JPH08220393A - 光ファイバ心線の取出し方法および心線取出し用押えカバー - Google Patents
光ファイバ心線の取出し方法および心線取出し用押えカバーInfo
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- JPH08220393A JPH08220393A JP7028506A JP2850695A JPH08220393A JP H08220393 A JPH08220393 A JP H08220393A JP 7028506 A JP7028506 A JP 7028506A JP 2850695 A JP2850695 A JP 2850695A JP H08220393 A JPH08220393 A JP H08220393A
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- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 title claims abstract description 94
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 15
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 239000000835 fiber Substances 0.000 abstract 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4439—Auxiliary devices
- G02B6/4471—Terminating devices ; Cable clamps
- G02B6/4472—Manifolds
- G02B6/4475—Manifolds with provision for lateral branching
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバケーブルの後分岐作業の際に、不
要な心線の飛出しをなくし所望の光ファイバ心線のみを
取出すことができる光ファイバ心線の取出し方法と、そ
のような光ファイバ心線の取出しに用いる押えカバーを
提供する。 【構成】 光ファイバケーブル7の外被9を剥離除去し
て露出させた押えテープ粗巻層8の上に、側周面に長さ
方向全体に亘り、光ファイバケーブル7の芯体の溝と同
じピッチのSZ状の開口部11が設けられた押えカバー
10を被せた後、押えカバー10を回転させ、開口部1
1が所定の溝の上に重なるようにする。そして、開口部
11から露出した粗巻層8の押えテープを切除して溝の
上部を開放し、溝内に収納された光ファイバ心線を取出
し所望の処理を行なう。
要な心線の飛出しをなくし所望の光ファイバ心線のみを
取出すことができる光ファイバ心線の取出し方法と、そ
のような光ファイバ心線の取出しに用いる押えカバーを
提供する。 【構成】 光ファイバケーブル7の外被9を剥離除去し
て露出させた押えテープ粗巻層8の上に、側周面に長さ
方向全体に亘り、光ファイバケーブル7の芯体の溝と同
じピッチのSZ状の開口部11が設けられた押えカバー
10を被せた後、押えカバー10を回転させ、開口部1
1が所定の溝の上に重なるようにする。そして、開口部
11から露出した粗巻層8の押えテープを切除して溝の
上部を開放し、溝内に収納された光ファイバ心線を取出
し所望の処理を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペーサ型光ファイバ
ケーブルにおいて、芯体のSZ状の溝から光ファイバ心
線を取出す方法、およびそのような光ファイバ心線の取
出しに用いる押えカバーに関する。
ケーブルにおいて、芯体のSZ状の溝から光ファイバ心
線を取出す方法、およびそのような光ファイバ心線の取
出しに用いる押えカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、配線用の光ファイバケーブルとし
て、側圧に弱い光ファイバを芯体(スペーサ)により保
護するようにしたスペーサ型光ファイバケーブルが注目
されている。
て、側圧に弱い光ファイバを芯体(スペーサ)により保
護するようにしたスペーサ型光ファイバケーブルが注目
されている。
【0003】図7は、このようなスペーサ型光ファイバ
ケーブルの一例を示し、中心にFRP等の抗張力部材1
を有し、外周に複数の溝2がSZ状に設けられた長尺の
芯体3の溝2内に、光ファイバ心線、例えば光ファイバ
テープ心線4を積層して収納するとともに、芯体3の外
周に、押えテープ等により押え巻5を施し、さらにその
上にプラスチック等の外被6を設けた構造を有してい
る。
ケーブルの一例を示し、中心にFRP等の抗張力部材1
を有し、外周に複数の溝2がSZ状に設けられた長尺の
芯体3の溝2内に、光ファイバ心線、例えば光ファイバ
テープ心線4を積層して収納するとともに、芯体3の外
周に、押えテープ等により押え巻5を施し、さらにその
上にプラスチック等の外被6を設けた構造を有してい
る。
【0004】なお、芯体3の溝2が、S撚り溝やZ撚り
溝のような一方向のみの撚り溝ではなく、SZ撚りの溝
となっているのは、光ファイバテープ心線4に十分な余
長を付与し、分岐接続等の際の光ファイバテープ心線4
の取出しを容易にするためである。また、このような余
長の形成により、光ファイバへの異常な張力の付加が防
止される。
溝のような一方向のみの撚り溝ではなく、SZ撚りの溝
となっているのは、光ファイバテープ心線4に十分な余
長を付与し、分岐接続等の際の光ファイバテープ心線4
の取出しを容易にするためである。また、このような余
長の形成により、光ファイバへの異常な張力の付加が防
止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光ファイバケーブルにおいて分岐接続等の作業を行
なう場合に、ケーブル外被6を剥離除去した後、押え巻
5を取外すと、図8に示すように、芯体3外周に配設さ
れた複数の溝2が全て開放され、所望の光ファイバテー
プ心線4以外の心線が、溝2から外れて飛出すという問
題があった。
うな光ファイバケーブルにおいて分岐接続等の作業を行
なう場合に、ケーブル外被6を剥離除去した後、押え巻
5を取外すと、図8に示すように、芯体3外周に配設さ
れた複数の溝2が全て開放され、所望の光ファイバテー
プ心線4以外の心線が、溝2から外れて飛出すという問
題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、光ファイバケーブルにおいて後分岐
作業を行なう場合に、不要な心線の飛出しをなくし、所
望の光ファイバ心線のみを作業性良く取出すことができ
る光ファイバ心線の取出し方法と、そのような光ファイ
バ心線の取出しに用いる押えカバーを提供することを目
的とする。
になされたもので、光ファイバケーブルにおいて後分岐
作業を行なう場合に、不要な心線の飛出しをなくし、所
望の光ファイバ心線のみを作業性良く取出すことができ
る光ファイバ心線の取出し方法と、そのような光ファイ
バ心線の取出しに用いる押えカバーを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の光ファイ
バ心線の取出し方法は、芯体の外周にSZ状に設けられ
た複数の溝内に、それぞれ光ファイバ心線を収納し、そ
の上に押え巻および外被を順に設けた光ファイバケーブ
ルの、前記溝内から所望の光ファイバ心線を取出すにあ
たり、前記外被を剥離除去して露出させた部位に、可と
う性の円筒体の側周面に、前記芯体の溝と同じピッチの
開口部が設けられた押えカバーを、前記開口部が所望の
光ファイバ心線が収納された溝の上に重なり位置するよ
うに被せた後、前記押え巻層の前記押えカバーの開口部
から露出する部位を切除することを特徴とする。
バ心線の取出し方法は、芯体の外周にSZ状に設けられ
た複数の溝内に、それぞれ光ファイバ心線を収納し、そ
の上に押え巻および外被を順に設けた光ファイバケーブ
ルの、前記溝内から所望の光ファイバ心線を取出すにあ
たり、前記外被を剥離除去して露出させた部位に、可と
う性の円筒体の側周面に、前記芯体の溝と同じピッチの
開口部が設けられた押えカバーを、前記開口部が所望の
光ファイバ心線が収納された溝の上に重なり位置するよ
うに被せた後、前記押え巻層の前記押えカバーの開口部
から露出する部位を切除することを特徴とする。
【0008】また、第2の光ファイバ心線の取出し方法
は、芯体の外周にSZ状に設けられた複数の溝内に、そ
れぞれ光ファイバ心線を収納し、その上に押え巻および
外被を順に設けた光ファイバケーブルの、前記溝内から
所望の光ファイバ心線を取出すにあたり、前記外被を剥
離除去して露出させた前記部位に、可とう性を有する円
筒状押えカバーの複数個を、互いに適当な間隔をあけて
被嵌した後、前記押え巻の前記押えカバーの間の部位を
切除することを特徴とする。
は、芯体の外周にSZ状に設けられた複数の溝内に、そ
れぞれ光ファイバ心線を収納し、その上に押え巻および
外被を順に設けた光ファイバケーブルの、前記溝内から
所望の光ファイバ心線を取出すにあたり、前記外被を剥
離除去して露出させた前記部位に、可とう性を有する円
筒状押えカバーの複数個を、互いに適当な間隔をあけて
被嵌した後、前記押え巻の前記押えカバーの間の部位を
切除することを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の心線取出し用押えカバー
は、可とう性の円筒体の側周面に、光ファイバケーブル
の芯体の溝と同じピッチの開口部あるいは開口形成部を
設け、かつ前記光ファイバケーブルの外被除去部位上に
被嵌可能に構成したことを特徴とする。
は、可とう性の円筒体の側周面に、光ファイバケーブル
の芯体の溝と同じピッチの開口部あるいは開口形成部を
設け、かつ前記光ファイバケーブルの外被除去部位上に
被嵌可能に構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の心線取出し用押えカバーにおいては、
円筒体の側周面に芯体の溝と同じ開口部等が設けられ、
かつ可とう性でケーブル等の上に被嵌可能に構成されて
いるので、光ファイバケーブルの分岐接続等の作業時
に、この押えカバーを、外被を除去して露出させた部位
の上に被せ、その開口部をケーブルの所望のSZ状の溝
の上に重ねることができる。そして、このように被嵌さ
れた押えカバーの開口部から露出した押え巻を切除する
ことにより、所望の溝の上部が開放されるので、所望の
光ファイバ心線を容易に取出すことができる。そしてこ
のとき、それ以外の溝の上に施された押え巻は切除され
ることなく残留しており、さらにその上から押えカバー
により押えられているので、これらの溝からの不要な光
ファイバ心線の飛出しがない。
円筒体の側周面に芯体の溝と同じ開口部等が設けられ、
かつ可とう性でケーブル等の上に被嵌可能に構成されて
いるので、光ファイバケーブルの分岐接続等の作業時
に、この押えカバーを、外被を除去して露出させた部位
の上に被せ、その開口部をケーブルの所望のSZ状の溝
の上に重ねることができる。そして、このように被嵌さ
れた押えカバーの開口部から露出した押え巻を切除する
ことにより、所望の溝の上部が開放されるので、所望の
光ファイバ心線を容易に取出すことができる。そしてこ
のとき、それ以外の溝の上に施された押え巻は切除され
ることなく残留しており、さらにその上から押えカバー
により押えられているので、これらの溝からの不要な光
ファイバ心線の飛出しがない。
【0011】また、第2の心線取出し方法においては、
前記と同様にケーブル外被を除去して露出させた部位
に、可とう性の円筒状押えカバーを適当な間隔(短い間
隔)をあけて被せた後、これらの間の押え巻を切除する
ことにより、所望の光ファイバ心線を取出すことができ
る。このとき、所望の光ファイバ心線が収納された溝だ
けでなく、他の溝も押え巻の切除により開放されるが、
こうして開かれる溝の開放部は長さが短く、開放部の両
端において、上から押えカバーにより押えられている
の、溝の開放部から不要な光ファイバ心線が飛出したり
ぶら下がったりすることがない。
前記と同様にケーブル外被を除去して露出させた部位
に、可とう性の円筒状押えカバーを適当な間隔(短い間
隔)をあけて被せた後、これらの間の押え巻を切除する
ことにより、所望の光ファイバ心線を取出すことができ
る。このとき、所望の光ファイバ心線が収納された溝だ
けでなく、他の溝も押え巻の切除により開放されるが、
こうして開かれる溝の開放部は長さが短く、開放部の両
端において、上から押えカバーにより押えられている
の、溝の開放部から不要な光ファイバ心線が飛出したり
ぶら下がったりすることがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0013】図1は、本発明の光ファイバ心線の取出し
方法の一実施例を説明するための正面図である。
方法の一実施例を説明するための正面図である。
【0014】図において、符号7は光ファイバケーブル
を示し、これは、図示を省略した芯体のSZ状の溝内
に、光ファイバテープ心線のような光ファイバ心線をそ
れぞれ収納し、その上に押えテープの粗巻層8と外被9
とを順に設けて構成されている。実施例においては、こ
のような光ファイバケーブル7の外被9を、所定の長さ
l0 に亘って剥離除去し、露出した押えテープ粗巻層8
の上に、長さl(<l0 )の押えカバー10を被せる。
を示し、これは、図示を省略した芯体のSZ状の溝内
に、光ファイバテープ心線のような光ファイバ心線をそ
れぞれ収納し、その上に押えテープの粗巻層8と外被9
とを順に設けて構成されている。実施例においては、こ
のような光ファイバケーブル7の外被9を、所定の長さ
l0 に亘って剥離除去し、露出した押えテープ粗巻層8
の上に、長さl(<l0 )の押えカバー10を被せる。
【0015】押えカバー10は、図2に示すように、プ
ラスチックのような可とう性材料から成る円筒体10a
の側周面に、長さ方向全体に亘り、光ファイバケーブル
7の芯体の溝と同じピッチの開口部11が設けられて成
る。なお、この押えカバー10は、通常の透明または半
透明のプラスチック製のものに限定されず、カーボンブ
ラック等が配合された耐候性のプラスチック材料で形成
しても良い。
ラスチックのような可とう性材料から成る円筒体10a
の側周面に、長さ方向全体に亘り、光ファイバケーブル
7の芯体の溝と同じピッチの開口部11が設けられて成
る。なお、この押えカバー10は、通常の透明または半
透明のプラスチック製のものに限定されず、カーボンブ
ラック等が配合された耐候性のプラスチック材料で形成
しても良い。
【0016】このような押えカバー10を、開口部11
を拡開することにより、光ファイバケーブル7の押えテ
ープ粗巻層8の上に被嵌した後、押えカバー10を回転
させて、開口部11が取出すべき光ファイバ心線が収納
された特定の溝の上に重なるように配置する。そして、
開口部11から露出した粗巻層8の押えテープをカッタ
ー等により切除して溝の上部を開放し、溝内に収納され
た光ファイバ心線を取出し所望の分岐処理を行なう。
を拡開することにより、光ファイバケーブル7の押えテ
ープ粗巻層8の上に被嵌した後、押えカバー10を回転
させて、開口部11が取出すべき光ファイバ心線が収納
された特定の溝の上に重なるように配置する。そして、
開口部11から露出した粗巻層8の押えテープをカッタ
ー等により切除して溝の上部を開放し、溝内に収納され
た光ファイバ心線を取出し所望の分岐処理を行なう。
【0017】このように構成される実施例においては、
押えカバー10の開口部11が上から重ねられた特定の
溝以外の溝は、開放されず、上から押えカバー10の本
体により押えられているので、これらの溝からの不要な
光ファイバ心線の飛出しがなく、所望の光ファイバ心線
のみを作業性良く取出すことができる。また、押えテー
プ粗巻層8の露出部(長さl0 )の上に、これよりも短
い円筒状の押えカバー10(長さl<l0 )が被せられ
るので、押えカバー10の開口部11を溝の上に重ねる
ための回転運動が容易であり、かつ光ファイバ心線を傷
付けることなく安全に取出すことができる。
押えカバー10の開口部11が上から重ねられた特定の
溝以外の溝は、開放されず、上から押えカバー10の本
体により押えられているので、これらの溝からの不要な
光ファイバ心線の飛出しがなく、所望の光ファイバ心線
のみを作業性良く取出すことができる。また、押えテー
プ粗巻層8の露出部(長さl0 )の上に、これよりも短
い円筒状の押えカバー10(長さl<l0 )が被せられ
るので、押えカバー10の開口部11を溝の上に重ねる
ための回転運動が容易であり、かつ光ファイバ心線を傷
付けることなく安全に取出すことができる。
【0018】次に、本発明の心線取出し用押えカバーの
他の実施例について説明する。
他の実施例について説明する。
【0019】図3に示す実施例においては、プラスチッ
ク製の円筒体10aの側周面に、芯体の溝と同じピッチ
を有するSZ状の開口部11が、長さ方向全体に亘って
ではなく、両端に短い非開口部12を残すように設けら
れている。また、同じ円筒体10aの側周面には、直線
状の開閉スリット部13が、開口部11とは別に長さ方
向全体に亘って設けられ、この開閉スリット部13を拡
開してケーブル等の上に被せることができるようになっ
ている。
ク製の円筒体10aの側周面に、芯体の溝と同じピッチ
を有するSZ状の開口部11が、長さ方向全体に亘って
ではなく、両端に短い非開口部12を残すように設けら
れている。また、同じ円筒体10aの側周面には、直線
状の開閉スリット部13が、開口部11とは別に長さ方
向全体に亘って設けられ、この開閉スリット部13を拡
開してケーブル等の上に被せることができるようになっ
ている。
【0020】このような押えカバー10を用いて光ファ
イバ心線の取出しを行なう場合には、図4に示すよう
に、光ファイバケーブル7の外被9を、押えカバー10
の長さlにほぼ等しい長さl0 (≧l)に亘って剥離除
去し、露出した押えテープ粗巻層8の上に押えカバー1
0を被せ、そのSZ状開口部11が取出すべき光ファイ
バ心線が収納された特定の溝の上に重なるようにして固
定した後、開口部11から露出した粗巻層8の押えテー
プを切除して溝の上部を開け、溝内に収納された光ファ
イバ心線を取出す。こうして、所望の光ファイバ心線の
みを作業性良く取出すことができる。
イバ心線の取出しを行なう場合には、図4に示すよう
に、光ファイバケーブル7の外被9を、押えカバー10
の長さlにほぼ等しい長さl0 (≧l)に亘って剥離除
去し、露出した押えテープ粗巻層8の上に押えカバー1
0を被せ、そのSZ状開口部11が取出すべき光ファイ
バ心線が収納された特定の溝の上に重なるようにして固
定した後、開口部11から露出した粗巻層8の押えテー
プを切除して溝の上部を開け、溝内に収納された光ファ
イバ心線を取出す。こうして、所望の光ファイバ心線の
みを作業性良く取出すことができる。
【0021】また、作業長に相当する押えテープ粗巻層
8の露出部の長さl0 が、押えカバー10の長さlとほ
ぼ等しくなっているので、押えカバー10が回転するこ
とがなく開口部11が所望の溝の上に固定され、したが
って押えテープの切除および光ファイバ心線の取出しの
作業性が良好である。
8の露出部の長さl0 が、押えカバー10の長さlとほ
ぼ等しくなっているので、押えカバー10が回転するこ
とがなく開口部11が所望の溝の上に固定され、したが
って押えテープの切除および光ファイバ心線の取出しの
作業性が良好である。
【0022】なお、以上の実施例では、SZ状の開口部
11が既に開口形成されている押えカバー10について
説明したが、図5に示すように、円筒体10aの側周面
に予め1個またはそれ以上(例えば芯体の溝の数に相当
する個数)のSZらせん状の開口部形成パターン14
を、ミシン目により形成しておき、押えカバー10を被
せてから所望の開口部形成パターン14のミシン目を破
ることで、開口部を形成するようにしても良い。この実
施例では、同時に異なる溝からの光ファイバ心線の取出
しに対応することができる。
11が既に開口形成されている押えカバー10について
説明したが、図5に示すように、円筒体10aの側周面
に予め1個またはそれ以上(例えば芯体の溝の数に相当
する個数)のSZらせん状の開口部形成パターン14
を、ミシン目により形成しておき、押えカバー10を被
せてから所望の開口部形成パターン14のミシン目を破
ることで、開口部を形成するようにしても良い。この実
施例では、同時に異なる溝からの光ファイバ心線の取出
しに対応することができる。
【0023】さらに、光ファイバ心線の取出し方法の他
の実施例について説明する。
の実施例について説明する。
【0024】この実施例では、図6に示すように、光フ
ァイバケーブル7の外被9を剥離除去して露出させた押
えテープ粗巻層8の上に、直線状の開閉スリット部13
のみを有する2個の円筒状カバー15を、適当な間隔を
あけて被嵌した後、円筒状カバー15の間に露出した粗
巻層8の押えテープをカッター等により切除し、溝内に
収納された光ファイバ心線を取出す。この実施例では、
押えテープの切除により、所望の光ファイバ心線が収納
された溝だけでなく、他の全ての溝も開放されるが、こ
れらの溝内の光ファイバ心線は開放部の両端で円筒状カ
バー15により押えられているので、不要な光ファイバ
心線が飛出したりぶら下がったりすることがなく、所望
の光ファイバ心線のみを作業性良く取出すことができ
る。
ァイバケーブル7の外被9を剥離除去して露出させた押
えテープ粗巻層8の上に、直線状の開閉スリット部13
のみを有する2個の円筒状カバー15を、適当な間隔を
あけて被嵌した後、円筒状カバー15の間に露出した粗
巻層8の押えテープをカッター等により切除し、溝内に
収納された光ファイバ心線を取出す。この実施例では、
押えテープの切除により、所望の光ファイバ心線が収納
された溝だけでなく、他の全ての溝も開放されるが、こ
れらの溝内の光ファイバ心線は開放部の両端で円筒状カ
バー15により押えられているので、不要な光ファイバ
心線が飛出したりぶら下がったりすることがなく、所望
の光ファイバ心線のみを作業性良く取出すことができ
る。
【0025】以上の各実施例では、押えテープ粗巻層8
を有するものを例示したが、押えテープに代えて粗巻ひ
もを巻回したものにも適用できることはもちろんであ
る。
を有するものを例示したが、押えテープに代えて粗巻ひ
もを巻回したものにも適用できることはもちろんであ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ファイバ
心線の取出し方法によれば、光ファイバケーブルの後分
岐作業の際に、不要な光ファイバ心線の飛出しをなく
し、所望の心線のみを作業性良く取出すことができる。
また、本発明の押えカバーによれば、そのような光ファ
イバ心線の取出し作業を効率的に行なうことができる。
心線の取出し方法によれば、光ファイバケーブルの後分
岐作業の際に、不要な光ファイバ心線の飛出しをなく
し、所望の心線のみを作業性良く取出すことができる。
また、本発明の押えカバーによれば、そのような光ファ
イバ心線の取出し作業を効率的に行なうことができる。
【図1】本発明の光ファイバ心線の取出し方法の一実施
例を説明するための正面図。
例を説明するための正面図。
【図2】同実施例に使用する押えカバーを示す斜視図。
【図3】心線取出し用押えカバーの他の実施例を示す斜
視図。
視図。
【図4】図3に示す押えカバーを用いて光ファイバ心線
の取出しを行なう実施例を説明するための正面図。
の取出しを行なう実施例を説明するための正面図。
【図5】心線取出し用押えカバーの別の実施例を示す斜
視図。
視図。
【図6】本発明の光ファイバ心線の取出し方法の別の実
施例を説明するための正面図。
施例を説明するための正面図。
【図7】スペーサ型光ファイバケーブルの一例を示す横
断面図。
断面図。
【図8】光ファイバケーブルの後分岐作業の際の問題点
を説明するための正面図。
を説明するための正面図。
7………光ファイバケーブル 8………押えテープの粗巻層 10………押えカバー 11………SZ状開口部 13………開閉スリット部 14………開口部形成パターン 15………円筒状カバー
Claims (3)
- 【請求項1】 芯体の外周にSZ状に設けられた複数の
溝内に、それぞれ光ファイバ心線を収納し、その上に押
え巻および外被を順に設けた光ファイバケーブルの、前
記溝内から所望の光ファイバ心線を取出すにあたり、 前記外被を剥離除去して露出させた部位に、可とう性の
円筒体の側周面に、前記芯体の溝と同じピッチの開口部
が設けられた押えカバーを、前記開口部が所望の光ファ
イバ心線が収納された溝の上に重なり位置するように被
せた後、前記押え巻の前記押えカバーの開口部から露出
する部位を切除することを特徴とする光ファイバ心線の
取出し方法。 - 【請求項2】 芯体の外周にSZ状に設けられた複数の
溝内に、それぞれ光ファイバ心線を収納し、その上に押
え巻および外被を順に設けた光ファイバケーブルの、前
記溝内から所望の光ファイバ心線を取出すにあたり、 前記外被を剥離除去して露出させた前記部位に、可とう
性を有する円筒状押えカバーの複数個を、互いに適当な
間隔をあけて被嵌した後、前記押え巻の前記押えカバー
の間の部位を切除することを特徴とする光ファイバ心線
の取出し方法。 - 【請求項3】 可とう性の円筒体の側周面に、光ファイ
バケーブルの芯体の溝と同じピッチの開口部あるいは開
口形成部を設け、かつ前記光ファイバケーブルの外被除
去部位上に被嵌可能に構成したことを特徴とする心線取
出し用押えカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028506A JPH08220393A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 光ファイバ心線の取出し方法および心線取出し用押えカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028506A JPH08220393A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 光ファイバ心線の取出し方法および心線取出し用押えカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08220393A true JPH08220393A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12250571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7028506A Withdrawn JPH08220393A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 光ファイバ心線の取出し方法および心線取出し用押えカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08220393A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216845A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Fuji Densen Kk | 分岐付ケーブル |
JP2011158572A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 光ファイバ心線番号識別ツール |
JP2012234481A (ja) * | 2011-05-09 | 2012-11-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 安全装置 |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP7028506A patent/JPH08220393A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216845A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Fuji Densen Kk | 分岐付ケーブル |
JP4505095B2 (ja) * | 2000-02-04 | 2010-07-14 | 冨士電線株式会社 | 分岐付ケーブル |
JP2011158572A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 光ファイバ心線番号識別ツール |
JP2012234481A (ja) * | 2011-05-09 | 2012-11-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 安全装置 |
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