培養液の26倍希釈液が562mμの吸光度で
0.35に到達した時にPESPを添加した。発酵終了後発酵液
中に蓄積したL−グルタミン酸の対糖収率を測定した。
その結果第4表に示すように高濃度塩類存在下で生育可
能な菌株は生育しない菌株に比較しL−グルタミン酸を
良好に蓄積した。
Claims (1)
- 【請求項1】ブレビバクテリウム属又はコリネバクテリ
ウム属に属しL−グルタミン酸生産能を有しかつポリペ
プトン1%,酵母エキス1%,寒天2.0%に食塩を10g/d
l以上添加した培地中で31.5℃で48時間で生育する変異
株を液体培地中で好気的に培養して培養液中にL−グル
タミン酸を生成・蓄積せしめ、これを採取することを特
徴とするL−グルタミン酸の製造法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61169555A JPH0822235B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
KR1019870007743A KR960009066B1 (ko) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | L-글루탐산을 제조하는 발효방법 |
PH35552A PH23987A (en) | 1986-07-18 | 1987-07-17 | Fermentation process for producing 1-glutamic acid |
FR878710164A FR2601691B1 (fr) | 1986-07-18 | 1987-07-17 | Procede de fermentation pour la production d'acide-l-glutamique |
BR8703741A BR8703741A (pt) | 1986-07-18 | 1987-07-17 | Processo de fermentacao para produzir acido i-glutamico |
MYPI87001056A MY102872A (en) | 1986-07-18 | 1987-07-18 | Fermentation process for producing l-glutamic acid |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61169555A JPH0822235B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6324896A JPS6324896A (ja) | 1988-02-02 |
JPH0822235B2 true JPH0822235B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=15888634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61169555A Expired - Lifetime JPH0822235B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0822235B2 (ja) |
KR (1) | KR960009066B1 (ja) |
BR (1) | BR8703741A (ja) |
FR (1) | FR2601691B1 (ja) |
MY (1) | MY102872A (ja) |
PH (1) | PH23987A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3812019B2 (ja) * | 1996-11-21 | 2006-08-23 | 味の素株式会社 | 連続発酵によるl−グルタミン酸の製造法 |
FR2885900B1 (fr) * | 2005-05-20 | 2009-02-13 | Omya Development Ag | Matieres minerales contenant du carbonate a emission en gaz carbonique combustible fossile reduite lors de leurs decompositions ainsi que leur procede de synthese et leurs utilisations. |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1487908A (fr) * | 1966-07-27 | 1967-07-07 | Kyowa Hakko Kogyo Kk | Procédé de production de la l-glutamine |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP61169555A patent/JPH0822235B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-07-16 KR KR1019870007743A patent/KR960009066B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1987-07-17 FR FR878710164A patent/FR2601691B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1987-07-17 BR BR8703741A patent/BR8703741A/pt not_active Application Discontinuation
- 1987-07-17 PH PH35552A patent/PH23987A/en unknown
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